JP3151624U - ガラス表面結露防止構成体 - Google Patents

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博行 神藤
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Abstract

【課題】レースカーテンの設置効果を併せ持つガラス窓の結露防止構成体を提供する。【構成】ポリエステルフィルムの片面に、アクリル酸エステル共重合物、またはアクリル酸アルキル・アクリロニトリル共重合物を主成分とする弱接着性樹脂組成物でもって模様をプリントし、その表面に離型性フィルムを貼り合せてなるものであり、好ましくは、上記アクリル酸エステル共重合物、またはアクリル酸アルキル・アクリロニトリル共重合物を主成分とする弱接着性樹脂組成物の調製工程で撹拌発泡させて、これを模様状にプリントし、その表面を削ぎとって発泡を開口させて吸盤状とする。【選択図】図1

Description

この考案は、ガラス表面に貼り付け・剥ぎ取りが容易で、貼り付けたときはレースカーテンの作用を発揮するガラス表面結露防止構成体に関する。
窓ガラスの室内表面は外気が低下すると室内の水蒸気が結露する。これを防止するためにこれまで幾つかの提案がなされている。
これ等の提案を幾つか挙げると「ポリエステルフィルムの表面にポリエステル繊維の不織布を接着して複合シートとし、不織布を貼り合せていない面の光沢を強くして遮光効果と結露を吸収する効果を同時に得るもの」あるいは、「窓ガラスと結露防止シート(カーテン)との間にアルミナゲル、シリカゲル、ゼオライト、吸水性ポリマーなどの水分吸着剤を繊維内、織布内、不織布内に混在させ、室内の余分の湿気を吸着させるもの」などである。
特開2001−293834
特開2003−147866
考案が解決しようとする課題
上記提案によって窓ガラスの室内表面の結露を防止できるが、その状況を見ると、窓ガラスの室内表面の結露を発生させないという発想ではなく、結露の発生を容認した上で、その結露を不織布あるいは水分吸着剤で吸着するものであるから永年の使用によって変色あるいは機能が低下するという問題を残している。
また、窓ガラスに不織布を貼り付けたもの、水分吸着剤を繊維内、織布内、不織布内に混在させたものでは光の一部を取り入れるレースカーテンのような作用は望むことはできない。
上記問題に鑑みこの考案は、ガラス窓の室内側表面に結露が生じないように積極的対策を講じること、また、本考案の実施により光を適当に遮断するレースカーテンのような効果を得ることができる窓硝子結露防止構成体を提案しようとするものである。
課題を解決するための手段
上記課題を解決するためにこの考案は、ポリエステルフィルムの片面に、アクリル酸エステル共重合物、またはアクリル酸アルキル・アクリロニトリル共重合物を主成分とする弱接着性樹脂組成物でもって模様状をプリントし、その表面に離型性フィルムを貼り合せてなるものであり、好ましくは、上記アクリル酸エステル共重合物、またはアクリル酸アルキル・アクリロニトリル共重合物を主成分とする弱接着性樹脂組成物の調製工程で撹拌発泡させて、これを模様状にプリントし、その表面を削ぎとって発泡を開口させてなる構成としたものである。
考案の効果
上記のごとく構成するこの考案によれば、窓ガラスの室内側表面に空気層が形成され、空気層の存在によって室外の冷気の伝達を阻止して結露を防止する効果が得られ、かつ、弱接着性樹脂組成物が模様状にプリントされるのでレースカーテンを設けたのと同様の効果も得られ、また、発泡させガラス面に向く面を削ぎとって発泡部分を開口させたものは、吸盤効果を発揮するとともに断熱効果を合わせて発揮する。
考案の詳細な説明
次に本考案において使用する弱接着性樹脂組成物としは次のようなものを挙げることができる。アクリル酸アルキル・アクリロニトリル共重合体水性エマルジョン(パラケムジャパン株式会社、製品名:パラボンドTH)、アクリル酸エステル共重合樹脂水性エマルジョン(日本エヌエスシー株式会社、製品名:ヨドゾールKA10)、同(大日精化株式会社、製品名:New DYfoam ER−83(RS))、同(新中村化学工業株式会社、製品名:プラスターEH)
