JP3150826B2 - 液晶パネル及びその製造方法 - Google Patents

液晶パネル及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチックを少なく
とも一方の基板に用いた液晶パネル及びその製造方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶パネルは表示装置として薄くて軽い
ことが最大の特徴である。通常の液晶パネルは、例えば
1.1mmまたは0.7mmのガラス基板の間に、厚み
数ミクロンの液晶層を挟んで構成される。この基板をプ
ラスチック樹脂等の厚みの薄い基板を用いて、さらに軽
量化を図ったフィルム状の液晶パネルが開発されつつあ
る(例えば、特開昭56ー155920号公報)。
【0003】プラスチックフィルムとしては、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ポリカーボネイト(P
C)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリアクリ
レート等の材質のものが用いられている。フィルム状の
液晶パネルは曲げられることが特徴の一つであるが、逆
に強度が無いために押圧からパネルを保護する保護板を
必要とする欠点がある。特にパネル面をペンで触れるペ
ン入力装置は、フィルム状液晶パネル単独では構成でき
ない。そこで、2枚の基板の片側をガラスや板状プラス
チックとする液晶パネルが提案されている(例えば、特
開昭61−160719号公報)。
【0004】ところで、フィルム状の基板に挟む液晶
は、捻れネマチックモードで10ミクロン前後、超捻れ
ネマチックモードで6ミクロン前後、カイラルスメクチ
ック相となる強誘電性液晶では2ミクロン前後の厚みに
なるよう基板間に保持される。このためプラスチックや
ガラスの球形またはファイバ状のスペーサを基板の間に
ばらまいて、基板間隔を一定に保つ方法が採られてい
る。このため基板間に液晶を充填する前又は後に、液晶
を外気から遮断するための接着樹脂を基板に印刷し、2
枚の基板を貼合わせてから接着樹脂を熱や紫外線により
硬化させる。尚、接着樹脂には、液晶層の厚みとほぼ同
じ径のファイバやスペーサを練り込んで、表示領域の周
辺部の厚みも表示領域と同じぐらいにする。
【0005】液晶を基板間に注入する方法は、大きく分
けて2種類ある。第1の方法は最初は基板間に液晶を入
れずに、空のパネルを組み立ててから、後でシールの切
れ目から液晶を入れることである。この場合、スペーサ
で数ミクロンの間隔に保たれた基板間の空間を真空にし
てから、注入口と呼ばれるシールの切れ目を液晶に浸
し、パネル内外の圧力差で液晶を注入する。一般に液晶
は粘度が高いので、この方法では液晶が完全に注入され
るまでに時間がかかる。特に強誘電性液晶の場合は粘度
が極めて高く、基板間隔も狭いために注入時間がかかり
過ぎ、この方法は適さない。
【0006】第2の方法は、シール印刷、スペーサのば
らまきを一方の基板に行ってから、液晶を基板上に所定
量だけ滴下する。そして他方の基板を真空中で貼合わせ
ることにより、パネル組立と液晶注入を一括して行う。
この方法の場合、未硬化のシール樹脂と液晶の接触を短
くするため、シール樹脂として紫外線硬化樹脂を用いる
ことが望ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック基板は、
ガラス基板に比べて熱膨張係数が大きく、延伸方向とそ
の直交方向で熱膨張係数に異方性がある場合が多い。こ
のため2枚のプラスチック基板を貼合わせて加熱すると
パネルが変形してしまうことがある。
【0008】一方の基板がガラスで、他方の基板がプラ
スチックフィルムの場合は、加熱時にプラスチックフィ
ルムが変形により延伸されてしまう。このため配向が乱
れたり、基板に複屈折が生じて直線入射偏光が回転し、
コントラストむらが生じてしまう問題があった。
【0009】シール樹脂が紫外線硬化樹脂の場合は、接
着力を上げるために紫外線の照射後に加熱する必要があ
