JP3152404B2 - 数値制御における送り速度制御方法および装置 - Google Patents

数値制御における送り速度制御方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御における送り
速度制御方法および装置に関し、特に微小加工ブロック
が連続する加工時にショックがなく、高速加工を可能と
する数値制御における送り速度制御方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ技術や数値制御(NC)手
法の発達に伴い、コンピュータを使用した数値制御に基
づく機械加工の加工速度や加工精度特性の向上は著しい
ものがあり、自由曲面等における多種類の曲面加工にも
対応可能な装置も実用化されている。数値制御における
機械加工は、NCテープ等の記録媒体から読み出した加
工処理対象(被加工物)のNCデータ(NCプログラ
ム)を切削工具の移動経路に基づき、加工ブロック毎に
解釈処理を行う。
【0003】ところで、被加工物の加工形状は種々雑多
であり、1つの加工ブロックの動作に要する時間も長短
ある。一方、NCデータの解釈には数値制御装置の演算
処理速度に依存する解釈時間を要する。したがって、1
つの加工ブロックの加工動作に入る前には当該1つの加
工ブロックについてのNCデータ解釈が終了していなけ
ればならない。そこで、従来はバッファメモリを用意
し、このバッファメモリに複数ブロックについての解釈
データを格納しておき、時間遅れのないようにバッファ
メモリから読み出されたデータに基づいて加工動作を行
わせている。しかしながら、バッファメモリの容量は無
限ではなく、通常は構成の簡素化、コスト等を考慮して
最小容量に抑えていることが多い。バッファメモリの残
容量がなく、加工ブロックの処理時間が解釈時間よりも
短いようなとき、つまり、加工部の長さが短いときに
は、加工動作に入る前に、必要な解釈データが入力され
ない恐れが生ずる。
【0004】図6には、一定のプログラム指令速度FC
で直線加工を、N1〜N12の各加工ブロックついて行
う場合の加工工具の軌跡(プログラム指令経路)が示さ
れている。各加工ブロックの矢印は向きを、その長さは
加工移動距離を示している。加工ブロックN11とN1
2はコーナー加工時における減速工程を示す。図7に
は、図6の加工動作過程におけるプログラム指令速度F
cが一定の場合の各加工ブロックの動作時間が示されて
いる。図から明らかなように、移動距離が短い加工ブロ
ックは、それに比例して動作時間も短くなっている。
【0005】したがって、図8に示すように各加工ブロ
ックのプログラムの動作時間が許容最小移動時間Taよ
りも短かくなると、移動指令パルス出力が間に合わなく
なり、送り速度がステップ的に変化する。その結果、機
械の送り動作が不連続となり、加工工具に機械的ショッ
クを与えてしまい、加工精度が低下するという問題が発
生する。そこで、データ解釈時間等によって定まる許容
最小移動時間Taと、加工ブロックの移動距離Lとで定
まる許容最大送り速度Fdを動作中にリアルタイムで求
め、移動指令速度Fcが許容最大送り速度Fdを越えて
いる場合は、該当加工ブロックの実際の送り速度を許容
最大速度Fdに設定することにより、スムーズな減速を
可能とし、工作機械の運動の機械的ショックや加工精度
の低下を防止するような方法を本願出願人は、先に提案
している(特願平3−244214号)。
【0006】この方法では、NCテープからのデータに
基づいてNCプログラムのある加工ブロックの移動量
(L)を計算し、得られた移動量Lと、許容最小移動時
間Taとから許容最大速度FdをFd=L/Taで計算
する。続いて、指令送り速度FcがFdよりも大きいか
否かを判断し、大きいと判断されたときには、実際の送
り速度(移動速度目標値)FをF=Fdと設定し、小さ
いか等しければF=Fcと設定する。そして、該当加工
ブロックの送り速度Ftを目標値とし、加減速加速度
(パラメータ)によって決まる指令速度傾斜から、バッ
ファメモリ内に格納されている加工ブロックの移動区間
内における減速開始点を求めた後、減速開始点から該当
加工ブロック始点までの速度指令曲線を生成する。こう
して生成された速度指令曲線に従った速度で送り速度を
制御して加工動作を行う。こうして得られた加工ブロッ
ク毎の送り速度の変化が図9に示されている。図9から
も明らかなように、本実施例では、加工ブロック移動距
離が短い(加工ブロック動作時間が短い)場合には、例
えば、加工ブロックN2〜N6,N8,N9のように送
