JP3146967U - 車両用ルーフの内装材 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両内に伝播される雨音等の騒音を遮断し、ルーフから熱気や冷気の侵入を軽減すると共に、軽自動車や量産の普通車両にも容易に装着できる車両用ルーフの内装材を提供する。
【解決手段】自動車のルーフパネルとルーフトリムとの間に収容される内装材であって、該内装材は、フェルト材2とゴム材3とを積層して形成されることを特徴とする。また前記内装材は、ルーフパネル11のレインフォース14で区分された区画室15内に収容できる形状に形成される。さらに、前記内装材は、ルーフトリム12を取り外した後、レインフォース14で区分された区画室15内に収容固定される。
【選択図】図2
【解決手段】自動車のルーフパネルとルーフトリムとの間に収容される内装材であって、該内装材は、フェルト材2とゴム材3とを積層して形成されることを特徴とする。また前記内装材は、ルーフパネル11のレインフォース14で区分された区画室15内に収容できる形状に形成される。さらに、前記内装材は、ルーフトリム12を取り外した後、レインフォース14で区分された区画室15内に収容固定される。
【選択図】図2
Description
本考案は、車両内に伝播される騒音を遮断し、ルーフから熱気や冷気の侵入を軽減すると共に、市販の車両にも容易に装着できる車両用ルーフの内装材に関する。
通常、自動車のルーフはルーフパネルとルーフトリムとからなり、ルーフパネルには、全体の強度を高めるために複数のレインフォース(骨組)が設置されている。また、ルーフからの雨音等を吸収するため、ルーフパネルとルーフトリムとの空間部に内装材が収納されている車種もある。
また従来より、断熱性や制振性能の付加向上が前記車体設計や車体軽量化を阻害することがない、遮熱性と制振性の両者が優れたパネルがある(例えば特許文献1参照)。
上掲特許文献1の複合パネルは、間隔を開けて配置した外板と内板との二重構造からなる複合パネルであって、外板の内板側に制振材層を設けるとともに、該制振材層の内板側に内張り層を設け、該内張り層から空気層を隔てて前記内板を配置し、少なくとも、前記内張り層の内板側の表面または前記内板の内張り層側の表面が鏡面化されていることを特徴とする。
特開2003−53887号公報
上掲特許文献1の複合パネルは、間隔を開けて配置した外板と内板との二重構造からなる複合パネルであって、外板の内板側に制振材層を設けるとともに、該制振材層の内板側に内張り層を設け、該内張り層から空気層を隔てて前記内板を配置し、少なくとも、前記内張り層の内板側の表面または前記内板の内張り層側の表面が鏡面化されていることを特徴とする。
また、外部から各種ピラー内部並びにレインフォースパネル内部を経由して車両内側に騒音が侵入するのを有効に防止できるとともに、万が一車両内側に侵入した騒音に対しても効率良く吸音することができ、有効な防音機能が得られる車両用ルーフの防音構造がある(例えば特許文献2参照)。
上掲特許文献2の車両用ルーフの防音構造は、車両のルーフパネルと、このルーフパネルに取り付け固定されるルーフトリムとの間に形成される空間部に多孔質吸音材を設置してなる車両用ルーフの防音構造において、ルーフの外周縁部並びにルーフを前後に区切るように設けられるレインフォースパネルに沿って上記多孔質吸音材を設置したことを特徴とする。
実開平2−102847号公報
上掲特許文献2の車両用ルーフの防音構造は、車両のルーフパネルと、このルーフパネルに取り付け固定されるルーフトリムとの間に形成される空間部に多孔質吸音材を設置してなる車両用ルーフの防音構造において、ルーフの外周縁部並びにルーフを前後に区切るように設けられるレインフォースパネルに沿って上記多孔質吸音材を設置したことを特徴とする。
しかしながら、上掲特許文献1の複合パネルは、外板の内板側に制振材層を設けるとともに、該制振材層の内板側に内張り層を設け、該内張り層から空気層を隔てて前記内板を配置し、少なくとも、前記内張り層の内板側の表面または前記内板の内張り層側の表面が鏡面化されている構造のため、製造工程や材料費が多大になり、コスト高に繋がるという問題があった。
