JP3152388U - 板おもりの端部加工具 - Google Patents

板おもりの端部加工具 Download PDF

Info

Publication number
JP3152388U
JP3152388U JP2009003201U JP2009003201U JP3152388U JP 3152388 U JP3152388 U JP 3152388U JP 2009003201 U JP2009003201 U JP 2009003201U JP 2009003201 U JP2009003201 U JP 2009003201U JP 3152388 U JP3152388 U JP 3152388U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
plate weight
divided
weight
winding start
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009003201U
Other languages
English (en)
Inventor
章重 藤井
章重 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINWAKOGYO CO., LTD.
Original Assignee
SHINWAKOGYO CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHINWAKOGYO CO., LTD. filed Critical SHINWAKOGYO CO., LTD.
Priority to JP2009003201U priority Critical patent/JP3152388U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3152388U publication Critical patent/JP3152388U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】鉛製の帯状の板おもりの端部を加工する板おもりの端部加工具であって、特に、端面に端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む所定形状の差込溝と折返し部とを形成して、板おもりの巻き始め端部に釣り糸に巻きつけるための折返し端部を簡単に加工できるようにした板おもりの端部加工具に関する技術である。【解決手段】板おもりの巻き始め端部を差し込む差込溝4を、所定溝幅4b、所定溝深さ4dで形成し、前記差込溝4の差込側4eには、内側溝面4cを外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する案内面5を形成し、端面2の表面3a側に所定厚みの折返し部6を形成したから、この端部加工具1を使用して板おもりの巻き始め端部を精度よく簡単に加工することにより、板おもりの巻き始め端部を釣り糸に被せた後、断面が真円に近い形状で板おもりを釣り糸に巻きつけることができるのである。【選択図】図2

Description

本考案は、釣り糸に巻きつけて使用する鉛製の帯状の板おもりの端部を加工する板おもりの端部加工具に関するものであり、特に、端面に端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む所定形状の差込溝と折返し部とを形成して、板おもりの巻き始め端部に釣り糸に巻きつけるための折返し端部を加工できる板おもりの端部加工具に関するものである。
従来、例えば、へら鮒釣りに使用される仕掛けは、ウキの浮く位置を正確に調整することが必要であるために鉛製の帯状の板おもりを和バサミで切りながら釣り糸への巻きつけ重さを調節していた(例えば、特許文献1の段落0005参照)。
へら鮒釣りに出かけるときには、釣り道具として、特許文献1に記載のように、へら竿、竿掛け、玉網、釣り糸(道糸)、ハリス、スイベル、針、ウキ、ウキ止めゴム、板おもり、タナ取りゴム、和バサミ、針外しなどを携帯する。
そして、へら鮒釣りの釣り場において、釣り人は釣り糸(道糸)に板おもりを巻きつけるのであるが、その際、板おもりの巻き始め端部を和バサミの刃部に当てて、折曲げ端部又は折返し端部を形成することが、釣り人に慣用されていた。
