JP3156230B2 - 位置情報信頼度の設定法 - Google Patents
位置情報信頼度の設定法Info
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Description
化技術に関し、特に、センシング対象の形状の位置座標
に応じて移動するロボットの位置情報信頼度の設定法に
適用して有効な技術に関するものである。
を移動させるトラッキングなどの作業を行わせる場合
に、前記ロボットに前記作業対象物の形状を検出するセ
ンサを取り付け、前記センサにより検出された作業対象
物の形状を前記ロボットのアームのトラッキング経路と
して用いるセンサフィードバックによる軌道追従技術が
提案されている。
合、一般に前記作業対象物の形状は作業座標系における
作業対象物の複数の特徴点の点列で表されるが、なんら
かの不具合の存在により、検出した前記点列の特徴点位
置座標に誤差が生じるケースが多く存在する。この様
に、特徴点位置座標を検出した際の誤差である特徴点検
出誤差の原因となる不具合が存在する場合には、その不
具合を取り除いて改善する必要がある。
ムに不具合が存在する場合には、まず前記システムに存
在する不具合箇所を同定し、さらに前記不具合箇所の改
善を行うというシステム改善の手法が実施されている。
らかの不具合が存在することが明かとなったときに、前
記システムに存在する不具合箇所が同定できない場合
や、あるいは前記不具合箇所が同定できたとしても当該
システムの構成上、不具合箇所の改善が不可能な場合が
ある。
合には、不具合箇所を経由して得られる情報が誤差を持
つものとして、当該システム全体への影響を特定の手法
を用いて低感度化するといった方法が講じられる。
低感度化方法としては、回転機械系における減衰特性の
向上や固有振動数のアップといった方法がある(ダイナ
ミクスハンドブック、日本機械学会)。この方法は、回
転機械系の振動モードを解析し、その振動の減衰特性や
固有振動数を調べた後、不具合箇所を防止する様に、前
記減衰特性や固有振動数を変更するものである。
特異値解析による、感度低減化手法が存在する(システ
ム制御理論、前田、杉江、朝倉書店)。この手法では、
制御対象をモデリングして状態方程式で記述した後、そ
の状態方程式を解いて特異値を求め、不具合を防止する
様に特異値を変更するものである。
でシステム低感度化を行う手法は、「経路算出方法」
(特願平5−17324)があり、ここで設定される信
頼度は反射レベルや反射されたスリット幅など、センサ
から得られる情報のみによって生成されるものである。
技術を検討した結果、以下の問題点を見い出した。
特性や固有振動数を変更する方法では、回転機械系の振
動モードの解析を行う為、振動モードの解析を行うこと
のできる回転機械系にしか適用できないという問題があ
った。
減化手法では、状態方程式を解いて特異値を求める為、
制御対象のモデリングが達成され、状態方程式表現で記
述されたものにしか適用できないという問題があった。
る信頼度は反射レベルや反射されたスリット幅などのセ
ンサから得られる情報のみによって生成される為、セン
サを備えたロボットの扱う、観測点の座標値のようなセ
ンシングデータと関節角度データとの復号データに対し
てはそのままでは適用できないという問題があった。
題に鑑み、モデリングによるシステムの状態方程式表現
の必要がなく、またセンサ情報のみからは得ることので
きない誤差要因を考慮に入れ、ロボット特定部位の運動
情報の関数として位置情報の信頼度を設定し、特徴点検
出誤差の低感度化を達成せんとするものである。
た位置情報の特徴点検出誤差を低感度化することが可能
な技術を提供することにある。
に応じて低感度化の度合いを変化させることが可能な技
術を提供することにある。
て特徴点検出誤差の低感度化の度合いを変化させること
が可能な技術を提供することにある。