また、特許文献2の車両用ルーフの防音構造は、レインフォースパネルに沿って多孔質吸音材が設置されているため、優れた防音効果や、ルーフから熱気や冷気の侵入を効率よく軽減するまでには至らなかった。
さらに、上掲特許文献1の複合パネルや特許文献2の車両用ルーフの防音構造は、特定の高級車両に限り、予め製造工程でルーフ内に装着されることが多い。そのため、防音材が装着されていない市販の軽自動車や量産の普通車両においては、雨音からの騒音を遮断したり、ルーフから熱気や冷気の侵入を軽減したりすることはできなかった。
そこで本考案は上記の点に鑑み、車両内に伝播される雨音等の騒音を遮断し、ルーフから熱気や冷気の侵入を軽減すると共に、軽自動車や量産の普通車両にも容易に装着できる車両用ルーフの内装材を提供することにある。
上記課題を解決するために本考案の車両用ルーフの内装材は、自動車のルーフパネルとルーフトリムとの間に収容される内装材であって、該内装材は、フェルト材とゴム材とを積層して形成されることを特徴とする。
また、前記フェルト材が難燃性フェルト材である。
前記フェルト材の厚みを10mm、ゴム材を1mmとした。
また前記内装材は、フェルト材が上面に配設された状態で収容される。
また前記内装材は、ルーフパネルのレインフォースで区分された区画室内に収容できる形状に形成される。
また前記内装材は、ルーフトリムを取り外した後、レインフォースで区分された区画室内に収容固定される。
内装材は、フェルト材とゴム材とを積層して形成されるため、優れた防音特性と断熱効果を発揮することができる。
また前記内装材は、ルーフパネルのレインフォースで区分された区画室内に収容される形状に形成され、さらに内装材は、ルーフトリムを取り外した後、レインフォースで区分された区画室内に収容固定されるため、防音材が装着されていない市販の軽自動車や量産の普通車両においても、容易に装着することができる。
以下、本考案の車両用ルーフの内装材における実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案における車両用ルーフの内装材の拡大断面図、図2はルーフ内に装着した内装材の拡大断面図、図3は内装材を装着した車両の斜視図、図4は内装材を装着した車両の断面図をそれぞれ表す。
図1は本考案における車両用ルーフの内装材の拡大断面図、図2はルーフ内に装着した内装材の拡大断面図、図3は内装材を装着した車両の斜視図、図4は内装材を装着した車両の断面図をそれぞれ表す。
図示する車両用ルーフの内装材1は、自動車10のルーフパネル11とルーフトリム12との間に収容され、車両内に伝播される雨音等の騒音を遮断し、ルーフ13から熱気や冷気の侵入を軽減する特徴を有する。
図1に示す内装材1は、フェルト材2とゴム3材とを積層して形成されることを特徴とする。積層方法としては、熱溶着や接着剤を使用した方法が挙げられる。
フェルト材2は、繊維を圧縮して形成されるシート状のもので、断熱性、保温性、クッション性に優れた特性と有する。また前記フェルト材2の厚みは特に限定されるものではないが、5mm〜15mm、好ましくは10mmとすることが望ましい。
ゴム材3は、弾性変形可能で適宜硬度を有し、柔軟性、耐薬品性に優れたエチレン・プロピレン系の合成ゴムが使用される。また前記ゴム材3の厚みは特に限定されるものではないが、0.5mm〜1.5mm、好ましくは1mmとすることが望ましい。
前記構成の内装材1を、図2に示すように、ルーフパネル11とルーフトリム12との間に収容する。この際、フェルト材2の表面に両面テープ等の接着材4を設け、ルーフパネル11の下面に装着する。
また、前記フェルト材2は難燃性フェルト材であることが好ましい。難燃性フェルト材は、非難燃性繊維と難燃性繊維を適宜割合で混合し、フェノール樹脂等のバインダーを混合してフリース状に積層し、加熱してフェノール樹脂バインダーを硬化して形成される。前記フェルト材2を難燃性フェルト材としたことで、高熱による発火の発生を回避できる。
また前記内装材1は、フェルト材2が上面に配設された状態で収容される。フェルト材2を上面に配設することで、ルーフから熱気や冷気の侵入を効率よく軽減することができる。
