JP3151402B2 - 金属箔張り積層板製造用プリプレグ - Google Patents

金属箔張り積層板製造用プリプレグ

Info

Publication number
JP3151402B2
JP3151402B2 JP5959396A JP5959396A JP3151402B2 JP 3151402 B2 JP3151402 B2 JP 3151402B2 JP 5959396 A JP5959396 A JP 5959396A JP 5959396 A JP5959396 A JP 5959396A JP 3151402 B2 JP3151402 B2 JP 3151402B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prepreg
metal foil
reaction rate
thickness
rate constant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP5959396A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09248876A (ja
Inventor
禎久 高浦
正人 松尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP5959396A priority Critical patent/JP3151402B2/ja
Publication of JPH09248876A publication Critical patent/JPH09248876A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151402B2 publication Critical patent/JP3151402B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0313Organic insulating material
    • H05K1/032Organic insulating material consisting of one material
    • H05K1/0326Organic insulating material consisting of one material containing O
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/022Processes for manufacturing precursors of printed circuits, i.e. copper-clad substrates

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Reinforced Plastic Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属箔張り積層板
の製造用に用いられるプリプレグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板に加工して使用される金
属箔張り積層板は、プリプレグを複数枚重ねると共にこ
の片側あるいは両側の外面に銅箔等の金属箔を重ね、こ
れを加熱加圧して積層成形することによって製造されて
いる。また多層プリント配線板の場合は、内層回路板の
片側あるいは両側にプリプレグを重ねると共にプリプレ
グの外側にさらに金属箔を重ね、これを加熱加圧して積
層成形することによって製造されている。そして上記の
ように積層成形を行なうにあたって、上記のプリプレグ
と金属箔を重ねた組み合わせ材や、内層回路板とプリプ
レグと金属箔を重ねた組み合わせ材を多段に積み重ね、
これを熱盤間にセットしてプレスする、いわゆる多段ホ
ットプレスで行なうのが一般的である。
【0003】しかしこのような熱盤を用いた多段ホット
プレスでは、熱盤に近い組み合わせ材と熱盤から遠い組
み合わせ材とでは加熱温度が異なったものとなり、加熱
温度の不均一のために得られた金属箔張り積層板の品質
がばらつくおそれがある。従って多段ホットプレスで
は、積み重ねることのできる組み合わせ材の段数は限ら
れたものになる。
【0004】そこで、金属箔に電源を接続し、金属箔に
通電して金属箔を発熱させることによって加熱を行なう
ようにした方法が特表平7−508940号公報等で提
供されている。図1及び図2はそれぞれその一例を示す
ものであり、金属箔2として長尺のものを2枚用い、こ
の2枚の金属箔2の間に複数枚のプリプレグ1、あるい
はプリプレグ1と内層回路板3を重ねたものを挟み込む
ことによって、プリプレグ1と上下の金属箔2からなる
組み合わせ材4、あるいはプリプレグ1と内層回路板3
と上下の金属箔2からなる組み合わせ材4を形成する。
この組み合わせ材4を金属箔2の長手方向で複数組み形
成しながら金属箔2を蛇行状に折り曲げ、絶縁性の鏡面
板5を介して複数の組み合わせ材4を多段に積み重ね
る。そしてこれを加圧プレート6の間にセットすると共
に金属箔2に電源7を接続し、加圧プレート6で冷間プ
レスしながら金属箔2に通電すると、金属箔2はジュー
ル熱によって発熱し、この発熱で各組み合わせ材4を加
熱して成形を行なうことができるものである。
【0005】この方法によれば各組み合わせ材4のプリ
プレグ1を金属箔2を熱源として直接に加熱することが
できるために、多段に積み重ねた各組み合わせ材4のプ
リプレグ1を均一に加熱することができ、金属箔張り積
層板を品質のばらつきなく多段の成形で得ることができ
るのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の多
段ホットプレスによる方法では各組み合わせ材のプリプ
レグに対する加熱温度が不均一になるために、加熱温度
の不均一に対して不良発生率が小さくなるように工夫し
たプリプレグが使用されている。しかし、金属箔に通電
して発熱させることによって加熱を行なう方法では各組
み合わせ材のプリプレグに対する加熱温度が均一になる
ために、従来から使用されているプリプレグをそのまま
用いたのでは、かえって十分な性能の金属箔張り積層板
を得ることができない。例えば、含浸された樹脂の反応
速度が遅いプリプレグを用いると樹脂の流れが大きくな
