JP4727415B2 - タッピングねじ - Google Patents

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Description

この発明は、石膏ボード等のボード類を固定する際に用いられるタッピングねじに関するものである。
薄鋼板からなるチャンネル材を用いて壁下地を形成し、その壁下地に石膏ボード等のボード類(以下、単にボードという)を取付けて間仕切り壁や外壁等の壁面を形成することは、一般的に行われている。
上記ボードの取付けに際して、普通、タッピングねじが使用される。
ところで、従来から知られているタッピングねじは、先端が円錐形とされた断面丸形のストレート軸の外周に螺旋状のねじ山を形成した構成であって、先端の円錐形部にねじ山が存在しないため、そのタッピングねじがボードを貫通して薄鋼板からなるチャンネル材にねじ込まれる際の食い付きが悪く、ボードを能率よくねじ止めすることができないという不都合があった。
また、チャンネル材にタッピングねじがスムーズにねじ込まれないために、ボードが壁下地より離反し、壁下地とボードとの間に隙間が形成される場合があった。
この発明の課題は、薄鋼板からなる壁下地に対してもスムーズにねじ込むことができるようにしたタッピングねじを提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、先端に円錐形部を有し、後端に頭部が形成された断面丸形のストレート軸の外周に螺旋状のねじ山を形成したタッピングねじにおいて、前記円錐形部の先端部外周に、前記ねじ山と同方向に捩じれる断面三角形の切込み刃を形成し、その切込み刃の高さを、長さ方向の中央部において高く、両端に至るに従って次第に低くなるようにし、その切込み刃と前記ねじ山の先端間には、前記円錐形部からストレート軸に至る範囲にねじ山のねじれ角よりねじれの大きい断面三角形の一対のねじれ突起を対向位置に設けた構成を採用したのである。
ここで、前記切込み刃のねじれ角を前記ねじ山のねじれ角より大きくしておくことによって、その切込み刃が壁下地にねじ込まれる際のねじ込み量は、ねじ山がボードにねじ込まれる際のねじ込み量より大きいため、ボードを壁下地に押付けることができ、壁下地にボードが密着する体裁の良好な取付け状態を得ることができる。
また、切込み刃とねじ山の先端間に、ねじ山のねじれ角よりねじれの大きい断面三角形の一対のねじれ突起を対向位置に設けたことにより、ボードに対するタッピングねじの初期のねじ込み時、一対のねじれ突起は、ドリルの役目をしてボード表面を座ぐりし、その座ぐりによってボード表面に盛り上がりが生じるという不都合の発生はなく、その座ぐり内にタッピングねじの頭部が納まるため、ボード上にクロスを貼る際に、クロスをきれいに貼ることができる。
また、ねじれ突起がボード内を回転しつつ侵入する際に、上記ねじれ突起によりボードの内部組織をせん断して内部を柔らかくすることができ、その柔らかくなった部分にねじ山が侵入することになるため、ボードに対してタッピングねじをスムーズにねじ込むことができる。
上記のように、ストレート軸の先端に形成された円錐形部の先端部外周に、前記ねじ山と同方向に捩じれる断面三角形の切込み刃を形成したことによって、ボードを通過したタッピングねじの先端が薄鋼板からなる壁下地に当接すると、上記切込み刃がその壁下地を直ちに切り込むため、壁下地に対するタッピングねじの食い付きがよく、壁下地に対してタッピングねじをスムーズにねじ込むことができる。このため、ボードを能率よく取付けることができると共に、壁下地に対してボードが密着する体裁の良好な取付け状態を得ることができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1(I)に示すように、丸軸からなるストレート軸1の先端には円錐形部2が形成され、後端には頭部3が設けられている。
なお、頭部3の表面には、ドライバ等のねじ込み用ビットに対する係合部が形成されているが、図では省略している。
