JP3151678U - ブックカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】書籍の自重による表紙の損傷を回避し、安心して長きに亘り使用が可能で、デザイン性に優れたブックカバーを提供する。【解決手段】2以上の種類の書籍に対応できるブックカバーであり、しおり機能を有する収納部はブックカバーと一体化した状態で形成し、書籍の表表紙及び裏表紙のそれぞれの下部が留め具に直接当たらないように保持する構成のブックカバー。【選択図】図1

Description

本考案はサイズの異なる書籍の被覆が可能な形状に形成した耐久性のある素材で作られたブックカバーに関するものである。
従来のブックカバーの先行技術は、ある一つの規格の書籍に対し、その書籍の厚さ調整をいかに行うか、また伸縮性のある素材や部材等を使用し、なるべく多くの規格の書籍とその書籍の厚さに合わせる事は出来ないかというものがそのほとんどである。しかし、フリーサイズのブックカバーならば、そのブックカバーを製造する為の素材は限定され、購入決定の意思の主要部分である、商品デザインの選択肢が乏しく、たとえば布や革で出来たブックカバーが欲しいという需要には応えられない。またある一つの規格の書籍にのみに対応するブックカバーでは、たとえばA6版(以下「文庫本サイズの書籍」ないしは小さいサイズの書籍と記載する)とA5版サイズの書籍を中心に読む需要層はそれぞれのサイズに合わせた別々のブックカバーを購入しなければならず、ここでは機能の面で市場選択肢が乏しいという欠点がある。
また、従来技術として、上部カバー(1)の右上部かどに突設した、係止体を有する上部カバー折り返し部(5)を設け、左上部かどに突設した、係止体を有する上部カバー折り返し部(6)を設け、上端長手方向に係止体(7)を設け、下部カバー(11)の右下部かどに突設した、係止体を有する下部カバー折り返し部(15)を設け、左下部かどに突設した、係止体を有する下部カバー折り返し部(16)を設け、下端長手方向に係止体(17)を設け、右上部かどにクリップ(18)を設け、左上部かどにクリップ(19)を設けたサイズ変更可能なブックカバーが開示されている(特許文献1)。
そして、同文献には、面ファスナー(7、27)の中央部だけは、上部カバー(1)に接着されていない。この面ファスナー(7、27)が接着されていない部分の左側の適宜位置に、しおり(8)の下端を、面ファスナー(7、27)と上部カバー(1)で挟着する。このしおり(8)を挟着する個所は、前記の左側の適宜位置に限定せず、ほかの位置でもかまわない。つぎに、この面ファスナー(7、27)を接着していない中央部の下に、しおり(8)の上端をくぐらせて通す。装着する本の長さにしおり(8)の長さをあわせるには、面ファスナー(7、27)の下端より下に出ている、しおり(8)の長さを調節する旨の記載が開示されている(同文献段落0007参照)。
また、同文献には、ページ押さえ(20)の材質に限定するものはないが、上部カバー(1)及び下部カバー(11)に使用される生地が、前記カバーと一致する色彩なので好ましい。また、これらの前記カバーをもとの生地から裁断し、その際の余分な生地から、このページ押さえ(20)の生地をとるので、経済的である。ページ押さえ固定部(21、22)には面ファスナーを使用するが、ほかの材質でもかまわない。このページ押さえ固定部(22)に、ページ押さえ(20)の下端を取りつけ、クリップ(23)の孔にページ押さえ(20)を挿通する。つぎに、四辺形のページ押さえ固定部(21)の両横辺が重なるように、面ファスナーのフックやループの付いていない面どうしを二つ折りにして重ねる。そして、この両横辺を固定すると、なかにものを挿通することができるので、ページ押さえ(20)を挿通する。この手段により、ページ押さえ(20)で押さえるページ数が増減しても、装着する本の縦の長さが異なっても、ページ押さえ固定部(21)で、ページ押さえ(20)の長さを自在に調節して対応できる。クリップ(23)には、うすいアクリル板を使用し、E字形をなすが、ほかの材質や形状でもよい。さらに、両面テープなどのほかの係止手段で下部カバーおもて表紙部(12)に、ページ押さえ(20)を係止してもかまわない。このページ押さえ(20)及びページ押さえ固定部(21、22)並びにクリップ(23)は、右のページだけでなく、左のページにも適用できる。さらに、ページ押さえ(20)及びページ押さえ固定部(21、22)並びにクリップ(23)をもう一組設け、左右両ページにも使用できるので、たいへん汎用性に富む旨の記載が開示されている(同文献段落0009参照)。
