JP3153514B2 - 変性塩素化ポリオレフィンポリマー - Google Patents
変性塩素化ポリオレフィンポリマーInfo
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Description
フィン並びにその製造方法及び使用方法に関する。
オレフィン類は、例えば、種々の基板、例えば、ポリオ
レフィン基板のプライマーとして又はコーティングとし
て有用である。かかる材料はコーティング用途に使用す
ると、靱性、可撓性及び化学抵抗性について良好な特性
を有するかもしれないが、所望基板へのかかるコーティ
ングの接着性は乏しいことが多く、その結果、溶媒との
接触、高湿度等の条件ではコーティングの基板からの剥
離がおこる。
良好な接着性を有し、しかもその上良好な熱安定性、靱
性、可撓性及び化学抵抗性を有するプライマー又はコー
ティングを形成することができる変性塩素化ポリオレフ
ィンを提供することは当該技術分野における進歩になる
であろう。
された、カルボキシル含有ポリオレフィンを変性して、
種々の溶媒及び/又は高湿度条件に暴露された際でも、
基板に対する接着性が大巾に改良されたポリマーを製造
することができるという知見を我々は得た。本発明によ
れば、溶媒抵抗性及び/又は湿度抵抗性が改良されたポ
リカルボキシル化、塩素化ポリオレフィンの製造方法で
あって、前記方法が、約10〜40重量%の範囲の塩素及び
約10〜75の範囲の酸価(mg KOH/ポリマー1gで表され
たもの)を有するポリカルボキシル化、塩素化ポリオレ
フィンを、少くとも化学量論量(ポリカルボキシル化、
塩素化ポリオレフィンの酸価に対して)の、構造式: (HO)3-m (CR2)3-n−Y−NH2 式中、m=0ならばn=0であり、m=1ならばn=1
であり、そしてm=2ならばn=2又は3であり;Rは
H又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素基であ
り;及びYは、炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素
部分、例えばアルキレン又はアリーレン部分である、を
有するヒドロキシアミンの少くとも1つと、ヒドロキシ
イミド化、塩素化ポリオレフィンを生成するのに適切な
条件下で接触させることを含んでなる方法、並びにその
方法により製造される、溶媒抵抗性及び/又は湿度抵抗
性が改良されたポリカルボキシル化、塩素化ポリオレフ
ィンポリマーが提供される。
えば、少くとも2個の炭素原子を含有するオレフィン類
から製造される低粘度非晶質及び結晶質ポリオレフィン
を不飽和ポリカルボン酸、その無水物又はそのエステル
と、好ましくはフリー・ラジカルの存在下で反応させる
ことにより製造することができる。本発明の実施に使用
される適切なポリオレフィン類は、2〜10個の範囲の炭
素原子、及び約 2,000〜40,000の範囲の数平均分子量
(ポリスチレン標準に対してゲル透過クロマトグラフィ
により測定したものとして)を有するポリオレフィンの
1種又はそれ以上のものから製造されるポリマーであ
る。好ましいポリオレフィン類は約 4,000〜20,000の範
囲の数平均分子量を有し、約 4,000〜12,000の範囲の数
平均分子量を有するポリオレフィンが最も好ましい。
フィン類がそれから製造される好ましいオレフィン類
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、シス−2−ブ
テン、トランス−2−ブテン、イソブチレン、1−ペン
テン、1−ヘキセン、1−オクテン、等、並びにこれら
の任意の2つ又はそれ以上の混合物からなる群から選択
される。主にエチレン及び/又はプロピレンから製造さ
れるポリマー又はコポリマーは現在、本発明の実施に使
用するのに最も好ましいポリオレフィンである。
ー性低粘度ポリオレフィンは、常用の重合方法により製
造される常用の高分子量ポリオレフィンを熱分解するこ
とにより製造することができる。これらのポリオレフィ
ンは、例えば、高密度、中密度及び低密度ポリエチレ
ン、結晶質ポリプロピレン、非晶質ポリプロピレン、ポ
リブテン−1、ポリペンテン−1、エチレン/プロピレ