特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかに
なるであろう。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。
特徴点を検出するセンサを備えたロボットによって検出
された複数の特徴点の位置情報の信頼度を設定する位置
情報信頼度の設定法であって、前記ロボットのセンサに
より検出されたセンシング対象の複数の特徴点のセンサ
情報と、前記ロボットの複数の部位の関節角度情報によ
って前記センシング対象の特徴点位置座標を求め、前記
センシング対象の特徴点位置座標と、前記センシング対
象の特徴点の真の位置座標との差分により特徴点検出誤
差を求め、前記特徴点検出誤差と前記ロボットの特定部
位における複数種類の運動情報との相関分析を行って前
記特徴点検出誤差と強い相関を持つ運動情報を求め、前
記特徴点検出誤差と前記運動情報の相関関係に応じて当
該運動情報を持つ特徴点の位置情報に信頼度を設定する
ものである。
法において、前記特徴点検出誤差と前記運動情報の相関
関係に応じて当該運動情報を持つ特徴点の位置情報に信
頼度を設定する際に、当該特徴点検出誤差の運動情報を
持つ特徴点の位置情報に対して当該特徴点検出誤差の分
散の逆数を信頼度として設定するものである。
法において、前記特徴点検出誤差と前記運動情報の相関
関係に応じて当該運動情報を持つ特徴点の位置情報に信
頼度を設定する際に、許容誤差以下の特徴点検出誤差の
運動情報を持つ特徴点の位置情報に対して特定数値を信
頼度として設定し、前記許容誤差を超える特徴点検出誤
差の運動情報を持つ特徴点の位置情報に対して前記特定
数値より低い数値を信頼度として設定するものである。
法において、前記特徴点検出誤差と前記運動情報の相関
関係に応じて当該運動情報を持つ特徴点の位置情報に信
頼度を設定する際に、当該運動情報を持つ特徴点の位置
情報に対して当該特徴点検出誤差が許容誤差を超えない
確率を信頼度として設定するものである。
の設定法の作用を簡単に説明すれば以下のとおりであ
る。
部に備えられたセンサによって、センシング対象の形状
の複数の特徴点のセンシングデータを検出し、前記ロボ
ットを構成する各部位を接続している関節の角度を変更
して、前記ロボットの先端部を前記センシング対象の複
数の特徴点上に移動させる。
記センシング対象の特徴点位置座標を計算し、前記の計
算されたセンシング対象の特徴点位置座標と、前記セン
シング対象の特徴点の真の位置座標との差分により特徴
点検出誤差を求める。
前記ロボットの先端部が移動したときの各部位の速度ま
たは加速度等の複数種類の運動情報を求め、前記特徴点
検出誤差と前記ロボットの特定部位における複数種類の
運動情報との相関分析を行って、前記特徴点検出誤差と
強い相関を持つ運動情報を求める。
動情報の相関関係に応じて、前記特徴点検出誤差が小さ
い運動情報を持つ特徴点の位置情報に高い信頼度を設定
し、前記特徴点検出誤差が大きい運動情報を持つ特徴点
の位置情報に低い信頼度を設定する。
相関関係に応じて位置情報の信頼度を設定するので、複
数の特徴点で検出された位置情報の特徴点検出誤差を低
感度化することが可能である。
法において、前記特徴点検出誤差と前記運動情報の相関
関係に応じて当該運動情報を持つ特徴点の位置情報に信
頼度を設定する際に、前記運動情報に対して当該特徴点
検出誤差の分散の逆数を求める。
誤差分散の逆数の値を、前記運動情報に対応する位置情
報の信頼度の値として、最小二乗法によって前記運動情
報を変数とする関数に近似した後、当該運動情報を持つ
特徴点の位置情報の信頼度を前記関数から求め、各特徴
点の位置情報の信頼度として使用する。
点検出誤差分散の逆数を全ての特徴点の位置情報に設定
するので、当該特徴点の特徴点検出誤差の値に応じて低
感度化の度合いを変化させることが可能である。
