JP3155857U - 補助グリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】鞄の取手部の意匠性を維持しつつ重量物を持ち運ぶ際に取手部を把持する手に過度な負担が付与されてしまうのを抑制することができる補助グリップを提供する。【解決手段】ゴム又は樹脂等の軟質材料から成るとともに、一端から他端までスリットが形成されて当該スリットを介して鞄Kの取手部Kaの外周に巻かれて取付可能な筒状の把持部材1と、把持部材1に固定されて当該把持部材1を鞄Kの取手部Kaに取り付けて吊下げ可能とする取付部材2とを具備し、把持部材1が取付部材2を介して鞄Kの取手部Kaから吊下げられた取外し状態と、鞄Kの取手部Kaの外周に巻かれて取り付けられた取付け状態との何れも可能な構造とされたものである。【選択図】図5

Description

本考案は、把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた取外し状態と、鞄の取手部に取り付けられた取付け状態との何れも可能とされた補助グリップに関するものである。
ハンドバッグやショルダーバッグ等の鞄には、通常、持ち運び時に把持するためのループ状の取手部が形成されており、当該取手部を手で握って鞄を持つことができるようになっている。然るに、鞄内の荷物が重い場合、取手部を握る手に大きな荷重が付与されて当該取手部が手に食い込んでしまう等の不具合があることから、従来より、取手部の握り部自体を柔らかい材料で構成したものが提案されるに至っている。尚、かかる先行技術は、文献公知発明に係るものでないため、記載すべき先行技術文献情報はない。
しかしながら、上記従来の鞄においては、取手部の握り部自体を柔らかい材料で構成しているものの、鞄内に軽い荷物が収容されている場合は取手部が手に食い込む虞がないので不要である一方、柔らかい材料で構成された握り部が鞄全体の意匠性を損ねてしまう虞があった。特に、女性が普段から持ち歩く女性用の鞄においては、その意匠性が重視される一方、思い荷物を持ち運ぶ際の上記不具合が生じ易いことから、意匠性を維持しつつ当該不具合を解決することが求められている。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、鞄の取手部の意匠性を維持しつつ重量物を持ち運ぶ際に取手部を把持する手に過度な負担が付与されてしまうのを抑制することができる補助グリップを提供することにある。
請求項1記載の考案は、鞄の取手部に取付可能な把持部材と、該把持部材に固定されて当該把持部材を前記鞄の取手部に取り付けて吊下げ可能とする取付部材とを具備し、前記把持部材が前記取付部材を介して前記鞄の取手部から吊下げられた取外し状態と、前記鞄の取手部に取り付けられた取付け状態との何れも可能な構造とされたことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の補助グリップにおいて、前記把持部材は、ゴム又は樹脂等の軟質材料から成るとともに、一端から他端までスリットが形成されて当該スリットを介して鞄の取手部の外周に巻かれて取付可能な筒状部材で構成されたことを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2記載の補助グリップにおいて、前記把持部材は、その外表面に所望の意匠が施されたことを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項1〜3の何れか1つに記載の補助グリップにおいて、前記把持部材は、その外表面に滑り止め加工が施されたことを特徴とする。
請求項5記載の考案は、請求項1〜4の何れか1つに記載の補助グリップにおいて、前記取付部材は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、その一部が開状態とされて前記鞄の取手部に取り付け可能とされたことを特徴とする。
請求項6記載の考案は、請求項1〜4の何れか1つに記載の補助グリップにおいて、前記取付部材は、可撓性を有した環状の紐状部材から成り、前記鞄の取手部に取り付け可能とされたことを特徴とする。
請求項1の考案によれば、把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた取外し状態と、鞄の取手部に取り付けられた取付け状態との何れも可能な構造とされたので、鞄内に軽量な荷物を収容する場合に取外し状態とする一方、鞄内に重い荷物を収容する場合に取付け状態とすることにより、鞄の取手部の意匠性を維持しつつ重量物を持ち運ぶ際に取手部を把持する手に過度な負担が付与されてしまうのを抑制することができる。
