JP3152079U - 工具袋取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業時の安全性を確保したうえで作業員の作業姿勢に応じて柔軟に装着位置を可動させることができる工具袋取付具を提供する。【解決手段】建築現場等で作業を行う作業員が工具袋を装着するための工具袋取付具100であって、作業者のベルトに装着され、側面に凸部123を有するベルト装着部品120と、該ベルト装着部品の凸部123が挿通される挿通溝を有し、前記凸部123を軸として横方向に回転自在に取り付けられた取付部品130と、を有し、該取付部品130は、作業袋が装着可能な装着孔を備え、前記装着孔に装着された作業袋は、前記横方向と略直交する縦方向に回転可能に装着する。【選択図】図1

Description

本考案は、建築現場等で作業を行う作業員が工具袋等を装着するための工具袋取付具に関する。
従来、建築現場等で作業員が作業を行う際に、必要な工具類を入れた工具袋を腰ベルトに装着して必要な工具類をその場で取り出せるように工夫しているものがあった(例えば、特許文献1)。また、小片ゴミや作業用小物を収納可能な作業用袋を首または肩に係止して作業することにより作業効率を向上させているものがあった(例えば、特許文献2)。
特許文献1に開示された工具袋は、袋体の裏面側上方に折り返し部が形成されることにより腰ベルトへの掛止部が設けられている。また、この工具袋は、通常開口部が作業者の腰から15センチメートル程度下にくるように装着されるが、折り返し部の端部側と袋体の裏面側下方位置とに一対の部材からなる係合位置調整具が取り付けられ、この調整具を操作することにより、袋体に対する折り返し部の上端高さを作業環境に合わせて調整できるように構成されている。
また、特許文献2に開示された作業袋は、電気工事等の作業の際に発生するゴミを収容してゴミの散乱を防止することができ、かつ作業に用いられるコネクタ等の小物を種類別に収納して必要に応じて容易に取り出すことができ、電気工事等の作業効率を向上させることができるようにした作業袋である。この作業袋は、ゴミ等を収容可能とし上部を開口した袋主体部と、該袋主体部の外周面に固着され作業用小物を収納可能としかつ上部を開口した小袋部と、該袋主体部に両端が固着され中間部が所定以上の荷重がかかると分離するように接合される係止用紐部材とよりなることを特徴とし、作業者が電気工事や建築工事を行う際、作業者の体の一部、例えば首に係止して使用するものである。
一方、ギター等の取付対象物に、ストラップ等の帯状部材を取付けるための取付具が考案されている(例えば、特許文献3)。この取付具は、取付対象物に、断面円形状の軸部の先端に外向きに突出する膨出部を設けた略T字形状の被取付部を配設し、該被取付部を介して前記取付対象物に帯状部材または線状部材を取り付けるための取付具であって、前記帯状部材または線状部材を挿通して装着する装着部と、前記被取付部の膨出部を貫通可能な貫通孔と、該貫通孔に連通するとともに該貫通孔から前記装着部と反対側に延び前記被取付部の軸部を挿通する挿通溝とを備えた本体と、前記本体に回動可能に軸着され、前記挿通溝の内部に突出し該挿通溝の先端部とで前記軸部より大きく前記膨出部より小さい小孔を形成する係止部と、前記本体から外方に突出する操作部とを備えた一対の係止部材と、前記係止部材の係止部が本体の挿通溝内に突出した状態を維持するように前記係止部材を付勢する付勢部材とからなり、前記本体に、前記係止部材を回動可能に軸着する軸受部を、前記貫通孔と装着部との間に位置し、前記挿通溝の先端部とで2等辺三角形状をなすように形成したことを特徴とする取付具である。
特に、図5〜6に基づいて特許文献3の取付具の詳細な構成を説明すると、図5(A)において、取付具500は、ストラップ等の帯状部材または線状部材を挿通して装着するための装着孔513が設けられた本体510と、本体510内に設けられた1対の軸部512を中心にそれぞれ回動可能に取り付けられた1対の係止部材520と、1対の係止部材520を付勢する付勢部材530とからなる。そして、1対の係止部材520のそれぞれ先端内側には先端突出部525が設けられており、図5(A)の状態では互いに当接している。このとき、付勢部材530は先端突出部525の当接を維持するよう付勢している。先端突出部525が当接している場合には、本体510において連通するように設けられた貫通孔515と挿通溝516とをそれぞれ略円形状に分断するように当接している。その結果、貫通孔515には円形孔Aが形成され、挿通溝516には円形孔Bが形成される。通常、円形孔Aは円形孔Bと等しいか、あるいは円形孔Aが円形孔Bよりも大きくなるように構成される。
