JP3154427B2 - 等化装置 - Google Patents
等化装置Info
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- JP3154427B2 JP3154427B2 JP05779692A JP5779692A JP3154427B2 JP 3154427 B2 JP3154427 B2 JP 3154427B2 JP 05779692 A JP05779692 A JP 05779692A JP 5779692 A JP5779692 A JP 5779692A JP 3154427 B2 JP3154427 B2 JP 3154427B2
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H21/00—Adaptive networks
- H03H21/0012—Digital adaptive filters
Landscapes
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Description
化装置に関するものである。
してデータ伝送を行っているが、その環境はあまり良好
なものとは言えない。つまり、一般公衆回線は本来音声
を伝送するためのものであり、データ通信にとって不利
な状況が多々あるからである。例えば、回線を通過する
信号は瞬断,急激なレベル変動,インパルス・ノイズ等
の障害を被っており、音声を伝送する場合には、殆ど問
題とならなかったこれらの障害がデータ通信の場合に
は、データ誤り率に重大な影響を与えている。
V.29に準拠したデータモデムの受信信号処理部の典
型的な回路構成を示す図である。同図に示すようなモデ
ムにおいて、データ受信中は安定した復調を行うため、
AGCの追従性をあえて遅くしている。そのため、受信
信号レベルが急激に変動した場合、しばらくの間、AG
Cの利得は不適切になる。その結果、復調信号に誤りが
生じることになる。また、瞬断やインパルス・ノイズが
生じた場合には、受信信号自体が誤っているので、正し
い復調信号が得られないのである。
数を更新しているので、復調信号が正しくないとタップ
係数が大幅に狂い、等化不能状態に陥ってしまう。通常
の適応等化器は、データを受信しながらタップ係数を再
設定する能力を持たないため、再びトレーニングデータ
を受信するまでは正常動作に復帰することができないの
である。つまり、この間は、バースト誤りが生ずること
になるので、このような事は絶対に避けなければならな
い。
変動を検出した場合、適応等化器のタップ係数更新を停
止させるため、図3に示すようなレベル変動検出器を用
いるように構成されている。また近年では、通信,制御
等の信号処理回路をディジタル回路で構成することが盛
んに行われている。これは、ディジタル回路で構成する
ことにより、「回路の特性が素子の精度に依存せず、経
年変化しない」、「生産時の調整が不要」、「ノイズに
強い」等の利点が生じるためである。
来例の図3のレベル変動検出器では、AGCの利得が安
定していないにもかかわらず、レベル変動を検出できな
い事がある。例えば、受信信号レベルが急激に上がった
場合においても、復調信号(複素数)のうち絶対値の小
さいものがたまたま連続的に現れた時には、レベル変動
を検出できない事が起こり得る。従って、受信信号が瞬
断から回復後、AGCの利得が安定するまでの間にレベ
ル変動が検出されず、適応等化器のタップ係数が更新さ
れてしまうことが有り得る。
起きた場合、受信信号にキャリアが存在していなくと
も、復調信号のレベルだけは適正な値に回復してしま
う。この場合には当然、レベル変動が検出されないの
で、単なるホワイト・ノイズを復調した信号を使ってタ
ップ係数更新を行うことになる。以上のように、レベル
変動検出器を用いて適応等化器のタップ係数更新の停止
を行う場合、瞬断に対する対策が十分とは言えない。従
って、誤った復調信号を使って適応等化器のタップ係数
更新を行った結果として、等化不能状態になることを完
全に避けることができないという問題があった。
れたもので、等化された信号の判定誤差に応じて等化特
性を更新する等化装置を提供することを目的とする。
に、本発明による等化装置は、等化手段と、前記等化手
段によって等化された信号の判定誤差が所定値より小さ
く、入力信号のレベルに所定以上の変動がなく、入力信
号のレベルが回復した状態が、前記等化手段の中に誤り
のあるデータが残らないように予め定められた時間に渡
って、継続したことを条件に、前記等化手段の等化特性
を更新する更新手段とを有し、前記更新手段は、入力信
号のレベルの平均値を求めるためのロー ・ パス ・ フィルタ
手段を有し、前記ロー ・ パス ・ フィルタ手段で求めた平均
値に基づいて、入力信号のレベルが回復したか否か判定
することを特徴とする。
な実施例を詳細に説明する。図1は、本実施例における
データモデムの受信信号処理部を示すブロック図であ
る。同図において、11は適応等化器、12は判定器、
13はレベル変動検出器、14はレベル回復検出器、1
5は誤差分散検出器、16はカウンタ、17は論理回
路、そして、18は減算器である。
3は復調信号のパワーが定数αからβまでの範囲外にあ
る時、瞬断,急激なレベル変動若しくはインパルス・ノ
イズが生じたとみなし、レベル変動検出信号d1 を
「真」にする。ここで、図3は、レベル変動検出器13
の具体的な構成例を示す図である。同図において、31
は複素信号の絶対値の二乗、すなわちパワ−を計算する
パワー算出器、32a及び32bはそれぞれ復調信号の
