JP3152115B2 - ボルトのしごき加工方法及びその装置 - Google Patents

ボルトのしごき加工方法及びその装置

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JP3152115B2 JP19666895A JP19666895A JP3152115B2 JP 3152115 B2 JP3152115 B2 JP 3152115B2 JP 19666895 A JP19666895 A JP 19666895A JP 19666895 A JP19666895 A JP 19666895A JP 3152115 B2 JP3152115 B2 JP 3152115B2
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/44Making machine elements bolts, studs, or the like

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトのネジ形成
用の軸部をしごき加工するしごき加工方法及びその装置
及び加工されたボルトに関する。
【0002】
【従来の技術】これに関する従来のしごき加工装置が図
6に示されている。このしごき加工装置1は、前記ボル
トwをガイドするとともにそのボルトwの円筒部wkを
支える可動ダイス2とネジ形成用の軸部wnを下加工す
るしごきダイス4とを備えている。前記しごきダイス4
には、ボルトwのネジ形成用の軸部wnをしごくランド
(図示されていない)が形成されており、二段に重ねら
れた状態で略筒状の補強リング5の中央に固定されてい
る。また、前記補強リング5は筒状のダイケース8の内
部に収納されているとともに、その補強リング5のフラ
ンジ部5fがダイケース8とダイ受圧板6によって軸方
向から挟持されることにより位置決めされている。
【0003】前記可動ダイス2は、前記補強リング5の
上側で前記ダイケース8の内部を摺動できる構造であ
り、その中央にはしごきダイス4と同軸に前記ボルトw
の円筒部wkを支える開孔部2kが形成されている。こ
こで、前記開孔部2kの内径はボルトwの円筒部wkの
外径とほぼ等しい値に設定されている。また、可動ダイ
ス2の下端部には、摺動方向に延出する一対のスプリン
グ受けピン2rが固定されており、これらのスプリング
受けピン2rが補強リング5に形成されたガイド孔5h
に挿通されている。さらに、前記スプリング受けピン2
rの先端にはスプリング受け板2eが同軸に固定されて
おり、そのスプリング受け板2eがダイ受圧板6に形成
された凹部6hに摺動可能な状態で収納されている。
【0004】さらに、前記凹部6hの内部には、前記ス
プリング受け板2eを押し上げるように付勢されたスプ
リング(図示されていない)が収納されている。前記ス
プリングのバネ力によって、可動ダイス2はスプリング
受けピン2rとともに押し上げられ、スプリング受け板
2eが補強リング5の下面に当接する位置に保持され
る。また、前記ダイ受圧板6の下方にはワーク突出用ピ
ン9が設けられており、このワーク突出用ピン9がダイ
受圧板6の中央に形成された中央開孔6kに下方から通
され、さらに、しごきダイス4の内部に挿通されるよう
になっている。
【0005】前記しごき加工装置1によってボルトwの
ネジ形成用の軸部wnをしごき加工するためには、図6
(A)に示されるように、昇降機構7の12角トリムパ
ンチ7cにボルトwの頭部を嵌合させた状態でそのボル
トwの円筒部wk等を可動ダイス2の開孔部2kに通
し、ボルトwのネジ形成用の軸部wnをしごきダイス4
の内部に挿入する。次に、前記昇降機構7をこの位置か
ら下降させて、図6(B)に示されるように、ボルトw
と共に可動ダイス2をスプリングのばね力に抗して押し
下げることにより、ボルトwのネジ形成用の軸部wnが
しぼりランドによってしごかれ、前記ネジ形成用の軸部
wnの下加工が行われる。このようにして前記ネジ形成
用の軸部wnのしごき加工が終了すると、昇降機構7が
上昇し、さらに、前記ワーク突出用ピン9によってボル