請求項2の考案によれば、把持部材は、ゴム又は樹脂等の軟質材料から成るとともに、一端から他端までスリットが形成されて当該スリットを介して鞄の取手部の外周に巻かれて取付可能な筒状部材で構成されたので、重量物を持ち運ぶ際に取手部を把持する手に過度な負担が付与されてしまうのをより確実に抑制することができる。
請求項3の考案によれば、把持部材は、その外表面に所望の意匠が施されたので、当該把持部材が取手部から吊された取外し状態においても、鞄の意匠性を向上させることができる。
請求項4の考案によれば、把持部材は、その外表面に滑り止め加工が施されたので、取付け状態とされた把持部材を確実に把持して鞄を持ち運ぶことができる。
請求項5の考案によれば、取付部材は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、その一部が開状態とされて鞄の取手部に取り付け可能とされたので、より容易且つ確実に把持部材を取外し状態とすることができる。
請求項6の考案によれば、取付部材は、可撓性を有した環状の紐状部材から成り、鞄の取手部に取り付け可能とされたので、当該取付部材を低コストにて製造することができる。
本考案の第1の実施形態に係る補助グリップを示す側面図及び正面図 同補助グリップ(スリットを開いた状態)を示す側面図及び正面図 同補助グリップにおける取付部材を開状態とした模式図 同補助グリップにおける把持部材を鞄の取手部から吊り下げた状態(把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた取外し状態)を示す模式図 同補助グリップにおける把持部材を鞄の取手部に取付けた状態(鞄の取手部の外周に巻かれて取り付けられた取付け状態)を示す模式図 本考案の他の実施形態に係る補助グリップ(取付部材が2重構造のもの)を示す側面図及び正面図 本考案の他の実施形態に係る補助グリップ(取付部材がネジ式のもの)を示す側面図及び正面図 同取付部材を開状態とした模式図 本考案の他の実施形態に係る補助グリップ(取付部材が紐状部材から成るもの)を示す側面図及び正面図 同取付部材を介して把持部材が取手部に取り付けられて当該取手部から吊下げられた取外し状態を示す模式図 本考案の第2の実施形態に係る補助グリップを示す側面図及び正面図 同補助グリップにおける把持部材を鞄の取手部から吊り下げた状態(把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた取外し状態)を示す模式図 同補助グリップにおける把持部材を鞄の取手部に取付けた状態(鞄の取手部に取り付けられた取付け状態)を示す模式図 本考案の第3の実施形態に係る補助グリップを示す平面図及び正面図 同補助グリップにおける把持部材を鞄の取手部から吊り下げた状態(把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた取外し状態)を示す模式図 同補助グリップにおける把持部材を鞄の取手部に取付けた状態(鞄の取手部に取り付けられた取付け状態)を示す模式図
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係る補助グリップは、把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた状態と、鞄の取手部の外周に巻かれて取り付けられた状態との何れも可能とされたもので、図1〜5に示すように、把持し得るよう長手方向の寸法が設定された把持部材1と、円環状の金具から成る取付部材2とから主に構成されている。尚、適用される鞄Kは、図4、5に示すように、上方の開口から荷物を収容可能とされているとともに、左右一対のループ状(紐状)の取手部Kaが形成されている。
把持部材1は、ゴム又は樹脂等の軟質材料から成るとともに、一端(図1、2中左端)から他端(同図中右端)までスリット1aが略直線状に形成された円筒状部材から成り、当該スリット1aが図1の状態(閉状態)から図2の状態(開状態)とされ得るようになっている。尚、把持部材1は、ゴム又は樹脂等の軟質材料から成るので、所定の弾力を有しており、スリット1aを開状態とした手の力を緩めれば、当該スリット1aは自然と閉状態となる。