法において、前記特徴点検出誤差と前記運動情報の相関
関係に応じて当該運動情報を持つ特徴点の位置情報に信
頼度を設定する際に、前記特徴点検出誤差として許容さ
れる値である許容誤差を設定する。
の運動情報を持つ特徴点の位置情報に対して特定数値を
信頼度として設定する。
差の運動情報を持つ特徴点の位置情報に対して前記特定
数値より低い数値を信頼度として設定する。
持つ特徴点の位置情報の信頼度を低く設定するので、許
容誤差の値に応じて特徴点検出誤差の低感度化の度合い
を変化させることが可能である。
法において、前記特徴点検出誤差と前記運動情報の相関
関係に応じて当該運動情報を持つ特徴点の位置情報に信
頼度を設定する際に、前記特徴点検出誤差として許容さ
れる値である許容誤差を設定し、前記運動情報に対して
当該特徴点検出誤差が前記許容誤差を超えない確率を求
める。
誤差が前記許容誤差を超えない確率の値を、前記運動情
報に対応する位置情報の信頼度の値として、最小二乗法
によって前記運動情報を変数とする関数に近似した後、
当該運動情報を持つ特徴点の位置情報の信頼度を前記関
数から求め、各特徴点の位置情報の信頼度として使用す
る。
誤差を超えない確率を全ての特徴点の位置情報に設定す
るので、許容誤差及び当該特徴点の特徴点検出誤差の値
に応じて低感度化の度合いを変化させることが可能であ
る。
を参照して詳細に説明する。
頼度の設定法において、特徴点検出誤差に対応する運動
情報を持つ位置情報の信頼度として、特徴点検出誤差の
分散の逆数を設定する実施例1の位置情報信頼度の設定
法について説明する。
法の処理手順を示すフローチャートである。
法を実施するロボットアームの各関節の自由度およびセ
ンサの取り付け位置を示す模式図である。図2におい
て、Aはセンサであるレーザレンジファインダ、Bは6
自由度を有するロボットアームであるマニピュレータ、
1〜6はマニピュレータBの関節である。
度の設定法を実施するマニピュレータBには、センシン
グ対象の特徴点を検出するセンサであるレーザレンジフ
ァインダと、マニピュレータBの先端部である手先を所
定の位置座標に移動する6自由度の関節1〜6が備えら
れている。
法を実施するロボットシステムの制御系構成図である。
図3において、7はアクチュエータ、8はエンコーダ、
9はサーボアンプ、10はアップダウンカウンタ、11
はセンサ用コントローラ、12はロボットコントローラ
用CPU、13はキネマティクス計算用CPU、14は
コンピュータ、15は手先位置、手先姿勢、関節角度、
特徴点センシングデータなどのデータファイルである。
度の設定法を実施するロボットシステムは、マニピュレ
ータBのロボットコントローラと、レーザレンジファイ
ンダAを制御するセンサコントローラ11と、マニピュ
レータBのアクチュエータ及びエンコーダ8からの信号
を計数するアップダウンカウンタ10と、マニピュレー
タBの関節角度情報から手先位置及び手先姿勢を計算す
るキネマティクス計算用CPU13と、センサコントロ
ーラ11とキネマティクス計算用CPU13からデータ
を受け取ってデータファイル15に格納するコンピュー
タ14を備えている。
を実施するロボットシステムのロボットコントローラ
は、マニピュレータBを制御するロボットコントローラ
用CPU12と、マニピュレータBへの制御信号を増幅
するサーボアンプ9と、マニピュレータBを備えてい
る。
法において、特徴点検出誤差分散の逆数を位置情報の信
頼度として設定する処理手順について説明する。
法においてセンシング対象となる作業対象物を示す図で
ある。図4において、Cは作業対象物、Dはセンシング
対象ライン、Eはロボット基準点の経路である。
度の設定法において、センシング対象となる作業対象物
Cのセンシング対象ラインDは直線であり、ロボットの
特定部位に設定されたロボット基準点は、センシング対
