JP3156631B2 - 収納箱における部材接続構造 - Google Patents

収納箱における部材接続構造

Info

Publication number
JP3156631B2
JP3156631B2 JP10930997A JP10930997A JP3156631B2 JP 3156631 B2 JP3156631 B2 JP 3156631B2 JP 10930997 A JP10930997 A JP 10930997A JP 10930997 A JP10930997 A JP 10930997A JP 3156631 B2 JP3156631 B2 JP 3156631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
storage box
connection
wall
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10930997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1070811A (ja
Inventor
博幸 別所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP10930997A priority Critical patent/JP3156631B2/ja
Publication of JPH1070811A publication Critical patent/JPH1070811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3156631B2 publication Critical patent/JP3156631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の電装回路
等を収める補機ボックス等の収納箱に関する。特に、ワ
イヤーハーネスの分岐接続箱として利用されるジャンク
ションブロックとそのジャンクションブロックを収納す
るための収納箱を構成するカバー部材とを相互に連結し
て係止する構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ジャンクションブロックと、収納
箱としての補機ボックスを構成するロアカバー及びアッ
パーカバーの一方との連結構造としては、ボルトとナッ
トを利用したボルト固定の他に、実開平5−55717
号公報に開示されているようなカセットロック方式の係
止構造が知られている。
【0003】図9を参照して実開平5−55717号公
報の係止構造を説明する。ジャンクションブロックの一
部には、図11A及び図11Bに示すような接続器本体
11が一体形成されている。ボックス形状の接続部33
には、倒U字状の係止フック部31の両腕部をつなぐ水
平連結部34が突設されている。水平連結部34の先端
には垂直に延びる支持板部35が形成され、その支持板
部35の外側面には係止爪30が形成されている。
【0004】一方、収納箱のアンダーカバー(ロアカバ
ー)の側壁内面には、図11C及び図11Dに示すよう
な接続器本体取付部12が設けられている。アンダーカ
バー側壁14の外壁部15の外縁に沿って、倒U字形状
の突起16が設けられている。突起16と外壁部15と
に囲まれるように凹部17が形成され、突起16の上枠
部16aは、凹部17における係止点として機能する。
尚、垂直に延びるアンダーカバー側壁14に対して、倒
U字形状の突起16の頭頂面16bは水平に形成されて
いる。
【0005】そして、接続器本体11の支持板部35を
接続器本体取付部12の凹部17に向かい合わせて係止
爪30が凹部17において上枠部16aと係合するよう
に配置することにより、ジャンクションブロックが収納
箱のアンダーカバーに連結される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ジャンクションブロッ
クの下面側からはワイヤーハーネスが延びている。収納
容積の限られた収納箱内にワイヤーハーネスを収める必
要から、収納箱内でのワイヤーハーネスの長さには一定
の制限があるが、ジャンクションブロックのアンダーカ
バーへの嵌合作業をしやすくするという観点から、ワイ
ヤーハーネスに若干の余長を残している。
【0007】しかしながら、ジャンクションブロックを
アンダーカバーに連結するためにジャンクションブロッ
クをアンダーカバーに近づけた場合に、ワイヤーハーネ
スがその余長故に、ジャンクションブロック側に形成さ
れた接続器本体11と、アンダーカバー側に設けられた
接続器本体取付部12との間に入り込んでしまうことが
ある。特に、前述のように、接続器本体取付部12の倒
U字形状突起16の頭頂面16bは水平(即ち、アンダ
ーカバー側壁14に対して直交する関係)であるため、
当該頭頂面16bと側壁14とによって形成されるL字
状の段部に、ワイヤーハーネスがひっかかり、ジャンク