図5(B)において、1対の係止部材520のそれぞれ外側に設けられた操作部528を指で内側に押圧すると、付勢部材530の付勢力に抗して係止部材520が軸部512を中心にそれぞれ回動し、先端突出部525の当接状態が解除されて本体510に設けられた貫通孔515と挿通溝516とが連通状態になる。取付具500は、図5(A)の状態から図5(B)の状態へと変形することにより、後述する取付対象物に設けられた被取付部への取り付け及び取り外しが行われる。以下に、被取付部への取付具500の取り付け及び取り外しの様子を図6に基づいて説明する。
図6(A)において、まず、取付対象物(図示略)上に被取付部2が配設されており、被取付部2は断面円形状の軸部2aの先端に外向きに突出する膨出部2bを設けた略T字形状になっている。そして、取付具500を被取付部2に取り付ける場合には、図6(A)に示すように、被取付部2に取付具500の貫通孔515を通す。このとき、膨出部2bは貫通孔515よりも僅かに小さい径となるように構成することが望ましく、軸部2aは挿通溝516よりも僅かに小さい径となるように構成することが望ましい。次に、図6(B)に示すように、操作部528を押圧しながら取付具500を矢印方向に引く。すると、軸部2aは付勢部材530の付勢力に抗して先端突出部525の当接状態を解除する(先端突出部525を開く)ように挿通溝516側へ相対的に進行する。さらに、取付具500を矢印方向に引き続けると、図6(C)に示すように、軸部2aは挿通溝516内に収まり、先端突出部525は再び付勢部材530の付勢力によって互いに当接するよう維持される。このとき、軸部2aは挿通溝516よりも僅かに小さい径であるので、軸部2aが挿通溝516に収まった状態では取付具500をどのように引っ張っても先端突出部525の当接状態は簡単には解除されない。さらに、膨出部2bの径は挿通溝516の径よりも大きいので、軸部2aが挿通溝516に収まっている状態では簡単に取付具500が被取付部2から抜けてしまうことがない。このようにして、取付具500は被取付部2に取り付けられる。
一方、取付具500を被取付部2から取り外す場合には、図6(C)において操作部528をそれぞれ内側に押圧して先端突出部525を開きながら軸部2aが挿通溝516から貫通孔515へと向かうように取付具500をスライドさせる。そうすると、図6(B)に示すように、先端突出部525の開きが軸部2aよりも広くなったときに、軸部2aは挿通溝516から貫通孔515へと相対的に移動する。次に、図6(A)に示すように、軸部2aが貫通孔515内に移動し終わると、膨出部2bの径は貫通孔515の径よりも僅かに小さいので、取付具500を簡単に被取付部2から引き抜くことができる。以上のようにして、取付具500は被取付部2から取り外される。
特開2007−276014号公報 特開平10−127330号公報 特開2004−183739号公報
しかしながら、従来の工具袋や作業袋は、作業員の作業の効率化及び安全性の観点から次のような課題があった。まず、特許文献1に開示されている工具袋は、袋体の裏面側上方に折り返し部を形成して腰ベルトへの掛止部を設けているものの、この掛止部により工具袋が可動できる範囲は概ね腰ベルトを軸とした開閉(工具袋を正面から見た場合の前後方向の回動)程度であり、工具袋を正面から見た場合の左右方向には腰ベルトが邪魔になってほとんど回動しないために、柔軟な作業環境に応じて作業者にとって使い勝手の良い装着位置を確保することができない場合があった(たとえば、作業者がこの工具袋を腰の真横に装着し、過度に前かがみになった場合、工具袋は回動できないので袋に収めた工具類が抜け落ちてしまう恐れもある)。なお、特許文献1に開示されている工具袋は、係合位置調整具によって折り返し部の高さを調整可能に構成されているが、この工具袋を正面から見た場合の左右方向にはほとんど回動しないことに変わりはない。
