JP3152685U - 糸巻きスプール - Google Patents
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Abstract
【課題】 糸に曲がりクセや折れが生じない糸巻きスプール、さらには、釣針を安全に保持することもできる糸巻きスプールを提供する。【解決手段】 考案のスプールは、糸巻きコア部1の両側にフランジ2・3を有し、コア部1に巻き付けられた糸の一部をそれらフランジ2・3で挟んで保持するものである。一方のフランジ2は樹脂製で、糸を保持すべく他方のフランジ3に接触する閉姿勢と、当該他方のフランジ3から離れた開姿勢との間で形状を切り換えることができる。他方のフランジ3は、少なくとも上記一方のフランジ2と接触する部分にスポンジ等の軟質弾性部材4を有するものとした。【選択図】 図2
Description
本考案は、釣糸等を携帯しまたは保管するために使用する糸巻きスプールに関するものである。
釣糸や仕掛け(釣針等の付いた釣糸)を保持する糸巻きスプールは、たとえば下記の特許文献1・2に記載されている。いずれのスプールも、糸巻きコア部の両側に樹脂製のフランジ(つば)を有するものである。コア部に巻き付けられた釣糸の一部をそれらフランジで挟み付けることにより、緩まないように釣糸を保持することができる。
特許文献1に記載のスプールは、コア部の両側にあるフランジが同じ大きさの樹脂板であり、樹脂板の弾性に基づいてそれらフランジの外周縁同士が接触し合うようになっている。つまり、2枚のフランジの外周縁同士で挟み付けることによって釣糸を保持する。特許文献2のスプールも、やはり同じ大きさの樹脂板等でできた2枚のフランジを有するものだが、糸を挟み付けるのはフランジの外周縁ではなく、それよりも多少内周寄りに設けた凸部(環状膨出部)同士である。
特許文献1に記載のスプールは、コア部の両側にあるフランジが同じ大きさの樹脂板であり、樹脂板の弾性に基づいてそれらフランジの外周縁同士が接触し合うようになっている。つまり、2枚のフランジの外周縁同士で挟み付けることによって釣糸を保持する。特許文献2のスプールも、やはり同じ大きさの樹脂板等でできた2枚のフランジを有するものだが、糸を挟み付けるのはフランジの外周縁ではなく、それよりも多少内周寄りに設けた凸部(環状膨出部)同士である。
特許文献1・2に記載の糸巻きスプールでは、それに巻き付けた釣糸等に曲がりクセが付いたり折れが生じたりする恐れがある。たとえば、特許文献1のスプールでは、フランジの外周縁同士という面積の限られた部分で釣糸を挟み付けて保持するため、釣糸のうちせまい範囲に圧力が集中し、結果としてそこに曲がりクセ等が生じやすい。特許文献2に記載のスプールでは、2枚のフランジのうち環状膨出部により比較的広い面積を介して糸を挟むことから、曲がりクセ等の発生はかなり抑制される。しかし、その特許文献2のスプールでも、糸の端部付近がフランジの外周縁で鋭角的に屈曲された状態で保持された場合、その部分に曲がりクセ等が付いてしまう。
また、特許文献1・2のいずれのスプールにおいても、糸とフランジとの接触面積が十分でないことから、フランジ間に挟んだ糸を強く保持することができず、したがって所定の長さだけ巻き出した状態で糸をしっかりと固定することができない。
そのほか、上記いずれのスプールも、釣針を係止または保持する手段を有していないので、釣糸(ハリス)のみを巻いて保持するには良いが、釣針が取り付けられた仕掛け糸等を安全に保持することができないという課題がある。
また、特許文献1・2のいずれのスプールにおいても、糸とフランジとの接触面積が十分でないことから、フランジ間に挟んだ糸を強く保持することができず、したがって所定の長さだけ巻き出した状態で糸をしっかりと固定することができない。
そのほか、上記いずれのスプールも、釣針を係止または保持する手段を有していないので、釣糸(ハリス)のみを巻いて保持するには良いが、釣針が取り付けられた仕掛け糸等を安全に保持することができないという課題がある。
本考案は、上記の課題を解決するためにしたものであり、糸に曲がりクセや折れが生じない糸巻きスプール、さらには、釣針を安全に保持することもできる糸巻きスプールを提供することを目的としている。
請求項に係る考案の糸巻きスプールは、糸巻きコア部の両側にフランジ(以下に示す一方のフランジおよび他方のフランジ)を有し、コア部に巻き付けられた糸の一部をそれらフランジで挟んで保持するもので、
・ 一方のフランジが、糸を保持すべく他方のフランジに接触する閉姿勢と、当該他方のフランジから離れた開姿勢との間で形状を切り換えられる樹脂製のものであり、
