JP3152503B2 - 圧力容器検査装置 - Google Patents

圧力容器検査装置

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JP3152503B2
JP3152503B2 JP14448992A JP14448992A JP3152503B2 JP 3152503 B2 JP3152503 B2 JP 3152503B2 JP 14448992 A JP14448992 A JP 14448992A JP 14448992 A JP14448992 A JP 14448992A JP 3152503 B2 JP3152503 B2 JP 3152503B2
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美津夫 番場
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Hitachi Ltd
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Japan Atomic Power Co Ltd
Hitachi Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
    • GPHYSICS
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    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/26Scanned objects
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧力容器の検査装置
に係り、特に原子炉圧力容器の供用期間中の検査を原子
炉圧力容器内面側から行うに好適な検査装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】発電用原子炉は、年に1回の供用期間中
検査(In−Service Inspection、
以下これを“ISI”と略す)が義務付けられており、
原子炉圧力容器(Reactor Pressure
Vessel、以下これを“RPV”と略す)等にあつ
ては耐圧溶接部等の検査が要求されている。
【0003】ISIを実施する目的は、原子炉の供用期
間中(または寿命期間中)にわたり、RPV等の耐圧部
に欠陥がなく健全であり破損するおそれが無いことを定
期的に確認することにある。RPVについてみれば、炉
心に近い部分は鋼材の中性子照射脆化が予想されるた
め、ISIによる健全性確認という点からは特に重要な
部分である。
【0004】このため、近年建設されている沸騰水型原
子力発電プラント(BoilingWater Rea
ctor、以下これを“BWRプラント”と略す)にお
いては、図47、図48に示すように、RPV1の外径
に対し生体遮蔽体2の内径をやや大きめなものとし、R
PV1と保温材3の間に適切な隙間4を設け、この隙間
4に検査用機器を設置して移動させ、RPV1のISI
をRPV外面側から実施できるような配慮のもとにプラ
ントの設計・製作がなされている。
【0005】しかしながら、定期検査が義務付けられる
以前に設計・製作された古いプラントにあつては、近年
行われているようなRPV外面側からのISI実施の配
慮がなされておらず、従つて隙間4が狭く保温材3を取
り外し可能な構造となつていないため、実質的にRPV
外面側からISIを実施することは困難である。
【0006】従つて、このような古いプラントの場合に
は、RPV内面側からISIを実施することが考えられ
る。実際、もともと構造上の制約のため、RPV外面側
からのISI実施が不可能な加圧水型原子力発電プラン
ト(PressurizedWater Reacto
r、以下これを“PWRプラント”と略す)のRPVに
おいては、RPV内面側から水中にてISIを実施する
のが常であり、このようなISIのための装置が考案さ
れ実用に供している。
【0007】しかしながら、BWRの場合、PWRほど
RPV内面側からのISI実施は容易ではない。すなわ
ちPWRの場合、ISI実施時にはRPV内の炉内構造
物をRPV外に取り除くことができる。従つて炉内には
ISI実施のための障害物が存在しないため、炉内側か
らRPV内壁への接近は容易である。
【0008】一方、BWRの場合は図49ないし図51
に示すように、炉内には恒久設備であるシユラウド5、
上部シユラウド6、給水スパージヤ7、炉心スプレイ内
管8、シユラウドヘツドボルトラグ9、給水スパージヤ
エルボ10等が存在するため、炉心11近傍のRPV炉
心領域内壁に接近するためには、これらの炉内構造物を
避けながら接近する必要がある。
【0009】特に隙間dは約10cm程度と極端に狭
く、またRPV1とシユラウド5間の隙間eも狭いた
め、大型であるPWR、RPV用の機器では寸法上の制
約により、BWR、RPV炉心領域内壁に近接しISI
を行うことはできない。このため、炉内構造物を避けて
RPV炉心領域内壁に接近し、狭いスペース内でISI
を行える装置の出現が切望されている。