って、製品の中央と端部の間の板厚にバラツキが生じた
り、製品端部にカスレやミーズリングなどの成形不良が
発生したりするおそれがあり、またこのような樹脂の流
れを小さくするために、樹脂の溶融粘度を高くすると、
今度は逆に成形時の含浸不良や樹脂流れの不足によるカ
スレやボイドが発生し易くなり、いずれにおいてもプリ
ント配線板の積層板として十分な性能を得ることができ
ないものであった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、板厚のバラツキや製品端部のカスレ、ミーズリン
グ、ボイド等の成形不良の問題なく、金属箔に通電して
発熱させることによって加熱を行なう工法で金属箔張り
積層板を製造することができるプリプレグを提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明に係る
金属箔張り積層板製造用プリプレグは、プリプレグに積
層される金属箔に通電して金属箔を発熱させることによ
って積層板を製造するために使用されるプリプレグにお
いて、ガラス布基材に含浸されたエポキシ樹脂の反応速
度定数が0.10〜0.30であることを特徴とするも
のである。
【0009】上記請求項1の発明において、エポキシ樹
脂の反応速度定数が0.15〜0.25であることが好
ましい。また、請求項3の本発明に係る金属箔張り積層
板製造用プリプレグは、プリプレグに積層される金属箔
に通電して金属箔を発熱させることによって積層板を製
造するために使用されるプリプレグにおいて、ガラス布
基材に含浸されたエポキシ樹脂が、その反応速度定数が
0.10〜0.30であり、且つ130℃での溶融粘度
が1500〜50000ポイズであることを特徴とする
ものである。
【0010】上記請求項3の発明において、ガラス布基
材に含浸されたエポキシ樹脂が、その反応速度定数が
0.10〜0.30であり、且つ130℃での溶融粘度
が4000〜10000ポイズであることが好ましい。
また上記請求項3の発明において、ガラス布基材に含浸
されたエポキシ樹脂が、その反応速度定数が0.15〜
0.25であり、且つ130℃での溶融粘度が1500
〜50000ポイズであることが好ましい。
【0011】また上記請求項3の発明において、ガラス
布基材に含浸されたエポキシ樹脂が、その反応速度定数
が0.15〜0.25であり、且つ130℃での溶融粘
度が4000〜10000ポイズであることが好まし
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明に係るプリプレグは、ガラス繊維の織布あ
るいは不織布からなるガラス布基材にエポキシ樹脂ワニ
スを含浸して乾燥することによって、ガラス布基材にB
ステージ状態に半硬化させたエポキシ樹脂を含有させた
ものとして調製されるものである。このプリプレグにお
いて樹脂含有率が40〜70重量%の範囲になるように
エポキシ樹脂を含浸させるのが好ましい。
【0013】そして請求項1の発明では、ガラス布基材
に含有されているこのBステージ状態のエポキシ樹脂
が、反応速度定数が0.10〜0.30の範囲になるよ
うに反応速度を調整したプリプレグを用いるものであ
る。反応速度はこの範囲の中でも特に0.15〜0.2
5の範囲が好ましい。プリプレグ中のエポキシ樹脂の反
応速度定数が0.10(0.15)未満では、成形時の
樹脂の流れが大きくなり過ぎ、板厚のバラツキや製品端
部のカスレやミーズリングなどの成形不良が発生するお
それがある。逆にプリプレグ中のエポキシ樹脂の反応速
度定数が0.30(0.25)を超えると、成形時の樹
脂の流れが悪く、内層回路板の表面とプリプレグによる
絶縁層との間にボイドが発生するおそれがある。反応速
度定数の調整は従来から知られている任意の方法で行な
うことができるが、例えばエポキシ樹脂に配合する硬化
剤や硬化促進剤の配合量を調節することによって行なう
ことができる。
【0014】尚、本発明において反応速度定数は次のよ
うにして測定した。まずプリプレグを揉みほぐすことに
よってガラス布基材から分離される樹脂粉約2gを加圧
して円柱状のピペットにし、島津製作所社製高化式フロ
ーテスター「CFT−100」によって、温度130
℃、0.5mmφ×1.0mmのノズル、圧力3〜40
kg/cm2 の条件でピペットにした樹脂の溶融粘度を
10分間測定した。そして測定開始から3分後、3.5
分後、4分後の各溶融粘度を求めて算術平均値を計算す
る(これをη3 と表記する)と共に、また測定開始から
6分後、6.5分後、7分後の各溶融粘度を求めて算術
平均値を計算し(これをη6 と表記する)、次の計算式
によって反応速度定数を算出した。
【0015】 反応速度定数=(logη6 −logη3 )/3 また請求項3の発明では、ガラス布基材に含有されてい
るこのBステージ状態のエポキシ樹脂が、その反応速度
定数が0.10〜0.30の範囲になり、且つ130℃
での溶融粘度が1500〜50000ポイズの範囲にな
るように調整したプリプレグを用いるものである。請求
項1の発明のように反応速度の規制だけでも板厚のバラ
ツキや成形不良の問題を解決することは可能であるが、
上記のような反応速度の規制と同時に、溶融粘度を規制
することによって、板厚のバラツキや成形不良の問題を
一層確実に解決することができるものである。反応速度
は上記の範囲の中でも特に0.15〜0.25の範囲が
好ましく、また溶融粘度は上記の範囲の中でも特に40
00〜10000ポイズの範囲が好ましい。すなわち、
反応速度定数が0.10〜0.30であり、且つ130
℃での溶融粘度が4000〜10000ポイズの場合、
あるいは反応速度定数が0.15〜0.25であり、且
つ130℃での溶融粘度が1500〜50000ポイズ
の場合が好ましいのは勿論、反応速度定数が0.15〜
0.25であり、且つ130℃での溶融粘度が4000
〜10000ポイズの場合が最も好ましい。
【0016】プリプレグ中のエポキシ樹脂の反応速度定
数が0.10(0.15)未満で且つ130℃での溶融
粘度が1500(4000)ポイズ未満であると、成形
時の樹脂の流れが大きくなり過ぎ、板厚のバラツキや製
品端部のカスレやミーズリングなどの成形不良が発生す
るおそれがある。逆にプリプレグ中のエポキシ樹脂の反
応速度定数が0.30(0.25)を超え且つ130℃
