JP3152429U - 手袋用挿入体 - Google Patents

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Abstract

【課題】手袋に染み込んだ汗等の不快な臭いが消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保つことができる手袋用挿入体を提供する。【解決手段】手の指が個別に挿入されるグラブ型を有する手袋Aの内部に挿入することができる大きさ及び形状に形成されたステンレス製の板からなる挿入体2の外面全体に、薄膜状の銅被膜3が略均一にコーティングされる。銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用により、手袋Aに付着する雑菌の増殖が抑えら、手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いを消臭することができる。【選択図】図4

Description

例えば競技、作業等に使用された手袋に染み込んだ汗等の不快な臭いを消臭するとともに、清潔且つ衛生的な状態に保つ際に用いられる手袋用挿入体に関する。
従来、前記手袋に染み込んだ汗等の不快な臭いを消臭するものとしては、例えば消臭剤、抗菌剤、殺菌剤等の薬剤を練り込むか、或いは、塗布された特許文献1の汚物処理用手袋と、消臭・抗菌加工された素材を使用した特許文献2のミトン型掃除用手袋がある。
しかし、特許文献1の汚物処理用手袋は、手袋自体に、消臭剤、抗菌剤、殺菌剤を練り込むか塗布しているので、手袋自体の消臭力、抗菌力、殺菌力が低下した場合、手袋自体を、薬剤が塗り込まれるか塗布された未使用の手袋に交換しなければならず、一つの手袋を何回も繰り返し使用することができない。
また、特許文献2のミトン型掃除用手袋も、消臭・抗菌加工された素材を使用しているため、素材自体の消臭力、抗菌力が低下した場合、手袋自体を、消臭・抗菌加工された素材からなる未使用の手袋に交換しなければならず、一つの手袋を何回も繰り返し使用することができない。
特開2000−64108 実用新案登録第3071944
この考案は、手袋に染み込んだ汗等の不快な臭いが消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保つことができる手袋用挿入体の提供を目的とする。
この考案は、手袋内部に挿入される挿入体の外面に銅被膜がコーティングされた手袋用挿入体であることを特徴とする。
この考案の態様として、前記挿入体の一部外面又は外面全体に銅被膜をコーティングすることができる。
また、この考案の態様として、前記挿入体の一部又は全体に、該挿入体の厚み方向に貫通する開口部を複数形成することができる。
また、この考案の態様として、前記挿入体を、前記手袋の内部に対し挿入が許容される大きさ及び形状に形成することができる。
また、この考案の態様として、前記挿入体に、前記手袋に形成された手の指が個別に挿入される複数の指挿入部と対応して、該各指挿入部に対し個別に挿入される複数の指部が形成することができる。
また、この考案の態様として、前記挿入体の全体を、前記手袋の内部に沿って挿入される曲り具合に弾性変位自在に形成することができる。
また、この考案の態様として、前記挿入体の各指部を、前記手袋の各指挿入部に沿って挿入される曲り具合に弾性変位自在に形成することができる。
また、この考案の態様として、前記挿入体の指部先端に、前記手袋に付与される接触抵抗が小さく、且つ、滑らかな曲面形状に形成された挿入案内体を取り付けることができる。
また、この考案の態様として、前記挿入体を、金属又はプラスチックで形成することができる。
前記手袋は、例えばボーリング用の手袋、ゴルフ用の手袋、スキー用の手袋、サッカー用のキーパーグローブ、野球用のグローブ、ボクシング用のグローブ、剣道用の籠手、作業用の手袋等で構成することができる。
つまり、手の指が個別に挿入される5本の指挿入部を有するグラブ型の手袋と、親指が挿入される親指挿入部と残り複数の指が挿入される指群挿入部に分けられたミトン型の手袋に大別することができる。
また、挿入体は、例えばステンレス、スチール、アルミニウム等の金属、或いは、プラスチック、セラミックス、木材等の材質で構成することができる。
実施例では、ステンレス製の板からなる挿入体の外面に銅被膜をコーティングしているので、銅製の板で挿入体を構成するよりも安価である。しかし、銅製の板より安価であれば、ステンレス以外の材質として、スチール、アルミニウム等の金属を用いるか、プラスチック、セラミックス、木材等の材質を用いてもよい。
また、挿入体の外面に銅被膜をコーティングする方法としては、例えば銅を鍍金する鍍金方法、蒸着する蒸着処理、塗布する塗布方法、銅箔を貼り付ける貼着方法等の方法でコーティングすることができる。
