JP6914463B1 - ウイルス感染防止ハンドカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の掌に添った状態でワンタッチで挿脱することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバーを提供する。【解決手段】使用者の掌に添った状態でワンタッチで挿脱することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバー10であって、該ウイルス感染防止用ハンドカバー10は、平面であって掌状に模られる手の平部20と、其の手の平部20の一方側に形成される袋状の親指挿入部21と、先方側に形成される袋状の四指挿入部22と、で形成されて成り、該親指挿入部21の縁部内側23と四指挿入部22の縁部内側23には、手の指のPIP関節部36が引っ掛かる指抜け防止手段25を備えて成ると共に、該親指挿入部21と四指挿入部22の対向側の手の平部20の一端が自由端形状24に形成されて成る。【選択図】図1

Description

本発明は、ウイルスの間接的な接触感染を防止することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバーに関する。
近来発生したSARSウイルスやMERSウイルスに続いて、2020年に発生した新型コロナウイルスの感染拡大要因としては、「三つの密」密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、密集場所(多くの人が密集している)、密接場面(互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる)によって感染する飛沫感染や、3時間程度は室内の空気中をエアロゾルとともに漂い続けて感染力を持ち続けるエアロゾル感染(マイクロ飛沫感染)や、電車やバスのつり革、ドアノブ、椅子、デスク、トイレ設備品、エレベーターやの電気機器のスイッチなどに不特定多数の人が接触することで間接的に感染経路が拡大することが確認されている。
上記における有効な感染予防対策としては、日常生活の中で人混みや近距離での会話を避けること、多数の人が集まる室内において大きな声を出して歌うことや密接した状況で呼気が激しくなるような言動や行動を避けること、石けんやアルコール消毒液を使ってこまめに手洗いを励行すること、マスクを着用して自己への感染を回避すると共に、咳エチケットにより飛沫を飛ばさないようにして他人に感染させないようにすること、室内の換気をこまめに行うこと、などがウイルス感染予防対策を行う上で重要な要素とされている。
しかしながら、PCR検査等によって判明する新規陽性感染者数に対する感染経路不明者の割合は50%以上を占めてきており、未だにその感染経路の実態が把握されていないのが実情であり、2020年の時点で有効な抗体ワクチンが開発されていないことも相まって、今や新型コロナウイルスの猛威は留まることなくパンデミックに感染の拡大の一途をたどっている。
上記における問題を解決するために、例えば、布および肌に付着する素材を用い、親指先部端部と他の4本をまとめた先端部をそれぞれ包む構造から成り、マジックテープ(登録商標)ハンド等で手首に固定する手段を採用した「必要な力を軽減するための介護用手袋」(特許文献1)が提案されている。
しかしながら、係る「必要な力を軽減するための介護用手袋」の提案は、手袋であることによって、使用者の掌に添った状態で手袋の掌部を人の掌部に添うようにする装着維持手段が、4本の指ならびに親指を入れる其々包み部と手首部に装着されるマジックテープ(登録商標)ハンドによって構成されるもので、該介護用手袋の手首部にマジックテープ(登録商標)ハンドが形成されることによって、使用時の脱着作業において手間暇がかかると共に、製造段階において連続的に成型加工ならびに大量生産することができない形状で形成されている。
また、不特定多数の手が触れる公共交通機関車内の吊り革等に触れる状況で、不快感を催す事の無い様に簡単に装着でき、気温が高い時でも蒸れによる不快感を催さず、取外し時には吊り革等との接触面に触れずに折り畳み、廃棄できる「吊り革等使用時の衛生用品」(特許文献2)が提案されている。
しかしながら、係る「吊り革等使用時の衛生用品」は、手段を採用した衛生用品であって、該衛生用品は、親指部が露出していることでウイルス感染防止効果が完全に達成されないもので、さらに吊り革を利用する状態に特化される提案であると共に、折り畳み部が形成されることによって製造段階において連続的に成型加工ならびに大量生産することができない形状で形成されている。
また、手袋の掌及び指先の部分を残し、掌の背面部分を取り除いた形をした手の指スリッパであって、使用者の掌に添った状態で手の指スリッパの掌部を人の掌部に添うようした「手の指スリッパ」(特許文献3)が提案されている。