【0010】上記課題を解決するための装置として、図
52に示す装置が知られている。同図に示す装置は、セ
ンサを有するヘツド20を走査してRPV1の検査を行
おうとするものであるが、以下に示すような点に付いて
配慮がさらに必要であつた。 (1)水没構造とリングガータ構造等に関する配慮 図52に示す装置は、図47に示すドライウエル26内
が満水時においてもサービスフロア27から操作し、装
置をRPV主フランジ12の上にリングガータ13とと
もに据え付けられるように、全周型(RPV主フランジ
12の上全面=360°にわたつて据え付ける円筒状
の)リングガータを採用している。しかし、下記の改善
点が挙げられる。
【0011】1)BWRのRPV1の定期検査の期間中
はサービスフロア27にドライウエル26から取り外し
た物品等が置かれているため、全周型のリングガータを
組み立てる(あるいは仮置する)ためのスペースが取り
にくい。従つてサービスフロア27で場所を取らない小
型のリングガータの発明が好ましい。
【0012】2)装置を全て水没させると、万一の緊急
時に作業員が装置に接近できない。このため、水位は少
なくともRPV主フランジ12の頂部以下のレベルに保
持し、リングガータの近傍でオペレータが装置を操作す
るようにした方が好ましい。PWRの場合と異なりBW
Rの場合は炉内の障害物が多いため、上述の配慮は是非
必要である。また除染の観点からも、水没部分は極力少
なくする必要がある。
【0013】(2)マストのRPV半径方向位置の調節
に関する配慮 図52に示す装置は、上部マスト16および下部マスト
18の中心軸とRPV1の内壁面間の距離(RPV1半
径方向に測つた“中心軸と内壁面間の距離”)が変えら
れない構造である。すなわち上部マスト16および下部
マスト18の中心軸をRPV1の内壁面に平行にセツト
した場合、中心軸とRPV1の内壁面間の距離は固定さ
れる。
【0014】ところで、RPV1の円筒部および上部シ
ユラウド6の円筒部は、一般に鋼板を曲げて溶接し製作
されているため、RPV1および上部シユラウド6は真
円の円筒ではない。また、給水スパージヤ7および炉心
スプレイ内管8も鋼管を曲げて製作したものであるた
め、これら2つの鋼管の中心軸が真円上にあるとはいい
難い。かくて、RPV1の内壁面、上部シユラウド6の
外壁面、給水スパージヤ7、炉心スプレイ内管8が全て
同心円の関係を保つて配置されているとはいい難いた
め、図49に示すギヤツプdは、円周方向の計測位置が
異なれば異なつた値となることが考えられる。
【0015】従つて、上部マスト16および下部マスト
18の中心軸の位置は、RPV1の半径方向に調節でき
るようにしないと下部マスト18をRPV1の炉心領域
に下降させる場合、下部マスト18が上部シユラウド6
等に干渉するおそれがある。 (3)装置の振動 図52に示す装置がRPV1の壁面を検査する場合は次
のような動作となる。 2本のアーム19のRPV円周方向移動 下部マスト18の上昇(または下降) 上記との繰り返し 従つて、センサを有するヘツド20をRPV壁面に沿つ
てスキヤニングするために常にアーム19および下部マ
スト18の動作を必要とするので、操作重量が大きい。
このため装置に振動が生じやすい。すなわち、ヘツド2
0のみがアーム19上をRPV円周方向に走行し、アー
ム19は単に昇降動作をするようにすればスキヤニング
は可能となり、操作重量も小さくなるため、振動は生じ
難くなるのでこのような配慮が必要である。
【0016】さらに、図52に示す装置は下部マスト1
8の下端部が自由端であるため、万一地震が生じた場
合、下端部が揺れ、ヘツド20、アーム19等がRPV
1の内壁面と接触し装置が損傷を受けるおそれが無いと
は言えない。これを防止するためには、下部マスト18
の下端部とRPV壁面間の距離を固定するような配慮が
必要である。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のように従来技術が抱えていた水没構造とリングガー
タ構造の問題、マストのRPV半径方向位置の調節に
関する問題、装置の振動の問題、を解決した圧力容器
検査装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
により達成される。
【0019】(1)水没構造とリングガータ構造 リングガータは全周型リングガータとせず、主フラン
ジ12の上の一部分に据え付ける、いわゆる部分リング
ガータとすることによりサービスフロア27における組
み立てまたはは仮置スペースの問題が解決される。
【0020】水位は少なくともRPV主フランジ12
の頂部以下とし、キヤリツジ上で作業員が装置を操作す
ることにより、万一の場合の装置への接近性の問題が解
決される。
【0021】(2)マストのRPV半径方向位置の調節 マストをRPV半径方向の任意の位置に調節可能な構
造とすることにより、この問題は解決される。
【0022】(3)装置の振動 RPV内壁に沿つてスキヤニングするための2つの基本
動作は、 ヘツド20をRPV円周方向に移動させる動作は、ヘ
ツド20を円弧状アームの先端に取り付け、アームをR
PV円周方向に駆動する方法を採用するのでなく、円弧