また前記内装材1を、ルーフパネル11のレインフォース14で区分された区画室15内に収容できる形状に形成することが望ましい。例えば、図3および図4においては、ルーフ13に区画室15が3箇所形成された状態を示すもので、かかる区画室15の大きさにカットした内装材1を形成し、それぞれの区画室15内に合った内装材1を装着させる。なお、本発明の内装材1は、車種や形成される区画室の大きさに応じ、適宜対応することが望ましい。
また前記内装材1は、ルーフトリム12を取り外した後、レインフォース14で区分された区画室15内に収容固定される。内装材1の装着方法としては、先ず、ルーフ13内に内装材が具備されていない、市販の軽自動車や量産の普通車両のルーフトリム12を取り外し、それぞれの区画室の形状に合った形状の内装材1を、接着材4を介してルーフパネル11の底面に装着させる。内装材1を装着後、ルーフトリム12をルーフパネル11に装着する。
なお本発明の内装材1は、内装材が具備されていない軽自動車や量産の普通車両に限らず、既に内装材が具備されている車両においても容易に付け替えることができ、同様の効果が得られるのは言うまでもない。
上述の如く、本発明の内装材1は、フェルト材2とゴム材3とを積層して形成されるため、優れた防音特性と断熱効果を発揮することができる。また前記内装材1は、ルーフパネル11のレインフォース14で区分された区画室15内に収容される形状に形成されるため、ルーフトリム12を取り外した後、容易に区画室15内に収容固定できる。そのことで、市販の軽自動車や量産の普通車両に容易に装着することができる。
1 内装材
2 フェルト材
3 ゴム材
4 接着材
10 自動車
11 ルーフパネル
12 ルーフトリム
13 ルーフ
14 レインフォース
15 区画室
2 フェルト材
3 ゴム材
4 接着材
10 自動車
11 ルーフパネル
12 ルーフトリム
13 ルーフ
14 レインフォース
15 区画室
Claims (6)
- 自動車のルーフパネルとルーフトリムとの間に収容される内装材であって、該内装材は、フェルト材とゴム材とを積層して形成されることを特徴とする車両用ルーフの内装材。
- 前記フェルト材が難燃性フェルト材である請求項1記載の車両用ルーフの内装材。
- 前記フェルト材の厚みを10mm、ゴム材を1mmとした請求項1または2記載の車両用ルーフの内装材。
- 前記内装材は、フェルト材が上面に配設された状態で収容される請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の車両用ルーフの内装材。
- 前記内装材は、ルーフパネルのレインフォースで区分された区画室内に収容できる形状に形成される請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の車両用ルーフの内装材。
- 前記内装材は、ルーフトリムを取り外した後、レインフォースで区分された区画室内に収容固定される請求項5記載の車両用ルーフの内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008007167U JP3146967U (ja) | 2008-09-11 | 2008-09-11 | 車両用ルーフの内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008007167U JP3146967U (ja) | 2008-09-11 | 2008-09-11 | 車両用ルーフの内装材 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP3146967U true JP3146967U (ja) | 2008-12-11 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3146967U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016112936A (ja) * | 2014-12-11 | 2016-06-23 | 林シーカ・オートモーティブ株式会社 | 自動車用制振構造 |
-
2008
- 2008-09-11 JP JP2008007167U patent/JP3146967U/ja not_active Expired - Fee Related
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