JP3151438B2 - 板状コンクリート製品の加圧成形法 - Google Patents

板状コンクリート製品の加圧成形法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外観の優れた高強
度の板状コンクリート製品を製造する加圧成形法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】高強度のコンクリート製品、特に早期か
ら高強度を発揮するコンクリート製品を製造する方法の
1つとして、型枠に詰められたコンクリートを加圧して
締め固めて成形する所謂加圧成形法が知られている。
【0003】一方、硬化後のコンクリートの表面の外観
を良好にし強度低下を防止するために、型枠(せき板)
の内張り材として脱気脱水シートを使用して、打設した
コンクリートよりの脱気脱水を促進することが知られて
いる。(特開平5−1470号、特開平5−16126
号、特開平6−123172号、特開平6−31592
4号など参照。)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常の加圧成形法では
加圧蓋を加圧して硬練りのコンクリートを締め固めるた
め、側方のコンクリートが先に固められる傾向が避けら
れず、中央部は逃場を失った余剰水や空気を含んだまま
加圧成形−養生されるので、製品の表面には空所が存在
し、汚い外観となるのが一般的であった。そのため、養
生後に十分に硬化した製品の表面を整形する必要があ
り、この作業に多大の労力を要していた。
【0005】これを解決するため、出願人は先に、加圧
蓋とコンクリート打設面との間に金網や織物などの通水
性材料を介在させ、中央部の余剰水や空気を早期に排出
する方法を提案した。(特開平10−166330号、
特開平10−211609号)。
【0006】この先に提案した方法では製品の表面の空
所は減少するが、その減少程度は未だ不十分で、加圧成
形後、加圧下の蒸気養生に先立って、加圧蓋と通水性材
料を取り外してコンクリート成形品の上面を整形するこ
とが不可欠であった。
【0007】そのため、先に提案した方法では、製品の
表面を整形するための労力の低下はそれ程大きくはなか
った。さらに、セグメントのような湾曲した成形品を対
象とする場合は相当の効果があるが、スラブや矢板のよ
うな板状体を対象とする場合は効果がさほどでもないこ
とが、その後判明してきた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、板状コンクリ
ート製品の表面に殆ど空所を存在させることなく加圧成
形することにより、中間製品の表面の整形を廃止し、製
品の表面の整形の手間を無くすることを目的とする。
【0009】本発明は、(A)型枠内に配筋、コンクリ
ートの打設を行い、打設コンクリートの上面に、織物層
と不織布層とを部分接着した二層構造であり、JIS−
L−1906(フラジュール法試験)による通気性が 5〜15
0cm3/cm2/secである脱気脱水シートを織物層を下にして
載置する工程、(B)脱気脱水シート上面に加圧蓋を載
置し、加圧して板状のコンクリートを加圧成形する工
程、(C)加圧蓋を加圧状態に保持したまま板状コンク
リート成形品を蒸気養生する工程、よりなる板状コンク
リート製品の加圧成形法、である。
【0010】本発明の要点は、板状コンクリート製品を
加圧成形する際に使用する、加圧蓋とコンクリート上面
との間に介在させる脱気脱水シートの構成ならびに性質
にある。本発明で使用される脱気脱水シートは、コンク
リート側が織物層、加圧蓋側が不織布層の二層構造であ
り、織物層と不織布層とは各層の通気性、透水性、柔軟
性を損なわないように接着剤で部分接着されている。そ
して、この脱気脱水シートはフラジュール法試験機によ
る通気性が 5〜150cm3/cm2/sec、好ましくは、10〜120c
m3/cm2/secであることが要求される。
【0011】織物層と不織布層との二層構造とし、か
つ、通気性が 5〜150cm3/cm2/sec、好ましくは、10〜12
0cm3/cm2/secとなるように調製した脱気脱水シートを織
物層をコンクリート側として、板状コンクリート製品の
加圧成形時、蒸気養生時に加圧蓋とコンクリート上面と
の間に介在させておくことにより、所期の目的を達成し
得ることを見出し、本発明に到達したのである。
【0012】以下、脱気脱水シートを構成する織物層と
不織布層とについて説明する。織物層はコンクリート
中の固形分が通過しないこと、コンクリート中の余剰
水や空気は通過すること、余剰水中の夾雑物により目
詰まりしないこと、のフィルター機能の他、コンクリ
ート製品表面との剥離が容易であること、が要求され、
同時にその表面形状がコンクリート製品の表面に転写さ
れ板状コンクリート製品の外観を決定することになる。