なお、挿入体の一部とは、手の指、手の平、手の甲等のいずれか一つ又は複数の部分である。また、挿入体の全体とは、手の指、手の平、手の甲等の全てを含むものである。
この考案によれば、手が抜き取られた手袋の内部に、銅被膜がコーティングされた手袋用挿入体を挿入しておけば、銅被膜の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用により、手袋に付着する雑菌の増殖が抑えられる。また、白癬菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌等の菌が殺菌されるとともに、手袋に染み込んだ汗等の不快な臭いを消臭することができる。
グラブ型の手袋に挿入される手袋用挿入体を示す斜視図。 グラブ型の手袋に挿入される手袋用挿入体を示す正面図。 銅被膜がコーティングされた手袋用挿入体を示す図2のA−A矢視線断面図。 グラブ型の手袋に手袋用挿入体を挿入した状態を示す正面図。 長尺サイズの手袋に手袋用挿入体を挿入した状態を示す正面図。 挿入体の一部外面に銅被膜がコーティングされた手袋用挿入体の他の例を示す正面図。 挿入体の表裏全体に開口部が形成された手袋用挿入体の他の例を示す正面図。 挿入体の指部先端に挿入案内体を取り付けた手袋用挿入体の他の例を示す正面図。 挿入体が弾性変位自在に設けられた手袋用挿入体の他の例を示す正面図。 挿入体の指部が弾性変位自在に設けられた手袋用挿入体の他の例を示す正面図。 挿入体の指部が手の指と酷似する外観形状に形成に形成された手袋用挿入体の他の例を示す正面図。 ミトン型の手袋に挿入される手袋用挿入体の他の例を示す正面図。
図1は、グラブ型の手袋Aに挿入される手袋用挿入体1Aを示す斜視図、図2は、グラブ型の手袋Aに挿入される手袋用挿入体1Aを示す正面図、図3は、銅被膜3がコーティングされた手袋用挿入体1Aを示す図2のA−A矢視線断面図、図4は、グラブ型の手袋に手袋用挿入体1Aを挿入した状態を示す正面図である。
実施例の手袋用挿入体1Aは、手の指が個別に挿入されるグラブ型の手袋Aに挿入され、手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いを消臭するとともに、手袋Aを清潔且つ衛生的な状態に保つ際に用いられる。
手袋用挿入体1Aは、グラブ型を有する手袋Aの内部に対し挿入される大きさ及び形状に形成されたステンレス製の板からなる挿入体2の外面全体に、薄膜状の銅被膜3が略均一にコーティングされたものである。
挿入体2は、1枚以上の金属板を切り取ることが可能な大きさ及び形状に形成されたステンレス製の板を、図示しない打ち抜き機で打ち抜くか、或いは、レーザー切断機で切断する等して、グラブ型を有する手袋Aの内部に対し挿入が許容される大きさ及び形状に形成されている(図4参照)。
なお、挿入体2は、大人用、女性用、子供用の手袋Aに対応して、該手袋Aの内部に対し挿入が許容されるサイズ(大きさ、形状、長さ、幅、厚み等)に形成されている。
挿入体2の中央部2aは、グラブ型を有する手袋Aの手の平或いは手の甲と対応する大きさ及び形状に形成されている。また、挿入体2の先端は、手袋Aの親指挿入部Abと、人差し指挿入部Acと、中指挿入部Adと、薬指挿入部Aeと、小指挿入部Afとに対応して、親指部2bと、人差し指部2cと、中指部2dと、薬指部2eと、小指部2fとに5分割されている。
挿入体2の表裏両面を含む外面全体には、図示しない鍍金装置を用いて銅を鍍金するか、或いは、蒸着装置を用いて銅を蒸着させる等して、図3の(a)に示すように、挿入体2の外面全体に対して薄膜状の銅被膜3が略均一にコーティングされている。
また、図3の(b)に示すように、挿入体2の表面或いは裏面の一方の面に対して薄膜状の銅被膜3を略均一にコーティングしてもよい。なお、銅被膜3は、抗菌作用、殺菌作用、消臭作用を発揮するのに十分な厚みに形成されている。
実施例において、挿入体2の厚みは、1mm〜1.5mmの範囲に含まれる厚みに形成されているが、例えば1mm以下又は1.5mm以上の厚みに変更してもよい。
挿入体2の指部2b,2c,2d,2e,2fは、グラブ型の手袋Aに形成された親指挿入部Abと、人差し指挿入部Acと、中指挿入部Adと、薬指挿入部Aeと、小指挿入部Afとに対し個別に挿入が許容される大きさ、形状、長さ、幅、厚みに形成されている。
指部2b〜2fは、指の根元側から指先側に向けて徐々に幅狭となる形状に形成されている。また、指部2b〜2fの先端は、正面から見て滑らかな半円形状に形成されている。これにより、手袋Aの挿入部Ab,Ac,Ad,Ae,Afに対する挿入及び抜き取りが容易に行える。