での溶融粘度が50000(10000)ポイズを超え
ると、成形時の樹脂の流れが悪く、内層回路板の表面と
プリプレグによる絶縁層との間にボイドが発生するおそ
れがある。溶融粘度の調整は従来から知られている任意
の方法で行なうことができるが、例えばガラス布基材に
エポキシ樹脂ワニスを含浸させた後の加熱乾燥条件を調
整することによって行なうことができる。
【0017】尚、本発明において溶融粘度の測定は、プ
リプレグを揉みほぐすことによってガラス布基材から分
離される樹脂粉約2gを加圧して円柱状のピペットに
し、島津製作所社製高化式フローテスター「CFT−1
00」によって、0.5mmφ×1.0mmのノズルを
用いて圧力3〜40kg/cm2 の条件で、温度を13
0℃としてピペットの樹脂の溶融粘度を計測することに
よって行なった。
【0018】しかして、上記のような反応速度定数や溶
融粘度に調整したプリプレグを用い、図1や図2に示す
方法で金属箔張り積層板を製造することができる。すな
わち、銅箔など金属箔2として長尺のものを2枚用い、
この2枚の金属箔2の間に複数枚のプリプレグ1を重ね
たものを挟み込むことによって、プリプレグ1と上下の
金属箔2からなる組み合わせ材4を形成し、この組み合
わせ材4を金属箔2の長手方向で複数組み形成しながら
金属箔2を蛇行状に折り曲げ、絶縁性の鏡面板5を介し
て複数の組み合わせ材4を多段に積み重ねる(図1)。
あるいは2枚の金属箔2の間にプリプレグ1と内層回路
板3を重ねたものを挟み込むことによって、プリプレグ
1と内層回路板3と上下の金属箔2からなる組み合わせ
材4を形成し、この組み合わせ材4を金属箔2の長手方
向で複数組み形成しながら金属箔2を蛇行状に折り曲
げ、絶縁性の鏡面板5を介して複数の組み合わせ材4を
多段に積み重ねる(図2)。そしてこれを加圧プレート
6の間にセットすると共に2枚の各金属箔2に電源7を
接続し、加圧プレート6で冷間プレスしながら金属箔2
に通電する。このように金属箔2に通電すると金属箔2
はジュール熱によって発熱するために、この発熱で各組
み合わせ材4を加熱して成形を行なうことができるもの
である。
【0019】ここで成形時の金属箔2への通電は、加熱
の昇温速度が3〜8℃/min、最高加熱温度が170
〜185℃になるように制御して行なうのが好ましい。
また加圧プレート6による加圧は3〜10kg/cm2
の範囲に設定するのが好ましい。尚、上記の成形を、真
空チャンバー内で減圧条件下で行なうことによって、ボ
イドレスの成形を行なうことが一層容易になるものであ
る。
【0020】上記のように成形に際して、金属箔2に通
電して発熱させることによって加熱を行なうために、金
属箔2を熱源として各組み合わせ材4のプリプレグ1を
直接加熱することができ、多段に積み重ねた各組み合わ
せ材4のプリプレグ1を均一に加熱することができるも
のであり、金属箔張り積層板を品質のばらつきなく成形
することができるものである。また、プリプレグ1は含
浸したエポキシ樹脂の反応速度定数が0.10〜0.3
0の範囲であり、あるいはエポキシ樹脂の反応速度定数
が0.10〜0.30の範囲で且つ130℃での溶融粘
度が1500〜50000ポイズの範囲であるために、
成形時の樹脂の流れが最適になり、板厚のバラツキや製
品端部のカスレ、ミーズリング、ボイド等の成形不良の
問題なく金属箔張り積層板を成形することができるもの
である。
【0021】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。 (エポキシ樹脂ワニスの調製)表1のA〜Fの配合量で
各成分を混合し、これをメチルエチルケトンに溶解させ
ることによって、60重量%濃度のエポキシ樹脂ワニス
を調整した。
【0022】
【表1】
【0023】(実施例1)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「A」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で260秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.10、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。
【0024】次に、厚み1.10mmのエポキシ樹脂積
層板の両面にそれぞれ厚み70μmの銅箔で内層回路3
aを設けて作製した内層回路板3の両側に、このプリプ
レグ1をそれぞれ2枚ずつ重ね、これを厚み18μmの
銅箔で形成した2枚の長尺金属箔2の間に挟み込み、図
3(a)のような積層構成の組み合わせ材4を作るよう
にした。そして金属箔2を折曲して組み合わせ材4を鏡
面板5を介して多段に積載し、これを図2のように加圧
プレート6の間にセットすると共に金属箔2に電源7を
接続した。
【0025】この後、100torr以下に減圧したチ
ャンバー内で、加圧プレート6によって10kg/cm
2 の一定圧力条件で加圧しながら、金属箔2に通電して
発熱させることによって、60分間、加熱加圧成形し、
厚み1.6mm、サイズ340mm×510mmの多層
銅張り積層板を製造した。ここで金属箔2への通電は、
金属箔2の発熱温度が、20〜80℃の範囲が5℃/m
inの昇温速度になり、80℃〜180℃の範囲が6℃
/minの昇温速度になり、180℃を約25分間保持
するように制御して行なった。またチャンバー内の減圧
と加圧プレート6による加圧は、金属箔2への通電によ
る加熱開始と同時に開始させ、加熱終了と同時に終了さ
せた。
【0026】(実施例2)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「A」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で300秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.10、130℃での溶融粘
度が4000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0027】(実施例3)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「A」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で350秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.10、130℃での溶融粘
