JP3152452B2 - 水素ガス排出装置 - Google Patents

水素ガス排出装置

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JP3152452B2 JP15715491A JP15715491A JP3152452B2 JP 3152452 B2 JP3152452 B2 JP 3152452B2 JP 15715491 A JP15715491 A JP 15715491A JP 15715491 A JP15715491 A JP 15715491A JP 3152452 B2 JP3152452 B2 JP 3152452B2
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hydrogen discharge
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正美 間々田
浩志 栗田
雅裕 古川
稔 尾城
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸収式冷凍機などの機内
に発生する水素ガスを外部へ排出する水素ガス排出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭64−8174号公報には
吸収冷温水機の機内に発生した不凝縮ガスを貯えるガス
貯蔵室に水素透過装置を接続した吸収冷温水機が開示さ
れている。上記水素透過装置はガス貯蔵室から不凝縮ガ
スが流入する容器と、この容器に設けられて不凝縮ガス
中の水素を透過させて放出する水素放出管と、この水素
放出管の近傍に設けられて水素放出管を加熱するヒータ
とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、例えば鉄またはステンレスで作製されている容器と
パラジウム、又はパラジウム合金で作製されている水素
放出管との接合部が銀ろう、又は銅マンガンろうにて接
合されており、且つ該ろうは、前記接合部の隙間にも入
り込み容器の気密性を保つ役割を果していた。前記隙間
に入り込んだろうは使用時の加熱によって、更に酸化が
進み、ろうが脆くなり、その影響で水素放出管自体も亀
裂、脱落が生じ気密性が保てなくなっていた。すなわち
装置の耐久性が劣るという問題があった。更に前記ろう
付時の熱の伝導によって水素放出管の結晶粒間に不純物
が拡散浸入し、装置排出能力の低下が生じていた。又、
より耐久性の良いとされる、パラジウム合金(Ag−P
d)のろう付は極めて困難であり、従来排出装置への使
用は不可能に近い。
【0004】本発明は水素ガス排出装置の耐久性の向上
及び点検作業の簡略化を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、一端をフレア加工し、他端を封止し加熱に
よって水素ガスを透過する水素放出管1と、フレアナッ
ト4と、水素放出管1の周囲に設けられたヒータ11と
を備えた水素ガス排出装置を提供し、耐久性の向上及び
点検作業の簡略化を図るものである。
【0006】又、U字状に形成し、両端開口をフレア加
工し加熱によって水素ガスを透過する水素放出管14
と、フレアナット4と、水素放出管14の周囲に設けら
れたヒータ20とを備えた水素ガス排出装置を提供し、
耐久性の向上及び点検作業の簡略化を図るものである。
【0007】
【作用】水素放出管1の一端のフレア加工部とフレアナ
ット4によって水素放出管1を容易にサービスバルブに
取付けることができると共に水素放出管1の取付部の気
密性を向上することができ、又、銀ろうなどによるろう
付けを行わないで取付けを行うことができるので、水素
放出管の耐久性が向上し、水素放出管1を長期間にわた
って使用することが可能になる。又、ヒータ11を取外
すことによって、外部から容易に水素放出管1の状態を
確認することができ、点検作業の簡略化を図ることが可
能になる。
【0008】更に、U字状の水素放出管14をフレア1
5,16とフレアナット4を利用して取付けることによ
って水素放出管1に封止端を形成する必要がなくなり、
水素放出管14の加工性が向上し、かつ、水素ガスの透
過面積が増え、水素ガスの排出量を増やすことが可能に
なる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0010】図1において、1は水素ガスを透過できる
金属材料、例えばパラジウム或いはパラジウム合金(2
5%の銀を含む)で作製された水素放出管である。水素
放出管1の一端にはフレア加工によってフレア2が形成
されている。そして、フレア2は2重に形成されてい
る。又、水素放出管1の他端には例えばヘラ絞りとTi
g溶接によって封止端3が形成されている。
【0011】4はフレアナット、5はユニオン部5Aを
備えたサービスバルブであり、水素放出管1はフレアナ
ット4によってユニオン部5Aに取付けられる。ここ
で、6はサービスバルブ5のシャフト、7はシャフトの
先端に取付けられた弁、8は弁座、9はO(オー)リン
グであり、サービスバルブ5は不凝縮ガスタンク10の
例えば側壁に取付けられている。又、不凝縮ガスタンク
10は例えば吸収式冷凍機(図示せず)の抽気装置(図
示せず)に配管接続されている。
【0012】11はパイプ型のヒータであり、このヒー
タ11のほぼ中央を水素放出管1が貫通している。そし
て、ヒータ11は水素放出管1の周囲に間隔を存して設
けられている。又、ヒータ11の下端はフレアナット4
に支持されている。12はヒータ11のリード線であ
り、このリード線は交流電源13に接続されている。
【0013】吸収式冷凍機の例えば運転時、ヒータ11
は通電され発熱する。水素放出管1はヒータ11によっ
て加熱され、温度は例えば300℃から350℃にな
る。このため、不凝縮ガスタンク10からサービスバル
ブ5を経て水素放出管1に流れて来た水素ガスは水素放
出管1を透過して外部へ放出される。
【0014】上記実施例によれば、フレア2と封止端3
とを備えた水素放出管1のフレア2をフレアナット4に
よってサービスバルブ5のユニオン部5Aに締付けて取
付けているので、水素放出管1の取付部の気密性を向上
することができ、従来のように銀ろう等で接合すること
なく、容易に水素放出管1を取付けることができる。銀
ろう又は銅マンガンろうなどを水素放出管の取付けに用