次に、釣り人は板おもりの巻き始め端部に形成した折曲げ端部又は折返し端部を釣り糸(道糸)に被せて、使用するウキに必要な重さよりもやや重くなるように巻きつけて、和バサミで巻き終わりを細かくカットして、ウキの浮く水面がウキのエサ落ち目盛りに位置するようにしていた。
特開2007−330174号公報(段落0002、段落0005)
従来、板おもりを釣り糸(道糸)に巻きつける際に、板おもりの巻き始め端部を折曲げ又は折返しの加工をする加工具がなく、和バサミなどで板おもりの巻き始め端部に折曲げ端部又は折返し端部を形成しなければならず、巻きつけ作業がやり難いという課題があった。
また、巻き始め端部を和バサミで加工するので、折曲げ端部又は折返し端部の長さが大きくなりがちで、巻きつけ後の断面を真円とすることが難しく、断面が楕円となったり、いびつとなり、仕掛けを上げるときに、板おもりが勢いよく回転しながら上がるために長短2本のハリスが絡みやすいという課題があった。
本考案は、このような従来の課題に対し、端面に端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む所定形状の差込溝と折返し部とを形成して、板おもりの巻き始め端部に釣り糸に巻きつけるための折返し端部を加工できる板おもりの端部加工具を提供することを目的としている。
請求項1に係る本考案は、釣り糸に巻きつけて使用する鉛製の帯状の板おもりの巻き始め端部を折返し加工する板おもりの端部加工具であって、
板おもりの幅よりも大きな幅の端面を備え、前記端面と直交する表面側に、前記端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む差込溝を形成し
前記差込溝は、表面から0.4mm〜0.6mmの位置で表面と平行な表側溝面と表側溝面から所定溝幅あけて表側溝面と平行な内側溝面とを備え、
前記差込溝の溝深さを0.6mm〜1.0mmとし、
前記差込溝の差込側には、内側溝面を外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する案内面を形成し、
前記端面の表面側に前記表側溝面と表面とで形成される前記0.4mm〜0.6mmの厚みの折返し部を形成した板おもりの端部加工具である。
請求項2に係る本考案は、請求項1に係る本考案の構成に加え、前記所定溝幅を、加工する板おもりの厚さよりも0.1mm〜0.2mm大きくした板おもりの端部加工具である。
請求項3に係る本考案は、請求項1又は2に係る本考案の構成に加え、端部加工具の形状を、前記差込溝の近傍を除いて直方体状であって、2つの分割体から形成し、
両分割体の分割面を、前記内側溝面を内方に所定深さ延長した第一分割面と、第一分割面と交差し裏面側に延びる第二分割面と、第二分割面から前記差込溝から離れる方向で前記表面と平行な第三分割面とから形成し、両分割体は第一〜第三分割面を密着させて固定することにより構成した板おもりの端部加工具である。
請求項4に係る本考案は、釣り糸に巻きつけて使用する鉛製の帯状の板おもりの巻き始め端部を折返し加工する板おもりの端部加工具であって、
板おもりの幅よりも大きな幅の第一端面と、第一端面と対向し平行で第一端面と同一幅の第二端面とを備え、
前記両端面と直交する表面側に、前記第一端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む第一差込溝と、前記第二端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む第二差込溝とをそれぞれ形成し、
前記第一差込溝は、表面から0.4mm〜0.6mmの位置で表面と平行な第一表側溝面と第一表側溝面から第一所定溝幅あけて第一表側溝面と平行な第一内側溝面とを備え、前記第二差込溝は、表面から0.4mm〜0.6mmの位置で表面と平行な第二表側溝面と第二表側溝面から第二所定溝幅あけて第二表側溝面と平行な第二内側溝面とを備え、
前記第一差込溝の第一溝深さ及び前記第二差込溝の第二溝深さをそれぞれ0.6mm〜1.0mmとし、
前記第一差込溝の第一差込側には、第一内側溝面を外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する第一案内面を形成し、前記第二差込溝の第二差込側には、第二内側溝面を外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する第二案内面を形成し、
