JP3153497B2 - 殺菌、治癒力を備えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品 - Google Patents
殺菌、治癒力を備えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品Info
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Description
えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品に関す
る。
しぼりに関する先行技術文献としては、次のような発
明、考案が挙げられる。(1)特開平9-70372号のウェット
ティシュがある。この発明は、清拭用基布に乳酸ナトリ
ウムを0.6〜7.0重量%又は塩化カルシウムを0.2〜6.0重
量%とした清拭用含浸液を含浸させたウェットティシュ
である。従って、黄変防止が達成され、かつ使用後の手
触り感もサラッとしていて良好である特徴がある。(2)
特開平6-46968号のウェットティシュがある。この発明
は、不織布又は耐湿潤性紙に抗菌剤として塩化ベンザル
コニウム、パラベンの一種以上を含有し、かつ溶剤とし
てグリコール系溶剤の水溶液濃度が3〜20重量%で、か
つpHを5.0〜7.0に保持する添加量とする構成である。従
って、アルコール系溶剤特有の刺激臭を発生せず、かつ
保湿性に優れた特徴がある。(3)登録実用新案第3034469
号の包装ウェットタオルがある。この考案は、綿タオル
にアルコール水溶液を含浸させ、綿タオルを耐水、耐薬
性袋で密封包装する構成である。従って、肌への感触が
良く抗菌性のある包装ウェットタオルを提供できる特徴
がある。(4)特開平5-161566号の不織布がある。この発
明は、セルロース系繊維を含む不織布に、アミン塩より
選ばれる一種以上が、不織布重量に対し、0.015%以上
含まれている構成である。従って、ウェット状態で放置
しても着色変性しないことを特徴とする。
塩化カルシウム、塩化ベンザルコニウム、又はアルコー
ル等を含有するウェットティシュ等に関する。従って、
このウェットティシュ等の殺菌力及び治癒力に対する明
確な保証がなく、十分な殺菌・治癒効果が期待できない
課題がある。またこの種の含有薬剤では、十分な殺菌力
及び治癒力が保証されず、ウェットティシュの使用に幾
分の課題を残す点が指摘されている。更に一部で使用す
るアルコール水溶液の場合は、その臭気の問題、揮発性
の発散の問題、又は安全性の確保、等の面で課題を残す
処である。
ネシウムの有する特性、殺菌力及び治癒力を十分に発揮
し、清拭及び消毒効果を発揮すること、又は身体の熱
傷、ほてり、日焼等の治癒の一部を担うに十分な効果が
発揮できること、清拭用基材に、殺菌、治癒力を付与す
る構成のウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品の提
供、等を意図して下記の構成を採用する。
を備えたマグネシウム水溶液とで構成したウェットティ
シュ、おしぼり等の清拭物品であって、前記清拭用基材
に、前記殺菌、治癒力を備えたマグネシウム水溶液を所
定量含有 することで、当該清拭用基材に、殺菌、治癒力
を付与する構成としたウェットティシュ、おしぼり等の
清拭物品である。
用と、当該マグネシウムの少量の使用で、前記マグネシ
ウムの効果が発揮できる構成とすることを意図して下記
の構成を採用する。
溶液を0.2〜6.0重量%含有させてなる殺菌、治癒力を備
えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品である。
取扱いが容易で、かつ前記の各効果が期待できることを
意図して下記の構成を採用する。
ウム水溶液で構成する殺菌、治癒力を備えたウェットテ
ィシュ、おしぼり等の清拭物品である。
する不織布、又はパルプ繊維でなるティシュー、その他
布製又は不織布製のおしぼり、等の清拭用基材に重量比
で0.1〜10重量%の塩化マグネシウム水溶液を含浸させ
る構成であり、望ましくは、0.2〜6.0重量比とする。即
ち、0.2以下では十分な殺菌力が確保されること、及び
熱傷等に役立たないことが確認されている。0.2程度で
は十分な殺菌力が確保されること、及び熱傷等の治療に
も違和感なく使用できることが確認されている。また6.