また、挿入体2の後端には、牽引紐5の一端に連結された連結金具6を取り付けるための孔部2eが形成されている。一方、牽引紐5の他端には、長尺サイズの手袋Aの開口側周縁部に引っ掛けるためのフック7が取り付けられている。
なお、牽引紐5の代わりに、例えば撚り紐、チェーン、ワイヤー、ベルト、テープ、コード等の柔軟性を有する紐状物を用いてもよい。
図示実施例は前記の如く構成するものにして、以下、手袋用挿入体1Aの使用例を説明する。
手袋Aの使用後において、手が抜き取られたグラブ型を有する手袋Aの内部に、グラブ型手袋用の手袋用挿入体1Aを挿入する。実施例では、牽引紐5が取り外された挿入体2を手袋Aに挿入するが、牽引紐5が取り付けられた挿入体2を手袋Aに挿入してもよい。
つまり、手袋Aの親指挿入部Abと、人差し指挿入部Acと、中指挿入部Adと、薬指挿入部Aeと、小指挿入部Afとに、手袋用挿入体1Aの親指部2bと、人差し指部2cと、中指部2dと、薬指部2eと、小指部2fとが個別に挿入される。
手が抜き取られた手袋Aの内部に、銅被膜3がコーティングされた手袋用挿入体1Aを挿入しておけば、銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用により、手袋Aに付着する雑菌の増殖が抑えられる。また、白癬菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌等の菌が殺菌され、手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いが消臭されるので、清潔且つ衛生的な状態に保つことができる。
また、ステンレス製の板からなる挿入体2の外面全体に銅被膜3を略均一にコーティングするので、銅製の板からなる挿入体2に銅被膜3をコーティングするよりもコストが安く、安価に製造及び販売することができる。
また、手が抜き取られた手袋Aの内部に、該手袋Aと対応する大きさ及び形状に形成された手型の手袋用挿入体を挿入しておけば、手袋A全体が人の手と対応する形状に保持されるので、手袋Aの指を挿入する挿入部Ab〜Afが捩れるか、折れ曲がるのを防止することができる。これにより、手袋Aを装着する際に、手袋Aの内部に対し手及び指をスムースに挿入することができる。
また、手袋用挿入体1Aを表裏反転すれば、左用手袋A或いは右用手袋Aのどちらにも挿入することができる。つまり、1枚の手袋用挿入体1Aを左用及び右用として兼用することができるので、右用及び左用の手袋用挿入体1Aを製作する必要がなく、製作コストの低減を図ることができる。
また、腕の肘或いは上腕が覆われる程の長尺サイズに形成された手袋Aに手袋用挿入体1Aを挿入する場合、手が抜き取られた手袋Aの内部に手袋用挿入体1Aを挿入した際に、手袋Aの開口側周縁部にフック7を引っ掛けておく(図5参照)。
これにより、長尺サイズの手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いが消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保つことができる。また、長尺サイズの手袋Aを使用する際に、手袋Aの開口側周縁部に引っ掛けられたフック7を手で把持して引き抜けば、手袋Aに挿入された手袋用挿入体1Aを簡単且つ容易に抜き取ることができる。
図6は、前記挿入体2の一部外面に銅被膜3がコーティングされた手袋用挿入体1Aの他の例を示す正面図である。
図6の(c)示す手袋用挿入体1Aは、手袋Aの手の平部Aaと対応する挿入体2の中央部2aの外面に銅被膜3をコーティングされている。また、図6の(d)に示す手袋用挿入体1Aは、挿入体2の親指部2b、人差し指部2c、中指部2d、薬指部2e、小指部2fの外面に銅被膜3がコーティングされている。
つまり、手が抜き取られた手袋Aの内部に、図6の(c)又は(d)に示す銅被膜3がコーティングされた手袋用挿入体1Aを挿入しておけば、挿入体2の中央部2a或いは指部2b〜2fにコーティングされた銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用により、手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いが消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保たれるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
なお、図6に示す手袋用挿入体1Aの構成は、後述する手袋用挿入体1Bにも適用することができる。つまり、ミトン型を有する挿入体2の一部外面に銅被膜3をコーティングすれば、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図7は、挿入体2の表裏全体に開口部4が複数形成された手袋用挿入体1Aの他の例を示す正面図である。