前記第一端面の表面側に前記第一表側溝面と表面とで形成される前記0.4mm〜0.6mmの厚みの第一折返し部を形成し、前記第二端面の表面側に前記第二表側溝面と表面とで形成される前記0.4mm〜0.6mmの厚みの第二折返し部を形成し、
前記第一所定溝幅及び前記第二所定溝幅を異ならせた板おもりの端部加工具である。
請求項1に係る本考案は、板おもりの幅よりも大きな幅の端面を備え、前記端面と直交する表面側に、前記端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む差込溝を形成し、前記差込溝は、表面から0.4mm〜0.6mmの位置で表面と平行な表側溝面と表側溝面から所定溝幅あけて表側溝面と平行な内側溝面とを備え、前記差込溝の溝深さを0.6mm〜1.0mmとし、前記差込溝の差込側には、内側溝面を外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する案内面を形成し、前記端面の表面側に前記表側溝面と表面とで形成される前記0.4mm〜0.6mmの厚みの折返し部を形成した板おもりの端部加工具としたから、この端部加工具を使用して板おもりの巻き始め端部を加工することにより、板おもりの巻き始め端部を釣り糸に被せて板おもりを釣り糸に簡単に巻きつけることができるのである。
請求項2に係る本考案は、請求項1に係る本考案の効果に加え、前記所定溝幅を、加工する板おもりの厚さよりも0.1mm〜0.2mm大きくした板おもりの端部加工具であるから、端部加工具に板おもりの巻き始め端部を差し込むことが容易にできながら、板おもりの巻き始め端部に形成した折返し端部が釣り糸に被せやすい形状にできるのである。
請求項3に係る本考案は、請求項1又は2に係る本考案の効果に加え、2つの分割体から形成し、両分割体の分割面を、第一分割面と、第二分割面と、第三分割面とから形成し、両分割体は第一分割面〜第三分割面を密着させて固定することにより構成したから、前記差込溝の形状を精度よく簡単に加工することができるのである。
請求項4に係る本考案は、第一端面と、第一端面と対向した第二端面とを備え、各端面に第一差込溝と、第二差込溝とをそれぞれ形成し、前記第一差込溝の第一所定溝幅及び前記第二差込溝の第二所定溝幅を異ならせた板おもりの端部加工具としたから、厚さの異なる板おもりを使用する場合であっても、一つの板おもりの端部加工具を携帯すれば、板おもりの釣り糸への巻き始め端部の形状を崩すことなく形成できるのである。
本考案の第一の実施の形態に係る背面図である。 図1のA−A線断面図である。 本考案の第一の実施の形態に係る板おもりの端部加工具を用いて板おもりの加工を示す断面図である。 本考案の第一の実施の形態に係る板おもりの端部加工具を用いて加工した板おもりを釣り糸に巻きつけを行う際の説明図である。 本考案の第二の実施の形態に係る背面図である。 図5のB−B線断面図である。 本考案の第一及び第二の実施の形態に係る板おもりの端部加工具を用いて加工した板おもりを使用した仕掛けの説明図である。
以下、本考案の実施の形態を添付した図面により詳細に説明するに当たり、まず、本考案の実施の形態に係る板おもりの端部加工具を用いて加工した板おもりに関し、その使用態様の説明を図7に示す魚釣り用の仕掛けを例にして行う。
図7において、31はへら鮒や黒鯛などの魚釣り用の仕掛けであり、仕掛け31は、釣り竿32、サルカン33、ナイロン製の釣り糸(道糸)34、ウキ止め35a、35b、ウキ36、ウキ取付具37、板おもり用ストッパー38a、38b、板おもり39、サルカン40、ハリス41a、41bを備えている
次に、本考案の第一の実施の形態に係る板おもりの端部加工具を、上記図6に示す符号も参照しながら、図1及び図2に基づいて説明する。
図1は背面図、図2は図1のA−A線断面図である。
図1及び図2において、1は、釣り糸(道糸)34に巻きつけて使用する鉛製の帯状の板おもり39の巻き始め端部を折返し加工する板おもりの端部加工具である。
板おもりの端部加工具1は、材質がポリプロピレン製であり、板おもり39の幅よりも大きな幅の端面2を備え、前記端面2と直交する表面3a側に、前記端面2から板おもり39の巻き始め端部を差し込む差込溝4を形成している。
板おもりの端部加工具1の端面2の幅は、50mmとしており、市販されている板おもり39の幅は7mm、12mm、17mm程度であり、板おもり39の幅よりも十分大きくしている。