また、特許文献2に開示されている作業袋は、作業中作業者の例えば首などに係止用紐部材を介して係止されるものに過ぎないため、作業袋の可動範囲があまりにも広すぎて作業者にとってはどこに作業袋が振り回されてしまうか予想ができず、作業者の作業範囲(作業姿勢)を制限してしまう。反対に、作業者がその制限された作業範囲を気に留めずに大胆な作業姿勢をとった場合には、首等に係止された作業袋が突如不用意に動いてしまうことともなり、バランスを失った作業者が高所から転倒してしまうという危険性を伴う。
また、特許文献3に開示されている取付具は、もともとストラップ等の帯状部材をギター等の取付対象物に取り付ける目的で、取付対象物の前後2箇所に取り付けられた被取付部2に対して1対のものとして取り付けられるのであり、取付対象物であるギターを演奏者の所定位置に保持するように使用されるものである。
本考案は、上記課題に鑑みなされたものであって、建築現場等での作業の際に作業員が工具袋を装着する場合に、作業時の安全性を確保したうえで、作業員の作業姿勢に応じてより柔軟に装着位置を可動させる工具袋取付具を提供することを目的とする。
上記課題を解決し上記目的を達成するために、本考案のうち第1の態様に係る工具袋取付具は、作業者のベルトに装着され、側面に凸部を有するベルト装着部品と、該ベルト装着部品の凸部が挿通される挿通溝を有し、前記凸部を軸として横方向に回転自在に取り付けられた取付部品と、を有し、該取付部品は、作業袋が装着可能な装着孔を備え、前記装着孔に装着された作業袋は、前記横方向と略直交する縦方向に回転可能に装着されることを特徴とする。
本考案によれば、取付具は作業員のベルト等に装着された際、取付具正面からみて前後及び左右の2方向に回転ないし回動自在となり、作業時の安全性を確保したうえで、作業員の作業姿勢に応じてより柔軟に装着位置を可動させる工具袋取付具を提供することが可能となる。
本考案のうち第2の態様に係る工具袋取付具は、前記取付部品がベルト装着部品と着脱可能に取り付けられたことを特徴とする。
本考案によれば、工具袋を取り外す際にはベルトに挿通されたベルト装着部品を装着したまま取付部品のみを簡易に取り外せるので、予め別の取付部品に取り付けられた他の工具袋や作業袋に迅速に付け替えができるなど作業効率を向上させることができる。
本考案のうち第3の態様に係る工具袋取付具は、前記取付部品が、前記ベルト装着部品の凸部が貫通される貫通孔と、該貫通孔と前記挿通孔とを仕切る先端突出部と、該先端突出部を開閉させ、前記貫通孔と前記挿通孔を連通させる操作部と、を有し、該操作部を操作することにより、前記貫通孔に貫通された前記ベルト装着部品の凸部を前記挿通孔に移動させることができることを特徴とする。
本考案によれば、取付部品をベルト装着部品の被装着部(凸部)に取り付ける際には前記貫通孔と前記先端突出部とで形成される略円形形状に被装着部の膨出部を貫通させ、つぎに操作部を操作して前記先端突出部を開閉させ、前記貫通孔と前記挿通孔とを連通させて被装着部の軸部を挿通溝側へ移動させて前記挿通溝と前記先端突出部とで形成される略円形形状内に納めることにより、確実に取付部品をベルト装着部品に取り付けることができる。
本考案のうち第4の態様に係る工具袋取付具は、前記ベルト装着部品の凸部が、円柱状の軸部と、該軸部より径が大きい膨出部を有し、該膨出部の径は、前記貫通孔の径より小さく、前記挿通溝の径より大きいことを特徴とする。
本考案によれば、取付部品をベルト装着部品の被装着部(凸部)に取り付けた際に、挿通溝の径よりも大きい膨出部が脱落を防止するため、より確実に取付部品をベルト装着部品に取り付けることができる。
本考案のうち第5の態様に係る工具袋取付具は、皮革、合成繊維、合成樹脂のいずれかからなることを特徴とする。
本考案によれば、ベルト装着部材を種々の素材から選択することができる。