・ 他方のフランジが、少なくとも上記一方のフランジと接触する部分にスポンジ等の軟質弾性部材を有している――ことを特徴とする。
この糸巻きスプールでは、まず、特許文献1・2のスプールと同様、コア部に巻いた糸の一部を両側のフランジで挟み付けて保持することができるので、釣糸等が緩んでばらばらになることが防止される。また、一方のフランジを開姿勢にして二つのフランジ間を開くことができるので、長い糸であってもコア部に対して容易に巻付け・巻出しを行うことができる。
このスプールの場合、とくに、巻いて保持する糸に曲がりクセや折れが生じない、という特徴がある。上記他方のフランジがスポンジ等の軟質弾性部材(通常の樹脂よりも軟らかく、見かけの容積を容易に変化させ得るもの)を有しており、同部材が上記一方のフランジと接触することにより糸を挟んで保持するからである。同部材は軟らかくて容易に変形し、したがって広い範囲(広い面積)にわたり均一の圧力でソフトに糸を挟むことになるため、糸に曲がりクセ等が生じにくいのである。
糸は、広い面積で軟質弾性部材と接触して挟まれるため、所定の巻き出し長さでしっかりと止められ保持される。したがって、このスプールに釣糸を巻いて保持させるときは、釣竿へのその釣糸の取り付けが容易になる。
・ 一方のフランジが、糸を保持すべく他方のフランジに接触する閉姿勢と、当該他方のフランジから離れた開姿勢との間で形状を切り換えられる樹脂製のものであり、
・ 他方のフランジが、少なくとも上記一方のフランジと接触する部分にスポンジ等の軟質弾性部材を有している――ことを特徴とする。
この糸巻きスプールでは、まず、特許文献1・2のスプールと同様、コア部に巻いた糸の一部を両側のフランジで挟み付けて保持することができるので、釣糸等が緩んでばらばらになることが防止される。また、一方のフランジを開姿勢にして二つのフランジ間を開くことができるので、長い糸であってもコア部に対して容易に巻付け・巻出しを行うことができる。
このスプールの場合、とくに、巻いて保持する糸に曲がりクセや折れが生じない、という特徴がある。上記他方のフランジがスポンジ等の軟質弾性部材(通常の樹脂よりも軟らかく、見かけの容積を容易に変化させ得るもの)を有しており、同部材が上記一方のフランジと接触することにより糸を挟んで保持するからである。同部材は軟らかくて容易に変形し、したがって広い範囲(広い面積)にわたり均一の圧力でソフトに糸を挟むことになるため、糸に曲がりクセ等が生じにくいのである。
糸は、広い面積で軟質弾性部材と接触して挟まれるため、所定の巻き出し長さでしっかりと止められ保持される。したがって、このスプールに釣糸を巻いて保持させるときは、釣竿へのその釣糸の取り付けが容易になる。
上記の糸巻きスプールは、上記一方のフランジが、上記閉姿勢にあるとき、その外周縁以外の部分(外周縁から少し内周寄りの面)で上記他方のフランジにおける軟質弾性部材に接触するようになっているとさらに好ましい。
このようになっていると、糸のうちフランジ間で保持される箇所は、上記一方のフランジにおける外周縁以外の部分と、上記他方のフランジにおける軟質弾性部材とで挟み付けられる。軟質弾性部材が上記のように軟らかくて変形容易であることに加え、上記一方のフランジも外周縁以外の面の部分で糸と接触することから、糸を保持するための圧力が一層広い範囲に作用する結果、糸の曲がりクセ等はさらに生じにくくなる。
このようになっていると、糸のうちフランジ間で保持される箇所は、上記一方のフランジにおける外周縁以外の部分と、上記他方のフランジにおける軟質弾性部材とで挟み付けられる。軟質弾性部材が上記のように軟らかくて変形容易であることに加え、上記一方のフランジも外周縁以外の面の部分で糸と接触することから、糸を保持するための圧力が一層広い範囲に作用する結果、糸の曲がりクセ等はさらに生じにくくなる。
本考案の糸巻きスプールは、上記他方のフランジの外側(糸巻きコア部を内側とし、それと反対の側)位置に、軟質弾性部材の外側表面(の一部または全部)を覆うシート(薄板やフィルムを含む)が設けられていると好ましい。
このような構成であれば、スプールに釣糸を巻くとき、釣針を、シートの内側の軟質弾性部材に刺したうえそのシートで覆うことにより、安全かつ確実に止めることができる。つまり、針先が、軟質弾性部材に刺されて固定されるとともに、シートに覆われて露出しないようになるので、針先が保護されるとともに、ポケットの中などに糸巻きスプールを入れて携帯するのに好都合である。
