JP3154056B2 - 澱粉置換誘導体 - Google Patents
澱粉置換誘導体Info
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Description
の反応性水酸基の水素がアシル基、アルキル基等の炭化
水素含有基で置換されてなる澱粉置換誘導体に関する。
さらに、生分解性の澱粉系プラスチック加工品の主体ポ
リマーとして好適な澱粉置換誘導体に関する。
スチック組成物で全体又は部分が成形加工又は改質され
てなる成形加工品及び改質加工品を含むものである。成
形加工には、射出成形、押出成形、インフレーション
法、Tダイ法、カレンダー加工、圧縮成形(プレス成
形)、トランスファー成形、注型法(キャスト)、積層
法、真空成形、吹込み成形(ブロー成形)、発泡成形、
塗装、流延、熱接着、延伸加工等が含まれる(日本化学
会編「第5版化学便覧 応用化学編I」(平7−3−1
5)丸善、p773表10.22参照)。したがって、
成形加工品には、立体形状を有する成形品ばかりでな
く、フィルム、シート、さらには塗工紙等も含まれる。
また、改質加工品には、天然系材料からなる紙、不織布
等に改質剤として澱粉置換誘導体を含ませる場合も含ま
れ、紙、加工紙、不織布等が含まれる。
は、エステル化であり、それらの反応により製造された
澱粉エステルは、低置換度の水系反応エステル化澱粉
(澱粉エステル)として以前より知られている。(二國
二郎編「澱粉科学ハンドブック」(1997.7.20)株式会社
朝倉書店、p550 ) また、高置換度の澱粉エステルに関しては、酸無水物を
ピリジン中でジメチルアミノピリジンやアルカリ金属を
触媒として反応させる方法(“スターチケミストリー&
テクノロジー”ウィスラー著,Academic Press発行、p3
32-336)、酸無水物中でアルカリ金属水酸化物水溶液を
触媒として、100℃以上の高温で反応させる方法(特
表平5−508185号公報、Die Starke1972 の3月号
p73等参照)、更には、「ビニルエステルを使用して非
水有機溶媒中で反応させる方法」(特開平8−1886
01号公報参照)などが既に公知である。
誘導体(澱粉エステル)は、近年、環境問題への意識が
高まる中、各種の生分解性プラスチック材料に使用され
ているが、通常の熱可塑性プラスチック(熱可塑性樹
脂)のような成形加工性(例えば、射出成形性、押出
性、延伸性等)を得るには、各種合成樹脂と混合使用す
るにしろ、また単独で成形品やフィルムするにしても、
汎用可塑剤(フタル酸エステル系、脂肪酸エステル系
等)が必要であった。
も、射出成形品等の場合、耐衝撃性ポリスチレン(ハイ
インパクトポリスチレン)のような耐衝撃性を得難かっ
た。アイゾッド(Izod)衝撃強さ(ASTM D256 :−23
℃)で、1.8kgf・cm/cm(17.64J/m ) 以上の耐
衝撃性を有する成形品を得難かった。
ポリエチレンの様な良好な延伸性(引張伸び)を得るこ
とは困難であった。
ラスチック組成物(プラスチック材料)中の澱粉エステ
ル等の澱粉置換誘導体の割合が高くなると、顕著であっ
た。
ようとして、澱粉置換誘導体以外の生分解性樹脂(生分
解性ポリマー)を混合させた場合、澱粉置換誘導体より
も当該生分解性樹脂の比率を高くしなければ、当該改善
効果が得られず、澱粉置換誘導体ベースの生分解性プラ
スチックとは言い難いものとなる。
エステル系の可塑剤は、野菜や食物さらには動物の成長
に悪影響を与える環境ホルモンの疑いが持たれている。
したがって、特に、土中に廃棄する生分解性プラスチッ
クの場合、上記のような可塑剤の添加は、避けるべきで
ある。
で又は可塑剤少量使用で熱可塑化可能な熱可塑性プラス
チック材料として使用可能な澱粉置換誘導体を提供する
ことを目的とする。 本発明の他の目的は、衝撃強度や