状アームは静止したままとし、ヘツド20を円弧状アー
ムに沿つて移動させる、 ヘツド20をRPV鉛直方向(長手方向)に移動(昇
降)させる動作は、下部マスト下端部にアームおよびヘ
ツドを取り付け、下部マストを昇降させる方法を採用す
るのでなく、下部マストは静止したままとし、アームを
下部マストに沿つて移動させる、ことにより達成され
る。
【0023】また地震時におけるマストの揺れの問題
は、下部マストの下端部をRPV下部に接触させ固定す
ることにより達成される。
【0024】
【作用】
(1)水没構造とリングガータ構造 リングガータは全周型でなく部分型であるので、平面上
のスペースは全周型に比し小さくなりスペースは削減さ
れる。
【0025】水位が少なくともRPV主フランジ12の
頂部以下であるので、万一の場合作業員が装置の中枢で
あるキヤリツジに何時でも接近できる。
【0026】(2)マストのRPV半径方向位置の調節 マストの中心軸をRPV半径方向に移動させ調節するこ
とができるので、RPV内の上部シユラウド6、給水ス
パージヤ7、炉心スプレイ内管等が同心円上に配置され
ていないためにこれらの構造物とヘツド、アーム、マス
ト等が干渉する場合、マストの中心軸をRPV半径方向
に移動させ、干渉を回避することができる。
【0027】(3)装置の振動 RPV内壁に沿つてスキヤニングするための基本動作に
係る重量(操作重量)を小さくしたことにより、装置全
体の振動が生じにくくなる。
【0028】また、下部マスト下端部をRPV下部に接
触させ固定することにより、マスト全体が2点支持とな
り、耐震性は向上する。
【0029】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。
【0030】図1は本発明の一実施例を示す斜視図であ
り、装置をRPV主フランジ12の上に据え付けた状態
を示す図である。
【0031】RPV1内の水位は、RPV主フランジ1
2の頂部レベルより低い位置に保たれているため、作業
員はサービスフロア27からドライウエル26内に降下
し装置に接近できる。
【0032】装置は大別すると、RPV主フランジ12
の上に据え付ける(全周型でない部分型)リングガータ
13、リングガータ13に支持されリングガータ13に
沿つてRPV円周方向に移動するキヤリツジ14、キヤ
リツジ14上に取り付けられRPV1の半径方向に移動
するスライドテーブル32、スライドテーブル32の上
に固定される固定ガイド31、固定ガイド31に支持さ
れRPV鉛直方向に昇降する上部マスト16、上部マス
ト16に支持され下部マスト昇降・ケーブル巻取り機構
33によりRPV鉛直方向に昇降する下部マスト18、
下部マスト18をガイドとしRPV鉛直方向に昇降する
とともにRPV円周方向へ移動可能な円弧状アーム1
9、アーム19をガイドとしRPV円周方向に移動可能
なヘツド20からなる。
【0033】上記の他、キヤリツジ14の上部には、本
装置に動力を供給する動力盤35、本装置を操作するた
めの操作盤34を有するとともに、キヤリツジ14に操
作員が乗るための梯子37、操作員等の落下防止を測る
ための安全壁36を有している。
【0034】(1)リングガータ13 リングガータ13の構造を図2ないし図5に示す。リン
グガータは同図に示すごとく部分型リングガータであ
り、全周型リングガータに比して、サービスフロア27
における設置スペースが格段に少なくて済む。
【0035】リングガータ13の頂部には、キヤリツジ
水平サポート板38およびキヤリツジガイド39が設け
られており、前者はキヤリツジ14がリングガータ13
上を走行するための車輪が取り付けられ、後者はキヤリ
ツジ14がリングガータ13上をRPV円周方向に走行
するためのガイドである。
【0036】なお、キヤリツジガイド39には、キヤリ
ツジ移動用ラツク40が取り付けられており、キヤリツ
ジ14に取り付けられた電動機43およびピニオン44
との相互作用でキヤリツジ14はRPV円周方向に移動
する。
【0037】リングガータ13は板を溶接した構造であ
り、図4に示すごとく大きなスペース41を各所に有
し、このスペース41は下記の効果を有する。
【0038】すなわち、通常の定期検査においてはスタ
ツドボルト28は取り外されない。このため図6に示す
ごとくリングガータ13の底部板には、少し大きめのス
タツドボルト貫通穴42がスタツドボルト28の配置に
合わせて設けられている。このため図7に示すごとくリ
ングガータ13は、スタツドボルト28と干渉すること
なくRPV主フランジ12の上に設置することができ
る。
【0039】また図6に示すごとくリングガータ13の
底部板には、リングガータ固定穴43が設けられてい
る。この穴43は、以下のようにしてリングガータ13
の固定に用いる。
【0040】予め、リングガータ固定穴43に該当す
るスタツドボルト28のみ、RPV主フランジ12より
抜いておく。
【0041】抜き取つたスタツドボルト28の穴にリ
ングガータ固定ボルト44を植え込む。
【0042】RPV主フランジ12の上にフランジシ
ール面保護板47をおく。
【0043】リングガータ13を据え付ける。リング
ガータ固定ボルト44とリングガータ固定穴43は嵌め
