JP3154684B2 - 半導体装置の製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造装
置に係り、特に基板片面にのみ樹脂パッケージが形成さ
れる構成とされた半導体装置の製造装置に関する。近
年、半導体装置が組み込まれる電子機器の多様化に伴
い、半導体装置のパッケージ構造も多様化している。よ
って、このように多様化した半導体装置を効率よく、か
つ高い信頼性をもって製造する半導体装置の製造装置が
必要となる。
【0002】
【従来の技術】図6は一般的な樹脂封止型半導体装置の
断面を示す図であり、また図7はこの半導体装置の製造
装置を示す図である。図6(A)は半導体装置の縦断面
を,(B)は半導体装置の横断面を,(C)は半導体装
置を平面視した状態を夫々示している。各図において、
16は樹脂パッケージ,25は半導体素子,26Fリー
ド(アウターリード26a,インナーリード26bとよ
りなる),27はボンディングワイヤ,28はダイステ
ージを示す。この半導体装置はSSOP(Shrink Small
Outline Package)と呼ばれるパッケージ構造のものであ
り、アウターリード26aがガルウイング状に曲げられ
て基板に実装される構成とされている。
【0003】この半導体装置を製造する製造工程におい
て、樹脂パッケージ16を形成するのに用いる半導体装
置の製造装置1(樹脂モールド装置)を図7に示す。同
図は、製造装置1に配設される金型22の近傍を拡大し
て示している。金型22は、大略すると上型4(上部チ
ェイス)と下型6(下部チェイス)とにより構成されて
いる。上型4には、パッケージキャビティ8,ピン孔2
2,及びエジェクターピン24等が設けられている。ま
た、下型6には、パッケージキャビティ10,ピン孔2
2,エジェクターピン24,及びゲート12等が設けら
れている。
【0004】樹脂パッケージ16を形成するには、半導
体素子25がダイボンディングされると共にワイヤ27
が配設されたリードフレーム14を上型4と下型6との
間に挟持させ、図示しないプランジャを駆動することに
より樹脂をパッケージキャビティ8,10に装填する。
樹脂は、プランジャを駆動することにより図7に矢印で
示す方向に進行してゆき、ゲートキャビティ12を通り
各パッケージキャビティ8,10に装填され、樹脂パッ
ケージ16が形成される。
【0005】図6に示した半導体装置の樹脂パッケージ
は、リード26を介してその上部及び下部の双方に樹脂
が存在する構成とされているため、上型4及び下型6の
双方にパッケージキャビティ8,10が形成されてい
る。また、樹脂を各パッケージキャビティ8,10に送
る通路となるゲートキャビティ12は、下型6にのみ形
成されていた。
【0006】図7は、樹脂パッケージ16が形成された
状態を示している。この状態において、ゲートキャビテ
ィ12内にも樹脂は存在し、ゲート18を形成してい
る。そして、樹脂パッケージ16が形成されると、上型
4と下型6は分離され、これに伴いピン孔22に配設さ
れているエジェクターピン24は移動して樹脂パッケー
ジ16を押圧する。これにより、樹脂パッケージ16が
形成されたリードフレーム14は、金型2から分離され
る。
【0007】しかるに、図6に示されるSSOPタイプ
の半導体装置では、樹脂パッケージ16内に占めるイン
ナーリード26bからアウターリード26aへの引き回
し部分29の面積や、アウターリード26a自身の占め
る面積が大きく、実装面積が大きくなってしまうという
問題点があった。そこで出願人は先に、上記の問題点を
解決しうる半導体装置として、特願平8−250707
を提案した。図8は、上記出願に係る半導体装置110
を示している。同図に示されるように、半導体装置11
0は、半導体素子111,樹脂パッケージ112,及び
金属膜113等からなる極めて簡単な構成とされてお
り、樹脂パッケージ112の実装面116に一体的に形
成された樹脂突起117に金属膜113を被膜形成した
ことを特徴としている。
【0008】上記構成とされた半導体装置110は、従
来のSSOPのようなインナーリードやアウターリード
が不要となり、インナーリードからアウターリードへの
引き回しのための面積や、アウターリード自身の面積が
不要となり、半導体装置110の小型化を図ることがで
きる。また、樹脂突起117及び金属膜113は、協働
してBGA(Ball Grid Array) タイプの半導体装置の半
田バンプと同等の機能を奏するため、実装性を向上する
ことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、半導体
装置110は図6に示される従来の半導体装置では得る
ことができない種々の効果を実現することができる。と
ころで、上記の特願平8−250707に開示した如
く、半導体装置110を製造する際、樹脂パッケージ1
12は図7に示した方法と異なる方法により形成され
る。具体的には、樹脂パッケージ112は、リードフレ
ームの片面にのみ形成される。
【0010】即ち、半導体装置110を製造するには、
先ず樹脂突起117の形成位置に対応する位置に凹部が
形成されると共に、この凹部に金属膜113が膜形成さ
れたリードフレームを用意し、次にこのリードフレーム
に半導体素子111を搭載し金属膜113との間にワイ
ヤ118を配設し、その上で樹脂パッケージ112の形
成処理を行う。半導体装置110は小型化を図るためリ
ードを用いない半導体装置であるため、リードフレーム
は後に除去される。よって、樹脂パッケージ112はリ
ードフレームの片面にのみ形成される構成とされてい
る。
【0011】このように、樹脂パッケージ112をリー
ドフレームの片面にのみ形成する場合、図7を用いて説
明した製造装置1と異なり、上型或いは下型のいずれか
一方はパッケージキャビティが形成されない構成とな
る。いま、仮に下型にパッケージキャビティが形成され
ない構成を想定すると、形成される樹脂パッケージ11
2は上型にのみ接し、下型にはリードフレームのみが接
する構成となる。
【0012】この状態において、樹脂パッケージ112
を金型から離型しようとすると、樹脂はある程度の接着
力を有しているため、樹脂パッケージ112と上型との
密着力は、下型とリードフレームとの密着力に対して大
きくなる。また、通常リードフレームは位置決めピンに
より下型に係止されている。このため、上型と下型とを
離型する際、樹脂パッケージ112とリードフレームと
の界面には両者を離間させようとする力(離脱力)が作
用する。
【0013】この離脱力は樹脂突起117と金属膜11
3を剥離させる力として作用し、また樹脂突起117と
金属膜113との接合力は樹脂と金属の接合であるため
他の部位に比べて弱い部位であるため、上記の離脱力に
より金属膜113が樹脂突起117から剥離してしまう
おそれがあるという問題点があった。本発明は上記の点
