JP3150788B2 - ハロゲン化炭化水素の精製方法 - Google Patents

ハロゲン化炭化水素の精製方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化炭化水素の精
製方法に関し、さらに詳細にはハロゲン化炭化水素中に
不純物として含まれる一酸化炭素および二酸化炭素を極
低濃度まで除去しうるハロゲン化炭化水素の精製方法に
関する。CF4 、C3 2 6 、CCl2 2 、CBr
3 、CCl4 などのハロゲン化炭化水素は、半導体製
造工程においてSiO2 膜およびSi3 4 膜等のドラ
イエッチングガスとして使用されており、半導体の成膜
技術の進歩とともに不純物の極めて少ないものが要求さ
れている。
【0002】
【従来の技術】半導体製造時に使用されるハロゲン化炭
化水素は一般的には純ハロゲン化炭化水素をボンベなど
に充填した状態で市販されており、通常はガスの状態で
半導体製造装置に供給される。これらのハロゲン化炭化
水素中には不純物として一酸化炭素、二酸化炭素および
水分などが含有され、通常は原料ハロゲン化炭化水素の
蒸留などによって精製される。また、水分についてはこ
の他に合成ゼオライトなどの脱湿剤により除去すること
が可能である。市販の精製ハロゲン化炭化水素中の一酸
化炭素および二酸化炭素含有量は通常は10ppm以下
であるが、最近のボンベ入りのハロゲン化炭化水素で
は、それら不純物含有量は0.5〜1.0ppmと比較
的低いものも市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、不純物
含有量が1ppmを切る程度では最近の半導体製造プロ
セスにおける要求に充分に対応することはできず、0.
1ppm以下、さらには0.01ppm以下とすること
が強く望まれている。また、最近、半導体製造時にハロ
ゲン化炭化水素と同時に使用される水素やアルゴンなど
は高純度に精製することが可能となり、このため、ハロ
ゲン化炭化水素についても不純物含有量の極めて低いも
のが要望されつつある。さらに、これらハロゲン化炭化
水素はボンベの接続時や配管の切替時など半導体装置へ
の供給過程において空気など不純物の混入による汚染も
あるため、装置の直前で不純物を最終的に除去すること
が望ましい。しかしながら、このように高純度ハロゲン
化炭化水素に対する需要は年々増加しているが、ハロゲ
ン化炭化水素中に含有される一酸化炭素および二酸化炭
素を効率よく除去して高純度のハロゲン化炭化水素系の
ガスを半導体製造プロセスなどに供給する方法について
の公知技術はほとんど見あたらない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ハロゲン
化炭化水素中に含有される一酸化炭素および二酸化炭素
を極低濃度まで効率よく除去するべく鋭意研究を重ねた
結果、ハロゲン化炭化水素をニッケルを主成分とする触
媒と接触させることにより、一酸化炭素および二酸化炭
素濃度を0.1ppm以下、さらには0.01ppm以
下まで除去しうることを見いだし、本発明を完成した。
すなわち本発明は、粗ハロゲン化炭化水素をニッケルを
主成分とする触媒と接触させて該粗ハロゲン化炭化水素
中に含有される一酸化炭素および二酸化炭素を除去する
ことを特徴とするハロゲン化炭化水素の精製方法であ
る。本発明はハロゲン化炭化水素単独、水素(水素ガス
ベース)および窒素、アルゴンなどの不活性ガス(不活
性ガスベース)で希釈されたハロゲン化炭化水素(以下
総称して粗ハロゲン化炭化水素と記す)中に含有される
一酸化炭素および二酸化炭素の除去に適用される。
【0005】本発明において精製の対象となるハロゲン
化炭化水素は、主にそれ自体または他のガスで希釈され
た状態で気化しうるものであり、一般式 Ck l m X’n 〔ここで、X,X’はF,Cl,Br,またはI;k
正の整数;l m n は0または正の整数〕で表され、
かつ、(2k +2=l m n )の関係を有するハロゲ
ン化炭化水素であり、例えば、四弗化炭素〔CF4 〕、
三弗化メタン〔CHF3 〕、二塩化二弗化メタン〔CC
2 2 〕、四塩化炭素〔CCl4 〕、一臭化三弗化メ
タン〔CBrF3 〕、二臭化三弗化エタン〔C2 HBr
2 3 〕および六弗化プロパン〔C3 2 6 〕などが