而して、スリット1aの両側を手で開いて開状態とするとともに、その開状態のスリット1aに鞄Kの取手部Ka(図5参照)を挿通させれば、把持部材1が当該スリット1aを介して鞄Kの取手部Kaの外周に巻かれて取付可能とされる。尚、把持部材1は、軟質材料であれば、ゴム又は樹脂に限定されず、鞄Kの取手部Kaの外周に巻かれて取付可能な他の如何なる軟質材料であってもよい。また、鞄Kの取手部Kaの外周に巻かれて取付可能であれば、断面形状が円とされた円筒状の他、断面形状が楕円や矩形状の筒状のものであってもよい。
取付部材2は、図4に示すように、把持部材1に固定されて当該把持部材1を鞄Kの取手部Kaに取り付けて吊下げ可能とするものである。より具体的には、本実施形態に係る取付部材2は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、図3に示すように、その一部が開状態とされて鞄Kの取手部Kaに取り付け可能とされたものである。尚、取付部材2は、閉状態になる方向に所定の弾力を有しており、取付部材2を開状態とした手の力を緩めれば、当該取付部材2は自然と閉状態となる。
而して、通常状態(鞄Kに重い荷物を収容しない状態)においては、図4に示すように、取付部材2を介して把持部材1が取手部Kaに取り付けられ、吊下げられた状態(取外し状態)とすることができる一方、鞄Kに重い荷物を収容した状態においては、図5に示すように、把持部材1を取手部Kaの外周に巻かれて取り付けられた状態(取付け状態)とすることができる。尚、鞄Kから重い荷物を取り出した後、把持部材1を取手部Kaから取り外すことにより、図4で示す如き、再び取外し状態とすることができる。このように、取付部材2は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、その一部が開状態とされて鞄Kの取手部Kaに取り付け可能とされたので、より容易且つ確実に把持部材1を取外し状態とすることができる。
ここで、本実施形態においては、把持部材1は、その外表面に所望の意匠が施されている。例えば、把持部材1の外周面に所望の塗布剤を塗布して所望のデザイン(文字や記号、或いは所定のキャラクタ等)を施したり、把持部材1の形状自体を所定の文字やキャラクタの形状として意匠性を向上させることができる。これにより、把持部材1が取手部Kaから吊された取外し状態(図4の状態)においても、鞄Kの意匠性を向上させることができる。
また、把持部材1の外表面に滑り止め加工が施されたものとするのが好ましく、例えば当該把持部材1の外周面にエンボス加工等を施すことができる。これにより、取付け状態とされた把持部材1を確実に把持して鞄Kを持ち運ぶことができる。尚、滑り止め加工が所望の意匠性を有するものとしてもよく、例えば所定の意匠の形状(意匠性を有するキャラクタや文字等)に沿ってエンボス加工を行わせたもの等が挙げられる。
上記実施形態によれば、把持部材1が取付部材2を介して鞄Kの取手部Kaから吊下げられた状態(図4の状態)と、鞄Kの取手部Kaの外周に巻かれて取り付けられた状態(図5の状態)との何れも可能な構造とされたので、鞄K内に軽量な荷物を収容する場合に取外し状態とする一方、鞄K内に重い荷物を収容する場合に取付け状態とすることにより、鞄Kの取手部Kaの意匠性を維持しつつ重量物を持ち運ぶ際に取手部Kaを把持する手に過度な負担が付与されてしまうのを抑制することができる。
次に、本考案に係る第2の実施形態の補助グリップについて説明する。
本実施形態に係る補助グリップは、第1の実施形態と同様、把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた状態と、鞄の取手部の外周に巻かれて取り付けられた状態との何れも可能とされたもので、図11〜13に示すように、把持し得るよう長手方向の寸法が設定された把持部材7と、円環状の金具から成る取付部材8とから主に構成されている。尚、適用される鞄Kは、図12、13に示すように、上方の開口から荷物を収容可能とされているとともに、左右一対のループ状(紐状)の取手部Kaが形成されている。
把持部材7は、図13に示すように、全体的に幅方向に湾曲して鞄の取手部Kaに取付可能なもので、金属製部材又は木製部材等の比較的硬質な材料で構成されている。かかる把持部材7は、その一端に挿通孔が形成されており、当該挿通孔に小径リング9を挿通させるとともに、その小径リング9に円環状の取付部材8が取り付けられている。かかる小径リング9は、樹脂材料又は金属製材料等で構成されたものが好ましい。