上記のシートは、軟質弾性部材を有する上記他方のフランジの外側にあるため、軟質弾性部材に針先を刺すと、その釣針とつながっている釣糸は、軟質弾性部材の外周縁を経由し、上記一方のフランジの外周縁には接触しない状態に保持される(図3・図5参照)。そのため、上記構成のスプールによると、釣糸は、一方のフランジの外周縁において鋭角的な屈曲状態で保持されることがなく、したがってそれによる曲がりクセ等の発生も効果的に回避されることになる。
このような構成であれば、スプールに釣糸を巻くとき、釣針を、シートの内側の軟質弾性部材に刺したうえそのシートで覆うことにより、安全かつ確実に止めることができる。つまり、針先が、軟質弾性部材に刺されて固定されるとともに、シートに覆われて露出しないようになるので、針先が保護されるとともに、ポケットの中などに糸巻きスプールを入れて携帯するのに好都合である。
上記のシートは、軟質弾性部材を有する上記他方のフランジの外側にあるため、軟質弾性部材に針先を刺すと、その釣針とつながっている釣糸は、軟質弾性部材の外周縁を経由し、上記一方のフランジの外周縁には接触しない状態に保持される(図3・図5参照)。そのため、上記構成のスプールによると、釣糸は、一方のフランジの外周縁において鋭角的な屈曲状態で保持されることがなく、したがってそれによる曲がりクセ等の発生も効果的に回避されることになる。
上記の糸巻きスプールにおいては、上記のシートが、上記他方のフランジの軟質弾性部材に押し当てられているのがよい。
上記のシートが、軟質弾性部材に単に接触しているのみではなく、このように押し当てられていると、軟質弾性部材に針先を刺した釣針が、シートと軟質弾性部材との間に押し挟まれる。その結果、軟質弾性部材から強めに摩擦を受けるため、釣針が軟質弾性部材からとくに外れ難くなるというメリットがある。なお、上記のシートが上記他方のフランジの軟質弾性部材に押し当てられるようにするには、たとえば、コア部の中心に通した締結部材等によって、両者を隙間のないように締め付けるとよい。材質や厚さを選定してシートに適切な剛性(いわゆるコシ)を持たせると、シートが軟質弾性部材を支えてその変形を抑制する作用をも発揮する。
上記のシートが、軟質弾性部材に単に接触しているのみではなく、このように押し当てられていると、軟質弾性部材に針先を刺した釣針が、シートと軟質弾性部材との間に押し挟まれる。その結果、軟質弾性部材から強めに摩擦を受けるため、釣針が軟質弾性部材からとくに外れ難くなるというメリットがある。なお、上記のシートが上記他方のフランジの軟質弾性部材に押し当てられるようにするには、たとえば、コア部の中心に通した締結部材等によって、両者を隙間のないように締め付けるとよい。材質や厚さを選定してシートに適切な剛性(いわゆるコシ)を持たせると、シートが軟質弾性部材を支えてその変形を抑制する作用をも発揮する。
上記の糸巻きコア部およびその両側のフランジが中心部分を軸状の締結部材で連結されていて、糸巻きコア部および両側のフランジとその締結部材との間が相対回転可能であるなら、さらに好ましい。
その場合、中心部分にある締結部材を指で保持(たとえば締結部材の両端部を指ではさむ)した状態で糸を引き出せば、締結部材の回りで糸巻きコア部や両側のフランジが回転するため、糸が長い場合であってもそれをスムーズに巻き出すことができる。
その場合、中心部分にある締結部材を指で保持(たとえば締結部材の両端部を指ではさむ)した状態で糸を引き出せば、締結部材の回りで糸巻きコア部や両側のフランジが回転するため、糸が長い場合であってもそれをスムーズに巻き出すことができる。
本考案の糸巻きスプールでは、軟質弾性部材が一方のフランジと接触することによって広い範囲でソフトに糸を挟むため、糸に曲がりクセや折れが生じにくい。上記一方のフランジが、その外周縁以外の部分で軟質弾性部材に接触するようにすれば、さらに効果的である。
他方のフランジと隣接する外側位置にシートを設け、それで軟質弾性部材を覆うようにすると、釣針付きの釣糸をスプールに巻くとき、軟質弾性部材に釣針を掛け止めるとともにシートにてその釣針をカバーすることができる。その場合、針先を保護するうえでも、糸巻きスプールをポケットの中などに入れて携帯するうえでも、また糸の曲がりクセ等を回避するうえでも有利である。これに関し、シートが軟質弾性部材に押し当てられていると、釣針がとくに外れ難くなり好ましい。
考案の実施形態を、図1〜図5に基づき説明する。なお、理解を容易とするため、各断面図において各部材の肉厚は実際とは異なる比率で表示している。