引張伸びに優れた熱可塑性プラスチック材料の調製が容
易な澱粉置換誘導体を提供することにある。
され枯渇のおそれがない原料である澱粉を使用し、環境
に悪影響を与えるおそれのある可塑剤レス又は少量使用
で熱可塑化可能な生分解性プラスチックを開発すべく、
鋭意研究を行った結果、下記構成の新規な澱粉置換誘導
体に想到した。
が、炭素数6〜24の長鎖炭化水素含有基及び炭素数2
〜4の短鎖炭化水素含有基で置換されてなり(長鎖・短
鎖炭化水素含有基がともにエステル結合されている場合
を除く。)、長鎖炭化水素含有基及び短鎖炭化水素含有
基の置換度が調整されて、生分解性を保持しながら自己
熱可塑性を有することを特徴とする。
水素含有基の置換度が調整されて、示差熱分析によるガ
ラス転移点(JIS K 7121:以下「ガラス転移点」とい
う。)が140℃以下を示すものが成形加工性の見地か
ら望ましく80〜130℃の範囲が、他の特性とのバラ
ンス上望ましい。
移点を示す澱粉置換誘導体としては、例えば、長鎖炭化
水素含有基置換度:0.06〜2.0、短鎖炭化水素含
有基置換度:0.9〜2.7でかつ合計炭化水素含有基
置換度:1.5〜2.95であるものが、望ましくは長
鎖炭化水素含有基置換度:0.1〜1.0、短鎖炭化水
素含有基置換度:1.2〜2.1でかつ合計炭化水素含
有基置換度:1.7〜2.9、であるものが、上記特性
が容易に得ることができて好適である。
性樹脂と混和させて澱粉系ポリマーアロイとして使用す
ることもできる。この生分解性樹脂としては、ポリカプ
ロラクトン、ポリ乳酸及び酢酸セルロースからなる群の
いずれかを好適に使用できる。
粉置換誘導体又は該澱粉置換誘導体と生分解性樹脂とが
混和されてなるポリマーアロイで全体又は部分を成形加
工又は改質した澱粉系プラスチック加工品とすることが
できる。
率(23℃水道水に24時間浸漬後)0.5%以下で、
かつアイゾッド衝撃強さ1.8kgf・cm/cm以上を示す射
出成形品や、膜厚100μm以下で、引張伸び(JIS K
6301)200%以上を示すインフレーションフィルムと
することができる。
当該澱粉置換誘導体に又は該澱粉置換誘導体と生分解性
樹脂とが混和されてなるポリマーアロイに有機質又は無
機質の補強性充填剤を添加したプラスチック組成物で、
全体又は部分が成形加工又は改質した澱粉系プラスチッ
ク加工品とすることができる。
に説明する。ここで配合単位は、特に断らない限り、重
量単位である。また、化合物名の後の括弧内のCnは炭
素数nを意味する。
tion) とは、澱粉誘導体における反応性水酸基(3個:
2,3,6(又は4)位)の、グルコース残基1個当た
りの置換水酸基の数(平均値)を意味し、DS=3のと
き反応性水酸基の封鎖率(置換割合)は100%とな
る。
めに、鋭意努力をした結果、前記課題を解決するには澱
粉自体に実用温度領域での熱可塑性を付与させることが
重要であり、そのためには同一澱粉分子上に、反応性水
酸基を介して合計炭素数6〜24の炭化水素含有基(以
下「長鎖炭化水素含有基」)及び合計炭素数4以下の炭
化水素含有基(以下「短鎖炭化水素含有基」)の両者を
導入させれば良いことを見出して、新規な構成の澱粉置
換誘導体に想到した。
造式で示されるものである。
2 :短鎖炭化水含有基、であって、R1 、R2 がともに
アシル基である組み合わせを除く。) 当該澱粉置換誘導体の製造(合成)は、特に限定されな
いが、下記構成の澱粉エステルの製造方法を応用して容
易に行うことができる。
澱粉エステルの製造方法であって、ビニルエステルとし
て、エステル基炭素数2〜18のものを用い、非水有機
溶媒中でエステル化触媒を使用して澱粉と反応させるこ
とを特徴とする澱粉エステルの製造方法。」すなわち、
本発明の澱粉置換誘導体は、非水有機溶媒中でアルキル
ケテンダイマー、カプロラクトン、カプロラクタム、ビ
ニル化合物、酸無水物、酸ハロゲン化物などのエステル
