JP3152545U - 制振壁 - Google Patents

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銘吉 陳
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Abstract

【課題】地震エネルギーを吸収可能で、建築物と人員の安全を確保し、しかも建築物の室内空間を拡大可能な制振壁を提供する。【解決手段】制振壁であって、頂点部が上床板に接続する上固定部品2、底部が下床板に接続する下固定部品3、上固定部品2の板面底部と下固定部品3の板面頂点部との間に連結するエネルギー吸収部品4からなり、建築物の上、下床板の間に固定し、建築物において地震により上、下床板が相対して振動し移動する時、上床板は上固定部品2を連動し、下床板は下固定部品3を連動し、これにより上、下固定部品2、3は交錯して移動し、さらにエネルギー吸収部品4により、交錯振動移動のエネルギーを熱エネルギーに転換して発散する。【選択図】図2

Description

本考案は、制振壁に関し、特に上固定部品及び下固定部品により、エネルギー吸収部品を挟んで設置し、エネルギー吸収部品により、上、下固定部品が伝送する振動エネルギーを熱エネルギーに転換して発散し、耐震効果を達成する制振壁に関するものである。
地震は予測不能で、強大な破壊力を持ち、人々に恐れられており、地震によって起り得る災害をできるだけ少なくするため、今も各界の努力が続いている。
特に、建築業者にとっては、建築材料と建築構造とを対応させることで、建築物の耐震性能をいかにして高めるかは、重要な課題である。
地震発生時には、地層の変動により、建物の基礎は加速度を生じ、それが建築物のN層の床板に作用し、床板N層とN−1層との間には、相対振動移動を生じる。
その相対振動移動は、第一層から第N層まで蓄積し、しかも上部階層に近づけば近づくほど、蓄積された振動移動は大きくなる。
そのため、各階層に制振装置、地震エネルギー吸収装置などを設置し、階層間の相対振動移動により生じる建築物への損害を減少させる必要がある。
近年、耐震建築と耐震建築材料の進歩により、多くの制振装置が、厳格な耐震試験に合格し、建築物の耐震性能向上が証明されている。
現行の地震エネルギー吸収装置は、主にスチール板をカットし欠口を形成し、弾力を持たせ、これにより振動の波形に対応し、建築物の鉄骨に対して異なる方向の緩衝作用、エネルギー吸収作用を生じ、こうして建築物を保護するものである。
また、ダンパーを採用し、耐震効果を達成するものもある。
実際の使用時においても、上記の各種制振装置は、一定程度の耐震効果を達成することができる。
しかし、従来の地震エネルギー吸収装置、或いはダンパーは形状が非常に大きく、取り付けることで、建築物内において大幅に空間を占拠してしまい、建築物内の利用可能な空間を減小させている。
本考案は、従来の耐震装置の上記した欠点に鑑みてなされた、地震エネルギーを効果的に吸収可能で、建築物と人員の安全を確保し、しかも場所をとらず、建築物内の利用可能な室内空間を拡大することができるものである。
特開2002−357010号公報 特開2004−248509号公報 特開2004−183324号公報
本考案が解決しようとする第一の課題は、上固定部品と下固定部品との間に、エネルギー吸収部品である制振壁を挟んで設置し、エネルギー吸収部品により上、下固定部品が伝送する振動を吸収し、振動エネルギーを熱エネルギーに転換して発散し、地震エネルギー吸収の効果を達成可能な制振壁を提供することである。
本考案が解決しようとする第二の課題は、上固定部品と下固定部品との間に、板片状のエネルギー吸収部品である制振壁を挟んで設置し、これにより取り付け後の全体の体積を減少させることができ、建築物内の使用可能な室内空間を拡大することができる制振壁を提供することである。
上記課題を解決するため、本考案は下記の制振壁を提供する。
制振壁は、頂点部が上床板に接続する上固定部品、底部が下床板に接続する下固定部品、該上固定部品の板面底部と該下固定部品の板面頂点部との間に連結するエネルギー吸収部品からなり、建築物の該上、下床板の間に固定し、実施時には、該エネルギー吸収部品は、高分子ダンピング材料層、及び該高分子ダンピング材料層の相対する両側にそれぞれ連結する左側板及び右側板を備え、該左側板と該上固定部品の板面底部とは連結し、該右側板と該下固定部品の板面頂点部とは連結する。
本考案は、所期の目的を確実に達成することができ、地震エネルギーを吸収可能で、建築物と人員の安全を確保し、しかも建築物の室内空間を拡大可能な制振壁を提供することができる。
本考案最適実施例の立体外観図である。 本考案最適実施例の部品分解図である。 本考案最適実施例のエネルギー吸収部品の立体断面図である。 本考案最適実施例の使用状態図である。 本考案のエネルギー吸収部品が、交錯外力を受けた時の変形状態を示す模式図である。
以下に図面を参照しながら本考案を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1、2に示すように、本考案制振壁1の最適実施例は、頂点部が上床板に接続する上固定部品2、底部が下床板に接続する下固定部品3、該上固定部品2の板面底部と該下固定部品3の板面頂点部との間に連結するエネルギー吸収部品4から構成し、建築物の該上、下床板(従来例の図4の8、9を参照)の間に固定する。
該上固定部品2は、上定位板21、上板体22、及び2個の上連接板23、23’を備える。
該上定位板21は水平板体211及び垂直板体212により形成する逆L型板で、該水平板体211上には、上下に貫通した複数の通孔213を備え、これにそれぞれボルトを通した後、建築物の上床板8底面に固定する(図4参照)。
該垂直板体212上には、左右に貫通した複数の穿孔214を設置する。