ションブロックとアンダーカバーとの嵌合を阻害すると
いう不都合が生じていた。
【0008】本発明はかかる不都合を解消するためにな
されたものであり、その目的は、ジャンクションブロッ
クと収納箱のカバー部材とを嵌合する際に、その両者間
へのワイヤーハーネスの噛み込みを防止してジャンクシ
ョンブロックと収納箱との円滑な嵌合作業を実現する収
納箱における部材接続構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1に記載の発明は、収納箱の収納室内に収納されるべ
きワイヤーハーネスと接続されると共に収納箱に係合す
る係止接続体を備えた接続箱体を、当該収納箱に係止固
定するために収納箱側に設けられた部材接続構造であっ
て、収納箱の側壁から前記収納箱側に突設された壁部と
して提供され、当該壁部に前記接続箱体の係止部と係合
関係を生じる凹部が形成された枠体部と、前記枠体の一
部に設けられ、前記接続箱体を収納箱に係合させる際に
当接した前記ワイヤーハーネスを収納箱の収納室内へと
導いて、前記接続箱体と前記枠体部との間への該ワイヤ
ハーネスの噛み込みを防止する、少なくとも一つの傾斜
したガイド面とを備えたことをその要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の収納箱における部材接続構造において、前記ガイド面
は前記枠体部の頭頂部に形成されてなることをその要旨
とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、収納箱の収納室
内に収納されるべきワイヤーハーネスと接続されると共
に収納箱に係合する係止接続体を備えた接続箱体を、当
該収納箱に係止固定するために収納箱側に設けられた部
材接続構造であって、収納箱の側壁から前記収納箱側に
突設された壁部として提供され、当該壁部に前記接続箱
体の係止部と係合関係を生じる凹部が形成された枠体部
と、前記接続箱体から鉛直方向に延設され、前記接続箱
体を収納箱に係合させる際に前記壁部に摺接して、前記
接続箱体と前記枠体部との間への前記ワイヤーハーネス
の噛み込みを防止するガイド壁とを備えたことをその要
旨とする。
【0012】
【0013】
【0014】なお、以下に述べる発明の実施の形態にお
いて、特許請求の範囲または課題を解決するための手段
に記載の「接続箱体」はジャンクションブロック6から
構成され、同じく「噛み込み防止手段」は頭頂部43
a,44a,45a及び底壁部81から構成され、同じ
く「係止部」は凹部46,係止爪65から構成され、同
じく「枠体部の一部」は両側部42,43,44,4
5,71から構成され、同じく「ガイド面」は頭頂部4
3a,44a,45aから構成され、同じく「ガイド
壁」は底壁部81から構成される。
【0015】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)以下、本発明を自動車用の補機ボック
スに具体化した第1実施形態を図1〜5に基づき詳細に
説明する。
【0016】自動車用の補機ボックス(収納箱)は、図
1に示すようなロアカバー1と、図示しないアッパーカ
バーとを備えている。この補機ボックスのロアカバー1
には、アッパーカバーの取り付け前に、ロアカバー1の
上方に開口した収納室1aを塞ぐような形でジャンクシ
ョンブロック(接続箱体)6が取り付けられる。ジャン
クションブロック6の下側からは図示しないワイヤーハ
ーネスが延びており、このワイヤーハーネスはジャンク
ションブロック6のロアカバー1への取り付けによって
収納室1a内に収められる。ロアカバー1の一部には、
グロメット嵌合用のU字凹部2が切り欠き形成されてお
り、グロメット(図示略)に通されたワイヤーハーネス
がこのU字凹部2を介して外に延びている。
【0017】ロアカバー1の収納室1aを形成する側壁
4の内面上には、三つの取付部40(一つのみ図示)が
側壁4と一体形成されている。各取付部40は、収納箱
としての補機ボックス側の部材接続構造となる。一方、
ジャンクションブロック6の各側部には、前記三つの取
付部40に対応して三つの係止接続体60(二つのみ図
示)がジャンクションブロック6の本体部と一体形成さ
れている。取付部40及び係止接続体60については、
それぞれに図面を示して説明する。
【0018】図2に示すように、補機ボックスのロアカ
バー1において収納室1aを区画する各側壁4には、三
つの取付部40が設けられている。取付部40の数は、
適宜増減変更されてもよい。
【0019】図3A及び図3Bは、一取付部40の形状
を示す。取付部40は、側壁4に平行であると共に側壁
4に一体形成された外側壁41、中央壁42及び内側壁
43を有している。中央壁42は、側壁4より収納室1
a側(即ち、内側壁43側)へ突設された上枠部44か
ら下へ延びるように形成されている。更に、図3Aに示
すように、中央壁42の両側には一対の両側部45が設
けられている。これらの両側部45は中央壁42と一体