トwがしごきダイス4から突き出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記した
従来のしごき加工装置1では、可動ダイス2がダイケー
ス8に対して上下に摺動する構造であるために、前記可
動ダイス2とダイケース8との間には所定のクリアラン
スが存在する。また、前記ボルトwの円筒部wkが可動
ダイス2の開孔部2kに挿通される構造であるため、そ
のボルトwの円筒部wkと開孔部2kの内壁面との間に
も所定のクリアランスが存在する。このために、前記ネ
ジ形成用の軸部wnをしごき加工する際にクリアランス
の累積によるガタの影響を受け、しごき加工が終了した
段階のボルトwの軸振れ精度(ネジ部を基準にしたとき
の頭部のブレをいう)を一定レベル以上に安定化させる
ことが難しい。本発明の技術的課題は、ボルトの円筒部
と開孔部等のクリアランスを無くすことにより、ネジ形
成用の軸部をしごき加工する際にガタの影響を受けない
ようにして、ボルトの軸振れ精度を向上させようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】[課題を解決するための
請求項1に係る手段] 上記した課題は、以下の特徴を有するボルトのしごき加
工方法によって解決される。即ち、請求項1に係るしご
き加工方法は、ボルトの円筒部を支持部材によってクリ
アランス零以下の状態で半径方向から支持し、そのボル
トを軸方向に移動させることにより、その支持部材と同
軸に、かつ、相対移動不能に固定されたしごきダイスに
より前記ボルトのネジ形成用の軸部をしごき加工するボ
ルトのしごき加工方法において、ボルトのネジ形成用の
軸部をしごく軸部しごきダイスと、前記支持部材である
円筒部しごきダイスとを同軸に用意する工程と、前記円
筒部しごきダイスから軸部しごきダイスの側へ、前記ネ
ジ形成用の軸部を先端とする姿勢で、前記ボルトを軸方
向へ移動させる工程とを有し、その移動工程では、先
ず、円筒部しごきダイスがボルトの円筒部をしごき加工
し始め、次いで、軸部しごきダイスがネジ形成用の軸部
をしごき加工し始めるとともに、ボルトの円筒部の直径
>円筒部しごきダイスの内径>ボルトの軸部の直径>軸
部しごきダイスの内径という関係に設定されていること
を特徴とする。この方法によると、ボルトのネジ形成用
の軸部をしごき加工する際にその円筒部が支持部材(円
筒部しごきダイス)によって半径方向からクリアランス
零以下の状態に支持され続ける。このため、前記ボルト
の円筒部と支持部材との間でガタが生じることがなく、
しごき加工が終了した段階におけるボルトの軸振れ精度
(先端のネジ部を基準としたときの頭部のブレをいう)
が向上する。
【0008】[課題を解決するための請求項2に係る手
段] 上記した課題は、以下の特徴を有するボルトのしごき加
工装置によって解決される。即ち、請求項2に係るボル
トのしごき加工装置は、ボルトの円筒部をクリアランス
零以下の状態で半径方向から支持する支持部材と、前記
支持部材に対して相対移動不能、かつ、軸方向において
連続する位置に固定されており、そのボルトのネジ形成
用の軸部をしごき加工するしごきダイスとを備えるボル
トのしごき加工装置において、ボルトの円筒部をしごき
加工することにより前記支持部材として機能する円筒部
しごきダイスと、その円筒部しごきダイスに対して同軸
に配置された軸部しごきダイスと、前記円筒部しごきダ
イスから前記軸部しごきダイスの側へ、前記ネジ形成用
の軸部を先端とする姿勢で、前記ボルトを軸方向へ移動
させる機構を有し、ボルトの円筒部の直径>円筒部しご
きダイスの内径>ボルトの軸部の直径>軸部しごきダイ
スの内径という関係に設定されており、かつ、前記円筒
部しごきダイスと軸部しごきダイス間の軸方向距離がボ
ルトの円筒部先端と軸部先端間の軸方向距離よりも大き
く設定されていることを特徴とする。この装置による
と、ボルトを軸方向に移動させることにより、そのボル
トの円筒部を支持部材(円筒部しごきダイス)によって
半径方向からクリアランス零以下の状態で支持しながら
ネジ形成用の軸部をしごき加工できるようになる。即
ち、請求項2記載の発明により請求項1記載の発明を実