【0013】これらの要因により、織物層は次のように
構成されている。 織物を構成する糸は紡績糸、フィラメント糸の何れで
あってもよい。糸の太さは、紡績糸の場合は20〜50番
手、好ましくは25〜40番手(ステープルファイバーの単
糸は 1〜20デニール、好ましくは 2〜10デニール)、フ
ィラメント糸の場合の総繊度は20〜200 デニール、好ま
しくは30〜150 デニール(単糸は0.1 〜 5デニール)で
ある。
【0014】織物の糸密度は、経緯の和が80〜230 本
/インチ、好ましくは100 〜200 本/インチである。 織組織は平織、斜文織、綾織など簡単な組織である。
通常は平織が採用されるが、織組織による模様をコンク
リート製品表面に転写したい場合には、それに応じた織
組織が採用される。
【0015】通気性は、糸の太さ、織物の糸密度、織
組織によって異なるが、何れの場合でもフラジュール法
試験機による測定で 5〜150cm3/cm2/sec、好ましくは、
10〜120cm3/cm2/secであることが必要である。 5cm3/cm
2/sec 未満では余剰水や空気の濾過速度が遅く、150cm3
/cm2/sec以上ではコンクリート中の固形分が流出する危
険性が大きい。後述するように、織物層と積層して脱気
脱水シートを構成する不織布としては通常の市販のもの
が使用され、その不織布の通気性は、織物層に比較して
相当に大きく、脱気脱水シートの通気性は織物層の通気
性によって支配されるので、織物層の通気性は脱気脱水
シートに要求される通気性と同程度にしておくことが必
要である。因みに、上記の通気性を満足する織物層の透
水係数は10-3cm/secのオーダーである。
【0016】繊維素材としては、天然繊維である木綿
の他、レーヨン、ナイロン、ポリエステル、ポリオレフ
ィンなどの人造繊維が使用され、これらの繊維の単独組
成の糸のみならず、混紡糸、混繊糸も同様に使用され
る。木綿、レーヨンなどのように吸水による収縮の程度
が大きい繊維を使用する場合には糸あるいは織物の段階
で予め吸水させて収縮させた織物を使用するのが好まし
い。
【0017】不織布層は織物層を通過した余剰水や空気
を速やかに型枠外に導く層であり、次のように構成され
ている。 不織布を構成する繊維としては、ポリエチレン、ポリ
プロピレンなどのポリオレフィン繊維、ナイロン、ポリ
エステル繊維などの合成繊維が使用され、特に疎水性の
高いポリオレフィン繊維が好ましく使用される。
【0018】構成繊維の平均径は0.5 〜20デニール、
好ましくは 1〜10デニールであり、短繊維、長繊維の形
の何れからでも通常のスパンボンド法、サーマルボンド
法、ニードルパンチ法などで製造される。
【0019】目付は30〜200g/m2 、好ましくは40〜15
0g/m2 であり、それに対応して、厚みは0.1 〜2.0mm 、
好ましくは0.15〜1.5mm である。不織布の見かけ密度が
小さく、厚みが大きくなれば、それだけ通気・通水性が
向上するが、加圧蓋によって圧縮されるので、厚みを大
きくことは余り意味がない。可能な範囲で薄くすること
が省資源上好ましい。
【0020】通常の不織布としては、種々の性質のも
のが多種類製造市販されており、上記の目付のもので、
その通気性は10〜500cm3/cm2/sec程度と相当に幅が広
い。本発明ではこの中から20〜300cm3/cm2/sec、好まし
くは、40〜200cm3/cm2/secの通気性のものであって、前
記の織物層に比較して相当大きいものを選定して使用す
る。因みに、上記の通気性を満足する不織布の透水係数
は概ね10-2cm/secのオーダーである。
【0021】上記織物層と不織布層との接着ならびに製
造される脱気脱水シートについて説明する。 織物と不織布とは、通常の接着方法で部分接着され
る。接着剤としては、ホットメルト接着剤、液状接着剤
(エマルジョン形、溶液形)の何れを使用してもよい。
また、不織布の種類によっては、接着剤を使用すること
なく、熱エンボスローラにより熱圧着することも可能で
ある。ホットメルト接着剤を使用する場合は溶融したホ
ットメルト接着剤を織物か不織布の何れか一方の表面に
均一に噴射して点状もしくは短い線状に付着させた後、
他方を圧接すれば簡単に部分接着することができる。液
状接着剤を使用する場合はグラビア印刷の要領で接着剤
を織物か不織布の何れか一方の表面に部分的に付着させ
た後、他方を圧接すればよい。何れの接着方法を採用し
ても、部分接着により織物、不織布それぞれの繊維間の
間隙が封鎖されることはないので、織物、不織布それぞ
れの本来の通気性、通水性、柔軟性は損なわれることな
く、そのまま保持される。
【0022】部分接着により製造された脱気脱水シー
トの通気性は 5〜150cm3/cm2/sec、好ましくは、10〜12
0cm3/cm2/secであることが必要である。織物と不織布と
