JP3154108U

JP3154108U - 日除けマスク用布帯

Info

Publication number: JP3154108U
Application number: JP2009005239U
Authority: JP
Inventors: 章萩原; 保子萩原
Original assignee: 章萩原; 保子萩原; 下田ゆかり
Priority date: 2009-07-03
Filing date: 2009-07-03
Publication date: 2009-10-08
Anticipated expiration: 2019-07-03

Abstract

【課題】日除けと汗取りを兼ね、かつ、マスク機能を果たす着脱自在な日除けマスク用布帯を提供する。【解決手段】前頭部を鉢巻状に覆う長尺の第１の布片と、この第１の布片の中央部の一部が連結された連結部３と、この連結部３の両端が接合されずに端部に向かって立ち上がる傾斜端縁４ａ，４ｂを有し、後頭部を覆って顔面両側に折り畳み、鼻の部分を覆ってその両端を固定する第２の布片５とを有することを特徴とする。これにより農作業等において、簡単に日除けと汗取りが出来るとともに、第２の布片５が口元を覆っているので、マスクとして機能を果たすことができ、例えば、草類の花粉が飛来する時期において着用すれば、絶大なる効果を発揮する。【選択図】図１

Description

本考案は、後頭部、前頭部及び顔面を覆い、日除けと汗取りを兼ねた新規な日除けマスク用布帯に関するものである。

従来、農作業などの野外作業において、後頭部や顔などの日焼けや、日射病を防止するためには、一般的にハット、キャップ等の帽子が用いられていた。
これらの技術の一つとして、例えば、実用新案登録第３１３２９３４号公報に記載されたものがある。この技術は、長方形状のタオルの後頭部に留め合わせる事の出来る部材を付け、結び合わせる部分の生地を薄くし、額部にデザイン柄を入れた事を特徴とし、最終的な形状として帽子となるタオルに係るものである。

実用新案登録第３１３２９３４号公報

考案が解決しょうとする課題

しかしながら、従来の技術には概略以下のような難点がある。
（１）ハットやキャップ等の帽子であれば、頭部のみを覆い、主に頭部の日除けとしての機能は果たすことができるが、顔面に対する日除けはできない。
（２）マスクとしての機能はない。
（３）顔面等の汗取り機能は果たすことができない。

課題を解決するための手段

本考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、汗取り等のため、吸水性に優れた柔らかい布である、木綿等晒し布を使用し、前頭部を鉢巻状に覆う長尺の第１の布片と、この第１の布片の中央部の一部が連結された連結部と、この連結部の両端が接合されずに端部に向かって立ち上がる傾斜端縁を有し、後頭部を覆って顔面両側に折り畳み、鼻の部分を覆ってその両端を固定する、第２の布片とを有する日除けマスク用布帯としたことを特徴とするものである。

考案の効果

本考案は、上記のように構成したので、以下のような効果を奏する。
（１）本考案の日除けマスク用布帯は、例えば綿の晒し等の柔らかい布を使用し、折り曲げ、巻回が自在であるため、後頭部と前頭部及び顔面部の覆いが自由に出来る。
（２）本考案の日除けマスク用布帯は、例えば従来の帽子と共に使用することが出来、第２の布片を首の根元まで垂らして当該部分の日除けとしても使用することができる。
（３）本考案の日除けマスク用布帯は、第１の布片と第２の布片を平面的に結合したものであり、汗を吸取った後、容易に洗濯することができ、便利かつ衛生的である。
（４）本考案の日除けマスク用布帯は、顔面部を覆う日除け兼マスクとして使用することができ、多面的な機能を発揮し得るきわめて有用な日除けマスク用布帯であり、しかも２枚の布片のみから構成されているので、安価に製作し需要者に提供することができる。

以下、本考案の実施例を、図を参照して詳細に説明する。
図１において、１は、日除けマスク用布帯全体を示す展開図である。
この日除けマスク用布帯１は、前頭部を鉢巻状に覆う長尺の第１の布片２と、この第１の布片２の中央部の一部が連結された連結部３と、この連結部３の両端が接合されずに端部に向かって立ち上がる傾斜端縁４ａ，４ｂを有し、後頭部を覆って顔面両側に折り畳み、鼻の部分を覆ってその両端を固定する、第２の布片５とを有する。

上記の第１の布片２及び第２の布片５は、綿の晒し布等、柔軟性かつ吸水性に富んだ布から形成されている。勿論、この布片５の材料は、綿の晒し布等に限らず、柔軟性があって汗取りに優れた材料であれば、他のものでも良い。
図２ないし図４は、本考案の日除けマスク用布帯１の人体への装着状態を示し、図２は装着状態を正面から見た図、図３は装着状態を側面から見た図、図４は装着状態を後から見た図である。

次に、上記のように構成の日除けマスク用布帯１の人体への装着方法について説明する。
先ず、人体６の前頭部に第１の布片２の両端を持って、前方から後方に向かって鉢巻状に巻く。次いで、第２の布片５を後方に垂らし、後頭部を覆って、その両端を顔面側に回し、鼻の部分を覆って両端を重ね合わせ固定する。その際の固定方法は、特に限定されないが、安全ピンや、予め第２布片５の両端に互いに係合するホックを設けることや、あるいはボタン留め手段を設けておいても良い。

図５は、上記日除けマスク用布帯１を装着した後、日除け等をさらに確実にするために、キャップ等の帽子７を被るようにしたものである。
本考案の日除けマスク用布帯１は、人体に装着した状態できわめて外観的体裁が良く、ファッション性に富んでいるため、好んで婦人等に愛用され、しかも日除け効果、汗取り効果が大きく、炎天下の農作業等に好適である。さらにはマスクとして機能を果たすことができるため、例えば、草類の花粉が飛来する時期において着用すれば、その効果は計り知れないものがある。

本考案の日除けマスク用布帯の平面図である。上記日除けマスク用布帯を装着した状態の正面図である。上記日除けマスク用布帯を装着した状態の側面図である。上記日除けマスク用布帯を装着した状態の背面図である。上記日除けマスク用布帯とキャップとを併用した状態を示す正面図である。

１日除けマスク用布帯
２第１の布片
３連結部
４ａ，４ｂ傾斜縁部
５第２の布片
６人体
７帽子

Claims

前頭部を鉢巻状に覆う長尺の第１の布片と、この第１の布片の中央部の一部が連結された連結部と、この連結部の両端が接合されずに端部に向かって立ち上がる傾斜端縁を有し、後頭部を覆って顔面両側に折り畳み、鼻の部分を覆ってその両端を固定する、第２の布片とを有することを特徴とする日除けマスク用布帯。
前記布片は、綿の晒し布等、柔軟性かつ吸水性に富んだ布から成ることを特徴とする請求項１に記載の日除けマスク用布帯。