取付部材8は、第1の実施形態と同様、小径リング9を介して把持部材7に固定されて当該把持部材7を鞄Kの取手部Kaに取り付けて吊下げ可能とするものである。より具体的には、本実施形態に係る取付部材8は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、図12に示すように、その一部が開状態とされて鞄Kの取手部Kaに取り付け可能とされたものである。尚、取付部材8は、閉状態になる方向に所定の弾力を有しており、取付部材8を開状態とした手の力を緩めれば、当該取付部材8は自然と閉状態となる。更に、本実施形態においては、取付部材8に対し小径リング10を介して車両や家屋等の鍵11を取り付けた状態とされ、キーホルダの如き使用形態が可能とされている。
而して、通常状態(鞄Kに重い荷物を収容しない状態)においては、図12に示すように、取付部材8を介して把持部材7が鍵11と共に取手部Kaに取り付けられ、吊下げられた状態(取外し状態)とすることができる一方、鞄Kに重い荷物を収容した状態においては、図13に示すように、把持部材7を取手部Kaの下方に当てがって取り付けられた状態(取付け状態)とすることができる。尚、鞄Kから重い荷物を取り出した後、把持部材7を取手部Kaから取り外すことにより、図12で示す如き、再び取外し状態とすることができる。このように、取付部材8は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、その一部が開状態とされて鞄Kの取手部Kaに取り付け可能とされたので、より容易且つ確実に把持部材7を取外し状態とすることができる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様、把持部材7は、その外表面に所望の意匠が施されているのが好ましい。例えば、把持部材7の表面に所望の塗布剤を塗布して所望のデザイン(文字や記号、或いは所定のキャラクタ等)を施したり、把持部材7の形状自体を所定の文字やキャラクタの形状として意匠性を向上させることができる。これにより、把持部材7が取手部Kaから吊された取外し状態(図12の状態)においても、鞄Kの意匠性を向上させることができる。特に、本実施形態においては、キーホルダの如き機能と意匠性とを兼ね備えることができる。また、第1の実施形態と同様、把持部材7の外表面に滑り止め加工が施されたものとするのが好ましく、例えば当該把持部材7の外周面にエンボス加工等を施すことができる。
次に、本考案に係る第3の実施形態の補助グリップについて説明する。
本実施形態に係る補助グリップは、第1、2の実施形態と同様、把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた状態と、鞄の取手部の外周に巻かれて取り付けられた状態との何れも可能とされたもので、図14〜16に示すように、把持し得るよう長手方向の寸法が設定された把持部材12と、円環状の金具から成る取付部材13とから主に構成されている。尚、適用される鞄Kは、図15、16に示すように、上方の開口から荷物を収容可能とされているとともに、左右一対のループ状(紐状)の取手部Kaが形成されている。
把持部材12は、図16に示すように、把持することで全体的に把持する手に倣って幅方向に湾曲し、鞄Kの取手部Kaに取付可能なもので、図14に示すように、板状のゴム材で構成されている。尚、ゴム材に代えて、図16の如く幅方向に湾曲し得る他の材料にて把持部材12を構成してもよい。かかる把持部材12には、凹部12aが形成されており、鞄Kの取手部Kaに取り付けた状態で当該凹部12aに取手部Kaが嵌り込んで位置ずれが防止可能とされている。
また、把持部材12は、その一端に挿通孔が形成されており、当該挿通孔に取付部材13が取り付けられている。かかる取付部材13は、第1、2の実施形態と同様、把持部材7に固定されて当該把持部材7を鞄Kの取手部Kaに取り付けて吊下げ可能とするものである。より具体的には、本実施形態に係る取付部材13は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、図15に示すように、その一部が開状態とされて鞄Kの取手部Kaに取り付け可能とされたものである。尚、取付部材13は、閉状態になる方向に所定の弾力を有しており、取付部材13を開状態とした手の力を緩めれば、当該取付部材13は自然と閉状態となる。更に、第2の実施形態と同様、取付部材13に対し小径リング等を介して車両や家屋等の鍵を取り付けた状態とし、キーホルダの如き使用形態としてもよい。