度が10000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0028】(実施例4)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「A」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で360秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.10、130℃での溶融粘
度が50000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0029】(実施例5)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「B」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で240秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.15、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0030】(実施例6)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「B」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で260秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.15、130℃での溶融粘
度が4000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0031】(実施例7)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「B」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で280秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.15、130℃での溶融粘
度が10000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0032】(実施例8)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「B」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で300秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.15、130℃での溶融粘
度が50000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0033】(実施例9)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「C」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で120秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.25、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0034】(実施例10)日東紡績社製WEA116
Eタイプのガラス布基材に「C」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で150秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.25、130℃での溶融粘
度が3000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0035】(実施例11)日東紡績社製WEA116
Eタイプのガラス布基材に「C」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で155秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.25、130℃での溶融粘
度が4000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0036】(実施例12)日東紡績社製WEA116
Eタイプのガラス布基材に「C」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で170秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.25、130℃での溶融粘
度が10000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0037】(実施例13)日東紡績社製WEA116
Eタイプのガラス布基材に「C」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で180秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.25、130℃での溶融粘
度が50000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0038】(実施例14)日東紡績社製WEA762
8タイプのガラス布基材に「C」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で120秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.25、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.20mmのプリプレグ
1を得た。
【0039】そしてこのプリプレグ1を内層回路板3の
両面にそれぞれ1枚ずつ重ねて図3(b)のような積層