り速度を低くして最低限データ解釈時間を確保するよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、先に提
案した送り速度制御方法および装置では、微小加工ブロ
ックそれぞれの減速速度を求め、当該微小加工ブロック
の開始時点で求められた減速速度となるような速度制御
を行っている。しかしながら、各加工ブロックの減速速
度が異なる場合には、常時加減速制御を行わなければな
らず、加工面や機械本体に悪影響を与えてしまうという
問題がある。また、多数の加工ブロックのうち、1加工
ブロックでも微小加工ブロックが存在すると、当該加工
ブロックの許容速度まで減速しなければならず、加工速
度面でも問題が生じる。
【0008】そこで、本発明の目的は、連続して微小加
工ブロックが存在するときにもショックが発生せず、高
速加工を可能とする数値制御における送り制御方法およ
び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明による数値制御における送り速度制御方法
は、時系列的に入力される加工ブロック毎のNCデータ
をバッファメモリに格納し、該バッファメモリに格納さ
れているNCデータに基づいて加工工具の送り速度を制
御する数値制御における送り速度制御方法において、前
記バッファメモリ内に格納された最新の加工ブロックの
NCデータにより定まる指令送り速度と、該最新の加工
ブロックの加工動作が不連続とならない範囲の送り速度
である許容最大送り速度とに基づいて目標送り速度を求
め、現在動作中の送り速度と前記求めた目標送り速度と
を比較し、比較結果に応じて現在動作中の送り速度から
前記最新加工ブロックの目標送り速度への変化を示す速
度指令曲線を複数のブロックにまたがって所定の加減速
カーブに従って作成し、前記バッファメモリへの前記最
新の加工ブロックのNCデータ格納毎に前記作成した速
度指令曲線を更新し、前記更新した最新の速度指令曲線
に従って送り速度を制御するように構成されている。ま
た、本発明による数値制御における送り速度制御装置
は、時系列的に入力される加工ブロック毎のNCデータ
をバッファメモリに格納し、該バッファメモリに格納さ
れているNCデータに基づいて加工工具の送り速度を制
御する数値制御における送り速度制御装置において、前
記バッファメモリ内に格納された最新の加工ブロックの
NCデータにより定まる指令送り速度と、該最新の加工
ブロックの加工動作が不連続とならない範囲の送り速度
である許容最大送り速度とに基づいて目標送り速度を求
める第1の手段と、現在動作中の送り速度と前記第1の
手段で求めた目標送り速度とを比較する第2の手段と、
前記第2の手段の比較結果に応じて現在動作中の送り速
度から前記最新加工ブロックの目標送り速度への変化を
示す速度指令曲線を複数のブロックにまたがって所定の
加減速カーブに従って作成し、前記バッファメモリへの
前記最新加工ブロックのNCデータ格納毎に前記作成し
た速度指令曲線を更新する第3の手段とを備え、前記第
3の手段で作成した最新の速度指令曲線に従って送り速
度を制御するように構成されている。
【0010】
【作用】本発明では、バッファメモリに複数加工ブロッ
クについてのNCデータを格納し、バッファメモリに空
きエリアが生じ、新しい加工ブロックのNCデータが格
納される毎に、当該新しい加工ブロックでの送り速度が
設定されるように、バッファ内の処理ブロックにまたが
った速度指令曲線を作成する。つまりバッファメモリに
新しい加工ブロックのNCデータが格納される毎に、そ
の時点では可能な限り高速送りになるように現在動作中
の送り速度に遡って速度指令曲線を作成し直している。
この作成した最新の速度指令曲線に基づいて、加工を行
うことにより、微小加工ブロック処理時のショックを除
去し、高速加工を可能としている。より具体的には、現
在動作中の送り速度と、バッファメモリ内に格納された
最新の加工ブロックのNCデータに基づいて求めた最新
加工ブロックの目標送り速度との比較結果に応じて現在
動作中の送り速度から前記最新加工ブロックの目標送り
速度への変化を示す速度指令曲線を複数のブロックにま
たがって所定の加減速カーブに従って作成する。この速
度指令曲線は、バッファメモリへの最新の加工ブロック
のNCデータ格納毎に更新され、更新した最新の速度指
令曲線に従って送り速度を制御する。
【0011】
【実施例】次に、本発明について図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明による数値制御における送り速
度制御方法および装置の動作処理手順を示すフローチャ
ート、図2は、その装置構成ブロック図である。図2に