象ラインDから10mm離れたロボット基準点の経路E
を移動する。ロボット基準点であるロボットの手先が直
線動作中に正弦波状の外乱を受けた場合には、図4に示
す様に、ロボット基準点の経路Eには誤差が生じる。ま
た、ロボット基準点の経路Eの進行方向は、座標軸のX
軸の正方向になる様に設定されている。
度の設定法では、作業対象物C上の直線であるセンシン
グ対象ラインDに対してほぼ並行な直線運動を基準動作
としてロボットコントローラに記憶する(ステップ
1)。
作中のセンサにおける作業対象物C上のセンシング対象
ラインDのセンサ情報であるセンシングデータ、および
ロボットの関節角度情報である関節角度データを獲得す
る(ステップ2)。
用いて、センシング対象ラインDの特徴点位置座標を以
下の数式によって計算し、前記特徴点位置座標を最小二
乗法を用いて一次直線で近似して、コンピュータ14に
記憶する(ステップ3)。
方向に対してほぼ垂直な方向に、正弦波状の周期的な外
乱をコンピュータ14から入力し、前記正弦波状の外乱
入力時の前記基準動作中のセンシングデータ、および関
節角度データを獲得する(ステップ4)。
センシングデータ及び関節角度データを用いて、センシ
ング対象ラインDの特徴点位置座標を数1によって計算
し、コンピュータ14に記憶する(ステップ5)。
座標と、ステップ5で求めた外乱のある特徴点位置座標
との差分を計算することにより特徴点検出誤差を求める
(ステップ6)。
についてロボット特定部位の各種運動情報(速度、加速
度など)を求める(ステップ7)。
差の絶対値とステップ7で求めたロボット基準点の速度
の絶対値、加速度の絶対値との相関図を作成し、特徴点
検出誤差と相関の強い(比例関係の強い)運動情報を求
める(ステップ8)。
法のロボット基準点の速度の絶対値に対する特徴点検出
誤差の絶対値を示す図である。図5において、横軸はロ
ボット基準点の速度の絶対値、縦軸は図4に示すY軸方
向の特徴点検出誤差の絶対値である。
法のロボット基準点の加速度の絶対値に対する特徴点検
出誤差の絶対値を示す図である。図6において、横軸は
ロボット基準点の加速度の絶対値、縦軸は図4に示すY
軸方向の特徴点検出誤差の絶対値である。
情報信頼度の設定法のロボット基準点の速度及び加速度
の絶対値に対するY軸方向の特徴点検出誤差の絶対値で
は、ロボット基準点の加速度の絶対値に対するY軸方向
の特徴点検出誤差の絶対値は、ロボット基準点の速度の
絶対値に対する特徴点検出誤差の絶対値よりも右上がり
の傾向が著しく、ロボット基準点の加速度の絶対値はロ
ボット基準点の速度の絶対値よりも特徴点検出誤差の絶
対値と相関が強い。
運動情報であるロボット基準点の加速度の絶対値につい
て、微小区間ごとの特徴点検出誤差の分散である特徴点
検出誤差分散を次式により求める(ステップ9)。
出誤差分散、Mkは微小区間kの特徴点の数、ejは特徴
点jの特徴点検出誤差である。
め(ステップ10)、前記ロボット基準点の加速度の絶
対値を横軸に、前記ロボット基準点の加速度の絶対値に
対する前記特徴点検出誤差分散の逆数を、前記ロボット
基準点の加速度の絶対値に対する位置情報の信頼度とし
て縦軸にプロットする(ステップ11)。
する位置情報の信頼度について、最小二乗法を用いて近
似関数を求め、前記の求められた近似関数を、前記ロボ
ット基準点の加速度の絶対値に対する位置情報の信頼度
関数とする(ステップ12)。
法において、特徴点検出誤差分散の逆数によって設定し
た、ロボット基準点の加速度の絶対値に対する位置情報
の信頼度を示す図である。図7において、横軸はロボッ
ト基準点の加速度の絶対値、縦軸は位置情報の信頼度で
ある。
度の設定法では、前記ロボット基準点の加速度の絶対値
に対する前記特徴点検出誤差分散の逆数を、前記ロボッ
ト基準点の加速度の絶対値に対する位置情報の信頼度と
し、最小二乗法により2次関数に近似された信頼度関数