挙げられる。
【0006】本発明に使用される触媒は金属ニッケルま
たはニッケルの酸化物など還元され易いニッケル化合物
を主成分とするものである。また、ニッケル以外の金属
成分としてクロム、鉄、コバルト、銅などの金属が少量
含まれているものであってもよい。これらのニッケルは
単独で用いてもよく、また、触媒担体などに担持させた
形体で用いてもよいが、ニッケルの表面とガスとの接触
効率を高める目的などから通常は、触媒担体などに担持
させた形態で使用することが好ましい。ニッケルを担体
に担持させる方法としては、例えば、ニッケル塩の水溶
液中に珪藻土、アルミナ、シリカアルミナ、アルミノシ
リケートおよびカルシウムシリケートなどの担体粉末を
分散させ、さらにアルカリを添加して担体の粉末上にニ
ッケル成分を沈澱させ、次いで濾過し必要に応じて水洗
して得たケーキを120〜150℃で乾燥後、300℃
以上で焼成し、この焼成物を粉砕する、あるいはNiC
3 、Ni(OH)2 、Ni(NO3 2 などの無機
塩、NiC2 4 、Ni(CH3 COO)2 などの有機
塩を焼成し、粉砕した後、これに耐熱性セメントを混合
し、焼成するなどが挙げられる。これらは、通常は、押
出成型、打錠成型などで成型体とされ、そのまま、ある
いは必要に応じて適当な大きさに破砕して使用される。
成型方法としては乾式法あるいは湿式法を用いることが
でき、その際、少量の水、滑剤などを使用してもよい。
また、ニッケル系触媒として例えば水蒸気変成触媒、C
11−2−03(NiO−セメント)、C11−2−0
6(NiO−耐火物)、C11−2(Ni−カルシウム
アルミネート)、C11−9(Ni−アルミナ);水素
化触媒、C46−7(Ni−珪藻土)、C46−8(N
i−シリカ)、C36(Ni−Co−Cr−アルミ
ナ);ガス化触媒、XC99(NiO);水素化変成触
媒、C20−7(Ni−Mo−アルミナ)〔以上、東洋
CCI(株)製〕および水素化触媒、N−111(Ni
−珪藻土);ガス化変成触媒、N−174(NiO);
ガス化触媒、N−185(NiO)〔以上、日揮(株)
製〕など種々なものがあるのでそれらから選択したもの
を使用してもよい。要は、還元ニッケル、酸化ニッケル
などが微細に分散されて、その表面積が大きくガスとの
接触効率の高い形態のものであればよい。
【0007】触媒の比表面積としては通常は、BET法
で10〜300m2 /gの範囲のもの、好ましくは30
〜250m2 /gの範囲のものである。また、ニッケル
の含有量は金属ニッケル換算で通常は、5〜95wt
%、好ましくは20〜95wt%である。ニッケルの含
有量が5wt%よりも少なくなると脱酸素能力が低くな
り、また95wt%よりも高くなると水素による還元の
際にシンタリングが生じて活性が低下する恐れがある。
触媒を活性化するためには通常は水素還元を行う。水素
還元に際しては、例えば350℃以下程度で水素−窒素
の混合ガスを空筒線速度(LV)5cm/sec程度で
通すことによっておこなうことができるが、発熱反応で
あるため温度が急上昇しないよう注意が必要である。
【0008】ハロゲン化炭化水素の精製は、通常は、還
元処理したニッケルを主成分とする触媒が充填された精
製筒に粗ハロゲン化炭化水素を通すことによっておこな
われ粗ハロゲン化炭化水素がニッケル触媒と接触するこ
とによって粗ハロゲン化炭化水素中に不純物として含有
される一酸化炭素および二酸化炭素が除去される。本発
明に適用される粗ハロゲン化炭化水素中の一酸化炭素お
よび二酸化炭素濃度は通常は100ppm以下である。
一酸化炭素および二酸化炭素濃度がこれよりも高くなる
と発熱量が増加するため条件によっては除熱手段が必要
となる。精製筒に充填されるニッケル触媒の充填長は、
実用上通常は50〜1500mmである。充填長が50
mmよりも短くなると一酸化炭素および二酸化炭素除去
率が低下する恐れがあり、また、1500mmよりも長
くなると圧力損失が大きくなる恐れが生ずる。精製時の
粗ハロゲン化炭化水素の空筒線速度(LV)は供給され
るハロゲン化炭化水素中の一酸化炭素および二酸化炭素
濃度および操作条件などによって異なり一概に特定はで
きないが、通常は100cm/sec以下、好ましくは
30cm/sec以下である。ハロゲン化炭化水素とニ