ン共重合体等である。例えば、1つの適切な常用ポリマ
ーは米国特許第3,412,078 号により製造されるポリプロ
ピレンである。
解は、高温で加熱して、明らかにポリマー物質の鎖枝点
でポリマー鎖に分解をおこさせることにより行う。分解
の程度を、反応時間及び反応温度により制御して、 190
℃で約 100〜5,000cp (0.04±0.0002インチのオリフィ
スを使用するASTM-D1238-57T)の範囲の溶融粘度及び14
5℃でテトラリン(Tetralin)中で測定したものとして
約 0.1〜0.5 の固有粘度を有する、熱分解低分子量ポリ
マー物質を得る。時間、温度及び撹拌を注意深く制御す
ることにより、高分子量の出発ポリマーより比較的狭い
分子量範囲の熱分解ポリオレフィンを得ることができ
る。分解は約 290℃〜約 425℃の範囲の温度で行う。常
用の高分子量ポリマーを熱分解することにより製造され
るこれらの低粘度ポリオレフィン類はそのままでは乳化
可能ではない;しかし不飽和ポリカルボン酸、それらの
無水物又はエステルと反応すると酸価及び鹸化価が15よ
り大きい数に増加して、乳化可能物質が生じる。この方
法で製造されるポリオレフィンの酸価及び鹸化価が15未
満ならば、この物質は一般に乳化可能ではない。
なオレフィンを、 190℃で測定したものとして約 100〜
5,000cp の溶融粘度(0.04±0.002 インチのオリフィス
を用いるASTM-D1238-57T)まで重合させることにより製
造される。当業者は、本発明の実施において使用するた
めの適切な低粘度ポリオレフィンを製造するために使用
することができる他の方法を多数知っている。
カルボン酸、それらの無水物又はエステルと一般に約 3
50℃未満の、好ましくは約 150°〜 300℃の温度で、触
媒として使用できるフリーラジカル源の存在下で反応さ
せる。フリーラジカル源を使用することにより、反応温
度が低下する。適切なフリーラジカル源は、例えば、過
酸化物、例えば、ジ−tert.ブチルペルオキシド、ter
t.ブチルヒドロペルオキシド、クメンヒドロペルオキ
シド、又はアゾ化合物、例えば、アゾビス(イソブチロ
ニトリル)、又は放射線源である。適切な放射線源は、
例えば、コバルト、ウラニウム、トリウム等及び紫外線
からのものである。
るために使用する有機不飽和ポリカルボン酸、それらの
エステル又は無水物の適量を容易に決定することができ
る。低粘度ポリオレフィン重量を基にして、約 0.5重量
%〜15重量%の広い範囲が本発明の実施において使用す
ることができる。好ましくは、低粘度ポリオレフィン重
量を基にして、約1%〜10%の有機不飽和ポリカルボン
酸、それらの無水物又はエステルが本発明の実施におい
て使用されるであろう。
剤の量は、低粘度ポリオレフィン重量を基にして約0.01
%〜約 0.5%のオーダーの一般に極めて低い量である。
反応はバッチ方法で又は連続方法のいずれかで行うこと
ができ、接触時間は約10分〜約2時間のオーダーであ
る。適切な不飽和ポリカルボン酸類及び無水物類は、例
えば、マレイン酸、無水マレイン酸、フマール酸、無水
シトラコン酸、無水アコニット酸及び無水イタコン酸で
ある。適切なエステルは、例えば、マレイン酸メチル、
マレイン酸エチル、マレイン酸ジメチル、フマール酸ジ
メチル、メチルエチルマレイン酸エステル、マレイン酸
ジブチル、マレイン酸ジプロピル等から誘導される半エ
ステル又は全エステル、又は例えばクエン酸のように高
温でこれらの化合物を形成する化合物である。
成物は 190℃で 100〜5,000 センチポアズの溶融粘度及
び約10〜75の範囲の、好ましくは約20〜50の範囲の酸価
を有する。ポリオレフィンをポリカルボン酸部分で変性
すると、生成物の溶融粘度が僅かに増加することが本発
明の実施において観察されている。溶融粘度のこの増加
は、ポリカルボン酸部分とワックス物質の、僅かな程度
の架橋又は共重合によるものかもしれない。
ある:約1gの試料を 250mLのアルカリ耐性の三角フラ
スコ中に秤量しついで50mlの蒸留キシレン、25mLのイソ
プロピルアルコール及び2mLの脱イオン化水を添加す
る。エチルアルコール中で標準0.10N KOHを用いて電位
差計で滴定する。 溶融温度を 200℃及び 300℃の間にしながら、反応混合