合い構造となつているため、リングガータ13を据え付
けた時点でリングガータ13の位置は固定される。
【0044】ワツシヤ45およびナツト46をリング
ガータ固定ボルト44に取り付け、ナツト46を締め付
ける。
【0045】上述のように、数本のスタツドボルト28
を抜き取りリングガータ固定ボルト44を植え込むだけ
で、リングガータ13はRPV主フランジ12の上に既
存のスタツドボルト28と干渉することなく容易に固定
される。
【0046】(2)キヤリツジ14 キヤリツジ14の構造を図9に示す。同図はキヤリツジ
14とリングガータ13の取り合い関係を詳述するた
め、操作盤34、動力盤35、安全壁36等は省略して
示してある。
【0047】キヤリツジ14とリングガータ13の関係
についてまず説明する。
【0048】図9ないし図11に示すように、キヤリツ
ジベース14Aには複数のキヤリツジ水平サポート車輪
41が設けられており、これはリングガータ13の中の
キヤリツジ水平サポート板38に鉛直上方向および下方
向から接し、水平サポート板38に沿つて転がる。
【0049】また、図9、図10ならびに図12に示す
ように、キヤリツジベース14Aには複数のキヤリツジ
ガイド車輪42が設けられており、これはリングガータ
13の中のキヤリツジガイド39を水平2方向(内側お
よ外側)から接し、キヤリツジガイド39に沿つて転が
る。
【0050】さらに、図9、図10、図13に示すよう
に、キヤリツジベース14Aには、キヤリツジ駆動源
(具体的には電動機)43と、これに取り付けられたキ
ヤリツジ移動用ピニオン44が設けられており、このピ
ニオン44はリングガータ13の中のキヤリツジ移動用
ラツク40とかみ合つている。
【0051】上述のごとくリングガータ13の中のキヤ
リツジ水平サポート板38とキヤリツジガイド39と、
キヤリツジ14の中のキヤリツジ水平サポート車輪41
とキヤリツジガイド車輪42の係合により、キヤリツジ
14はリングガータ13に水平に支持され、リングガー
タ13に沿つてRPV1の円周方向への移動が可能であ
る。実際にはキヤリツジ移動用ピニオン44とキヤリツ
ジ移動用ラツク40の係合により、ピニオン44を回転
させることにより図14(a),(b)に示すような移
動が可能である。
【0052】次に、キヤリツジ14とスライドテーブル
32(図1参照)の関係について説明する。スライドテ
ーブル32は図9、図10、図15、図16に示すよう
に、具体的にはキヤリツジベース14Aに固定されたリ
ニアウエイレール45、リニアウエイテーブル46およ
び固定ガイド台座47から構成されている。固定ガイド
台座47には台座移動用ラツク50が固定されており、
キヤリツジベース14Aに固定された台座駆動源(具体
的には電動機)48に設けられた台座移動用ピニオン4
9とかみ合つている。
【0053】台座移動用ピニオン49の回転により固定
ガイド台座47は、キヤリツジベース14Aに対して、
図17(a),(b)に示すような移動が可能である。
【0054】(3)固定ガイド31/上部マスト16/
下部マスト18 固定ガイド31の構造を図18、図19に示す。
【0055】固定ガイド31は、上部マスト16および
下部マスト18を鉛直に保持し、上部マスト16を鉛直
上方および下方に昇降させる機能を有する。固定ガイド
31は、大別すると固定ガイドベース51と、これに取
り付けられたガイド筒52から構成される。固定ガイド
ベース51には、複数の固定ガイド固定穴53が設けら
れており、当該固定ガイドベース51を図15に示した
固定ガイド台座47の上に設置し、ボルトを用いて固定
ガイド台座47と固定ガイドベース51を固定すること
ができる。
【0056】図18、図19、図20に示すごとくガイ
ド筒52には、複数の上部マストガイドブラケツト56
と上部マストサポートブラケツト57が設けられてい
る。上部マスト16については後に詳述するが、図20
に示すごとく上部マスト16は円筒形状であり、上部マ
スト16の外表面には、上部マスト16の長手方向に沿
つた上部マストガイド58が取り付けられている。当該
ガイド58は、固定ガイド31のガイド筒52に設けら
れた上部マストガイドブラケツト56の中の上部マスト
ガイドローラ59と接する。
【0057】また、上部マスト16の外表面は、ガイド
筒52に設けられた複数の上部マストサポートブラケツ
ト57の中の上部マストサポートローラ60と接する。
【0058】さらに図18、図19、図21に示すごと
くガイド筒52には、上部マスト駆動源(具体的には電
動機)54と、これに取り付けられた上部マスト昇降用
ピニオン55が設けられている。
【0059】一方、上部マスト16の外表面には、上部
マスト昇降用ラツク61が取り付けられており、当該ラ
ツク61は前記上部マスト昇降用ピニオン55とかみ合
う。かかる構造により、上部マスト16は、ガイド筒5
2の中でその姿勢を保持し、上部マスト昇降用ピニオン
55の回転により鉛直方向に昇降する。
【0060】上部マスト16 上部マスト16は、下部マスト18を鉛直に保持し、下
部マスト18を鉛直上方および下方に昇降させる機能を
有する。上部マスト16は図22に示すように、その頂
部に下部マスト昇降・ケーブル巻取り機構33を有す
る。
【0061】図22および図23に示すように上部マス
ト16には、複数の下部マストサポートローラ62が設
けられている。下部マスト18については後に詳述する
が、図23に示すごとく下部マスト18の断面は、中空
四角柱の一面を切り欠いた構造をしており、下部マスト
サポートローラ62は、下部マスト18の四隅に接し、
下部マスト18を水平4方向から支えている。
【0062】また、下部マスト18の頂部には、アーム
昇降駆動源63、下部マスト振れ止めブラケツト64、
これに取り付けられた複数の下部マスト振れ止めローラ
65が設けられており、下部マスト振れ止めローラ65
は、図24に示すように上部マスト16の内面に接す
る。
【0063】さらに、下部マスト振れ止めブラケツト6
4の上部には、下部マスト吊り金具66が取り付けられ
ており、当該吊り金具66には、下部マスト昇降ワイヤ
67が結び付けられている。
【0064】一方、下部マスト昇降・ケーブル巻取り機
構33の中には、図22に示すように下部マスト昇降駆
動源68と、これに取り付けられた下部マスト昇降ワイ
ヤ巻取りドラム69が設けられている。
【0065】すなわち、下部マスト昇降駆動源68は、
下部マスト昇降ワイヤ巻取りドラム69を回転させ、下
部マスト昇降ワイヤ67を当該ドラム69に巻き取つた
り、当該ドラム69から巻き戻す。この動作に連動し下
部マスト18は、その姿勢を上部マスト16に設けられ
た下部マストサポートローラ62により保持され、鉛直
方向に昇降する。
【0066】この場合、下部マスト18は長尺であるた
め下部マスト振れ止めローラ65が下部マストの昇降に
伴う振動を防止するのに有効である。
【0067】また、下部マスト昇降・ケーブル巻取り機
構33の中には、アーム昇降動力信号ケーブル巻取りド
ラム70と、アーム・UTヘツド駆動動力信号ケーブル
巻取りドラム71が設けられている。アーム昇降動力信
号ケーブル巻取りドラム70はアーム昇降駆動源63に
つながるアーム昇降動力信号ケーブル72を、アーム・
UTヘツド駆動動力信号ケーブル巻取りドラム71は後
述するアーム駆動源82につながるアーム・UTヘツド
駆動動力信号ケーブル73をそれぞれ巻き取る。これら
のドラム70および71はスプリングを内蔵しており、
前記ケーブル72および73に適度な張力を与え、ケー
ブルのたるみを防止している。
【0068】下部マスト18 下部マスト18は、後述する円弧状アーム19を水平に
保持し、円弧状アーム19をRPV内壁に沿つて鉛直方
向に昇降させるためのガイドの機能を有する。図25な
いし図28に示すように前述の下部マスト頂部に設けら
れたアーム昇降駆動源63には、上部チエインスプロケ
ツト74が取り付けられており、このスプロケツト74
を回転させる。また下部マスト18の下端部にはアイド
ラーチエインスプロケツト75が設けられており、これ
ら2つのチエインスプロケツト74および75にはアー
ム昇降チエイン76が掛けられている。アーム昇降チエ
イン76の両端部はアーム昇降カート77に固定されて
いる。
【0069】アーム昇降カート77には図28、図29
に示すように、複数個のカートサポートローラA78お
よびカートサポートローラB79が設けられており、こ
れらのローラ78および79は下部マスト18の内面に
接している。
【0070】かかる構造により、アーム昇降駆動源63
により上部チエインスプロケツト74を回転させること
で、アーム昇降カート77は下部マスト18に沿つて鉛
直方向に昇降する。
【0071】なお、図25ないし図27に示すように、
下部マスト18の下端部にはシユラウドガイド80およ
びシユラウドガイドローラ81が取り付けられている。
【0072】以上述べた上部マスト16、下部マスト
18およびアーム昇降カート77は、上部マスト駆動源
54、下部マスト昇降駆動源68およびアーム昇降駆動
源63をそれぞれ任意に作動させることにより、固定ガ
イド31に対して図30に示すような動作をさせること
ができる。
【0073】(4)アーム19/ヘツド20 アーム19の構造およびアーム19とアーム昇降カー
ト77との係合関係を図31ないし図34に示す。
【0074】アーム19は後述するヘツド20を保持
し、ヘツド20をRPV内壁に沿つてRPV円周方向に
走行させるためのガイドの機能を有する。
【0075】これらの図に示すようにアーム19は、長
四角柱を円弧状に曲げ、角柱の中を部分的にくり抜いた
断面形状をしている。アーム19の外側面(RPV壁に
面した側)には、アーム駆動用ラツク84およびヘツド
走行用ラツク88が取り付けられている。一方、アーム
昇降カート77にはアーム駆動源82(具体的には電動
機)が設けられている。アーム駆動源82にはアーム駆
動用ピニオン83が取り付けられており、このピニオン
83はアーム駆動用ラツク84とかみ合つている。
【0076】また、アーム昇降カート77には複数のア
ームサポートローラ支持部85が設けられており、これ
らの支持部85には、複数のアーム鉛直サポートローラ
86およびアーム水平サポートローラ87が取り付けら
れている。これらのローラ86および87とアーム19
との係合関係は、図32から図34に示す通りであり、