本考案によれば、工具袋取付具は作業員のベルト等に装着された際、工具袋が取付部品下部に設けられた装着孔を軸として取付具正面からみて前後(縦)方向に回動ないし回転自在となるとともに、ベルト装着部品に取り付けられた取付部品が被装着部(凸部)の軸部を中心として取付具正面からみて左右方向にも回動ないし回転自在となる。したがって、作業員が例えば大きく前かがみになるなど急な作業姿勢をとっても工具袋が無理なく装着位置を回動ないし回転するので、工具袋から工具類が飛び出すなどの危険は生じない。また、作業員が例えば大きく両脚を開いたとしても腰と脚とが為す角度に合わせて工具袋取付具も装着位置を回動ないし回転させるので、作業の邪魔にもなることもない。よって、作業時の安全性を確保したうえで、作業員の作業姿勢に応じてより柔軟に装着位置を可動させて作業員の作業効率を向上させる工具袋取付具を提供することができる。
本考案にかかる工具袋取付具の外観を示す外観図である。 本考案にかかる工具袋取付具を構成するベルト装着部品の構造を説明する説明図である。 本考案にかかる工具袋取付具を構成する取付部品の構造を説明する説明図である。 本考案にかかる工具袋取付具の側面構造を説明する説明図である。 従来の取付具の構造を説明する説明図である。 従来の取付具を被取付部に取り付け及び取り外しする際の様子を説明する説明図である。 本考案の変形例を示す図である。
以下、本考案にかかる工具袋取付具を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1に、本考案にかかる工具袋取付具の一実施形態を示す。本実施形態では工具袋を取り付けるための工具袋取付具として説明するがこれに限定されるものではく、工具袋以外の袋、ケース等であっても本考案の技術思想に影響を与えない。
図1において、工具袋取付具100は、ベルト装着部材121からなるベルト装着部品120と、取付部品130とからなる。ベルト装着部材121上には被装着部(凸部)123が設けられており、取付部品130の挿通溝131c(図3参照)が係止されている状態である。取付部品130下部には装着孔131a(図3参照)が設けられており工具袋900が掛け止めされている。ここで、挿通溝131c(図3参照)により係止された取付部品130は、工具袋900とともに被装着部(凸部)123の軸部を中心に図正面から見て左右(横)方向(図中X方向)に回動ないし回転自在になっている。ベルト装着部品上端には作業員のベルトに掛け止めするためのベルト掛止部122(図2参照)が設けられており、ここにベルトを挿通することで、作業袋を装着した工具袋取付具全体を掛け止めすることができる。
図2に、本考案にかかる工具袋取付具を構成するベルト装着部品を示す。ベルト装着部品120は、皮革(天然、合成を問わない)、ナイロン等の合成繊維、シリコーンゴム等の合成樹脂などでできたベルト装着部材121を折り畳んでベルト掛止部122を形成し、その端部を固着具124で固着した構造になっている。固着具は、カシメ、ハトメ、ビス、ホック等を用いることができる。また、ベルト装着部材121の表面に被装着部(凸部)123を設けている。被装着部123は、後述する取付部品130(図3参照)を係止するものであり、軸部123aと膨出部123bとからなる。膨出部123bの径は、軸部123aの径よりも大きくなるよう形成されている。
図3に、本考案にかかる工具袋取付具を構成する取付部品を示す。取付部品130は、工具袋の掛止部などを挿通して装着するための装着孔131aが設けられた取付部品本体131と、取付部品本体131内に設けられた1対の軸部(図示略)を中心にそれぞれ回動ないし回転自在に取り付けられた1対の係止部材132と、1対の係止部材132を付勢する付勢部材(図示略)とからなる。そして、1対の係止部材132のそれぞれ先端内側には先端突出部132aが設けられており、図3の状態では互いに当接している。このとき、付勢部材は先端突出部132aの当接を維持するよう付勢している。先端突出部132aが当接している場合には、取付部品本体131において連通するように設けられた貫通孔131bと挿通溝131cとをそれぞれ略円形状に分断する(仕切る)ように当接している。なお、貫通孔131bに形成された円形孔は、挿通溝131cに形成された円形孔より大きくなるように構成される。係止部材132の両外側には、人の手で摘みやすいよう操作部132bが設けられる。
ここで、1対の係止部材132のそれぞれ外側に設けられた操作部132bを指で内側に押圧すると、付勢部材の付勢力に抗して係止部材132が軸部を中心にそれぞれ回動ないし回転し、先端突出部132aの当接状態が解除されて取付部品本体131に設けられた貫通孔131bと挿通溝131cとが連通状態になる。このように取付部品が変形することにより、ベルト装着部品120に設けられた被装着部123への取付部品130の取り付け及び取り外しが行われる。