しかしながら、係る「手の指スリッパ」の提案は、指が差し込まれる袋が人の指先部までしか挿入できない形状であることと、対向側の手の平部の一端が自由端形状で形成されていることによって、手の指スリッパが人の掌部に添うように維持することができないと共に、物品を掴もうとした時に手の指を維持する構造が指先のみとなることで人の掌内での装着状態が安定して維持されない形状で形成されている。
また、指の甲側部分及び指の手のひら側部分を覆うとともに、これら両部分にて指の挿入口が形成された指袋部と、手のひら側部分に繋がり手の平部を覆う手の平部と指袋部又は手の平部に取付けられた連結部とを備え手の甲部が開放されて成る「携帯ミトン」(特許文献4)が提案されている。
しかしながら、係る「携帯ミトン」の提案は、連結部が手のひら側部分に形成されることによって、他人が手で触れた場所を直接触れなくて済むよう片手での付け外しが容易に行えるようにして再利用することを目的として形成されるものであることから、所定枚数重ね合わせて折り畳むことができない形状を有するものであって、さらにポケットティッシュ袋ならびにティッシュボックスに収納して使い捨て利用することができる利便性を備えて形成されているものではない。
本出願人は、現在蔓延している新型コロナウイルスの感染経路不明者における感染要因として、不特定多数の人が大型施設のラバトリーブースのドアノブならびに水洗機器の操作レバー等に接触することで間接的に接触感染が発生する可能性に着目し、それらの要因を解決すべき、ウイルスの間接的な接触感染を防止することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバーを開発し、本発明における「ウイルス感染防止用ハンドカバー」の提案に至るものである。
特開2009−46791号公報 実用新案登録第3213199号公報 実公昭63−115017号公報 実用新案登録第3228016号公報
本発明は上記問題点を鑑み、ウイルスの間接的な接触感染を防止することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバーの提供を図ることを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされるもので、本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバーは、ウイルスの間接的な接触感染を防止することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバーであって、前記ウイルス感染防止用ハンドカバーは、平面であって掌状に模られる手の平部と、其の手の平部の一方側に形成される袋状の親指挿入部と、先方側に形成される袋状の四指挿入部が形成されて成り、該親指挿入部の縁部内側と四指挿入部の縁部内側には、手の指のPIP関節部が引っ掛かる指抜け防止手段を備えて成ると共に、該親指挿入部と四指挿入部の対向側の手の平部の一端が自由端形状に形成されて成る手段を採る。
本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバーによれば、手の平部と、其の手の平部の一方側に形成される親指挿入部と、先方に形成される四指挿入部と、によって構成されて、該親指挿入部と、四指挿入部の甲側領域が指のPIP関節部まで開放され、さらにその縁部内側に手の指のPIP関節部が引っ掛かる指抜け防止手段が備えられていることで、使用者の掌に添った状態で指を親指挿入部と、四指挿入部から容易に挿脱できると共に、物品の掴持時においては掌部に安定して装着される、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバーによれば、ウイルス感染防止用ハンドカバーの素材が柔軟性を有する不織布で形成されていることによって、繊維の隙間の空気中に浮遊してブラウン運動するウイルスや、物品に付着しているウイルスを遮断することができると共に、大量生産が容易にでき、安価でもあり、さらに携帯性を有し、使い捨て利用ができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバーによれば、ドアノブに直接触れることなく、多種多様のドアの開閉操作と、ドアのロック操作が容易にできる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバーによれば、コロナウイルスの感染経路不明者における感染原因として、不特定多数の人が接触する可能性のある公共施設、大型商業施設、公共交通機関、学校、病院、飲食店、大型レジャー施設、高速道路パーキング施設等のラバトリーブースのドアノブや水洗機器の操作に使用することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバーによれば、ポケットティッシュ袋やティッシュボックスに所定枚数折り畳んで収納することで景品、販促商品、非常災害用備蓄品、医療用品としても利用することができる、といった優れた効果を奏する。