形成されると共に、前記上枠部44によってつながれて
いる。その結果、二つの両側部45と上枠部44とによ
って、中央壁42を底壁とする係止部としての凹部46
が形成されている。
【0020】上枠部44の頭頂部に形成された頭頂面4
4aは、垂直に延びるロアカバー側壁4に対する水平線
に対して、角度A1の傾斜角を持つテーパ面として提供
されている。内側壁43の頭頂部の頭頂面43aもま
た、同じく水平線に対して角度A2の傾斜角を持つテー
パ面として形成されている。更に、図3Aに示すよう
に、各両側部45と上枠部44との間の段付き肩部にあ
たる位置には、水平線に対して傾斜角A3のテーパ面と
して、両側部45の各頭頂面45aが形成されている。
これらの頭頂面43a,44a,45aはいずれも水平
線に対して末広がりとなるように傾斜しており、このた
め、上方から取付部40に近づくワイヤー類を斜め下方
向へ、即ち、収納室1a内へガイドするガイド面として
の機能を果たす。
【0021】尚、図3Aにおいて、一対の両側部45の
各頭頂面45aの下縁間の距離はW3に設定されてい
る。また、中央壁42、内側壁43、上枠部44及び両
側部45により、補機ボックス(収納箱)側の部材接続
構造の枠体部が構成される。
【0022】図4A及び図4Bは、ジャンクションブロ
ック6の側壁部に設けられた一係止接続体60の形状を
示す。係止接続体60は、ブロック側壁部61より突設
された左右一対の側突部(係止フック部)62を備えて
いる。また、ブロック側壁部61には、両側突部62を
つなぐ水平連結部63が突設されている。水平連結部6
3の先端には、垂直に上方へ延びる支持板部64が形成
され、その支持板部64の外側面には係止部としての係
止爪65が形成されている。
【0023】各側突部62の内部には、図4Aに破線で
示すような凹部66が穿設されている。これらの凹部6
6は、取付部40と係止接続体60との係合時に取付部
40の両側部45を挿入して保持すべく設けられてい
る。図4Aから分かるように、各凹部66は、垂直方向
に対してわずかに傾斜した上側傾斜面66aと、この上
側傾斜面66aよりも大きく傾斜した下側傾斜面66b
とによって区画されている。その結果、両凹部66の上
側傾斜面66aの上端間の距離は幅W1に設定され、両
凹部66の下側傾斜面66bの下端間の距離は幅W2に
設定されている(W1<W2)。
【0024】ちなみに、幅W2は、前記取付部40にお
ける幅W3に比して十分に大きく設定されている。一
方、幅W1は前記幅W3よりもわずかに広く設定されて
いる。従って、ジャンクションブロック6の係止接続体
60をロアカバーの取付部40に係合させる場合に、前
記幅W3よりも幅の狭い取付部40の上枠部44を、前
記幅W3よりもずっと広い開口幅W2を持つ係止接続体
60内に挿入することになる。従って、取付部40を係
止接続体60の両係止凹部66内に挿入することが容易
となる。
【0025】また、取付部40の係止接続体60への挿
入がすすむにつれて、取付部40の二つの両側部45の
側辺と、凹部66の上側傾斜面66aとの間のクリアラ
ンスが次第に小さくなり、両側部45の上端が凹部66
の上端に達して取付部40と係止接続体60との嵌合が
完了したときに、両側部45の側辺と凹部66の上側傾
斜面66aとの間のクリアランス(W3−W1)/2が
最小となる。この最小クリアランス(W3−W1)/2
は、ジャンクションブロック6とロアカバー1との間に
ガタつきが生じないように設定されている。
【0026】更に、図4A及び図4Bに示すように、ジ
ャンクションブロック6の底壁部68の側縁には、ジャ
ンクションブロック6の内側に入り込むように傾斜した
テーパ面68aが形成されている。このテーパ面68a
は、水平線に対して角度A4の傾斜角を持つ。この傾斜
角A4は、取付部40の内側壁43の頭頂面43aの傾
斜角A2にほぼ等しく設定されている。
【0027】図5A及び図5Bは、補機ボックス(収納
箱)のロアカバー1にジャンクションブロック6を嵌め
込んだ場合の、取付部40と係止接続体60との係合状
態を示す。このような係合を実現するためには、ロアカ
バー1の上方からジャンクションブロック6を接近させ
る必要がある。この場合、ジャンクションブロック6の
下面側から延びるワイヤーハーネスが、その余長のため
に、取付部40の内側壁43の頭頂面43a、中央壁上
枠部44の頭頂面44aまたは両側部45の頭頂面45
aに当接することがある。しかしながら、これらの頭頂
面43a,44a,45aはテーパな傾斜面として形成
されているため、ワイヤーハーネスの接触後もジャンク
ションブロック6の接近下動に伴って、ワイヤーハーネ
スを斜め下方に収納室1aの内部に誘導するがごとくガ
イドする。このため、ワイヤーハーネスがこれらの頭頂
面43a,44a,45aにひっかかりその位置にとど
まってロアカバー1とジャンクションブロック6との嵌
合を阻害するということがない。むしろ、前記テーパな
頭頂面43a,44a,45aは、ワイヤーハーネスを