いていないため、水素放出管1の亀裂及び脱落を回避す
ることができ、水素放出管1を長期間にわたって使用す
ることができる。又、ろう付を用いる必要がないので、
水素放出管1に耐久性が良いパラジウム合金製の管を使
用することができ、水素放出管1を一層長期間にわたっ
て使用することができる。又、フレア2を2重に形成す
ることによって強度が向上し、フレアナット4で締付け
た場合にもフレア2に亀裂が発生することを回避でき、
又、締付けによるフレア2のつぶれによって水素放出管
1の取付部の気密性を一層向上することができる。
【0015】更に、水素放出管1の取付けにろう付けを
使用しないので、取付作業の大幅な簡略化を図ることが
できる。又、水素放出管1の点検時にはヒータ11を外
すことによって水素放出管1の状態を確認することがで
き、点検作業の簡略化を図ることができる。
【0016】上記実施例において、水素放出管1をサー
ビスバルブ5を介して不凝縮ガスタンク10に取付けた
が、不凝縮ガスタンク10にフレアナットの取付部を設
け、水素放出管1を直接不凝縮ガスタンク10に取付け
ても良い。又、水素放出管1の封止端3を例えばプレス
一体成形によって加工しても良い。
【0017】以下、本発明の他の実施例を図2及び図3
に基づいて説明する。尚、図2において、図1と同様の
ものには同じ符号を付け、その詳細な説明は省略する。
【0018】14は例えばパラジウム管を曲げ加工によ
ってU字状に形成した水素放出管であり、この水素放出
管14の両端にはフレア加工によってフレア15,16
が形成されている。17はユニオン部18,19を備え
たサービスバルブであり、水素放出管14はフレアナッ
ト4,4によってユニオン部18,19に取付けられて
いる。
【0019】20は図3に示したように断面がほぼ楕円
形状のパイプ型のヒータであり、ヒータ20を水素放出
管14が貫通している。又、ヒータ20の下端はフレア
ナット4,4に支持されている。
【0020】吸収式冷凍機の運転時には、図1に示した
実施例と同様にヒータ20が発熱する。そして、水素放
出管14が加熱され、不凝縮ガスタンク10から水素放
出管14に流れて来た水素ガスは水素放出管14を透過
して外部へ放出される。
【0021】上記実施例によれば水素放出管14はU字
状に形成されているため、封止端を形成する必要がなく
加工性を向上することができ、又、水素ガスの透過面積
を増大することができる。又、水素放出管14をフレア
ナット4,4によって容易にサービスバルブ17に取付
けることができ、取付部の気密性を向上することができ
る。更にろう付けを用いていないため、水素放出管14
の亀裂及び脱落を回避することができ、水素放出管14
を長期間にわたって使用することができる。
【0022】又、ヒータ20を外すことによって、水素
放出管14の状態を容易に確認することができ、点検作
業の簡略化を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成された水素ガ
ス排出装置であり、一端にフレア加工を施し他端を封し
た水素放出管と、フレアナットと、水素放出管の周囲に
設けられたヒータとを備えているので、水素放出管を不
凝縮ガスタンク等にフレア加工部を利用して容易に取付
けることができ、又、ろう付等を用いていないため、水
素放出管に亀裂或いは脱落が発生することを回避でき、
水素放出管を長期間にわたって使用することができる。
【0024】又、ろう付けを使用していないので、取付
け作業の大幅な簡略化を図ることができる。更に、ヒー
タを取外すことによって水素放出管の状態を容易に確認
することができ、点検作業の簡略化を図ることもでき
る。
【0025】又、U字状に形成し、両端開口部にフレア
加工を施した水素放出管と、フレアナットと、水素放出
管の周囲に設けられたヒータとを備えているので、フレ
ア加工及び曲げ加工によって容易に形成することがで
き、又、水素放出管のフレア加工部を利用して水素放出
管を容易に取付けることができる。又、ろう付等を用い
ていないため水素放出管を長期間にわたって使用するこ
とができる。
【0026】更に、水素放出管をU字状に形成している
ので、水素ガスの透過面積を増すことができ、水素ガス
の放出量を大幅に増加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水素ガス排出装置の概略構成図である。
【図2】U字状の水素放出管を備えた水素ガス排出装置
の概略構成図である。
【図3】図2のA−A矢視の平面断面図である。
【符号の説明】
1 水素放出管 2 フレア 3 封止端 4 フレアナット 5 サービスバルブ 11 ヒータ 14 水素放出管 15 フレア 16 フレア 20 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾城 稔 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (72)発明者 関口 敏雄 守口市京阪本通2丁目18番地 三洋電機 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−254362(JP,A) 特開 昭63−252905(JP,A) 特公 昭38−16616(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F25B 43/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素放出管をヒータによって加熱し、水
    素ガスを透過して外部に排出する水素ガス排出装置にお
    いて、一端をフレア加工し、他端を封止し加熱によって
    水素ガスを透過する水素放出管と、フレアナットと、
    素放出管の周囲に設けられたヒータとを備えたことを特
    徴とする水素ガス排出装置。
  2. 【請求項2】 水素放出管をヒータによって加熱し、水
    素ガスを透過して外部に排出する水素ガス排出装置にお
    いて、U字状に形成し、両端開口をフレア加工し加熱に
    よって水素ガスを透過する水素放出管と、フレアナット
    と、水素放出管の周囲に設けられたヒータとを備えたこ
    とを特徴とする水素ガス排出装置。
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