次に、被装着部123への取付部品130の取り付け及び取り外しの様子を詳述すると、まず、被装着部123は断面円形状の軸部123aの先端に外向きに突出する膨出部123bを設けた断面略T字形状(きのこ状)になっている。そして、取付部品130を被装着部123に取り付ける場合には、被装着部123に取付部品130の貫通孔131bを通す。このとき、膨出部123bは貫通孔131bよりも僅かに小さい径となるように構成することが望ましく、軸部123aは挿通溝131cよりも僅かに小さい径となるように構成することが望ましい。次に、操作部132bを押圧しながら取付部品130を例えば図1において下方に引く(先端突出部132aの貫通孔131b側のアール形状を緩やかに形成すれば、操作部132bを押圧せずに取付部品130を下方に引くだけでもよい)。すると、軸部123aは付勢部材の付勢力に抗して先端突出部132aの当接状態を解除する(先端突出部132aを開く)ように挿通溝131c側へ相対的に進行する。さらに、取付部品130を下方に引き続けると、軸部123aは挿通溝131c内に収まり、先端突出部132aは再び付勢部材の付勢力によって互いに当接するよう維持される。このとき、軸部123aは挿通溝131cよりも僅かに小さい径であるので、軸部123aが挿通溝131cに収まった状態では取付部品130をどのように引っ張っても先端突出部132aの当接状態は簡単には解除されない。さらに、膨出部123bの径は挿通溝131cの径よりも大きいので、軸部123aが挿通溝131cに収まっている状態では簡単に取付部品130が被装着部123から抜けてしまうことがない。このようにして、取付部品130は被装着部123に取り付けられる。
次に、取付部品130を被装着部123から取り外す場合には、操作部132bをそれぞれ内側に押圧して先端突出部132aを開きながら軸部123aが挿通溝131cから貫通孔131bへと向かうように取付部品130をスライドさせる。そうすると、先端突出部132aの開きが軸部123aよりも広くなったときに、軸部123aは挿通溝131cから貫通孔131bへと相対的に移動する。次に、軸部123aが貫通孔131b内に移動し終わると、膨出部123bの径は貫通孔131bの径よりも僅かに小さいので、取付部品130を簡単に被装着部123から引き抜くことができる。以上のようにして、取付部品130は被装着部123から取り外される。
図4に、本考案にかかる工具袋取付具の側面構造を示す。図4において、被装着部123に取り付けられた取付部品130は、被装着部123の軸部123aが挿通溝131cに収まっている状態であり、このとき膨出部123bの径は挿通溝131cの径よりも大きいので、簡単に取付部品130が被装着部123から抜けてしまうことがない構造になっていることが分かる。また、装着孔131aに装着された工具袋は、ここに通された工具袋の掛止部を軸として、工具袋取付具100正面からみて前後又は縦方向(図中Y方向)に回動ないし回転自在な構造になっている。あるいは、ベルト装着部材121それ自体が、皮革、合成繊維、合成樹脂等でできているので、これら材質そのものの撓みによって、ベルト掛止部122を中心に工具袋取付具100が工具袋900とともにY方向に回動ないし回転する。
よって、本考案にかかる工具袋取付具100は、作業員のベルト等に装着された際、工具袋取付具100正面からみて前後(縦)方向及びこれと略直交する左右(横)方向の2方向に回動ないし回転自在になる。
以上説明したように、本考案にかかる工具袋取付具100によれば、工具袋取付具100は作業員のベルト等に装着された際、工具袋取付具100正面からみて前後(縦)方向及びこれと略直交する左右(横)方向の2方向に回動ないし回転自在となり、作業時の安全性を確保したうえで、作業員の作業姿勢に応じてより柔軟に装着位置を可動させることができる。
