JP3151646B2 - 移動梯子 - Google Patents

移動梯子

Info

Publication number
JP3151646B2
JP3151646B2 JP34769293A JP34769293A JP3151646B2 JP 3151646 B2 JP3151646 B2 JP 3151646B2 JP 34769293 A JP34769293 A JP 34769293A JP 34769293 A JP34769293 A JP 34769293A JP 3151646 B2 JP3151646 B2 JP 3151646B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
main body
ladder
ladder main
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34769293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07189575A (ja
Inventor
嘉宏 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP34769293A priority Critical patent/JP3151646B2/ja
Publication of JPH07189575A publication Critical patent/JPH07189575A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151646B2 publication Critical patent/JP3151646B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Movable Scaffolding (AREA)
  • Ladders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋根等の建築構造物に
設置される移動梯子に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】今日、屋
根やアーケードを建付ける場合に、これらのメンテナン
スをするため移動梯子を設置する場合がある。この様な
移動梯子としては、例えば特開昭5−5390号公報に
示すごとく、梯子本体の両端部にローラをそれぞれ設
け、該ローラを、建築構造物に敷設した一対のレールに
案内させて移動するようにしている。
【0003】しかしながら従来、このローラは、梯子本
体の両端部に固着したブラケツトに取付けられていたか
ら、レールの平行精度および梯子本体に固着したブラケ
ツト同志の平行精度を高くする必要があり、これが狂う
と、円滑な移動ができないという問題がある。そのう
え、レールやブラケツトの平行精度が高いものにできた
として、梯子本体を、レールに対して直行姿勢で移動さ
せるように操作しないと円滑な移動が損なわれるが、こ
の様な操作は、梯子本体が長いほど難しく、操作性か著
しく悪いという問題もある。さらには、梯子本体に乗つ
た作業者の重みで梯子本体が撓んだとき、梯子本体とブ
ラケツトとは固定されたままであるので、前記撓んだこ
とによる歪をレールやローラで受けることになつて、こ
れら部材装置に無理な力が働き、その分、強度アツプを
図らなければならないうえ、重量的にも重いものになら
ざるを得ないという問題もある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる移動梯子
を提供することを目的として創案されたものであつて、
梯子本体の少なくとも両端部に、建築構造物に設置され
る一対の平行レールに案内されて転動するガイドローラ
をブラケツトを介して取り付けるにあたり、何れか一方
のブラケツトは梯子本体側に一体的に固着され、他方の
ブラケツトは、レールと平行な軸芯を支軸として自由揺
動自在となるよう梯子本体側に軸支されていることを特
徴とするものである。
【0005】そして本発明は、この構成によつて、レー
ルやブラケツト同志の平行取付け性に狂いがあつても問
題なく移動でき、またこの移動は、レールとの直行性を
さほど必要とすることなく確実に行えるようにしたもの
である。
【0006】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1は躯体の屋根あるいはアーケ
ード等の建築構造物であつて、該建築構造物1の上下両
端部には円筒状のレール2がそれぞれ敷設されている。
【0007】一方、3は梯子本体であつて、該梯子本体
3の上下両端には、上下フレーム4、5が左右両方向
(レール2方向)に向けて長く突出しており、該フレー
ム4、5の左右両端にブラケツト6、7がそれぞれ組付
けられるが、本実施例では、上側ブラケツト6が上側フ
レーム4に対してボルト緊締、溶着等の通常良く知られ
た適宜の固着手段を介して固着され、下側ブラケツト7
が下側フレーム5に対して自由揺動自在に取り付けられ
ているが、この具体的構成については後述し、ブラケツ
ト6、7に対するローラ8、9の取付け構造についてま
ず説明する。ここで、ブラケツト6、7に対するローラ
8、9の取付け構造は何れも同じであるので、ブラケツ
ト6に対するローラ8、9の取付け構造について述べ
る。
【0008】前記ブラケツト6には、レール2と直交す
る前後方向を向く二本の支軸10と、上下方向を向く二