に鑑みてなさたれものであり、樹脂パッケージをリード
フレームに対し片面形成する構成であっても高い信頼性
をもって樹脂パッケージを形成しうる半導体装置の製造
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、次の各手
段を講じることにより解決することができる。請求項1
記載の発明では、一対の金型半体から構成される金型を
用い、基板の片面に樹脂パッケージを形成する半導体装
置の製造装置において、前記金型の前記樹脂パッケージ
を形成するため複数個設けられたパッケージキャビティ
の間に、前記樹脂パッケージ間を連結させるアンカー部
を形成するアンカーキャビティを設け、 かつ、前記基板
にアンカー用開口部を形成すると共に、前記基板が前記
金型に装着された状態で、前記アンカー用開口部が前記
アンカーキャビティと対向するよう構成したことを特徴
とするものである。
【0015】また、請求項2記載の発明では、一対の金
型半体から構成される金型を用い、基板の片面に樹脂パ
ッケージを形成する半導体装置の製造装置において、
記金型の前記樹脂パッケージを形成するため複数個設け
られたパッケージキャビティの間に、前記樹脂パッケー
ジ間を連結させるアンカー部を形成するアンカーキャビ
ティを設け、 前記樹脂パッケージの形成時において、前
記アンカーキャビティを前記各パッケージキャビティに
樹脂を注入するゲートとして用いると共に、前記アンカ
ーキャビティの幅寸法と前記パッケージキャビティの幅
寸法とを略同一寸法に設定し、 かつ、前記基板にアンカ
ー用開口部を形成すると共に、前記基板が前記金型に装
着された状態で、前記アンカー用開口部が前記アンカー
キャビティと対向するよう構成したことを特徴とするも
のである。
【0016】また、請求項3記載の発明では、一対の金
型半体から構成される金型を用い、基板の片面に樹脂パ
ッケージを形成する半導体装置の製造装置において、
記金型の前記樹脂パッケージを形成するため複数個設け
られたパッケージキャビティの間に、前記樹脂パッケー
ジ間を連結させるアンカー部を形成するアンカーキャビ
ティを設け、 前記アンカーキャビティの形状と、前記パ
ッケージキャビティの形状とを異ならせ、 かつ、前記基
板にアンカー用開口部を形成すると共に、前記基板が前
記金型に装着された状態で、前記アンカー用開口部が前
記アンカーキャビティと対向するよう構成したことを特
徴とするものである。また、請求項4記載の発明では、
一対の金型半体から構成される金型を用い、基板の片面
に樹脂パッケージを形成する半導体装置の製造装置にお
いて、 前記金型の前記樹脂パッケージを形成するため複
数個設けられたパッケージキャビティの間に、前記樹脂
パッケージ間を連結させるアンカー部を形成するアンカ
ーキャビティを設け、 前記樹脂パッケージの形成時にお
いて、前記アンカーキャビティを前記各パッケージキャ
ビティに樹脂を注入するゲートとして用いると共に、前
記アンカーキャビティの幅寸法と前記パッケージキャビ
ティの幅寸法とを略同一寸法に設定し、 前記アンカーキ
ャビティの形状と、前記パッケージキャビティの形状と
を異ならせ、 かつ、前記基板にアンカー用開口部を形成
すると共に、前記基板が前記金型に装着された状態で、
前記アンカー用開口部が前記アンカーキャビティと対向
するよう構成したことを特徴とするものである。
【0017】また、請求項5記載の発明では、前記請求
項1乃至4のいずれかに記載の半導体装置の製造装置に
おいて、一体的に形成された前記樹脂パッケージ及びア
ンカー部を前記金型から離型させるパッケージ離型用エ
ジェクター機構を設け、かつ、該パッケージ離型用エジ
ェクター機構を前記金型半体の前記アンカーキャビティ
の形成位置に設置したことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項6記載の発明では、前記請求
項1乃至5のいずれかに記載の半導体装置の製造装置に
おいて、前記金型または前記基板の少なくとも一方に前
記樹脂の漏れを防止するダムを設けると共に、該ダムの
形成位置を前記アンカー部の形成位置で、かつ前記基板
と対向する位置に選定したことを特徴とするものであ
る。
【0019】また、請求項7記載の発明では、前記請求
項1乃至6のいずれかに記載の半導体装置の製造装置に
おいて、形成された前記樹脂パッケージ及び前記アンカ
ー部を前記基板と対向する側の金型半体に仮固定するア
ンカーホールを形成したことを特徴とするものである。
更に、請求項8記載の発明では、前記請求項7記載の半
導体装置の製造装置において、前記アンカーホール内
に、前記基板を前記金型から引き離すエジェクターピン
を配設したことを特徴とするものである。
【0020】上記の各手段は、次のように作用する。請
求項1記載の発明によれば、複数個設けられたパッケー
ジキャビティの間に樹脂パッケージ間を連結させるアン
カー部を形成するアンカーキャビティを設けたことによ
り、樹脂成型後においては隣接する樹脂パッケージはア
ンカー部により一体的に連結された構成となる。
【0021】これにより、各樹脂パッケージはアンカー
部により補強された構成となる。また、基板と樹脂パッ
ケージとの接合力は、樹脂パッケージと一体形成された
アンカー部が基板に接合されることにより増大する。従
って、金型から樹脂パッケージが離型される際、樹脂パ
ッケージと基板との界面に両者を剥離させる力が作用し
ても、樹脂パッケージと基板とが剥離することを確実に
防止することができ、信頼性の向上を図ることができ
る。更に、基板にアンカー用開口部を形成すると共に、
この基板が金型に装着された状態で、アンカー用開口部
がアンカーキャビティと対向するよう構成したことによ
り、樹脂成型を行なうことにより樹脂はアンカー用開口
部内に進入し、よって形成されるアンカー部は基板に食
い込んだ状態で形成される。従って、アンカー部と基板
との接合力を更に増大させることができ、より確実に樹
脂パッケージと基板との剥離を防止することができる。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、金型
から樹脂パッケージが離型される際、樹脂パッケージと
基板との界面に両者を剥離させる力が作用しても、樹脂
パッケージと基板とが剥離することを確実に防止するこ
とができ、信頼性の向上を図ることができる。 また、
脂パッケージの形成時において、アンカーキャビティを
各パッケージキャビティに樹脂を注入するゲートとして
用いることにより、樹脂の注入抵抗を低減することがで
き、多段にパッケージキャビティを形成しても(即ち、
パッケージキャビティをゲートを介して直列的に配設し
ても)、各パッケージキャビティに円滑かつ確実に樹脂
を注入することができる。これにより、形成される樹脂
パッケージ内にボイドが発生することを抑制することが
できる。
【0023】また、アンカーキャビティの幅寸法とパッ