かかる構造によりアーム19は水平に姿勢を保持し、ア
ーム駆動源82およびアーム駆動用ピニオン83とアー
ム駆動用ラツク84の相互作用により、RPV円周方向
に図35(a),(b)に示すような動作をすることが
できる。
【0077】ヘツド20の構造およびヘツド20とア
ーム19の係合関係を図36から図39に示す。
【0078】ヘツド20は後述するセンサアセンブリ8
9を保持し、センサアセンブリ89をRPV内壁に沿つ
てその円周方向に走行させる機能を有する。
【0079】これらの図に示すように、ヘツドプレート
90にはヘツド駆動源(具体的には電動機)91が設け
られている。ヘツド駆動源91にはヘツド走行用ピニオ
ン92が取り付けられており、このピニオン92はアー
ム19に取り付けられたヘツド走行用ラツク88とかみ
合つている。
【0080】また、ヘツドプレート90には、複数のヘ
ツド鉛直サポートローラ93およびヘツド水平サポート
ローラ94が取り付けられている。これらのローラ93
および94とアーム19の係合関係は図36から図39
に示す通りであり、かかる構造によりヘツドプレート9
0、すなわちヘツド20はその姿勢を保持したまま、ヘ
ツド駆動源91、ヘツド走行用ピニオン92とヘツド走
行用ラツク88の相互作用により、アーム19上をRP
V円周方向において図40(a),(b)、図41
(a),(b)に示すような動作をすることができる。
【0081】これらの図では、マスト18とアーム19
の位置関係が異なるが、ヘツド20はこの位置関係に係
わらずアーム19上を走行することができる。
【0082】ヘツドプレート90およびセンサアセン
ブリ89に関連する構造を図36から図38に示す。
【0083】これらの図に示すように、ヘツドプレート
90の上部には複数のロツドガイド95とエアーシリン
ダ96が設けられており、ロツドガイド95は直動ロツ
ド97を保持しており、エアーシリンダ96はピストン
98を保持している。これらの直動ロツド97とピスト
ン98の片端はセンササポートブロツク99に固定され
ている。
【0084】かかる構造により、エアーシリンダ96に
空気圧を供給しピストン98を駆動させることにより、
センササポートブロツクは図42(a),(b)に示す
ような動作をすることができる。同図に示す動作はセン
サアセンブリ89をRPV内壁に押し付ける動作であ
る。
【0085】ところで、センササポートブロツク99に
は複数のロツド100が固定されており、センサアセン
ブリ回転源(具体的には電動機)102に固定されたロ
ツドガイド101と係合している。ロツドガイド101
とセンササポートブロツク99間には、ロツド100を
包むようにコイルスプリング103が設けられている。
【0086】かかる構造により、センサアセンブリ89
はピストン98の動作によりRPV内壁に押し付けられ
るが、コイルスプリング103の作用によりRPV内壁
の凹凸によく追従する。
【0087】一方、前述のセンサアセンブリ89には超
音波探傷用の垂直および斜角探触子が内蔵されており、
センサアセンブリ回転源102はセンサアセンブリ89
を図43に示すように270°回転させることができ
る。
【0088】かかる構造により、超音波探傷の音波をR
PV内壁に対して、上、下、左、右計4方向から入射さ
せることができる。
【0089】(5)装置の運用と動作 以上述べた装置の運用と動作について以下に述べる。
【0090】一体となつたリングガータ13、キヤリ
ツジ14をRPV主フランジ12上に設置し、リングガ
ータ固定ボルト44、ナツト46を用いて固定する。
【0091】下部マスト18にアーム19、ヘツド2
0を取り付け、固定ガイド31、上部マスト16、下部
マスト18を一体で吊り上げ、固定ガイド台座47の上
に固定ガイド31を固定する。この吊り上げの際に下部
マスト昇降・ケーブル巻取り機構を吊り上げるが、上部
マスト駆動源54および下部マスト昇降駆動源68は無
励時作動型のブレーキが掛かつているので、固定ガイド
31および下部マスト18が落下することはない。固定
ガイド31を固定した状態で、下部マスト18、アーム
19、ヘツド20とRPV1の位置関係は、図44のス
テツプ1の状態となる。
【0092】図44のステツプ2 下部マスト上昇駆動源68を動作させ、下部マスト18
を上部シユラウド6の上部まで下降させる。すなわち、
アーム19およびヘツド20を炉心スプレイ内管8より
下のレベルまで下げる。
【0093】図44のステツプ3 台座駆動源48を動作させて、下部マスト18を炉心ス
プレイ内管8、給水スパージヤ7に接近させる。この動
作によりヘツド20およびアーム19は炉心スプレイ内
管8の下方にもぐり込むことになる。
【0094】図44のステツプ4 下部マスト昇降駆動源68を動作させて、下部マスト1
8を下降させる。下部マスト18の下端が下部シユラウ
ド28に接すると、下部マスト昇降ワイヤ67が吊り下
げている下部マスト18の荷重は下部シユラウド28に
預けられるとともに、下部マスト下端に設けられたシユ
ラウドガイドローラ81はRPV1と下部シユラウド2
8の間に固定される。
【0095】かかる動作により、固定ガイド31、上部
マスト16、下部マスト18からなるマストは上部をキ
ヤリツジ14で、下部をRPV1と下部シユラウド28
で支える2点支持構造となり、地震時においても下部マ
スト下端が揺れることはなくなる。
【0096】なお、ステツプ4で下部マスト18、アー
ム19が、上部シユラウド6の近傍を通過するときの位
置関係は図45に示す通りであり、下部マスト18はシ
ユラウドヘツドボルトラグ9の間のスペースを通過す
る。この通過の際、下部マスト18が上部シユラウド6
と干渉するような場合でも、台座駆動源48を動作さ
せ、下部マスト18を炉心スプレイ内管8、給水スパー
ジヤ7の至近まで近寄らせることにより干渉を回避する
ことができる。
【0097】探傷動作 図44に示すステツプ4以降において、シユラウド5の
周囲のRPV1内壁を探傷する場合、まずアーム昇降駆
動源63およびアーム駆動源82を動作させ、アーム1
9を任意の位置にセツトする。
【0098】次にセンサアセンブリ回転源102を動作
させ、超音波の方向を任意に定める。この後は、次のa
からmの動作を繰り返すだけで探傷ができる。
【0099】a.エアーシリンダ96 ON〔センサア
センブリ89がRPV1の内壁に密着〕 b.ヘツド駆動源91 ON〔ヘツド20がRPV円周
方向(右回りまたは左回り)に走行〕 c.ヘツド駆動源91 OFF〔ヘツド20の走行動作
停止〕 d.エアーシリンダ96 OFF〔センサアセンブリ8
9がRPV1の内壁から離れる〕 e.アーム昇降駆動源63 ON〔アーム19が(上方
または下方へ)動く〕 f.アーム昇降駆動源63 OFF〔アーム昇降動作停
止〕 g.エアーシリンダ96 ON〔センサアセンブリ89
がRPV1の内壁に密着〕 h.ヘツド駆動源91 ON〔ヘツド20が前記bの動
作と反対方向に走行する〕 i.ヘツド駆動源91 OFF〔ヘツド20の走行停
止〕 j.エアーシリンダ96 OFF〔センサアセンブリ8
9がRPV1の内壁から離れる〕 k.アーム昇降駆動源63 ON〔アーム19が(上方
または下方へ)動く〕 l.アーム昇降駆動源63 OFF m.aに戻る。
【0100】以上述べたように、探傷動作中に重量のあ
る下部マスト18は昇降動作をせず、また比較的重量の
あるアーム19はRPV円周方向の動作をせず、単に軽
量なヘツド20の走行とアーム19の昇降動作のみでヘ
ツド20のスキヤニング動作が行われる。通常アーム1
9の昇降動作は1ピツチ高々10mm程度と小さい値で
あるため、かかる構造としたことによりスキヤニング動
作中、装置に振動が生じることもない。
【0101】キヤリブレーシヨン 探傷中に、探傷器を校正するためにセンサアセンブリ8
9を取り外すことがあるが、図46に示すように、本装
置は上部マスト16および下部マスト18を最も引き上
げた(上昇させた)場合、ヘツド20はRPV主フラン
ジ12のレベルより上部まで上昇させることができる。
【0102】従つて、センサアセンブリ89は、作業員
がRPV主フランジ12の位置から近づいて取り外すこ
とができ、キヤリブレーシヨン作業も容易にできる。
【0103】リングガータ13の据付け位置 通常の定期検査では、1回の定期検査でRPV1の円周
方向360°全面にわたつて探傷することは希であるた
め、リングガータ13を一旦、RPV1に据え付けれ
ば、キヤリツジ14の動作、アーム19のRPV円周方
向動作を用いて充分な探傷範囲をカバーすることができ
る。
【0104】
【発明の効果】本発明は前述したような構成になつてお
り、下記のような効果を有する。
【0105】1)リングガータは小型であり、サービス
フロア内で場所を取らないため運用が容易である。
【0106】2)装置を全て水没させる訳でないため、
キヤリツジ、リングガータの除染が容易である。
【0107】3)オペレータが装置至近で操作するた
め、装置の動作音、動作状態を耳、目で確認することが
でき操作しやすく、万一の緊急時にも装置に接近でき
る。
【0108】4)シユラウドが真円からずれていても、
マストをRPV半径方向に移動させることができるた
め、マストとシユラウドの干渉を避けることができる。
【0109】5)マストの下端を固定するため、地震時
においてマストの下端が揺れることがなく安全であり、
探傷時の操作重量が軽いため、装置に振動が生じる可能
性が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る圧力容器検査装置の一部
を切欠した斜視図である。
【図2】リングガータの平面図である。
【図3】リングガータの一部拡大平面図である。
【図4】リングガータの側面図である。
【図5】図2A−A線上の断面図である。
【図6】図2B−B線視図である。
【図7】リングガータとスタツドボルトとの関係を示す
断面図である。
【図8】RPV主フランジとリングガータとの係合を示
す断面図である。
【図9】キヤリツジを搭載したリングガータの平面図で
ある。
【図10】キヤリツジを搭載したリングガータの側面図
である。
【図11】図9A−A線視図である。
【図12】図9B−B線視図である。
【図13】図9C−C線視図である。
【図14】キヤリツジの動作を示す図である。
【図15】スライドテーブルを搭載したキヤリツジの一
部平面図である。