本の支軸11とがそれぞれ固着されており、支軸10に
は上側ローラ8が回転自在に軸承され、支軸11には下
側ローラ9が回転自在に軸承されている。そして、上側
ローラ8をレール2の上周面に当てがい、下側ローラ9
をレール2の下半部両周面に当てがうようにしてレール
2に組込まれる構成になつている。因みに、下側ローラ
9は、ローラ周面が逆球面形状に湾曲した截頭円錐台形
状になつていて、レール2からの外れ止めがなされるよ
うになつている。
【0009】次に、下側フレーム5に対する下側ブラケ
ツト7の取付け構造であるが、本実施例では以下の構成
になつている。つまり、下側ブラケツト7の上端部に
は、上側ローラ8の上方位置に位置して貫通孔7aが穿
設されている。また、下側フレーム5の両端部には、貫
通孔5bが穿設された取付け金具5aが一体的に固着さ
れている。そして下側ブラケツト7は、貫通孔7a、5
bに貫通せしめた揺動支軸12を介して取付け金具5a
に自由揺動自在に軸支されている。
【0010】叙述のごとく構成された本発明の実施例に
おいて、梯子本体3は、上下両側ブラケツト6、7に設
けたローラ8、9が、躯体側に敷設の上下レール2を転
動することで左右水平方向に移動することになるが、こ
の場合に、上側ブラケツト6は梯子本体3に対して一体
的に固着されているものの、下側ブラケツト7は梯子本
体3に対して、レール2と平行な揺動支軸12を介して
自由揺動自在に軸支されている結果、上下何れか一方の
レール2が曲がつていて平行性が損なわれていたような
場合に、下側ブラケツト7が曲がつているレール2に追
随して揺動し、これによつてレール2の非平行性を吸収
することになる。同様に、ブラケツト6、7同志の取付
け平行性が損なわれていた場合でも、下側ブラケツト7
が揺動することになり、従つて、梯子本体3の移動が何
ら損なわれることがなく、円滑となる。
【0011】しかも、梯子本体3に乗つた作業者の重み
によつて梯子本体3が撓もうとするときにおいても、下
側ブラケツト7が梯子本体3に対して自由揺動すること
になつて前記撓みを吸収する。この結果、従来の両ブラ
ケツトを固定する固定方式のものに比して、撓んだこと
による歪をレールやローラで受けることが大幅に低減す
ることになつて、これら部材装置に無理な力が働くこと
を回避でき、その分、強度アツプを図る必要がないう
え、重量的にも軽いものにできる。
【0012】尚、本発明は、前記実施例に限定されない
ものであることは勿論であつて、何れか一方のブラケツ
トを梯子本体に自由揺動自在に軸支する場合に、上側ブ
ラケツトであつても良く、また自由揺動自在に軸支する
手法としては、図10、図11に示す第二実施例のよう
に梯子本体3に設けたフレーム13を円柱状(円筒状)
にし、該フレーム13の端部にブラケツト14を自由回
動自在に軸支するようにしても実施することができる。
尚、このものにおいて、15はフレーム13に一体的に
固着されるカラー、16は軸受である。また、自由揺動
自在に軸支される側のブラケツトを、図12に示す第三
実施例のように弾機17で元姿勢側に復帰するよう付勢
しても良く、この様にすることで、該ブラケツト7が不
用意に揺動してしまうことを防止すると共に、揺動部に
働く負荷の吸収ができることになつて都合が良い。
【0013】さらには、図13に示す第四実施例のよう
に、フレーム5に固着した取付け金具18に、レール
(図示せず)と直交する方向を向いた補助支軸19を介
して自由回動自在に補助金具20を軸支し、該補助金具
20に、レール方向を向いた支軸21を介して自由揺動
自在にブラケツト22を軸支する構成にしておけば、ガ
イドローラが設けられるブラケツト22がレール方向に
直交する方向にも揺動変位するため、レールやブラケツ
トの取付け平行性がより損なわれているものであつても
円滑な梯子本体の移動ができることになる。
【0014】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、梯子本体の両端部には、建築構造
物側の平行レールを転動するガイドローラがブラケツト
を介して取付けられているが、この場合に、一方のブラ
ケツトは梯子本体側に一体的に固着されているものの、
他方のブラケツトは梯子本体に対して、レールと平行な
軸芯を支軸として自由揺動自在に軸支されることにな
る。この結果、レールの平行性に若干の狂いがあつて
も、他方のブラケツトがレールに追随するよう揺動する
ことでレールの非平行性を吸収することになり、この結
果、梯子本体の移動を円滑に行えると共に、レールの施
工やブラケツトの取付けに際して、平行性の精度を厳密
なものとしなくても良くなつて、生産性、作業性が向上
する。しかも、梯子本体に乗つた作業者の重みによつて
梯子本体が撓もうとするときにおいても、他方のブラケ
ツトが梯子本体に対して自由揺動することになつて前記
撓みを吸収することになり、もつて、従来の両ブラケツ
トを固定する固定方式のものに比して、撓んだことによ
る歪をレールやガイドローラで受ける負荷が大幅に低減
することになつて、これら部材装置に無理な力が働くこ
とを回避でき、その分、強度アツプを図る必要がないう
え、重量的にも軽いものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】建築構造物に組付けた梯子本体の側面図であ
る。
【図2】梯子本体の平面図である。
【図3】下側ブラケツト部の正面図である。
【図4】下側ブラケツト部の側面図である。
【図5】下側ブラケツトの平面図である。