ッケル触媒の接触温度は精製筒の入口に供給されるガス
の温度で、200℃以下、好ましくは100℃以下であ
り、通常は常温でよく、特に加熱や冷却を必要としな
い。触媒との接触時の圧力にも特に制限はなく常圧、減
圧、加圧のいずれでも処理が可能であるが、通常は20
kg/cm2 abs以下、好ましくは0.1〜10kg
/cm2 absである。また、ハロゲン化炭化水素中に
少量の水分が含有されていても脱一酸化炭素および脱二
酸化炭素能力には特に悪影響を及ぼすことはなく、さら
に触媒に担体などを用いている場合には、その種類によ
っては水分も同時に除去される。本発明においてニッケ
ル触媒による一酸化炭素および二酸化炭素除去工程に、
必要に応じて合成ゼオライトなどの脱湿剤による水分除
去工程を適宜組み合わせることも可能であり、これによ
って水分も完全に除去され、極めて高純度のハロゲン化
炭化水素を得ることができる。
【0009】
【実施例】
実施例1 (ニッケルの還元処理)市販のニッケル触媒(日揮
(株)製、N−111)を用いた。このものの組成はN
i+NiOの形であり、Niとして45〜47wt%、
Cr2〜3wt%、Cu2〜3wt%、珪藻土27〜2
9wt%および黒鉛4〜5wt%、比表面積が150m
2 /gであり、直径5mm、高さ4.5mmの成型体で
ある。このニッケル触媒を8〜10meshに破砕した
もの63mlを内径16.4mm、長さ400mmのス
テンレス製の精製筒に充填長300mm(充填密度:
1.0g/ml)に充填した。これに水素を常圧で温度
150℃、流量456ml/min(LV=3.6cm
/sec)で5時間還元処理をおこなった後、常温に冷
却した。 (四弗化炭素〔CF4 〕の精製)引き続き、この精製筒
にハロゲン化炭化水素として10vol%の四弗化炭素
および不純物として10ppmの一酸化炭素および5p
pmの二酸化炭素を含有する窒素ベースの粗四弗化炭素
を、常温(20℃)において1266ml/min(L
V=10cm/sec)の速度で流してガスクロマトグ
ラフ法(検出器FID、検出下限濃度0.01ppm)
を用いて出口ガス中の一酸化炭素および二酸化炭素濃度
を測定した結果、一酸化炭素および二酸化炭素は検出さ
れず共に0.01ppm以下であった。また、ガスを流
し始めてから100分後においても出口ガス中の一酸化
炭素および二酸化炭素濃度は、0.01ppm以下であ
った。
【0010】実施例2 実施例1と同様にして精製筒を準備した。 (三弗化メタン〔CHF3 〕の精製)この精製筒に5v
ol%の三弗化メタンおよび不純物として5ppmの一
酸化炭素、1ppmの二酸化炭素を含有する窒素ベース
の粗三弗化メタンを常温(20℃)において1266m
l/min(LV=10cm/sec)の速度で流しな
がらガスクロマトグラフ法で出口ガス中の一酸化炭素お
よび二酸化炭素の濃度を測定した結果、いずれも検出さ
れず、両者共に0.01ppm以下であった。さらにガ
スを流しつづけたが100分後においても一酸化炭素お
よび二酸化炭素は検出されず、0.01ppm以下であ
った。
【0011】実施例3 実施例1と同様にして精製筒を準備した。 (二塩化二弗化メタン〔CCl2 2 〕の精製)この精
製筒に10vol%の二塩化二弗化メタンおよび不純物
として20ppmの一酸化炭素、10ppmの二酸化炭
素を含有する窒素ベースの粗二塩化二弗化メタンを常温
(20℃)において1266ml/min(LV=10
cm/sec)の速度で流しながらガスクロマトグラフ
法で出口ガス中の一酸化炭素および二酸化炭素の濃度を
測定した結果、いずれも検出されず、両者共に0.01
ppm以下であった。さらにガスを流しつづけたが10
0分後においても一酸化炭素および二酸化炭素は検出さ
れず、0.01ppm以下であった。
【0012】実施例4 実施例1と同様にして精製筒を準備した。 (二臭化三弗化エタン〔C2 HBr2 3 〕の精製)こ
の精製筒に20vol%の二臭化三弗化エタンおよび不
純物として10ppmの一酸化炭素、10ppmの二酸
化炭素を含有する窒素ベースの粗二臭化三弗化エタンを
常温(20℃)において1266ml/min(LV=
10cm/sec)の速度で流しながらガスクロマトグ
ラフ法で出口ガス中の一酸化炭素および二酸化炭素の濃
度を測定した結果、いずれも検出されず、両者共に0.
