JP3212729U - 漬物用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】漬物用食材の出し入れの自由度を高め、漬物用食材の漬け込み状態に見合った使用が可能な漬物用容器を提供する。【解決手段】本考案の漬物用容器10は、上端及び下端に開口部12a、12bを有する筒状の本体部12と、本体部12の2つの開口部12a、12bを密閉するための2つの蓋部14、16とを含むものである。これにより、本体部12の上端の開口部12aから新たな食材を追加した場合、次に漬物を食する際に、漬物用容器10を上下逆さまにすることで、本体部12の下端の開口部12bから、より長く漬け込まれた食材を容易に取り出すことができる。或いは、本体部12の下端の開口部12bから新たな食材を追加するようにしてもよい。このため、本考案の漬物用容器10は、漬物用食材の出し入れの自由度が高められ、漬物用食材の漬け込み状態に見合った使用が可能となる。【選択図】図1
Description
本考案は、漬物を作り保存するための漬物用容器に関するものである。
近年、手軽に作れて野菜を摂取できる等の理由から、家庭等においてもピクルスや浅漬け等の漬物を作る機会が増えている。そのような手軽に作れる漬物は、一般的に、上部に蓋を備えた容器を用いて作られる(例えば、特許文献1参照)。具体的には、容器内を酢やワインビネガー等の液体調味料で満たし、その中に食材となる野菜を入れて、適切な時間を経過させることで作られる。
ここで、出来上がった漬物(食材)は、蓋が設けられている容器の上部から取り出されて食されることとなる。すると、当然のことながら食材が減ってくるため、新たに食材を追加する必要が生じる。このとき、新たに追加される食材は、蓋が設けられている容器の上部から入れられるため、容器内に食材が残っている状態で新たな食材を追加すると、残っていた食材の上に新たな食材が配置される。この状態で、次に漬物を食する際に、より長く漬け込まれた食材を取り出そうとすると、後から追加された食材の下から取り出す必要があるため、取り出しに手間がかかってしまう。
一方、ピクルス等の浅漬けに欠かせない液体調味料は、発酵するに従って容量が減ってくる。この状態で、容器の上部から新たな食材を追加すると、容器内の上方に配置された新たな食材が漬かり難いという問題が生じる。
一方、ピクルス等の浅漬けに欠かせない液体調味料は、発酵するに従って容量が減ってくる。この状態で、容器の上部から新たな食材を追加すると、容器内の上方に配置された新たな食材が漬かり難いという問題が生じる。
本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、漬物用食材の出し入れの自由度を高め、漬物用食材の漬け込み状態に見合った使用が可能な漬物用容器を提供することにある。
(考案の態様)
以下の考案の態様は、本考案の構成を例示するものであり、本考案の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本考案の技術的範囲を限定するものではなく、考案を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本考案の技術的範囲に含まれ得るものである。
以下の考案の態様は、本考案の構成を例示するものであり、本考案の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本考案の技術的範囲を限定するものではなく、考案を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本考案の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)漬物を作り保存するための容器であって、上端及び下端に開口部を有する筒状の本体部と、前記開口部を密閉するための2つの蓋部とを含む漬物用容器(請求項1)。
本項に記載の漬物用容器は、本体部の2つの開口部の夫々から、漬物用食材の出し入れが行われるため、漬物用食材の漬け込み状態に見合って使用されるものとなる。
(2)前記2つの蓋部に互いに異なる着色、装飾、又はマークが施されているか、或いは、前記本体部の2つの開口部の近傍に互いに異なる着色、装飾、又はマークが施されている漬物用容器。
本項に記載の漬物用容器は、上下の蓋部か、或いは、本体部の上下の開口部が、一目で区別されるため、使用者の使用方法に応じて適切に使用されるものとなる。
本項に記載の漬物用容器は、本体部の2つの開口部の夫々から、漬物用食材の出し入れが行われるため、漬物用食材の漬け込み状態に見合って使用されるものとなる。