物を不活性ガスと共にパージすることにより未反応の不
飽和ポリカルボン酸を反応混合物から分離することがで
きる。未反応の不飽和ポリカルボン酸を除去した後に、
変性ポリオレフィンを標準技法、例えば、真空ストリッ
ピング、溶媒抽出、又は水性媒体に溶解しついで溶媒又
は水を除去することにより単離することにより更に精製
することができる。
バッチ方式又は連続的に行ってもよい。使用される溶媒
は元素状塩素及び主な反応副生物である塩化水素に対し
て不活性なものでなければならない。適切な溶媒として
は、ハロゲン化芳香族及びハロゲン化脂肪族、例えば、
クロロベンゼン及び四塩化炭素が挙げられる。使用する
溶媒は好ましくは高純度のものでありそして燃焼した
際、灰を生成する成分を極めて低量、約100ppm未満含有
する。使用する溶媒はまた好ましくは無色でありポリマ
ー生成物から容易に除去するために低沸点である。塩素
化ポリオレフィン生成物の灰含有量は好ましくはポリマ
ーの約0.01重量%未満である。
レフィンの濃度は変動してよいが、一般に約50重量%を
超さず、好ましい範囲は約25重量%〜35重量%の範囲で
ある。約50%より高濃度であると、溶液は高粘度となり
十分に撹拌するのが困難である。塩素化温度もまた変動
してよいが、しかし約 160℃で塩素化ポリマーは分解さ
れやすくなる。<50℃の塩素化温度では反応は極めて遅
い。一般に、塩素化にとって好ましい温度範囲は約50℃
〜約 120℃である。ある場合には、液相への塩素の溶解
度を増加させるために、適当な塩素圧の下に反応を行う
のが望ましい。一般には単に、適切な溶媒に溶解したポ
リオレフィンの溶液をよく撹拌して塩素ガスを添加する
ことにより反応を行う。
ることができる。かかる測定の1方法は、塩素化ポリオ
レフィン試料を定期的に単離し次いでこのポリマーの密
度を測定することである。塩素含有量は密度と直接関連
しており、粘度増加に対する塩素量を示すグラフから測
定することができる。塩素化の程度を測定する別の方法
は、(1)反応混合物の粘度を測定すること、又は
(2)反応工程中に遊離した塩化水素の量を測定するこ
とである。塩素化の程度を測定する現在好ましい方法
は、一定量の試料から溶媒を除去し、次に試料をシヨニ
ガー(Schoniger)燃焼に付して次いで遊離した全HCl
を、電位差測定滴定により、標準硝酸銀溶液を用いて測
定することである。
マー生成物を当該技術分野において周知の数多くの方法
のいずれかによって単離してもよい。反応溶媒は、例え
ば、熱気体と共にストリッピングすることにより、又は
真空蒸留することにより除去してもよい。塩素化され
た、カルボキシル基含有ポリオレフィンは所望の塩素含
有量が得られるまで塩素化される。プライマーに用いる
ための、塩素化カルボキシル基含有ポリオレフィンは、
約10〜約40重量%、好ましくは約15〜32、最も好ましく
は約20〜24重量%の塩素含有量を有すべきである。これ
らの塩素化ポリマーは、ポリオレフィン面用のプライマ
ーとしての用途が特にある。10重量%未満の塩素を含有
する塩素化カルボキシル含有ポリオレフィンは、プライ
マーとして用いるには望ましくない程溶解度が低い。も
し塩素含有量が約32重量%より大きいならば、そのポリ
マーは極めて溶解性であり、プライマーコーティングが
トップコート上に再溶解する原因となる傾向がある。最
も好ましい塩素含有量である約20〜24重量%にすると、
塩素化ポリマーは良好な溶解性を有するばかりではな
く、またトップコートをプライマー化表面に塗布した際
に再溶解しないプライマーコーティングを形成する。
コーティング溶液は代表的な添加物、例えば、安定化
剤、充填剤、顔料、可塑剤、樹脂性変性剤、溶媒等をそ
の中に含有せしめることができる。本発明によれば、上
記のようにして製造された塩素化されたカルボキシル基
含有ポリオレフィンを、構造式: (HO)3-m (CR2)3-n−Y−NH2 式中、m=0ならばn=0であり、m=1ならばn=1
であり、そしてm=2ならばn=2又は3であり;Rは
H又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素基であり;
Yは炭素原子数1〜20個の、炭化水素部分、例えば、ア