おいて、NCテープ1からのデータはデータ受信/解釈
部2にて受信、解釈され、解釈データがバッファメモリ
3に記録される。バッファメモリ3は、複数ブロックに
ついてのNCテープ1からの解釈データを格納し、古い
順に速度制御部4に送出する、いわゆるFIFO機能を
有する。速度制御部4は、バッファメモリ3から供給さ
れるデータに基づいて、以下に説明するような速度制御
を行わせるべく制御信号をサーボ部に送出する。サーボ
部5は、この制御信号を受け、上記指定された制御態様
で工作機械6を制御する。
【0012】図1において、先ず、受信/解釈部2は、
次の加工ブロックについてのデータを読み込み、解釈し
た後(ステップS1)、数値制御フォーマットへの変
換、移動距離データの演算等の前処理を行う(ステップ
S2)。次に、バッファメモリ内に空きエリアができた
か否かを判断し(ステップS3)、空きエリアができた
ときに、前処理が終了した加工ブロックデータをバッフ
ァの空きエリアに格納し(ステップS4)、バッファに
格納された最新加工ブロックの目標送り速度Ftを求め
る(ステップS5)。ここで、目標送り速度Ftは、図
8や図9を参照した従来技術の説明で述べたように、バ
ッファに格納された最新加工ブロックの移動量Lを許容
最小移動時間Taで除して求まる許容最大送り速度Fd
と予めNCデータで指令する指令送り速度Fcとの比較
で求めることができる送り速度である。つまり、目標送
り速度Ftの求め方の一例は、FcがFdよりも大きい
ときは目標送り速度FtをFt=Fdと設定し、Fcが
Fdよりも小さいか等しければFt=Fcと設定する。
要するに、目標送り速度は、現在動作中のブロックの何
ブロックか先の、バッファに格納された最新の加工ブロ
ックの加工を機械の動作が不連続とならないように行な
える範囲の送り速度のことである。そして、図3に示す
処理により現在動作中の速度Faと演算で求めた最新の
目標送り速度Ftとを比較し、比較結果に応じて、バッ
ファ内の処理済加工ブロックにまたがって、目標速度に
向かって所定態様の増速、減速制御を行わせるべく速度
指令曲線を生成する(ステップS6)。次に、こうして
得られた最新の速度指令曲線に従った速度制御を行い
(ステップS7)、プログラムの終了を判断する(ステ
ップS8)。ここで、終了でないと判断されるとステッ
プS1の処理に戻り、終了と判断されれば処理を終了す
る。
【0013】図1のステップS6の速度指令曲線生成処
理における動作処理を、図3のサブルーチンを参照して
説明する。最新の速度指令曲線を生成するため、先ず、
現在動作中の速度Faと、演算で求めた最新の目標送り
速度Ftを比較し(ステップS61)、Ft≦Faであ
れば、現在は減速中または一定速度で動作中か否かを判
断する(ステップS62)。ここで、“NO”、つま
り、増速中であると判断されると、現在の速度曲線に従
って増速を続ける速度曲線とし(ステップS63)、
“YES”と判断されれば、現在の速度のまま一定速で
移動する速度曲線とする(ステップS64)。こうして
得られた速度曲線に基づき、パラメータで決められた加
減速カーブに従い、バッファ内の処理済加工ブロックに
またがって最新加工ブロックの先頭が目標速度Ftまで
減速するための減速開始点を求め、減速開始点までの速
度曲線と減速開始点後の速度曲線をつなげて新しい速度
指令曲線を作成する(ステップS65)。一方、ステッ
プS61において、Ft>Faであると判断されると、
パラメータで決められた加減速カーブに従い、バッファ
内の処理済加工ブロックにまたがって目標速度に向かっ
て増速する速度指令曲線を作成する(ステップS6
6)。
【0014】図4の(A)〜(E)には、5個のバッフ
ァを備えたときの速度指令曲線の生成手順の具体例が示
されている。図4の縦軸は送り速度を、横軸は時間を示
し、横軸下部に表示されているN6〜N10矢印はブロ
ックN6〜N10のそれぞれの処理タイミングを示して
いる。例えば、図4の(A)では、加工ブロックN6に
ついての処理が行われており、加工ブロックN6におけ
る送り速度Ft6 が求まり、加工ブロックN1〜N4ま
では一定送り速度Fc(指令送り速度)で加工処理を行
わせるよう指示する。また、加工ブロックN5では、加
工ブロックN6の処理開始時点でFt6 となるように、
パラメータで定まる加速度(加減速カーブ)に基づい
て、減速開始点TDAを求め、TDAから減速を開始させる
ような速度指令曲線が得られている。
【0015】また、(B)では、加工ブロックN7の処
理が行われ、同様に、加工ブロックN7の処理開始時点
で得られた送り速度Ft7 になるように、新たに減速開