ケージキャビティの幅寸法とを略同一寸法に設定したこ
とにより、金型の大型化を伴うことなく樹脂の円滑注入
を可能とすることができる。更に、樹脂成型された状態
において基板との接合面を大きく取ることができるため
接合力は大となり、樹脂パッケージと基板との剥離を確
実に防止することができる。更に、基板にアンカー用開
口部を形成すると共に、この基板が金型に装着された状
態で、アンカー用開口部がアンカーキャビティと対向す
るよう構成したことにより、樹脂成型を行なうことによ
り樹脂はアンカー用開口部内に進入し、よって形成され
るアンカー部は基板に食い込んだ状態で形成される。従
って、アンカー部と基板との接合力を更に増大させるこ
とができ、より確実に樹脂パッケージと基板との剥離を
防止することができる。
【0024】また、請求項3記載の発明によれば、金型
から樹脂パッケージが離型される際、樹脂パッケージと
基板との界面に両者を剥離させる力が作用しても、樹脂
パッケージと基板とが剥離することを確実に防止するこ
とができ、信頼性の向上を図ることができる。 また、
ンカーキャビティの形状と、パッケージキャビティの形
状とを異ならせたことにより、樹脂形成後において樹脂
パッケージとアンカー部とは異なる形状となる。アンカ
ー部は最終的には除去されるものであるため、仮に樹脂
パッケージとアンカー部とが同一形状であったとする
と、樹脂パッケージとアンカー部との識別が困難とな
る。
【0025】これに対し、アンカーキャビティの形状と
パッケージキャビティの形状とを異ならせ、樹脂パッケ
ージとアンカー部とを異なる形状とすることにより、樹
脂パッケージとアンカー部との判別を容易に行なうこと
ができる。更に、基板にアンカー用開口部を形成すると
共に、この基板が金型に装着された状態で、アンカー用
開口部がアンカーキャビティと対向するよう構成したこ
とにより、樹脂成型を行なうことにより樹脂はアンカー
用開口部内に進入し、よって形成されるアンカー部は基
板に食い込んだ状態で形成される。従って、アンカー部
と基板との接合力を更に増大させることができ、より確
実に樹脂パッケージと基板との剥離を防止することがで
きる。また、請求項4記載の発明によれば、金型から樹
脂パッケージが離型される際、樹脂パッケージと基板と
の界面に両者を剥離させる力が作用しても、樹脂パッケ
ージと基板とが剥離することを確実に防止することがで
き、信頼性の向上を図ることができる。 また、樹脂パッ
ケージの形成時において、アンカーキャビティを各パッ
ケージキャビティに樹脂を注入するゲートとして用いる
ことにより、樹脂の注入抵抗を低減することができ、多
段にパッケージキャビティを形成しても、各パッケージ
キャビティに円滑かつ確実に樹脂を注入することができ
る。これにより、形成される樹脂パッケージ内にボイド
が発生することを抑制することができる。 また、アンカ
ーキャビティの幅寸法とパッケージキャビティの幅寸法
とを略同一寸法に設定したことにより、金型の大型化を
伴うことなく樹脂の円滑注入を可能とすることができ
る。更に、樹脂成型された状態において基板との接合面
を大きく取ることができるため接合力は大となり、樹脂
パッケージと基板との剥離を確実に防止することができ
る。 また、樹脂パッケージとアンカー部とを異なる形状
とすることにより、樹脂パッケージとアンカー部との判
別を容易に行なうことができる。 更に、基板にアンカー
用開口部を形成すると共に、この基板が金型に装着され
た状態で、アンカー用開口部がアンカーキャビティと対
向するよう構成したことにより、樹脂成型を行なうこと
により樹脂はアンカー用開口部内に進入し、よって形成
されるアンカー部は基板に食い込んだ状態で形成され
る。従って、アンカー部と基板との接合力を更に増大さ
せることができ、より確実に樹脂パッケージと基板との
剥離を防止することができる。
【0026】また、請求項5記載の発明によれば、一体
的に形成された樹脂パッケージ及びアンカー部を金型か
ら離型させるパッケージ離型用エジェクター機構を設け
ることにより、パッケージ離型用エジェクター機構は離
型時において樹脂パッケージ及びアンカー部を金型から
離間させるアシスト動作を行なう。このため、樹脂パッ
ケージと基板との間に剥離力が作用することを低減する
ことができ、これによっても樹脂パッケージと基板との
剥離を防止することができる。
【0027】また、パッケージ離型用エジェクター機構
を金型半体のアンカーキャビティの形成位置に設置した
ことにより、成型される樹脂パッケージの小型化を図る
ことができる。即ち、パッケージ離型用エジェクター機
構をパッケージキャビティに設けた場合を想定すると、
パッケージ離型用エジェクター機構は樹脂パッケージを
付勢して樹脂パッケージ及びアンカー部を金型から離型
させる構成となるため、樹脂パッケージにある程度の強
度(以下、エジェクト強度という)を持たせる必要がで
てくる。よって、半導体パッケージを小型化しようとし
ても、エジェクト強度を持たせる点から小型化に限界が
発生する。
【0028】これに対し、パッケージ離型用エジェクタ
ー機構をアンカーキャビティの形成位置に設置し、アン
カー部を付勢することにより樹脂パッケージ及びアンカ
ー部を金型から離間させる構成とすることにより、半導
体パッケージにエジェクト強度を持たせる必要がなくな
るため、半導体パッケージの小型化を図ることができ
る。
【0029】また、請求項6記載の発明によれば、金型
または基板の少なくとも一方に樹脂の漏れを防止するダ
ムを設けると共に、このダムの形成位置をアンカー部の
形成位置でかつ基板と対向する位置に選定したことによ
り、樹脂が基板と金型との間に侵入することを防止する
ことができる。従って、基板の背面側(樹脂パッケージ
及びアンカー部が形成されない側)に樹脂バリ(フラッ
シュ)が発生することを防止することができる。
【0030】また、請求項7記載の発明によれば、形成
された樹脂パッケージ及びアンカー部を基板と対向する
側の金型半体に仮固定するアンカーホールを形成したこ
とにより、離型時において樹脂パッケージ及びアンカー
部を基板と対向する側の金型半体に係止することがで
き、他方の金型半体に持っていかれることを防止するこ
とができる。また、樹脂パッケージ及びアンカー部を金
型半体に仮固定することにより、樹脂パッケージと基板
との間に剥離力が作用することを低減することができ
る。
【0031】更に、請求項8記載の発明によれば、アン
カーホール内に、基板を金型から引き離すエジェクター
ピンを配設したことにより、アンカーホールとエジェク
ターピンのピン孔とを共用化することができるため、金
型構造の簡単化を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。図1乃至図4は、本発明の一実
施例である半導体装置の製造装置を説明するための図で
ある。各図に示す製造装置は、半導体装置の製造工程に