を求めている。
法によって設定された特徴点検出誤差の分散の逆数を位
置情報の信頼度とした信頼度関数によるロボット基準点
の経路の生成について説明する。
報の信頼度とした信頼度関数を用いる逐次経路生成を以
下の様に行う(この手法は野中他による経路関数逐次生
成方法:特願平4−124995、の方式に従った)。
法における、ロボット基準点の経路を示す式である。
おけるロボット基準点の経路、ai、bi、ciは最小二
乗法により決定される係数である。
度の設定法におけるロボット基準点の経路は2次関数に
より近似される。
法を用いて、ロボット基準点の経路を近似する重み付き
最小二乗法の式である。
用する特徴点位置座標の先読み点数、PiまたはPjは特
徴点iまたは特徴点jにおける位置座標、riまたはrjは
特徴点iまたは特徴点jにおける位置情報の信頼度であ
る。
度の設定法を用いたロボット基準点の経路を示す2次関
数の重み付き最小二乗法による近似では、各特徴点位置
座標xiにおけるロボット基準点の経路PTiとその一階
微分が連続であることを条件としており、また、先読み
点数Nの特徴点位置座標を用い、最小二乗法によってロ
ボット基準点の経路PTiを2次関数に近似する際に位
置情報の信頼度riを乗じている。
法を用いたロボット基準点の経路生成において、特徴点
位置座標の先読み点数に対する生成経路と真の経路との
誤差の二乗和を示す図である。図8において、横軸は特
徴点位置座標の先読み点数、縦軸は生成された経路と真
の経路(直線)と一定間隔ごとの誤差の二乗和を示して
おり、Enrは位置情報に信頼度を設定しない場合(全て
の位置情報の信頼度を「1」とした場合)の経路の誤差
の二乗和、Erは本実施例の位置情報信頼度の設定法に
より位置情報に信頼度を設定した場合の経路の誤差の二
乗和である。
度の設定法を用いることによって、誤差を含む特徴点位
置座標列を用いたロボット基準点の経路生成において、
生成された経路の誤差の二乗和が低減されている。
頼度の設定法によれば、特徴点検出誤差と運動情報の相
関関係に応じて位置情報に信頼度を設定するので、複数
の特徴点で検出された位置座標の特徴点検出誤差を低感
度化することが可能である。
によれば、特徴点検出誤差分散の逆数を位置情報の信頼
度として全ての特徴点の位置情報に設定するので、当該
特徴点の特徴点検出誤差の値に応じて低感度化の度合い
を変化させることが可能である。
頼度の設定法において、許容誤差以下の特徴点検出誤差
の運動情報を持つ位置情報に対して特定数値を信頼度と
して設定し、前記許容誤差を超える特徴点検出誤差の運
動情報を持つ位置情報に対して前記特定数値より低い数
値を信頼度として設定する実施例2の位置情報信頼度の
設定法について説明する。
図1に示した実施例1の位置情報信頼度の設定法の処理
手順のステップ8で求めた、特徴点検出誤差の絶対値と
相関の強い運動情報であるロボット基準点の加速度の絶
対値から、許容誤差を越える最小の加速度の絶対値を求
める。
の絶対値未満の加速度の絶対値を持つ位置情報に信頼度
「1」を設定し、前記許容誤差を越える最小の加速度の
絶対値以上の加速度の絶対値を持つ位置情報に信頼度
「0」を設定する。
法において、特徴点検出誤差が許容誤差を越えるかどう
かによって設定した、ロボット基準点の加速度の絶対値
に対する位置情報の信頼度を示す図である。図9におい
て、横軸はロボット基準点の加速度の絶対値、縦軸は位
置情報の信頼度である。
度の設定法では、特徴点位置座標の許容誤差を0.5m
mとし、図6に示したロボット基準点の加速度の絶対値
について、前記許容誤差を越える最小の加速度の絶対値
を求め、前記許容誤差を越える最小の加速度の絶対値未
満の加速度の絶対値には信頼度「1」を設定し、前記許
容誤差を越える最小の加速度の絶対値以上の加速度の絶
対値には信頼度「0」を設定している。
頼度の設定法によれば、許容誤差を超える運動情報を持