次にパラケムジャパン株式会社、製品名:パラボンドTHを用いて本考案に係るガラス表面結露防止構成体の試作について説明する。
ロール状に巻き取られたポリエステルフィルム1を繰り出し、そのポリエステルフィルム1の表面にスクリーンコート法により、上記パラボンドTHを水玉模様2の如くプリントする。
コーティング工程のあとは乾燥工程、余熱工程、加熱工程、冷却工程を経てプリント模様2面に剥離フィルム3被せながらテイクアップする。
上記は試作であるためスクリーンコート法でもってプリントを行ったが、凸版ロール転写法、凹版ロール転写法など公知のプリント法を採用することができる。
上記試作では弱接着性樹脂組成物のプリントを水玉模様2としたが、模様の形態は唐草模様、市松模様、格子模様などいずれの模様でもよい。
ポリエステルフィルム1の全表面に対する弱接着性樹脂組成物のプリント模様2の面積は、☆☆%から◎◎%とすることが望ましい。プリント面積が多いときは窓ガラスGに貼り付けたときの空気層4が少なく外気の遮断効果が得られず、少ないときは、空気層4は大きくなるが窓ガラスへの接着状態が不十分となる他、窓ガラスに貼り付けられたポリエステルフィルム1の接着状態が不安定になるから上記範囲にとどめることが望ましい。
弱接着性樹脂組成物として大日精化株式会社、製品名:New DYfoam ER−83(RS)を採用すると、それ自身が発泡しておりポリエステルフィルムにプリントした直後、プリント表面を削ぎとって発泡部を開口させると、それが吸盤効果を発揮して窓ガラスに吸着することとなり、窓ガラスへの貼り付けが安定する効果を発揮するとともに断熱効果も発揮する。
本考案のガラス表面結露防止構成体を窓ガラスに貼り付けるときは、剥離フィルムを図1に示すように剥ぎ取り、図3に示すようにプリント模様2面を窓ガラスGに向けて貼り付ける。このように窓ガラスG面に貼り付けるとガラスGとポリエステルフィルム1との間に薄い空気層4が形成され低い温度の外気が遮断されて室内での結露が防止される。
また、大日精化株式会社、製品名:New DYfoam ER−83(RS)を採用したものでは、弱接着性樹脂組成物自身が発泡し、発泡面を削ぎとって発泡を開口させているので、それが吸盤となって窓ガラスへの貼り付けが確実になり、かつ、断熱効果が良くなって結露防止効果が一層向上する。
以上説明した如く、この考案によれば窓ガラスに簡単に貼り付けることにより室外の冷気の断熱効果が発揮されることにより室内ガラス面での結露防止効果を発揮し、あわせてポリエステルフィルム面のプリント模様によりレースカーテンの効果が得られ、産業上の利用効果が高いものである。
ガラス表面結露防止構成体の剥離フィルム剥ぎ取り説明斜視図 同断面図 同窓ガラスに貼り付けた状態の断面図
1:ポリエステルフィルム
2:弱接着性樹脂組成物のプリント模様
3:剥離フィルム
4:空気層
G:窓ガラス

Claims (3)

  1. プラスチックフィルムの片面に弱接着性樹脂組成物でもって模様状にプリントし、その表面に離型性フィルムを貼り合せてなるガラス表面結露防止構成体。
  2. 上記プラスチックフィルムがポリエステルフィルムであり、上記弱接着性樹脂組成物がアクリル酸エステル共重合物、またはアクリル酸アルキル・アクリロニトリル共重合物の水性エマルジョンである請求項1に記載のガラス表面結露防止構成体。
  3. 上記弱接着性樹脂組成物の調製工程で撹拌発泡させ、模様状にプリントした表面を削ぎとって発泡を開口させてなる請求項1または2に記載のガラス表面結露防止構成体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013230613A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 遮熱フィルム、遮熱ガラス構造体及び窓ガラスの遮熱処理方法

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