前記差込溝4は、表面3aから裏面3b側に0.5mm内方の位置で表面3aと平行な表側溝面4aと表側溝面4aから所定溝幅4bあけて表側溝面4aと平行な内側溝面4cとを備えている。
前記所定溝幅4bは、加工する板おもり39の板厚よりも0.15mm大きく形成しており、この実施の形態では、加工する板おもり39の板厚を0.25mmとしているので、所定溝幅4bを0.4mmとしているのである。
そして、前記差込溝4の溝深さ4dを0.8mmとし、前記差込溝4の差込側4eには、内側溝面4cを外方に延長して板おもり39の巻き始め端部を案内する案内面5を形成している。
前記端面2の表面3a側に前記表側溝面4aと表面3aとで形成される前記0.5mmの厚みの折返し部6を形成し、折返し部6の先端の角部にはそれぞれ半径0.2mmの丸みをつけている。
板おもりの端部加工具1の形状は、図2に示すように、前記差込溝4及び前記案内面5の近傍を除いて直方体状であって、2つの分割体7a、7bから形成している。
両分割体7a、7bの分割面は、前記内側溝面4cを内方に2.2mmの所定深さ延長した第一分割面8aと、第一分割面8aと直交し裏面3b側に3.1mmの距離延びる第二分割面8bと、第二分割面8bから前記差込溝4から離れる方向で前記表面2aと平行な第三分割面8cとから形成している。
第一分割体7aと第二分割体7bとは、第一分割面8a、第二分割面8b及び第三分割面8cを密着させて一対のビス9a、9aで固定するようにしている。
一対のビス9a、9aで両分割体7a、7bを一体に固定するに当たり、第二分割体7bにはビス9aの径よりも大きな孔からなる一対のビス孔9b、9bを形成し、第一分割体7aにはビス9aのネジに螺合するネジ穴9cを形成している。
そして、第一分割体7aにおける表側溝面4a、所定溝幅4b、溝深さ4d及び第一分割面8a〜第三分割面8cを設計どおり製作、加工し、第二分割体7bにおける第一分割面8a〜第三分割面8cを設計どおり製作、加工して、両分割体7a、7bを第一分割面8a〜第三分割面8cで密着させて一対のビス9a、9aでネジ止めすることにより、差込溝4の溝幅4b及び溝深さ4d並びに折返し部6の寸法を精度よく形成することができるのである。
これら第一分割体7a及び第二分割体7bのこれらの製作、加工は、平面状であって直交面の製作、加工であるから、簡単に精度よく製作、加工することができるのである。
次に、本考案の第一の実施の形態に係る板おもりの端部加工具1を用いて、板おもり39の巻き始め端部の折返し加工について、図3に基づいて説明する。
図3は、図2の断面図に板おもり39の巻き始め端部を折返し加工して折返し端部39aを形成した状態を示した断面図である。
板おもり39の端部を和バサミで長手方向に直角に切り、真直ぐとした巻き始め端部を差込溝4の差込側4eから差込溝4に差込み、巻き始め端部を差込溝4の溝底に当てた状態で折返し部6に沿わせて直角に2回折り曲げて、図3に示すように、釣り糸(道糸)34への巻き始めのための折返し端部39aを加工するのである。
板おもり39は、純度99.999%の鉛製であるから、軟らかく簡単に塑性変形するのである。
そして、板おもり39の巻き始め端部を加工して折返し端部39aを形成した後に、図4の説明図に示すように、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aを釣り糸(道糸)34に被せて指で釣り糸(道糸)34に密着させながら巻きつけを行うのである。
板おもりの端部加工具1は、差込溝4の溝深さ4dを0.8mmとしているから、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aが釣り糸(道糸)34から大きく飛び出ることがなく、板おもり39の断面を真円に近く巻きつけることができるのである。
上記第一の実施の形態では、差込溝4は表面3aから裏面3b側に0.5mm内方の位置で表面3aと平行な表側溝面4aを形成したが、表側溝面4aの位置は、0.4mm〜0.6mmであれば、折返し部6の厚みが0.4mm〜0.6mmとなり、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aの形状として好ましい範囲である。
また、折返し部6の先端の角部にはそれぞれ半径0.2mmの丸みをつけたが、折返し部6の厚みの0.3倍〜0.5倍の範囲の半径の丸みが好ましい範囲である。
