JP3077544U - 介護用手のひらリハビリドライクリーナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】麻痺により、握ったままになっている手に装着
しているだけで、手のひらの衛生を保ち、さらにリハビ
リ効果もあるグリップを提供する。 【構成】パイプ形状（１）に、通気穴（２）をあける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、麻痺により握ったままの状態で、不衛生な手のひらの清潔、通気性 を良く保つ為、さらに、親指を立てた状態で握ることによりリハビリ効果もなす グリップに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、袋の中にビーズ状の物を入れた、お手玉のような市販品か、タオルなどを 握らせるしかなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これらには、次のような欠点があった。 （イ）袋の中にビーズ状の物を入れた市販品は柔らかいためリハビリ効果をなさ ず、洗濯すると、袋が破けて中身が出るために長く使えないという欠点があった 。 （ロ）従来の市販品は、手に握らせる際に、ズレ防止のために指を１本ずつそれ ぞれの固定用の輪に通さなければならず、装着しにくいという欠点があった。 （ハ）タオルは手からはみだす部分が多いので、見た目があまり良くなく、引っ 掛けるなどの使いにくさがあった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

プラスチックなどの軽くて、硬い材質のパイプ形状（１）に、通気穴（２）を開 け、手と、パイプ形状（１）を留めるバンド（４）を設ける。

【０００５】

【作用】

パイプ形状（１）に、通気穴（２）を開けたグリップを手が麻痺した人に親指を 立てた状態で握らせる。さらに、パイプ形状を、バンド（４）を用いて手に留め る。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）プラスチックなどの軽くて、硬い材質のパイプ形状（１）は、握った時、 手の中に充分空気が通る位の太さで、その時親指を立てた状態でパイプからはみ ださない程度の長さにする。 （ロ）プラスチックなどの軽くて、硬い材質のパイプ形状（１）を握った時に、 手に接触する面に通気穴（２）を多数開ける。 （ハ）パイプ形状の内径部に、脱脂綿や、活性炭などの除湿、殺菌、消臭効果の あるもの（３）を入れる。 （ニ）外れ防止のために、手と、グリップを留めるバンド（４）を設ける。 （ホ）プラスチックなどの軽くて、硬い材質のパイプ形状（１）に、ガーゼ等（ ５）を巻きつける。 本案は、以上のような構造で、これを使用する時は、プラスチックなどの軽く て、硬いパイプ形状（１）の内径部に脱脂綿や、活性炭などの除湿、殺菌、消臭 効果のあるもの（３）を入れ、麻痺によって手が握ったままになった人に握らせ る。その時、手に接触する面に多数通気穴（２）を開け、手から外れないように バンド（４）で留める。

【０００７】

【考案の効果】

麻痺によって握ったままになっている手の中に装着しているだけで、湿気がなく なり、かぶれを防ぎ、防菌、防臭などの効果がある。また、とても洗いやすく、 握らせてバンドを留めるだけなので、装着もかなりしやすくなる。さらに、親指 を立てて握る事によって手を開くリハビリとしての効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図、側面図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の断面図である。

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１１月１日（２０００．１１．
１）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パイプ形状（１）の壁に、通気穴（２）
   をあけ、パイプ形状の内径部に脱脂綿や、活性炭などの
   除湿、殺菌、消臭効果などのあるもの（３）を入れる。
   さらに、親指を立てた状態で握ることによって、手のひ
   らの衛生を保持し、同時にリハビリ効果もなすグリッ
   プ。