JP2766336B2 - 工業用ロボットの作動範囲監視方法 - Google Patents

工業用ロボットの作動範囲監視方法

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、工業用ロボットの作動範囲監視方法に係
り、特に、ブース壁等の規制範囲が直線的であるような
場合のロボットの干渉防止に用いて好適な方法に関す
る。
「従来の技術」 従来より、ワークの搬送ラインに沿って、工業用ロボ
ットが複数配置されている場合には、各ロボットの先端
に位置するアームが、互いに干渉し合わないように、ロ
ボットの動作範囲に制限を設けるようにしている。
具体的には、(一)ロボットの各アームにストッパを
設けて機械的にロボットの動きを規制する、(ニ)ロボ
ットがその作動範囲を越えないように、ソフト的にロボ
ットの動きを制限するようにしている。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記(一)に示すロボットの動作範囲の規
制方法では、例えば、隣接する二つアームにおいて、こ
れらのアームのなす角度が一定の値を越えないように制
限するものであるが、この場合、アームの先端位置がど
こにあるかが絶対的な尺度で示されず、これによって、
ティーチング・プレイバック時にアームの先端が、隣接
するロボットに干渉してしまう場合があった。
また、上記(二)に示すロボットの動作範囲の規制方
法では、ロボットの関節角データを直交座標データに変
換することにより、ロボットの絶対的な位置を示し、隣
接するロボットとの干渉を防止することが可能である
が、この場合、どのような手法でロボットを停止させれ
ば最も効果的であるか、つまり、少ないデータ処理で、
確実にロボットを停止させるための手法が未だ提案され
ていないのが実情であった。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、予め設定しておいた、直交座標系における2点の位
置データに基づき、ロボットの作動範囲を直線で示すと
ともに、該直線を示す演算式から、ロボットが作動範囲
内にあるか否かを簡易に、少ないデータ処理で高速に検
出することが可能な工業用ロボットの作動範囲監視方法
の提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記の目的を達成するために、本発明では、ロボット
の作動範囲の限界を二つのチェックポイントにより指定
し、これらチェックポイントの位置をそれぞれ示す直交
座標データの少なくとも二つの成分から該チェックポイ
ントを結ぶ直線の演算式を算出する演算式算出工程と、
前記演算式を登録する作動範囲設定工程と、プレイバッ
ク時に、ロボットの関節角度を一定時間毎に読み取って
これを直交座標系の現在位置を示すポイントデータに変
換するとともに該ポイントデータの一成分を前記登録し
た演算式に代入し、この算出値と前記ポイントデータの
他成分との大きさの比較から、前記ポイントデータがロ
ボットの作動範囲内にあるか否かを判断する作動範囲監
視工程とにより、ロボットの作動範囲を監視させるよう
にしている。
「作用」 この発明によれば、ポイントデータの一成分を、ロボ
ットの作動範囲の限界を示す二つのチェックポイントに
より作成した演算式に代入し、この算出結果から、前記
ポイントデータが、ロボットの作動範囲内にあるか否か
を判断することにより、ロボットが作動範囲から外れた
か否かを簡単に検出することができる、つまり、一定時
間毎に得られたポイントデータの一成分を、前述した演
算式に順次代入していくことにより、ロボットが作動範
囲内にあるか否かを、少ないデータ処理で簡易に検出す
ることができる。
「実施例」 この発明の一実施例を第1図及び第2図を参照して説
明する。
まず、第1図を参照して多関節型のロボットの基本的
な構成とその動作について説明する。
第1図は関節型ロボットR(以下、ロボットRとい
う)の作動範囲を上側から見た平面図であって、符号O
はロボットRの回転中心であり、原点である。なお、こ
の図はロボットRの平面的な動作範囲を示すものである
が、該ロボットRは通常6軸の回転中心を有し、実際に
は三次元的な動きをする。
ここで、図中左右方向に伸びる直線をx軸、前後方向
に伸びる直線をy軸として直交座標系を示す。そして、
このような直交座標系において、符号1・2・3・4で
囲まれた範囲をロボットのメカニカル動作範囲とし、ま
た、符号5・6で結んだ直線の範囲外、つまり符号5・
6・2で囲まれた範囲を異常領域Vとして、ロボットR
が侵入することが禁止される区域とする。
なお、前記5と6とを結ぶラインで示される、ロボッ
トRの作動範囲の限界としてはブース壁等がある。
以下、異常領域VにロボットR(厳密にはロボットR
のアーム先端)が入ることを防止する方法を順に説明す
る。
(1)チェックポイントの登録(演算式算出工程) 前記ポイント5をチェックポイントP1(x1,y1)と
し、また、前記ポイント6をチェックポイントP2(x2,y
2)とする。
そして、これらx1,y1,x2,y2のA/D変換値を制御盤(図
示略)のディスプレイ上に表示させ、更に、該制御盤の
キーボードによりこれら変換値を制御盤の記憶部に登
録、記憶させる。
(2)演算式の算出(演算式算出工程) ロボットRの作動範囲の監視に用いる演算式をに示
す。
y=k1・x+k2 …… なお、この演算式は、ロボットRの作動範囲の限界
であるチェックポイントP1とP2とを結ぶ直線であって、
この演算式の係数k1,k2は、前記チェックポイントP1,
P2の各成分を、以下の式あるいは式に代入すること
により算出される。
k1=(y1−y2)/(x1−x2) …… k2=y1−k1・x1 …… なお、これら演算式〜は、制御盤の記憶部に予め