施することができる。
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕以下、図1〜図4に基づいて本発
明の第1の実施の形態に係るしごき加工方法及びしごき
加工装置の説明を行う。ここで、図1は本実施の形態に
係るしごき加工装置の要部縦断面図、図2は前記しごき
加工装置の全体縦断面図である。また、図3(A)は完
成品であるボルトwの全体側面図であり、図3(B)は
ネジ成形前の下加工(しごき加工)を行ったネジ形成用
の軸部wnの側面図、図3(C)は下加工を行う前のネ
ジ形成用の軸部wnの側面図である。前記ボルトwは、
図3に示されるように、頭部wh、円筒部wk、軸のび
部wt及びネジ部wmから構成されている。前記ネジ部
wmはネジが成形される前に先ず据え込み加工によりそ
の外径が寸法d3 まで膨らまされ(図3(C)参照)、
次に本実施の形態に係るしごき加工装置10によってし
ごき加工されることによりその外径が寸法d2 にまで絞
られる(図3(B)参照)。そして、後工程でしごき加
工されたネジ成形用の軸部wnに対しネジ成形が行われ
る。ここで、しごき加工される前のネジ成形用の軸部w
nの外径d3 は円筒部wkの外径d5 よりも小さく、軸
のび部wtの外径d6 よりは大きく設定されている。ま
た、前記軸部wnの長さL2 と円筒部wkの長さL1 と
の間には次の関係がある。即ち、L1 =L2 +X+xr
となる。ここで、Xは、後記する上部しごきダイス12
のしごきランド代であり、xrは、上部しごきダイス1
2のガイド長である。
【0011】前記しごき加工装置10は、前述のように
据え込み加工されたネジ形成用の軸部wnをしごき加工
するための装置であり、上部しごきダイス12と下部し
ごきダイス14とを備えている。前記上部しごきダイス
12はボルトwのネジ形成用の軸部wnをしごき加工す
る際にそのボルトwの円筒部wkを半径方向から支持す
るためのダイスであり、図1に示されるように、上部所
定位置に前記円筒部wkをしごくためのランド12rが
形成されている。ここで、上部しごきダイス12の上端
面からランド12rまでの間は、ボルトwの円筒部wk
をランド12rまで導くためのガイド部として機能し、
その距離、即ち、ガイド長が前述のようにxrであり、
また、しごきランド代Xは約2mmに設定されている。こ
のように、前記上部しごきダイス12が本発明の支持部
材、即ち、円筒部しごきダイスとして機能する。また、
下部しごきダイス14が本発明の軸部しごきダイスとし
て機能する。
【0012】前記下部しごきダイス14はボルトwのネ
ジ形成用の軸部wnをしごき加工するためのダイスであ
り、上部しごきダイス12と同軸に位置決めされてい
る。さらに、下部しごきダイス14には上部しごきダイ
ス12のランド12rから距離yrの位置にネジ形成用
の軸部wnをしごくためのランド14rが形成されてい
る。ここで、前記距離yrは、ボルトwの円筒部wkの
先端がランド12rを通過したときにネジ形成用の軸部
wnの先端がランド14rに到達するような値に設定さ
れている。さらに、上部しごきダイス12のランド12
rから下部しごきダイス14のランド14rまでの間
が、ボルトwのネジ形成用の軸部wnを前記ランド14
rまで導くためのガイド部として機能する。
【0013】前記上部しごきダイス12、下部しごきダ
イス14は、図2に示されるように、同軸に重ねられた
状態で筒状のダイケース18の内部に収納固定されてい
る。さらに、前記ダイケース18及び上部しごきダイス
12、下部しごきダイス14はダイ受圧板16上に同軸
に固定されている。また、前記ダイ受圧板16の下方に
はワーク突出用ピン19が設けられており、このワーク
突出用ピン19がダイ受圧板16の中央に形成された中
央開孔16kに下方から通され、さらに、下部しごきダ
イス14、上部しごきダイス12の内部に挿通されるよ
うになっている。
【0014】次に、本実施の形態に係るしごき加工方法
について図1、図2に基づいて説明する。先ず、昇降機
構17が下降してその昇降機構17の十二角トリムパン