【図6】下側フレームへの下側ブラケツトの取付けを示
す分解斜視図である。
【図7】(A)は図6のA矢視図、(B)は図6のB−
B断面図である。
【図8】(A)は上側ローラの一部断面図、(B)は下
側ローラの一部断面図である。
【図9】取付け金具の他例を示す斜視図である。
【図10】第二実施例におけるブラケツト部の正面図で
ある。
【図11】第二実施例におけるブラケツト部の側面図で
ある。
【図12】第三実施例におけるブラケツト部の正面図で
ある。
【図13】第四実施例におけるブラケツト部の分解斜視
図である。
【符号の説明】
1 建築構造物 2 レール 3 梯子本体 6 上側ブラケツト 7 下側ブラケツト 8 上側ローラ 9 下側ローラ 12 揺動支軸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 梯子本体の少なくとも両端部に、建築構
    造物に設置される一対の平行レールに案内されて転動す
    るガイドローラをブラケツトを介して取り付けるにあた
    り、何れか一方のブラケツトは梯子本体側に一体的に固
    着され、他方のブラケツトは、レールと平行な軸芯を支
    軸として自由揺動自在となるよう梯子本体側に軸支され
    ていることを特徴とする移動梯子。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ブラケツトを自
    由揺動自在に軸支する支軸は、該支軸と直交する補助支
    軸に対して自由揺動自在に軸支されていることを特徴と
    する移動梯子。
JP34769293A 1993-12-24 1993-12-24 移動梯子 Expired - Fee Related JP3151646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34769293A JP3151646B2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 移動梯子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34769293A JP3151646B2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 移動梯子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07189575A JPH07189575A (ja) 1995-07-28
JP3151646B2 true JP3151646B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=18391931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34769293A Expired - Fee Related JP3151646B2 (ja) 1993-12-24 1993-12-24 移動梯子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151646B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07189575A (ja) 1995-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10503989A (ja) 車両の剛性車軸の懸架装置
JPH0431184A (ja) サスペンションのアッパリンク支持部構造
US5984053A (en) Guide roller supporting apparatus for elevator car
JP3151646B2 (ja) 移動梯子
WO2006094734A1 (en) Carriage for cuspidal or convex-profiled guides with auto-aligning effect
RU117485U1 (ru) Каретка для раздвижной двери
JP3122410B2 (ja) 目地パネル装置
US20050045796A1 (en) Vibration damping floor structure
JPH08183373A (ja) シートレール装置
JP2006142416A (ja) フローティング・ロック装置
JP2513948B2 (ja) エレベ―タかごの床構造
JPH05337846A (ja) 締めつけ工具用補助アーム及び締めつけ装置
JP2791203B2 (ja) リニアモータの移動子
JP3793426B2 (ja) 建築物の制振構造
JPH0710998Y2 (ja) ステアリングコラム装置
JP2720735B2 (ja) フォークリフトのキャリッジ構造
JP3586263B2 (ja) 天井用エキスパンションジョイント
JP2569133Y2 (ja) 直動ベアリング装置
JPH0724507Y2 (ja) 建築用パネルの支持装置
JPH0541046Y2 (ja)
JP2585086Y2 (ja) さく岩機の支持装置
JP2583922Y2 (ja) 移植機のローリング調整装置
JP3220917B2 (ja) 建築構造物の支承構造
JPH034577Y2 (ja)
JP2000356693A (ja) ステージ機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees