JPH0718230Y2 - マイク消毒器 - Google Patents

マイク消毒器

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JPH0718230Y2
JPH0718230Y2 JP1987008989U JP898987U JPH0718230Y2 JP H0718230 Y2 JPH0718230 Y2 JP H0718230Y2 JP 1987008989 U JP1987008989 U JP 1987008989U JP 898987 U JP898987 U JP 898987U JP H0718230 Y2 JPH0718230 Y2 JP H0718230Y2
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microphone
plate
disinfecting
ring
disinfectant
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JP1987008989U
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JPS63117544U (ja
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保 鴨川
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保 鴨川
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案のマイクの消毒器に関し、特にカラオケ等に使用
するハンドマイクの把持部に手軽く取付けて長期間に亘
ってマイクを消毒することのできる消毒器に関する。
(従来の技術) 近年、カラオケ等の普及によりマイクが不特定多数の人
により使用されるようになったが、従来このマイクを消
毒することはなかった。
特に、ハンドマイクは把持部とマイクヘッド部の両方が
汚れ易いが時々目立つ汚れを布切れ等で拭き取るだけで
あった。
又、実公昭58-1029号公報,実開昭53-139218号公報に
は、電話の送話口に消毒剤を含有した消毒器を脱着自在
に取付ける考案が開示されている。実開昭59-121986号
公報には、マイクヘッドを覆うマイク保護フィルターに
香料を保有させた考案が開示されている。
(考案が解決しようとする問題点) 人の居住空間には様々な細菌が存在し、これ等がマイク
に付着していることを予測して検索したものが下記aで
ある。
a.付着している細菌の菌種 1.◎黄色ブドウ球菌 8.◎クレゾシェラ 2.枯草菌 9.大腸菌群 3.ミクロコックス 10.◎溶血性レンサ球菌 4.◎セレウス菌 11.◎セラチア 5.グラム腸性桿菌 12.◎エンテロバクター 6.◎真菌類 13.ナイセリア 7.フラボバクテリウム 〔注〕◎印は病原菌である。
b.いずれの細菌も付着していることを予測して検索した
ものである。
従って、これら以外の細菌が付着していることも考えら
れる。
c.1.3.13.はヒトの咽頭・口腔・鼻腔に付着している。
2.4.は自然界に広く分布している。8.9.10.12.はヒトの
ふん便或は下水・溜り水・ゴミに常住している。7.8.1
1.12.は日和見感染症の病原菌である。
付着している菌種の中に感染症の原因菌及び感染の虞れ
のある真菌類が多く検出されたこと、さらにふん便或は
下水・溜り水・ゴミの常在菌であって日和見感染症の原
因といわれている細菌が、所々で検出されたことからマ
イクも細菌によってかなり汚染されていることが推測で
きる。
さらに上記菌種のうち 黄色ブドウ球菌を指標菌としてマイクの内部を汚染し、
外部から軽い送風をくりかえしたところ、実験区NO.1-N
O.7のうちNO.1,NO.4,NO.5,NO.6が内部生存菌の外部への
拡散が認められた。
このことにより、マイクに付着している細菌が飛散して
ヒトの口腔・鼻腔に吸いこまれ体内に入りこむ可能性が
あるという問題点がある。
又、マイクは精密機器であるので、消毒薬をつけた布片
で拭く位のことしか出来ず、又これでは永続性が無いと
いう問題点がある。
実公昭58-1029号,実開昭53-139218号公報に開示の消毒
器では、フラットな電話の送話口に脱着自在に取付けら
れても球状のマイクヘッドと棒状の把持部のマイクには
取付けられる構造となっていず、簡易な脱着がなされな
い。又、実開昭59-121986号公報の如くマイクヘッド全
体を覆うものは、その消毒器によって音声が歪み、又そ
のまま交換せずに放置しがちで、その場合マイクヘッド
表面は拭くこともできず非衛生的な環境下に置かれ、マ
イクヘッドが逆に汚染され悪臭を放ち、逆に非衛生的と
なっていた。又、実開昭59-121986号公報の保護フィル
ターの交換は手軽に行えるものではなく、保護フィルタ
ーをそのまま長期間使用しがちとなり、上記の欠点を有
していた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、かかる従来の問題点・欠点を解決し、マイク
を容易且つ迅速に脱着でき、マイクを長期間に亘って消
毒して殺菌できるとともに、マイクの音声特性に悪影響
を与えずに、しかも汚れればマイク表面を拭けるという
優れたマイク消毒器を提供することにある。本考案の要
旨は断面L字状の飾りリングの内側に、殺菌作用のある
成分を空気中に放散させる消毒液を含有させた環状の消
毒板と環状のスポンジ板と押えリングとを順に嵌入する
とともに、飾りリング・消毒板・押えリングの内径をマ
イクの把持部のマイクヘッドに近い上部の外径より僅か
大きくし、しかもスポンジ板の内径をマイクの把持部の
前記上部の外径より小さくし、更に消毒板上面と飾りリ
ングとの間には殺菌作用のある成分を放散する開口空間
を設けてなるマイク消毒器にある。
(作用) 本考案では、使用するときはマイクの棒状の把持部に本
考案のマイク消毒器の中央部の穴を挿入すれば、飾りリ
ング・消毒板・押えリングの内径はマイクの把持部の外
径より大きいので抵抗なく通過できるが、スポンジ板の
内径は小さいので、スポンジ板の内側がまくれるように
変形し、押えリングの内側に入り込んで押えリングを外
方向に押圧して把持部とマイク消毒器全体を一体的に固
定させる。次にマイク消毒器を外す場合は、そのマイク
消毒器を把持部の基端コード側に押圧すれば装着する順