ルキレン又はアリーレン部分である、を有するヒドロキ
シアミンの少くとも1つと、ヒドロキシイミド化、塩素
化ポリオレフィンを形成するのに適切な条件下で接触さ
せる。
いるヒドロキシアミン化合物としては、トリス(ヒドロ
キシメチル)メチルアミン、パラ−アミノフェノール、
2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール、3−アミ
ノ−1−プロパノール、エタノールアミン、2,2−ジ
メチル−3−アミノ−1−プロパノール、等、並びにこ
れらの任意の2つ又はそれ以上の混合物が挙げられる。
フィン化合物とヒドロキシアミン化合物との接触は種々
の条件下で行うことができる。代表的には、約 0.1〜6
時間の範囲の接触時間で約50℃〜約 150℃の範囲の温度
が、ポリマー鎖のカルボキシル基をヒドロキシイミド部
分に実質的に完全に転化させるのに適切である。得られ
るヒドロキシイミド化、塩素化ポリオレフィンはC2 〜
C10のオレフィン類からなる群から選択される少くとも
1つのオレフィンのポリオレフィンを含んでなり;前記
ポリオレフィンは約10〜40重量%の範囲の塩素を含有
し;前記ポリオレフィンは更にポリマー鎖毎に約10〜30
個の範囲のヒドロキシイミド部分を含有し;前記ヒドロ
キシイミドは構造式:
ならばn=1であり、そしてm=2ならばn=2又は3
であり;RはH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水
素基であり;Yは炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素
部分である、を有する。これらのヒドロキシイミド類が
そこから誘導される好ましいヒドロキシアミン類は、ト
リス(ヒドロキシメチル)メチルアミン、パラ−アミノ
フェノール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノー
ル、3−アミノ−1−プロパノール、エタノールアミ
ン、2,2−ジメチル−3−アミノ−1−プロパノー
ル、並びにこれらの任意の2つ又はそれ以上の混合物で
ある。
次の繰り返し単位:
ならばn=1であり、そしてm=2ならばn=2又は3
であり;RはH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水
素基であり;Yは炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素
部分であり;式中、x,y及びzの各々は得られるポリ
マーが約 2,000〜40,000の範囲の数平均分子量を有する
ように、約0〜1,000 の範囲を変動することができ、か
つ式中、x:yの比が約1:1〜約4:1まで変動する
ことができ、x:zの比が約20:1〜約50:1まで変動
することができ、かつy:zの比が約10:1〜約20:1
まで変動することができる、を引用することによっても
また記載することができる。好ましい構造としては部
分:
の混合物からなる群から選択されるものが挙げられる。
本発明の別の実施態様によれば、基板に塗布された際の
トップコートの接着性、溶媒抵抗性及び/又は湿度抵抗
性を改良する方法であって、前記方法が、構造
ならばn=1であり、そしてm=2ならばn=2又は3
であり;RはH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水
素基であり;Yは炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素
部分であり;式中、x,y及びzの各々は得られるポリ
マーが約 2,000〜40,000の範囲の数平均分子量を有する
ように、約0〜1,000 の範囲を変動することができ、か
つ式中、x:yの比が約1:1〜約4:1まで変動する
ことができ、x:zの比が約20:1〜約50:1まで変動
することができ、かつy:zの比が約10:1〜約20:1
まで変動することができる、を有するヒドロキシイミド
化、塩素化ポリオレフィン組成物で処理されている前記
表面に所望のトップコートを塗布することを含んでなる
方法が提供される。
化、カルボキシル基含有ポリオレフィンは溶液として塗
