JP3151352B2 - 浴 室 - Google Patents

浴 室

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JP3151352B2
JP3151352B2 JP04378594A JP4378594A JP3151352B2 JP 3151352 B2 JP3151352 B2 JP 3151352B2 JP 04378594 A JP04378594 A JP 04378594A JP 4378594 A JP4378594 A JP 4378594A JP 3151352 B2 JP3151352 B2 JP 3151352B2
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washing
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邦美 曽根
元彦 中村
達也 柴
繁之 井手
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴室に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室の壁面に収納棚を埋め込むよ
うに設置して棚部を浴室壁パネルに一体的に形成するこ
とが行われており、棚部に浴室内で使用するシャンプー
や石鹸等の小物を置くことができるようになっている。
これらの棚部においては壁面から浴室内への突出寸法を
大きく取るほど載置スペースを大きく確保することがで
きるために前端部が壁面より浴室内に突出した状態で形
成されている。ところで、浴室の壁面には棚部の他に照
明器具や鏡が設置されるものであるが、棚部や照明器具
や鏡は一般的に洗い場の壁面に上下に並ぶようにして設
置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来例にあっては、浴室内に突出した状態で設置されて
いる棚部によって照明器具からの照明が遮られることと
なり、鏡の前方の照度が低くなり、良好な照明効果を得
ることができないという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、棚部の載置スペースを十分確保しながら照明
器具による照明効果が低下することのない浴室を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、上端部に設けられた照明器具
1と下端部に設けられた鏡2との間に棚部3を備えた
室壁パネルを構成し、照明器具1と天井パネル6との間
に隙間を設けるようにして浴室壁パネルを洗い場の壁面
に配置し、照明器具1のセード7の前端部を壁面よりも
前方に突出する棚部3の前端よりも前方に突出させ、浴
室壁パネルの上方の天井に設置する天井パネル6は浴室
壁パネルが設置された壁面に対して略平行な断面アーチ
状に形成されて成ることを特徴とするものである。
【0006】請求項2では、請求項1において棚部3の
前端よりも前方に突出するセード7の上部に斜め前方に
下り傾斜する傾斜部8を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0007】請求項では、請求項において浴室壁パ
ネルが設置された壁面に対して直交する方向に向けて
井パネル9の表面に凹部10と凸部11を交互に並設
し、この凹部10と凸部11とからなる凹凸部12を
室壁パネルが設置された壁面に対して略平行となるよう
天井パネル9の両端間にわたって設けたことを特徴と
するものである。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、照明器具1によって
浴室4の天井パネル6を照明することができると共に棚
部3の前端を壁面よりも前方に突出させて設置スペース
が大きくとられた棚部3が照明器具1の下方に設けられ
ていても棚部3の前端よりも前方に突出したセード7を
介して下方を照明することができ、照明器具1によって
天井パネル6の照明と鏡2の前方の照明を行うことがで
きる。
【0009】更に、上端部に設けられた照明器具1と下
端部に設けられた鏡2との間に棚部3を備えた浴室壁パ
ネルを洗い場の壁面に配置し、浴室壁パネルの上方の天
井に設置する天井パネル9は浴室壁パネルが設置された
壁面に対して略平行な断面アーチ状に形成していること