開口部4は、挿入体2の厚み方向に貫通して形成されており、手袋Aの手の平部に相当する挿入体2の中央部2a、親指部2b、人差し指部2c、中指部2d、薬指部2e、小指部2fに配置されている。
つまり、手袋Aに挿入された挿入体2の開口部4…を通して、挿入体2の表側及び裏側に存在する空気或いは雰囲気が効率よく通気されるので、手袋Aの抗菌、殺菌、消臭に要する処理時間を短縮することができる。また、汗や湿気等の水分も効率よく通気されるので、雑菌や異臭等が発生するのを防止することができる。また、開口部4の通気が妨げられる心配がなく、通気性が安定して得られる。
また、開口部4…の開口面積が、該開口部4…を除いた挿入体2の残り部分の面積より大きくても、挿入体2の残り部分にコーティングされた銅被膜3により前記実施例と略同等の作用及び効果が得られる。
これにより、挿入体2及び銅被膜3の使用量が少なくて済み、製造時のコストが低減されるため、安価に製造及び販売することができる。また、開口部4の開口面積が大きくなるほど、手袋用挿入体1Aの重量が軽くなるので、軽量化が図れるとともに、取り扱い性が向上する。
なお、開口部4を、挿入体2の中央部2a、親指部2b、人差し指部2c、中指部2d、薬指部2e、小指部2fのいずれか一つの部分或いは複数の部分に形成してもよい。
また、図7に示す手袋用挿入体1Aの構成は、後述する手袋用挿入体1Bにも適用することができる。つまり、ミトン型を有する挿入体2の表裏全体に開口部4を複数形成すれば、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図8は、挿入体2の指部2b〜2fの先端に、手袋Aに付与される接触抵抗が小さく滑らかな曲面形状に形成された挿入案内体8を取り付けた手袋用挿入体1Aの他の例を示す正面図である。
挿入案内体8は、手袋Aに付与される接触抵抗が小さいプラスチック(例えばポリエステル、ABS樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリル、ポリカーボネイト、ポリアセタール等)を用いて、人の手の指先と酷似する外観形状に形成されている。
先ず、手が抜き取られたグラブ型を有する手袋Aの内部に、グラブ型手袋用の手袋用挿入体1Aを挿入する際、挿入体2の指部2b〜2fに取り付けられた挿入案内体8によって、手袋Aの挿入部Ab〜Afが外側に向けて押し広げられる。
また、手袋Aの挿入部Ab〜Afと、挿入体2の指部2b〜2fとの間に生じる接触抵抗が軽減されるので、手袋Aの挿入部Ab〜Afに対し挿入体2の指部2b〜2fをスムースに挿入することができる。
また、手袋Aの挿入部Ab〜Afが、挿入案内体8によって手の指先と対応する形状に保持されるだけでなく、手袋Aの挿入部Ab〜Afと、挿入体2の指部2b〜2fとの間に、挿入案内体8の厚みに相当する隙間が形成される。
これにより、手袋A内部の通気性が向上し、挿入体2にコーティングされた銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用により、手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いが短い時間で消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保たれるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
なお、手袋Aに付与される接触抵抗が小さければ、例えばセラミックス、カーボン、グラスファイバー、ガラス等のプラスチック以外の材質で挿入案内体8を形成してもよい。また、指部2b〜2fの先端を、挿入案内体8と酷似する大きさ及び形状に形成してもよい。
また、図8に示す手袋用挿入体1Aの構成は、後述する手袋用挿入体1Bにも適用することができる。つまり、前記挿入体2の親指部2b及び複数指部2iの先端に、該先端が覆われる大きさ及び形状に形成された図示しない挿入案内体を取り付ければ、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図9は、ミトン型の手袋Bに挿入される挿入体2が厚み方向に対し弾性変位自在に設けられた手袋用挿入体1Aの他の例を示す斜視図である。
挿入体2の中央部2a及び指部2b〜2fは、厚み方向に対し弾性変化が許容される板厚及び剛性に形成されている。
つまり、図9の(e)に示すボクシング用のグローブからなる手袋B、或いは、図9の(f)に示す剣道用の籠手からなる手袋Bの内部に、手袋用挿入体1Aを挿入する際、挿入体2の中央部2a及び指部2b〜2fが、手袋Bの親指挿入部Bb及び複数指挿入部Bcに沿って指部2b〜2fが挿入される方向及び角度、曲り具合に弾性変位する。