収納室1aの内部に積極的に導くため、ジャンクション
ブロックの嵌合作業がし易くなり、作業性の向上に貢献
するという積極的な効果を生み出す。
【0028】(第2実施形態)以下、本発明を自動車用
の補機ボックスに具体化した第2実施形態を図6〜10
に基づき詳細に説明する。
【0029】本第2実施形態において、上記第1実施形
態との相違点は、ロアカバー1における収納室1aの各
側壁4に設けられた各取付部40と、ジャンクションブ
ロック6の側壁部に設けられた各係止接続体60とにつ
いての点である。そのため、本実施形態において、第1
実施形態と同じ構成部材については符号を等しくしてそ
の詳細な説明を省略する。
【0030】図6A及び図6Bは、本第2実施形態の一
取付部70の形状を示す。取付部70は、第1実施形態
の取付部40における内側壁43を内側壁71に変更し
たものである。内側壁71は、取付部40の内側壁43
よりも幅狭に形成されている。また、内側壁71の頭頂
部に形成された頭頂面71aは、水平面をなしている。
【0031】図7A及び図7Bは、本第2実施形態の一
係止接続体80の形状を示す。係止接続体80は、第1
実施形態の係止接続体60における底壁部68を底壁部
81に変更したものである。底壁部81は、ジャンクシ
ョンブロック6の底面から鉛直下方向に長さlだけ突出
した状態に延び、前記取付部70の両側部45及び内側
壁71の露出面と摺接可能に形成されている。したがっ
て、底壁部81は、その略中央に凹部82を備えた形状
をなしている。なお、底壁部81の長さlは、後記する
ワイヤハーネス83の余長とほぼ同等に設定されてい
る。
【0032】図8〜図10は、補機ボックス(収納箱)
のロアカバー1にジャンクションブロック6を嵌め込む
際の、取付部70と係止接続体80との係合状態を示
す。ジャンクションブロック6のロアカバー1に対する
嵌め込みは、上記した第1実施形態と同様に行われる。
すなわち、ジャンクションブロック6をロアカバー1の
上方から接近させて、取付部70と係止接続体80とを
係合させる。このとき、図8に示すように、ジャンクシ
ョンブロック6の下面側から真っ直ぐに延びるワイヤハ
ーネス83が、その余長のため、図9に示すように、底
壁部81と内側壁71とが当接し始めた時点から湾曲し
始め、図10に示すように、取付部70側に湾曲する場
合がある。しかしこの場合に、図9及び図10に示すよ
うに、ジャンクションブロック6の接近下動により底壁
部81が内側壁71の露出面に摺接するため、係止接続
部80内側面71の頭頂部71aとの間にワイヤハーネ
ス83が入り込むことがない。したがって、ワイヤハー
ネス83が内側壁71の頭頂面71aにひっかかり、ロ
アカバー1とジャンクションブロック6との間にワイヤ
ハーネス83がかみ込まれて、ロアカバー1とジャンク
ションブロック6との嵌合を阻害するということがな
い。その結果、上記第1実施形態と同様に、ジャンクシ
ョンブロック6の嵌合作業がし易くなり、作業性の向上
に貢献するという積極的な効果を生み出す。しかも、ワ
イヤハーネス83が内側壁71と底壁部81との間に噛
み込まれて破損することを防止することができる。
【0033】尚、本発明は上記の各実施形態に限定され
るものではなく、例えば次のような態様にて実施するこ
とも可能である。 ・ 前述の各実施形態では補機ボックス側の部材接続構
造40,70における係止部は凹部46として提供され
たが、当該部材接続構造における係止部を爪または突部
とし、ジャンクションブロック6の係止接続体の係止部
を凹部として構成してもよい。
【0034】・ 前述の実施形態では補機ボックスのロ
アカバー1に部材接続構造40,70を設けたが、補機
ボックスのアッパーカバー側にジャンクションブロック
との部材接続構造を設けてもよい。
【0035】ここで、特許請求の範囲の各請求項に記載
された技術的思想の他に、前述した発明の開示事項から
把握される技術的思想として、次のものが挙げられる。
即ち、「(1)収納箱の収納室内に収納されるべきワイ
ヤーハーネスと接続されると共に収納箱に係合する係止
接続体を備えた接続箱体において、前記係止接続体60
の下側で、かつ、前記接続箱体6の底壁部68の側縁に
テーパ面68aが形成されてなる接続箱体」。この技術
的思想(1)によれば、接続箱体6の収納箱への取り付
けが容易となる。
【0036】また、「(2)前記テーパ面68aの傾斜
角は、収納箱の枠体部の一部に形成された傾斜したガイ
ド面の傾斜角と対応するように設定されている接続箱
体」。この技術的思想(2)に従う接続箱体は、特許請
求の範囲の各請求項に記載した収納箱における部材接続
構造と協働して、ワイヤーハーネスの噛み込み防止の効
果を高めることができる。
【0037】尚、本明細書で言う「接続箱体」とは、ワ
イヤーハーネスその他の配線類を各種の電気回路又は電
子部品に接続すべく設けられた介在物のあらゆる態様を
意味するものであり、いわゆるジャンクションブロック
に限定されるものではない。また、「補機ボックス」