特開平10−44642号
上記特許文献1におけるブックカバーは、上部カバー(1)と下部カバー(11)が分離しており、両者をクリップ(18)、(19)で連結する構成である。このため、クリップ(18)、(19)の紛失のトラブル発生や上部カバー(1)と下部カバー(11)が分離してしまう等のトラブルが発生する。
また、しおり(8)は細い棒状に形成されているので書籍の該当頁箇所の一部を損傷する等の虞がある。
しかも、ページ押さえ(20)は棒状に形成されており、そのページ押さえ(20)の両端部は面ファスナー(17)及び(7)に着脱自在に固定するとともにページ押さえ(20)の途中箇所をクリップ(23)で挟着する構造であるために取扱いが不便である上に紛失等の虞もある。
さらに、書籍のサイズに応じてブックカバーのサイズを変更できるブックカバーは従来から存在しているが、いずれも書籍の表紙の大きさに対応した大きさに折り畳む形状のブックカバーであり、書籍の表表紙、裏表紙及び書籍の中身である頁相当厚さの上下端面の露出部分を保護するには不十分であり、せいぜい帯状バンドで表紙を保護する程度であった。
このため、文庫本のように表表紙及び裏表紙が帯状バンドで保護されたとしても、書籍の中身である頁相当厚さの上下端面の露出部分を保護することはできず、露出した頁相当部位の厚み部分の上下面が汚れたり、損傷したりする等の難点がある。
本考案は以上の点に着目し、2以上の種類の書籍に対応できるブックカバーであることは勿論であるが、しおり機能もブックカバーと別体ではなくブックカバー自体に栞機能を備えた収納部を形成して、しおりの紛失を防止し、栞機能を備えた収納部に書籍の途中頁の端部を差込可能に形成することができるとともに書籍の中身である頁相当厚さの上下端面の露出部分を耐久性のある素材で被覆して汚れや損傷等から保護することができ、安心して長きに亘り使用が可能で、デザイン性に優れたブックカバーを提供することにある。
本考案に係るブックカバーは、サイズの異なる書籍の被覆が可能な形状に形成した耐久性のある素材で作られたブックカバーであって、
前記書籍の表表紙及び裏表紙に接する側の前記ブックカバーの本体裏面は下端部の左右両端部及び小さいサイズの書籍を被覆できる大きさの上部の左右両端部並びに大きいサイズの書籍を被覆できる大きさの最上部左右両端部のそれぞれに留め具を設けるとともに、
該留め具のそれぞれをブックカバーの本体裏面の内側に倒して係合するための係合部を前記ブックカバーの本体裏面の対応する各所定位置で前後に位置調節可能に取付け、
前記小さいサイズの書籍を被覆する場合、前記上部の左右両端部に設けた留め具を境に折線を介して外側に折り返す折返し片を形成し、かつ上記下端部の左右両端部に設けた留め具及び上記上部の左右両端部に設けた留め具のそれぞれを対応する上記係合部に係合させて書籍の表表紙、裏表紙のそれぞれの一端部側を挿入させた状態で固定する左右の押え片を形成するとともに該押え片とその押え片の上に重ねて形成される折返し片部分とで形成される栞機能を備えた収納部に書籍の途中頁の上部隅角部を差込可能に形成し、
前記大きいサイズの書籍を被覆する場合、上記折返し片を旧位置に展開し、上記下端部の左右両端部に設けた留め具及び上記最上部の左右両端部に設けた留め具のそれぞれを対応する上記係合部に係合させて書籍の表表紙及び裏表紙のそれぞれの一端部側を挿入させた状態で固定する左右の第2押え片を前記押え片よりも外側に位置するように形成したことを特徴とする。
請求項1記載のブックカバーにおける留め具は、U字状の鉤部又は凸状部で形成され、該鉤部又は凸状部を差し込むための位置を横方向にずらした複数の係合部を設けたことを特徴とする。
請求項1又は2記載のブックカバーにおける該ブックカバーの本体裏面には小さいサイズの書籍の各表紙を挿通させて表紙を規制する帯状保持片及び大きいサイズの書籍の各表紙を挿通させて表紙を規制する帯状保持片をそれぞれ縦方向に沿って設けたことを特徴とする。
本考案は、異なるサイズの書籍のうち、たとえば大きいサイズをA5サイズの書籍(縦幅約210mm、横幅は表表紙が約150mm+裏表紙が約150mm+その書籍の厚さ)とし、小さいサイズを文庫本サイズの書籍(縦幅が約150mm、横幅は表表紙が約105mm+裏表紙が約105mm+その書籍の厚さ)とする場合について説明する。この2種類のサイズの書籍に対応出来るブックカバーの条件とは、2種類の書籍の高さ(約60mmの差異)と書籍の厚さにブックカバーが対応出来ること、且つ前記2種類のサイズの書籍のどちらを使用する場合でも表表紙と裏表紙を固定でき、読書時にブックカバーの中で書籍が納まり、ブックカバーとして書籍の保護及び書籍の表紙の下端及び上端の保護と不可視性の機能を発揮させることである。この条件を鑑み、矩形状にそれぞれ断裁された例えば表地を丈夫なキャンバス布地で、裏地を軟らかな木綿地等の素材を組合せた布地、あるいは表裏で素材を異にする皮革又は布地と皮革の組合せ等といった耐久性のある素材で、かつ柔軟性のある素材で作られ、表地と裏地を貼り合わせたブックカバーであり、表地と裏地の色や柄等を変えることにより変化に富んだデザインに仕上げることができる。なお、本例ではブックカバーの全体形状は矩形が基本であるが必ずしもその形状にこだわることなくブックカバーとしての機能を発揮できれば他の形状であっても良い。
その為、A5サイズの書籍の使用時はブックカバー1を上記A5サイズの書籍の寸法よりも多少大きめに作ってあり、そのブックカバーの本体裏面の短手両側の両端隅角部にA5サイズの書籍の縦幅よりも長い位置に留め具を設け、且つ書籍の表紙に合わせブックカバーの本体裏面の中心方向に向かい折返した適当な位置で前記留め具を受ける係合部を設け、A5サイズの書籍に使用出来るようにする。
また文庫本サイズのブックカバーとして使用する時は、前記A5サイズの使用のために設けたブックカバーの本体裏面短手両側の両端にある最上部の留め具5、5の下方約60mmの位置に文庫本サイズの書籍の表紙を固定する為、A5サイズの書籍の表紙を固定する際のサイズと同じ留め具4、4を設け、ブックカバーの本体裏面1aを図7記載の折り線9に合わせ、ブックカバーの本体表面1bの生地側に向けて折り返す。その状態からブックカバー本体裏面1aの短手両端に設置した文庫本サイズの書籍の上方留め具4、4と下方の留め具3、3をA5サイズの書籍を使用時と同様に留め具4と係合部7を、留め具3と係合部6をそれぞれ係合させ、文庫本サイズの書籍の表表紙及び裏表紙を固定するようにする。
本考案は一枚で2以上の種類の書籍に対応できるブックカバーであり、栞機能もブックカバーの一部を利用して形成されるので、栞機能を備えた収納部に書籍の途中頁の上端隅角部を差込可能に形成することができ、従来のように別体に作られた栞とは異なるために栞自体を紛失することは無い。また、書籍の表表紙及び裏表紙のそれぞれの上部及び下部が留め具に直接当たらないように係合部や帯状保持片各一端部で保持するとともに書籍の表紙の上部、下部のいずれも外部の物体等に直接当たらないようにブッカバーの本体を書籍の大きさよりも大きく形成することにより被覆状態で保護されるので、書籍の自重による表紙の損傷や、書籍の頁相当部位の汚れや損傷あるいは外部の物体に書籍の表紙が当たって損傷する等のトラブルを回避することができる。さらに、本考案は丈夫でかつ柔軟な素材を使用して作られるので安心して長きに亘り使用が可能であり、ブックカバーの表側の素材と裏側の素材を変えたり、柄や模様を変えたりし、特に小さいサイズの書籍例えば文庫本サイズの書籍のブックカバーに適用する場合は、外側に折り返す折返し片の素材とブックカバーの表側の素材とが異なるために鮮やかなコントラストを実現でき、デザイン性にも優れたブックカバーを提供することができる。
以下、本考案を実施形態に基づいて説明する。また以下の説明は大きいサイズの書籍に相当するA5サイズの書籍と小さいサイズに相当する文庫本サイズの書籍を使用する場合について述べる。しかしこれによって、本考案が前記2種類の書籍のサイズのみに使用限定されるものではない。また、留め具や該留め具を係合するための係合部に関しても「服飾資材に使われるオス缶のホック」と「アパレル副資材の布テープを折り重ねたものでオス缶ホックをひっかけられる形状にしたもの」を留め具手段に用いるが、この説明により留め具手段が前記のものに限定されるわけではなく、たとえば面ファスナーを使用しても良ければ、別のアパレル資材(オス缶に合わせてメス缶を並べる等)を使った留め具手段を使用しても良いものである。しかし、面ファスナーに比べてU字状の鉤部とその鉤部を係合させる係合部を使用した場合の方がより一層確実な固定乃至係止が確実に行われる。
説明図中の破線(点線)は、たとえば縫製による本考案に係るブックカバーを作製した場合を想定した縫製跡(ステッチ又はミシン目)を示したものである場合と、折り線を示したものである場合がある。例えば、後述する係合部6、7、8の周縁部や帯状保持片13、14の両端部に形成されている。
図1は小さいサイズの書籍に適用した場合のブックカバーの斜視図、図2は小さいサイズの書籍用ブックカバーであるが該書籍が無い状態を示す斜視図、図3は本考案のブックカバーの本体表面を示す平面図、図4は大きいサイズの書籍に適用する場合のブックカバーの本体裏面を示す平面図、図5は図4における左右両端部を内側に折り返して第2押え片を形成した場合の平面図、図6は図5に大きいサイズの書籍を適用した場合を示す説明図である。図7は小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合に折り線9を介して折返し片10を本体表面1b側に折り返した状態を示す平面図、図8は小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合に押え片11が左右に形成された状態を示す平面図、図9は小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合に左右の上端部に栞機能を備えた収納部15を形成した状態を示す平面図、図10は小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合の栞機能を備えた収納部15に書籍の途中頁の上部角を挿し込んだ状態を示す説明図、図11は鉤型の留め具に代えてボタンを使用した場合のブックカバーの本体裏面を示す平面図、図12はボタンの留め具に代えてスナップボタンを使用した場合のブックカバーの本体裏面を示す平面図である。
本考案のブックカバーは表地が白いキャンバス地の布地で、裏地が有色の木綿地を素材とした表地と裏地によって構成されている。図3に示す符号2は、たとえば縫製による表地と裏地の貼り合わせを想定した場合の縫合部である。貼り合わせの方法は、糊状のものを使用する事により生地を貼り合わせる方法等も可能であろうが、本実施例では縫製による場合を示した。図4において、3、3はブックカバーの本体裏面1aの下端部の左右両端部に設けた留め具を示し、4、4はブックカバーの本体裏面1aの上部左右両端部に設けた留め具を示し、5、5はブックカバーの本体裏面1aの最上部の左右両端部に設けた留め具を示す。図3はブックカバー1の表地と裏地が既に張り合わされている状態を示す。図4〜図12はブックカバーの本体裏面1aを示すものであるが、便宜上、ブックカバー1の表地と裏地の縫製を示す縫合部2を省略している。
小さいサイズと大きいサイズといった2以上の書籍のサイズ(規格)に対応できるブックカバーは、図4に示すように大きいサイズであるA5サイズの書籍に使用する場合はA5サイズの縦幅約210mmに対応出来る寸法と小さいサイズである文庫本サイズの書籍に使用する場合は文庫本サイズの縦幅約150mmに対応できることがこの考案の条件として求められる。
先ずA5サイズの書籍を使用する場合を例にとり、上記の条件を実施するための本考案に係るブックカバーの大きさについて説明をする。図4における縦幅はA5サイズの書籍の縦幅約210mmの上下の延長線上に留め具5及び留め具3が取付けできる取付け幅を備えている。図4記載のA5サイズの書籍を被覆できる大きさよりも大きめのサイズに形成される。すなわち、ブックカバー本体裏面1aの最上部の左右両端部に設けた留め具5、5の幅と、下端部の左右両端部に設けた留め具3、3の幅を加え、さらに余白を上下に縫合部2の幅を加えた縦幅に形成する。