の部分接着により織物本来の通気性が損なわれることは
ないので、織物本来の通気性が殆どその儘脱気脱水シー
トに引き継がれる。
【0023】脱気脱水シートの厚みは0.3 〜2.0mm 、
好ましくは0.4 〜1.5mm である。本発明においては、こ
のようにして製造した脱気脱水シートを加圧蓋とコンク
リート上面との間に介在させることにより、コンクリ
ート中の余剰水および空気だけが速やかに型枠外に排出
され、残ったコンクリートが加圧蓋により締め固められ
るので、余剰水の水みちや気泡に起因する板状コンクリ
ート製品表面の空所は皆無となり綺麗な外観となる。従
って、加圧成形直後に加圧蓋と脱気脱水シートを取り外
して、未硬化のコンクリート上面を整形する操作は不必
要となる。板状コンクリート製品表面と脱気脱水シー
トとの剥離が容易である。(コンクリート側に不織布層
が接しているとコンクリート製品表面と不織布層との剥
離が困難であり、不織布の除去に多大の労力を要するの
みならず、コンクリート製品表面が綺麗ではなくな
る。)織物層に織組織による模様を設けておけば、そ
の模様が板状コンクリート製品表面に転写されるので、
板状コンクリート製品表面に模様を付与することができ
る。などの効果がある。
【0024】本発明において、脱気脱水シートを介在さ
せる点を除く加圧成形操作は従来の加圧成形方法と特に
異なるところはない。本発明で成形の対象とする板状コ
ンクリート製品がコンクリート矢板の場合には、コンク
リート矢板の使用時に地盤中に埋設される箇所(矢板の
先端部〜中間部)は表面の外観はさほど重視されないの
で、全表面に脱気脱水シートを介在させる代りに、使用
時に露出する箇所(矢板の上端部)のみに脱気脱水シー
トを介在させてもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、板状コ
ンクリート製品としてコンクリートスラブを製造する場
合を例として本発明の実施の形態を説明する。
【0026】図1(a) はコンクリートスラブを加圧成形
する例を示す縦断面の模式図、図1(b) は要部の拡大図
である。成形操作の順序に従って説明する。
【0027】(1)通常のように、型枠台(図示せず)の
上に底型枠6、側型枠7、端型枠(図示せず)を組み立
て、型枠内に所定の配筋を行った後、コンクリートを打
設しテーブルバイブレレータを作動してコンクリートを
締め固める。
【0028】(2)コンクリート打設面をコテ均しにより
整形する。 (3)整形したコンクリート打設面に脱気脱水シート1を
敷設する。図1(a) ではコンクリート打設面を同じ面積
の脱気脱水シート1で覆うように敷設する例を示した
が、より大きい面積の脱気脱水シート1を使用してその
端がコンクリート打設面よりはみ出るように敷設しても
よい。
【0029】(4)脱気脱水シート1の上に加圧蓋5を載
置する。脱気脱水シート1の端をコンクリート打設面よ
りはみ出るように敷設した場合は脱気脱水シート1の端
は加圧蓋5と側型枠7または端型枠との間に挟み込ま
れ、その端が型枠の外に出ている形になる。加圧蓋5を
油圧シリンダー8により加圧(5kgf/cm2 程度以上)し
てコンクリートを締め固めながら加圧成形する。コンク
リート中の余剰水および空気は、図1(b) の矢印に示す
ように、脱気脱水シート1の織物層2及び不織布層3を
通って外方に排出される。
【0030】(5)加圧を保持したままの状態で所定の時
間蒸気養生を行う。 (6)所定の強度が発現した時点で加圧蓋5を取り外し、
側型枠7、端型枠を開いて製品であるコンクリートスラ
ブを型枠より取り出し、その表面から脱気脱水シート1
を剥がす。
【0031】
【実施例】実施例1.下記の織物と不織布とをホットメ
ルト接着剤としてエチレン・酢酸ビニル共重合体20g/m2
を使用して部分接着して脱気脱水シートを製造し、上記
の脱気脱水シート1として使用した。
【0032】織物…40番手のポリエステル/木綿(65/3
5)混紡糸を使い、経緯の和を150 本/インチの糸密度と
した平織。通気性55cm3/cm2/sec 。 不織布…平均径 3デニールのポリプロピレン長繊維使い
のスパンボンド法による不織布。目付70g/m2、厚み0.48
mm、見かけ密度0.15g/cm3 、通気性 150cm3/cm2/sec 。
【0033】得られた脱気脱水シートは、厚み0.62mm、
通気性40cm3/cm2/sec (JIS−A−1218(土の透水試
験方法)による透水係数8.4 ×10-3cm/sec)であり、加
圧成形時のコンクリート中の固形分の流出はなく、養生
後のコンクリートスラブの表面には織物の平織組織が転
写され、綺麗であった。
【0034】実施例2.織物の糸密度として経緯の和を
186 本/インチに代えた以外は実施例1と同様にして脱
気脱水シートを製造して使用した。得られた脱気脱水シ
ートは、厚み0.63mm、通気性32cm3/cm2/sec (透水係数