おける樹脂封止工程において用いるものである。また、
各図に示す製造装置は、先に図8に示した特願平8−2
50707号に開示された半導体装置を製造するために
用いられるものである。
【0033】尚、本発明は樹脂封止工程で用いる金型に
特徴を有するものであり、半導体装置の製造工程におけ
る樹脂封止工程以外の工程、及び樹脂封止工程で用いる
金型以外の構成については、従来と変わるところがない
ため、以下の説明では金型以外の構成については説明を
省略するものとする。図2は樹脂封止工程で用いる製造
装置30の金型32を示す図であり、図1は図2に矢印
Aで示す部位を拡大して示す図である。先ず、図1を用
いて金型32の全体構成について説明する。
【0034】金型32は、大略すると上型34と下型3
6とにより構成されている。上型34は、上型用ピンプ
レート38と上型用チェイスブロック42とにより構成
されており、上型用ピンプレート38は上型用チェイス
ブロック42に対して図中上下方向に移動可能な構成と
されている。上型用ピンプレート38には複数のエジェ
クターピン46が設けられており、このエジェクターピ
ン46は下方に向け延出して上型用チェイスブロック4
2に形成されているピン孔68に移動可能に挿通されて
いる。また、上型用チェイスブロック42は、下型36
と対向する位置に凹部が形成されており、この凹部内に
は上型用キャビティインサート44が嵌装されている。
この上型用キャビティインサート44には、後に詳述す
るパッケージキャビティ56,アンカーキャビティ58
等が形成されている。
【0035】一方、下型36は、下型用ピンプレート4
0と下型用チェイスブロック48とにより構成されてお
り、下型用ピンプレート40は下型用チェイスブロック
48に対して図中上下方向に移動可能な構成とされてい
る。下型用ピンプレート40には複数のエジェクターピ
ン52が設けられており、このエジェクターピン52は
上方に向け延出して下型用チェイスブロック48に形成
されているピン孔68に移動可能に挿通されている。ま
た、下型用チェイスブロック48は、上型34と対向す
る位置に凹部が形成されており、この凹部内には下型用
キャビティインサート50が嵌装されている。この下型
用キャビティインサート50は、上型用キャビティイン
サート44と異なり、その上面は平坦面とされている。
【0036】また、下型用ピンプレート40及び下型用
チェイスブロック48の中央位置には、プランジャー5
4が移動可能に挿通されており、下型用チェイスブロッ
ク48内で、かつプランジャー54の先端部分には樹脂
パッケージ72及びアンカー部74の原料となる樹脂6
4(タブレット)が配設されている。尚、上型34及び
下型36の内部には、図示しないヒーターが配設されて
おり、金型32内において樹脂64を溶融しうる構成と
されている。
【0037】上記構成とされた上型34及び下型36
は、図示しない駆動装置により、図2に示す上型34と
下型36とが離間した状態(離型状態)から、上型34
と下型36とがクランプした状態(クランプ状態)とな
る位置まで移動する構成とされている。続いて、図1を
用いて上型34(上型用キャビティインサート44)、
及び下型36(下型用キャビティインサート50)の具
体的構成について説明する。尚、説明の便宜上、図1は
樹脂封止処理が終了し上型34と下型36とを離型した
状態を示している。よって、リードフレーム70(基
板)には樹脂パッケージ72及びアンカー部74が形成
されている。
【0038】先ず、上型用キャビティインサート44の
構成について説明する。本実施例に係る金型32は、先
に図8に示した特願平8−250707号に開示された
半導体装置の樹脂パッケージ72を形成するために用い
られるものであり、よって樹脂パッケージ72はリード
フレーム70の片側にのみ形成される。樹脂パッケージ
72を形成するためのパッケージキャビティ56は、上
型用キャビティインサート44のみに形成されており、
下型用キャビティインサート50の上面は平坦面とされ
ている。
【0039】また、図1に示される上型用キャビティイ
ンサート44では、2個(複数個)のパッケージキャビ
ティ56が形成されているが、本実施例ではこの複数個
設けられたパッケージキャビティ56の間にアンカーキ
ャビティ58が形成された構成とされている。このアン
カーキャビティ58は、成型時において樹脂64を各パ
ッケージキャビティ56に注入するためのゲートキャビ
ティとしても機能するものであり、またアンカーキャビ
ティ58において樹脂パッケージ72を連結するアンカ
ー部74が形成される。
【0040】図3は、上型用キャビティインサート44
のパッケージキャビティ56が形成された面を示す図で
ある。図1及び図2に示されるように、パッケージキャ
ビティ56とアンカーキャビティ58とは交互に配置さ
れ、夫々が直列状態に連結された構成となっている。従
って、ランナー82から注入された樹脂64は、アンカ
ーキャビティ58→パッケージキャビティ56→アンカ
ーキャビティ58→パッケージキャビティ56→アンカ
ーキャビティ58の順で注入されていく。
【0041】このように、樹脂パッケージ72の形成時
において、アンカーキャビティ58を各パッケージキャ
ビティ56に樹脂64を注入するゲートとして用いるこ
とにより、樹脂流動面積の高効率化と樹脂流動の変化を
低減でき、よって充填性を高めることができる。よっ
て、多段にパッケージキャビティ56を形成しても(即
ち、パッケージキャビティ56を直列的に配設して
も)、各パッケージキャビティ56に円滑かつ確実に樹
脂64を注入することができる。これにより、樹脂パッ
ケージ72内にボイドが発生することを防止でき、製造
される半導体装置の信頼性を高めることができる。
【0042】また、アンカーキャビティ58のゲート幅
W1とパッケージキャビティ56のパッケージ幅W2に
注目すると、本実施例ではアンカーキャビティ58のゲ
ート幅W1とパッケージキャビティ56のパッケージ幅
W2とを略等しく設定している(W1≒W2)。このよ
うに、ゲート幅W1とパッケージ幅W2とを略同一寸法
に設定したことにより、金型32の大型化を伴うことな
く樹脂64を円滑に注入することが可能となる。
【0043】上記構成とされた上型用キャビティインサ
ート44を用いて形成された樹脂パッケージ72及びア
ンカー部74に注目すると、アンカーキャビティ58を
設けることにより、隣接する樹脂パッケージ72間はア
ンカー部74により一体的に連結された構成となる。ま
た、樹脂パッケージ72の幅寸法とアンカー部74の幅
寸法は略同一となっている。これにより、樹脂パッケー
ジ72はアンカー部74により補強された構成となる。
【0044】また、リードフレーム70と樹脂パッケー
ジ72との接合力は、樹脂パッケージ72と一体構成形
成されたアンカー部74がリードフレーム70に接合さ
れることにより増大する。即ち、樹脂成型された状態に