つ位置情報の信頼度を低く設定するので、許容誤差の値
に応じて特徴点検出誤差の低感度化の度合いを変化させ
ることが可能である。
頼度の設定法において、当該運動情報を持つ特徴点の位
置情報に対して特徴点検出誤差が許容誤差を超えない確
率を位置情報の信頼度として設定する実施例3の位置情
報信頼度の設定法について説明する。
図1に示した実施例1の位置情報信頼度の設定法の処理
手順のステップ8で求めた、特徴点検出誤差の絶対値と
相関の強い運動情報であるロボット基準点の加速度の絶
対値から、微小区間ごとの特徴点検出誤差が許容誤差を
越えない確率を求める。
値を横軸に、前記ロボット基準点の加速度の絶対値に対
する特徴点検出誤差が許容誤差を越えない確率を、前記
ロボット基準点の加速度の絶対値に対する位置情報の信
頼度として縦軸にプロットする。
する位置情報の信頼度に対して、最小二乗法を用いて近
似関数を求め、前記の求められた近似関数を、前記ロボ
ット基準点の加速度の絶対値に対する位置情報の信頼度
関数とする。
定法において、特徴点検出誤差が許容誤差を越えない確
率によって設定した、ロボット基準点の加速度の絶対値
に対する位置情報の信頼度を示す図である。図10にお
いて、横軸はロボット基準点の加速度の絶対値、縦軸は
位置情報の信頼度である。
頼度の設定法では、前記ロボット基準点の加速度の絶対
値に対する前記特徴点検出誤差が許容誤差を越えない確
率を、前記ロボット基準点の加速度の絶対値に対する位
置情報の信頼度とし、最小二乗法により2次関数に近似
された信頼度関数を求めている。
頼度の設定法によれば、位置情報の信頼度として許容誤
差を超えない確率を全ての特徴点の位置情報に設定する
ので、許容誤差及び当該特徴点の特徴点検出誤差の値に
応じて低感度化の度合いを変化させることが可能であ
る。
的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変
更可能であることは勿論である。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
係に応じて位置情報の信頼度を設定するので、複数の特
徴点で検出された位置情報の特徴点検出誤差を低感度化
することが可能である。
誤差分散の逆数を全ての特徴点の位置情報に設定するの
で、当該特徴点の特徴点検出誤差の値に応じて低感度化
の度合いを変化させることが可能である。
徴点の位置情報の信頼度を低く設定するので、許容誤差
の値に応じて特徴点検出誤差の低感度化の度合いを変化
させることが可能である。
超えない確率を全ての特徴点の位置情報に設定するの
で、許容誤差及び当該特徴点の特徴点検出誤差の値に応
じて低感度化の度合いを変化させることが可能である。
定法によれば、モデリングによるシステムの状態方程式
表現の必要がなく、またセンサ情報のみからは得ること
のできない誤差要因を考慮にいれ、ロボットの特定部位
の運動情報の関数として位置情報の信頼度を設定するこ
とで、特徴点検出誤差の低感度化が可能となった。
施例1の処理手順を示すフローチャートである。
ロボットアームの各関節の自由度およびセンサの取り付
け位置を示す模式図である。
ロボットシステムの制御系構成図である。
ンシング対象となる作業対象物を示す図である。
基準点の速度の絶対値に対する特徴点検出誤差の絶対値
を示す図である。
基準点の加速度の絶対値に対する特徴点検出誤差の絶対
値を示す図である。
特徴点検出誤差分散の逆数によって設定した、ロボット
基準点の加速度の絶対値に対する位置情報の信頼度を示
す図である。
ボット基準点の経路生成の特徴点位置座標の先読み点数
に対する生成経路と真の経路との誤差の二乗和を示す図
である。
特徴点検出誤差が許容誤差を越えるかどうかによって設
定した、ロボット基準点の加速度の絶対値に対する位置
情報の信頼度を示す図である。
