JP3152042U - 車両用ドアの内装材 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両のドアから伝播される騒音を遮断し、ドアから侵入する熱気や冷気を軽減すると共に、汎用の車両にも容易に装着できる車両用ドアの内装材を提供する。【解決手段】自動車のドアの内部に収容される内装材であって、該内装材1は、フェルト材2とゴム材3とを積層して形成されることを特徴とする。また、前記フェルト材2が難燃性フェルト材であり、厚みを5mmから10mm、ゴム材の厚みを0.5mmから1.5mmとし、フェルト材2が車両の外側に配設された状態で収容される。さらに、前記内装材1は、ドアのインナーパネル13を介して収容され、車両内部側および/または外側に収容されている。【選択図】図3
Description
本考案は、車両のドアから伝播される騒音を遮断し、ドアから侵入する熱気や冷気を軽減すると共に、市販の車両にも容易に装着できる車両用ドアの内装材に関する。
自動車のドアは、車両内部側に配設されるドアトリムと、車両外部に配設されるアウターパネルと、ドアトリムとアウターパネルとの間に介在されるインナーパネルとで構成されている。またインナーパネルに近傍には、ウインドウガラスが上下スライド可能に配されている。
また自動車のドア構造に関連する従来技術として、ドアインナーパネルとドアトリム間に設けられた遮音性シートの端部を確実に固定して、ドアトリムからはみ出すことのないようにすることができる自動車用ドア構造がある(例えば特許文献1参照)。
上掲特許文献1の自動車用ドア構造は、ドアインナーパネルの車内側に内装用ドアトリムが取付けられ、ドアインナーパネルとドアトリム間に、遮音性シートを上側から下側にのれん状に垂らすように設け、遮音性シートの上端をドアインナーパネル又はドアトリム又はそれらに取付けられたインナーウェザーストリップに固定した自動車用ドア構造であって、
前記ドアトリムの両側部及び/又は下部にドアインナーパネル側に突出するピンを設け、該ピンに前記遮音シートを貫通させることにより、あるいは該ピンで遮音シートをドアインナーパネルに押圧することにより、遮音シートをドアトリム端部からはみ出さないように位置決めしたことを特徴とする。
特開2003−291644号公報
上掲特許文献1の自動車用ドア構造は、ドアインナーパネルの車内側に内装用ドアトリムが取付けられ、ドアインナーパネルとドアトリム間に、遮音性シートを上側から下側にのれん状に垂らすように設け、遮音性シートの上端をドアインナーパネル又はドアトリム又はそれらに取付けられたインナーウェザーストリップに固定した自動車用ドア構造であって、
前記ドアトリムの両側部及び/又は下部にドアインナーパネル側に突出するピンを設け、該ピンに前記遮音シートを貫通させることにより、あるいは該ピンで遮音シートをドアインナーパネルに押圧することにより、遮音シートをドアトリム端部からはみ出さないように位置決めしたことを特徴とする。
しかしながら、上掲特許文献1の自動車用ドア構造は、車両ドア外側から伝播される騒音を遮音すると記載されているが、高い遮音効果を得ることはできなかった。また車両ドア外側からの熱気や冷気の侵入を軽減するまでには至らなかった。
そこで本考案は上記の点に鑑み、車両のドアから伝播される騒音を遮断し、ドアから熱気や冷気の侵入を軽減すると共に、汎用の車両にも容易に装着できる車両用ドアの内装材を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案の車両用ドアの内装材は、自動車のドアの内部に収容される内装材であって、該内装材は、フェルト材とゴム材とを積層して形成されることを特徴とする。
また、前記フェルト材が難燃性フェルト材である。
また、前記フェルト材の厚みの範囲を5mmから10mm、ゴム材の厚みの範囲を0.5mmから1.5mmとした。
また前記内装材は、フェルト材が車両外側に収容された状態で収容される。
また前記内装材は、ドアのインナーパネルを介して収容されている。
また前記内装材は、ドアのインナーパネルを介して車両内部側に収容されている。
また前記内装材は、ドアのインナーパネルを介して車両外側に収容されている。
内装材は、フェルト材とゴム材とを積層して形成されるため、優れた防音特性と断熱効果を発揮することができる。
また前記内装材は、ドアのインナーパネルを介し両側部、車両内側、車両外側にそれぞれ収容されているため、車種や用途に応じて収容方法を任意に選択することができる。
以下、本考案の車両用ドアの内装材における実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す車両用ドアの内装材1は、自動車のドアの内部に収容される内装材であって、ドアから伝播される雨音等の騒音を遮断し、さらにドアから熱気や冷気の侵入を軽減する特徴を有する。
図1に示す車両用ドアの内装材1は、自動車のドアの内部に収容される内装材であって、ドアから伝播される雨音等の騒音を遮断し、さらにドアから熱気や冷気の侵入を軽減する特徴を有する。
前記内装材1は、図2に示すように、ドア10の内部であって、車両内部側に設置されるドアトリム11と、車両外部に設置されるアウターパネル12との間に収容される。
内装材1は、フェルト材2とゴム材3とを積層して形成されることを特徴とする。積層方法としては、熱溶着や接着剤を使用した方法が挙げられる。
フェルト材2は、繊維を圧縮して形成されるシート状のもので、断熱性、保温性、クッション性に優れた特性と有する。また前記フェルト材2の厚みは特に限定されるものではないが、5mm〜15mm、好ましくは10mmとすることが望ましい。
ゴム材3は、弾性変形可能で適宜硬度を有し、柔軟性、耐薬品性に優れたエチレン・プロピレン系の合成ゴムが使用される。また前記ゴム材3の厚みは特に限定されるものではないが、0.5mm〜1.5mm、好ましくは1mmとすることが望ましい。
また、前記フェルト材2は難燃性フェルト材であることが好ましい。難燃性フェルト材は、非難燃性繊維と難燃性繊維を適宜割合で混合し、フェノール樹脂等のバインダーを混合してフリース状に積層し、加熱してフェノール樹脂バインダーを硬化して形成される。前記フェルト材2を難燃性フェルト材としたことで、高熱による発火の発生を回避できる。
また前記内装材1は、図示するように、フェルト材2が車両外側に配設された状態で収容されることが好ましい。フェルト材2を車両外側に収容することで、ドア10からの熱気や冷気の侵入を効率よく軽減することができる。
また前記内装材1は、ドアのインナーパネル13を介して収容されている。配設方法としては、図2に示すように、インナーパネル13を介して車両の内側、および外側に収容する。この際、フェルト材2が車両外側に配設された状態で収容することが好ましい。
また他の好適例として、図3に示すように、内装材1はインナーパネル13を介して車両外側に収容してもよい。さらに図4に示すように、インナーパネル13を介して車両内側に収容してもよい。この際においても、フェルト材2が車両外側に配設された状態で収容することが好ましい。
また前記内装材1は、樹脂製のドアトリム11とインナーパネル13とを取り外すことにより、容易にドア10内に収容することができる。そのため、内装材が具備されていない市販の軽自動車や量産の普通車両においても、容易に内装材を収容させることができる。さらに、既に内装材が具備されている車両においても付け替えることが可能となる。
なお、前記内装材1は、図5に示すように、車両Aのドアに収容させるものであるが、これに限定されるものではなく、図6に示すように、車両Aのセンターピラー、フロアー、ダッシュボード、トランク、トランクボディー等、様々な箇所に収容させることができる。
上述の如く、本発明の内装材1は、フェルト材2とゴム材3とを積層して形成されるため、優れた防音特性と断熱効果を発揮することができる。
また前記内装材1は、ドアのインナーパネルを介し両側部、車両内側、車両外側にそれぞれ収容できるため、車種や用途に応じて収容方法を任意に選択することができる。
1 内装材
2 フェルト材
3 ゴム材
10 ドア
11 ドアトリム
12 アウターパネル
13 インナーパネル
A 車両
2 フェルト材
3 ゴム材
10 ドア
11 ドアトリム
12 アウターパネル
13 インナーパネル
A 車両
Claims (7)
- 自動車のドアの内部に収容される内装材であって、該内装材は、フェルト材とゴム材とを積層して形成されることを特徴とする車両用ドアの内装材。
- 前記フェルト材が難燃性フェルト材である請求項1記載の車両用ドアの内装材。
- 前記フェルト材の厚みの範囲を5mmから10mm、ゴム材の厚みの範囲を0.5mmから1.5mmとした請求項1または2記載の車両用ドアの内装材。
- 前記内装材は、フェルト材が車両外側に配設された状態で収容される請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の車両用ドアの内装材。
- 前記内装材は、ドアのインナーパネルを介して収容されている請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の車両用ドアの内装材。
- 前記内装材は、ドアのインナーパネルを介して車両内部側に収容されている請求項5記載の車両用ドアの内装材。
- 前記内装材は、ドアのインナーパネルを介して車両外側に収容されている請求項5記載の車両用ドアの内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003106U JP3152042U (ja) | 2009-04-16 | 2009-04-16 | 車両用ドアの内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009003106U JP3152042U (ja) | 2009-04-16 | 2009-04-16 | 車両用ドアの内装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3152042U true JP3152042U (ja) | 2009-07-16 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3152042U (ja) |
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2009
- 2009-04-16 JP JP2009003106U patent/JP3152042U/ja not_active Expired - Fee Related
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