パワーと定数α,βとの大小関係を調べる減算器、33
a及び33bは入力された信号の符号が正の時に「真」
を出力し、負の時に「偽」を出力する符号判定器、そし
て、34は符号判定器33a及び33bの出力信号の論
理和をとる論理回路である。
調信号の平均的パワーが定数P0 −ε- とP0 +ε+ の
間にある時、AGCの利得が適切な値に収束したとみな
し、レベル回復検出信号d2 を「真」にする。図4は、
レベル回復検出器14の具体的な構成例を示す図であ
る。同図において、41はパワー算出器31で算出した
パワーの平均値を求めるロー・パス・フィルタ(LP
F)、42a及び42bはそれぞれ復調信号のパワーの
平均値と定数P0 −ε- ,P0 +ε+ との大小関係を調
べる減算器、そして、44は符号判定器33a及び33
bの出力信号の論理積をとる論理回路である。
パワーが定数γを越えた場合、誤差分散が大きいとみな
し、誤差分散検出信号d3 を「真」にする。但し、誤差
信号は減算器18において計算された適応等化器11と
判定器12の出力信号の差である。図5は、誤差分散検
出器15の具体的な構成例を示す図である。同図におい
て、52はパワー算出器31で算出した誤差信号のパワ
ーと定数γの大小関係を調べる減算器である。
らの検出信号d1 ,d2 ,d3 から障害非検出信号S1
=/d1 ∧d2 ∧/d3 を求める。S1 は復調信号に急
激なレベル変動がなく、かつAGCの利得が収束してお
り、しかも誤差分散が小さい時に「真」になることは明
らかである。このS1 を入力するカウンタ16では、S
1 が連続N回「真」であればタップ係数更新信号S2 を
「真」にする。そして、適応等化器11は、このS2 が
「真」の時にのみタップ係数を更新するように動作す
る。尚、上述のNは、復調信号が障害から回復し、タッ
プ係数更新が再開される際に誤りのある復調データが適
応等化器11の遅延レジスタに残らないようにするため
にあらかじめ決めた定整数である。
レベル変動検出器,レベル回復検出器,誤差分散検出器
を設け、復調信号に急激なレベル変動がなく、かつAG
Cの利得が収束しており、しかも誤差分散が小さい状態
がN回連続した時にのみ適応等化器のタップ係数を更新
することにより、瞬断が起きた場合や瞬断から回復した
直後等において、復調信号に誤りが生じている時には適
応等化器のタップ係数更新を停止することができる。
ことを避けることができ、障害から回復した後は、すみ
やかに正常な受信動作に戻れるので、データ誤りを最小
限に抑えることができる効果がある。本実施例において
は、レベル変動及びレベル回復を検出するために、復調
信号のパワーを用いているが、パスバンド信号(AGC
22の出力信号)のパワーを用いても、同等の効果を得
ることができる。そのためには、図3,図4の検出器に
おいて、入力信号をパスバンド信号に変更すればよい。
等化手段によって等化された信号の判定誤差が所定値よ
り小さく、入力信号のレベルに所定以上の変動がなく、
入力信号のレベルが回復した状態が、前記等化手段の中
に誤りのあるデータが残らないように予め定められた時
間に渡って、継続したことを条件に、等化特性を更新す
ることにより、等化装置の信頼性を向上させることが可
能となる。
ブロック図である。
ロック図である。
ある。
ある。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 等化手段と、 前記等化手段によって等化された信号の判定誤差が所定
値より小さく、入力信号のレベルに所定以上の変動がな
く、入力信号のレベルが回復した状態が、前記等化手段
の中に誤りのあるデータが残らないように予め定められ
た時間に渡って、継続したことを条件に、前記等化手段
の等化特性を更新する更新手段とを有し、 前記更新手段は、入力信号のレベルの平均値を求めるた
めのロー ・ パス ・ フィルタ手段を有し、前記ロー ・ パス ・ フ
ィルタ手段で求めた平均値に基づいて、入力信号のレベ
ルが回復したか否か判定 することを特徴とする等化装
置。
Priority Applications (2)
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05779692A JP3154427B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 等化装置 |
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ID=13065862
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JP05779692A Expired - Fee Related JP3154427B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 等化装置 |
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- 1992-03-16 JP JP05779692A patent/JP3154427B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-04-03 US US08/416,453 patent/US5640418A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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