るが、一方の基板がガラスの場合はこの加熱時にシール
樹脂が簡単に剥がれてしまう。
【0010】一般に液晶パネルは液晶の注入時に吸着現
象が原因で配向むらが生じ易い。このため液晶の注入後
に均一性を上げるために加熱アニールを行う。特に強誘
電性液晶の場合このアニールが必須であり、プラスチッ
ク基板を用いた液晶パネルの製造方法ではこれらの問題
は避けがたい。
【0011】請求項1〜5の発明は、このような従来の
問題点に鑑みてなされたものであって、2枚のプラスチ
ック基板間に液晶を挟持する液晶パネルの製造方法にお
いて、2枚のプラスチック基板をシール樹脂で接着した
後に加熱時に生じやすいパネルの変形とシールの剥離を
なくした液晶パネルとその製造方法を実現することを目
的とする。
【0012】請求項6の発明は、一方の基板がプラスチ
ックフィルムからなり、他方の基板がガラスからなる液
晶パネルにおいて、2枚の基板を接着するために用いる
シール樹脂の剥離をなくした液晶パネルを実現すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、熱膨
張率が実質的に同一の対向する2枚のプラスチック基板
間に液晶を挟持する液晶パネルの製造方法であって、2
枚のプラスチック基板をシール樹脂で接合した後に、プ
ラスチック基板と実質的に同一の熱膨張率を持つ2枚の
押さえ板に液晶パネルを挟んで押圧及び加熱してシール
樹脂を硬化させることを特徴とするものである。
【0014】請求項2の発明では、シール樹脂は紫外線
硬化型の樹脂であり、その樹脂を本硬化の前に紫外線照
射により一次硬化させておくことを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項3の発明は、液晶を強誘電性液晶と
することを特徴とするものである。
【0016】請求項4の発明は、強誘電性液晶が等方相
になる温度まで液晶パネルを加熱する工程と、液晶がカ
イラルスメクチック相になるまで徐々に温度を下げて均
一な配向を得る工程とを、2枚の押さえ板に液晶パネル
を挟んで押圧しながら行うことを特徴とするものであ
る。
【0017】本願の請求項5の発明は、熱膨張率が実質
的に同一の対向する2枚のプラスチック基板間に液晶を
挟持し、2枚のプラスチック基板をシール樹脂でシール
する構造の液晶パネルであって、前記シール樹脂の硬化
が、前記プラスチック基板と実質的に同一の熱膨張率を
持つ2枚の押さえ板に前記液晶パネルを挟んで押圧及び
加熱により行われたものであり、シール樹脂の熱膨張率
及びプラスチック基板の熱膨張率の差が1×10-5以下
であることを特徴とするものである。
【0018】請求項6の発明は、対向するプラスチック
フィルム基板とガラス基板間に液晶を挟持し、プラスチ
ックフィルム基板とガラス基板とをシール樹脂でシール
する構造の液晶パネルであって、前記シール樹脂の硬化
が、前記プラスチック基板と実質的に同一の熱膨張率を
持つ2枚の押さえ板に前記液晶パネルを挟んで押圧及び
加熱により行われたものであり、シール樹脂の接着厚み
を液晶パネルの長辺の長さの10-4倍以上のものとする
ことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】このような特徴を有する請求項1〜5の発明に
よれば、2枚のプラスチック基板を用いて液晶パネルを
製造するに際し、液晶を密閉するシール樹脂を接着する
とき、プラスチック基板とほぼ同じ熱膨張率を持つ2枚
の押さえ板に液晶パネルを挟んで押圧及び加熱する。プ
ラスチック基板はガラス基板に比べて熱膨張率が高く、
液晶パネルを加熱するときにパネルの変形やシール樹脂
の剥がれが生じ易い。しかしこうするとプラスチック基
板の面方向に歪みが生じなくなり、硬化後のシール樹脂
が剥がれにくくなる。
【0020】請求項6の発明によれば、対向する2枚の
基板のうち、一方をプラスチックフィルム状の基板と
し、他方をガラス基板として液晶パネルを製造するに際
し、2枚の基板を接着するシール樹脂の厚みを液晶パネ
ルの長辺の長さの10-4倍以上のものにするとよい。
【0021】例えばソーダガラスの熱膨張率は1.0×