おいて、リードフレーム70と樹脂パッケージ72及び
アンカー部74との接合面は広くなり、よって接合力は
増大する。
【0045】従って、上型用キャビティインサート44
から樹脂パッケージ72が離型される際、樹脂が有する
接着力により樹脂パッケージ72とリードフレーム70
との界面部分に樹脂パッケージ72とリードフレーム7
0とを剥離させようとする力(以下、剥離力という)が
作用しても、上記の接合力により樹脂パッケージ72と
リードフレーム70とが剥離することを確実に防止する
ことができる。これにより、リードフレーム70に形成
されている金属膜113が樹脂突起117から剥離する
ことも防止でき(図8参照)、よって製造される半導体
装置の信頼性を向上させることができる。
【0046】一方、図3における左側に位置するパッケ
ージキャビティ56及びアンカーキャビティ58は、図
中一点鎖線によりリードフレーム70が配設された状態
を示している。図示されるように、リードフレーム70
にはアンカー用開口部76が複数個穿設されている。ま
た、このアンカー用開口部76の形成位置は、リードフ
レーム70が金型32に装着された状態で、アンカーキ
ャビティ58と対向するよう構成されている。
【0047】このようにアンカー用開口部76をアンカ
ーキャビティ58と対向するよう配設することにより、
図4に示されるように、樹脂64を注入した際に樹脂6
4はアンカー用開口部76内に進入する。これにより、
アンカーキャビティ58において形成されるアンカー部
74は、その下面がアンカー用開口部76内に突出しリ
ードフレーム70に食い込んだ状態となる。
【0048】このようにアンカー部74がリードフレー
ム70に食い込んだ状態となることにより、アンカー部
74とリードフレーム70との接合力を増大させること
ができる。よって、アンカー部74と一体的に形成され
る樹脂パッケージ72とリードフレーム70との接合力
は増大し、これによっても樹脂パッケージ72とリード
フレーム70とが剥離することを防止することができ
る。
【0049】ここで、図1に戻り、前記したパッケージ
キャビティ56とアンカーキャビティ58の深さに注目
して以下説明する。前記したように、アンカーキャビテ
ィ58のゲート幅W1とパッケージキャビティ56のパ
ッケージ幅W2とは略同一とされている。しかるに、ア
ンカーキャビティ58の深さとパッケージキャビティ5
6の深さは、異なるよう構成されている。
【0050】従って、パッケージキャビティ56で形成
される樹脂パッケージ72の高さH1と、アンカーキャ
ビティ58により形成されるアンカー部74の高さH2
は、異なる高さとなっている。具体的には、本実施例の
場合には樹脂パッケージ72の高さH1をアンカー部7
4の高さH2より高くなるよう構成している(H1>H
2)。従って、形成される樹脂パッケージ72とアンカ
ー部74とは異なった形状を有することとなる。
【0051】前記したように、本実施例で設けられるア
ンカー部74は、樹脂パッケージ72を補強すると共に
ゲート機能を奏するため形成されるものであるため、最
終的には樹脂パッケージ72から除去されるものであ
る。このため、仮に樹脂パッケージ72とアンカー部7
4とが同一形状であったとすると、樹脂パッケージ72
とアンカー部74との識別が困難となり、除去作業時に
おいてアンカー部74のみを除去する作業が面倒とな
る。
【0052】これに対し、本実施例のように、アンカー
キャビティ58の形状とパッケージキャビティ56の形
状とを異ならせ、樹脂パッケージ72とアンカー部74
とを積極的に異なる形状とすることにより、樹脂パッケ
ージ72とアンカー部74のと判別を容易に行なうこと
ができる。これにより、樹脂パッケージ72からアンカ
ー部74を除去する作業が容易となり、この除去作業の
効率を向上させることができる。
【0053】尚、本実施例では樹脂パッケージ72の高
さH1をアンカー部74の高さH2より高くすることに
より樹脂パッケージ72とアンカー部74との形状を異
ならせているが、樹脂パッケージ72とアンカー部74
とが識別できれば、他の方法により形状を異ならせるこ
ととしてもよい。続いて、下型用キャビティインサート
50に注目し、以下説明する。前記したように、本実施
例では、リードフレーム70の片面に樹脂パッケージ7
2を形成する構成とされているため、下型用キャビティ
インサート50の上面は略平坦面とされている。しかる
に、樹脂パッケージ72及びアンカー部74の形成後に
上型34と下型36を離型させる際、リードフレーム7
0が下型用キャビティインサート50に係止された状態
を維持するよう、アンカーホール62が形成されてい
る。
【0054】このアンカーホール62は、その内部に、
リードフレーム70,樹脂パッケージ72,及びアンカ
ー部74を下型用キャビティインサート50から離脱さ
せる際に用いるエジェクターピン52が配設されてい
る。このエジェクターピン52は、前記したように下型
用ピンプレート40に接続されたものであり、上動する
ことによりアンカー部74と連結形成されているカル6
0を上動付勢し、これによりリードフレーム70,樹脂
パッケージ72,及びアンカー部74は下型用キャビテ
ィインサート50から離脱する構成とされている。
【0055】また、本実施例では、アンカーホール62
内にエジェクターピン52が配設されているため、アン
カーホール62とエジェクターピン52のピン孔とを共
用化することができ、よって金型構造の簡単化を図るこ
とができる。更に、アンカーホール62の上端近傍には
傾斜角(アンダーカット)が設けられており、前記した
エジェクターピン52は上動限にある時、この傾斜角が
形成されている部分には進入しないよう構成されている
(即ち、空間部が形成されている)。よって、樹脂64
を充填した際、アンカーホール62内にも樹脂64は充
填されアンカー突状部80が形成される。
【0056】このアンカー突状部80が形成されること
により、カル60は下型用キャビティインサート50に
食い込んだ状態となるため、離型時において樹脂パッケ
ージ72,及びアンカー部74を下型用キャビティイン
サート50に係止することができる。このように、樹脂
パッケージ72及びアンカー部74が下型用キャビティ
インサート50に仮固定されることにより、離型時に樹
脂パッケージ72及びアンカー部74が上型用キャビテ
ィインサート44に持っていかれることを防止すること
ができ、また樹脂パッケージ72とリードフレーム70
との間に剥離力が作用することを低減することができ
る。
【0057】尚、アンカー突状部80(傾斜角)の傾斜
角度としては2°程度、またその高さ寸法H3は約1mm
程度にすることで、アンカー突状部80の抜け防止と、
カル60とアンカー突状部80との境界部分における折
れの発生を抑制することができる。一方、下型用キャビ
ティインサート50のリードフレーム70との対向する