【図16】スライドテーブルを搭載したキヤリツジの一
部側面図である。
【図17】スライドテーブルの動作を示す図である。
【図18】ガイド筒の平面図である。
【図19】ガイド筒の側面図である。
【図20】図18A−A線拡大視図である。
【図21】図18B−B線拡大視図である。
【図22】上部マストと下部マストとの関係を示す一部
を断面にした側面図である。
【図23】図22A−A線視図である。
【図24】図22B−B線視図である。
【図25】外側から視た下部マストの側面図である。
【図26】RPV円周方向から視た下部マストの側面図
である。
【図27】内側から視た下部マストの側面図である。
【図28】アーム昇降カートの一部を断面した拡大平面
図である。
【図29】アーム昇降カートの一部を断面した拡大側面
図である。
【図30】上部マスト、下部マストの動作を示す図であ
る。
【図31】下部マストとアームとの係合を示す平面図で
ある。
【図32】図31A−A線視図である。
【図33】図32A−A線視図である。
【図34】下部マストとアームとの係合を示す一部を切
欠した拡大平面図である。
【図35】アームの動作を示す図である。
【図36】ヘツドの拡大側面図である。
【図37】図36A−A線上断面図である。
【図38】図36B−B線上断面図である。
【図39】図36C−C線上断面図である。
【図40】ヘツド、アームの動作を示す図である。
【図41】ヘツド、アームの動作を示す図である。
【図42】ヘツドアツセンブリの取り付け状態を示す側
面図である。
【図43】ヘツドアツセンブリの動作を示す図である。
【図44】アーム、ヘツド、下部マストをRPV内に挿
入する状態を示す図である。
【図45】アーム、ヘツド、下部マストが上部シユラウ
ド近傍を通過する状態を示す平面図である。
【図46】キヤリブレーシヨンのときの状態を示す一部
側面図である。
【図47】RPV、生体遮蔽体、保温材の配置状態を示
す断面図である。
【図48】図47A部の拡大断面図である。
【図49】炉内の構造を示す断面図である。
【図50】図49B−B線上断面図である。
【図51】図50のC部拡大平面図である。
【図52】従来提案された圧力容器検査装置の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 RPV 12 RPV主フランジ 13 リングガータ 14 キヤリツジ 16 上部マスト 18 下部マスト 19 アーム 20 ヘツド 28 スタツドボルト 32 スライドテーブル 40 キヤリツジ移動用ラツク 42 スタツドボルト貫通孔 43 キヤリツジ駆動源 44 キヤリツジ移動用ピニオン 45 リニアウエイレール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳永 克己 福井県敦賀市明神町1番地 日本原子力 発電株式会社敦賀発電所内 (72)発明者 青木 孝行 福井県敦賀市明神町1番地 日本原子力 発電株式会社敦賀発電所内 (72)発明者 番場 美津夫 東京都千代田区大手町1丁目6番1号 日本原子力発電株式会社内 (72)発明者 紅林 誠 福井県敦賀市明神町1番地 日本原子力 発電株式会社敦賀発電所内 (72)発明者 佐々木 典 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (56)参考文献 特開 平4−12267(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器の上下方向に沿って移動する伸
    縮可能なマストと、 このマストに係合してマストの上下方向および圧力容器
    の壁面に沿って円周方向に移動する円弧状のアームと、 このアームに係合して、センサアセンブリを有し、圧力
    容器の壁面に沿って円周方向に移動するヘツドとを備え
    て圧力容器を内面から検査する圧力容器検査装置におい
    て、 前記アームに設けられたアーム駆動用ラックとヘッド走
    行用ラックと、 このアームに支持されたアーム駆動用電動機と、 このアーム駆動用電動機に連結されて前記アーム駆動用
    ラックとかみ合うアーム駆動用ピニオンと、 前記ヘッドに支持されたヘッド駆動用電動機と、 このヘッド駆動用電動機に連結されて前記ヘッド走行用
    ラックとかみ合うヘッド走行用ピニオンとを備え、 前記ヘッドが前記マストならびにアームの位置関係に係
    わらずアーム上を走行する ことを特徴とする圧力容器検
    査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧力容器検査装置におい
    て、前記ヘッドのセンサアセンブリを圧力容器の壁面に
    押し付ける押し付け手段がヘッドに設けられていること
    を特徴とする圧力容器検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の圧力容器検査装
    置において、前記センサアセンブリを回転する回転機構
    が前記ヘッドに設けられていることを特徴とする圧力容
    器検査装置。
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