は、自動車用のものに限定されず、ワイヤーハーネスそ
の他の配線類を前記「接続箱体」と共に収納する箱類、
ケーシングその他の容器類を包括的に指称するものと理
解されるべきである。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に
載の本発明によれば、ワイヤーハーネスと接続された接
続箱体と収納箱とを嵌合する際に、その両者の間へのワ
イヤーハーネスの噛み込みを防止して、接続箱体と収納
箱との円滑な嵌合作業を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の収納箱(補機ボックス)と接続
箱体(ジャンクションブロック)とを分離して示す斜視
図。
【図2】第1実施形態の補機ボックスのロアカバーの平
面図。
【図3】第1実施形態の補機ボックス側の部材接続構造
を示し、図3Aはその正面図、図3Bは図3Aにおける
3B−3B線での断面図。
【図4】第1実施形態の接続箱体側の係止接続体を示
し、図4Aはその正面図、図4Bは図4Aにおける4B
−4B線での断面図。
【図5】第1実施形態の補機ボックスと接続箱体との係
止状態を示し、図5Aはその要部平面図、図5Bは図5
Aにおける5B−5B線での断面図。
【図6】第2実施形態の補機ボックス側の部材接続構造
を示し、図6Aはその正面図、図6Bは図6Aにおける
6B−6B線での断面図。
【図7】第2実施形態の接続箱体側の係止接続体を示
し、図7Aはその正面図、図7Bは図7Aにおける7B
−7B線での断面図。
【図8】第2実施形態の補機ボックスと接続箱体との係
止状態を示す要部断面図。
【図9】第2実施形態の補機ボックスと接続箱体との係
止状態を示す要部断面図。
【図10】第2実施形態の補機ボックスと接続箱体との
係止状態を示す要部断面図。
【図11】従来の補機ボックスと接続箱体との接続構造
を示し、図11Aは接続箱体側の接続器本体のの正面
図、図11Bは図11Aにおける11B−11B線での
断面図、図11Cは補機ボックス側の接続器本体取付部
の正面図、図11Dは図11Cにおける11D−11D
線での断面図。
【符号の説明】
1…収納箱としての補機ボックスのロアカバー、1a…
収納室、4…ロアカバーの側壁、6…接続箱体としての
ジャンクションブロック、42…中央壁、43…内側
壁、44…上枠部、45…両側部(42,43,44,
45,71は収納箱の枠体部を形成する)、43a,4
4a,45a…噛み込み防止手段及びガイド面としての
頭頂面、46…係止部としての凹部、60…係止接続
体、65…係止部としての係止爪、81…噛み込み防止
手段及びガイド壁としての底壁部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納箱の収納室内に収納されるべきワイ
    ヤーハーネスと接続されると共に収納箱に係合する係止
    接続体を備えた接続箱体を、当該収納箱に係止固定する
    ために収納箱側に設けられた部材接続構造であって、収納箱の側壁から前記収納箱側に突設された壁部として
    提供され、当該壁部に前記接続箱体の係止部と係合関係
    を生じる凹部が形成された枠体部と、 前記枠体の一部に設けられ、 前記接続箱体を収納箱に係
    合させる際に当接した前記ワイヤーハーネスを収納箱の
    収納室内へと導いて、前記接続箱体と前記枠体部との間
    への該ワイヤハーネスの噛み込みを防止する、少なくと
    も一つの傾斜したガイド面とを備えた収納箱における部
    材接続構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の収納箱における部材接
    続構造において、前記ガイド面は前記枠体部の頭頂部に形成されて なる収
    納箱における部材接続構造。
  3. 【請求項3】 収納箱の収納室内に収納されるべきワイ
    ヤーハーネスと接続されると共に収納箱に係合する係止
    接続体を備えた接続箱体を、当該収納箱に係止固定する
    ために収納箱側に設けられた部材接続構造であって、 収納箱の側壁から前記収納箱側に突設された壁部として
    提供され、当該壁部に前記接続箱体の係止部と係合関係
    を生じる凹部が形成された枠体部と、 前記接続箱体から鉛直方向に延設され、前記接続箱体を
    収納箱に係合させる際に前記壁部に摺接して、前記接続
    箱体と前記枠体部との間への前記ワイヤーハーネスの噛
    み込みを防止するガイド壁とを備えた収 納箱における部
    材接続構造。
JP10930997A 1996-04-25 1997-04-25 収納箱における部材接続構造 Expired - Fee Related JP3156631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10930997A JP3156631B2 (ja) 1996-04-25 1997-04-25 収納箱における部材接続構造