位置で、かつアンカー部74の形成位置と対応する位置
には、ダム溝78A,78Bが形成されている。このダ
ム溝78A,78Bについて、図1に加え図4を用いて
説明する。ダム溝78A,78Bは、下型用キャビティ
インサート50に形成された溝であり、その形状はダム
溝78Aのように断面三角形状としても、またダム溝7
8Bのように断面四角形状としても構わない。
【0058】また、ダム溝78A,78Bの形成位置
は、図4に示されるように、リードフレーム70に形成
されているアンカー用開口部76に近接した位置に選定
されている。前記したように、アンカー部74の形成時
には、アンカー部74とリードフレーム70との接合力
を増大するために、アンカー用開口部76内にも樹脂6
4が進入する。
【0059】この際、リードフレーム70と下型用キャ
ビティインサート50の上面とが完全に密着している場
合は問題はないが、仮にリードフレーム70に反りが発
生しているような場合には、リードフレーム70と下型
用キャビティインサート50の上面との間には間隙が形
成される。よって、アンカー部74の形成時においてア
ンカー用開口部76内に樹脂64が進入すると、この樹
脂64はリードフレーム70と下型用キャビティインサ
ート50との間の間隙にも進行し、リードフレーム70
の背面側(樹脂パッケージ72及びアンカー部74が形
成されない側)に樹脂バリ(フラッシュ)が発生してし
まう。
【0060】ところで、リードフレーム70は、特願平
8−250707号に開示されているように、樹脂パッ
ケージ72が形成された後にエッチングにより除去され
るものである。よって、リードフレーム70に樹脂バリ
が付着していると、エッチングによりリードフレーム7
0を除去する際、樹脂バリの付着部位はエッチング速度
が遅くなったり、またエッチングされないおそれが生じ
る。特に、リードフレーム70の樹脂パッケージ72が
形成される位置に樹脂バリが付着していると、樹脂パッ
ケージの底面にリードフレーム70が残存することとな
り、半導体装置の製造におけるスループットが大きく低
下する。
【0061】しかるに、本実施例のように下型用キャビ
ティインサート50のリードフレーム70との対向する
位置で、かつアンカー部74の形成位置と対応する位置
にダム溝78A,78Bを形成することにより、アンカ
ー用開口部76を介して樹脂64がリードフレーム70
と下型用キャビティインサート50との間の間隙に進入
しても、この樹脂はダム溝78A,78Bに溜められ
る。これにより、樹脂64がリードフレーム70の樹脂
パッケージ72が形成される位置まで進行することを防
止でき、よって半導体装置の製造におけるスループット
の低下を防止することができる。
【0062】尚、本実施例においては、ダム溝78A,
78Bを下型用キャビティインサート50に形成した例
を示したが、このダム溝78A,78Bをリードフレー
ム70に形成することも可能である。また、本実施例で
はダム溝78A,78Bを各形成位置に2個配設した構
成を示したが、ダム溝78A,78Bの配設個数はこれ
に限定されるものではなく、任意に形成することができ
る。
【0063】続いて、樹脂パッケージ72及びアンカー
部74を上型用キャビティインサート44から離型させ
るパッケージ離型用エジェクター機構について説明す
る。本実施例では、図1に示されるように、パッケージ
離型用エジェクター機構として上型用ピンプレート38
及びエジェクターピン46を用いている。このエジェク
ターピン46は、離型時において、樹脂パッケージ72
及びアンカー部74を上型用キャビティインサート44
から離間させるアシスト動作を行なう。このため、樹脂
パッケージ72とリードフレーム70との間に剥離力が
作用することを低減することができ、これによっても樹
脂パッケージ72とリードフレーム70との剥離を防止
することができる。
【0064】また本実施例では、パッケージ離型用エジ
ェクター機構を構成するエジェクターピン46をアンカ
ーキャビティ58の形成位置に設置した構成としてい
る。この構成とすることにより、形成される樹脂パッケ
ージ72の小型化を図ることができる。以下、この理由
について説明する。いま、エジェクターピン46をパッ
ケージキャビティ56と対向する位置に設けた場合を想
定すると、エジェクターピン46は樹脂パッケージ72
を付勢(押圧)することにより、樹脂パッケージ72及
びアンカー部74を上型用キャビティインサート44か
ら離型させる構成となる。
【0065】この構成では、エジェクターピン46の押
圧により樹脂パッケージ72が損傷しないよう、樹脂パ
ッケージ72にある程度の強度(以下、エジェクト強度
という)を持たせる必要がでてくる。よって、半導体パ
ッケージ72を小型化しようとしても、エジェクト強度
を持たせる点から小型化に限界が発生する。これに対
し、エジェクターピン46をアンカーキャビティ58の
形成位置に設置し、アンカー部74を押圧することによ
り樹脂パッケージ72及びアンカー部74を上型用キャ
ビティインサート44から離間させる構成とすることに
より、半導体パッケージ72にエジェクト強度を持たせ
る必要がなくなるため、半導体パッケージ72の小型化
を図ることが可能となる。また、前記したようにアンカ
ー部74は最終的には除去されるものであるため、離型
時において多少の損傷が発生しても特に不都合が発生す
ることはない。
【0066】次に、パッケージ離型用エジェクター機構
の変形例について、図5を用いて説明する。尚、図5に
おいて、図1乃至図4に示した構成と同一構成について
は同一符号を付してその説明を省略する。本変形例に係
るパッケージ離型用エジェクター機構は、フィルム84
により構成されている。このフィルム84は可撓性を有
しており、また上型用キャビティインサート44及び樹
脂パッケージ72及びアンカー部74を構成する樹脂6
4の双方に対して密着性の低い材質により形成されてい
る。
【0067】上記フィルム84を用いて樹脂成型を行な
う際、上型用キャビティインサート44にフィルム84
を配設すると共に上型用キャビティインサート44に吸
引させる。上型用キャビティインサート44には、図示
しない真空孔が設けられており、この真空孔内が減圧さ
れることによりフィルム84は上型用キャビティインサ
ート44に吸着される構成とされている。また、前記の
ようにフィルム84は可撓性を有しているため、上型用
キャビティインサート44に吸引された状態において、
フィルム84はパッケージキャビティ56及びアンカー
キャビティ58に沿った形状に変形する。
【0068】また、離型時においては、上型用キャビテ
ィインサート44と、樹脂パッケージ72及びアンカー
部74との間にはフィルム84が介在し、かつフィルム
84は上型用キャビティインサート44及び樹脂64の
双方に対して密着性の低い材質により形成されているた
め、上型用キャビティインサート44は容易に樹脂パッ