7.4 ×10-3cm/sec)であり、加圧成形時のコンクリート
中の固形分の流出はなく、養生後のコンクリートスラブ
の表面には織物の平織組織が転写され、綺麗であった。
【0035】比較例1.総繊度75デニール、36フィラメ
ントのポリエステルフィラメント糸を使用し、経緯の和
が230 本/インチである糸密度で高密度織物を製造し
た。この織物を実施例1の織物に代えた以外は実施例1
と同様にして脱気脱水シートを製造して使用した。得ら
れた脱気脱水シートは、厚み0.45mm、通気性 2cm3/cm2/
sec (透水係数3.5 ×10-4cm/sec)であり、加圧成形時
のコンクリート中の固形分の流出はないが、脱気が殆ど
なく、養生後のコンクリートスラブの表面に肌荒れが観
察された。
【0036】比較例2.混紡糸の糸太さを20番手に代
え、織物の糸密度として経緯の和を70本/インチに代
え、不織布を目付40g/m2、厚み0.25mm、見かけ密度0.12
g/cm3 、通気性 250cm3/cm2/sec のものに代えた以外は
実施例1と同様にして脱気脱水シートを製造して使用し
た。得られた脱気脱水シートは、厚み0.42mm、通気性 1
60cm3/cm2/sec (透水係数4.2 ×10-2cm/sec)であり、
加圧成形時にコンクリート中の固形分の流出が観察さ
れ、養生後のコンクリートスラブの表面に肌荒れが観察
された。
【0037】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
次の効果を奏する。 コンクリート中の余剰水および空気だけが速やかに型
枠外に排出され、残ったコンクリートが加圧蓋により締
め固められるので、余剰水の水みちや気泡に起因する板
状コンクリート製品表面の空所は皆無となり綺麗な外観
となる。従って、加圧成形直後に加圧蓋と脱気脱水シー
トを取り外して、未硬化のコンクリート上面を整形する
操作は不必要となる。板状コンクリート製品表面と脱
気脱水シートとの剥離が容易である。織物層に織組織
による模様を設けておけば、その模様が板状コンクリー
ト製品表面に転写されるので、板状コンクリート製品表
面に模様を付与することができる。
【0038】以上を綜合して高強度で外観の優れた板状
コンクリート製品を少ない労力で能率よく生産すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はコンクリートスラブを加圧成形する例を
示す縦断面の模式図、(b) はその要部の拡大図である。
【符号の説明】
1…脱気脱水シート、2…織物層、3…不織布層、4…
コンクリート、5…加圧蓋、6…底型枠、7…側型枠、
8…油圧シリンダー、9…ホットメルト接着剤。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯脇 勲 東京都港区芝4丁目2番3号 ジオスタ ー株式会社内 (72)発明者 岩崎 博文 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目2番6号 旭化成工業株式会社内 (72)発明者 推井 康正 東京都千代田区内幸町1丁目1番1号 (インペリアルタワー17F)旭化成工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−166330(JP,A) 特開 平10−211609(JP,A) 特開 平5−16126(JP,A) 特開 平6−123172(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28B 3/00 - 5/12 B28B 1/00 - 1/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)型枠内に配筋、コンクリートの打
    設を行い、打設コンクリートの上面に、織物層と不織布
    層とを部分接着した二層構造であり、JIS−L−1906
    (フラジュール法試験)による通気性が 5〜150cm3/cm2
    /secである脱気脱水シートを織物層を下にして載置する
    工程、(B)脱気脱水シート上面に加圧蓋を載置し、加
    圧して板状のコンクリートを加圧成形する工程、(C)
    加圧蓋を加圧状態に保持したまま板状コンクリート成形
    品を蒸気養生する工程、よりなる板状コンクリート製品
    の加圧成形法。
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KR100914147B1 (ko) 2007-03-15 2009-08-28 한광호 흙판 성형장치 및 그 흙판 성형장치를 이용한 흙판 제조방법

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