JP3155755U - 車椅子用座面高さ調整装置。 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車椅子に乗り降りするときの被介助者及び介助者の負担を軽くし、食事等テーブル高さに対応させて高さ調整でき、既存の車椅子に安価で容易に装着できる車椅子用座面高さ調整装置を得ること。【解決手段】 上昇補助装置を有するガスシリンダーの昇降装置と、その上部側に座面と、下部側に支持フレーム及び装着装置を有する座面高さ調整装置のユニットを車体フレームの下部フレームに装着し、また座面が下降位置にあるとき、傾斜しないように上部フレームに当接させ、上昇位置にあるとき、前方に傾斜可能に設け、上昇補助装置に連動される操作桿を前面側又は背面側又はその双方から操作できるように配置し、座面高さ調整装置のユニットを支持する支持フレームを折り畳み可能となるように、該支持フレームに所定範囲で回動可能な回動手段を設けている。【選択図】図1

Description

本考案は、車椅子の座面高さの調整による使用者及びその介助者の負担軽減と利便性を改善する車椅子用座面高さ調整装置に関する。
従来、車椅子使用において、疾病者及び高齢者で比較的軽微な歩行困難(多少歩行が可能な人で、以後、歩行困難者と記載する。)と介助者なしで下肢を全く動かすことができない人(以下、下肢障害者と記載する。)の移動手段として、一般的に多くの人が使用している。
また、移動手段だけでなく、食事、お茶休憩、机仕事などのイスとして共用するのが一般的で、それら使用時、机又はテーブル高さと車椅子との高さが合わないときがあり、その場合、座面に敷く座布団の厚さで高さ調整し、又は無理な姿勢のまま使用していた。
さらに、介助者が、被介助者を支え立ちさせる際の体力的負担を軽減する物として、車体フレームとは別体に形成された座面を備え、その座面を流体圧シリンダーの伸縮部材41を介して車体フレームを支点に昇降する座面昇降式車椅子がある。(例えば、特許文献1参照)
加えて、上記同様の体力的負担を軽減する物として、X状フレーム41の基底部40と座面との間で、伸縮部材50及びリンク機構80を介して、車体フレームを支点にその座面を前方に迫り出すように上昇させる車椅子の座面昇降装置がある。(例えば、特許文献2参照)
さらに加えて、上記特許文献以外に多くの先行技術が記載された特許文献があり、上記文献と機構概念がほぼ同一の伸縮部材とヒンジ又はリンク機構を介して車体フレームを支点に座面を前方に傾斜又は傾斜させながら上昇させるとする物で、課題も支え立ちする際の体力的負担を軽減するなどであり、上記二例に集約されるものがある。
特開2002−209949号公報 特開2002−126008号公報
従来の車椅子は、折り畳み可能なフレームを備えた物が一般的に多く市販されまた多く使用され、またその機能は自力で移動させる物及び電動式の物があり、これらには座面の昇降が考慮されてなく、車椅子の乗り降り時の使用者及び介助者の体力的負担が大きい欠点があり、また車椅子をそのままイスとしてテーブル等で食事をする場合に、該テーブルとの高さが合わず(多くはテーブル側が高い。)、無理な姿勢での食事を余儀なくされ、またその改善策として厚さの違う座布団を敷くことで、高さ調節をしており、車椅子使用者の少しの快適さを得るのに、非常に煩雑な介助が必要となっており、これらを改善し、車椅子の座面高さを無段階で調整でき、また車椅子の乗り降り時の負担軽減及び食事など適正な位置に調節できるテーブル用のイスとしても使用できるなど、介助者の負担軽減を図り、被介助者が快適に使用でき、且つ安価及び簡易で、今ある車椅子も利用して容易に改善できる車椅子用座面高さ調整装置が待たれていた。
また、上述した従来の特許文献1の座面昇降式車椅子は、伸縮部材41の油圧シリンダー及び駆動部42の油圧ポンプ45及びバッテリにより座面を昇降する構成であることから、その構成上、高価格で高重量となり、その重量が車椅子を自力移動させるときの妨げになり、さらに車体フレームを支点に座面を前面方向に傾斜させる構成で、介助者が腰の低い位置の早い段階で被介助者を抱えることとなり、従来のように介助者の腰に負担が掛かっており、またバッテリの充電等メンテナンスが必要で煩雑であることから、介助者及び被介助者の腰及び介助の負担が軽く、軽量で車椅子の取り回し及び取り扱いが容易で、また構成が簡易で現在使用している車椅子に容易に取り付けられ、且つ安価な車椅子用座面高さ調整装置が求められていた。
さらに、上述した従来の特許文献2の車椅子の座面昇降装置は、上記特許文献1と略同様の構成で相違において、X状フレーム41の基底部40と座面との間で、伸縮部材50及びリンク機構80を介して、その座面を前方に迫り出すように上昇させることで、介助者が被介助者を支え立ちさせる際の体力的負担を軽減するものとしており、上述の歩行困難者に適したものであるが、下肢障害者に使用する場合、座面を前方に迫り出すように傾斜させて上昇させると、介助者が腰の低い位置の早い段階で被介助者を抱えることとなり、上昇しながらの座面の傾きでは介助者の腰の負担が大きく、それにより腰を痛める原因ともなり、さらに上述文献1と同様、高価格で、また高重量となり車椅子を自力移動させるときの妨げになり、さらにバッテリの充電等メンテナンスが必要で煩雑であり、軽量で車椅子の取り回しが容易で、構成が簡易で安価な車椅子用座面高さ調整装置が求められていた。
加えて、多くの先行技術に見られるような車椅子と座面の上昇機構において、車体フレームと伸縮部材及びヒンジ又はリンク機構を介して座面を前方に傾斜又は傾斜させながら上昇させるとする車椅子そのものに該機構が組み込まれた構成で、上記特許文献1及び2と同様、新たに買い換える物であることから、買い換えることなく、今使用中の車椅子に簡易に導入できる昇降装置が望まれていた。
本考案は、上記課題を有効に達成するために第1の解決手段として、車椅子用の座面高さ調整装置において、バネ圧及び内部ガスにより昇降させるガスシリンダーと、該ガスシリンダーの上昇を、クランク機構と連動するペダルを有する上昇操作桿で操作して上昇補助する上昇補助装置を有する昇降装置と、
該昇降装置の上部側に座面を設けると共に下部側に該昇降装置を支持する支持フレーム及び車体フレームに装着する装着装置により座面高さ調整装置ユニットとして構成し、該ユニットを上記装着装置で車体フレームの下部フレームに装着することで、
既存の車椅子に座面高さ調整装置のユニットを装着して、座面が昇降可能な車椅子とする事としている。
また、第2の解決手段は、座面が下降位置にあるとき該座面が傾斜しないように、車椅子の車体フレームの上部フレームに該座面の両側底面部を当接支持させ、該座面が上昇位置にあるとき該座面が前側に傾斜可能となるように、該座面前側の底面と昇降装置の上部の座面傾斜支持具を、ヒンジ部を介して揺動可能に枢着して傾斜可能に該座面を設けたことで、
座面が下降位置のとき、車体フレームの上部フレームに該座面が傾斜することなく保持され、該座面が上昇位置にあるとき傾斜可能とする事としている。
さらに、第3の解決手段は、上昇補助装置に連動される上昇操作桿及びガスシリンダーの昇降装置を昇降操作する昇降レバーを前面側又は背面側又はその双方から操作できるように配置したことで、
被介助者の移動のとき及び被介助者自ら前から操作して昇降調節又はテーブルに向かった状態で介助者が後から昇降調節をする事としている。
本考案は、上述したそれぞれの手段によって有効な効果が得られるようにしたもので、特に、車椅子用の座面高さ調整装置において、バネ圧及び内部ガスにより昇降させるガスシリンダーと、該ガスシリンダーの上昇を、クランク機構と連動するペダルを有する上昇操作桿で操作して上昇補助する上昇補助装置を有する昇降装置と、
該昇降装置の上部側に座面を設けると共に下部側に該昇降装置を支持する支持フレーム及び車体フレームに装着する装着装置により座面高さ調整装置ユニットとして構成し、該ユニットを上記装着装置で車体フレームの下部フレームに装着する第1の解決手段により、
座面、昇降装置及び装着装置がユニット化されているので、今使用中の車椅子の座面を外し、該ユニットを車体フレームに装着装置により装着するという簡易で、且つ容易に装着ができ、座面高さ調整装置付き車椅子として使用が可能で、新たに座面が昇降可能な車椅子を買い換えることもなく、比較的安価に昇降可能な車椅子として使用でき、また従来のように昇降装置を駆動するのに必要なバッテリーの充電など導入後のメンテナンス等も必要がなく、普通(無動力で、自力若しくは介助者の手を借りて移動走行する。)の車椅子のように使用できる。
また、車椅子走行時は、座面が通常状態の低い位置で安定走行ができ、そして車椅子の乗り降りするとき、車椅子の座面位置を上昇させ、従来のように介助者が中腰で介助することなく、腰を落とす量も少なくすることで、腰に掛かる負担を軽減し、歩行困難者の場合は、該被介助者の自身で支え立ちが多少可能であることから介助者の負担は比較的軽いが、特に下肢障害者の場合は、被介助者の体重すべてが介助者に掛かり非常に大きな負担となるが、介助者の腰の位置を高くすることで、その分腰に掛かる負担が減り楽に介助ができ、この介助者の腰に対する効果は計り知れない位い大きく、介助に従事できなくなる者の多くは腰の負傷によるものであり、よって被介助者を高い位置から移動介助することが楽にできることであり、その昇降装置を備えた車椅子を提供できる事の意義は大きい。
さらに、昇降装置のガスシリンダーは、無段階調節が可能でクッション性も良いことから走行時の振動などが軽減され、臀部及び腰などに対する負担が少なく、また車椅子のままテーブル等で食事をする場合に、該テーブルとの高さが合わずに高いテーブルで無理な姿勢で食事をしたりすることもなく座高に合わせて調節でき、また従来のように、その座高の改善策として、厚さの違う座布団を臀部に敷くことなど車椅子使用者の快適さを得るのに煩雑な介助の改善もでき、そして車椅子の乗り降り時の負担軽減及び食事、机仕事など適正な位置に調節できるテーブル若しくは机用のイスとしても使用でき、またガスシリンダーは、オフィースチェアー用として非常に多く出回っており安価に使用できる。
また、座面が下降位置にあるとき該座面が傾斜しないように、車椅子の車体フレームの上部フレームに該座面の両側底面部を当接支持させ、該座面が上昇位置にあるとき該座面が前側に傾斜可能となるように、該座面前側の底面と昇降装置の上部の座面傾斜支持具を、ヒンジ部を介して揺動可能に枢着して傾斜可能に該座面を設けた第2の解決手段により、
座面が下降位置のとき、該座面が傾斜することなく上部フレームに安定して支持され、よって自力若しくは介助者の手を借りて移動走行するとき安定して走行ができ、座面が上部位置にある移動など介助するとき、介助者が被介助者を引き寄せることで、座面が傾斜して被介助者が着座状態から立ち上がり姿勢となり、介助者が前屈みになることが少なく、被介助者を抱き抱え車椅子から容易に降ろすことができ、介助者の腰位置が高く、腰に対する負担の軽減となり、特に下肢障害者の場合は、被介助者からの自力動作を借りることができず、介助者自身が一手に引き受けることとなることから、介助者自らの意志で昇降装置の状態を把握しながら上昇させ、また傾斜させることより介助でき、またその介助動作は、被介助者を引き寄せるように抱き抱えながら座面を傾斜させて立ち上がり姿勢とし、そしてベッドなどへ移動させることなど、介助者及び被介助者の腰の位置が高く安定した介助により双方の精神的安心感が得られる効果がある。
さらに、上昇補助装置に連動される上昇操作桿及びガスシリンダーの昇降装置を昇降操作する昇降レバーを前面側又は背面側又はその双方から操作できるように配置した第3の解決手段により、
介助者が被介助者の前から操作桿及び昇降レバーを操作して座面を昇降させて、被介助者を介助することで安定した介助ができ、双方の精神的安心感が得られる効果があり、また車椅子の座面高さをテーブル、机などに合わせる必要があるとき、被介助者自ら操作でるよう前面側の昇降レバーを操作して座面高さを低く調整でき、また被介助者がテーブルに向かった状態で、介助者が被介護者の前に回ることなく昇降調節を背後から操作桿及び昇降レバーを操作して座面高さの調整もでき、使用場面に合わせて適宜、昇降させて使用できるので座面高さの調節が容易となる。
このように、本考案は、実用上著大な効果を奏する。
本考案の実施例の側面図である。 本考案の実施例の座面昇降調整装置ユニット2の側面図である。 本考案の実施例の座面昇降調整装置ユニット2の動作状態を示す側面図である。 本考案の前側及び後側昇降レバー18,19の側面図である。 本考案の実施例の正面図である。 本考案の座面昇降調整装置ユニット2の正面図である。 本考案の実施例の座面昇降調整装置ユニット2の動作状態を示す正面図である。 本考案の実施例の折り畳み状態を示す正面図である。 本考案の他の実施例の前側及び後側昇降レバー18,19の側面図である。
新規若しくは現在使用中の車椅子に座面高さ調整装置を装着可能とし、また座面が最下部のとき、傾斜することなく安定し、座面が上部位置のとき、介助者が意志をもって被介助者を引き寄せることで、座面が傾斜して被介助者が着座状態から立ち上がり姿勢となり、さらに介助者及び被介助者が適宜、選択的に前又は後側から無段階の高さ調節ができると共に机、テーブルなどの高さに合わせて高さ調節ができ、加えて折り畳み式の車椅子にも座面の昇降装置を導入できることを実現させた。
本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、図1に於いて、1は車椅子で、該車椅子1は、一般市販品のもので、該車椅子1に座面昇降調整装置ユニット2を装着している。
そこでその一般市販品の車椅子1は、折り畳み可能なものが一般的に多く使用され、主車輪3,3、前輪4,4、車体フレーム5、上部フレーム5a,5a、下部フレーム5b,5b、介助者用ハンドル6,6、ステップ7などを有している。
また、該座面昇降調整装置ユニット2は、図2及び図3に示すように、左右の下部フレーム5b,5bに載架して装着する装着固定具8,8とその上部に架設支持し、且つ折り畳み可能とする支持フレーム9,9とその上部のベースフレーム10を有し、そのベースフレーム10の中心に保持筒11に保持固定されるガスシリンダー12とその前方側に上昇操作桿13,13a及びペダル13bを有するクランク機構14で上昇補助装置15を構成し、またガスシリンダー12の後方側に座面傾斜を支持するショックアブソーバー16を設け、さらにガスシリンダー12の上部には座面支持具17を設けると共にその前後に座面を降下させる前側昇降レバー18と後側昇降レバー19を有し、該座面支持具17の上部に座面傾斜支持具20と、さらにその上部に座面21を有している。
そこで先ず、ガスシリンダー12は、一般的にオフィスチェアの座面高さ調整用に多く使用されるもので、該ガスシリンダー12の内部に設けられたバネにより摺動ロッド22が上昇と体重の重量圧による内部ガスの放出で下降し、またその昇降の操作は、摺動ロッド22の上部に設けられる開閉ボタン23の開閉により行われ、また内部ガスの出し入れを任意位置で停止することで昇降停止を可能としており、図4に示す、摺動ロッド22の上部に設けられる開閉ボタン23を押し込むことにより該内部ガスの出し入れが行われ、市販品のオフィスチェアもそのように使用されている。
そして、該ガスシリンダー12の開閉ボタン23を押す操作において、図4に示すように、前側昇降レバー18及び後側昇降レバー19の先端で開閉ボタン23の中央部手前を押せる位置でそれぞれ揺動支持具24,24に揺動可能に枢着して座面支持具17に設けられ、図4の矢視のように上方に引き上げる操作により開閉ボタン23を押す事としている。
また、上述した上昇補助装置15は、図2及び図3に示すように、ベースフレーム10の前方側上部に設けられた揺動支持具26に、上昇操作桿13を揺動可能に設けると共にその先端の支軸27を介して上昇操作桿13aを設けてクランク機構14とし、また該上昇操作桿13aの先端が支軸27aを介して座面支持具17に枢着され、そして一方、上昇操作桿13,13の基端側先端部に架設状にペダル13bが設けられ、図6及び図7に示すように、左右一対の揺動支持具26,26に揺動支持されるクランク機構14,14を有する上昇補助装置15として構成される。
さらに、座面傾斜支持具20は、座面21が前方に傾斜可能なように、略蝶番状で、前方側にヒンジ部28を設け、座面傾斜支持具20の下部側取付板20aは、図6及び図7に示すように、揺動支持具29を介して座面支持具17に取り付けられ、該揺動支持具29により座面21が、側面方向に回動して起立できるよう揺動可能に支持され、また上部側取付板20bは、座面21に取り付けられると共にその後部端近傍とベースフレーム10との間に上記ショックアブソーバー16を前後左右に動く自由継ぎ手30,30aを介して座面21の傾斜と共に傾斜可能に支持されている。
そして、座面21の通常の位置は、図5及び図6に示すように、上部フレーム5a,5a上に載架されて、座面21が走行など通常使用中、前方に傾斜しないように支持され、座面21を上昇させると支持されている上部フレーム5a,5aから座面21が離れ、傾斜する必要のときのみ前方に傾斜可能となる。
加えて、折り畳み可能とする支持フレーム9,9は、図2及び図3に示す、ベースフレーム10の前方及び後方側に一対として設けられると共に図6及び図7に示すように、左右の下部フレーム5b,5bに載架して装着する装着固定具8,8側の揺動支持具31,31とベースフレーム10側の略中央近傍に揺動支持具32,32を介して揺動可能に支持されて設けられている。
また、該支持フレーム9,9は、上からの全重量を受けるために、図6に示すように、支持フレーム9,9の揺動支持具31,31近傍に略三角状の支持ストッパ33,33を設け、支持フレーム9,9が水平状態のとき、該略三角状の一辺が装着固定具8,8に当接、梁状に支持するように設けられ、また揺動支持具32,32側の支持フレーム9,9は、ベースフレーム10に当接支持されるように設けられている。
そして、装着固定具8,8の揺動支持具31,31は、支持フレーム9,9が略水平から上側垂直方向に揺動可能なように、該装着固定具8,8の上部でそれぞれ内側方向から上部方向に回動可能に設けられ、またベースフレーム10の揺動支持具32,32は、支持フレーム9,9が略水平から下側垂直方向に回動可能なようにベースフレーム10の底面の中央寄り左右でそれぞれ下部方向に回動可能に設けられ、車体フレーム5を折り畳むとき、上部フレーム5a,5a及び下部フレーム5b,5bが互いに中央に寄るように折り畳まれると共に支持フレーム9,9がそれぞれ回動してベースフレーム10を介して座面昇降調整装置ユニット2全体が上昇する。
また、装着固定具8,8は、下向きの略コの字状で下部フレーム5b,5bに該コの字状を嵌入するように載置すると共に下部フレーム5b,5bより下部側で、ボルトなど固着具で固定し、下部フレーム5b,5bに座面昇降調整装置ユニット2が装着される。
なお、ショックアブソーバー16は、車などの後部跳ね上げドアに見られる急激に動作するのを防止して動作を緩慢にする緩衝部材で、一般市販品である。
而して、いま、車椅子1に座面昇降調整装置ユニット2を装着して使用する場合、図1及び図5に示すように、下部フレーム5b,5bに座面昇降調整装置ユニット2を上述したように、略コの字状の装着固定具8,8を下部フレーム5b,5bに嵌め込み装着し、ボルトなどで固定して装着し、そのとき座面21は、上部フレーム5a,5a上に当接した状態で載架され、揺動することなく装着される。
そして、被介助者が、車椅子1に乗った状態からベッドなどに移動又は立ち上がろうとするとき、介助者が車椅子1の前面から前側昇降レバー18を引き上げることでガスシリンダー12の開閉ボタン23が押され、摺動ロッド22がフリーとなった状態でペダル13bを踏み込むことで、上昇補助装置15のクランク機構14及びガスシリンダー12の内蔵されるバネによりベースフレーム10を介して、図3に示すように座面21が持ち上がり、そして図5に示す矢視Aの位置で座面21が停止する。
その状態で、介助者が被介助者を抱き抱えるように前方に体重移動させるとショックアブソーバー16がゆっくり伸張しながら、図3の想像線で示したように座面21が前方に傾斜し、無理なく抱き抱えられるように介助ができ、またその座面21の傾斜をストッパの解除後にできるようにストッパを設けても良いが、図示は省略した。
また、被介助者を車椅子1に乗せる又は乗るとき、被介助者の身長に合わせて座面21を上昇させ、その上昇させた平面状態で行うことにより、座るときの衝撃がより少なく安定して座ることができる。
そして、座った状態で、机又はテーブルなどに向かうときの高さ調節は、座面21が高い位置であれば、被介助者自身が前側昇降レバー18を引き上げることで、座面21が下がり、介助者が行う場合、後側昇降レバー19若しくは前側昇降レバー18を引き上げることで、座面21が下がり調節できる。
また、逆に、座面21が低い位置の場合、上述座面21を上昇させたときのように、机又はテーブルなどに高さを合わせながら座面21を上昇させる。
而して、座面昇降調整装置ユニット2を折り畳み可能な車椅子1に装着して折り畳みをする場合、図7に示すように、装着固定具8,8と共に下部フレーム5b,5bを中央方向に寄せながら揺動支持具32,32及び揺動支持具31,31を回動させて、図8に示すように折り畳み、また揺動支持具29を介して座面21を側面方向に回動させて座面21を起立させ、さらに摺動ロッド22を上昇位置にすることで、上部フレーム5a,5aと干渉することなく折り畳める。
なお、図4に示す、前側昇降レバー18と後側昇降レバー19の他の構成として、図9に示すように、揺動支持具24を後側一カ所(前側でも可能)とし、前側昇降レバー18aを下げることにより開閉ボタン23押し、逆に後側昇降レバー19aは、引き上げることで操作するようにしても好ましい。
また、上昇補助装置15のペダル13bを前から操作するように配置しているが、複数の介助者で後側からも操作できるようにしても良いが図示は省略した。
さらに、車椅子1は、折り畳みの物を使用しているが、折り畳みができない車椅子の場合、座面昇降調整装置ユニット2の折り畳みの機構が不要となり、簡易で、むしろ安価に製作できるが、とくに図示は省略した。
加えて、装着固定具8,8が略コの字状としているが、座面昇降調整装置ユニット2を装着固定できる物であれば良いが、とくに図示は省略した。
1 車椅子
2 座面昇降調整装置ユニット
5 車体フレーム
5a 上部フレーム
5b 下部フレーム
8 装着固定具
9 支持フレーム
12 ガスシリンダー
13,13a 上昇操作桿
13b ペダル
14 クランク機構
15 上昇補助装置
18 前側昇降レバー
19 後側昇降レバー
20 座面傾斜支持具
21 座面
28 ヒンジ部

Claims (3)

  1. 車椅子用の座面高さ調整装置において、バネ圧及び内部ガスにより昇降させるガスシリンダーと、該ガスシリンダーの上昇を、クランク機構と連動するペダルを有する上昇操作桿で操作して上昇補助する上昇補助装置を有する昇降装置と、
    該昇降装置の上部側に座面を設けると共に下部側に該昇降装置を支持する支持フレーム及び車体フレームに装着する装着装置を座面高さ調整装置ユニットとし、該ユニットを上記装着装置で車体フレームの下部フレームに装着することを特徴とした車椅子用座面高さ調整装置。
  2. 座面が下降位置にあるとき該座面が傾斜しないように、車椅子の車体フレームの上部フレームに該座面の両側底面部を当接支持させ、該座面が上昇位置にあるとき該座面が前側に傾斜可能となるように、該座面前側の底面と昇降装置の上部の座面傾斜支持具を、ヒンジ部を介して揺動可能に枢着して傾斜可能に該座面を設けたことを特徴とする請求項1記載の車椅子用座面高さ調整装置。
  3. 上昇補助装置に連動される上昇操作桿及びガスシリンダーの昇降装置を昇降操作する昇降レバーを前面側又は背面側又はその双方から操作できるように配置したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車椅子用座面高さ調整装置。
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