チ17cに縦に取付けられたボルトwが上部しごきダイ
ス12から下部しごきダイス14に通される。図1
(A)は、ボルトwの円筒部wkがガイド部xrによっ
てランド12rまで導かれ、ネジ形成用の軸部wnがガ
イド部yrによってランド14rの近傍まで導かれた様
子を表している。この状態からさらに昇降機構17が下
降することにより、先ずボルトwの円筒部wkのしごき
加工がランド12rによって開始され、若干遅れてネジ
形成用の軸部wnのしごき加工がランド14rによって
開始される。そして、図1(B)及び図2に示されるよ
うに、ボルトwが頭部whの近傍までしごきダイス1
2,14に挿入されることにより、ネジ形成用の軸部w
n及び円筒部whのしごき加工が終了する。
【0015】このようにしてボルトwのネジ形成用の軸
部wnのしごき加工が終了すると、ボルトwが十二角ト
リムパンチ17cから外されるとともに昇降機構17が
上昇し、さらに、ワーク突出用ピン19が上昇すること
により、ボルトwが上部しごきダイス12、下部しごき
ダイス14から突き出される。なお、図1(B)におい
て、しごき加工が終了した段階で円筒部whの上部がし
ごき加工されないままで残るが、円筒部whのしごき加
工はその円筒部whをガタが無い状態で半径方向から支
持するために行うものであるため、ネジ形成用の軸部w
nがしごき加工されている間に円筒部whがしごき加工
されていれば問題は生じない。
【0016】このように、ボルトwのネジ形成用の軸部
wnを下部しごきダイス14によってしごき加工する際
にそのボルトwの円筒部wkが上部しごきダイス12に
よって半径方向からクリアランス零以下の状態で支持さ
れるため、この部分でガタが生じることがなく、しごき
加工が終了した段階におけるボルトwの軸振れ精度(先
端のネジ部を基準にしたときの頭部のブレをいう)が向
上する。図4(A)は、本実施の形態に係るしごき加工
方法によって複数のボルトwをしごき加工したときの軸
振れの様子を表したグラフであり、図4(B)は従来の
しごき加工方法によって複数のボルトwをしごき加工し
たときの軸振れの様子を表したグラフである。本実施の
形態に係るしごき加工方法によればボルトwに軸振れは
従来に比べて約1/2 に減少する。
【0017】〔第2の実施の形態〕次に、図5に基づい
て本発明の第2の実施の形態に係るしごき加工方法及び
しごき加工装置の説明を行う。本実施の形態に係るしご
き加工装置20は、第1の実施の形態に係るしごき加工
装置10の上部しごきダイス12の構造を改良したもの
であり、その他の構造は第1の実施の形態に係るしごき
加工装置10と同様である。前記しごき加工装置20の
上部支持ダイス22にはボルトwが通される貫通孔22
kが形成されておりその貫通孔22kの周囲にリング状
の油圧室22tが設けられている。前記油圧室22tは
貫通孔22kの壁面を構成する部分が可撓性のある板で
成形されており、図5(B)に示されるように、前記油
圧室22tに油圧が加えられた状態で貫通孔22kの内
径が減少するようになっている。なお、前記油圧室22
tには図示されていない油圧ユニットから油圧が加えら
れるようになっている。
【0018】この構造により、ボルトwのネジ形成用の
軸部wnを下部しごきダイス24のランド24rによっ
てしごき加工する際に、そのボルトwの円筒部wkが上
部支持ダイス22によって半径方向からクリアランス零
の状態で支持される。このため、この部分でガタが生じ
ることがなく、しごき加工が終了した段階におけるボル
トwの軸振れ精度が向上する。
【0019】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、この本発明の実施の形態には請求の範囲に記載し
た技術的事項以外に次のような各種の技術的事項を有す
るものであることを付記しておく。 (1) 請求項2に記載されたボルトのしごき加工装置
において、支持部材がしごきダイスであることを特徴と
するボルトのしごき加工装置。これによって、ボルトの
円筒部を半径方向から確実にクリアランス零以下で支持
できる。 (2) 請求項2に記載されたしごき加工装置におい
て、支持部材はボルトの円筒部を油圧力によって半径方
