JP3151855U - ドリップの吸収部を有する容器 - Google Patents

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【課題】強制的に食品が内包する水分を除去せず、柔らかくて壊れ易い食品そのものの形態を壊すことなく、ドリップによる外観の低下を排除できる容器を提供する。【解決手段】商品の容器の底部にスリット1を設け毛細管現象によって隙間にドリップを閉じこめることによって、ドリップを取り除いてしまうのでもなく、又滲み出たドリップが商品価値を損ねると云う問題点も解消できる。この構造をとることによって、強制的に食品が内包する水分を除去しないので、柔らかくて壊れ易い食品そのものの形態を壊すこともなく、滲み出てきた水分、即ちドリップによる外観の低下を排除できるという利点がある。【選択図】図1

Description

本考案は、ドリップ吸収部を有する容器に関するものである。
紀州産梅干や各種の漬物の内、例えば福神漬は、身が柔らかいために容器に入れて時間が経つとドリップが底に貯まり、取り扱い業者や消費者から見た目が悪く、品質が劣化しているのではないか、とクレームが出ることがある。
一般に、水分を有する食品を水分と食品そのものを分離する手段としては、水分は通すが食品自体は通さない篩やすのこを用いる事は広く行われているところである。例えば、水は通過可能で、且つ米粒は通過できない大きさの貫通孔が多数形成されているすのこ板を装着させた炊飯調理鍋(特開2005−7086号公報)、又、熱湯で調理した後に麺と麺の間に残る残存水滴を完全に除去するために容器本体の底部に凸型突起と凹型溝を設け、且つこの容器底面を容器内部の外周に設置した水滴溜め部側に向かって傾斜させたつけ麺容器(特開2003−137363号公報)などがある。
しかしながら、これらの先行技術は、梅干や福神漬け、その他の漬物などには応用できない。なぜならば、食品の品質保持のためには、これらのものは、態々水分を除去するものでもなく、又、強制的に水分を除去すべきものでもない。本考案の対象となる商品は、身が柔らかく又保湿能力が高いために、軽度に脱水処理をして容器に入れて包装した後、時間の経過とともに、自然にドリップとなって滲み出てくる比較的少量の水分を有する食品である。
従来、このドリップを商品の外観を落とすことなく除去乃至保持する容器は見当たらない。
特開2005−7086号公報 特開2003−137363号公報
解決しようとする問題点は、身が柔らかく又保湿能力が高いために、軽度に脱水処理して容器に入れて包装した後、時間の経過とともに、自然にドリップとなって滲み出てくる比較的少量の水分が、商品の外観や商品自体の品質の劣化を齎す、或は品質に劣化を来たしているのではないかという印象を与えるという点である。
本考案は、商品の容器の底部にスリットを設け毛細管現象によって隙間にドリップを閉じこめることによって、ドリップを取り除いてしまうのでもなく、又滲み出たドリップが商品価値を損ねると云う問題点も解消できるということを最も主要な特徴とする。
即ち、本考案は、食品から滲みでてくるドリップを毛細管現象によって隙間にドリップを閉じこめるスリットを容器の底部に形成させた食品用の容器である。
本考案のドリップ吸収部としてスリット1を有する容器は、強制的に食品が内包する水分を除去しないので、柔らかくて壊れ易い食品そのものの形態を壊すこともなく、滲み出てきた水分、即ちドリップによる外観の低下を排除できるという利点がある。
図1は本考案容器の縦断面図である。 図2は本考案容器の底部の平面図である。 図3は本考案他の態様の容器の縦断面図である。 図4は本考案他の態様の容器の底部平面図である。
本考案の容器が有するドリップ吸収部としてのスリット1は、毛細管現象によって水分を含み、傾斜や逆さにしても該水分は流れ出ない細さ及び深さを持つ。商品のドリップにもよるが、紀州産梅干の場合、300ccの容器の場合、スリットの幅は凡そ1乃至3ミリ、深さ凡そ3から5ミリである。スリットの数乃至容量は、滲出するドリップの量や質、粘度等に応じて適宜選択すればよい。
スリット1の形状は特に制限はなく、四角形の溝状(図2、実施例1)、筋状(図4)、又図示しない渦巻状(蚊取り線香様)のものでもよい。
容器3及びその蓋部4の形状は底面及び上部開口部が円形、正方形、長方形、多角形これらの組み合わせの何れであってもよい。
又、該容器はプラスチック製の物が扱いやすいが、ガラス製、金属製、陶器であってもよい。
本考案の容器は、梅干、各種の漬物、その他の加工食品に広く利用できる。特に身が柔らかいために、保存中にドリップ、即ち漬け汁がしみ出て来やすい加工食品、例えば紀州産の梅干などに特に有利に利用できる。
図1は、本考案容器の1実施例の底部の平面図であって、1〜4は、図2、図3、図4と同様である。
底部に幅3ミリ、深さ5ミリのスリット1を形成させた容量300cc、深さ40ミリのプラスチック製容器1に紀州産梅干し250gを投入、常法通り密封して梅干し商品とした。これを6ヶ月間常温で保存したが、滲み出たドリップは全て該スリットに封じ込まれて、商品の外観を見苦しくさせるドリップは見られなかった。
一方、対象として従来から使用しているスリットのない容器に梅干し250gを投入、密封して6ヶ月間常温で保存した。従来どおり、梅干の下部はドリップに浸されていた。
1 ドリップ吸収部としてのスリット
2 容器本体
3 容器の蓋部
4 容器の脚部

Claims (1)

  1. 食品から滲みでてくるドリップを毛細管現象によって隙間にドリップを閉じこめるスリットを容器の底部に形成させた食品用の容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190027099A (ko) * 2017-09-06 2019-03-14 (주)웰로스코리아 식음료 용기 보관 팩

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