ケージ72及びアンカー部74から離間する。
【0069】この構成では、図1乃至図3に示した構成
で用いていたエジェクターピン46は不要となるため、
樹脂パッケージ72及びアンカー部74の双方に対しエ
ジェクト強度を持たせる必要がなくなり、よって半導体
パッケージ72の小型化を図ることが可能となる。ま
た、エジェクターピン46を駆動するための上型用ピン
プレート38及びこれを駆動する装置が不要となり、製
造装置30の構造の簡単化を図ることができる。
【0070】尚、上記した実施例では、基板としてリー
ドフレーム70を用いると共に、このリードフレーム7
0の片面に樹脂パッケージ72を形成するものに本発明
に係る製造装置を適用した例を示した。しかるに、本発
明に係る製造装置の適用は、これに限定されるものでは
なく、他のものにも適用することが可能である。例え
ば、基板としてガラエポ基板,フィルム等を用い、この
各基板のパーティングラインより片面に封止(モール
ド)部材を形成する際に用いることも可能である。
【0071】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1記載の発
明によれば、金型から樹脂パッケージが離型される際、
樹脂パッケージと基板との界面に両者を剥離させる力が
作用しても、樹脂パッケージと基板とが剥離することを
確実に防止することができ、信頼性の向上を図ることが
できる。また、アンカー部と基板との接合力を更に増大
させることができ、より確実に樹脂パッケージと基板と
の剥離を防止することができる。
【0072】また、請求項2記載の発明によれば、金型
から樹脂パッケージが離型される際、樹脂パッケージと
基板との界面に両者を剥離させる力が作用しても、樹脂
パッケージと基板とが剥離することを確実に防止するこ
とができ、信頼性の向上を図ることができる。また、樹
脂の注入抵抗を低減することができ、多段にパッケージ
キャビティを形成しても各パッケージキャビティに円滑
かつ確実に樹脂を注入することができる。これにより、
形成される樹脂パッケージ内にボイドが発生することを
抑制することができる。また、アンカーキャビティの幅
寸法とパッケージキャビティの幅寸法とを略同一寸法に
設定したことにより、金型の大型化を伴うことなく樹脂
の円滑注入を可能とすることができる。
【0073】また、樹脂成型された状態において基板と
アンカー部との接合面を大きく取ることができるため接
合力は大となり、よって樹脂パッケージと基板との剥離
を確実に防止することができる。更に、アンカー部と基
板との接合力を更に増大させることができ、より確実に
樹脂パッケージと基板との剥離を防止することができ
る。また、請求項3記載の発明によれば、金型から樹脂
パッケージが離型される際、樹脂パッケージと基板との
界面に両者を剥離させる力が作用しても、樹脂パッケー
ジと基板とが剥離することを確実に防止することがで
き、信頼性の向上を図ることができる。 また、アンカー
キャビティの形状とパッケージキャビティの形状とを異
ならせ、樹脂パッケージとアンカー部とを異なる形状と
することにより、樹脂パッケージとアンカー部との判別
を容易に行なうことができ、これによりアンカー部の除
去を効率よく行なうことができる。更に、アンカー部と
基板との接合力を更に増大させることができ、より確実
に樹脂パッケージと基板との剥離を防止することができ
る。
【0074】また、請求項4記載の発明によれば、金型
から樹脂パッケージが離型される際、樹脂パッケージと
基板との界面に両者を剥離させる力が作用しても、樹脂
パッケージと基板とが剥離することを確実に防止するこ
とができ、信頼性の向上を図ることができる。 また、樹
脂の注入抵抗を低減することができ、多段にパッケージ
キャビティを形成しても各パッケージキャビティに円滑
かつ確実に樹脂を注入することができる。これにより、
形成される樹脂パッケージ内にボイドが発生することを
抑制することができる。 また、アンカーキャビティの幅
寸法とパッケージキャビティの幅寸法とを略同一寸法に
設定したことにより、金型の大型化を伴うことなく樹脂
の円滑注入を可能とすることができる。 また、樹脂成型
された状態において基板とアンカー部との接合面を大き
く取ることができるため接合力は大となり、よって樹脂
パッケージと基板との剥離を確実に防止することができ
る。 また、アンカーキャビティの形状とパッケージキャ
ビティの形状とを異ならせ、樹脂パッケージとアンカー
部とを異なる形状とすることにより、樹脂パッケージと
アンカー部との判別を容易に行なうことができ、これに
よりアンカー部の除去を効率よく行なうことができる。
更に、アンカー部と基板との接合力を更に増大させるこ
とができ、より確実に樹脂パッケージと基板との剥離を
防止することができる。また、請求項5記載の発明によ
れば、樹脂パッケージと基板との間に剥離力が作用する
ことを低減することができ、これによっても樹脂パッケ
ージと基板との剥離を防止することができる。
【0075】また、パッケージ離型用エジェクター機構
を金型半体のアンカーキャビティの形成位置に設置した
ことにより、成型される樹脂パッケージの小型化を図る
ことができる。また、請求項6記載の発明によれば、樹
脂が基板と金型との間に侵入することを防止することが
でき、よって基板の背面側に樹脂バリが発生することを
防止することができる。
【0076】また、請求項7記載の発明によれば、離型
時において樹脂パッケージ及びアンカー部を基板と対向
する側の金型半体に係止することができ、他方の金型半
体に持っていかれることを防止することができる。ま
た、樹脂パッケージ及びアンカー部を金型半体に仮固定
することにより、樹脂パッケージと基板との間に剥離力
が作用することを低減することができる。
【0077】更に、請求項8記載の発明によれば、アン
カーホールとエジェクターピンのピン孔とを共用化する
ことができるため、金型構造の簡単化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である製造装置に用いる金
型のキャビティインサートを拡大して示す図である。
【図2】本発明の第1実施例である製造装置に用いる金
型を示す部分切截図である。
【図3】本発明の第1実施例である製造装置に用いる上
型用キャビティインサートに形成された各キャビティを
説明するための図である。
【図4】下型用キャビティインサートに形成されるダム
溝を説明するための図である。
【図5】本発明の変形例である製造装置に用いる金型の
キャビティインサートを拡大して示す図である。
【図6】従来の半導体装置の構造を示す図である。
【図7】従来の製造装置の一例を示しており、金型のキ
ャビティインサートを拡大して示す図である。
【図8】小型化を図った半導体装置の構造を示す図であ
る。
【符号の説明】