これにより、手袋Bの親指挿入部Bb及び複数指挿入部Bcが曲がっていても、親指挿入部Bb及び複数指挿入部Bcの指先まで挿入体2の指部2b〜2fがスムースに挿入される。
また、挿入体2にコーティングされた銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用によって、手袋Bに染み込んだ汗等の不快な臭いが消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保たれるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
手に手袋Bを装着する際に、手袋Bに挿入された手袋用挿入体1Aを抜き取れば、挿入体2に蓄積された復元力によって、挿入体2の中央部2a及び指部2b〜2fが挿入前の平坦な状態に弾性復帰する。
なお、挿入体2の中央部2a及び指部2b〜2fのいずれか一方を、厚み方向に対し弾性変化が許容される板厚及び剛性に形成してもよい。
また、手袋用挿入体1Aの挿入体2を、可撓性或いは柔軟性を有するプラスチック製の板で構成してもよい。
また、図9に示す手袋用挿入体1Aの構成は、後述する手袋用挿入体1Bにも適用することができる。つまり、挿入体2の中央部2a及び/又は指部2b,2iを厚み方向に対し弾性変位自在に形成すれば、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図10は、挿入体2の指部2b〜2fが、手袋Aの挿入部Ab〜Afに沿って指部2b〜2fが挿入される方向及び角度、曲り具合に弾性変位自在に設けられた手袋用挿入体1Aの他の例を示す正面図である。
指部2b〜2fの根元と指先との間は、柔軟性を有するステンレス製のコイルスプリング9で連結されている。また、コイルスプリング9の外面には、薄膜状の銅被膜3が略均一にコーティングされている。
つまり、手が抜き取られた手袋Aの内部に手袋用挿入体1Aを挿入する際、挿入体2の指部2b〜2fに取り付けられたコイルスプリング9が、手袋Aの挿入部Ab〜Afに沿って指部2b〜2fが挿入される方向及び角度、曲り具合に弾性変位する。
これにより、手袋Aの挿入部Ab〜Afが折れ曲がっていても、挿入部Ab〜Afの指先まで挿入体2の指部2b〜2fがスムースに挿入される。
また、挿入体2及びコイルスプリング9にコーティングされた銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用によって、手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いが短い時間で消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保たれるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
手に手袋Aを装着する際に、手袋Aに挿入された手袋用挿入体1Aを抜き取れば、コイルスプリング9に蓄積された復元力によって、挿入体2の指部2b〜2fが挿入前の真っ直ぐな状態に弾性復帰する。
なお、図10に示す手袋用挿入体1Aの構成は、後述する手袋用挿入体1Bにも適用することができる。つまり、親指部2b及び/又は複数指部2iの根元と指先との間にコイルスプリング9を連結すれば、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
また、コイルスプリング9の代わりに、金属製或いはプラスチック製の板バネを用いてもよい。
図11は、挿入体2の指部2b〜2fが手の指と酷似する外観形状に形成に形成された手袋用挿入体1Aの他の例を示す正面図である。
指部2b〜2fは、指部2b〜2fの両側縁部に連設された一対の辺部2hを表面側或いは裏面側へ折り曲げて中空断面形状に形成されている。また、指部2b〜2fの先端は、該先端から見て滑らかな半球形状に形成されている。
先ず、手が抜き取られたグラブ型を有する手袋Aの内部に、グラブ型手袋用の手袋用挿入体1Aを挿入する際、挿入体2の指部2b〜2fによって、手袋Aの挿入部Ab〜Afが外側に向けて押し広げられるので、手袋Aの挿入部Ab〜Afに対し挿入体2の指部2b〜2fをスムースに挿入することができる。
また、手袋Aの挿入部Ab〜Afが、挿入体2の指部2b〜2fによって人の手の指先と対応する形状に保持されるだけでなく、挿入部Ab〜Afの内部に沿って円筒形状の空間が長手方向に形成される。
これにより、特に挿入部Ab〜Afの通気性が向上し、指部2b〜2fを含む挿入体2にコーティングされた銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用により、手袋Aに染み込んだ汗等の不快な臭いが短い時間で消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保たれるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
なお、図11に示す手袋用挿入体1Aの構成は、後述する手袋用挿入体1Bにも適用することができる。つまり、手袋用挿入体1Bの挿入体2の親指部2b及び複数指部2iを中空断面形状に形成すれば、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
図12は、ミトン型の手袋Bに挿入される手袋用挿入体1Bの他の例を示す正面図である。
本実施例の手袋用挿入体1Bは、ミトン型を有する手袋Bの内部に対し挿入が許容される大きさ及び形状に形成されたステンレス製の板からなる挿入体2の外面全体に、薄膜状の銅被膜3が略均一にコーティングされたものである。
挿入体2の中央部2aは、ミトン型を有する手袋Bの手の平部Baと対応する大きさ及び形状に形成されている。また、挿入体2の先端は、後述する手袋Bの親指挿入部Bbに挿入される親指部2bと、手袋Bの複数指挿入部Bcに挿入される複数指部2iとに2分割されている。
なお、ミトン型を有する手袋Bは、手の親指のみが挿入される親指挿入部Bbと、残り4本の指が一緒に挿入される複数指挿入部Bcとに分けられている。
先ず、手が抜き取られたミトン型を有する手袋Bの内部に、ミトン型手袋用の手袋用挿入体1Bを挿入する。つまり、手袋Bの親指挿入部Bbに挿入体2の親指部2bを挿入する。また、手袋Bの複数指挿入部Bcに挿入体2の複数指部2iを挿入する。
これにより、挿入体2にコーティングされた銅被膜3の抗菌作用、殺菌作用、消臭作用により、手袋Bに染み込んだ汗等の不快な臭いが消臭されるとともに、清潔且つ衛生的な状態に保たれるので、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
また、ミトン型手袋用の手袋用挿入体1Bの代わりに、ミトン型を有する手袋Bの内部に対し前記実施例のグラブ型手袋用の手袋用挿入体1Aを挿入してもよい。
この考案の構成と、前記実施形態との対応において、
この考案の手袋は、グラブ型の手袋Aと、ミトン型の手袋Bとに対応するも、
この考案は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
なお、実施例の挿入体2を、銅製の板で構成してもよく、前記実施例と略同等の作用及び効果を奏することができる。
A,B…手袋
Aa,Ba…手の平部
Ab,Bb…親指挿入部
Ac…人差し指挿入部
Ad…中指挿入部
Ae…薬指挿入部
Af…小指挿入部
Bc…複数指挿入部
1A,1B…手袋用挿入体
2…挿入体
2a…中央部
2b…親指部
2c…人差し指部
2d…中指部
2e…薬指部
2f…小指部
2g…孔部
2h…辺部
2i…複数指部
3…銅被膜
4…開口部
5…牽引紐
6…連結金具
7…フック
8…挿入案内体
9…コイルスプリング

Claims (9)

  1. 手袋内部に挿入される挿入体の外面に銅被膜がコーティングされた
    手袋用挿入体。
  2. 前記挿入体の一部外面又は外面全体に銅被膜がコーティングされた
    請求項1に記載の手袋用挿入体。
  3. 前記挿入体の一部又は全体に、該挿入体の厚み方向に貫通する開口部が複数形成された
    請求項1又は2に記載の手袋用挿入体。
  4. 前記挿入体が、前記手袋の内部に対し挿入が許容される大きさ及び形状に形成された
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の手袋用挿入体。
  5. 前記挿入体に、前記手袋に形成された手の指が個別に挿入される複数の指挿入部と対応して、該各指挿入部に対し個別に挿入される複数の指部が形成された
    請求項1〜4のいずれか一つに記載の手袋用挿入体。
  6. 前記挿入体の全体が、前記手袋の内部に沿って挿入される曲り具合に弾性変位自在に形成された
    請求項1〜5のいずれか一つに記載の手袋用挿入体。
  7. 前記挿入体の各指部が、前記手袋の各指挿入部に沿って挿入される曲り具合に弾性変位自在に形成された
    請求項5に記載の手袋用挿入体。
  8. 前記挿入体の指部先端に、前記手袋に付与される接触抵抗が小さく、且つ、滑らかな曲面形状に形成された挿入案内体を取り付けた
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の手袋用挿入体。
  9. 前記挿入体が、金属又はプラスチックで形成された
    請求項1〜8のいずれか一つに記載の手袋用挿入体。
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