から、照明器具1からの光がアーチ状となった天井パネ
ル9によって集光して鏡2に反射させるさせることがで
き、照明効果を高めることができる。
【0010】請求項2の発明によれば、傾斜部8によっ
てセード7を介しての照明範囲を前方に広げることがで
き、天井パネル6の照明範囲を広くすることができる。
【0011】請求項の発明によれば、凹凸部12によ
って洗い場側天井パネル9の照明されている部分に帯状
の明暗を付けることができ、照明効果に変化を持たせて
照明効果を向上させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。
【0013】図1、図2に示されるように浴室4は浴槽
13と隣接して洗い場5を設けて構成された床部の周部
に壁パネル14を立設し、壁パネル14の上部に天井パ
ネル6を設けて主体が構成されている。
【0014】天井パネル6は洗い場5の天井部に設置さ
れる洗い場側の天井パネル9と浴槽13が設置された浴
槽設置部分の天井部に設置される浴槽側の天井パネル1
5とで構成されている。
【0015】洗い場側の天井パネル9は例えば、HIポ
リスチレン(耐衝撃性ポリスチレン)にて構成されてお
り、図3乃至図10に示されるように平面視で方形状に
形成され、長手方向の断面が図6に示されるように受け
箱状で短手方向の断面が図7に示されるようにアーチ状
となった受け皿状に形成されている。この洗い場側の
井パネル9の表面には図3、図10に示されるように長
手方向に隣合うように凹部10と凸部11とが交互に形
成されており、この凹部10と凸部11とで形成される
凹凸部12は短手方向の両端間にわたって形成されてい
る。洗い場側の天井パネル9の略中間部には一端側に寄
せるようにして点検口16が設けられており、点検口1
6には着脱自在に点検蓋17が取付けられるようになっ
ている。洗い場側の天井パネル9の開口縁には外側方に
向けて突設された連結片18が設けられている。ここ
で、点検口16と近接する端縁に設けられる連結片18
は図8(a)に示されるように外側方に向けて突設され
た横片19と、横片19の先端より下方に突設された固
定片20と、固定片20の先端より外側方に突設された
差し込み片21とで主体が構成されている。断面がアー
チ状に形成された洗い場側の天井パネル9には補強部材
22が取付けられるようになっており、補強部材22に
よって強度を高めるようにしてある。補強部材22は断
面コ字状に形成されたチャンネル材23と断面L字状に
形成されたアングル材39とを門型に枠組みして構成さ
れており、図11乃至図13に示されるように洗い場側
天井パネル9の長手方向にわたって隣合うように一対
設けられている。補強部材22と洗い場側の天井パネル
9との接続は図14に示されるように連結部材24を用
いて相互に連結固定されている。この連結部材24は
い場側の天井パネル9の凹凸部12に合致する凹凸部2
5が下面に設けられており、この凹凸部25を洗い場側
天井パネル9の凹凸部12に合致させた状態で接着剤
によって連結部材24と洗い場側の天井パネル9とを相
互に接着固定し、連結部材24と補強部材22とをタッ
ピングビス等の固着具26によって相互に連結すること
で連結部材24を介して補強部材22と洗い場側の天井
パネル9とが相互に連結固定されている。洗い場側の
井パネル9は断面アーチ状となっているものであるが、
隣合う補強部材22間に位置する頂上部は曲率が大きく
なっており、この曲率が大きくなった頂上部の外面には
面状ヒータのようなヒータ27が配置されており、ヒー
タ27による加熱によって洗い場側の天井パネル9の頂
上部下面に結露が生じるのを防止するようになってい
る。また、頂上部以外の部分においては斜めに下り傾斜
した状態となっているために発生する結露水は凹凸部1
2を介してまとめて側方に流れるようになっている。
い場側の天井パネル9の周縁部には図15乃至図17に
示されるようにアルミニウムにて形成される連結金具2
8が取付けられている。この連結金具28は図22、図
23に示されるように洗い場側の天井パネル9の連結片
18の下面に沿って配置される支持片29の外端より上
方に向けてL字状の挟持片30を突設し、支持片29の
下面より下方に向けて連結片31を突設して断面略T字
状に形成されており、挟持片30と支持片29との間に
洗い場側の天井パネル9の連結片18が差し込まれるよ
うに側方より洗い場側の天井パネル9の連結片18に係