10-5(/℃)、ポリイミドのプラスチックの熱膨張率
は2.0×10-5(/℃)である。従って50℃の温度
変化があるとすると、液晶パネルの一辺の長さをlとし
たとき上下基板の長さの差は、 (2.0−1.0)×10-5(/℃)×l×50(℃)
=5.0×10-4 となり、この長さの差が大きいほどシール樹脂に大きな
応力がかかる。シール樹脂の厚みは通常、液晶のセル厚
と同じだが、長さ方向の応力を緩和するためには樹脂の
厚みは厚い方がよい。
【0022】シール樹脂の厚みを上下基板の長さの差と
同程度のパネル長辺の1×10-4倍以上とすれば応力は
非常に小さくなる。又、基板がフィルム状なのでシール
部が厚くても表示部のセル厚は保たれる。このような条
件にすると加熱時に生じるシール樹脂の内部応力が小さ
くなる。このため液晶パネルの変形がなくなることとな
る。
【0023】
【実施例】本発明の第1実施例における液晶パネルとそ
の製造方法について図面を参照しつつ説明する。図1は
本発明の第1実施例の液晶パネルの製造法に用いられる
加熱プレス機の構成を示す断面図である。図1におい
て、加熱プレス機1のシャンク2にはエアシリンダ3が
取付けられている。エアシリンダ3はツールの位置を上
下に移動させ、ワークに対し所定の押圧力を与えるもの
である。
【0024】エアシリンダ3の下部に第1の定板4が取
付けられている。又加熱プレス機1のベースに第2の定
板5が取付けられている。第1及び第2の定板4,5は
ステンレスで構成され、平行度は厳密に保持されている
ものとする。定板4,5の内部にはヒータ4a,5aが
夫々挿入されている。そして定板4,5の相対向する表
面に押さえ板6a,6bが夫々貼付けられている。押さ
え板6a,6bは液晶パネル7を加熱時に押圧するもの
で、例えば厚さ5mmのポリエーテルサルフォンの板で構
成される。
【0025】図2(a)は本実施例の液晶パネル7の構
成を示す断面図であり、(b)はその平面図である。図
2(a)において2枚のプラスチック基板8a,8bは
液晶を保持するフィルム基板であり、いずれも例えば
0.2mm厚のポリエーテルサルフォンのプラスチックで
構成される。図2(b)に示すようにプラスチック基板
8aの上面にX方向の透明電極9aが形成される。又プ
ラスチック基板8bの下面にY方向の透明電極9bが形
成される。透明電極9a,9bは例えば酸化インジウム
錫をスパッター法を用いて成膜したものである。
【0026】次に透明電極9a,9b上にポリイミドの
配向膜10a,10bを夫々印刷により塗布してラビン
グする。そして、片方のプラスチック基板8a上に配向
膜10aを介してスペーサ11をばらまく。スペーサ1
1は例えば直径2ミクロンのエポキシ樹脂で構成され
る。アクリル系の紫外線硬化樹脂からなるシール12を
スペーサ13と混入し、他方のプラスチック基板8b上
にスクリーン印刷する。スペーサ13はスペーサ11の
直径よりやや大きいものを用いる。そして、シール12
の内側に強誘電性の液晶14をシリンジで適量滴下す
る。次に真空中でもう一方のプラスチック基板8aと貼
合わせ、大気に戻して加圧し、この状態で紫外線をシー
ル12に照射して硬化させる。
【0027】このようにして液晶パネル7は一応組上が
るが、紫外線硬化樹脂であるシール12の接着強度を上
げるため加熱しなればならない。また、液晶14の配向
を均一化するために等方相になるまで加熱し、カイラル
スメクチック相になるまで徐冷を行う必要がある。これ
らの理由により100℃で1時間以上の加熱を行わなけ
ればならない。
【0028】従来、紫外線照射後の液晶パネル7をその
ままオーブンに入れて加熱すると、数分後にはシール1
2が剥がれることが多かった。次に図1の加熱プレス機
1の定板4,5間に液晶パネル7を直接挟んで加熱する
と、シール12の剥がれはなくなったが、表示エリアの
コーナー付近のプラスチック基板8a,8bに複屈折が
生じ、表示むらが見られた。
【0029】これに対し本実施例では、ポリエーテルサ
ルフォンの押さえ板6a,6bを介して液晶パネル7を
挟んで加熱しているため、接着強度も保たれ、表示むら