化部位(エステル形成アシル基)を有する反応媒体(エ
ステル化試薬:アシル化試薬)、又は、ハロヒドリン化
合物、グリシジル化合物などのエーテル化部位(エーテ
ル形成アルキル基)を有する反応媒体(エーテル化試
薬)を使用して、長鎖炭化水素含有基及び短鎖炭化水素
含有基により澱粉分子上の反応性水酸基を封鎖する(反
応性水酸基の水素をそれらの基で置換する。)ことによ
り合成することができる。
り、加熱時に可塑剤を使用せずに熱可塑性を有する澱粉
置換誘導体を合成でき、 2 )該澱粉置換誘導体は、他の生分解性樹脂との相溶性
は既存の高度変性澱粉置換誘導体(前述の公知の方法に
より作成された)に比較して格段に高く、 3 )該澱粉置換誘導体をベースとしたプラスチック成形
品は、耐衝撃性(ハイインパクト)ポリスチレンと同様
な耐衝撃性を有するものとなることが新たに判明した。
は、コーンスターチ、ハイアミローススターチ、小麦
澱粉、米澱粉などの地上茎未変性澱粉、馬鈴薯澱粉、
タピオカ澱粉などの地下茎未変性澱粉、及び、それら
の澱粉の低度エステル化・エーテル化・酸化・酸処理化
・デキストリン化された澱粉置換誘導体、などを、単独
又は複数併用して使用できる。
及びそれらの誘導体基(合計炭素数6〜24又は2〜
4)をエステル化(アシル化)反応部位に有するアルキ
ルケテンダイマー、環状エステル(カプロラクトン
類)、環状アミド(カプロラクタム類)、酸無水物、酸
ハロゲン化物又はビニル化合物の群から1種又は2種以
上を挙げることができる。
及びそれらの誘導体基(合計炭素数6〜24又は2〜
4)をエーテル化反応部位に有するグリシジル化合物、
ハロヒドリン化合物及びそれらを化合物がNに結合され
た第三アミン及び第四アンモニウム塩を挙げることがで
きる。
キル基、シクロアルキル基、アルキレン基、アリール基
等を挙げることができ、それらの誘導体基としては、ア
リールアルキル(aralkyl)基、アルキルアリール(alkar
yl) 基、アルコキシアルキル基等を挙げることができ、
さらには、本発明の効果に影響を与えない範囲内で、ヒ
ドロキシアルキル基、アミノアルキル基等の活性水素含
有基導入体が含まれる。なお、上記において長鎖の炭化
水素含有基を導入する場合は、炭化水素またはそれらの
誘導体の炭素数は、通常6〜24とするが、8〜22と
することが、反応効率及び取り扱いの上で好ましい。
薬の具体例を挙げる。
わさって構成されているので、一般式として表すと、
の誘導体基;合計炭素数5〜17又は1〜3) 環状エステル(ラクトン類):長鎖用としてε−カプ
ロラクトン(C6)、γ−カプリロラクトン(C8)、
γ−ラウロラクトン(C12)、γ−ステアロラクトン
(C18)、さらには、(CH2 )n COOで代表され
るn=6〜24(望ましくは7〜18)の大環状ラクト
ン等;短鎖用としてβ−プロピオラクトン(C3)、γ
−ブチロラクトン(C4)等。
してε−カプロラクタム(C6)、γ−カプリロラクタ
ム(C8)、γ−ラウロラクタム(C12)、γ−ステ
アロラクタム(C18)等;短鎖用としてβ−プロピオ
ラクタム(C3)、γ−ブチロラクタム(C4)。
カプリル酸(C8)、ラウリン酸(12)、パルミチン
酸(C16)、ステアリン酸(C18)、オレイン酸
(C18)等のハロゲン化物又はそれらの酸無水物;短
鎖用として酢酸(C2)、プロピオン酸(C3)、酪酸
(C4)のハロゲン化物又はそれらの酸無水物。
ビニル(C8)、ラウリン酸ビニル(C12)、パルミ
チン酸ビニル(C18)、ステアリン酸ビニル(C1
8)、オレイン酸ビニル(C18)等又は下記構造式で
示される分岐飽和カルボン酸ビニルエステル等;短鎖用
として酢酸ビニル(C2)、プロピオン酸ビニル(C
3)、ブタン酸ビニル(C4)、アクリル酸ビニル(C
3)、イソクロトン酸ビニル(C4)等。
キル基でこれらの合計炭素数は4〜16である。
シル導入炭化水素基がN結合された第三アミン、第四ア
ンモニウムを含む。長鎖用としてアリルグリシジルエー
テル(C6)、グリシジルトリメチルアンモニウムクロ
リド(C6)、ブチルグリシジルエーテル(C7)、フ
ェニルグリシジルエーテル(C9)、2−エチルヘキシ
ルグリシジルエーテル(C11)、sec-ブチルフェノー
ルグリシジルエーテル(C13)、トリメチロールプロ
パントリグリシジルエーテル(C15)、ネオペンチル
グリコールジグリシジルエーテル(C11)、2,3−
エポキシプロピルステアリルエーテル(グリシジルステ
アリルエーテル)(C20)、エチレングリコールジグ
リシジルエーテル(C8)等;短鎖用としてプロピレン
オキシド(C3)、ブチレンオキシド(C4)等。
2位にヒドロキシル基のついた炭化水素基がN結合され
た第三アミン、第四アンモニウム化合物を含む。長鎖用
として、1−クロロ−2−ヒドロキシエチルジエチルア
ミン(C6)、1−クロロ−2−ヒドロキシヘプタン
(C7)、1−クロロ−2−ヒドロキシデカン(C1
0)等;短鎖用として1−クロロ−2−ヒドロキシエタ
ン(C2)、1−クロロ−2−ヒドロキシプロパン(C
3)、1−クロロ−2−ヒドロキシブタン(C4)、
等。
せ得るもので、具体的にはジメチルスルホキシド(DM
SO)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ピリジンな
どが使用できる。
ては 周期表中第5周期までに属する金属の水酸化
物、鉱酸塩、有機酸塩、炭酸塩、有機化合物もしくはア
ルカリ金属アルコキシド、有機物層間転移触媒、ア
ミノ化合物、の各群のいずれかから選択して使用する。
これらの内で、が反応効率及び触媒コストの観点から
望ましい。
リチウム、水酸化バリウム、水酸化カルシウム、水酸化
アルミニウム、水酸化亜鉛、等。
ウム、、燐酸水素カルシウム、亜硫酸水素ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、アルミン酸ソーダ、亜鉛酸カリウム
等。
ホン酸ナトリウム、酢酸カルシウム、プロピオン酸カル
シウム、p−トルエンスルホン酸バリウム等。
ジエチルアミノ酢酸等。
- N- プロピルアンモニウムクロリド、N- テトラエチ
ルアンモニウムクロリド等。
規定はしないが、通常30℃から200℃、好ましくは
40℃から150℃とする。これらの反応温度は概ね全
ての化合物に対して変更する必要はない。
炭化水素含有基の場合は、その炭化水素含有基の長さに
よって本発明の目的の一つとしての生分解性樹脂との混
和性に影響するが、炭素数が最大の長鎖炭化水素含有基
の場合でもDS0.05(反応性水酸基封鎖率2%)以
下の置換度では所定の特性を澱粉に持たせることは難し
い。また、炭素数最大の炭化水素含有基としては炭素数
が24を超えると反応効率が極端に低下するするため、
実際的ではない。
〜2.0(封鎖率:2〜67%)、短鎖炭化水素含有基
DS:0.9〜2.7(封鎖率:30〜90%)で、か
つ合計炭化水素含有基DS:1.5〜2.95(封鎖
率:50〜98%)とする。
炭化水素含有基置換度が最大の場合から、長鎖炭化水素
含有基の置換度が最大で短鎖炭化水素含有基置換度が最
小の場合まで、生分解性樹脂との混和性及び機械的物性
において、極端な変化は見られない。そして、同じレベ
ルの自己熱可塑性を得るには、長鎖炭化水素の炭素数の
増大に対応してその置換度が低くてよい。
的意義を有せず、上記範囲外でもそれらの限界近傍であ
れば本発明は実施可能である。
0.1〜1.0(封鎖率:3〜53%)、短鎖炭化水素
含有基DS:1.2〜2.1(封鎖率:40〜70%)
で、かつ合計炭化水素含有基DS:1.7〜2.9(封
鎖率:67〜97%)とする。
下としたのは、炭素数2〜4の間では本発明における反
応効率に差が無いと言う実験結果に基づく。
ては、転位温度が高くなるにつれて生分解樹脂との相溶
化が徐々に困難になり、通常、140℃以下、望ましく
は80〜130℃とする。140℃を超えると可塑剤無
しでは相溶化が困難であることによる。なお、可塑剤を
使用した場合は、140℃を超えても相溶化は可能であ
り、その場合でも、従来に比して、可塑剤の使用量が少
なくてすむ。
ポリマーアロイとする生分解性ポリマー(生分解性樹
脂)に関して述べる。
種以上の物質が均質に相互分散している状態をいい、2
種以上の物質が相互に「相溶性(miscibility) 」を有す
る場合に混合させて得られる状態ばかりでなく、相互に
「非相溶」であっても均質分散している状態も含む。
物を作る生分解性樹脂に関して述べる。
転移点からも容易に判断されるように、可塑剤を使用せ
ずして熱可塑化が可能である自己熱可塑性を有する。
生分解性樹脂とブレンドするに際しても可塑剤を必要と
しない上に、混和性(相溶性)も従来技術で製造された
澱粉置換誘導体、例えば高置換度アセチル化澱粉などの
澱粉置換誘導体と比較して、格段に向上している。
イ(ブレンドポリマー)を作るのに好適な他の生分解樹
脂としては、下記のようなものを挙げることができる。
シエチルセルロース、プロピルセルロース、ヒドロキシ
ブチルセルロース等 重合体系:ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリアジペ
ート、ポリヒドロキシブチレート( ポリヒドロキシアル
カノエート類) 、ポリヒドロキシブチレートバレエー
ト、コハク酸−1,4−ブタンジオール等の生分解性ポ
リエステル又はポリアミド、ポリエチレンオキシド、ポ
リプロピレンオキシド等のポリアルキレンオキシド、ポ
リビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリ
アクリルアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリ
ウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルカルバゾ
ール、ポリアクリル酸エステル等のビニルポリマー、エ
チレン酢酸ビニル共重合樹脂等。
イをベースとするプラスチック材料(組成物、コンパウ
ンド、成形加工用材料)を調製する際に使用できるフィ
ラーとしては下記各種フィラーが使用可能である。
状、板状、柱状、繊維状、針状等、適宜任意形態のもの
を使用できる。
レー、チョーク、ライムストーン、炭酸カルシウム、マ
イカ、ガラス、シリカ及び各種シリカ塩、ケイソウ土、
ウォールアストナイト、各種マグネシウム塩、各種マン
ガン塩など。
ルロース及びその誘導体、木粉、パルプ、ピカンファイ
バー、綿粉、穀物外皮、コットンリンター、木材繊維、
バガスなど。
体、セラミックなど
澱粉分子上の反応性水酸基の水素が長鎖炭化水素含有基
及び短鎖炭化水素含有基で置換されてなり(前記長鎖炭
化水素含有基及び前記短鎖炭化水素含有基がともにエス
テル結合される場合を除く。)、長鎖炭化水素含有基及
び短鎖炭化水素含有基の置換度が調整されて、示差熱分
析によるガラス転移点(JIS K 7121 :以下「ガラス転移
点」という。)が140℃以下を示し、生分解性を保持
しながら自己熱可塑性を有する構成により、後述の実施
例で支持される如く、従来のエステル化澱粉やその他の
澱粉置換誘導体又は未変性澱粉を可塑化するのに必要と
された可塑剤を必要とせずに又は少量の可塑剤使用で熱
可塑化でき、更には本発明の澱粉置換誘導体は驚くべき
ことに、従来の合成及び発酵ポリエステルなどと非常に
高い混和性を示す。
可塑剤レスで熱可塑化可能な熱可塑性プラスチック材料
として使用可能となる。また、本発明の澱粉置換誘導体
は、衝撃強度や引張伸びに優れた澱粉系熱可塑性プラス
チック材料の調製が容易となる。
った実施例、比較例及び応用例について説明する。
チ25gをDMSO200gに懸濁させ、攪拌しながら
90℃まで昇温し、20分間その温度に保持して糊化さ
せた。この溶液に重炭酸ソーダ20gを触媒として添加
し、90℃を維持してラウリン酸ビニル17g(C1
2)を添加し、その温度で1時間反応させた。次に、更
にプロピレンオキシド55g(C3)を添加して、同じ
く40℃で10時間反応させた。その後、反応液を水道
水中に流し込み、高速攪拌・粉砕を行い、濾過・脱水乾
燥して長鎖・短鎖混合澱粉置換誘導体を調製した。ラウ
ロイル置換度:0.3、ヒドロキシプロピル置換度:
1.95。
した市販コーンスターチ100gとDMSO800gを
攪拌機付き2Lセパラブルフラスコに入れ、90℃に加
温し、20分間保持して糊化させた。この溶液に臭化t
−ブチル(2−ブロモ−2−メチルプロパン)(C4)
5g、グリシジルステアリルエーテル(C20)60g
を滴下後、系内を減圧してDMSOを還流させながら9
0℃で5時間反応させた。その後大気圧まで戻し、無水
酢酸126g・重炭酸ソーダ103.8gを滴下し、還
流温度で1時間反応させた。未反応物・副生物を流出さ
せた後、水中で激しく攪拌しながら回収し、生成物を5
Lの水で合計5回繰り返し洗浄して澱粉置換誘導体を調
製した。2−ヒドロキシ−3−ステアロキシプロピル置
換度:0.27、t−ブチル置換度:1.89 <実施例3>実施例2において、グリシジルプロピルス
テアリルエーテルの代わりに臭化ステアリル(1−ブロ
モオクタデカン)(C18)61.7gを使用した。ス
テアリル(オクタデシル)置換度:0.26、t−ブチ
ル置換度:1.93 <比較例1>実施例1において、酢酸ビニル(C2)3
9.9gのみを使用した以外は、同様にして澱粉置換誘
導体(酢酸澱粉)を調製した。アセチル置換度:2.4
5 <比較例2>ハイアミロースコーンスターチ25gをD
MSO200gに懸濁させ、80℃まで昇温し、20分
間保持することにより糊化させた。この溶液に副生する
酸の中和用として重炭酸ソーダ39gを加えた後、反応
温度の20℃まで冷却し、無水酢酸48gを、澱粉の加
水分解を押さえる様に、反応温度を20−25℃に維持
しながら添加し、添加終了後、その温度で1時間反応さ
せる。その後、実施例1と同様にして澱粉置換誘導体を
調製した。アセチル置換度:80% <比較例3>還流冷却器、滴下ロート及び温度計を備え
た1Lの4つ口フラスコにハイアミローススターチ46
gを入れ、攪拌しながら無水酢酸150mlを加えた。続
いて、一定の還流が起こるまで加熱する。沸騰温度は約
125℃である。1−2時間後、粘度が上昇し、3−4
時間後には粘性の褐色がかった透明な混合物を生じる。
必要な反応時間である約5時間後、酢酸5−10mlを1
18℃で分溜し、続いてエタノール20mlを滴下して加
えた。やや抑制した加熱で更に30分間攪拌し、続いて
エタノールと無水酢酸の反応により生じた酢酸エチル及
び酢酸からなる溶剤混合物を102−105℃で分溜し
た。次いで、加熱を止め、混合物を0.5〜1時間冷却
した。続いて、再度エタノール20mlを滴下して加え
る。その後、メタノール約200mlで徐々に沈殿させ
た。生成沈殿物をアルコールで何度も洗浄し、吸引分離
し、空気中で乾燥して、澱粉置換誘導体を調製した。ア
セチル置換度:73.3% (2) 上記で調製した各実施例・比較例の澱粉エステルに
ついて下記各項目の試験を行った。
(置換度:DS)を、ケン化法等の慣用の方法により、
ガラス転移点を、「示差走査熱量計DSC−50」(島
津製作所社製)を用いて、JIS K7121 に準じて、それぞ
れ測定した。
がほぼ同程度の置換度(DS)であっても、長鎖の置換
基が存在することによりガラス転移点は、長鎖置換基が
存在しない場合に比較して格段に低くなる。このこと