記憶させておく。
(3)演算式の登録(作動範囲設定工程) (1)で記憶させたチェックポイントP1・P2の成分
を、(2)で記憶させた演算式・に代入することに
より、係数k1,k2を数値化させるとともに、係数k1,k2
数値化させた演算式を得る。なお、これら係数k1,k2
を、前記制御盤の記憶部に記憶させておく。
(4)ロボットRの作動範囲チェック(作動範囲監視工
程) 以下、第2図を参照して、ロボットRの教示、再生の
際に行う作動範囲チェックのアルゴリズムを説明する。
なお、本チェックは、係数k1,k2を数値化した演算式
を使用して、ロボットの教示、再生の際に例えば1/10
0秒毎に行うものとする。
<ステップ1> 開始 <ステップ2> ロボットRの現在位置Pn(xn,yn)を入力する。な
お、前記ロボットRの現在位置Pn(xn,yn)は、ロボッ
ト座標データとして取り込んだ、ロボット各軸の関節角
度R(θ12345)と、ロボット諸元デ
ータ(各軸の長さ等)とから算出される。
<ステップ3> ステップ2で取り込んだ現在位置Pn(xn,yn)のx成
分;xnが、前記チェックポイントP1〜P2間におけるx1とx
2との間に在るか否かを判断し、NOの場合にステップ7
に進み、YESの場合にステップ4に進む。
<ステップ4> ステップ2で取り込んだ現在位置Pnのx成分;xnを、
係数k1,k2を数値化した演算式に代入して、y′
得る。
<ステップ5> ステップ2で取り込んだ現在位置Pnのy成分;ynと、
ステップ4で計算したy′とを比較して、ynがy′
を越えたか否かを判断し、NOの場合にステップ7に進
み、YESの場合にステップ6に進む。
<ステップ6> ロボットRが作動範囲の限界を越えて、異常領域Vに
入ったとして、警報を発する。
<ステップ7> 終了。
以上説明したような、本実施例に示す工業用ロボット
の作動範囲監視方法では、現在位置Pnを示すポイントデ
ータのx成分(xn)を、ロボットRの作動範囲の限界を
示す二つのチェックポイントP1,P2により作成した(演
算)式に代入して、該ポイントデータPnに対応した
y′を算出した(ステップ4)。そして、ここで算出
したy′を、現在位置Pnのy成分;ynと比較すること
により、取り込んだ現在位置Pnを示すポイントデータ
が、作動範囲の限界を示すラインP1〜P2を越えた位置に
あるか否かを検出することができる。
つまり、一定時間毎に得られた現在位置Pnを示すポイ
ントデータの一成分(xn)を、演算式に順次代入して
いくことにより、ロボットRが異常領域Vに入ったか否
かを検出することができ、かつ、この検出を、少ないデ
ータ処理により、高速に能率良く行うことができるとい
う効果を奏する。
なお、本実施例では、第1図の中心から右側の部分に
異常領域Vを設けてロボットRの動作を監視させるよう
にしたが、これに限定されず、第1図の中心から左側の
部分に異常領域Vを設けても良い。また、本実施例にお
いて、(1)チェックポイントの登録、(2)演算式の
算出、(3)演算式の登録により、請求項に示す作動範
囲設定工程が構成され、また、(4)ロボットRの作動
範囲チェックにより、請求項に示す作動範囲監視工程が
構成される。また、本実施例では、x−yで示す直交座
標系においてロボットRの作動範囲に限界を設けるよう
にしたが、y−z、x−zで示す直交座標系において同
様に、ロボットRの動作範囲に限界を設けても良い。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、本発明によれば、ポイン
トデータの一成分を、ロボットの作動範囲の限界を示す
二つのチェックポイントにより作成した演算式に代入
し、この算出値と前記ポイントデータの他成分との大き
さの比較から、前記ポイントデータが、ロボットの作動
範囲内にあるか否かを判断することにより、ロボットが
作動範囲から外れたか否かを簡単に検出することができ
る、つまり、一定時間毎に得られたポイントデータの一
成分を、前述した演算式に順次代入していくことによ
り、ロボットが、チェックポイントとなる任意の点同士
を結ぶことにより区画される作動範囲内にあるか否か
を、少ないデータ処理で簡易かつ直ちに検出することが
でき、しかもデータ処理を高速で行うことができ、もっ
て、隣接する工業用ロボット同士の干渉防止精度を高め
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はロボットの作動範囲を示す平面図、第2図は作
動範囲をチェックするためのフローチャートである。 R……ロボット、P1・P2……チェックポイント、xn……
ポイントデータの一成分、……演算式。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットの作動範囲の限界を二つのチェッ
    クポイントにより指定し、これらチェックポイントの位
    置をそれぞれ示す直交座標データの少なくとも二つの成
    分から該チェックポイントを結ぶ直線の演算式を算出す
    る演算式算出工程と、 前記演算式を登録する作動範囲設定工程と、 プレイバック時に、ロボットの関節角度を一定時間毎に
    読み取ってこれを直交座標系の現在位置を示すポイント
    データに変換するとともに該ポイントデータの一成分を
    前記登録した演算式に代入し、この算出値と前記ポイン
    トデータの他成分との大きさの比較から、前記ポイント
    データがロボットの作動範囲内にあるか否かを判断する
    作動範囲監視工程とからなる工業用ロボットの作動範囲
    監視方法。
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