図1および図2に示すとおり、糸巻きスプールは、釣糸を巻きつけるコア部1が円筒状に形成されている。そしてこのコア部1の一方の端面に隣接して円形状の一方のフランジ(以下、大径フランジという)2が設けられ、コア部1の他方の端面の外側隣接位置には円形状の他方のフランジ(以下、小径フランジという)3が設けられている。コア部1と大径フランジ2および小径フランジ3は樹脂により形成されて一体に接合され、コア部1の中心部分には、キー溝を有する穴が設けられている。このコア部1の外周面13は、釣糸を巻き付けやすいよう円筒面に形成されている。
小径フランジ3の外側面(大径フランジ2とは反対側)には、大径フランジ2よりは小さく小径フランジ3よりは大きな直径を有する、円形状であって中心に穴が設けられた軟質弾性部材4が固着され、小径フランジ3と一体にされている。この軟質弾性部材4はウレタン製のスポンジであり、コア部1やフランジ2・3の樹脂に比べてかなり軟らかく、変形も容積変化も容易なものである。
軟質弾性部材4の外側面(大径フランジ2とは反対側)には、軟質弾性部材4より直径の小さい円形状の樹脂(PET)製シート5が取り付けられている。軟質弾性部材4とシート5とは、中心部付近で接着されているとよい。軟質弾性部材4とシート5の各外周部には、図3および図5に示すように数mm程度の深さの切込み(トムソン)Xが複数個所に設けられ、そこに釣糸30の端部を挟めるようになっている。
そしてコア部1からシート5までが、中心部分の穴に通した軸状の締結具(締結部材)6で一体に組み付けられることにより、糸巻きスプールが構成されている。コア部1からシート5までの部品は、締結具6に対して相対回転することができる。
そしてコア部1からシート5までが、中心部分の穴に通した軸状の締結具(締結部材)6で一体に組み付けられることにより、糸巻きスプールが構成されている。コア部1からシート5までの部品は、締結具6に対して相対回転することができる。
大径フランジ2は、図2・図4に示すように、小径フランジ3およびそれと一体にされた軟質弾性部材4に対して手指で簡単に閉姿勢または開姿勢に変形させ得る軟質の樹脂によって形成されている。大径フランジ2を閉姿勢にすれば、その大径フランジ2と、小径フランジ3(軟質弾性部材4)およびコア部1とで閉じた空間50を形成することができ、この空間50内に釣糸を安全に収容することができる。また、その閉姿勢では、大径フランジ2の側面と軟質弾性部材4の外周縁近傍40とによって、図3のように釣糸の端部等を挟んで保持することができる。
大径フランジ2は、小径フランジ3に対して図4のように開姿勢をとることもできる。この状態で、例えば、図3に示すように、釣糸30の端部31を軟質弾性部材4の外周縁より若干外部に引き出して切込みXに差し挟んだうえ、軟質弾性部材4を開状態にし、適宜な長さの釣糸をコア部1の外周面13に巻き付けるとよい。その後、釣糸30の先を外部に引き出した状態で大径フランジ2を閉姿勢にすれば、釣糸30がコア部1上に収容されるとともに、その一部が、大径フランジ2の側面と軟質弾性部材4の外周縁近傍40とで広い範囲にわたり柔らかく挟持される。このように挟持された状態では、釣糸30に曲がりクセが付いたり折れが生じたりすることがないうえ、釣糸30の固定(緩み止め)も確実である。
釣針32が結び付けられた釣糸30をスプールに収容する場合は、たとえば図5のようにする。まず、シート5の一部をめくって軟質弾性部材4の側面を露出させ、釣針32の針先33を軟質弾性部材4の一部に刺し入れたうえ、シート5を元通りに軟質弾性部材4に被せる。これにより、当該針先33は、軟質弾性部材4に掛け止められるとともにシート5と軟質弾性部材4とで挟み付けられて保持される。つぎに、大径フランジ2を開姿勢にした状態で、釣針32のチモト34に連結された釣糸30を、軟質弾性部材4の外周縁を乗り越えるようにコア部1に導いたうえその外周面13に巻き付ける。巻き付けた釣糸30の端部31は、軟質弾性部材4とシート5の切込みXに差し挟む。この状態で大径フランジ2を軟質弾性部材4に当接するよう閉姿勢にすると、釣糸30のうち釣針32に近い部分は大径フランジ2と軟質弾性部材4の外周縁近傍40とで挟持され、他方の端部は切込みXにて止められる。こうして、釣針32付きの釣糸30が安定的に保持されることとなる。釣針32のある側とは反対側の端部31を先に切込みXに差し入れて保持させ、釣糸30の巻き付け向きを上記と逆にする(最後に釣針32を軟質弾性部材4に刺してシート5でカバーする)のもよい。
上のようにシート5で釣針32を覆うと、針先33が表に出ないため、糸巻きスプールをポケット等に入れて携帯してもケガなどの心配がない。