01ppm以下であった。さらにガスを流しつづけたが
100分後においても一酸化炭素および二酸化炭素は検
出されず、0.01ppm以下であった。
【0013】実施例5 (ニッケル触媒の調製)3Lの水にAl(NO3 3
2 O、454gを溶解し、氷浴で5〜10℃に冷却し
た。激しくかき混ぜながら、これにNaOH、200g
を1Lの水に溶解して5〜10℃に冷却した溶液を2時
間かけて滴下し、アルミン酸ナトリウムとした。次に、
Ni(NO3 2 ・6H2 O、101gを600mlの
水に溶解し、これに45mlの濃硝酸を加えて5〜10
℃に冷却したものを、アルミン酸ナトリウム溶液に激し
くかき混ぜながら1時間かけて加えた。生じた沈澱を濾
過し、得られた沈澱を2Lの水中で15分間かき混ぜて
洗う操作を6回繰り返して中性とした。得られた沈澱物
を細分して空気浴中で105℃で16時間乾燥してから
粉砕し、これをふるい分けて12〜24meshのもの
を集めた。このものは29.5wt%の酸化ニッケル
(NiO)を含有していた。 (ニッケルの還元処理)このものを、実施例1で使用し
たと同じ精製筒に63ml充填し(充填密度:0.77
g/ml)、これに水素を常圧で温度350℃、流量1
26cc/min(LV=1cm/sec)で16時間
流して還元処理をおこなった後、常温に冷却した。 (四弗化炭素〔CF4 〕の精製)引き続いて、ハロゲン
化炭化水素の精製をおこなった。実施例1におけると同
様にして10ppmの一酸化炭素および5ppmの二酸
化炭素を含む10vol%の四弗化炭素(窒素ベース)
を、常温(20℃)において精製筒に1266ml/m
in(LV=10cm/sec)の速度で流して出口ガ
ス中の一酸化炭素および二酸化炭素濃度ガスクロマトグ
ラフ法(検出器FID、検出下限濃度0.01ppm)
を用いて測定した結果、一酸化炭素および二酸化炭素濃
度はいずれも0.01ppm以下であった。精製を始め
てから100分後においても出口ガスの一酸化炭素およ
び二酸化炭素濃度は0.01ppm以下であった。
【0014】比較例 活性炭(椰子殻炭)を8〜24meshに破砕したもの
48gを実施例1におけると同様にして精製筒に300
mm(充填密度0.57g/ml)充填し、ヘリウム気
流中270〜290℃で時間加熱処理した後、室温に冷
却した。この精製筒に、10ppmの一酸化炭素および
5ppmの二酸化炭素を含む10vol%の四弗化炭素
(窒素ベース)を精製筒に1266ml/min(LV
=10cm/sec)で流して出口ガス中の一酸化炭素
および二酸化炭素濃度をガスクロマトグラフ法(検出器
FID、検出下限濃度0.01ppm)を用いて測定し
た結果、一酸化炭素は10ppm、二酸化炭素は5pp
mであり、この状態で2時間流し続けたが一酸化炭素お
よび二酸化炭素濃度の変化は見られなかった。
【0015】
【発明の効果】本発明によって、従来除去が困難であっ
たハロゲン化炭化水素中の一酸化炭素および二酸化炭素
を0.1ppm以下、さらには0.01ppm以下のよ
うな極低濃度まで除去することができ、超高純度のハロ
ゲン化炭化水素を得ることが可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−184015(JP,A) 特開 平6−107572(JP,A) 特開 平6−72912(JP,A) 特表 平7−509238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 17/395 C07C 19/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粗ハロゲン化炭化水素をニッケルを主成分
    とする触媒と接触させて、該粗ハロゲン化炭化水素に含
    有される一酸化炭素および二酸化炭素を除去することを
    特徴とするハロゲン化炭化水素の精製方法。
  2. 【請求項2】触媒が、金属換算で5〜95wt%のニッ
    ケルを含有し、かつ比表面積がBET法で10〜300
    2 /gである請求項1に記載の精製方法。
  3. 【請求項3】ハロゲン化炭化水素と触媒との接触温度が
    200℃以下である請求項1に記載の精製方法。
  4. 【請求項4】ハロゲン化炭化水素が、一般式Ck l
    m X’n〔ここで、X,X’はF,Cl,Br,または
    I;k は正の整数;l m n は0または正の整数〕で
    表され、かつ、(2k +2=l m n )の関係を有す
    るハロゲン化炭化水素から選ばれる1種または2種以上
    である請求項1に記載の精製方法。
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