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10514996 1996-04-25
JP8-105149 1996-04-25
JP10930997A JP3156631B2 (ja) 1996-04-25 1997-04-25 収納箱における部材接続構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1070811A JPH1070811A (ja) 1998-03-10
JP3156631B2 true JP3156631B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=26445493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10930997A Expired - Fee Related JP3156631B2 (ja) 1996-04-25 1997-04-25 収納箱における部材接続構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3156631B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4133098B2 (ja) * 2002-08-08 2008-08-13 矢崎総業株式会社 電気接続箱
JP4965243B2 (ja) * 2006-12-27 2012-07-04 矢崎総業株式会社 ロック機構
JP2011223692A (ja) * 2010-04-06 2011-11-04 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2019068636A (ja) 2017-10-02 2019-04-25 矢崎総業株式会社 収容対象物の接続構造、電気接続箱及びワイヤハーネス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1070811A (ja) 1998-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4360392B2 (ja) プロテクタ
US7544887B2 (en) Electrical junction box
US9124079B2 (en) Electric junction box
US5868583A (en) Electrical connection box
JP3156631B2 (ja) 収納箱における部材接続構造
JP3936502B2 (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ装置
JP2005065383A (ja) 電気接続箱
JP5030508B2 (ja) 電気接続箱の取付構造
JP4001728B2 (ja) 電気接続箱の取付構造
EP2112715B1 (en) Lock structure and cover lock structure of terminal cap
EP0939260A2 (en) A clamping construction for an automotive wiring harness
JP4600364B2 (ja) 電源分配構造
JP3482927B2 (ja) 電気接続箱
EP1187283B1 (en) Electric connection box mounting structure
JP3314578B2 (ja) ワイヤハーネス用成形プロテクタ
JP3936444B2 (ja) 電気接続箱
JPH0684730U (ja) 分岐接続箱
JP2002354632A (ja) 電気接続箱
JP2020072515A (ja) プロテクタ
JPH0135526Y2 (ja)
JP3341583B2 (ja) 自動車用の補機ボックスにおけるグロメット装着構造
JPH11299045A (ja) ワイヤーハーネス用プロテクタ
US5628651A (en) Fixing mechanism for connector to structural object
JP7444082B2 (ja) 電気接続箱
EP4140825A1 (en) Electrical junction box

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090209

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100209

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110209

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120209

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130209

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140209

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees