JP3155643B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3155643B2
JP3155643B2 JP04871193A JP4871193A JP3155643B2 JP 3155643 B2 JP3155643 B2 JP 3155643B2 JP 04871193 A JP04871193 A JP 04871193A JP 4871193 A JP4871193 A JP 4871193A JP 3155643 B2 JP3155643 B2 JP 3155643B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複写機能を有するファ
クシミリ装置、特にその解像度及び記憶方式の切り替え
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置及びコピー機が
一般に広く普及するに従い、普通紙を使い、また、読み
取り解像度や記録密度の高い複写機能を有するファクシ
ミリ装置が開発されている。
【0003】読み取り解像度や記録密度の高い複写機能
を有するファクシミリ装置として、特開昭61−288
656号公報に開示されたファクシミリ装置では、常に
最高解像度でコピーすることによりコピーの画質の向上
図っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファク
シミリ装置においては、通信費用の点から画像読み取り
解像度や記録密度を必要最小限に抑えたい場合がある。
必要最小限度の画像読取解像度や記録密度で画像を送信
するためには、送信される画像が相手にどのように届く
かを複写で確認する必要がある。また、送信した画像と
全く同一の複写が欲しい場合もあるので、正確に且つ容
易にファクシミリ送信したと同じ複写をする必要があ
る。
【0005】上記ファクシミリ装置では、複写時には最
高解像度を自動的に設定し、ファクシミリ送信時には解
像度を指定することができるようにしているので、送信
される画像が相手にどのように届くかを確認するために
は、画像情報を一旦メモリに記憶させ、その後メモリコ
ピーをすることにより複写する必要がある。メモリコピ
ーをする場合はファクシミリ送信操作と全く別にメモリ
コピーの操作をする必要があり、操作が複雑である。ま
た、メモリコピーをする場合はファクシミリ送信操作と
全く別に操作をするので、ファクシミリ送信時の記録密
度指定等の画像読み取り方法の指定を忘れメモリコピー
時の指定を同じに設定できない場合もある。
【0005】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、ファクシミリ送信した画像情報をフ
ァクシミリ送信と同様の操作を行うことにより正確に且
つ容易に確認できるようにし、ファクシミリ送信を必要
最小限度の画像読取解像度及び記録密度で行うことがで
きるファクシミリ装置を得ることを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るファクシ
ミリ装置は、モード切替手段はコピーモード又はファク
シミリモードに切り替え、複写起動手段はコピーモー
ド、ファクシミリモードのいずれのときにも複写を
、解像度切替手段は複数ある所定の画像読み取りの解
像度を切り替え、画像読取手段は切り替わった解像度で
原稿を読み取り、ファクシミリ送信手段は画像読取手段
によって読み取られた画像をファクシミリ送信するもの
である。ファクシミリモードのときにファクシミリ送信
手段を作動したときには画像読み取り解像度を設定され
ている解像度に切り替えて原稿を読み取り、読み取った
原稿の画像に基づきファクシミリ送信を行う。また、フ
ァクシミリモードのときに複写起動手段を作動したとき
にはファクシミリ送信時に設定されている解像度で原稿
を読み取り、読み取った原稿の画像に基づき複写を行
う。そして、コピーモードのときに複写起動手段を作動
したときには画像読み取り解像度を最高の解像度に切り
替えて原稿を読み取り、読み取った原稿の画像に基づき
複写を行う。
【0007】また、設定されている解像度又は切り替え
られた解像度で解像度読取手段によって読み取った画像
に対し、二値化又は多値化のいずれかの交換方式に切り
替える中間調切替手段を設ける。
【0008】
【作用】この発明においては、モード切替手段はコピー
モード又はファクシミリモードに切り替える。複写起動
手段はコピーモード、ファクシミリモードのいずれのと
きにも複写を行う。解像度切替手段は画像読み取りの解
像度を切り替える。画像読取手段は切り替わった解像度
で原稿を読み取る。ファクシミリ送信手段は画像読取手
段によって読み取られた画像をファクシミリ送信する。
ファクシミリモードのときにファクシミリ送信手段を作
動したときには画像読み取り解像度を設定されている解
像度に切り替えて原稿を読み取り、読み取った原稿の画
像に基づきファクシミリ送信を行う。また、ファクシミ
リモードのときに複写起動手段を作動したときにはファ
クシミリ送信時に設定されている解像度で原稿を読み取
り、読み取った原稿の画像に基づき複写を行う。一方、
コピーモードのときに複写起動手段を作動したときには
画像読み取り解像度を最高の解像度に切り替えて原稿を
読み取り、読み取った原稿の画像に基づき複写を行う。
【0009】また、コピーモードのときには、中間調切
替手段によって多値化の交換方式に切り替わる。一方、
ファクシミリモードには、中間調切替手段によって切り
替えられた二値化又は多値化のいずれかの変換方式に切
り替わる。
【0010】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示すブロック図
である。図に示すように、ファクシミリ装置は主制御部
1、複写起動手段2、モード切替手段3、解像度切替手
段4、中間調切替手段5、画像読取部6、画像処理部
7、画像記録部8、通信検出手段9、通信制御部10及
び操作表示部11を有する。
【0011】主制御部1は装置全体の制御を行う。複写
起動手段2はファクシミリモード又はコピーモード
ずれのときもファクシミリ通信または複写のいずれかを
起動する。モード切替手段3はファクシミリモードとコ
ピーモードとの切り替えを行う。解像度切替手段4はモ
ード切替手段3によって切り替えたモードによってファ
クシミリ送信用または複写用の原稿を画像読取部6で読
み込む解像度を切り替える。中間調切替手段5は画像処
理部7で画像を処理するときの変換方式をモード切替手
段3によって切り替えたモードによって中間調または通
常に切り替える。画像読取部6は解像度切替手段4によ
って切り替わった読み込み解像度でファクシミリ送信用
または複写用の原稿を読み込む。画像処理部7は中間調
切替手段5によって切り替わった変換方式で画像読取部
6で読み取った画像情報を二値化または多値化変換す
る。画像記録部8はファクシミリ受信画像原稿や複写し
た画像を印字する。通信検出手段9は回線が接続されて
いるまたは発呼番号が入力されている等の状態を検出し
て、通信中、主にファクシミリ受信中または通信をしよ
うとしている状態を検出する。通信制御部10は公衆回
線との通信を制御する。操作表示部11はファクシミリ
モードとコピーモードの切り替えを入力したり、発呼先
の電話番号を入力したりする。
【0012】次にファクシミリ装置が例えば、読み込み
解像度指定として低解像度である標準モード、中間の解
像度であるファインモード及び高解像度である高精密モ
ードを有し、変換方式指定として多値化変換であるハー
フトーンモードと二値化変換である普通モードを有する
ファクシミリ装置であり、ファインモード及び普通モー
ドが指定されている場合に複写する動作を図2のフロ−
チャ−トを参照して説明する。
【0013】オペレータが操作表示部11を操作し、複
写起動手段2が起動を開始する(ステップS1)。通信
検出手段9は回線が接続されているか等の状態を調べ、
ファクシミリ受信中でないことを検出する(ステップS
;NO)。モード切替手段3によりコピーモードに切
り替わっている場合は(ステップS3;NO)、解像度
切替手段4は強制的に読み取り解像度を最高読み込み
解像度である高精密モードに変換する。画像読取部6は
解像度切替手段4で切り替わった高精密モードの解像度
で画像を読み取る。中間調切替手段5は画像読取部5が
読み込んだ画像情報をハーフトーンモードで変換する
うに変換方式に切り替える。画像処理部7は画像読込手
段6が読み込んだ画像情報を中間調切替手段5によって
切り替わったハーフトーンモードで処理する。画像処理
部7で処理された画像情報は画像記録部8から出力され
る(ステップS)。ここで、コピーモードによる複写
の場合は、最高解像度、かつ中間調で画像情報が変換
され出力されるので、鮮明な画像が出力される。
【0014】モード切替手段3によりファクシミリモー
に切り替わっている場合は(ステップS3;YE
)、解像度切替手段4は操作者が設定した読み取り解
像度であるファインモードの解像度に切り替える。画像
読取部6は解像度切替手段4で切り替わったファインモ
ードの解像度で画像を読み取る。中間調切替手段5は予
め設定された普通モードで画像情報の変換するように
換方式に切り替える。画像処理部7は画像読込手段6が
読み込んだ画像情報を中間調切替手段5によって切り替
わった普通モードで処理する。画像処理部7で処理され
た画像情報は画像記録部8から出力される(ステップS
)。ここで、ファクシミリモードによる複写の場合
は、ファクシミリ送信時と同じ変換方式で画像情報が変
換され出力されるので、モードを変換したり画像情報を
一旦記憶したりしなくとも容易にファクシミリ送信した
画像を確認できる。
【0015】なお、上記実施例ではファクシミリ送信と
複写とを同一モードで別々に操作するようにしている
が、ファクシミリ送信時に自動的に複写が行われるよう
なモードを付加してファクシミリ送信画像を自動的に確
認できるようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファクシミリ装置は、モード切替手段はコピーモード
ファクシミリモードに切り替え、複写起動手段はコピ
ーモード、ファクシミリモードのいずれのときにも複写
行い、解像度切替手段は複数ある所定の画像読み取り
の解像度を切り替え、画像読取手段は切り替わった解像
度で原稿を読み取り、ファクシミリ送信手段は画像読取
手段によって読み取られた画像をファクシミリ送信する
ものである。ファクシミリモードのときにファクシミリ
送信手段を作動したときには画像読み取り解像度を設定
されている解像度に切り替えて原稿を読み取り、読み取
った原稿の画像に基づきファクシミリ送信を行う。ま
た、ファクシミリモードのときに複写起動手段を作動し
たときにはファクシミリ送信時に設定されている解像度
で原稿を読み取り、読み取った原稿の画像に基づき複写
を行う。そして、コピーモードのときに複写起動手段を
作動し たときには画像読み取り解像度を最高の解像度に
切り替えて原稿を読み取り、読み取った原稿の画像に基
づき複写を行う。よって、モードを変換したり画像情報
を一旦記憶したりしなくとも送信した画像情報を容易に
確認できる。
【0017】また、設定されている解像度又は切り替え
られた解像度で解像度読取手段によって読み取った画像
に対し、二値化又は多値化のいずれかの交換方式に切り
替える中間調切替手段を設ける。モード切替手段によっ
てコピーモードに切り替えられたときは、中間調切替手
段によって多値化の交換方式に切り替わる。一方、モー
ド切替手段によってファクシミリモードに切り替えられ
たときは、中間調切替手段によって切り替えられた二値
化又は多値化のいずれかの変換方式に切り替わる。よっ
て、コピーモードに切り替わったときは中間調で画像の
複写を行い、ファクシミリモードに切り替わったときは
ファクシミリ送信と同一の変換方式の複写を行うことが
でき、送信した画像情報を容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】上記実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】 1 主制御部 2 複写起動手段 3 モード切替手段 4 解像度切替手段 5 中間調切替手段 6 画像読取部 7 画像処理部 8 画像記録部 9 通信検出手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写機能を備えたファクシミリ装置にお
    いて、モード切替手段と複写起動手段と解像度切替手段
    と画像読取手段とファクシミリ送信手段を有し、 モード切替手段はコピーモード又はファクシミリモード
    に切り替え、複写起動手段はコピーモード、ファクシミ
    リモードのいずれのときにも複写を行い、解像度切替手
    段は複数ある所定の画像読取解像度を切り替え、画像読
    取手段は切り替わった解像度で原稿を読み取り、ファク
    シミリ送信手段は前記画像読取手段によって読み取られ
    た画像をファクシミリ送信するものであり、ファクシミリモードのときにファクシミリ送信手段を作
    動したときには画像読み取り解像度を設定されている解
    像度に切り替えて原稿を読み取り、読み取った原稿の画
    像に基づきファクシミリ送信を行い、 ファクシミリモードのときに複写起動手段を作動したと
    きにはファクシミリ送信時に設定されている前記解像度
    で原稿を読み取り、読み取った原稿の画像に基づき複写
    を行い、 コピーモードのときに複写起動手段を作動したときには
    画像読み取り解像度を最高の解像度に切り替えて原稿を
    読み取り、読み取った原稿の画像に基づき複写を行う
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 設定されている解像度又は切り替えられ
    た解像度で前記解像度読取手段によって読み取った画像
    に対し、二値化又は多値化のいずれかの交換方式に切り
    替える中間調切替手段を設け、コピーモードのときは、
    前記中間調切替手段によって多値化の交換方式に切り替
    わり、ファクシミリモードのときは、前記中間調切替手
    段によって切り替えられた二値化又は多値化のいずれか
    の変換方式に切り替わる請求項1記載のファクシミリ装
    置。
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