実施時には、該水平板体211は、スチールクギにより該上床板8に固定され、或いは溶接、リベット固定の方式により該上床板8底面に固定される。
該上板体22の上半分は、長方形を呈し、下半分は、円形を呈する。しかも、該上板体22の上半分には、複数の孔道221を設置し、該上板体22の円形の下半分には、環状の列を成して排列する複数の定位孔222を設置する。
該各上連接板23、23’の板面上には、該垂直板体212に対応する複数の各穿孔214、及び該上板体22の孔道221に対応する複数の円孔231、231’をそれぞれ設置する。
これらに複数のネジを通過させた後、ナットで螺合し、該垂直板体212と該上板体22の上半分とを、2個の上連接板23、23’間に挟んで定位し、これにより該上定位板21、該上板体22、及び該2個の上連接板23、23’は、固定連結を形成する。
実施時には、該上定位板21、該上板体22、及び該2個の上連接板23、23’は、リベット接続方式で結合することができる。
該下固定部品3は、下定位板31、下板体32、及び2個の下連接板33、33’を備える。
該下定位板31は、水平板体311及び垂直板体312により形成するL型板で、該水平板体311上には、上下に貫通した複数の通孔313を設置し、これにそれぞれボルトを通した後、建築物の下床板9上表面に固定する(図4参照)。
該垂直板体312上には、左右に貫通した複数の穿孔を設置する。
実施時には、該水平板体311は、スチールクギにより該下床板9に固定し、或いは溶接、リベット固定の方式により該下床板9上表面に固定される。
該下板体32の下半分は長方形を呈し、上半分は円形を呈する。
しかも、該下板体32の下半分には、複数の孔道321を設置し、該下板体32の円形の上半分には、環状の列を成して排列する複数の定位孔322を設置する。
該各下連接板33、33’の板面上には、該下定位板31の垂直板体312に対応する複数の各穿孔、及び該下板体32の孔道321に対応する複数の円孔331、331’をそれぞれ設置する。
これらに複数のネジを通過させた後、ナットで螺合し、該下定位板31の垂直板体312及び該下板体32の下半分を、該2個の下連接板33、33’の間に挟んで固定し、これにより、該下定位板31、該下板体32、及び該2個の下連接板33、33’は固定連結を形成する。
実施時には、該下定位板31、該下板体32、及び該2個の下連接板33、33’は、リベット接続方式により結合することができる。
図3に示すように、該エネルギー吸収部品4は、高分子ダンピング材料層41、円板状の左側板42、円板状の右側板43を備える。
該左、右側板42、43はスチール板である。
該高分子ダンピング材料層41は、中間層411、及び該中間層411の端部周縁から垂直に外へと延伸するコーティング層412を備え、これにより該高分子ダンピング材料層41の左、右両側には、それぞれ円槽を形成する。
これにより該左側板42と該右側板43とを収容設置して結合し、こうして該中間層411は、該左側板42と該右側板43との間に挟んで設置される。
該コーティング層412は、該左側板42及び該右側板43の周縁をコーティングする。
また、該左側板42の板面上には、該下板体32の上半分の定位孔322に対応する複数のネジ孔421を設置し、複数のネジにより、該下板体32の定位孔322及びネジ孔421を通過後、該下板体32及び該左側板42に連結を形成する。
該右側板43の板面上には、該上板体22の下半分の定位孔222に対応する複数のネジ孔421を設置し、複数のネジにより、該下板体32の定位孔222及びネジ孔421を通過後、連結を形成する。
図4は本考案の使用状態図である。
該上固定部品2の頂点部は、上床板8に接続し、該下固定部品3の底部は、下床板9に接続する。
地震発生時に、建築物の上、下床板8、9が、相対振動移動を生じる時、該上、下固定部品2、3は交錯移動の状態を呈し、高分子ダンピング材料層4を連動し変形させる(図5参照)。
該高分子ダンピング材料層4は、交錯振動移動のエネルギーを熱エネルギーに転換して、発散する物理的特性を備えるため、建築物の各階層が過度に揺れることによる損壊を回避することができる。
本考案は以下の長所を備える。
1. 本考案は、エネルギー吸収部品である高分子ダンピング材料層により、上、下床板が地震により生じる交錯振動移動エネルギーを吸収し、振動エネルギーを熱エネルギーに転換して発散し、地震により建築物に生じる変位を回避し、建築物及び人員の安全を確保することができる。
2. 本考案は、従来の制振装置に比べ、厚みが薄いという長所を備え、しかも微変形回復不能及び疲労断裂という問題と無縁であるため、建築物の壁体内に設置可能で、よって当初の建築配置に影響を及ぼすことがなく、室内空間を十分に残すことができる。
上記の本考案の具体的実施例及び運用する技術手段は、本考案技術内容の説明に用いたのみで、本考案を限定するものではない。本考案の精神に基づく等価応用或いはいは部品(構造)の転換、置換、数量の増減はすべて、本考案の保護範囲に含むものことは勿論である。
上記のように、本考案は、所期の目的を確実に達成することができ、地震エネルギーを吸収可能で、建築物と人員の安全を確保し、しかも建築物の室内空間を拡大可能な制振壁を提供することができ、高い実用の価値を備える。
1 制振壁
2 上固定部品
21 上定位板
211、311 水平板体
212、312 垂直板体
213 通孔
214 穿孔
22 上板体
221 孔道
222 定位孔
23、23’ 上連接板
231、231’ 円孔
3 下固定部品
31 下定位板
313 通孔
32 下板体
321 孔道
322 定位孔
33、33’ 下連接板
331、331’ 円孔
4 エネルギー吸収部品
41 高分子ダンピング材料層
411 中間層
412 コーティング層
42 左側板
421 ネジ孔
43 右側板
8 上床板
9 下床板