構成の組み合わせ材4を作るようにした他は、実施例1
と同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ34
0mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。 (実施例15)日東紡績社製WEA116Eタイプのガ
ラス布基材に「D」の配合のエポキシ樹脂ワニスを樹脂
含量が50〜52重量%になるように含浸し、温度17
0℃の乾燥機で100秒間乾燥することによって、反応
速度定数が0.30、130℃での溶融粘度が1500
ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ1を得た。こ
のプリプレグ1を用い、後は実施例1と同様に積載・成
形して、厚み1.6mm、サイズ340mm×510m
mの多層銅張り積層板を製造した。
【0040】(実施例16)日東紡績社製WEA116
Eタイプのガラス布基材に「D」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で110秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.30、130℃での溶融粘
度が4000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0041】(実施例17)日東紡績社製WEA116
Eタイプのガラス布基材に「D」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で120秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.30、130℃での溶融粘
度が10000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0042】(実施例18)日東紡績社製WEA116
Eタイプのガラス布基材に「D」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で130秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.30、130℃での溶融粘
度が50000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0043】(比較例1)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「E」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で300秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘
度が500ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ1
を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同様
に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340mm
×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0044】(比較例2)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「E」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で320秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0045】(比較例3)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「E」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で440秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘
度が60000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0046】(比較例4)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「F」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で50秒間乾燥することによ
って、反応速度定数が0.35、130℃での溶融粘度
が500ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ1を
得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同様に
積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340mm×
510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0047】(比較例5)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「F」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で60秒間乾燥することによ
って、反応速度定数が0.35、130℃での溶融粘度
が1500ポイズの、厚み0.10mmのプリプレグ1
を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と同様
に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340mm
×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0048】(比較例6)日東紡績社製WEA116E
タイプのガラス布基材に「F」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で100秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.35、130℃での溶融粘