また、本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバーによれば、ウイルス感染防止用ハンドカバーの素材が、柔軟性を有する不織布又は合成樹脂又は天然ゴム又は合成ゴム又は紙又は布地又は金属箔シートの何れかで形成されることで、あらゆる分野のウイルス感染防止用品として使い捨て利用並びに再利用することができる、といった優れた効果を奏する。
本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの実施形態を示す説明図である。 (実施例1) 本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの使用状態を示す説明図である。 本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの収納例を示す説明図である。 本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの製造・使用過程を示す説明図である。 本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーが使用される物品例を示す説明図である。
本発明におけるウイルス感染防止用ハンドカバー10は、ウイルスの間接的な接触感染を防止することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバー10であって、該ウイルス感染防止用ハンドカバー10は、平面であって掌状に模られる手の平部20と、其の手の平部20の一方側に形成される袋状の親指挿入部21と、先方側に形成される袋状の四指挿入部22が形成されて成り、該親指挿入部21の縁部内側23と四指挿入部22の縁部内側23には、手の指のPIP関節部36が引っ掛かる指抜け防止手段25を備えて成ると共に、該親指挿入部21と四指挿入部22の対向側の手の平部20の一端が自由端形状24に形成されて成る手段を採ったことを最大の特徴とする。以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、以下に述べる実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内、すなわち同一の作用効果を発揮できる形状及び寸法の範囲内で、適宜変更することができる。
図1は、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの実施形態を示す説明図である。
図1(a)は、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10の全体を示す説明図である。
本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、平面であって掌状に模られる手の平部20と、其の手の平部20の一方側に形成される袋状の親指挿入部21と、先方側に形成される袋状の四指挿入部22と、で形成される。
手の平部20は、人の手30の掌の輪郭に相当する平面形に形成され、一方側には袋状の親指挿入部21を備え、先方側には袋状の四指挿入部22を備え、さらに手の平部20の親指挿入部21と、四指挿入部22の対向側の一端が自由端形状24で形成される。
また、手の平部20の一端が自由端形状24で形成され、該形状が平面であって掌状に模られて形成されることで、装着する際は、掌よりやや浮いた状態で装着されるが、使用する際には、ノブなどの物品を掴む掌握力によって押し付けられることにより掌にぴったりと密着することで掴みやすい状態となる。
加えて、ウイルス感染防止用ハンドカバー10の手の平部20の内側に粘着性の弱い粘着層を設けることによって使用者の掌部に密着する手段を採用することもできる。
親指挿入部21は、人の手30の親指31のPIP関節部36まで挿入することができる袋状の挿入部で、手の平部20の一方側に形成される。
また、袋状の挿入部の深さが、親指31のPIP関節部36まで挿入される形状とすることで、使用時または不使用者の掌に添った状態で挿入される指先を容易に出し入れすることができる。
四指挿入部22は、人の手30の人差し指32と、中指33と、薬指34と、小指35のPIP関節部36まで挿入することができる袋状の挿入部で、手の平部20の先方側に形成される。
また、袋状の挿入部の深さが、四指(人差し指32、中指33、薬指34、小指35)のPIP関節部36まで挿入される形状することで、使用時または不使用者の掌に添った状態で挿入される指先を容易に出し入れすることができる。
詳しくは、袋状の挿入部の深さが四指(人差し指32、中指33、薬指34、小指35)のPIP関節部36まで挿入される形状に形成されていることによって、着用しようとするときは、親指挿入部21と、四指挿入部22に親指31と四指(人差し指32、中指33、薬指34、小指35))がスムーズに挿入しやすいと共に、脱ぐ時は、挿入した夫々の指がスムーズに抜けやすい形状となるもので、さらに使用時は、指のPIP関節部36が袋状の挿入部の入り口の一端に適度に引っ掛かって抜けにくい状態となり、ドアの開閉操作やロック操作がやり易い形状となるものである。
また各挿入部が、指全体あるいは指先だけが挿入することのできる深さであってもよいが、上記の使い勝手の理由からPIP関節部36まで挿入される形状が試用テストの結果、最良となった。
自由端形状24は、ウイルス感染防止用ハンドカバー10の手の平部20の親指挿入部21と、四指挿入部22の対向側の一端に形成されるもので、一端が自由端形状で形成されていることによって、使用者の掌に添った状態で挿脱性と装着性を両立させることができるものである。
指抜け防止手段25は、手の平部20の一端が自由端形状24であることによって、掌よりやや浮いた状態で装着されることを防ぐために設けられるものであり、その形状は親指挿入部21の縁部内側23と四指挿入部22の縁部内側23に手の指のPIP関節部36が引っ掛かる形状に形成されることが好ましく、例えば、図3に示される折り返しステッチ26以外における指抜け防止手段としては、スポンジ等によるクッション機能、ゴム等による弾性機能、しわによる伸縮加工、滑り止め機能を有するエンボス加工、テフロン(登録商標)や合成樹脂部材などによる係止手段等によって形成することもできる。
折り返しステッチ26は、ウイルス感染防止用ハンドカバー10を成型プレス圧着加工時に形成されるもので、その形状は親指挿入部21の縁部内側23と四指挿入部22の縁部内側23に手の指のPIP関節部36が引っ掛かる所定の幅を有して折り返し状に形成される。さらに折り返された先端が捲り上がった自由端27に形成されることで、指の挿入時はスムーズに挿入でき、指を抜く際には、該自由端27が手の指のPIP関節部36に程良い抵抗力をもって引っ掛かる構造を有して形成されるものである。さらに自由端27に複数の切れ目を入れることで小刻みな暖簾状になることで引っ掛かり状態を向上させることができると共に、製造段階で一体成型によって形成される折り返しステッチ26は製造コストの面で大幅なコストダウンを図ることができる。
ウイルス感染防止用ハンドカバー10を形成する素材としては、例えば、柔軟性を有する不織布又は合成樹脂又は天然ゴム又は合成ゴム又は紙又は布地又は金属箔シートの何れかで形成されるもので、不織布で形成される場合は、所定の厚みによる柔軟性を有して平面であって人の手の掌状に模られるもので、ポリプロピレン等の合成樹脂繊維を織らずに絡み合わせたシート状(紙、フェルト、編物を含まない)のもので、繊維を熱処理や、機械的または化学的な作用によって接着または絡み合わせる事で布状に形成したもので、ランダムに結合されたものは強度や伸びに対して方向性を持たない、大量生産ができる、安価である、複数の素材を容易に組み合わせることができる、厚みや空隙を簡単に変更できる、などの多様な特性を持つものである。
尚、不織布の表面に感染予防を目的とした樹脂コーティング加工や抗菌加工を施すことも考えられる。
また、不織布は、繊維の隙間の空間中に浮遊してブラウン運動するウイルスや、物品の表面に付着しているウイルスの感染を阻止することができると共に、大量生産が容易にでき、安価でもあり、さらに携帯性を有し、使い捨て利用ができるなど多くの利点を持つものである。
また、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、柔軟性を有する合成樹脂素材で形成することができるもので、例えば、手術用手袋に使用される柔軟性を有する合成樹脂シートや成型加工が容易なシリコン素材で形成されることによって、アルコール消毒液や流水等で洗浄することで再利用することができる。
また、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、柔軟性を有する天然ゴム又は合成ゴムで形成することができるもので、例えば、手術用手袋に使用される柔軟性を有する薄手の天然ゴム又は合成ゴムシート素材で形成されることによって、アルコール消毒液や流水等で洗浄することで再利用することができる。
また、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10が、柔軟性を有する紙で形成することができるもので、例えば、和紙(不織紙含む)や、パルプ紙や、普通紙、再生紙等を用いることで使い捨て利用が可能となるもので、また折り畳んだりすることでバッグや手帳、ハンカチなどと一緒に収納して携帯することもできると共に、飲食店等のウイルス感染予防対策の一つの手段としても利用することもできる。