而して、通常状態(鞄Kに重い荷物を収容しない状態)においては、図15に示すように、取付部材13を介して把持部材12が取手部Kaに取り付けられ、吊下げられた状態(取外し状態)とすることができる一方、鞄Kに重い荷物を収容した状態においては、図16に示すように、把持部材12を取手部Kaの下方に当てがって取り付けられた状態(取付け状態)とすることができる。尚、鞄Kから重い荷物を取り出した後、把持部材12を取手部Kaから取り外すことにより、図15で示す如き、再び取外し状態とすることができる。このように、取付部材13は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、その一部が開状態とされて鞄Kの取手部Kaに取り付け可能とされたので、より容易且つ確実に把持部材12を取外し状態とすることができる。
本実施形態においても、第1、2の実施形態と同様、把持部材12は、その外表面に所望の意匠が施されているのが好ましい。例えば、把持部材12の表面に所望の塗布剤を塗布して所望のデザイン(文字や記号、或いは所定のキャラクタ等)を施したり、把持部材12の形状自体を所定の文字やキャラクタの形状として意匠性を向上させることができる。これにより、把持部材12が取手部Kaから吊された取外し状態(図15の状態)においても、鞄Kの意匠性を向上させることができる。また、第1、2の実施形態と同様、把持部材12の外表面に滑り止め加工が施されたものとするのが好ましく、例えば当該把持部材12の外周面にエンボス加工等を施すことができる。
以上、本実施形態について説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、例えば図6に示すように、把持部材1に固定された小径の円環状部材3(金具や樹脂等から成る部品)を介して取付部材2が取り付けられた2重構造の取付部材としてもよく、或いは図7、8に示すように、閉止部材5をネジ4aに螺合することにより一部を閉状態とし得る取付部材4としてもよい。尚、図7は取付部材4の閉状態を示しており、図8は取付部材4の開状態を示している。
更に、金属製の取付部材に代えて、図9に示すように、可撓性を有した環状の紐状部材から成る取付部材6とし、図10に示すように、当該取付部材6を介して把持部材1が鞄Kの取手部Kaに取り付け可能とされたものであってもよい。かかる紐状部材から成る取付部材6は、可撓性を有するものであれば、布や輪ゴム等であってもよく、これにより、当該取付部材6を低コストにて製造することができる。
把持部材が取付部材を介して鞄の取手部から吊下げられた取外し状態と、鞄の取手部に取り付けられた取付け状態との何れも可能な構造とされた補助グリップであれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用できる。
1 把持部材
1a スリット
2 取付部材
3 小径の円環状部材
4 取付部材
5 閉止部材
6 取付部材
7 把持部材
8 取付部材
9、10 小径リング
11 鍵
12 把持部材
13 取付部材
K 鞄
Ka 取手部

Claims (6)

  1. 鞄の取手部に取付可能な把持部材と、
    該把持部材に固定されて当該把持部材を前記鞄の取手部に取り付けて吊下げ可能とする取付部材と、
    を具備し、前記把持部材が前記取付部材を介して前記鞄の取手部から吊下げられた取外し状態と、前記鞄の取手部に取り付けられた取付け状態との何れも可能な構造とされたことを特徴とする補助グリップ。
  2. 前記把持部材は、ゴム又は樹脂等の軟質材料から成るとともに、一端から他端までスリットが形成されて当該スリットを介して鞄の取手部の外周に巻かれて取付可能な筒状部材で構成されたことを特徴とする請求項1記載の補助グリップ。
  3. 前記把持部材は、その外表面に所望の意匠が施されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の補助グリップ。
  4. 前記把持部材は、その外表面に滑り止め加工が施されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の補助グリップ。
  5. 前記取付部材は、一部が開閉可能な環状の金具から成り、その一部が開状態とされて前記鞄の取手部に取り付け可能とされたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の補助グリップ。
  6. 前記取付部材は、可撓性を有した環状の紐状部材から成り、前記鞄の取手部に取り付け可能とされたことを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の補助グリップ。
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