JP3151034U - ココナッツピート製培養土成形体 - Google Patents

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【課題】本来の対応サイズの大きな鉢類のみならず、当該本来の鉢類に対してサイズの小さな別の鉢類に対しても対応した小体積に確実に分割して使用可能なココナッツピート製培養土成形体の提供である。【解決手段】ココナッツ殻を水に漬けて、長繊維、アク等の不純物を除去した後の短繊維チップを天日等により乾燥させ、その後にプレス成形により直方体状等の所定形状に圧縮成形させて、水を加えることにより特定サイズの鉢類に対応した体積に膨張させて使用可能なココナッツピート製培養土成形体Aであって、前記特定サイズよりも小さな別のサイズの鉢類の容積に対応した体積に分割可能な折取り溝G1,G2が表面に所定深さで形成された構成とする。【選択図】 図6

Description

本考案は、注水により各種サイズの鉢に対応した体積に膨張させて使用可能なココナッツピート製培養土成形体に関するものである。
ココナッツピート製培養土成形体(以下、単に「ココナッツピート成形体」という)は、ココナッツ殻を水に漬けて、長繊維、アク等の不純物を除去した後の短繊維を天日等により乾燥させ、その後にプレス成形により直方体状等の所定形状に圧縮成形させて、注水により各種サイズの鉢類に対応した体積に膨張させて使用可能な培養土であり、培養土としての能力に優れ、しかも取り扱いが容易であり、更に使用後においては土中に埋めて還元させるか、或いは乾燥状態の場合には焼却処分が可能である等の利点を有しているため、鉢栽培農家、或いは園芸家において既に使用されている。
しかし、従来のココナッツピート成形体は、注水により膨張された後には、プランターを使用して、複数本の花を植え付けたり、複数本の花が生育するように所定間隔をおいて種子を植付け可能な大きさに予め圧縮成形されている(特許文献1参照)。例えば、14リットルの容積を有するプランターに対応した直方体状のココナッツピート成形体の寸法は、(縦×横×高さ)=(360×170×45mm)である。
一方、ココナッツピート成形体を使用して、小さな鉢に1本の苗木を植え付けたり、或いは種子を播いて生育させたい場合が発生している。通常の鉢の容積は1リットルであるので、例えば、上記した14リットルのプランターに使用されるココナッツピート成形体を使用する場合には、当該ココナッツピート成形体を1/14に分割せざるを得ないが、ヤシ殻から得られた短繊維を乾燥させて圧縮成形したココナッツピート成形体を、上記の大きさに分割することは、とても難しいと共に、分割時にココナッツピート成形体を構成する短繊維、或いは粉塵類が多量に剥がれるようにしてこぼれ落ち、その回収処理も面倒であった。
特開平7−111830号公報
本考案は、本来の対応サイズの大きな鉢類のみならず、当該本来の鉢類に対してサイズの小さな別の鉢類に対しても対応した小体積に確実に分割して使用可能なココナッツピート成形体の提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の考案は、ココナッツ殻を水に漬けて、長繊維、アク等の不純物を除去した後の短繊維チップを天日等により乾燥させ、その後にプレス成形により直方体状等の所定形状に圧縮成形させて、水を加えることにより特定サイズの鉢類に対応した体積に膨張させて使用可能なココナッツピート成形体であって、前記特定サイズよりも小さな別のサイズの鉢類の容積に対応した体積に分割可能な折取り溝が表面に所定深さで形成されていることを特徴としている。
請求項1の考案によれば、注水により特定サイズの鉢類に対応した体積に膨張させて使用可能なココナッツピート成形体の表面には、前記特定サイズよりも小さな別のサイズの鉢類の容積に対応した体積に分割可能な折取り溝が表面に所定深さで形成されているので、前記折取り溝により前記ココナッツピート成形体を折り取って分割することにより、本来の特定サイズよりも小さな別のサイズの鉢類に対応した小体積の分割ココナッツピート成形体が得られる。よって、この分割ココナッツピート成形体を小サイズの鉢類に入れて注水することにより、小サイズの別の鉢類に培養土を満たして苗木等を生育させられる。
よって、請求項1に係るココナッツピート成形体によれば、本来の特定サイズの大きな鉢類と、折取り溝で分割された特定サイズよりも小サイズの別の鉢類との、少なくとも2種類の鉢類に対して前記ココナッツピート成形体を収容して、注水により膨張させることにより鉢類の容積に対応した体積の培養土として使用可能となる。また、ココナッツピート成形体は、表面に形成された折取り溝の存在により、正しい位置で確実に小サイズに対応した体積に折り取ることができるので、ココナッツピート成形体の折取り作業が容易であるのに加えて、折取りの際に、多量の短繊維が剥がれ落ちることもない。
また、請求項2の考案は、請求項1の考案において、前記特定サイズの鉢類は、厚い方形状をした14リットルのプランター用であって、縦横に形成された複数本の折取り溝により、前記特定サイズよりも小さな1リットルの植木鉢に対応可能なように14分割されていることを特徴としている。
14リットルのプランターと1リットルの植木鉢は、多用されているので、請求項2の考案によれば、1種類のココナッツピート成形体を成形するのみで、現実に多用されているサイズが大きく異なる2種類の鉢類に対して加水により前記ココナッツピート成形体を膨張させることにより適正量の培養土を得ることが可能となる。
本考案によれば、一種類のココナッツピート成形体によって、本来の特定サイズの大きな鉢類と、折取り溝で分割された最少単位の分割ココナッツピート成形体に対応する特定サイズよりも小サイズの別の鉢類との、少なくとも2種類の鉢類に対して前記ココナッツピート成形体を収容して、注水により膨張させることにより、鉢類の容積に対応した体積の培養土として使用可能となる。
(a),(b)は、それぞれ本考案に係るココナッツピート成形体Aの平面図、及び側面図である。 14リットルのプランターD、及びこのプランターDに対応した体積を有するココナッツピート成形体Aの斜視図である。 ココナッツピート成形体Aの膨張前におけるプランターDの断面図である。 同じく膨張後におけるプランターDの断面図である。 複数本の花木類Pが植え付けられたプランターDの断面図である。 ココナッツピート成形体Aを、1リットルの植木鉢Eに対応した体積の分割ココナッツピート成形体A1 に折り取る状態を示す斜視図である。 ココナッツピート成形体Aの膨張前における植木鉢Eの断面図である。 同じく膨張後における植木鉢Eの断面図である。 1本の花木類Pが植え付けられた植木鉢Eの断面図である。
以下、最適な実施形態を挙げて、本考案を更に詳細に説明する。図1(a),(b)は、それぞれ本考案に係るココナッツピート成形体Aの平面図、及び側面図であり、図2は、14リットルのプランターD、及びこのプランターDに対応した体積を有するココナッツピート成形体Aの斜視図であり、図3は、ココナッツピート成形体Aの膨張前におけるプランターDの断面図であり、図4は、同じく膨張後におけるプランターDの断面図であり、図5は、複数本の花木類Pが植え付けられたプランターの断面図である。
ココナッツピート成形体Aは、14リットルの容積のプランターDに対応した直方体状をなしていて、その表面部に1本の縦折取り溝G1 と6本の横折取り溝G2 とが互いに直交している。縦横の各折取り溝G1 ,G2 は、折取りを容易にするために角度の小さなV字状に形成され、その深さは、(縦×横×高さ)=(360×176×45mm)のココナッツピート成形体Aにおいて5mm程度である。このため、ココナッツピート成形体Aは、14分割することが可能である。ココナッツピート成形体Aのサイズ(縦×横×高さ)及びその成形方法は、「背景技術」の項目で述べた通りであって、縦横の各折取り溝G1 ,G2 は、圧縮プレス成形時において、上面を形成する成形板に縦横の各溝成形板を一体に設けておくことにより、容易に成形可能である。なお、ココナッツピート成形体Aは、取扱い中においてココナッツピートの短繊維がこぼれ落ちるために、全体がフィルム1で覆われている。
このため、14リットルのプランターDを使用して花木類Pを栽培する場合には、図2〜図5に示されるように、縦横の各折取り溝G1 ,G2 が形成されたココナッツピート成形体Aの全体をプランターDに収容した状態(図3参照)で所定量の水Wを加えると、ココナッツピート成形体Aは含水により4倍程度に膨張して、プランターDの容積に対応した体積となって、ココナッツピートの短繊維を主体にした培養土SがプランターDに収容される(図4参照)。図5には、プランターD内の培養土Sを利用して、花木類Pが植え付けられて栽培されている状態が示されている。なお、プランターDの底板部2には複数の水抜き孔3が形成されており、各水抜き孔3は、前記底板部2に敷かれた網体4により覆われる。
上記したココナッツピート成形体Aの使用方法は、従来と同様であるが、1リットルの植木鉢Eに対して対応した培養土S’を得るには、図6に示されるように、ココナッツピート成形体Aの縦横の各折取り溝G1 ,G2 で折り取ると、全体の体積の1/14の分割ココナッツピート成形体A1 が得られる。この分割ココナッツピート成形体A1 を、1リットルの植木鉢Eに収容して水を加えると(図7参照)、当該植木鉢Eの容積に対応した体積まで膨張して培養土S’となる(図8参照)。植木鉢Eに収容された培養土S’には、花木類Pが植え付けられる(図9参照)。
ココナッツピート成形体Aの折取りは、縦横の各折取り溝G1 ,G2 の存在により、1リットルの植木鉢Eに対応した体積を有する分割ココナッツピート成形体A1 に確実に折り取ることができ、しかも折取り時において、折取り部分から多量の短繊維がこぼれ落ちることもなく、当該折取り作業、及び折取り後の処理の双方が容易となる。
また、上記ココナッツピート成形体Aの分割形態は、1リットルの植木鉢Eに対応する最少の分割形態であるが、最少の分割ココナッツピート成形体A1 を複数個使用することにより、2リットル以上の植木鉢に対応する培養土を作ることも可能である。これにより、基本となる一種類のココナッツピート成形体Aによって、本来の特定サイズの大きな鉢類(実施例では、14リットルのプランターD)と、縦横の各折取り溝G1 ,G2 で分割された最少単位の分割ココナッツピート成形体A1 の体積に対応する特定サイズよりも小サイズの別の鉢類(実施例では、1リットルの植木鉢E)とを含む少なくとも2種類の鉢類に対して前記ココナッツピート成形体A、及び分割ココナッツピート成形体A1 を収容して、注水により膨張させることにより、鉢類の容積に対応した体積の培養土Sとして使用可能となる。
また、ココナッツピート成形体に設ける折取り溝の形態は、上記したように縦折取り溝G1 が1本で、横折取り溝G2 が複数本の場合に限られず、複数本の横折取り溝のみを有する場合、縦横各1本の計2本の折取り溝を有する場合等、種々考えられる。
A:ココナッツピート成形体(ココナッツピート製培養土成形体)
1 :分割ココナッツピート成形体(分割ココナッツピート製培養土成形体)
D:プランター(鉢類)
E:植木鉢(鉢類)
1 :縦折取り溝
2 :横折取り溝
P:花木類
S,S’:培養土
W:水

Claims (2)

  1. ココナッツ殻を水に漬けて、長繊維、アク等の不純物を除去した後の短繊維チップを天日等により乾燥させ、その後にプレス成形により直方体状等の所定形状に圧縮成形させて、水を加えることにより特定サイズの鉢類に対応した体積に膨張させて使用可能なココナッツピート製培養土成形体であって、前記特定サイズよりも小さな別のサイズの鉢類の容積に対応した体積に分割可能な折取り溝が表面に所定深さで形成されていることを特徴とするココナッツピート製培養土成形体。
  2. 前記特定サイズの鉢類は、厚い方形状をした14リットルのプランター用であって、縦横に形成された複数本の折取り溝により、前記特定サイズよりも小さな1リットルの植木鉢に対応可能なように14分割されていることを特徴とする請求項1に記載のココナッツピート製培養土成形体。
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