尚、紙の表面に感染予防を目的とした樹脂コーティング加工や抗菌加工を施すこともできる。
また、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、柔軟性を有する布地で形成することができるもので、例えば、自然素材由来の綿、麻や、人工素材由来の合成樹脂繊維の布で形成することによって、洗濯機ならびに乾燥機等の日常手段で洗濯・乾燥することで再利用することができる。
尚、布地の表面に感染予防を目的とした樹脂コーティング加工や抗菌加工を施すこともできる。
また、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、金属箔シートで形成することができるもので、例えば、アルミ箔シートを用いることで、水分浸透作用や熱作用や薬品作用が懸念される分野での使い捨て利用が可能となると共に、外力を加えても元の形状に戻らないことによって手の形に巻き付けて使用することができることによって、指抜け防止手段25等を必要としないウイルス感染防止用ハンドカバー10の提供を可能にする。
以上で構成される本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、ハンドカバーの素材が、柔軟性を有する不織布又は合成樹脂又は天然ゴム又は合成ゴム又は紙又は布地の何れかで形成される手段を採ることによって、あらゆる分野のウイルス感染防止用品として使い捨て利用ならびに再利用することができるウイルス感染防止用ハンドカバー10の提供を可能にする。
図1(b)は、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10の使用状態を示す説明図である。
本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、手の平部20と、其の手の平部20の一方側に形成される親指挿入部21と、先方側に形成される四指挿入部22に、人の手の親指31と、人差し指32と、中指33と、薬指34と、小指35を少なくてもPIP関節部36まで挿入して使用される。
以上で構成される本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、手の平部20と、其の手の平部20の一方側に形成される親指挿入部21と、先方に形成される四指挿入部22と、によって構成されて、該親指挿入部21と、四指挿入部22の甲側領域が指のPIP関節部36まで開放され、さらにその縁部内側23に手の指のPIP関節部36が引っ掛かる指抜け防止手段25が備えられていることで、使用者の掌に添った状態で指を指挿入部から容易に挿脱できると共に、物品を掴持時においては掌部30に安定して装着されるウイルス感染防止用ハンドカバー10の提供を可能にする。
図2は、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの使用状態を示す説明図である。
図2(a)は本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10の装着状態を示す説明図である。
本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、指先を曲げることによって、手の指のPIP関節部36が親指挿入部21と、四指挿入部22の縁部内側23に設けられた指抜け防止手段25に引っ掛かって係止されることで挿脱性と装着性の両方を両立させることができる。
図2(b)は本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10の四指挿入部22に指を挿入する前の状態を示す拡大説明図である。
指を伸ばした状態にすることで、PIP関節部36が指抜け防止手段25に引っ掛かることなく指を指挿入部へ容易に挿入することができる。
図2(c)は本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの四指挿入部22に指を挿入した状態を示す拡大説明図である。
親指31と四指(32、33、34、35)のPIP関節部36が指抜け防止手段25の折り返しステッチ26の自由端27の先端に引っ掛かることで、親指挿入部21と四指挿入部22同士が指が抜けない状態で突っ張り合う(図2(a)参照)ことでハンドカバー自体が手の内に安定的に維持されると共に、自由端24が人の掌部30に添うことで物品を確実に握ることができる状態となる。
図2(d)は本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの四指挿入部22から指を抜き去る状態を示す拡大説明図である。
指を伸ばした状態にすることで、PIP関節部36が指抜け防止手段25に引っ掛かることなく指を指挿入部から容易に抜き去ることができる。
以上で構成される本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、親指挿入部21と、四指挿入部22の縁部内側23に手の指のPIP関節部36が引っ掛かる指抜け防止手段25が備えられていることによって、使用者の掌に添った状態で指を親指挿入部22と、四指挿入部23から容易に挿脱できると共に、物品の掴持時においては人の掌部30に安定して装着されるウイルス感染防止用ハンドカバー10の提供を可能にする。
図3は、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの収納例を示す説明図である。
図3(a)は本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10がポケットティッシュ袋37に収納される状態を示し、図3(b)は本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10がティッシュペーパーボックス38に収納される状態を示す。
以上で構成される本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10は、ウイルス感染防止用ハンドカバー10を所定枚数折り畳んで収納することで、景品、販促商品、非常災害用備蓄品、医療用品、サービス業におけるウイルス感染防止対策用品としてや、携帯性を有すると共に、使い捨て利用ができるウイルス感染防止用グッズの提供を可能にする。
図4は、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーの製造・使用過程を示す説明図である。
図4(a)は、ウイルス感染防止用ハンドカバー10の展開状態を示す。
一枚のシート状の素材を手の平部20と親指挿入部21と四指挿入部22と指抜け防止手段25とに展開し、ミント状にプレス成型切断する。
図4(b)は、ウイルス感染防止用ハンドカバー10の折り畳み状態ならびに貼着状態を示す。
プレス成型切断されたウイルス感染防止用ハンドカバー10の指抜け防止手段25部を折り曲げて貼着し、さらに親指挿入部21と四指挿入部22を折り畳んで貼着する。
図4(c)は、ウイルス感染防止用ハンドカバー10の使用状態を示す。
前工程でプレス成型されたウイルス感染防止用ハンドカバー10を所定枚数折り畳んでポケットティッシュ袋37等に収納し携帯する
図5は、本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーが使用される物品例を示す説明図である。
本発明のウイルス感染防止用ハンドカバー10を使用するにあたり、図示される多様な形状を有する筒状のドアノブ40、ロック装置付きのドアノブ41、トイレ水槽のノブ42、L型のドアノブ43、コの字型取っ手44、落とし込み型取っ手45、スライド型の施錠装置46、自動ドアの押しボタン47、エレベーターの押しボタン48、水道の蛇口49、便器蓋50、電気照明のスイッチ51などの物品に不特定多数の人が触れることで間接的に接触感染が拡大することを防ぐものである。
本発明のウイルス感染防止用ハンドカバーは、不特定多数の人が物品に触れることで間接的に接触感染が拡大することを防ぐことができると共に、さらに使用後においては使い捨て利用ならびに再利用することができることから、本発明における「ウイルス感染防止用ハンドカバー」の産業上の利用可能性は極めて大であるものと思料する。
10 ウイルス感染防止用ハンドカバー
20 手の平部
21 親指挿入部
22 四指挿入部
23 縁部内側
24 自由端形状
25 指抜け防止手段
26 折り返しステッチ
27 自由端
30 掌部
31 親指
32 人差し指
33 中指
34 薬指
35 小指
36 PIP関節部
37 ポケットティッシュ袋
38 ティッシュボックス
40 筒状のドアノブ
41 ロック装置付きのドアノブ
42 トイレ水槽のノブ
43 L型のドアノブ
44 コの字型取っ手
45 落とし込み型取っ手
46 スライド型の施錠装置
47 自動ドアの押しボタン
48 エレベーターの押しボタン
49 水道の蛇口
50 便器蓋
51 電気照明のスイッチ

Claims (1)

  1. ウイルスの間接的な接触感染を防止することができるミトン形のウイルス感染防止ハンドカバーであって、
    前記ウイルス感染防止用ハンドカバーは、平面であって掌状に模られる手の平部と、其の手の平部の一方側に形成される袋状の親指挿入部と、先方側に形成される袋状の四指挿入部が形成されて成り、
    該親指挿入部の縁部内側と四指挿入部の縁部内側には、手の指のPIP関節部が引っ掛かる指抜け防止手段を備えて成ると共に、該親指挿入部と四指挿入部の対向側の手の平部の一端が自由端形状に形成されて成ることを特徴とするウイルス感染防止用ハンドカバー。
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