度が60000ポイズの、厚み0.10mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例1と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの多層銅張り積層板を製造した。
【0049】上記の実施例1〜18及び比較例1〜6で
製造した銅張り積層板について、板厚の標準偏差を測定
し、エッチング後の外観を検査した。板厚の標準偏差の
測定は、銅張り積層板の両面の銅箔をエッチングしたサ
ンプル10枚について、縦横3箇所ずつ、計9箇所の板
厚をマイクロメーターで計測し、この計測結果に基づい
て標準偏差(σ)を求めることによって行なった。
【0050】またエッチング後の外観の検査は、サイズ
340mm×510mmの銅張り積層板の両面の銅箔を
エッチングした後、周囲の幅20cmの範囲の端部と、
この端部以外の中央部とについて、カスレ、ミーズリン
グの有無を確認することによって行ない、さらに内層回
路板3の内層回路3aの部分とプリプレグ1による絶縁
層との間のボイドの有無を確認することによって行なっ
た。
【0051】これらの結果を表2〜表6に示す。
【0052】
【表2】
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【表5】
【0056】
【表6】
【0057】(実施例19)日東紡績社製WEA762
8タイプのガラス布基材に「A」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が40〜42重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で260秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.10、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.20mmのプリプレグ
1を得た。
【0058】次に、このプリプレグ1を8枚重ね、これ
を厚み18μmの銅箔で形成した2枚の長尺金属箔2の
間に挟み込み、図3(c)のような積層構成の組み合わ
せ材4を作るようにした。そして金属箔2を折曲して組
み合わせ材4を鏡面板5を介して多段に積載し、これを
図1のように加圧プレート6の間にセットすると共に金
属箔2に電源7を接続した。
【0059】後は実施例1と同じ条件で加熱加圧成形し
て、厚み1.6mm、サイズ340mm×510mmの
両面銅張り積層板を製造した。 (実施例20)日東紡績社製WEA7628タイプのガ
ラス布基材に「A」の配合のエポキシ樹脂ワニスを樹脂
含量が40〜42重量%になるように含浸し、温度17
0℃の乾燥機で360秒間乾燥することによって、反応
速度定数が0.10、130℃での溶融粘度が5000
0ポイズの、厚み0.20mmのプリプレグ1を得た。
このプリプレグ1を用い、後は実施例19と同様に積載
・成形して、厚み1.6mm、サイズ340mm×51
0mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0060】(実施例21)日東紡績社製WEA762
8タイプのガラス布基材に「D」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が40〜42重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で100秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.30、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.20mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例19と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0061】(実施例22)日東紡績社製WEA762
8タイプのガラス布基材に「D」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が40〜42重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で130秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.30、130℃での溶融粘
度が50000ポイズの、厚み0.20mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例19
と同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ34
0mm×510mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0062】(比較例7)日東紡績社製WEA7628
タイプのガラス布基材に「E」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で300秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘
度が500ポイズの、厚み0.20mmのプリプレグ1
を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例19と同
様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340m
m×510mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0063】(比較例8)日東紡績社製WEA7628
タイプのガラス布基材に「E」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で320秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘
度が1500ポイズの、厚み0.20mmのプリプレグ
1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例19と