の順序で外れる。
マイク消毒器を把持部の上部に装着した状態では、消毒
板に含有した消毒剤の成分が放散し、飾りリングと把持
部・マイクヘッドの開口された空間から放散され、マイ
クヘッド全体をその消毒成分で消毒するものである。こ
の状態では、マイクヘッドはそのまま露出しているの
で、汚れれば紙・布で拭くことで汚染原因物質を除去で
きる。
この消毒薬の有効成分を消毒器から徐々に気化させて放
散させマイクのヘッド内外部、把持部等を消毒する。
この消毒器はマイクの把持部に着脱自在に装着している
から消毒薬の効力が無くなった時取外し、新しいものと
取替えて使用する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本実施例では円筒状の把持部(1)の先端にマイクヘッ
ド(2)があり、しかも把持部(1)のマイクヘッド
(2)側の直径がマイクコード(3)側より大きく形成
されたハンドマイク型のマイク(4)に使用し、マイク
の消毒と香水の香りを出すようにしたもので説明する。
消毒器(5)は、吸水性の良い厚紙(6)をスポンジ板
(7)に接着し、外周をマイクの転り防止用として8角
形状に形成した飾りリング(10)と平板状の押えリング
(11)との間に、前記厚紙(6)を飾りリング(10)側
にしてスポンジ板(7)と共に圧着し、全体を略リング
状に形成している。スポンジ板(7)の穴(8)はマイ
クヘッド(2)側の把持部(1)が軽圧入される程度の
小さ目に形成してマイク(4)への固定手段とすると共
に厚紙(6)の穴(9)を前記把持部(1)が遊嵌する
程度の大き目に形成している。
この消毒器(5)の穴(8)、(9)に把持部(1)を
挿入し消毒器(5)をマイクヘッド(2)側に押し込む
と、スポンジ板(7)の穴(8)周辺が少しきつくなっ
てめくれた状態となり消毒器(5)全体を把持部(1)
に固定することができる。又、飾りリング(10)の穴径
は厚紙(6)の穴径より大きく形成すると共に穴内周面
に穴中心に向けて小突起(12)を多数形成し、小突起
(12)同士の間から厚紙(6)を露出させている。これ
は消毒薬の有効成分と香水の香りがマイク前面に出易い
ようにしたためである。
消毒薬(図示せず)は硫酸オキシノリンを前記紙(6)
に含浸させて保持させる。この硫酸オキシノリンは従来
からうがい薬、眼鼻の洗浄、腔内の洗浄等に使用されて
いる人体には安全なものであり、空気中でオキシンとい
う殺菌作用のある成分を徐々に揮散させるものである。
紙(6)に含浸させた硫酸オキシノリンはマイクヘッド
(2)の近くで徐々に長期間(略1カ月)に亘ってオキ
シンを揮散させるためマイクヘッド(2)の内外、把持
部(1)を消毒することができる。又、この硫酸オキシ
ノリンは消臭作用もありマイク(4)に付いた異臭を消
すためマイクの使用者に不快感抱かせることがない。
又、スポンジ板(7)の要所にボール状の香水(13)を
埋設し、さらに液状の香水をスポンジ板(7)に含浸さ
せている。これは香水の香りをマイク前面に漂わせてマ
イク使用者に嗅がせるためである。
この消毒器(5)はその薬効成分が無くなった場合には
マイクコード(3)側に引き戻すと容易に取外すことが
できるから短時間で新しいものと取替えることができ
る。
以上本考案の実施例を説明したが、本考案の具体的な構
成はこの実施例に限定されるものではない。
例えばスポンジ板(7)に香水(13)を埋設するとした
が、これに限らず消毒器(5)を香水入りとするか消毒
薬のみとするかは任意に選定できるものである。
又、飾りリング(10)の外周を8角形状に形成し、穴内
周面に小突起(12)を多数突設するとしたが、これに限
らず飾りリング(10)の形状等は任意に形成できるもの
である。
(考案の効果) 以上の様に本考案によると不特定多数の人々によって使
用され細菌が付着して不潔となっているマイクを常時消
毒しておくことができる。又、消毒器は着脱自在に形成
しているので殺菌効果が無くなったら取替えることがで
きる。しかも構造が簡単で安価に製作できるという利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例を示す断面図、第2図は斜視図、
第3図は装着状態を示す説明図、第4図は他の実施例を
示す断面図である。 (1):把持部、(4):マイク (5):消毒器、(8):穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面L字状の飾りリングの内側に、殺菌作
    用のある成分を空気中に放散させる消毒液を含有させた
    環状の消毒板と環状のスポンジ板と押えリングとを順に
    嵌入するとともに、飾りリング・消毒板・押えリングの
    内径をマイクの把持部のマイクヘッドに近い上部の外径
    より僅か大きくし、しかもスポンジ板の内径をマイクの
    把持部の前記上部の外径より小さくし、更に消毒板上面
    と飾りリングとの間には殺菌作用のある成分を放散する
    開口空間を設けてなるマイク消毒器。
JP1987008989U 1987-01-23 1987-01-23 マイク消毒器 Expired - Lifetime JPH0718230Y2 (ja)

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JPS63117544U JPS63117544U (ja) 1988-07-29
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS581029U (ja) * 1981-06-23 1983-01-06 クラレエンジニアリング株式会社 パレツト供給装置

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JPS53139218U (ja) * 1977-04-09 1978-11-04
JPS59121986U (ja) * 1983-02-04 1984-08-16 早川 永修 マイクロホンの防風・防湿フイルタ−構造

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JPS581029U (ja) * 1981-06-23 1983-01-06 クラレエンジニアリング株式会社 パレツト供給装置

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