上のようにシート5で釣針32を覆うと、針先33が表に出ないため、糸巻きスプールをポケット等に入れて携帯してもケガなどの心配がない。
なお、図5では、スプールに1本の仕掛けを取り付けた状態を示しているが、2〜4本の仕掛けを同時に取り付けることや、釣糸30に複数本の釣針を取付けた仕掛けを取り付けることも可能である。複数本の仕掛け(鈎)をセットするときは、ハリスの端部31を切込みXにセットしたうえ、シート5上のその切込みXの付近に、取り出し順序を示す番号(1、2、3‥‥)のシール等を貼っておくと便利である。最後にセットする仕掛けの番号を1にするとよい。
そのほか上記の例とは別に、シート5の何カ所かに小さな穴(貫通孔)をあけておき、釣針32の針先33をその穴に通して内側の軟質弾性部材4に掛け止めるようにすることも可能である。
そのほか上記の例とは別に、シート5の何カ所かに小さな穴(貫通孔)をあけておき、釣針32の針先33をその穴に通して内側の軟質弾性部材4に掛け止めるようにすることも可能である。
考案の糸巻きスプールは、糸(釣糸またはその他の糸)を巻き取るだけでなく、釣糸に釣針等を取り付けた仕掛けを巻き取り、それらを携帯または保管する手段として広く利用することができる。
1 コア部
2 一方のフランジ(大径フランジ)
3 他方のフランジ(小径フランジ)
4 軟質弾性部材
5 シート
6 締結具
7 穴
30 釣糸
32 釣針
33 針先
2 一方のフランジ(大径フランジ)
3 他方のフランジ(小径フランジ)
4 軟質弾性部材
5 シート
6 締結具
7 穴
30 釣糸
32 釣針
33 針先
Claims (5)
- 糸巻きコア部の両側にフランジを有し、コア部に巻き付けられた糸の一部をそれらフランジで挟んで保持する糸巻きスプールであって、
一方のフランジが、糸を保持すべく他方のフランジに接触する閉姿勢と、当該他方のフランジから離れた開姿勢との間で形状を切り換えられる樹脂製のものであり、
他方のフランジが、少なくとも上記一方のフランジと接触する部分にスポンジ等の軟質弾性部材を有するものであることを特徴とする糸巻きスプール。 - 上記一方のフランジが、上記閉姿勢にあるとき、その外周縁以外の部分で上記他方のフランジにおける軟質弾性部材に接触することを特徴とする請求項1に記載の糸巻きスプール。
- 上記他方のフランジの外側位置に、軟質弾性部材の外側表面を覆うシートが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の糸巻きスプール。
- 上記のシートは、上記他方のフランジの軟質弾性部材に押し当てられていることを特徴とする請求項3に記載の糸巻きスプール。
- 上記の糸巻きコア部およびその両側のフランジが中心部分を軸状の締結部材で連結されていて、糸巻きコア部および両側のフランジとその締結部材との間が相対回転可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の糸巻きスプール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003595U JP3152685U (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | 糸巻きスプール |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009003595U JP3152685U (ja) | 2009-05-29 | 2009-05-29 | 糸巻きスプール |
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JP3152685U true JP3152685U (ja) | 2009-08-06 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012143160A (ja) * | 2011-01-07 | 2012-08-02 | Ygk:Kk | 長尺体用スプール |
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2009
- 2009-05-29 JP JP2009003595U patent/JP3152685U/ja not_active Expired - Fee Related
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