布されることが好ましい。これらの溶液を形成するため
の好ましい溶媒は芳香族溶媒、例えば、トルエン及びキ
シレンである。プライマー溶液は約1重量%〜10重量
%、好ましくは約5重量%の範囲の塩素化、ヒドロキシ
イミド化ポリオレフィンを含有する。10%より多くを含
有する溶液は所望フィルム厚さに噴霧するのがより困難
であり、一方1%未満を含有する溶液は、この溶液をそ
の上に塗布する表面を十分に下塗りするのに十分な塩素
化物質を含有しない。約5%を含有する溶液は、この溶
液が表面上に容易に噴霧されかつそれが塗布される表面
を下塗りするのに十分な塩素化物質を含有するので最も
好ましい。
添加して、ペイント塗布されるべき表面へのペイントの
接着性を高めることができることにも注目されたい。こ
の塩素化、カルボキシル含有ポリオレフィンは種々のタ
イプの基板上へのプライマー又はコーティングとして使
用することができる。かかる基板としては、ポリオレフ
ィン類、例えば、ポリエチレン及びポリプロピレン、及
びまた金属表面、例えば、銅線、アルミニウム箔、鋼、
亜鉛メッキ金属等が挙げられる。これらのプライマーは
常用のラッカー又はエナメルコーティング用の表面を製
造する。これらのプライマーはまた常用の印刷作業で印
刷するための表面も製造する。従って、例えば、これら
の塩素化、カルボキシル基含有ポリオレフィン類は、常
用の印刷プロセスによりデザインをその上に印刷するこ
とができるポリエチレン表面を製造するためのプライマ
ーを提供する。このプライマーによれば、炎処理又はコ
ロナ放電での処理法により、印刷用のポリオレフィン製
品表面を製造する必要性が減少されるか又は除去され
る。
より更に具体的に説明することができるが、これらの例
は単に説明の目的のために含まれており、本発明の範囲
を限定することは意図されないことが理解されるであろ
う。例 例において述べる接着性、ガソリン/溶媒抵抗性、及び
湿度抵抗性は次のようにして測定した:接着性 初期保持接着性(第I表)及び 100%湿度暴露後の保持
接着性(第IV表)はPermacel No.99 Tape を用いるASTM
法D3359 により測定した。ガソリン/溶媒抵抗性 VM & P Naphtha/Toluene (50/50重量配合)及び無鉛
ガソリンが試験溶媒抵抗性に使用された2種類の試験溶
液であった(第II表及び第III 表)。ガソリン/溶媒中
に試料片を含浸させる前に、プライマー/ペイントコー
ティングを介してポリプロピレンプラックまで、“X”
カットを行った。ポリプロピレンプラックに対してペイ
ントが分離する“浮き”がはじめて目視できる開始時点
をもって、トップコートの“浮き”の時間(分)として
記録した。湿度抵抗性 下塗り/ペイントを施こされた試料片を 100%湿度室中
に 100時間 100°Fで貯蔵した。湿度室から試料片を取
り出してから直ちに拭き取って乾燥し次いで保持接着性
をASTM3359により測定した。例1 −ヒドロキシイミド化、塩素化ポリオレフィンの製
造 20%の塩素、23の酸価及び約 4,000〜8,000 の範囲の数
平均分子量を有する塩素化ポリオレフィン(Eastman の
塩素化ポリオレフィンCP-343-1)の25%キシレン溶液 2
00gを 500mLフラスコに入れて 100℃まで加熱した。ヒ
ドロキシアミン、例えば、トリス(ヒドロキシメチル)
メチルアミン(2.15g)を次に添加して温度を 100℃に
1時間保持した。次にバッチを室温まで冷却し次いでト
ルエン 800gを添加することによりバッチを5%固体ま
で希釈した。未処理ポリプロピレンプラック(Tenite 4
240G)を次に2つの異なるフィルム厚さで下塗りし次い
で接着性、湿度抵抗性及び溶媒抵抗性試験を行った。
体プライマーとして、前もってメチルエチルケトン溶媒
で拭き上げたポリプロピレンプラック上にスプレー塗布
した。下塗り後約30分で次の自動車用トップコートをス
プレー塗布した:アクリル系ラッカー(Du Pont Lucite
アクリル系ラッカー;自動車用風乾再仕上げ型)、アク
リル系エナメル(Du Pont Centari アクリル系エナメ
ル;自動車用、風乾再仕上げ型)及びOEM (PPG Dureth
ane 700 OEM 、焼付け型−250 °Fで30分)。下塗り/