30 製造装置 32 金型 34 上型 36 下型 42 上型用チェイスブロック 44 上型用キャビティインサート 46,52 エジェクターピン 48 下型用チェイスブロック 50 下型用キャビティインサート 54 プランジャー 56 パッケージキャビティ 58 アンカーキャビティ 62 アンカーホール 64 樹脂 68 ピン孔 70 リードフレーム 72 樹脂パッケージ 74 アンカー部 76 アンカー用開口部 78A,78B ダム溝 80 アンカー突状部 84 フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 織茂 政一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 迫田 英治 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (72)発明者 米田 義之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1 番1号 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−162348(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/56,23/28 B29C 45/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金型半体から構成される金型を用
    い、基板の片面に樹脂パッケージを形成する半導体装置
    の製造装置において、前記金型の前記樹脂パッケージを形成するため複数個設
    けられたパッケージキャビティの間に、前記樹脂パッケ
    ージ間を連結させるアンカー部を形成するアンカーキャ
    ビティを設け、 かつ、前記基板にアンカー用開口部を形成すると共に、
    前記基板が前記金型に装着された状態で、前記アンカー
    用開口部が前記アンカーキャビティと対向するよう構成
    したこと を特徴とする半導体装置の製造装置。
  2. 【請求項2】 一対の金型半体から構成される金型を用
    い、基板の片面に樹脂パッケージを形成する半導体装置
    の製造装置において、 前記金型の前記樹脂パッケージを形成するため複数個設
    けられたパッケージキャビティの間に、前記樹脂パッケ
    ージ間を連結させるアンカー部を形成するアンカーキャ
    ビティを設け、 前記樹脂パッケージの形成時において、前記アンカーキ
    ャビティを前記各パッケージキャビティに樹脂を注入す
    るゲートとして用いると共に、前記アンカーキャビティ
    の幅寸法と前記パッケージキャビティの幅寸法とを略同
    一寸法に設定し、 かつ、前記基板にアンカー用開口部を形成すると共に、
    前記基板が前記金型に装着された状態で、前記アンカー
    用開口部が前記アンカーキャビティと対向するよう構成
    したこと を特徴とする半導体装置の製造装置。
  3. 【請求項3】 一対の金型半体から構成される金型を用
    い、基板の片面に樹脂パッケージを形成する半導体装置
    の製造装置において、 前記金型の前記樹脂パッケージを形成するため複数個設
    けられたパッケージキャビティの間に、前記樹脂パッケ
    ージ間を連結させるアンカー部を形成するアンカーキャ
    ビティを設け、 前記アンカーキャビティの形状と、前記パッケージキャ
    ビティの形状とを異ならせ、 かつ、前記基板にアンカー用開口部を形成すると共に、
    前記基板が前記金型に 装着された状態で、前記アンカー
    用開口部が前記アンカーキャビティと対向するよう構成
    したこと を特徴とする半導体装置の製造装置。
  4. 【請求項4】 一対の金型半体から構成される金型を用
    い、基板の片面に樹脂パッケージを形成する半導体装置
    の製造装置において、 前記金型の前記樹脂パッケージを形成するため複数個設
    けられたパッケージキャビティの間に、前記樹脂パッケ
    ージ間を連結させるアンカー部を形成するアンカーキャ
    ビティを設け、 前記樹脂パッケージの形成時において、前記アンカーキ
    ャビティを前記各パッケージキャビティに樹脂を注入す
    るゲートとして用いると共に、前記アンカーキャビティ
    の幅寸法と前記パッケージキャビティの幅寸法とを略同
    一寸法に設定し、 前記アンカーキャビティの形状と、前記パッケージキャ
    ビティの形状とを異ならせ、 かつ、前記基板にアンカー用開口部を形成すると共に、
    前記基板が前記金型に装着された状態で、前記アンカー
    用開口部が前記アンカーキャビティと対向するよう構成
    したこと を特徴とする半導体装置の製造装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
    体装置の製造装置において、 一体的に形成された前記樹脂パッケージ及びアンカー部
    を前記金型から離型させるパッケージ離型用エジェクタ
    ー機構を設け、 かつ、該パッケージ離型用エジェクター機構を前記金型
    半体の前記アンカーキャビティの形成位置に設置したこ
    とを特徴とする半導体装置の製造装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の半導
    体装置の製造装置において、 前記金型または前記基板の少なくとも一方に前記樹脂の
    漏れを防止するダムを設けると共に、 該ダムの形成位置を前記アンカー部の形成位置で、かつ
    前記基板と対向する位置に選定したことを特徴とする半
    導体装置の製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導
    体装置の製造装置において、 形成された前記樹脂パッケージ及び前記アンカー部を前
    記基板と対向する側の金型半体に仮固定するアンカーホ
    ールを形成したことを特徴とする半導体装置の製造装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体装置の製造装置に
    おいて、 前記アンカーホール内に、前記基板を前記金型から引き
    離すエジェクターピンを配設したことを特徴とする半導
    体装置の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0639185U (ja) * 1991-07-25 1994-05-24 光男 吉田 浄水装置
US10448722B2 (en) 2017-03-22 2019-10-22 Dyson Technology Limited Support for a hair care appliance

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