0程度では殺菌力及び治癒力が発揮されること、及び熱
傷等の治療にも違和感なく使用できることが確認されて
いる、6.0以上では前記殺菌力及び治癒力が発揮できる
が、患部等に悪影響を与えることが確認されている。
明の清拭物品を開いた状態で、一枚ずつ患部に当て、当
該患部のほぼ全体を清拭物品で覆う(一枚ものでも可能
である。)。この状態でほぼ30分程度そのままとする。
この30分経過後に、順次清拭物品を取外し、水洗いす
る。日焼けによるほてりもおさまり、大変快適であっ
た。そのまま一中夜経過した時点では、ほてり及び痛み
はなく快調であった。
水溶液を利用すると、皮膚の炎症防止とマグネシウムの
治癒力が患部に直接作用し、やけどの治療に好効果を与
えるものと思料される。実験例では、やかんの熱湯蒸気
で手をやけどした際、先ず、患部を水洗いし、水で冷や
す。その後、約10分経過した後に、マグネシウム水溶液
に浸す。前記マグネシウム水溶液の温度上昇が発生する
場合は、氷を入れて冷やす。このマグネシウム水溶液へ
の浸漬後は、順次痛みがやわらぎ、安心できる。尚、マ
グネシウム水溶液への浸漬は5分程度である。当該マグ
ネシウム水溶液の浸漬後、2時間経過後の痛みはほとん
ど感じずかえって快適であった。尚、一時的に患部全体
が赤くふくれ上ったが、痛みはなかった。その後順次小
さくなり通常の皮膚となった。一中夜経過した段階では
痛みもなく、快適であった。
ー等の清拭用基材1にはマグネシウム水溶液2が含浸さ
れており、重量比で0.2〜6.0%含有されている。この数
値は前述の実験データーと実測経過を基に算出したもの
である。この例では、マグネシウム水溶液含有の清拭用
基材1aが密封袋3又は開閉自在の密封袋3aに装填さ
れている。図3はおしぼり等の清拭用基材1にマグネシ
ウム水溶液2を、所定重量比で含有させた状態のマグネ
シウム水溶液含有の清拭用基材1aを密封袋3bに装填
する例である。図4はタオル等の比較的大きい清拭用基
材1を使用した例を示している。前記の如く、清拭用基
材1の各例と装填状況を示したが、この例に限定され
ず、清拭用基材1にマグネシウム水溶液2が含有(含浸
を含む。)されている構成であればいずれも本発明の範
疇である。
を含有した清拭用基材1aの使用例を示している。図5
は肩H1への湿布、添接状況等の一例、図6は指H2に
湿布、添接、捲装状況等の一例である。図中Hは人を示
す。
液を含有させる方法の一例を説明する。第1工程は、お
しぼりを約40℃程度の希釈マグネシウム水溶液ですすぎ
洗いをする。第2工程は、約60℃程度の熱湯を利用して
洗濯する。第3工程は、約50〜60℃程度の希釈マグネシ
ウム水溶液ですすぎ洗いをする。その結果、当該おしぼ
りは殺菌され、ほぼ無菌の状態が確保されること、及び
所定量のマグネシウム水溶液の含有状態が確保される。
拭用基材1aを使用した結果を表1に示した。
を備えたマグネシウム水溶液とで構成したウェットティ
シュ、おしぼり等の清拭物品であって、清拭用基材に、
殺菌、治癒力を備えたマグネシウム水溶液を所定量含有
することで、清拭用基材に、殺菌、治癒力を付与する構
成としたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品であ
る。従って、マグネシウムの殺菌力、治癒力を十分に発
揮し、人体の殺菌、清潔等に役立つこと、及び自然治癒
の助勢に役立つこと等の特徴がある。又は身体の熱傷、
ほてり、日焼等の治療に、また患部に湿布、添接、捲装
等しての治癒に大いに役立つ特徴がある。また清拭用基
材に、殺菌、治癒力を付与する構成のウェットティシ
ュ、おしぼり等の清拭物品を提供できる。
溶液を0.2〜6.0重量%含有させる構成である。従って、
マグネシウムの水溶液の殺菌力及び治癒力が十分に発揮
できること、及びマグネシウム水溶液は、患部を湿潤す
る効果があり、身体の熱傷、ほてり、日焼等の治癒に十
分に役立つこと、等の特徴がある。また適度の湿潤性を
備えたものであり、清拭の容易化、迅速化に役立つ特徴
がある。
例を示す一部欠截の斜視図である。
の一例を示す一部欠截の斜視図である。
一部欠截の斜視図である。
部省略の縮尺斜視図である。
ュ、おしぼりを人体の肩に使用した一例を示す模式図で
ある。
ュ、おしぼりを人体の指に使用した一例を示す模式図で
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 清拭用基材と、殺菌、治癒力を備えたマ
グネシウム水溶液とで構成したウェットティシュ、おし
ぼり等の清拭物品であって、前記清拭用基材に、前記殺菌、治癒力を備えたマグネシ
ウム水溶液を所定量含有することで、当該清拭用基材
に、殺菌、治癒力を付与する構成としたウェットティシ
ュ、おしぼり等の清拭物品。 - 【請求項2】 清拭用基材にマグネシウム水溶液を0.2
〜6.0重量%含有させてなる殺菌、治癒力を備えたウェ
ットティシュ、おしぼり等の清拭物品。 - 【請求項3】 上記のマグネシウムが塩化マグネシウム
水溶液である請求項1又は請求項2に記載の殺菌、治癒
力を備えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18684097A JP3153497B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 殺菌、治癒力を備えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18684097A JP3153497B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 殺菌、治癒力を備えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128171A JPH1128171A (ja) | 1999-02-02 |
JP3153497B2 true JP3153497B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16195560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18684097A Expired - Fee Related JP3153497B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 殺菌、治癒力を備えたウェットティシュ、おしぼり等の清拭物品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153497B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010022606A (ja) * | 2008-07-18 | 2010-02-04 | Mitsuaki Hatanaka | おしぼりの洗浄殺菌方法 |
JP6275955B2 (ja) * | 2013-04-25 | 2018-02-07 | 松尾 敏郎 | 塩化マグネシウムを摂取する人を除いた生物の細胞の活性化方法 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP18684097A patent/JP3153497B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
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