ペイントを施こしたプラックを、接着性、ガソリン/溶
媒抵抗性、及び湿度抵抗性の試験を行う前に30日間約75
°Fの硬化/条件に付した。
記のようにして製造した塗布ポリプロピレンプラックに
ついて行った。例2 −変性及び未変性塩素化ポリオレフィンについての
保持初期接着性 いくつかのポリプロピレンプラックを、比較(未変性)
塩素化ポリオレフィンを用いて、同時に本発明により製
造した塩素化ポリオレフィンを用いてコーティングし
た。得られたコーティングされたプラックを次に試験し
て、種々のトップコートを塗布した後に初期接着性が保
持されている程度を測定した。
理、塩素化ポリオレフィンを、選択されたトップコート
と共にプライマーコーティングとして使用した際、原接
着性の保持の程度に低下(compromise)はなかった。例3 −変性及び未変性塩素化ポリオレフィンの溶媒抵抗
性 いくつかのポリプロピレンプラックを、比較(未変性)
塩素化ポリオレフィンを用いて、同時に本発明により製
造した塩素化ポリオレフィンを用いてコーティングし
た。得られたコーティングプラックを次に試験して、ナ
フサ/トルエン溶媒系に付した際、プライマー処理プラ
ックがトップコートの浮きにいかに良好に抵抗したかを
測定した。
化ポリオレフィンが、選択されたトップコートと共に使
用される場合、未変性塩素化ポリオレフィンより、溶媒
に対して実質的に抵抗性がより高いことを示す。例4 −変性及び未変性塩素化ポリオレフィンのガソリン
抵抗性 いくつかのポリプロピレンプラックを、比較(未変性)
塩素化ポリオレフィンを用いて並びに本発明により製造
した塩素化ポリオレフィンを用いてコーティングした。
得られたコーティングプラックを次に試験して、無鉛ガ
ソリンに付された場合にプライマー処理プラックがいか
に良好にトップコートの浮きに対して抵抗したかを測定
した。
化ポリオレフィンが、選ばれたトップコートと共に使用
される場合、未変性塩素化ポリオレフィンより、ガソリ
ンへの暴露に対して実質的に抵抗性がより大きいことを
示す。例5 −変性及び未変性塩素化ポリオレフィンの湿度抵抗
性 いくつかのポリオレフィンプラックを、比較(未変性)
塩素化ポリオレフィンを用いて、並びに本発明により製
造した塩素化ポリオレフィンを用いてコーティングし
た。得られたコーティングプラックを次に試験して、高
湿度レベルに長期間暴露した際にプライマー処理プラッ
クがいかに良好にコーティングの接着性を維持したかを
測定した。
化ポリオレフィンが、選択されたトップコートと共に使
用された際に、未変性塩素化ポリオレフィンより、高湿
度レベルに対しての長期間暴露に対して抵抗性がより大
きいことを示す。好ましい実施態様 態様1 10〜40重量%の範囲の塩素及び10〜75の範囲の
酸価(mg KOH/ポリマー1gで表されたもの)を有する
ポリカルボキシル化、塩素化ポリオレフィンを、少くと
も化学量論量(カルボキシル化、塩素化ポリオレフィン
の酸価に対して)の、構造式: (HO)3-m (CR2)3-n−Y−NH2 式中、m=0ならばn=0であり、m=1ならばn=1
であり、そしてm=2ならばn=2または3であり;R
はH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素基であ
り;及びYは、炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素部
分である、を有するヒドロキシアミンの少くとも1つ
と、ヒドロキシイミド化、塩素化ポリオレフィンを生成
するのに適切な条件下で接触させることを含んでなる方
法により製造される、溶媒抵抗性及び/又は湿度抵抗性
が改良されたポリカルボキシル化、塩素化ポリオレフィ
ンポリマーであって、前記カルボキシル化、塩素化ポリ
オレフィンポリマーが2,000 〜40,000の範囲の数平均分
子量を有するポリマーでありかつ炭素原子数2〜10個の
オレフィンの1種またはそれ以上から製造されたもので
あるポリオレフィンポリマー。
る群から選択される少くとも1つのオレフィンのポリオ
レフィンを含んでなるポリオレフィンポリマーであっ
て;前記ポリオレフィンポリマーが10〜40重量%の範囲
の塩素を含有し;前記ポリオレフィンポリマーが更にポ