も生じなかった。
【0030】空パネルを組み立ててから液晶14を注入
する第1の方法の場合は、シール12に熱硬化型樹脂を
用いるが、この場合もシール12を硬化させる工程で液
晶パネル7をプレスしながら加熱する必要がある。エポ
キシ系熱硬化樹脂をシール12として用いて液晶パネル
7を貼合わせ、ステンレスの定板4,5間に挟んで直接
加熱すると、シール12が剥がれた。しかし図1のよう
にプラスチックの押さえ板6a,6bを介して加熱プレ
スした場合はシール12に剥がれは生じなかった。
【0031】しかしこの液晶パネル7を室温に戻したと
きに、うねりが生じることがあった。また、紫外線硬化
樹脂のシール12を用いた場合は、液晶パネル7に室温
ではうねりは生じなかったが、40℃まで温度を上げる
と少し反りが生じた。そこで、夫々のシール12の樹脂
にシリカの超微粉末(数十nm)を混ぜることにより、シ
ール12の熱膨張率を調整した。その結果、いずれのシ
ール12の場合でも、その熱膨張率がプラスチック基板
8a,8bの熱膨張率に近づくにつれて、パネルの反り
やうねりは軽減された。ポリエーテルサルフォンのプラ
スチック基板8a,8bの熱膨張率4×10-5に対し
て、シール12を構成する樹脂の熱膨張率が5.4×1
-5以下では液晶パネル7の反りはほぼ無くなった。こ
のことからシール12とプラスチック基板8a,8bと
の熱膨張率の差が1×10-5以下であれば、液晶パネル
のそりをなくすることができる。
【0032】次に本発明の第2実施例における液晶パネ
ルとその製造方法について図面を参照しつつ説明する。
本実施例では図1に示すように第1実施例と同一の加熱
プレス機1が用いられる。ここではガラス基板とプラス
チック基板を貼合わせたものを液晶パネルとし、その断
面図を図3に示す。図3に示すように図2のプラスチッ
ク基板8aに代わってガラス基板15が用いられる。ガ
ラス基板15の上には透明電極9a,配向膜10aが成
膜され、スペーサ11,強誘電性の液晶14,スペーサ
13を含むシール12を夫々挟んで、配向膜10b,透
明電極9b,プラスチック基板8bが設けられる。
【0033】このような構成の液晶パネル16におい
て、従来例と同様にガラス基板15上にばらまいたスペ
ーサ11とほぼ同径のスペーサ13をシール12に混ぜ
て、2枚の基板を貼合わせてから加熱した。この場合、
シール12の樹脂が紫外線硬化型でも熱硬化型であって
も、加熱または冷却中に剥がれた。
【0034】液晶パネル16の形状は図2(a)の場合
と同様に、長辺が10cm、短辺が6cmで、液晶14を含
む表示部の厚みは例えば6ミクロンとする。又シール1
2に混ぜるスペーサ13の直径を、6ミクロン、10ミ
クロン、20ミクロン、50ミクロンと変えて液晶パネ
ル16を組み立てた。そして滴下する液晶14の量を調
節すると図3のような断面形状となり、表示部ではガラ
ス基板15上にプラスチック基板8bが沿う。このよう
な構成の液晶パネル16の内、50ミクロンのスペーサ
13を用いたものではシール12の剥がれが全く生じな
かった。又プラスチック基板8bとして、フッ素を添加
した透明なポリイミド樹脂を用いた場合は10ミクロン
以上のスペーサ13でシール12の剥がれがなくなっ
た。又剥がれないシール12の厚みは、パネルサイズと
共に大きくなる。従って、およそパネルの長辺の長さの
1×10-4倍以上にシール12の厚みを設定すれば、上
下基板の材質が異なってもシール12の剥がれは防げる
ことが判明した。
【0035】上記の実施例では、液晶として強誘電性液
晶を用いているが、これに限らない。ネマチック液晶を
注入した液晶パネルでも、シールを硬化させたり、配向
均一性を改善するためにパネルを加熱する必要があり、
この際生じる上記の問題点、ならびに、それに対する本
発明の効果は、基板がプラスチックであることに起因し
ており、注入されている液晶の種類に依存しないのは明
らかである。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明の液晶パネルの製造
方法によれば、液晶パネルの加熱工程において、プラス