向からほぼ均等に押圧できる構造であることを特徴とす
るしごき加工装置。これによって、ボルトの円筒部を半
径方向からクリアランス零で支持できる。
【0020】
【発明の効果】本発明によると、ボルトのネジ形成用の
軸部をしごき加工する際にその円筒部が支持部材によっ
て半径方向からクリアランス零以下の状態で支持される
ため、この部分でガタが生じることがなく、しごき加工
が終了した段階におけるボルトの軸振れ精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るボルトのしごき
加工装置の要部断面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係るボルトのしごき
加工装置の全体断面図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係るボルトのしごき
加工装置によりしごき加工されたボルトに側面図であ
る。
【図4】本発明の第1実施の形態に係るボルトのしごき
加工方法によりしごき加工したボルトの軸振れの様子を
表したグラフ、及び、従来のボルトのしごき加工方法に
よりしごき加工したボルトの軸振れの様子を表したグラ
フである。
【図5】本発明の第2実施の形態に係るボルトのしごき
加工装置の要部断面図である。
【図6】従来のしごき加工装置の断面図である。
【符号の説明】
w ボルト wk 円筒部 wn ネジ形成用の軸部 12 上部しごきダイス(支持部材) 12r ランド 14 下部しごきダイス 14r ランド 22 上部支持ダイス(支持部材) 24 下部しごきダイス

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトの円筒部を支持部材によってクリ
    アランス零以下の状態で半径方向から支持し、そのボル
    トを軸方向に移動させることにより、その支持部材と同
    軸に、かつ、相対移動不能に固定されたしごきダイスに
    より前記ボルトのネジ形成用の軸部をしごき加工するボ
    ルトのしごき加工方法において、 ボルトのネジ形成用の軸部をしごく軸部しごきダイス
    と、前記支持部材である円筒部しごきダイスとを同軸に
    用意する工程と、 前記円筒部しごきダイスから軸部しごきダイスの側へ、
    前記ネジ形成用の軸部を先端とする姿勢で、前記ボルト
    を軸方向へ移動させる工程とを有し、 その移動工程では、先ず、円筒部しごきダイスがボルト
    の円筒部をしごき加工し始め、次いで、軸部しごきダイ
    スがネジ形成用の軸部をしごき加工し始めるとともに、
    ボルトの円筒部の直径>円筒部しごきダイスの内径>ボ
    ルトの軸部の直径>軸部しごきダイスの内径という関係
    に設定されていることを特徴とするボルトのしごき加工
    方法。
  2. 【請求項2】 ボルトの円筒部をクリアランス零以下の
    状態で半径方向から支持する支持部材と、前記支持部材
    に対して相対移動不能、かつ、軸方向において連続する
    位置に固定されており、そのボルトのネジ形成用の軸部
    をしごき加工するしごきダイスとを備えるボルトのしご
    き加工装置において、 ボルトの円筒部をしごき加工することにより前記支持部
    材として機能する円筒部しごきダイスと、 その円筒部しごきダイスに対して同軸に配置された軸部
    しごきダイスと、 前記円筒部しごきダイスから前記軸部しごきダイスの側
    へ、前記ネジ形成用の軸部を先端とする姿勢で、前記ボ
    ルトを軸方向へ移動させる機構を有し、 ボルトの円筒部の直径>円筒部しごきダイスの内径>ボ
    ルトの軸部の直径>軸部しごきダイスの内径という関係
    に設定されており、 かつ、前記円筒部しごきダイスと軸部しごきダイス間の
    軸方向距離がボルトの円筒部先端と軸部先端間の軸方向
    距離よりも大きく設定されていることを特徴とするボル
    トのしごき加工装置。
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