JP3153699U - 部材搬送ハンド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品の削減と作業時間の短縮化を図る部材搬送ハンド装置を提供する。【解決手段】鉛直線に対し45度または135度傾斜した斜面を有する支持部材の前記斜面に垂設された支軸と旋回機構にて前記支軸を中心に回動するアームを設け、このアームの先端に搬送部材を把持する把持機構を設けることにより、従来2つの旋回機構と2回の動作を必要としたものを1つの旋回機構と1回の動作で行うようにした。【選択図】図1
Description
本考案は、材料に引張または曲げ負荷を作用させてその材料強度を測定する材料試験装置に関する分野で、特に試験部材を搬送する部材搬送ハンド装置に関する。
材料の強度試験に使用される試験部材には、円柱状のものや全体が均一な厚さの平板状のものがあり通常両端を試験装置のチャックに把持させる把持部と中央に直径や幅、厚さ、平行部長さなどが規定された平行部を有した形状をしている。
これらの試験部材を用いて強度試験を行う工程は、先ず寸法測定を行い、次に負荷試験を行い、最後に試験部材を回収する。これら一連の作業を自動的に行うために試験部材置き場から測寸エリアへ、測寸エリアから負荷試験エリアへ、負荷試験エリアから負荷試験後の回収品置き場へと試験部材を移動する部材搬送ハンド装置が使用される。部材搬送ハンド装置は、試験部材を各エリアまで搬送すると共に試験部材を各エリアでの作業に適した姿勢に変える機能を有している。例えば側寸エリアでは試験部材を水平姿勢で寸法測定し、負荷試験エリアでは試験部材を垂直姿勢で試験する。
従来の部材搬送ハンド装置の構成と動作を図10および図11に示す。ただし、部材搬送ハンド装置全体の移動機構、制御機構、配線、配管等の図を省略する。図10は部材搬送ハンド装置の構成と試験部材の搬送の状態を示し、図11は試験部材の姿勢変更の状態を示す。
従来の部材搬送ハンド装置50は、図10に示すとおり支持部材51の一端に設けられた鉛直線Z1・Z2に垂直な平面である支持面Nに支軸58を垂設し、旋回機構52にて前記支軸58の回りに回動するアーム53と、そのアーム53の先端にアーム53の軸芯X1・X2に垂直な平面である支持面Pに支軸59を垂設し、試験部材57を把持する爪56と爪56の開閉を制御する把持機構55とを一体的に前記支軸59の回りに回転させる回転機構54とから構成されている。
この部材搬送ハンド装置50の動作は、先ず図10に示すとおり水平姿勢に把持されている試験部材57(2点鎖線図参照)を旋回機構52によりアーム53を支軸58の回りに旋回矢印Eの方向に180度旋回し、次に図11に示すとおりアーム53の先端に設けられた回転機構54により支軸59の回りに把持機構55と一体的に試験部材57を90度回転して垂直姿勢にする。
また半導体ウエハ収納用カセットを把持して持ち上げるハンド装置の前記ウエハ収納用カセットに対する位置決めをする方法として、ハンド本体の左右側部に前後方向に延びかつ軸部回りに回動して開閉するアームを支持し、アーム先端部にウエハ収納用カセットのガイド部に係合するガイドピンとそのガイドピンの前後両側に位置し、前記ウエハ収納用カセットのフランジ部を下側から係合支持する前後の爪部材とを取り付け、爪部材をフランジ部に係合させて前記ウエハ収納用カセットを持ち上げる動きを利用してガイドピンとガイド部を係合させて位置決めする。(特許文献1参照)
従来の部材搬送ハンド装置では、水平姿勢の試験部材を移動後垂直姿勢にするために、先ず試験部材を水平姿勢のまま旋回移動し、その後垂直姿勢に回転していた。そのため旋回機構と回転機構の2個の機構とそれに係わる制御措置、配線、配管も2個分必要となりコストが掛かると共に2回の動作を行うためにサイクルタイムが長くなるという問題があった。
本考案は上記の問題を解決するために、鉛直線の上方から計って45度または135度の傾斜角度で鉛直線と交差する回転軸の回りに回動する部材の把持機構を有するアームとそのアームを旋回させる旋回機構を設けたものである。
本考案のアームを180度回転させることにより、従来の2個の旋回機構と2回の回転動作を1個の旋回機構と1回の回転動作で部材の水平方向の搬送と姿勢変更を行うことができ、部品の削減と作業時間の短縮化が図られる。
鉛直線の上方から計って45度または135度の傾斜角度で鉛直線と交差する回転軸の回りに回動する搬送部材の把持機構を有するアームとそのアームを旋回させる旋回機構を設けたもので、以下図面に示す実施例について説明する。
本考案が提供する第1実施例を図1から図3に示す。図1は本考案の部材搬送ハンド装置8の正面図、図2は部材搬送ハンド装置8の右側面図を示す。図3は部材搬送ハンド装置8の動作を示す斜視図である。