始点TDB(加工ブロックN5の処理期間内にある)を求
め、上記加速度で減速するような速度指令曲線が得られ
ている。図4の(C)において、加工ブロックN8の処
理が行われて得られた送り速度Ft8になるように、減速
開始点TDCを求め、この時点TDCから減速を開始するよ
うな速度指令曲線が得られる。同様に、図4の(D)に
おいては、加工ブロックN9の処理が行われて加工ブロ
ックN9の送り速度Ft9 が求められており、減速開始
点TDD(加工ブロックN6の処理期間内にある)から減
速動作が行われている。
【0016】次に、図4の(E)において、加工ブロッ
クN10における送り速度Ft10が加工ブロックN7の
処理過程で得られ、そのときの(現在動作中の)速度F
aが減速中であり、Ft10がFaよりも大きいので上記
加速度に基づいて、現時点TU Eから増速処理に入るよう
な指令速度曲線が得られる。上述のような処理により、
連続する微小加工ブロック加工時のショックが除去され
るだけでなく、高速加工処理が可能となる。
【0017】特に、図3に示す処理S62〜S64によ
って、より高速加工が可能となる。このことを図4と同
様な関係を示す図5(A)〜(F)を参照して説明す
る。図5の(A)では、加工ブロックN1〜N10のう
ち、加工ブロックN10についての処理により速度F
t10が得られ、バッファに記憶されている加工ブロック
N6〜N10のNCデータに基づいて速度指令曲線が得
られている。(B)においては、長時間の加工ブロック
N11についての送り速度Ft11を当該加工ブロックN
11の処理開始時点で設定することは、加速度が一定で
あることから不可能であり、Ft11に設定されるのは加
工ブロックN11の処理途中である。次に、加工ブロッ
クN11の加工処理途中で、加工ブロックN12の処理
により現在の送り速度Faよりも小さい送り速度Ft12
が得られたときに、図3の上記処理S62〜S64がな
い場合には、通常は、当該速度Faを持続して一定送り
速度を設定し、加工ブロックN12の処理開始時点で送
り速度Ft12となるような減速開始点TDCを求め、時点
DCから減速を開始し、更に、(D)に示すように、加
工ブロックN13についての送り速度Ft13となるよう
な速度指令曲線を得ることになる。これに対して、本実
施例では、(E)に示すように、加工ブロックN12処
理時に得られる目標送り速度Ft12が現在の送り速度F
aよりも小さく、現在は増速中の場合には、現在の速度
曲線に従って増速を続ける速度曲線とし、加工ブロック
N12の処理開始時点で送り速度Ft12となるような減
速開始点TDEを求めて、時点TDEから減速を開始する。
次に、加工ブロックN13の処理により送り速度Ft13
が求まると、図5の(F)に示すように、現在、増速中
であるから、同様に増速するが、加工ブロックN13の
処理開始時点で送り速度Ft13となるように、増速を時
点TSFで一定にした後、減速開始点TDFから減速を開始
するような速度指令曲線を作成する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による数値
制御における送り速度制御方法および装置は、バッファ
メモリに複数加工ブロックについてのNCデータを格納
し、バッファに空きエリアが生じ新しい加工ブロックの
NCデータが格納される毎に、当該新しい加工ブロック
での送り速度が設定されるように、バッファ内の処理加
工ブロックにまたがった速度指令曲線を作成し、この作
成した最新の速度指令曲線に基づいて、制御を行ってい
るので、従来のような連続する微小加工ブロック処理時
のショックがなくなるだけでなく、高効率な速度制御が
できるのでより高速な加工が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による数値制御における送り速度制御方
法および装置の一実施例の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図2】本発明による数値制御における送り速度制御装
置の一実施例の構成ブロックである。
【図3】図1の実施例における速度指令曲線の作成手順
を示すフローチャートである。
【図4】本実施例による処理工程を説明するための速度
指令曲線作成の時間的変化を示す図である。
【図5】本実施例により更に高効率な処理を図る速度指
令曲線作成の時間的変化を示す図である。
【図6】数値制御加工における加工工具の移動軌跡の一
例を示す図である。
【図7】図6の例におけるプログラム指令速度とブロッ
ク時間との関係を示す図である。
【図8】図7の例についての従来方法および装置で得ら
れる実際の送り速度の変化を示す図である。
【図9】図7の例についての従来方法および装置で得ら
れる本発明の実施例によるブロック毎の送り速度の変化
を示す図である。
【符号の説明】
1 NCテープ 2 データ
受信/解釈部 3 バッファメモリ 4 速度制
御部 5 サーボ部 6 工作機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 規 雄 神奈川県愛甲郡愛川町三増359番地の3 株式会社 牧野フライス製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−182707(JP,A) 特開 平1−147609(JP,A) 特開 昭63−265306(JP,A) 特開 昭59−153208(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/416

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時系列的に入力される加工ブロック毎のN
    Cデータをバッファメモリに格納し、該バッファメモリ
    に格納されているNCデータに基づいて加工工具の送り
    速度を制御する数値制御における送り速度制御方法にお
    いて、 前記バッファメモリ内に格納された最新の加工ブロック
    のNCデータにより定まる指令送り速度と、該最新の加
    工ブロックの加工動作が不連続とならない範囲の送り速
    度である許容最大送り速度とに基づいて目標送り速度を
    求め、 現在動作中の送り速度と前記求めた目標送り速度とを比
    較し、 比較結果に応じて現在動作中の送り速度から前記最新加
    工ブロックの目標送り速度への変化を示す速度指令曲線
    を複数のブロックにまたがって所定の加減速カーブに従
    って作成し、 前記バッファメモリへの前記最新の加工ブロックのNC
    データ格納毎に前記作成した速度指令曲線を更新し、 前記更新した最新の速度指令曲線に従って送り速度を制
    御することを特徴とする数値制御における送り速度制御
    方法。
  2. 【請求項2】前記比較結果が、前記目標送り速度が現在
    の送り速度よりも大きいときには、所定の加減速カーブ
    に従って前記目標送り速度に向かって増速する前記速度
    指令曲線を作成する請求項1に記載の数値制御における
    送り速度制御方法。
  3. 【請求項3】前記比較結果が、前記目標送り速度が現在
    の送り速度よりも小さいときには、現在は減速中または
    一定速度で動作中であるか否かを判断し、そうであれば
    現在の速度のまま移動する速度曲線とし、そうでなく増
    速中であれば、現在の速度曲線に従って増速を続ける速
    度曲線とし、前記最新加工ブロックの処理開始時点で前
    記最新加工ブロックに対する前記送り速度となるような
    減速開始点を所定の加減速カーブに基づいて求め、前記
    減速開始点までの速度曲線と前記減速開始点後、前記最
    新加工ブロックまでの速度曲線とをつなげて新しい速度
    指令曲線を作成する請求項1に記載の数値制御における
    送り速度制御方法。
  4. 【請求項4】時系列的に入力される加工ブロック毎のN
    Cデータをバッファメモリに格納し、該バッファメモリ
    に格納されているNCデータに基づいて加工工具の送り
    速度を制御する数値制御における送り速度制御装置にお
    いて、 前記バッファメモリ内に格納された最新の加工ブロック
    のNCデータにより定まる指令送り速度と、該最新の加
    工ブロックの加工動作が不連続とならない範囲の送り速
    度である許容最大送り速度とに基づいて目標送り速度を
    求める第1の手段と、 現在動作中の送り速度と前記第1の手段で求めた目標送
    り速度とを比較する第2の手段と、 前記第2の手段の比較結果に応じて現在動作中の送り速
    度から前記最新加工ブロックの目標送り速度への変化を
    示す速度指令曲線を複数のブロックにまたがって所定の
    加減速カーブに従って作成し、前記バッファメモリへの
    前記最新加工ブロックのNCデータ格納毎に前記作成し
    た速度指令曲線を更新する第3の手段とを備え、 前記第3の手段で作成した最新の速度指令曲線に従って
    送り速度を制御することを特徴とする数値制御における
    送り速度制御装置。
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