て、特徴点検出誤差が許容誤差を越えない確率によって
設定した、ロボット基準点の加速度の絶対値に対する位
置情報の信頼度を示す図である。
…作業対象物、D…センシング対象ライン、E…ロボッ
ト基準点の経路、1〜6…マニピュレータの関節、7…
アクチュエータ、8…エンコーダ、9…サーボアンプ、
10…アップダウンカウンタ、11…センサコントロー
ラ、12…ロボットコントローラ用CPU、13…キネ
マティクス計算用CPU、14…コンピュータ、15…
データファイル、Enr…先読み点数に対する誤差の二乗
和(信頼度なし)、Er…先読み点数に対する誤差の二
乗和(信頼度あり)。
Claims (4)
- 【請求項1】 センシング対象の形状の特徴を示す特徴
点を検出するセンサを備えたロボットによって検出され
た複数の特徴点の位置情報の信頼度を設定する位置情報
信頼度の設定法であって、前記ロボットのセンサにより
検出されたセンシング対象の複数の特徴点のセンサ情報
と、前記ロボットの複数の部位の関節角度情報によって
前記センシング対象の特徴点位置座標を求め、前記セン
シング対象の特徴点位置座標と、前記センシング対象の
特徴点の真の位置座標との差分により特徴点検出誤差を
求め、前記特徴点検出誤差と前記ロボットの特定部位に
おける複数種類の運動情報との相関分析を行って前記特
徴点検出誤差と強い相関を持つ特定運動情報を求め、前
記特定運動情報を持つ特徴点の位置情報に信頼度を設定
することを特徴とする位置情報信頼度の設定法。 - 【請求項2】 前記特定運動情報を持つ特徴点の位置情
報に信頼度を設定する際に、前記特定運動情報を持つ特
徴点の位置情報に対して当該特徴点検出誤差の分散の逆
数を信頼度として設定することを特徴とする請求項1に
記載された位置情報信頼度の設定法。 - 【請求項3】 前記特定運動情報を持つ特徴点の位置情
報に信頼度を設定する際に、許容誤差以下の特徴点検出
誤差の前記特定運動情報を持つ特徴点の位置情報に対し
て特定数値を信頼度として設定し、前記許容誤差を超え
る特徴点検出誤差の前記特定運動情報を持つ特徴点の位
置情報に対して前記特定数値より低い数値を信頼度とし
て設定することを特徴とする請求項1に記載された位置
情報信頼度の設定法。 - 【請求項4】 前記特定運動情報を持つ特徴点の位置情
報に信頼度を設定する際に、前記特定運動情報を持つ特
徴点の位置情報に対して当該特徴点検出誤差が許容誤差
を超えない確率を信頼度として設定することを特徴とす
る請求項1に記載された位置情報信頼度の設定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14861495A JP3156230B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 位置情報信頼度の設定法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14861495A JP3156230B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 位置情報信頼度の設定法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH096421A JPH096421A (ja) | 1997-01-10 |
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- 1995-06-15 JP JP14861495A patent/JP3156230B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH096421A (ja) | 1997-01-10 |
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