合し、挟持片30の上面より洗い場側の天井パネル9の
連結片18にタッピングビスのような固着具32を打入
することで洗い場側の天井パネル9の連結片18に連結
固定されている。
【0016】洗い場側の天井パネル9と隣合うように浴
槽13の設置部位の天井部に設置される浴槽側の天井パ
ネル15は平板状に形成されており、図18に示される
ようにダウンライトや換気扇のような付帯設備33を設
置するための開口部34とジョイントボックス35を設
置するための開口部36とが設けられている。この浴槽
側の天井パネル15においても断面コ字状のチャンネル
材23にて形成される補強部材22によって補強される
ようになっており、図19に示されるように各開口部3
4,36を挟むようにして一対設置されている。また、
補強部材22と浴槽側の天井パネル15との連結は浴槽
側の天井パネル15の外面に接着固定された連結部材3
7をタッピングビスのような固着具38にて補強部材2
2に連結することで相互に連結固定されている。洗い場
側の天井パネル9の端部と接続されることとなる浴槽側
天井パネル15の端部には図20、図21に示されるよ
うな連結金具40が取付けられている。この連結金具4
0は浴槽側の天井パネル15の端部上面に載置される載
置片41の一端部よりL字状の挟持片42を突設し、載
置片41の他端部より上方に向けて立ち上げ片43を突
設し、立ち上げ片43の先端より側方に向けて横片44
を突設し、横片44の先端より上方に向けて連結片45
を突設して主体が構成されており、載置片41を浴槽側
天井パネル15の端部上面に載置すると共に浴槽側の
天井パネル15の端部に挟持片42を係合し、載置片4
1の上面よりタッピングビスのような固着具46を浴槽
側の天井パネル15に打入することで浴槽側の天井パネ
ル15の端部に連結固定されている。立ち上げ片43と
横片44とで差し込み溝47が形成されている。載置片
41の長手方向の両端には図19(a)にて示されるよ
うに樹脂発泡体にて形成される水密材48が取付けられ
ている。また、各水密材48間に位置するように載置片
41の一端部からは上方に向けて落水防止片49が突設
されている。ここで、各水密材48の内側においては落
水防止片49を設けないようにして排水溝50を形成し
てあり、連結片45と載置片41と落水防止片49とで
形成される樋状凹部51の載置片41上に受けられる結
露水は連結金具40の端部より排水溝50を介して排水
されるようになっている。
【0017】そして、洗い場側の天井パネル9と浴槽側
天井パネル15とは図21に示されるように洗い場側
天井パネル9の差し込み片21を浴槽側の天井パネル
15の端部に取付けられた連結金具40の樋状凹部51
内に配置すると共に差し込み片21を連結金具40の差
し込み溝47に係合し、相互に当接された洗い場側の
井パネル9の固定片20と連結金具40の連結片45と
をタッピングビスのような固着具52にて連結すること
で相互に連結固定されている。つまり、洗い場側の天井
パネル9と浴槽側の天井パネル15の対向端部の連結部
位においては洗い場側の天井パネル9の端部が連結金具
40に設けられた樋状凹部51内に収納配置された状態
となっている。17は洗い場側の天井パネル9の点検口
16に着脱自在に取付けられた点検蓋であり、点検蓋1
7と連結金具40の連結片45とはメッキチェーンのよ
うな接続部材53にて接続されている。
【0018】洗い場側の天井パネル9の残りの端縁は壁
パネル14の上部に連結されるものであるが、洗い場側
天井パネル9と壁パネル14との連結は図22、図2
3に示されるようにアルミニウムにて形成された上記し
た連結金具28を介して相互に連結固定されている。壁
パネル14の枠体60の上面からは上方に向けて連結片
61が突設されており、この連結片61に洗い場側の
井パネル9の端縁に被着された連結金具28の支持片2
9を載置し、支持片29より突設された連結片31と枠
体60より突設された連結片61とを固着具62にて連
結することで洗い場側の天井パネル9と壁パネル14と
が相互に連結固定されている。支持片29の下面と枠体
60の上面との間には連結片61の長さ寸法分だけの隙
間が形成されることとなるが、この隙間には塩化ビニル
にて形成される回り縁63が嵌着されている。ここで、
上記したように洗い場側の天井パネル9はHIポリスチ
レンにて構成されており、塩化ビニルにて形成された回
り縁63と洗い場側の天井パネル9とが直接接すると回
り縁63に含まれている可塑剤によってHIポリスチレ
ンにて構成された洗い場側の天井パネル9の端部が可塑
剤の影響を受けて劣化するようなことがあるが、アルミ
ニウムにて形成される連結金具28を間に介在させてあ
ることによって回り縁63と洗い場側の天井パネル9と
が直接接することがなくなり、洗い場側の天井パネル9
がHIポリスチレンにて構成されている場合であっても
支障無く塩化ビニルにて形成される回り縁63を洗い場
側の天井パネル9と壁パネル14との間に設置すること
ができるようになっている。
【0019】浴室壁パネルは図25乃至図29に示され
るように薄板材にて形成される収納棚本体70にて構成
されており、上端部には照明器具1が設けられ、下端部
には鏡2が設けられている。照明器具1と鏡2との間に
は棚部3が設けられている。この浴室壁パネルは壁パネ
ル14に埋め込むように設置されるものであり、上部の
照明器具1が洗い場側の天井パネル9との間に隙間を設
けるようにして洗い場側の天井パネル9と近接して配置
されるように設置されている。照明器具1は直管形の蛍
光灯にて形成される灯具71をセード7にて覆うように
して構成されており、灯具71は図27に示されるよう
に収納棚本体70の上部に設けられた灯具設置凹所72
内に設置されている。灯具71を覆うように設置される
セード7は灯具71の上面側を覆う上片73と灯具71
の下面側を覆う下片74とで断面略フ字状に形成されて
おり、全面にわたって透光性を有している。このセード
7は前端部が壁面よりも前方に突出する棚部3の前端よ
りも前方に突出させてある。灯具71の上面側を覆う上
片73は斜め前方に向けて傾斜した状態となっており、
これによってセード7の上面部には斜め前方に傾斜する
傾斜部8が形成されている。ここで、断面略フ字状に形
成されたセード7によって照明器具1の上方の洗い場側
天井パネル9と下方の鏡2の前方とを照明器具1によ
って同時に照明することができるようになっているもの
であるが、傾斜部8の存在によってセード7を介して上
方に出る光は斜め前方に向けて出されることとなり、断
面アーチ状の洗い場側の天井パネル9の下面を広い範囲
で照明することができるようになっている。また、洗い
場側の天井パネル9に当たって下方に照射される間接照
明は洗い場側の天井パネル9が断面アーチ状に形成され
ているために下方中央部に向けて反射されるものであ
り、鏡2の前方が効率よく間接照明されるようになって
いる。灯具71を覆うように設置されるセード7は下片
74の端部を図29(b)に示されるように係止段部7
5と係止片76との間に係合し、上片73の端部を図2
9(a)に示されるように締め付けねじ77によって連
結片78に連結固定することによって着脱自在に取付け
られている。
【0020】鏡2は下端を図29(d)に示されるよう
に受け金具80に係合し、上端を図29(c)に示され
るように保持金具81にて保持することで取付けられて
いる。この鏡2の裏面側にはヒータ82が設置されてお
り、このヒータ82によって鏡2は曇り止め鏡とされて
いる。
【0021】照明器具1と鏡2との間に設けられる棚部
3は収納棚本体70を前方に部分的に突出して形成され
た載置段部91によって構成されており、載置段部91
の上方には載置段部91に載置された載置物の落下を防
止するための落下防止部材92が設けられている。この
落下防止部材92は帯板材にて構成されており、図28
(a)に示されるように両端の折り曲げ片90を収納棚
本体70に連結固定することによって棚部3に取付けら
れている。
【0022】収納棚本体90の下方に配置された給水栓
93の下方の床部には排水口部94が設けられており、
排水口部94には略半円状の排水蓋95が着脱自在に取
付けられている。排水口部94に着脱自在に取付けられ
る排水蓋95の端縁と排水口部94の内壁面との間には
5mm〜10mmの排水用隙間102が形成されてお
り、この排水用隙間102を介して排水されるようにな
っている。排水口部94は図33、図34に示されるよ
うに図中一点鎖線にて示されるフロアレベルFLより一
段下がった段部96にさらに一段下がった載置段部97
を設け、載置段部97の中央部に排水口98を設けて構
成されており、排水蓋95は上面が段部96の上面と略
面一となるように載置段部97に載置されている。平面
視で半円状に形成された排水蓋95の下面からは図30