第一の実施の形態では、0.4mmの所定溝幅4bは加工する板おもり39の厚さ0.25mmよりも0.15mm大きく形成したが、所定溝幅4bを加工する板おもり39の厚さよりも0.1mm〜0.2mm大きくすれば、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aを差込溝4に差し込みやすく、かつ、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aの形状として好ましい範囲である。
また、差込溝4の溝深さ4dを0.8mmとしたが、0.6mm〜1.0mmが好ましい範囲である。
第一の実施の形態では、板おもりの端部加工具1の材質をポリプロピレンとしたが、他の樹脂でもよく、アルミニウムなどの金属でもよい。
また、板おもりの端部加工具1は、両分割体7a、7bの第二分割面8bを第一分割面8aと直交させたが、斜めに交差させてもよい。
さらに、板おもりの端部加工具1は、第一分割体7aと第二分割体7bをビス9a、9aで固定しているが、接着剤で両分割体7a、7bを固定してもよい。
また、分割せずに、一体で製作してもよく、その場合、押出し成形(樹脂、金属)や、樹脂射出成形(樹脂)、ダイキャスト成形(金属)などで製作することができる。
次に、本考案の第二の実施の形態に係る板おもりの端部加工具を、上記図7に示す符号も参照しながら、図5及び図6に基づいて説明する。
図5は背面図、図6は図5のB−B線断面図である。
以下、第一の実施の形態と同様な構成については、説明を省略ないし簡略にし、第一の実施の形態と異なる構成について詳細に説明する。
図5及び図6において、11は、釣り糸(道糸)34に巻きつけて使用する鉛製の帯状の板おもり39の巻き始め端部を折返し加工する板おもりの端部加工具である。
板おもりの端部加工具11は、材質がポリプロピレン製であり、板おもり39の幅よりも大きな幅の第一端面12aと、第一端面12aと対向し第一端面12aと平行で第一端面12aと同一幅の第二端面12bとを備え、前記両端面12a、12bと直交する表面13a側に、前記第一端面12aから板おもり39の巻き始め端部を差し込む第一差込溝14と、前記第二端面12bから板おもり39の巻き始め端部を差し込む第二差込溝15とをそれぞれ形成している。
前記第一差込溝14は、表面13aから裏面13b側に0.5mm内方の位置で表面13aと平行な第一表側溝面14aと、第一表側溝面14aから第一所定溝幅14bあけて第一表側溝面14aと平行な第一内側溝面14cとを備えている。
また、前記第二差込溝15は、表面13aから裏面13b側に0.5mm内方の位置で表面13aと平行な第二表側溝面15aと、第二表側溝面15aから第二所定溝幅15bあけて第二表側溝面15aと平行な第二内側溝面15cとを備えている。
そして、前記第一差込溝14の第一溝深さ14d及び前記第二差込溝15の第二溝深さ15dをそれぞれ0.8mmとし、前記第一差込溝14の第一差込側14eには、第一内側溝面14cを外方に延長して板おもり39の巻き始め端部を案内する第一案内面16を形成し、前記第二差込溝15の第二差込側15eには、第二内側溝面15cを外方に延長して板おもり39の巻き始め端部を案内する第二案内面17を形成している。
前記第一端面12aの表面13a側に、前記第一表面側溝面14aと表面13aとで形成される前記0.5mmの厚みの第一折返し部17aを形成し、前記第二端面12bの表面13a側に、前記第二表面側溝面15aと表面13aとで形成される前記0.5mmの厚みの第二折返し部17bを形成し、第一折返し部17a及び第二折返し部17bの先端の角部にはそれぞれ半径0.2mmの丸みをつけている。
そして、前記第一差込溝14の前記第一所定溝幅14bは、加工する板おもり39の板厚よりも0.15mm大きく形成しており、この実施の形態では、加工する板おもり39の板厚を0.25mmとしているので、第一所定溝幅14bを0.4mmとしているのである。
また、前記第二差込溝15の前記第二所定溝幅15bは、加工する板おもり39の板厚よりも0.15mm大きく形成しており、この実施の形態では、加工する板おもり39の板厚を0.35mmとしているので、第二所定溝幅15bを0.5mmとしているのである。
このように、第二の実施の形態では、第一所定溝幅14bと第二所定溝幅15bとを異ならせて、厚さの異なる板おもり39を使用する場合であっても、一つの板おもりの端部加工具11を携帯すれば、板おもり39の釣り糸(道糸)34への巻き始め端部の形状を崩すことなく形成できるのである。