は、本発明の澱粉可塑剤レスで熱可塑化が可能である、
即ち、自己可塑性を有することを示唆している。
して表示の生分解性樹脂30部を添加して混合(混合手
段:プラストミル)したポリマーアロイ(ポリブレン
ド)を二軸形押出機(L/D=32)を用いて40μm
のフィルム(幅120mm)を押出して、該フィルムの透
明性により各澱粉エステルと生分解性ポリマーとの混和
性(Compability)を判定した。
リアセチン(グリセロールトリアセテート)を澱粉エス
テル100部に対して40部を添加して可塑化させた
後、個々の生分解性ポリマーと混合して熱可塑化させ
た。
Tダイ温度=170℃、押出速度=10m/分、押出量
=3kg/分とした。
た実施例は全て透明性を示し混和性が高いと判断され
る。これに対して、短鎖基のみの比較例は、全て不透明
で可塑剤を使用しても混和性に劣ると判断される。
比較例はトリアセチン20部を添加した後熱可塑化させ
て)に対してPCL15部を混合熱可塑化させたポリマ
ーアロイから試験片を調製して、各試験片の吸水率及び
アイゾッド衝撃強さをそれぞれ下記方法により測定し
た。
(径50mm×肉厚3mm)を、23℃の水道水に24時間
浸漬した後の吸水量を測定して求めた。
て、雰囲気温度−23℃で測定をした。
もに長鎖基を導入した実施例は、短鎖基のみの各比較例
に比して、吸水率が格段に小さく(二桁近く異なる)と
ともに、アイゾッド衝撃強さも格段に大きいことが分か
る。
較例はトリアセチン40部を添加した後熱可塑化させ
て)に対してPCL40部を混合熱可塑化させたポリマ
ーアロイをインフレーション加工装置(吹き出し口径:
100mm、円筒径:150mm)を用いて薄膜フィルムを
作成して、下記項目の特性を観察又は測定した。
た。
定して平均値を求めた。
準じて測定した。
ン法により薄膜フィルムを作成する場合、ブレンド樹脂
の場合には特に樹脂同志の相溶性の高さが要求される。
一見、均一にブレンドされているように見えても、相溶
性の無い樹脂同志では、薄膜化に際して溶融伸び・引張
り延びの不足から破断してしまう。このように、破断せ
ずに薄膜フィルムを作成できる特性をもつポリマーは、
その特性を持たないポリマーとは全く異なったものとし
て位置づけられる。
Claims (10)
- 【請求項1】 同一澱粉分子上の反応性水酸基の水素
が、炭素数6〜24の炭化水素含有基(以下「長鎖炭化
水素含有基」という。)及び炭素数2〜4の炭化水素含
有基(以下「短鎖炭化水素含有基」という。)で置換さ
れてなり(前記長鎖炭化水素含有基及び前記短鎖炭化水
素含有基がともにアシル基である場合を除く。)、前記
長鎖炭化水素含有基及び前記短鎖炭化水素含有基の置換
度が調整されて、示差熱分析によるガラス転移点(JIS K
7121 :以下「ガラス転移点」という。)が140℃以
下を示すものであり、自己熱可塑性を有することを特徴
とする澱粉置換誘導体。 - 【請求項2】 前記ガラス転移点が80〜130℃の範
囲にあることを特徴とする請求項1記載の澱粉置換誘導
体。 - 【請求項3】 前記長鎖炭化水素含有基置換度:0.0
6〜2.0、前記短鎖炭化水素含有基置換度:0.9〜
2.7で、かつ合計炭化水素含有基置換度:1.5〜
2.95、であることを特徴とする請求項1または2記
載の澱粉置換誘導体。 - 【請求項4】 前記長鎖炭化水素含有基置換度:0.1
〜1.0、前記短鎖炭化水素含有基置換度:1.2〜
2.1で、かつ合計炭化水素含有基置換度:1.7〜
2.9であることを特徴とする請求項3記載の澱粉置換
誘導体。 - 【請求項5】 同一澱粉分子の反応性水酸基の水素が、
前記短鎖炭化水素含有基及び前記長鎖炭化水素含有基で
置換されてなり、(前記長鎖炭化水素含有基及び前記短
鎖炭化水素含有基がともにアシル基である場合を除
く。)前記長鎖炭化水素含有基及び前記短鎖炭化水素含
有基の置換度が調整されて、示差熱分析によるガラス転
移点(JIS K 7121:以下「ガラス転移点」という。) が
140℃以下を示す澱粉置換誘導体と生分解性樹脂とが
混和されてなり、可塑剤レスでも熱可塑化して成形加工
可能なものであることを特徴とする澱粉系ポリマーアロ
イ。 - 【請求項6】 前記生分解性樹脂が、ポリカプロラクト
ン、ポリ乳酸及び酢酸セルロースからなる群のいずれか
であることを特徴とする請求項5記載の澱粉系ポリマー
アロイ。 - 【請求項7】 同一澱粉分子の反応性水酸基の水素が、
前記短鎖炭化水素含有基及び長鎖炭化水素含有基で置換
されてなり、(前記長鎖炭化水素含有基及び前記短鎖炭
化水素含有基がともにアシル基である場合を除く。)前
記長鎖炭化水素含有基及び前記短鎖炭化水素含有基の置
換度が調整されて、示差熱分析によるガラス転移点(JI
S K 7121:以下「ガラス転移点」という。) が140℃
以下を示す澱粉置換誘導体と生分解性樹脂とが混和され
てなるポリマーアロイで全体または部分が成形加工又は
改質されてなることを特徴とする澱粉系プラスチック加
工品。 - 【請求項8】 吸水率(23℃水道水に24時間浸漬
後)0.5%以下で、かつアイゾッド衝撃強さ1.8kg
f・cm/cm 以上を示す射出成形品であることを特徴とす
る請求項7記載の澱粉系プラスチック加工品。 - 【請求項9】 膜厚100μm以下で、引張伸び(JIS K
6301)200%以上を示すフィルムであることを特徴と
する請求項8記載の澱粉系プラスチック加工品。 - 【請求項10】 同一澱粉分子の反応性水酸基の水素
が、短鎖炭化水素含有基及び長鎖炭化水素含有基で置換
されてなり、(長鎖炭化水素含有基及び短鎖炭化水素含
有基がともにアシル基である場合を除く。)前記長鎖炭
化水素含有基及び前記短鎖炭化水素含有基の置換度が調
整されて、示差熱分析によるガラス転移点(JIS K 7121
:以下「ガラス転移点」という。)が140℃以下を
示す澱粉置換誘導体に、又は該澱粉置換誘導体と生分解
性樹脂との混和物であるポリマーアロイに有機質又は無
機質の補強性充填剤が添加されたプラスチック組成物で
全体又は部分が成形加工又は改質されてなることを特徴
とする澱粉系プラスチック加工品。
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JP33466998A JP3154056B2 (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 澱粉置換誘導体 |
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JP33466998A JP3154056B2 (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 澱粉置換誘導体 |
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JP2000159802A JP2000159802A (ja) | 2000-06-13 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP33466998A Expired - Lifetime JP3154056B2 (ja) | 1998-11-25 | 1998-11-25 | 澱粉置換誘導体 |
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-11-25 JP JP33466998A patent/JP3154056B2/ja not_active Expired - Lifetime
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