に示されるように下方に向けて格子状に補強リブ99が
突設されており、周端縁の下面からは下方に向けて補強
リブ99より長くなった支持脚100が突設されてい
る。ここで、排水蓋95の前端部と後端部に位置する支
持脚100は両端部に位置する支持脚100よりも長さ
寸法が短いものとされており、支持脚100の下方に排
水隙間103が形成されるようになっている。曲率が緩
やかとなった排水蓋95の端縁部に位置する支持脚10
0からは図30、図31に示されるように外側方に向け
て突起体101が突設されている。載置段部97に設置
される排水蓋95は載置段部97の壁面と排水蓋95の
端縁との間に排水用隙間102が形成されるように排水
口部94に設置されているものであるが、排水蓋95が
側方に位置ずれを起こしたとしても突起体101が載置
段部97の内壁面に当たることで内壁面と排水蓋95の
端縁とが直接接することがなく常に排水用隙間102が
確保されるようになっている。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は、上端部に設けられた
照明器具と下端部に設けられた鏡との間に棚部を備えた
浴室壁パネルを構成し、照明器具と天井パネルとの間に
隙間を設けるようにして浴室壁パネルを洗い場の壁面に
配置し、照明器具のセードの前端部を壁面よりも前方に
突出する棚部の前端よりも前方に突出させ、浴室壁パネ
ルの上方の天井に設置する天井パネルは浴室壁パネルが
設置された壁面に対して略平行な断面アーチ状に形成さ
れているので、照明器具によって浴室の天井パネルを照
明することができると共に前端を壁面よりも前方に突出
させて設置スペースが大きくとられた棚部が照明器具の
下方に設けられていても棚部の前端よりも前方に突出し
たセードを介して下方を照明することができるものであ
り、鏡の前方の照明を行うことができ、棚部の載置スペ
ースを十分確保しながら照明器具によって天井パネルの
照明と鏡の前方の照明を支障無く行うことができるもの
である。
【0024】更に、上端部に設けられた照明器具と下端
部に設けられた鏡との間に棚部を備えた浴室壁パネルを
洗い場の壁面に配置し、壁パネルの上方の天井に設置す
る天井パネルは浴室壁パネルが設置された壁面に対して
略平行な断面アーチ状に形成していることから、照明器
具からの光がアーチ状となった天井パネルによって集光
して鏡に反射させるさせることができ、照明効果を高め
ることができる。
【0025】請求項2の発明は、請求項1において棚部
の前端よりも前方に突出するセードの上部に斜め前方に
下り傾斜する傾斜部を設けてあるので、請求項1の効果
に加えて傾斜部によってセードを介しての照明範囲を前
方に広げることができるものであり、天井パネルの照明
範囲を広くすることができるものである。
【0026】請求項の発明は、請求項において浴室
壁パネルが設置された壁面に対して直交する方向に向け
天井パネルの表面に凹部と凸部を交互に並設し、この
凹部と凸部とからなる凹凸部を浴室壁パネルが設置され
た壁面に対して略平行となるように天井パネルの両端間
にわたって設けてあるので、請求項の効果に加えて凹
凸部によって洗い場側の天井パネルの照明されている部
分に帯状の明暗を付けることができ、照明効果に変化を
持たせて照明効果を向上させることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室の縦断面図である。
【図2】浴室の横断面図である。
【図3】洗い場側の天井パネルの下面図である。
【図4】洗い場側の天井パネルの正面図である。
【図5】洗い場側の天井パネルの側面図である。
【図6】図3におけるA−A線断面図である。
【図7】図3におけるB−B線断面図である。
【図8】(a)は図7におけるa部の部分拡大断面図、
(b)は図7におけるb部の部分拡大断面図、(c)は
図7におけるc部の部分拡大断面図である。
【図9】(a)は図3におけるd部の部分拡大断面図、
(b)は図3におけるe部の部分拡大断面図である。
【図10】(a)は図3におけるC−C線断面図、
(b)は図6におけるf部の部分拡大断面図である。
【図11】洗い場側の天井パネルへの補強部材の配置状
態を示す下面図である。
【図12】洗い場側の天井パネルへの補強部材の配置状
態を示す正面図である。
【図13】洗い場側の天井パネルへの補強部材の配置状
態を示す側面図である。
【図14】図13におけるg部の部分拡大斜視図であ
る。
【図15】図11におけるD−D線断面図である。
【図16】(a)は図12におけるh部の部分拡大断面
図、(b)は図12におけるi部の部分拡大断面図、
(c)は図12におけるj部の部分拡大断面図である。
【図17】(a)は図11におけるk部の部分拡大断面
図、(b)は図11におけるl部の部分拡大断面図であ
る。
【図18】浴槽側の天井パネルの平面図である。
【図19】洗い場側の天井パネルへの補強部材の連結状
態を示すものであり、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は側面図である。
【図20】図19(c)におけるm部の部分拡大断面図
である。
【図21】浴槽側の天井パネルと洗い場側の天井パネル
との連結状態を示す部分拡大断面図である。
【図22】洗い場側の天井パネルと壁パネルとの連結状
態を示す部分拡大断面図である。
【図23】洗い場側の天井パネルと壁パネルとの連結状
態を他の方向から見た場合の部分拡大断面図である。
【図24】浴槽側の天井パネルと洗い場側の天井パネル
との配置状態を示す概略平面図である。
【図25】収納棚を示す正面図である。
【図26】図25におけるE−E線断面図である。
【図27】図25におけるF−F線断面図である。
【図28】(a)は図25におけるG−G線断面図、
(b)は図25におけるH−H線断面図である。
【図29】(a)は図27におけるn部の部分拡大断面
図、(b)は図27におけるo部の部分拡大断面図、
(c)は図27におけるp部の部分拡大断面図、(d)
は図27におけるq部の部分拡大断面図である。
【図30】排水蓋を示すものであり、(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は側面図である。
【図31】(a)は図30におけるI−I線の部分拡大
断面図、(b)は図30におけるJ−J線の部分拡大断
面図、(c)は図30におけるK−K線の部分拡大断面
図、(d)は図30におけるL−L線の部分拡大断面図
である。
【図32】排水蓋の設置状態を示す部分平面図である。
【図33】排水口部を示す部分拡大断面図である。
【図34】排水口部を示す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 照明器具 2 鏡 3 棚部 4 浴室 5 洗い場 6 天井パネル 7 セード 8 傾斜部 9 洗い場側の天井パネル 10 凹部 11 凸部 12 凹凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井手 繁之 福岡県北九州市若松区大字安瀬1番地の 18 北九州松下電工株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−146017(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/02 E04H 1/12 E04B 2/74 E04F 19/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部に設けられた照明器具と下端部に
    設けられた鏡との間に棚部を備えた浴室壁パネルを構成
    し、照明器具と天井パネルとの間に隙間を設けるように
    して浴室壁パネルを洗い場の壁面に配置し、照明器具の
    セードの前端部を壁面よりも前方に突出する棚部の前端
    よりも前方に突出させ、浴室壁パネルの上方の天井に設
    置する天井パネルは浴室壁パネルが設置された壁面に対
    して略平行な断面アーチ状に形成されて成ることを特徴
    とする浴室
  2. 【請求項2】 棚部の前端よりも前方に突出するセード
    の上部に斜め前方に下り傾斜する傾斜部を設けて成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の浴室
  3. 【請求項3】 浴室壁パネルが設置された壁面に対して
    直交する方向に向けて天井パネルの表面に凹部と凸部を
    交互に並設し、この凹部と凸部とからなる凹凸部を浴室
    壁パネルが設置された壁面に対して略平行となるように
    天井パネルの両端間にわたって設けて成ることを特徴と
    する請求項記載の浴室
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