リマー鎖毎に10〜30個の範囲のヒドロキシイミド部分を
含有し;前記ヒドロキシイミドが構造式:
ならばn=1であり、そしてm=2ならばn=2または
3であり;RはH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化
水素基であり;Yは炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水
素部分である、を有し、かつ前記ポリオレフィンポリマ
ーが2,000 〜40,000の範囲の数平均分子量を有するポリ
マーであるポリオレフィンポリマー。
ならばn=1であり、そしてm=2ならばn=2または
3であり;RはH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化
水素基であり;Yは炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水
素部分であり;式中、x,y及びzの各々は得られるポ
リマーが2,000 〜40,000の範囲の数平均分子量を有する
ように、0〜1,000 の範囲を変動することができ、かつ
式中、x:yの比が1:1〜4:1まで変動することが
でき、x:zの比が20:1〜50:1まで変動することが
でき、かつy:zの比が10:1〜20:1まで変動するこ
とができる、の繰り返し単位を有するポリオレフィンポ
リマー。
〜24重量%の範囲の塩素を含有しかつポリマー鎖毎に約
15〜25個の範囲のヒドロキシイミド部分を有する態様2
記載のポリマー。態様5 前記ヒドロキシアミンが、トリス(ヒドロキシ
メチル)メチルアミン、パラ−アミノフェノール、2−
アミノ−2−メチル−1−プロパノール、3−アミノ−
1−プロパノール、エタノールアミン、2,2−ジメチ
ル−3−アミノ−1−プロパノール、並びにこれらの任
意の2つ又はそれ以上の混合物からなる群から選択され
る態様2記載のポリマー。
混合物からなる群から選択される態様3記載のポリマ
ー。態様7 各Rが独立してH又はメチルから選択される態
様3記載のポリマー。態様8 前記ポリマーが約 4,000〜20,000の範囲の数平
均分子量を有する態様3記載のポリマー。
にして詳細に述べてきたが、本発明の精神及び範囲内で
変更及び修正ができることが理解されるであろう。
Claims (2)
- 【請求項1】 C2 〜C10のオレフィン類からなる群か
ら選択される少くとも1つのオレフィンのポリオレフィ
ンを含んでなるポリオレフィンポリマーであって;前記
ポリオレフィンポリマーが10〜40重量%の範囲の塩素を
含有し;前記ポリオレフィンポリマーが更にポリマー鎖
毎に10〜30個の範囲のヒドロキシイミド部分を含有し;
前記ヒドロキシイミドが構造式: 【化1】 式中、m=0ならばn=0であり、m=1ならばn=1
であり、そしてm=2ならばn=2または3であり;R
はH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素基であ
り;Yは炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素部分であ
る、 を有し、かつ前記ポリオレフィンポリマーが2,000 〜4
0,000の範囲の数平均分子量を有するポリマーであるポ
リオレフィンポリマー。 - 【請求項2】 構造: 【化2】 式中、m=0ならばn=0であり、m=1ならばn=1
であり、そしてm=2ならばn=2または3であり;R
はH又は炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素基であ
り;Yは炭素原子数1〜20個の範囲の炭化水素部分であ
り;式中、x,y及びzの各々は得られるポリマーが2,
000 〜40,000の範囲の数平均分子量を有するように、0
〜1,000 の範囲を変動することができ、かつ式中、x:
yの比が1:1〜4:1まで変動することができ、x:
zの比が20:1〜50:1まで変動することができ、かつ
y:zの比が10:1〜20:1まで変動することができ
る、 の繰り返し単位を有するポリオレフィンポリマー。
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