また、本考案にかかる工具袋取付具100においては、工具袋を取り外す際にはベルトに挿通されたベルト装着部品120を装着したまま取付部品130のみを簡易に取り外せるので、予め別の取付部品130に取り付けられた他の工具袋や作業袋に迅速に付け替えができるなど、作業効率を向上させることができる。また、被装着部123においてその軸部123aよりも径の広い膨出部123bを形成することにより、取付部品130を確実に被装着部123に取り付けることができる。また、取付部品130をベルト装着部品120の被装着部123に取り付ける際には貫通孔131bと先端突出部132aとで形成される略円形形状に被装着部123の膨出部123bを貫通させ、つぎに付勢部材の付勢力に抗して被装着部123の軸部123aを挿通溝131c側へ挿通させて挿通溝131cと先端突出部132aとで形成される略円形形状内に納めることにより、挿通溝131cと先端突出部132aとで形成される略円形形状よりも径の大きい膨出部123bが取付部品130の挿通溝131cからの脱落を防止し、より確実に取付部品130をベルト装着部品120に取り付けることができる。さらに、ベルト装着部材121については、皮革、合成繊維、合成樹脂等、種々の素材から選択することができるので、予算に応じて簡易に製作可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した説明ではなくて実用新案登録請求の範囲によって示され、実用新案請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以下、本発明の変形例について説明する。
(1) 本実施形態では、ベルト装着部品120の凸部123を軸として取付部品130が360度回転できる態様について説明したが、これに限らず、たとえば、ベルト装着部品120に回転規制凸部150(カシメ)を設けて、取付部品130の回転が規制される構成にしてもよい(図7参照)。このように、取付部品130の回転を規制することにより、取付部品130に装着されている作業袋が大きく揺れず、作業袋の中に入っている工具などが作業袋から落ちることがない。また、ベルト装着部品120のベルト掛止部122から回転規制凸部150と取付部品130の上面を介してベルト(図示略)を巻き付けるようにしてもよい。なお、回転規制凸部(カシメ)150の位置を変化させることにより、作業袋が回転できる所望の回転範囲にすることができる。
100 工具袋取付具
120 ベルト装着部品
121 ベルト装着部材
122 ベルト掛止部
123 被装着部(凸部)
123a 軸部
123b 膨出部
124 固着部材
130 取付部品
131 取付部品本体
131a 装着孔
131b 貫通孔
131c 挿通溝
132 係止部材
132a 先端突出部
132b 操作部
900 工具袋(例)

Claims (5)

  1. 建築現場等で作業を行う作業員が工具袋を装着するための工具袋取付具であって、
    作業者のベルトに装着され、側面に凸部を有するベルト装着部品と、
    該ベルト装着部品の凸部が挿通される挿通溝を有し、前記凸部を軸として横方向に回転自在に取り付けられた取付部品と、を有し、
    該取付部品は、作業袋が装着可能な装着孔を備え、
    前記装着孔に装着された作業袋は、前記横方向と略直交する縦方向に回転可能に装着されることを特徴とする作業袋取付具。
  2. 前記取付部品は、前記ベルト装着部品と着脱可能に取り付けられた請求項1記載の作業袋取付具。
  3. 前記取付部品は、
    前記ベルト装着部品の凸部が貫通される貫通孔と、
    該貫通孔と前記挿通孔とを仕切る先端突出部と、
    該先端突出部を開閉させ、前記貫通孔と前記挿通孔を連通させる操作部と、を有し、
    該操作部を操作することにより、前記貫通孔に貫通された前記ベルト装着部品の凸部を前記挿通孔に移動させることができる請求項1記載の作業袋取付具。
  4. 前記ベルト装着部品の凸部は、
    円柱状の軸部と、
    該軸部より径が大きい膨出部を有し、
    該膨出部の径は、前記貫通孔の径より小さく、前記挿通溝の径より大きいことを特徴とする請求項3記載の工具袋取付具。
  5. 前記ベルト装着部材は、皮革、合成繊維、合成樹脂のいずれかからなることを特徴とする請求項1記載の工具袋取付具。


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