本考案の部材搬送ハンド装置8は、図1および図2に示すとおり支持部材1の鉛直線Z1・Z2に対して傾斜した平面であって、その法線Z3・Z4が前記支持部材1の鉛直線Z1・Z2の上方から計って135度である支持面Hに支軸7を垂設し、旋回機構2によって支軸7の回りに回動するアーム3を設け、そのアーム3の先端に搬送部材6を把持する爪5とその爪5の開閉を制御する把持機構4を設けた機構である。
本考案の動作を図3に基づいて説明する。図3において2点鎖線図は動作前の搬送部材6が水平に把持された状態を示す。旋回機構2によりアーム3を支軸7の回りに旋回矢印Fの方向に180度旋回させることにより搬送部材6の右片6a側を上にして鉛直姿勢となり、1回の旋回動作で搬送部材6の水平移動と姿勢変更を行うことができる。なお、旋回方向が旋回矢印Fと逆の旋回矢印F1方向であっても搬送部材6の右片6a側を上にした鉛直姿勢の姿勢変更を行うことができる。
本考案の第2実施例を図4から図6に示す。図4は本考案の部材搬送ハンド装置17の正面図、図5は部材搬送ハンド装置17の右側面図を示す。図6は部材搬送ハンド装置17の動作を説明する斜視図である。
本考案の部材搬送ハンド装置17は、図4および図5に示すとおり支持部材10の鉛直線Z1・Z2に対して傾斜した平面であって、その法線Z5・Z6が前記支持部材10の鉛直線Z1・Z2の上方から計って45度である支持面Kに支軸11を垂設し、旋回機構2によって支軸11の回りに回動するアーム3を設け、そのアーム3の先端に搬送部材6を把持する爪5とその爪5の開閉を制御する把持機構4を設けた機構である。
本考案の動作を図6に基づいて説明する。図6において2点鎖線図は動作前の搬送部材6が水平に把持された状態を示す。旋回機構2によりアーム3を支軸11の回りに旋回矢印Gの方向に180度旋回させることにより搬送部材6の左片6b側を上にして鉛直姿勢となり、1回の旋回動作で試験部材の移動と姿勢変更を行うことができる。なお、旋回方向が旋回矢印Gと逆の旋回矢印G1方向であっても搬送部材6の左片6b側を上にして鉛直姿勢の姿勢変更を行うことができる。ただしアーム3等が支持部材10に当たらないように支持部材10の形状を工夫する必要がある。
特に第2実施例の特徴は、鉛直線Z1・Z2に対する傾斜角度が135度の場合(第1実施例参照)に対し、アーム3を180度旋回したときの搬送部材6の姿勢が上下逆向きになることである。この機能により搬送部材の形状が左右非対称の場合、搬送後の上下の向きを特定することができる。
本考案の第3実施例を図7から図9に示す。図7は部材搬送ハンド装置20の正面図、図8は部材搬送ハンド装置20の右側面図、図9は部材搬送ハンド装置20の動作を説明する斜視図である。
本考案の部材搬送ハンド装置20は、図7および図8に示すとおり台座21の上に支柱24を鉛直に立設し、その支柱24の上部先端に一端が水平な支軸25の回りに旋回機構26により旋回可能に固定され、他端が長手方向の軸に垂直な平面である支持面Lが形成された棒状部材27と、前記支持面Lの法線Y3・Y4が鉛直線Y1・Y2の上方から計って45度(図示せず)または135度の傾斜角度で鉛直線Y1・Y2と交差する位置で前記棒状部材27の旋回を固定する固定部材35を備え、前記支持面Lに支軸28を垂設し、旋回機構2によって支軸28の回りに回動するアーム3を設け、そのアーム3の先端に搬送部材6を把持する爪5とその爪5の開閉を制御する把持機構4を設けた機構である。
本考案の動作を図9に基づいて説明する。図9において2点鎖線図は動作前の搬送部材6が水平に把持された状態を示す。また、図9は前記棒状部材27が前記鉛直線Y1・Y2上部から計って135度の旋回角度で固定された状態を示す。旋回機構2によりアーム3を支軸28の回りに旋回矢印Mの方向に180度旋回させることにより搬送部材6の右片6a側を上にして鉛直姿勢となり、1回の旋回動作で搬送部材6の水平移動と姿勢変更を行うことができる。なお、旋回方向が旋回矢印Mと逆の旋回矢印M1方向であっても搬送部材6の右片6a側を上にして鉛直姿勢の姿勢変更を行うことができる。
また、図示されていないが前記棒状部材27を前記鉛直線Y1・Y2に対し上部から計って45度の旋回角度で固定し、前記支軸28の回りに前記アーム3を180度旋回させることにより搬送部材6の左片6b側を上にして鉛直姿勢となる。すなわち前述の棒状部材27の鉛直線Y1・Y2上部から計って135度の旋回角度で固定した場合と比べ搬送部材6の鉛直姿勢が上下逆となる。
本考案が提供する部材搬送ハンド装置の特徴は以上のとおりであるが、上記ならびに図示例に限定されるものではなく色々な変形例を挙げることができる。
例えば図1においてアーム3を短くして事実上アーム3を無くし、把持機構4を直接旋回機構2に設けることも可能である。また、図9において部材搬送ハンド装置20の支柱24をX、Y、Z方向にスライドさせる方式も可能である。さらに、旋回機構として電動機、油圧モータ、空圧モータおよびそれらと各種の歯車機構を組み合わせた方式も考えられる。本考案はこれらの変形例をすべて包含するものである。
