JP3141591B2 - 自動等化器 - Google Patents

自動等化器

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JP3141591B2
JP3141591B2 JP04335613A JP33561392A JP3141591B2 JP 3141591 B2 JP3141591 B2 JP 3141591B2 JP 04335613 A JP04335613 A JP 04335613A JP 33561392 A JP33561392 A JP 33561392A JP 3141591 B2 JP3141591 B2 JP 3141591B2
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和男 宗宮
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Murata Machinery Ltd
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  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動等化器、特に、ト
ランスバーサルフィルタのように、可変乗算係数によっ
て等化特性が与えられる自動等化器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】送受信間において伝送される信号の歪を
軽減するために、自動等化器が用いられる。その基本的
構成を図2に示す。図中、21は自動等化部、22は制
御部、23は判定部、24は誤差検出部、25は入力端
子、26は出力端子である。自動等化部21は、トラン
スバーサルフィルタなど遅延特性を有する回路や、Nビ
ットのシフトレジスタが用いられ、制御部22からの制
御信号によって可変乗算係数が制御され、等化特性が決
定される。したがって、入力端子25からの受信信号
は、自動等化部21で等化され、判定部23で判定され
る。誤差検出部24においては、判定部23の判定結果
と自動等化部21の出力との差を誤差信号として検出
し、それに応じて、制御部22を制御して等化特性を自
動制御する。
【0003】このような従来の自動等化器においては、
誤差信号に対して可変乗算係数が直接応答するから、瞬
時のエラーに対しても可変乗算係数が直ちに応答し、瞬
時エラーの応答前の等化特性あるいは重みに復元するの
に多くの時間を必要とするという問題があった。
【0004】また、判定部にビタビ復号を用いるものに
ついては、判定結果が得られたときの同定誤差(受信点
と、判定した信号点との誤差)は、すでに遅延時間が経
過しているものであり、可変乗算係数が時間遅れをもっ
て制御されることになり、適切な等化特性を得ることは
できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、誤差の状況によって可変乗
算係数の変化幅を制御することによって、安定した等化
特性を実現できる自動等化器を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動等化器に
おいて、自動等化部と、該自動等化部の出力を復号する
ビタビ復号部と、前記自動等化部の出力を仮判定する仮
判定部と、該仮判定部の同定誤差により前記自動等化部
の可変乗算係数を制御する制御部を有し、該制御部は、
前記ビタビ復号部のパスメトリック値が大きい場合に
は、誤差信号による可変乗算係数の変化を大きくし、前
記パスメトリック値が小さい場合には、誤差信号による
可変乗算係数の変化を小さくするように、前記可変乗算
係数の制御幅を制御することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、仮判定部の同定誤差により可
変乗算係数を制御するので、時間遅れが少なく、また、
ビタビ復号部のパスメトリック値が大きい場合には、収
束精度が向上でき、パスメトリック値が小さい場合に
は、収束精度を落とすことができる。瞬時エラーが生じ
た場合には、それだけでパスメトリック値が大きくなる
ことはないから、誤差信号が大きくても、小さいパスメ
トリック値により可変乗算係数を大きく変化させること
はなく、安定した等化特性が実現できる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の自動等化器の一実施例のブ
ロック図である。図中、1は自動等化部、2は制御部、
3はビタビ復号部、4は誤差検出部、5は仮判定部、6
は入力端子、7は出力端子である。自動等化部1は、上
述した従来例と同様のものであり、制御部2からの制御
信号によって可変乗算係数が制御され、等化特性が決定
される。自動等化部1で等化された信号は、ビタビ復号
部3で復号される。ビタビ復号部3では、パスメトリッ
ク値の最小値から同定した信号点を判定結果として出力
端子7に出力するとともに、復号の際に演算記憶してい
るパスメトリック値を出力する。パスメトリック値は、
最適のパスに対する誤差の過去から現在にいたる総和で
あり、ハミング距離やユークリッド距離の積算値で与え
られる。
【0009】仮判定部5は、自動等化部1の出力値であ
る受信点から、至近の点を信号点として判定し、これを
誤差検出部4に与える。誤差検出部4では、自動等化部
1の出力信号である受信点と、仮判定部5が判定した信
号点との差を誤差信号として導出する。誤差信号は、制
御部2に入力され、自動等化部1の可変乗算係数を制御
するが、制御幅はビタビ復号部4からのパスメトリック
値によって制御される。すなわち、パスメトリック値が
大きい場合には、誤差信号による可変乗算係数の変化を
大きくし、パスメトリック値が小さい場合には、誤差信
号による可変乗算係数の変化を小さくする。
【0010】このように、可変乗算係数の更新の際の変
化を、パスメトリック値に応じて行なうようにしたこと
により、パスメトリック値が大きい場合には、収束精度
が向上でき、パスメトリック値が小さい場合には、収束
精度を落とすことができる。瞬時エラーが生じた場合に
は、それだけでパスメトリック値が大きくなることはな
いから、誤差信号が大きくても、小さいパスメトリック
値により可変乗算係数を大きく変化させることはない。
【0011】パスメトリック値による可変乗算係数の制
御は、誤差信号にパスメトリック値を乗算するようにし
てもよいし、可変乗算係数の変化量をステップ値として
与え、誤差信号により決定されたステップ値を、パスメ
トリック値に応じて増減させるようにしてもよい。
【0012】図3は、本発明の自動等化器をファクシミ
リ装置に適用した実施例のブロック図である。このファ
クシミリ装置は、CCITT勧告V.17に則ったもの
である。図中、31はAGC回路、32はA/D変換
部、33は帰還回路、34は復調部、35は自動等化
部、36は基準信号部、37,38は制御部、39は位
相補正部、40はビタビ復号部、41は仮判定部、42
は等化誤差検出部、43は位相誤差検出部、44は入力
端子、45は出力端子である。入力端子44には、位相
変調信号が入力され、AGC回路31でゲイン調整が行
なわれて、A/D変換部32でディジタル信号に変換さ
れる。帰還回路33は、ディジタル信号の振幅値に基づ
いて、AGC回路31を制御する。復調部34は、基準
信号部36からの信号を用いて、ディジタル信号を、I
成分とQ成分に弁別する。弁別された各出力信号は、自
動等化部35により回線上で生じた信号の歪が除去され
る。自動等化部35で等化された信号は、ビタビ復号部
40で復号されるが、ビタビ復号部40では、判定結果
として信号点を出力端子45に出力するとともに、復号
の際に演算記憶しているパスメトリック値を制御部37
に出力する。出力端子45に出力された信号は、差分符
号が復号され、デスクランブラが行なわれて、元のデー
タ列に戻される。
【0013】仮判定部41は、自動等化部35の出力値
である受信点の至近の点を信号点として判定する。受信
点と信号点との差が等化誤差検出部42で検出され、制
御部37に与えられ、自動等化部35の可変乗算係数を
制御する。同時に、ビタビ復号部40からのパスメトリ
ック値によって、制御部37が制御され、パスメトリッ
ク値が大きい場合には、誤差信号による可変乗算係数の
変化量を大きくし、パスメトリック値が小さい場合に
は、誤差信号による可変乗算係数の変化量を小さくす
る。
【0014】位相誤差検出部43は、自動等化部35の
出力における受信点と仮判定部41による信号点との間
の位相誤差を検出し、制御部38を介して位相補正部3
9を制御し、位相ジッターを補償する。位相誤差検出部
43の出力は、基準信号部36にも与えられ、基準信号
の位相を調整する。
【0015】可変乗算係数の更新の際の変化を、制御部
37において、パスメトリック値に応じて行なうように
したが、制御部38にもビタビ復号部40からのパスメ
トリック値を加えて、位相補正部の補正データも、パス
メトリック値に応じた補正係数を与えるようにしてもよ
い。瞬時エラーが生じた場合の位相補償も、より安定し
て行なうことができる。
【0017】なお、この実施例において説明した自動等
化器を含むモデムは、1チップ上にDSPを2つ形成
し、ビタビ復号部40と仮判定部41とを、第1のDS
Pで処理させ、その他の機能である、変調/復調,スク
ランブラ/デスクランブラ,自動等化等を、第2のDS
Pで処理させるようにすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、パスメトリック値が大きい場合には、可変乗
算係数を大きい変化幅で変化させて収束精度を向上さ
せ、また、パスメトリック値が小さい場合には、可変乗
算係数の変化幅を小さくすることにより収束精度を落と
すことができ、自動等化器の可変乗算係数を最適に制御
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動等化器の一実施例のブロック図で
ある。
【図2】従来の自動等化器の基本的構成を示すブロック
図である。
【図3】本発明の自動等化器をファクシミリ装置に適用
した実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1 自動等化部 2 制御部 3 ビタビ復号部 4 誤差検出部 5 仮判定部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 15/00 H03H 21/00 H03M 13/23 H04B 3/06 JICSTファイル(JOIS) 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動等化部と、該自動等化部の出力を復
    号するビタビ復号部と、前記自動等化部の出力を仮判定
    する仮判定部と、該仮判定部の同定誤差により前記自動
    等化部の可変乗算係数を制御する制御部を有し、該制御
    部は、前記ビタビ復号部のパスメトリック値が大きい場
    合には、誤差信号による可変乗算係数の変化を大きく
    し、前記パスメトリック値が小さい場合には、誤差信号
    による可変乗算係数の変化を小さくするように、前記可
    変乗算係数の制御幅を制御することを特徴とする自動等
    化器。
JP04335613A 1992-11-20 1992-11-20 自動等化器 Expired - Lifetime JP3141591B2 (ja)

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