また、第二の実施の形態では、第一折返し部17a及び第二折返し部17bの厚みを同一とし、第一差込溝14の第一溝深さ14d及び第二差込溝15の第二溝深さ15dを同一としているが、同一としたのは、板おもり39の板厚が異なっても、板おもり39を巻きつけ釣り糸(道糸)34が各種太さで異ならないからである。
板おもりの端部加工具11の形状は、図6に示すように、前記第一差込溝14、前記第一案内面16a、前記第二差込溝15及び前記第二案内面16bの近傍を除いて直方体状であって、2つの分割体18a、18bから形成している。
両分割体18a、18bの分割面は、前記第一内側溝面14cを内方に2.2mmの所定深さ延長した第一分割面19aと、第一分割面19aと直交し裏面13b側に3.1mmの距離延びる第二分割面19bと、第二分割面19bから前記第一差込溝14から離れ前記第二差込溝15に近づく方向で前記表面13aと平行な第三分割面19cと、第三分割面19cと直交し表面13a側に延びる第四分割面19dと、第四分割面19dから前記第二表側溝面15aに連続する第五分割面19eとから形成している。
第一分割体18aと第二分割体18bとは、第一分割面19a、第二分割面19b、第三分割面19c、第四分割面19d及び第五分割面19eを密着させて一対のビス20a、20aで固定するようにしている。
一対のビス20a、20aで両分割体18a、18bを一体に固定するに当たり、第二分割体18bにはビス20aの径よりも大きな孔からなる一対のビス孔20b、20bを形成し、第一分割体18aにはビス20aのネジに螺合するネジ穴20cを形成している。
そして、第一分割体18aにおける第一表側溝面14a、第一所定溝幅14b、第一溝深さ14d及び第一分割面19a〜第五分割面19eを設計どおり製作、加工し、第二分割体18bにおける第一分割面19a〜第五分割面19eを設計どおり製作、加工して、両分割体18a、8bを第一分割面19a〜第五分割面19eで密着させて一対のビス20a、20aでネジ止めすることにより、第一差込溝14の第一溝幅14b、第一溝深さ14d及び第一折返し部17a並びに第二差込溝15の第二溝幅15b、第二溝深さ15d及び第二折返し部17bの寸法を精度よく形成することができるのである。
これら第一分割体18a及び第二分割体18bのこれらの製作、加工は、平面状であって直交面の製作、加工であるから、簡単に精度よく製作、加工をすることができるのである。
本考案の第二の実施の形態に係る板おもりの端部加工具11を用いた板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aの加工及び加工後の釣り糸(道糸)34への巻きつけについては、第一の実施の形態と同様であるから説明を省略する。
上記第二の実施の形態では、第一差込溝14及び第二差込溝15は、表面13aから裏面13b側に0.5mm内方の位置で表面13aと平行な第一表側溝面14a及び第二表側溝面15aを形成したが、第一表側溝面14a及び第二表側溝面15aの位置は、0.4mm〜0.6mmであれば、第一折返し部17a及び第二折返し部17bの厚みが0.4mm〜0.6mmとなり、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aの形状として好ましい範囲である。
また、第一折返し部17a及び第二折返し部17bの先端の角部にはそれぞれ半径0.2mmの丸みをつけたが、第一折返し部17a及び第二折返し部17bの厚みの0.3倍〜0.5倍の範囲の半径の丸みが好ましい範囲である。
第二の実施の形態では、0.4mmの第一所定溝幅14b及び0.5mmの第二所定溝幅15bは加工する板おもり39の厚さ0.25mm及び0.35mmよりも0.15mm大きく形成したが、第一所定溝幅14b及び第二所定溝幅15bを加工する板おもり39の厚さよりも0.1mm〜0.2mm大きくすれば、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aを第一差込溝14及び第二差込溝15に差し込みやすく、かつ、板おもり39の巻き始めのための折返し端部39aの形状として好ましい範囲である。
また、第一差込溝14の第一溝深さ14d及び第二差込溝15の第二溝深さ15dを0.8mmとしたが、0.6mm〜1.0mmが好ましい範囲である。
第二の実施の形態では、板おもりの端部加工具1の材質をポリプロピレンとしたが、他の樹脂でもよく、アルミニウムなどの金属でもよい。
また、板おもりの端部加工具11は、第一分割体18aと第二分割体18bをビス20a、20aで固定しているが、接着剤で両分割体19a、9bを固定してもよい。
さらに、分割せずに、一体で製作してもよく、その場合、押出し成形(樹脂、金属)や、樹脂射出成形(樹脂)、ダイキャスト成形(金属)などで製作することができる。
1 板おもりの端部加工具
2 端面
3a 表面
3b 裏面
4 差込溝
4a 表側溝面
4b 溝幅
4c 内側溝面
4d 溝深さ
4e 差込側
5 案内面
6 折返し部
7a 第一分割体
7b 第二分割体
8a 第一分割面
8b 第二分割面
8c 第三分割面
11 板おもりの端部加工具
12a 第一端面
12b 第二端面
13a 表面
13b 裏面
14 第一差込溝
14a 第一表側溝面
14b 第一所定溝幅
14c 第一内側溝面
14d 第一溝深さ
14e 第一差込側
15 第二差込溝
15a 第二表側溝面
15b 第二所定溝幅
15c 第二内側溝面
15d 第二溝深さ
15e 第二差込側
16a 第一案内面
16b 第二案内面
17a 第一折返し部
17b 第二折返し部
39 板おもり
39a 折返し端部

Claims (4)

  1. 釣り糸に巻きつけて使用する鉛製の帯状の板おもりの巻き始め端部を折返し加工する板おもりの端部加工具であって、
    板おもりの幅よりも大きな幅の端面を備え、前記端面と直交する表面側に、前記端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む差込溝を形成し
    前記差込溝は、表面から0.4mm〜0.6mmの位置で表面と平行な表側溝面と表側溝面から所定溝幅あけて表側溝面と平行な内側溝面とを備え、
    前記差込溝の溝深さを0.6mm〜1.0mmとし、
    前記差込溝の差込側には、第二溝面を外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する案内面を形成し、
    前記端面の表面側に前記表側溝面と表面とで形成される前記0.4mm〜0.6mmの厚みの折返し部を形成したことを特徴とする板おもりの端部加工具。
  2. 前記所定溝幅を、加工する板おもりの厚さよりも0.1mm〜0.2mm大きくしたことを特徴とする請求項1に記載の板おもりの端部加工具。
  3. 端部加工具の形状を、前記差込溝の近傍を除いて直方体状であって、2つの分割体から形成し、
    両分割体の分割面を、前記内側溝面を内方に所定深さ延長した第一分割面と、第一分割面と交差し裏面側に延びる第二分割面と、第二分割面から前記差込溝から離れる方向で前記表面と平行な第三分割面とから形成し、両分割体は第一〜第三分割面を密着させて固定することにより構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の板おもりの端部加工具。
  4. 釣り糸に巻きつけて使用する鉛製の帯状の板おもりの巻き始め端部を折返し加工する板おもりの端部加工具であって、
    板おもりの幅よりも大きな幅の第一端面と、第一端面と対向し平行で第一端面と同一幅の第二端面とを備え、
    前記両端面と直交する表面側に、前記第一端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む第一差込溝と、前記第二端面から板おもりの巻き始め端部を差し込む第二差込溝とをそれぞれ形成し、
    前記第一差込溝は、表面から0.4mm〜0.6mmの位置で表面と平行な第一表側溝面と第一表側溝面から第一所定溝幅あけて第一表側溝面と平行な第一内側溝面とを備え、前記第二差込溝は、表面から0.4mm〜0.6mmの位置で表面と平行な第二表側溝面と第二表側溝面から第二所定溝幅あけて第二表側溝面と平行な第二内側溝面とを備え、
    前記第一差込溝の第一溝深さ及び前記第二差込溝の第二溝深さをそれぞれ0.6mm〜1.0mmとし、
    前記第一差込溝の第一差込側には、第二内側溝面を外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する第一案内面を形成し、前記第二差込溝の第二差込側には、第二内側溝面を外方に延長して板おもりの巻き始め端部を案内する第二案内面を形成し、
    前記第一端面の表面側に前記第一表側溝面と表面とで形成される前記0.4mm〜0.6mmの厚みの第一折返し部を形成し、前記第二端面の表面側に前記第二表側溝面と表面とで形成される前記0.4mm〜0.6mmの厚みの第二折返し部を形成し、
    前記第一所定溝幅及び前記第二所定溝幅を異ならせたことを特徴とする板おもりの端部加工具。
JP2009003201U 2009-05-18 2009-05-18 板おもりの端部加工具 Expired - Lifetime JP3152388U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009003201U JP3152388U (ja) 2009-05-18 2009-05-18 板おもりの端部加工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009003201U JP3152388U (ja) 2009-05-18 2009-05-18 板おもりの端部加工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3152388U true JP3152388U (ja) 2009-07-30

Family

ID=54856707

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009003201U Expired - Lifetime JP3152388U (ja) 2009-05-18 2009-05-18 板おもりの端部加工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3152388U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017086064A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 太一 稲田 ジンタン取り付け器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017086064A (ja) * 2015-11-12 2017-05-25 太一 稲田 ジンタン取り付け器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374036B2 (ja) 包装容器用の切断刃及び包装容器
EP2541709A2 (en) Length-adjustable cable tie capable of eliminating the waste thereof
JP3152388U (ja) 板おもりの端部加工具
JP2007223615A (ja) 結束機におけるワイヤのカール径調整機構
WO2014136725A1 (ja) 巻回体収容箱及び巻回体入り収容箱
US7654422B2 (en) Needle threader
JP5235072B2 (ja) 包装容器用の切断刃及びそれを有する包装容器
JP4722189B2 (ja) 釣竿と釣糸ガイド
JP2009126569A (ja) 包装容器用の切断刃及びそれを有する包装容器
CN104781054A (zh) 切割刀具及带切割机
JP3205025U (ja) ブラインド用スラットの補強材
WO2011052350A1 (ja) 包装物用切断刃、包装物用切断刃を備えたカートン及び包装物供給体
KR200491480Y1 (ko) 테이프디스펜서
CN211541303U (zh) 一种用于制作整形模的工具
JPS6018386Y2 (ja) カセツトテ−プ収納ケ−ス
CN218038671U (zh) 一种便于剥线的双并线
EP2508438A1 (en) Carton and wrapping object feeder
JP3142395U (ja) 電動丸ノコ盤に使用する定規
JP2016135019A (ja) ワイヤハーネスの保護構造
JP4727415B2 (ja) タッピングねじ
KR200173388Y1 (ko) 접착테이프
JP3185346U (ja) 粘着テープカッター
JP6557919B2 (ja) テープディスペンサー
JP3211374U (ja) カッターナイフ
JP6176856B2 (ja) 外装保護材取付治具

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130708

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term