同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340
mm×510mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0064】(比較例9)日東紡績社製WEA7628
タイプのガラス布基材に「E」の配合のエポキシ樹脂ワ
ニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で440秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘
度が60000ポイズの、厚み0.20mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例19
と同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ34
0mm×510mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0065】(比較例10)日東紡績社製WEA762
8タイプのガラス布基材に「F」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で50秒間乾燥することによ
って、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘度
が500ポイズの、厚み0.20mmのプリプレグ1を
得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例19と同様
に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ340mm
×510mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0066】(比較例11)日東紡績社製WEA762
8タイプのガラス布基材に「F」の配合のエポキシ樹脂
ワニスを樹脂含量が50〜52重量%になるように含浸
し、温度170℃の乾燥機で100秒間乾燥することに
よって、反応速度定数が0.06、130℃での溶融粘
度が60000ポイズの、厚み0.20mmのプリプレ
グ1を得た。このプリプレグ1を用い、後は実施例19
と同様に積載・成形して、厚み1.6mm、サイズ34
0mm×510mmの両面銅張り積層板を製造した。
【0067】上記の実施例19〜22及び比較例7〜1
1で製造した銅張り積層板について、板厚の標準偏差を
測定し、エッチング後の外観を検査した。結果を表7、
表8に示す。
【0068】
【表7】
【0069】
【表8】
【0070】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、プリプ
レグに積層される金属箔に通電して金属箔を発熱させる
ことによって積層板を製造するにあたって、このプリプ
レグとして、ガラス布基材に含浸されたエポキシ樹脂の
反応速度定数が0.10〜0.30のものを使用するよ
うにしたので、成形時の樹脂の流れが最適になり、板厚
のバラツキや製品端部のカスレ、ミーズリング、ボイド
等の成形不良の問題なく、金属箔に通電して発熱させる
ことによって加熱を行なう工法で金属箔張り積層板を成
形することができるものである。
【0071】上記の発明において、プリプレグとして、
ガラス布基材に含浸されたエポキシ樹脂の反応速度定数
が0.15〜0.25のものを使用することによって、
成形時の樹脂の流れが一層最適になり、金属箔張り積層
板を一層良好に製造することができるものである。また
請求項3の発明は、プリプレグに積層される金属箔に通
電して金属箔を発熱させることによって積層板を製造す
るにあたって、このプリプレグとして、ガラス布基材に
含浸されたエポキシ樹脂が、その反応速度定数が0.1
0〜0.30であり、且つ130℃での溶融粘度が15
00〜50000ポイズのものを使用するようにしたの
で、成形時の樹脂の流れが最適になり、板厚のバラツキ
や製品端部のカスレ、ミーズリング、ボイド等の成形不
良の問題なく、金属箔に通電して発熱させることによっ
て加熱を行なう工法で金属箔張り積層板を成形すること
ができるものである。
【0072】上記発明において、プリプレグとして、ガ
ラス布基材に含浸されたエポキシ樹脂が、その反応速度
定数が0.10〜0.30であり、且つ130℃での溶
融粘度が4000〜10000ポイズでのもの、あるい
はその反応速度定数が0.15〜0.25であり、且つ
130℃での溶融粘度が1500〜50000ポイズの
もの、あるはその反応速度定数が0.15〜0.25で
あり、且つ130℃での溶融粘度が4000〜1000
0ポイズのものを使用することによって、成形時の樹脂
の流れが一層最適になり、金属箔張り積層板を一層良好
に製造することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す概略正面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態の他例を示す概略正面図で
ある。
【図3】プリプレグや金属箔等の積層構成を示すもので
あり,(a)乃至(c)はそれぞれ概略正面図である。
【符号の説明】
1 プリプレグ 2 金属箔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // C08K 7:14 (56)参考文献 特開 平7−176836(JP,A) 特開 平3−296535(JP,A) 特公 平7−102647(JP,B2) 国際公開94/17975(WO,A1) 国際公開94/29093(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 17/04 B32B 27/38 C08J 5/24 CFC H05K 1/03 610

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリプレグに積層される金属箔に通電し
    て金属箔を発熱させることによって積層板を製造するた
    めに使用されるプリプレグにおいて、ガラス布基材に含
    浸されたエポキシ樹脂の反応速度定数が0.10〜0.
    30であることを特徴とする金属箔張り積層板製造用プ
    リプレグ。
  2. 【請求項2】 エポキシ樹脂の反応速度定数が0.15
    〜0.25であることを特徴とする請求項1に記載の金
    属箔張り積層板製造用プリプレグ。
  3. 【請求項3】 プリプレグに積層される金属箔に通電し
    て金属箔を発熱させることによって積層板を製造するた
    めに使用されるプリプレグにおいて、ガラス布基材に含
    浸されたエポキシ樹脂が、その反応速度定数が0.10
    〜0.30であり、且つ130℃での溶融粘度が150
    0〜50000ポイズであることを特徴とする金属箔張
    り積層板製造用プリプレグ。
  4. 【請求項4】 ガラス布基材に含浸されたエポキシ樹脂
    が、その反応速度定数が0.10〜0.30であり、且
    つ130℃での溶融粘度が4000〜10000ポイズ
    であることを特徴とする請求項3に記載の金属箔張り積
    層板製造用プリプレグ。
  5. 【請求項5】 ガラス布基材に含浸されたエポキシ樹脂
    が、その反応速度定数が0.15〜0.25であり、且
    つ130℃での溶融粘度が1500〜50000ポイズ
    であることを特徴とする請求項3に記載の金属箔張り積
    層板製造用プリプレグ。
  6. 【請求項6】 ガラス布基材に含浸されたエポキシ樹脂
    が、その反応速度定数が0.15〜0.25であり、且
    つ130℃での溶融粘度が4000〜10000ポイズ
    であることを特徴とする請求項3に記載の金属箔張り積
    層板製造用プリプレグ。
JP5959396A 1996-03-15 1996-03-15 金属箔張り積層板製造用プリプレグ Expired - Fee Related JP3151402B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5959396A JP3151402B2 (ja) 1996-03-15 1996-03-15 金属箔張り積層板製造用プリプレグ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5959396A JP3151402B2 (ja) 1996-03-15 1996-03-15 金属箔張り積層板製造用プリプレグ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09248876A JPH09248876A (ja) 1997-09-22
JP3151402B2 true JP3151402B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=13117702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5959396A Expired - Fee Related JP3151402B2 (ja) 1996-03-15 1996-03-15 金属箔張り積層板製造用プリプレグ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151402B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3499837B2 (ja) * 2001-03-13 2004-02-23 住友ベークライト株式会社 プリプレグの製造方法
JP3499836B2 (ja) * 2001-03-13 2004-02-23 住友ベークライト株式会社 プリプレグ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09248876A (ja) 1997-09-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07323501A (ja) 多層板用プリプレグ、積層板、多層プリント回路基板およびその製造方法
JP3364145B2 (ja) 多層プリント配線板の製造方法
JP3151402B2 (ja) 金属箔張り積層板製造用プリプレグ
JPS6217532B2 (ja)
JP3145915B2 (ja) 金属箔張り積層板製造用プリプレグ
JPS63267524A (ja) 金属張積層板の製造方法及びその装置
JP2001260241A (ja) 積層板の製造方法
JP2001031782A (ja) プリプレグおよびこれを用いた積層板
JP3352034B2 (ja) プリプレグ及び積層板
JPS61106208A (ja) 積層板用プリプレグの製造法
KR100867906B1 (ko) 감소된 컬을 가지는 편평형 박판 코어 라미네이트를 위한라미네이트 조성물
JP4296680B2 (ja) 積層板の製造方法
JPH0381122A (ja) 熱硬化性樹脂金属箔張り積層板の製造法
JP2002348754A (ja) ガラス布、プリプレグ、積層板及びプリント配線板
JP3382169B2 (ja) 積層板の製造方法及び積層板
JPS63122507A (ja) 積層板の連続製造法
JPH10324755A (ja) 樹脂含浸基材及びその製造方法、積層板及びその製造方法
JPH0568343B2 (ja)
JP2001150432A (ja) プリプレグ及びプリプレグの製造方法及び積層板の製造方法
JPH0592423A (ja) プリプレグの製造方法及び銅張積層板
JP2003001630A (ja) 樹脂含浸方法
JP2003298241A (ja) プリント基板の製造方法、プリント基板および積層基板
JPH06260734A (ja) プリント配線板用積層基板
JPS63295217A (ja) 積層板の製造法
JP2003171482A (ja) コンポジット積層板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20001226

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees