JP3100144U - 携帯電話用ケース - Google Patents

Abstract

【課題】、構造が簡単で使い易く、シンプルなデザインで安価に製造することができる携帯電話用ケースを提供する。
【解決手段】携帯電話の収容部１の前面部１ａと底面部１ｂと背面部１ｃを形成すると共に、背面部１ｃの上端部から一体的に延びてカバー部２を畳縁から成る耳付き細幅織物Ｆにより構成し、該織物Ｆの裏面同士を向かい合わせた状態で重ね合わせ、上記前面部１ａと背面部１ｃを除いて、該織物Ｆの両側縁を縫合し、前面部１ａに横方向のベルト通し部１ａ−２を形成すると共に、上記背面部１ｃにも横方向のベルト通し部１ｃ−２を形成し、これらベルト通し部に、上記収容部の左右の側面部１ｄを構成するテープＴを挿通せしめて構成する。
【選択図】　　　　図１

Description

　本考案は、携帯電話用ケース、特に使用者のベルトに掛着することが可能な携帯電話用ケースに関する。

　この種の従来の携帯電話用ケースとしては、ケースの背面にベルト掛着部を設けて、これに使用者のベルトを通し、装着するものがある。（例えば、特許文献１参照）

　しかし、上記従来の携帯電話用ケースは、ケースの背面にベルト掛着部を設けているので、構成が複雑で製作に手間とコストがかかるという欠点があった。

特開２００３−５２４３６号公報

　解決しようとする課題は、上記従来の携帯電話用ケースの問題点を解決し、構造が簡単で使い易く、シンプルなデザインで安価に製造することができる携帯電話用ケースを提供することにある。

　本考案は、携帯電話の収容部の前面部と底面部と背面部を形成すると共に、該背面部の上端部から一体的に延びてカバー部を畳縁から成る耳付き細幅織物により構成し、該織物の裏面同士を向かい合わせた状態で重ね合わせ、上記前面部と背面部を除いて、該織物の両側縁を縫合し、前面部に横方向のベルト通し部を形成すると共に、上記背面部にも横方向のベルト通し部を形成し、これらベルト通し部に、上記収容部の左右の側面部を構成するテープを挿通せしめて構成したことを特徴とする。また、上記テープの両端を、上記前面部または背面部の織物に固定することを特徴とする。さらに、上記テープの両端を相互に連結したことを特徴とする。又更に、上記テープを、畳縁から成る耳付き細幅織物を長手方向の中央線に沿って２つ折りして構成したことを特徴とするものである。

　本考案の携帯電話用ケースは、構造が簡単で使い易く、シンプルなデザインで安価に製造することができるという利点がある。

　構造が簡単で使い易く、シンプルなデザインで安価に製造するという目的を、携帯電話の収容部の前面部と底面部と背面部を形成すると共に、該背面部の上端部から一体的に延びてカバー部を畳縁から成る耳付き細幅織物により構成し、該織物の裏面同士を向かい合わせた状態で重ね合わせ、上記前面部と背面部を除いて、該織物の両側縁を縫合し、前面部に横方向のベルト通し部を形成すると共に、上記背面部にも横方向のベルト通し部を形成し、これらベルト通し部に、上記収容部の左右の側面部を構成するテープを挿通せしめて構成により実現した。

　図１は、本考案ケースの１実施例の図であって、携帯電話の収容部１の前面部１ａと底面部１ｂと背面部１ｃを断面コ字状に形成すると共に、該背面部１ｃの上端部から一体的に延びてカバー部２を、畳縁から成る耳付き細幅織物により構成している。

　図１（Ｂ）から明らかなように、上記収容部１の一部とカバー部２を構成する畳縁から成る耳付き細幅織物Ｆは、基本的に、畳縁の裏面同士を向かい合わせた状態で重ね合わせ、上記前面部１ａと背面部１ｃを除いて、点線で示すように両側縁を縫合している。上記前面部１ａにおいて、上記織物は、上端部が折り返されていると共に、下端部は該織物Ｆの幅方向に横断するように縫合部１ａ―１となっていて、横方向のベルト通し部１ａ−２が形成されている。また、上記背面部１ｃにおいて、上記織物は、上端部と下端部が該織物Ｆの幅方向に横断するように縫合部１ｃ―１となっていて、横方向のベルト通し部１ｃ−２が形成されている。なお、該ベルト通し部１ｃ−２の表面には、畳縁の表側が面するようになっているので、ベルトＶをスムーズに通すことができる。

　上記ベルト通し部１ａ−２および１ｃ−２には、上記収容部１の左右の側面部１ｄ、１ｄを構成するテープＴが挿通している。該テープＴの両端は、上記前面部１ａの織物Ｆに縫合あるいは適当な止具により固定されている。なお、該テープＴの両端を延ばして、ループ状に相互に連結してもよい。

　上記織物Ｆの前面部１ａの表側と上記カバー部２の裏側には、それぞれ面ファスナー３を取り付けて、上記収容部１に収容した携帯電話（本実施例では折畳式携帯電話を折り畳んで横向きに収容するようにしている）をカバー部２により開閉自在に閉じるようにする。

　上記織物Ｆの背面部１ｃに形成されたベルト通し部１ｃ−２には、上記テープＴだけでなく、図１（Ｂ）に点線で示すように、使用者のベルトＶを通すようになっている。

　上記テープＴは厚地のテープ状織物であればいずれでもよいが、図２に説明するように、畳縁を中央線（点線）に沿って（Ａ）、長手方向に２つ折りして縫合し（Ｂ）、上記テープＴとしてループ状にして使用してもよい。

本考案の携帯電話用ケースの一実施例を示す構造説明図である。 テープの他の構成例を示す説明図である。

符号の説明

　１　　収容部
　１ａ　前面部
　１ａ−１　縫合部
　１ａ−２　ベルト通し部
　１ｂ　底面部
　１ｃ　背面部
　１ｃ−１　縫合部
　１ｃ−２　ベルト通し部
　２　　カバー部
　３　　面ファスナー
　Ｆ　細幅織物
　Ｔ　テープ
　Ｖ　ベルト

Claims (4)

1. 携帯電話の収容部の前面部と底面部と背面部を形成すると共に、該背面部の上端部から一体的に延びてカバー部を畳縁から成る耳付き細幅織物により構成し、該織物の裏面同士を向かい合わせた状態で重ね合わせ、上記前面部と背面部を除いて、該織物の両側縁を縫合し、前面部に横方向のベルト通し部を形成すると共に、上記背面部にも横方向のベルト通し部を形成し、これらベルト通し部に、上記収容部の左右の側面部を構成するテープを挿通せしめて構成したことを特徴とする携帯電話用ケース。
2. 上記テープの両端を、上記前面部または背面部の織物に固定することを特徴とする請求項１に記載の携帯電話用ケース。
3. 上記テープの両端を相互に連結したことを特徴とする請求項１に記載の携帯電話用ケース。
4. 上記テープを、畳縁から成る耳付き細幅織物を長手方向の中央線に沿って２つ折りして構成したことを特徴とする請求項１または２に記載の携帯電話用ケース。

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