チック基板とほぼ熱膨張率が等しい押さえ板に挟んで加
圧及び加熱することにより、液晶パネルのそり等の変形
を防ぐことができる。又この方法で製造された液晶パネ
ルは、ガラスとプラスチック等の異なる基板を貼合わせ
るシール樹脂の厚みを厚くすることにより、徐冷後のシ
ール樹脂への応力を緩和し、シール剥がれを防ぐことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例及び第2実施例における液
晶パネルの製造方法に用いられる加熱プレス機の構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の液晶パネルの構成を示す
断面図及び平面図である。
【図3】本発明の第2実施例の液晶パネルの構成を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 加熱プレス機 2 シャンク 3 エアシリンダ 4,5定板 4a,5a ヒータ 6a,6b 押さえ板 7,16 液晶パネル 8a,8b プラスチック基板 9a,9b 透明電極 10a,10b 配向膜 11,13 スペーサ 12 シール 14 液晶 15 ガラス基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/1339 G02F 1/1333 G02F 1/13 101 G09F 9/30 - 9/46

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱膨張率が実質的に同一の対向する2枚
    のプラスチック基板間に液晶を挟持する液晶パネルの製
    造方法において、前記2枚のプラスチック基板をシール
    樹脂で接合した後に、前記プラスチック基板と実質的に
    同一の熱膨張率を持つ2枚の押さえ板に前記液晶パネル
    を挟んで押圧及び加熱して前記シール樹脂を硬化させる
    ことを特徴とする液晶パネルの製造方法。
  2. 【請求項2】 シール樹脂として紫外線硬化型の樹脂を
    用いて、その紫外線硬化型の樹脂を本硬化の前に紫外線
    照射により一次硬化させておくことを特徴とする請求項
    1記載の液晶パネルの製造方法。
  3. 【請求項3】 液晶は、強誘電性液晶であることを特徴
    とする請求項2記載の液晶パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 強誘電性液晶が等方相になる温度まで液
    晶パネルを加熱する工程と、前記液晶がカイラルスメク
    チック相になるまで徐々に温度を下げて均一な配向を得
    る工程とを、2枚の押さえ板に前記液晶パネルを挟んで
    押圧しながら行うことを特徴とする請求項3記載の液晶
    パネルの製造方法。
  5. 【請求項5】 熱膨張率が実質的に同一の対向する2枚
    のプラスチック基板間に液晶を挟持し、前記2枚のプラ
    スチック基板をシール樹脂でシールする構造の液晶パネ
    ルにおいて、 前記シール樹脂の硬化が、前記プラスチック基板と実質
    的に同一の熱膨張率を持つ2枚の押さえ板に前記液晶パ
    ネルを挟んで押圧及び加熱により行われたものであり、
    前記シール樹脂の熱膨張率と前記プラスチック基板の熱
    膨張率の差が1×10-5以下であることを特徴とする液
    晶パネル。
  6. 【請求項6】 対向するプラスチックフィルム基板とガ
    ラス基板間に液晶を挟持し、前記プラスチックフィルム
    基板とガラス基板とをシール樹脂でシールする構造の液
    晶パネルにおいて、 前記シール樹脂の硬化が、前記プラスチック基板と実質
    的に同一の熱膨張率を持つ2枚の押さえ板に前記液晶パ
    ネルを挟んで押圧及び加熱により行われたものであり、
    前記シール樹脂の接着厚みを前記液晶パネルの長辺の長
    さの10-4倍以上のものとしたことを特徴とする液晶パ
    ネル。
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