ストレート軸1の外周には、先端から後端に向けて螺旋状のねじ山4が形成されている。一方、円錐形部2の先端部外周には、図1(II)に示すように、断面三角形の切込み刃5が設けられ、その切込み刃5と上記ねじ山4の先端間に一対のねじれ突起6が対向位置に形成されている。
切込み刃5は、ねじ山4と同方向にねじれ、そのねじれ角はねじ山4のねじれ角より大きくなっている。また、切込み刃5は、その長さ方向の中央部における高さが高く、先端および後端に至るに従って高さが次第に低くなっている。
一対のねじれ突起6は断面が三角形とされている。このねじれ突起6は上記ねじ山4と同方向にねじれ、そのねじれ角はねじ山4のねじれ角より大きくなっている。また、ねじれ突起6はその長さ方向の中央部において高さが高く、先端および後端に至るに従って高さが次第に低くなっている。
実施の形態で示すタッピングねじは上記の構造からなり、図2は、壁下地10に当接されたボード11にタッピングねじをねじ込んだ状態を示す。そのねじ込み時、先行する一対のねじれ突起6はドリルの役目をしてボード11の表面を座ぐりすることになる。
このため、ボード11の表面に盛り上がり部が形成されるという不都合の発生はなく、また、タッピングねじのねじ込み完了後は、頭部3が形成された座ぐり内に納まる状態となってボード11の表面は平坦な状態に保持されることになり、ボード11の取付け完了後にその表面にクロスを貼る際に、クロスをきれいに貼り付けることができる。
また、上記一対のねじれ突起6は回転しつつボード11内に侵入するため、ボード11の内部組織はねじれ突起6によりせん断されて柔らかくなり、その柔らかくなった部分をねじ山4が侵入するため、ボード11に対してタッピングねじはスムーズにねじ込まれる。
図2に示すように、タッピングねじの先端がボード11を貫通すると、円錐形部2の先端が薄鋼板からなる壁下地10に当接する。このとき、円錐形部2の先端部外周には切込み刃5が形成されているため、タッピングねじのねじ込みが継続されると、その切込み刃5が壁下地10を切込むことになる。
このように、円錐形部2の先端部外周に切込み刃5を形成しておくことによって、壁下地10に対するタッピングねじの食い付きがよく、その壁下地10に対してタッピングねじをスムーズにねじ込むことができる。
このため、ボード11を能率よくねじ止めすることができると共に、ボード11が壁下地10から浮き上がることがないため、図3に示すように、壁下地10にボード11が密着する体裁の良好な取付け状態を得ることができる。
また、切込み刃5のねじれ角は、ねじ山4のねじれ角より大きいため、その切込み刃5の壁下地10に対するねじ込み量はねじ山4がボード11にねじ込まれるねじ込み量より大きい。このため、ボード11は壁下地10に強く押し込まれることになり、より体裁の良好な取付け状態を得ることができる。
(I)は、この発明に係るタッピングねじの実施の形態を示す正面図、(II)はタッピングねじの先端部を拡大して示す正面図、(III)は(II)の底面図 ボードの取り付け途中の状態を示す断面図 ボードの取り付け完了状態を示す断面図
符号の説明
1 ストレート軸
2 円錐形部
3 頭部
4 ねじ山
5 切込み刃
6 ねじれ突起

Claims (2)

  1. 先端に円錐形部を有し、後端に頭部が形成された断面丸形のストレート軸の外周に螺旋状のねじ山を形成したタッピングねじにおいて、
    前記円錐形部の先端部外周に、前記ねじ山と同方向に捩じれる断面三角形の切込み刃を形成し、その切込み刃の高さを、長さ方向の中央部において高く、両端に至るに従って次第に低くなるようにし、その切込み刃と前記ねじ山の先端間には、前記円錐形部からストレート軸に至る範囲にねじ山のねじれ角よりねじれの大きい断面三角形の一対のねじれ突起を対向位置に設けたことを特徴とするタッピングねじ。
  2. 前記切込み刃のねじれ角を前記ねじ山のねじれ角より大きくした請求項1に記載のタッピングねじ。
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