本考案は簡単な部品構成と製作方法で実施でき、産業上利用可能なものである。
1 支持部材
2 旋回機構
3 アーム
4 把持機構
5 爪
6 搬送部材
6a 右片
6b 左片
7 支軸
8 部材搬送ハンド装置
10 支持部材
11 支軸
17 部材搬送ハンド装置
20 部材搬送ハンド装置
21 台座
24 支柱
25 支軸
26 旋回機構
27 棒状部材
28 支軸
35 固定部材
50 部材搬送ハンド装置
51 支持部材
52 旋回機構
53 アーム
54 回転機構
55 把持機構
56 爪
57 試験部材
58 支軸
59 支軸
X1・X2 軸芯
Y1・Y2 鉛直線
Y3・Y4 軸芯
Z1・Z2 鉛直線
Z3・Z4 法線
Z5・Z6 法線
E 旋回矢印
F 旋回矢印
F1 旋回矢印
G 旋回矢印
G1 旋回矢印
M 旋回矢印
M1 旋回矢印
H 支持面
K 支持面
L 支持面
2 旋回機構
3 アーム
4 把持機構
5 爪
6 搬送部材
6a 右片
6b 左片
7 支軸
8 部材搬送ハンド装置
10 支持部材
11 支軸
17 部材搬送ハンド装置
20 部材搬送ハンド装置
21 台座
24 支柱
25 支軸
26 旋回機構
27 棒状部材
28 支軸
35 固定部材
50 部材搬送ハンド装置
51 支持部材
52 旋回機構
53 アーム
54 回転機構
55 把持機構
56 爪
57 試験部材
58 支軸
59 支軸
X1・X2 軸芯
Y1・Y2 鉛直線
Y3・Y4 軸芯
Z1・Z2 鉛直線
Z3・Z4 法線
Z5・Z6 法線
E 旋回矢印
F 旋回矢印
F1 旋回矢印
G 旋回矢印
G1 旋回矢印
M 旋回矢印
M1 旋回矢印
H 支持面
K 支持面
L 支持面
Claims (4)
- 部材を把持する把持機構を有し、該把持機構を移動させることで前記部材を第1位置からそれと水平方向に離れた第2位置に搬送する部材搬送ハンド装置において、鉛直線の上方から計って45度または135度の傾斜角度で鉛直線と交差する回転軸の回りに回動するアームを備え、該アームに前記把持機構が取り付けられており、該アームを180度回転させることで前記第1位置から前記第2位置に前記部材を搬送することを特徴とする部材搬送ハンド装置。
- 請求項1に記載された部材搬送ハンド装置において、鉛直線に対して傾斜した平面であって、その法線方向が鉛直線上方から計って135度である支持面を有し、前記アームを該支持面によって支持する支持部材を備え、前記アームの回転軸は前記支持面に対して垂直方向に形成された軸であることを特徴とする部材搬送ハンド装置。
- 請求項1に記載された部材搬送ハンド装置において、鉛直線に対して傾斜した平面であって、その法線方向が鉛直線上方から計って45度である支持面を有し、前記アームを該支持面によって支持する支持部材を備え、前記アームの回転軸は前記支持面に対して垂直方向に形成された軸であることを特徴とする部材搬送ハンド装置。
- 請求項1に記載された部材搬送ハンド装置において、一端が水平な軸の回りに旋回可能に固定され他端が長手方向の軸に垂直な平面である支持面が形成された棒状部材と、前記支持面の法線が鉛直線の上方から計って45度または135度の傾斜角度で鉛直線と交差する位置で前記棒状部材の旋回を固定できる固定部材を備え、前記アームの回転軸は前記支持面に対して垂直方向に形成された軸であることを特徴とする部材搬送ハンド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004592U JP3153699U (ja) | 2009-07-03 | 2009-07-03 | 部材搬送ハンド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009004592U JP3153699U (ja) | 2009-07-03 | 2009-07-03 | 部材搬送ハンド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3153699U true JP3153699U (ja) | 2009-09-17 |
Family
ID=54857911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009004592U Expired - Lifetime JP3153699U (ja) | 2009-07-03 | 2009-07-03 | 部材搬送ハンド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3153699U (ja) |
-
2009
- 2009-07-03 JP JP2009004592U patent/JP3153699U/ja not_active Expired - Lifetime
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