Claims (5)

  1. 制振壁であって、頂点部が上床板に接続する上固定部品、底部が下床板に接続する下固定部品、該上固定部品の板面底部と該下固定部品の板面頂点部との間に連結するエネルギー吸収部品からなり、
    建築物の上、下床板の間に固定したことを特徴とする制振壁。
  2. 前記エネルギー吸収部品は、高分子ダンピング材料層、及び該高分子ダンピング材料層の相対する両側にそれぞれ連結する左側板及び右側板を備え、
    該左側板と該上固定部品の板面底部とは連結し、該右側板と該下固定部品の板面頂点部とは連結したことを特徴とする請求項1記載の制振壁。
  3. 前記高分子ダンピング材料層、中間層、及び該中間層の端部から外へと延伸するコーティング層を備え、
    該中間層は、該左側板と該右側板との間に挟んで設置し、該コーティング層は、該左側板及び該右側板の周縁をコーティングしたことを特徴とする請求項1記載の制振壁。
  4. 前記上固定部品は、上定位板、上連接板、上板体を備え、
    該上定位板の頂点部は、上床板に接続し、該上連接板は該上定位板の底部及び該上板体の頂点部に接続したことを特徴とする請求項1、2或いは3記載の制振壁。
  5. 前記下固定部品は、下定位板、下連接板、下板体を備え、
    該下定位板の底部は、下床板に接続し、該下連接板は、該下定位板の頂点部及び該下板体の底部に接続したことを特徴とする請求項1、2或いは3記載の制振壁。
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