(2)前記2つの蓋部に互いに異なる着色、装飾、又はマークが施されているか、或いは、前記本体部の2つの開口部の近傍に互いに異なる着色、装飾、又はマークが施されている漬物用容器。
本項に記載の漬物用容器は、上下の蓋部か、或いは、本体部の上下の開口部が、一目で区別されるため、使用者の使用方法に応じて適切に使用されるものとなる。
本考案は上記のような構成であるため、漬物用食材の出し入れの自由度を高め、漬物用食材の漬け込み状態に見合った使用が可能な漬物用容器を提供することができる。
以下、本考案を実施するための形態を、添付図面に基づき説明する。なお、図面の全体にわたって、同一部分又は対応する部分は、同一符号で示している。
図1は、本考案の実施の形態に係る漬物用容器10を正面から示している。図示のように、漬物用容器10は、筒状(本実施例では円筒状)の本体部12と、本体部12の上端及び下端の開口部12a、12bの夫々を密閉する2つの蓋部14、16とを含んでいる。本体部12は、円筒状に限定されることなく、四角筒状や他の多角筒状であってもよい。更に、図示の例では、本体部12の、図1における上下方向の中間部分の幅(左右方向の大きさ)よりも、開口部12a、12b近傍の幅(左右方向の大きさ)の方が僅かに小さくなっているが、それらの前者よりも後者の方が大きくてもよく、前者と後者が同じ大きさであってもよい。又、本体部12は、中身が確認できるように透明になっており、ガラス製の他、液体調味料に含まれる酸による劣化を防止できるものであれば、樹脂製のものであってもよい。
図1は、本考案の実施の形態に係る漬物用容器10を正面から示している。図示のように、漬物用容器10は、筒状(本実施例では円筒状)の本体部12と、本体部12の上端及び下端の開口部12a、12bの夫々を密閉する2つの蓋部14、16とを含んでいる。本体部12は、円筒状に限定されることなく、四角筒状や他の多角筒状であってもよい。更に、図示の例では、本体部12の、図1における上下方向の中間部分の幅(左右方向の大きさ)よりも、開口部12a、12b近傍の幅(左右方向の大きさ)の方が僅かに小さくなっているが、それらの前者よりも後者の方が大きくてもよく、前者と後者が同じ大きさであってもよい。又、本体部12は、中身が確認できるように透明になっており、ガラス製の他、液体調味料に含まれる酸による劣化を防止できるものであれば、樹脂製のものであってもよい。
蓋部14、16の各々は、本体部12に装着された状態で、漬物用容器10が安定して立てられるように、平坦部14a、16aを有している。すなわち、漬物用容器10は、図1に示すように蓋部16の平坦部16aを底面として、或いは、図1とは上下逆さまに蓋部14の平坦部14aを底面として、立てられるようになっている。又、図示の例では、蓋部14及び16に、互いに異なる着色が施されている。しかしながら、蓋部14及び16の区別がつけられるものであれば、互いに異なる着色に代えて、蓋部14及び16に互いに異なる装飾やマークが施されていてもよい。或いは、蓋部14、16ではなく、本体部12の2つの開口部12a、12bの近傍に、互いに異なる着色、装飾、又はマークが施されていてもよい。
又、図2で確認できるように、本実施例の漬物用容器10は、本体部12の開口部12、12bの外側にオス側のねじ山が、蓋部14、16の内周部にメス側のねじ山が設けられていることにより、本体部12と蓋部14、16とがねじ式で嵌合されるようになっている。しかしながら、本体部12と蓋部14、16とは、例えば、本体部12の開口部12a、12bより図1における上下方向のやや中間部寄りの外周部に設けられた金属製ワイヤと、蓋部14、16の外周部に設けられた金属製ワイヤとを、バネ機構等を用いて近接させるように付勢する方式等の、別の嵌合方式で嵌合されるものであってもよい。何れの嵌合方式の場合であっても、漬物用容器10からの液体調味料の漏れが防止できるような、ゴムパッキン等の適切なシール機構が設けられているものとする。
なお、本考案の実施の形態に係る漬物用容器10は、主にピクルスや浅漬け等の漬物を作り、そのまま保存するための容器であり、漬物の食材としては、キャベツ、ニンジン、カブ、白菜、ナス、大根、セロリ、長芋等の他、市販されているあらゆる野菜を用いることができる。又、漬物用容器10に投入される液体調味料としては、酢、ワインビネガーの他、市販の漬物の素等の、漬物を作る際に用いられるあらゆる液体調味料を用いることができる。
さて、上記構成をなす本考案の実施の形態によれば、次のような作用効果を得ることが可能である。すなわち、本考案の実施の形態に係る漬物用容器10は、図1及び図2に示すように、上端及び下端に開口部12a、12bを有する筒状の本体部12と、本体部12の2つの開口部12a、12bを密閉するための2つの蓋部14、16とを含むものである。これにより、例えば、本体部12の上端の開口部12aから新たな食材を追加した場合、次に漬物を食する際に、漬物用容器10を上下逆さまにすることで、本体部12の下端の開口部12bから、より長く漬け込まれた食材を容易に取り出すことができる。
一方、漬物用容器10内の液体調味料が減ってきた場合は、漬物用容器10を上下逆さまにして、本体部12の下端の開口部12bから新しい食材を追加した後、漬物用容器10の上下の向きを元に戻すと、液体調味料に十分に浸かる容器10内の下方に新たな食材を配置することができる。このため、よりよく漬け込む必要がある新たな食材を、十分に漬け込むことができる。更に、このように、新たな食材を容器10の下方側から追加することで、より長く漬け込まれた食材が容器10内の上方に配置されるため、この場合であっても、より長く漬け込まれた食材を容易に取り出すことができる。
上記のように、本考案の実施の形態に係る漬物用容器10は、漬物用食材の出し入れの自由度が高められ、漬物用食材の漬け込み状態に見合った使用が可能となる。
上記のように、本考案の実施の形態に係る漬物用容器10は、漬物用食材の出し入れの自由度が高められ、漬物用食材の漬け込み状態に見合った使用が可能となる。
更に、本考案の実施の形態に係る漬物用容器10は、本体部12の上端及び下端の開口部12a、12bを密閉する2つの蓋部14、16に、互いに異なる着色が施されていることで、使用者は、上下の蓋部14、16を一目で区別することができる。これにより、漬物用容器10の使用者は、食材を追加する際に使用する本体部12の開口部12a、12bや、食材を取り出す際に使用する本体部12の開口部12a、12bを間違えることなく、又、漬物を保存する際の容器10の上下の向きを間違えることなく、使用者の使用方法に応じて、適切に漬物用容器10を使用することができる。なお、容器10内に食材や液体調味料が入った状態で、2つの蓋部14、16が本体部12から同時に外されることはないため、2つの蓋部14、16が取り違えられて用いられることはないものである。
10:漬物用容器、12:本体部、12a、12b:開口部、14、16:蓋部
Claims (1)
- 漬物を作り保存するための容器であって、
上端及び下端に開口部を有する筒状の本体部と、前記開口部を密閉するための2つの蓋部とを含むことを特徴とする漬物用容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017003253U JP3212729U (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 漬物用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017003253U JP3212729U (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 漬物用容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3212729U true JP3212729U (ja) | 2017-09-28 |
Family
ID=59955817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017003253U Active JP3212729U (ja) | 2017-07-18 | 2017-07-18 | 漬物用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3212729U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USD988870S1 (en) * | 2023-01-06 | 2023-06-13 | Xiaohui Zhu | Pickle jar |
-
2017
- 2017-07-18 JP JP2017003253U patent/JP3212729U/ja active Active
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USD988870S1 (en) * | 2023-01-06 | 2023-06-13 | Xiaohui Zhu | Pickle jar |
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