またブックカバーの本体裏面1aの横幅はA5サイズの書籍の表表紙と裏表紙と背表紙とが接する部分の横幅と、その横幅の延長上に書籍の表表紙と裏表紙の左右両端部を折り返した状態で被覆する第2押え片12の横幅を形成する。
図4においてA5サイズの書籍を被覆する場合のブックカバーの本体裏面1aに形成する最上部の左右両端部に設けた留め具5、5のそれぞれと対応して係合する位置調整が可能に前後にずらして形成した複数の係合部8と8の間の幅と下端部の左右両端部に設けた留め具3、3のそれぞれと対応して係合する位置調整が可能に前後にずらして形成した複数の係合部6と6の間の幅は、A5サイズの書籍の表表紙と裏表紙の幅と背表紙の厚さ部分の幅を足した値よりも狭く作られる。それは図5のように留め具5と係合部8を係合させ、留め具3と係合部6を係合させ、書籍の表紙挿入の為の袋状部分を形成しA5サイズの書籍の表表紙と裏表紙の左右両端部を固定するためである。また縦幅の位置はなるべく生地を無駄に使わないようにするために、左右の係合部8、8は図3のブックカバー1の矩形状の長手側に入る上方縫合部2のすぐ下に形成する。左右の係合部6、6は図3に示すブックカバー1の矩形状の長手側の下方縫合部2のすぐ上に設ける。
図4に示すようにA5サイズの書籍の表表紙及び裏表紙をそれぞれ挿し込むために、ブックカバーの本体裏面1aに設けられる左右の帯状保持片14、14は、最上部の左右両端部に設けた留め具5、5を係合する係合部8と8と、下端部の左右両端部に設けた留め具3、3を係合する係合部6と6の間に位置しており、本体裏面1aにおけるA5サイズの書籍の表表紙及び裏表紙の各中間部位に相当する部位の縦方向に位置し、かつ本体裏面1aの係合部7、7及び係合部6、6のそれぞれの外側で隣接する位置に縦方向に沿って設ける。帯状保持片14の上下の端部の破線はミシン目を示し、係合部6、6や8、8と同じレベル位置で留められている。その理由は書籍の表紙が留め具3、4、5に直接当たらないようにするためであり、表紙の損傷等を回避することができる。
次に、文庫本サイズの書籍を被覆する場合について述べる。図4の文庫本サイズの書籍の表紙を被覆する場合の本体裏面1aにおける上部の左右両端部に設けた留め具4、4を係合する係合部7、7の取付け位置は、本体裏面1aの最上部の左右両側に設けた係合部8、8の上から約60mm下方に位置した箇所であり、かつ文庫本サイズの書籍の表表紙及び裏表紙の上端から直ぐ上の中間部位に位置する箇所に前後に少しずつ、ずらした状態で複数の係合部7、7を設ける。それはA5サイズの書籍と文庫サイズの書籍の高さの差が約60mmある為である。また係合部7、7の横幅の設置位置は、A5サイズの書籍の左右の表紙を挿通させる帯状保持片14、14に隣接する内側の位置に形成される。係合部7と7の間の距離は文庫本サイズの書籍の表表紙と裏表紙と背表紙の厚さ部分の長さを足した値よりも狭く、文庫本サイズの書籍の厚さ調整の際、表表紙と裏表紙を押え片11で固定するために図8及び図9に示す書籍の表紙を固定する折り返し幅である押え片11に合う適当な位置になる。
図8の文庫本サイズの書籍を被覆する場合の左右の押え片11、11を留める上部の留め具4、4を係合する左右の係合部7、7は、留め具4、4の真横方向であって文庫本サイズの書籍の表表紙及び裏表紙の各上端に隣接した上方位置に位置調整が可能なように前後に少しずつ、ずらして複数設ける。
文庫本サイズの書籍を被覆する場合の押え片11を留める下部の留め具3、3を係合する左右の係合部6、6は、留め具3、3の真横方向であって文庫本サイズの書籍の表表紙及び裏表紙の各下端に隣接した下方位置に位置調整が可能なように前後に少しずつ、ずらして複数設ける。
ブックカバーの本体裏面1aには文庫本サイズ等の小さいサイズの書籍の各表紙を挿通させて保持する帯状保持片13及びA5サイズの書籍等の大きいサイズの書籍の各表紙を挿通させて保持する帯状保持片14を縦方向に沿って設ける。すなわち、文庫本サイズの書籍の表紙を挿通させて保持する帯状保持片13は、文庫本サイズの書籍の表表紙と裏表紙をそれぞれ挿入し固定する為のもので、その設置位置は文庫本サイズの書籍の表紙上端に隣接する上方に設けた複数の係合部7、7の内側端部に隣接する位置と、文庫本サイズの書籍の表紙下端に隣接する下方に設けた複数の係合部6、6の内側端部に隣接する位置との間に縦方向に設ける。
図5は、たとえばA5サイズの書籍を使用した場合の書籍装着方法を説明する図面である。先ず、A5サイズの書籍の表表紙と裏表紙をそれぞれA5サイズの書籍の帯状保持片14、14に挿入する(図6参照)。次に図5にあるようにA5サイズの書籍の表表紙と裏表紙の左右の端部を第2押え片12、12で被覆するために、ブックカバーの本体裏面1aの左右の最上部に取付けた留め具5、5を内側に倒して対応する最上部に形成した左右の係合部8、8に係合させる。同様に、ブックカバーの本体裏面1aの左右の下端部に取付けた留め具3、3を内側に倒して対応する下端部に形成した左右の係合部6、6に係合させる。因みに上記の係止の順番は一例であり、使用者が装着し易い順番で行って良い。
図1及び図2並びに図7乃至図10は、たとえば文庫本サイズの書籍を使用した場合の書籍装着方法を説明する図面である。先ず、図7に示すようにブックカバーの本体裏面1aにおける上部位置に設けた左右の留め具4、4と、留め具4、4に対応する位置に設けた左右の係合部7、7の各取付け位置上端の折線9を境にして折返し片10をブックカバーの本体表面1bに当接するように折り返す。図7が折返し片10を折り返した状態を示す正面図である。次に、文庫本サイズの書籍の表表紙と裏表紙をそれぞれ小さいサイズの書籍の表紙を規制する帯状保持片13に挿入する(図10参照)。その後、図8に示すようにブックカバーの本体裏面1aの左右の上部に取付けた留め具4、4を内側に倒して対応する上部に形成した左右の係合部7、7に係合させる。同様に、ブックカバーの本体裏面1aの左右の下端部に取付けた留め具3、3を内側に倒して対応する下端部に形成した左右の係合部6、6に係合させる。
図9の栞機能を備えた収納部15は、書籍の途中頁の上部隅角部を差込可能に形成したものであり、図9の左右上部の隅角部に形成される収納部15上側の片の左下から右上(左側の場合)、収納部15上側の片の左上から右下(右側の場合)にかけて斜めの線を折り線として外側に向けて三角形状に折り返し、その折り返した三角形状の片を留め具5により折返し片10の上端部に係合させる。図10の左上の隅角部に形成される栞機能を備えた収納部15は敢えて三角形状に折り返さないで左上の隅角部に形成される四角形状の収納部に書籍の途中頁の上部隅角部を差込むようにしても良い。収納部の形状を三角形状とするか四角形状とするかは書籍の状態あるいは読者の好みに応じて決められる。三角形状の収納部15の場合は書籍の途中頁の上部隅角部の差込が一層容易となる。なお、収納部15は両方とも三角形状又は四角形状のいずれかであってもよい。
図11及び図12における栞機能を備えた収納部15を形成する場合、書籍の途中頁の上部隅角部を差込むために形成する三角形状の片を確実に維持する手段として係合部7aを図示するように少し上にずらして設ける。
文庫本サイズの書籍の表紙を規制する帯状保持片13は、片方のみでも十分に書籍を固定する機能があるため、帯状保持片13の片方が無いものでも本考案の課題を解決できるものである。
本考案に係るブックカバーを文庫本サイズの書籍に適用した場合の使用状態を示す斜視図である。 本考案に係るブックカバーを文庫本サイズの書籍に適用する場合における文庫本が無い状態を示す斜視図である。 本考案に係るブックカバーの本体表面を示す平面図である。 本考案に係るブックカバーの本体裏面に留め具や係合部及び帯状保持片などを取付けた状態を示す平面図である。 本考案に係るブックカバーをA5サイズの書籍に適用する場合の第2押え片を左右両端部に形成した状態を示す平面図である。 本考案に係るブックカバーの帯状保持片をA5サイズの書籍の表紙に装着した状態を示す説明図である。 本考案に係るブックカバーを小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合に折り線を介して折返し片を本体表面側に折り返した状態を示す平面図である。 本考案に係るブックカバーを小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合に押え片11が左右に形成された状態を示す平面図である。 本考案に係るブックカバーを小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合に左右の上端部に栞機能を備えた収納部を形成した状態を示す平面図である。 本考案に係るブックカバーを小さいサイズの書籍用ブックカバーとして使用する場合の栞機能を備えた収納部に書籍の途中頁の上部角を挿し込んだ状態を示す説明図である。 本考案に係るブックカバーを鉤型の留め具に代えてボタンを使用した場合のブックカバーの本体裏面を示す平面図である。 本考案に係るブックカバーを鉤型の留め具に代えてスナップボタンを使用した場合のブックカバーの本体裏面を示す平面図である。
1 ブックカバー
1a ブックカバーの本体裏面
1b ブックカバーの本体表面
2 縫合部
3、3 下端部の左右両端部に設けた留め具
4、4 上部の左右両端部に設けた留め具
5、 5 最上部の左右両端部に設けた留め具
6、6 下端部の左右両端部に設けた留め具を係合する係合部
7、7 上部の左右両端部に設けた留め具を係合する係合部
7a 上部の左右両端部に設けた留め具を係合する係合部
8、8 最上部の左右両端部に設けた留め具を係合する係合部
9 折り線
10 折返し片
11 押え片
12 第2押え片
13 小さいサイズの書籍の表紙を規制する帯状保持片
14 大きいサイズの書籍の表紙を規制する帯状保持片
15 栞機能を備えた収納部

Claims (3)

  1. サイズの異なる書籍の被覆が可能な形状に形成した耐久性のある素材で作られたブックカバーであって、
    前記書籍の表表紙及び裏表紙に接する側の前記ブックカバーの本体裏面は下端部の左右両端部及び小さいサイズの書籍を被覆できる大きさの上部の左右両端部並びに大きいサイズの書籍を被覆できる大きさの最上部左右両端部のそれぞれに留め具を設けるとともに、
    該留め具のそれぞれをブックカバーの本体裏面の内側に倒して係合するための係合部を前記ブックカバーの本体裏面の対応する各該当位置で前後に位置調節可能に取付け、
    前記小さいサイズの書籍を被覆する場合、前記上部の左右両端部に設けた留め具を境に折り線を介して外側に折り返す折返し片を形成し、かつ上記下端部の左右両端部に設けた留め具及び上記上部の左右両端部に設けた留め具のそれぞれを対応する上記係合部に係合させて書籍の表表紙、裏表紙のそれぞれの一端部側を挿入させた状態で固定する左右の押え片を形成するとともに該押え片とその押え片の上に重ねて形成される折返し片部分とで形成される栞機能を備えた収納部に書籍の途中頁の上部隅角部を差込可能に形成し、
    前記大きいサイズの書籍を被覆する場合、上記折返し片を旧位置に展開し、上記下端部の左右両端部に設けた留め具及び上記最上部の左右両端部に設けた留め具のそれぞれを対応する上記係合部に係合させて書籍の表表紙及び裏表紙のそれぞれの一端部側を挿入させた状態で固定する左右の第2押え片を前記押え片よりも外側に位置するように形成したことを特徴とするブックカバー。
  2. 上記留め具はU字状の鉤部又は凸状部で形成され、該鉤部又は凸状部を差し込むための係合部は留め具の取付け位置から離れた横方向に沿った位置に少しずつずらした状態で複数の係合部を設けたことを特徴とする請求項1記載のブックカバー。
  3. 上記ブックカバーの本体裏面には小さいサイズの書籍の各表紙を挿通させて表紙を規制する帯状保持片及び大きいサイズの書籍の各表紙を挿通させて表紙を規制する帯状保持片をそれぞれ縦方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のブックカバー。

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