JP3150651U - ゴム芯入り組紐 - Google Patents

Abstract

【課題】ゴム芯入り組紐の組紐カバーとその中心のゴム芯を同色又は同系色にして組紐カバーの色とゴム芯の色との違いが目立たないようにして装飾性を損なわないようにしたゴム芯入り組紐を提供する。【解決手段】弾性力のあるゴム芯の周りにゴム芯と同色又は同系色の伸縮のある組紐カバーが被覆されているゴム芯入り組紐で、端部のゴム芯と組紐カバーが同色であるため、ゴム芯と組紐カバーが一体に見えるので、装飾性を損なうことがない。【選択図】図１

Description

本考案は、ゴム芯を中心にゴム芯と同色又は同系色の組紐カバーを被覆したゴム芯入り組紐に関する。

髪を束ねるヘアーバンドや手首に巻く装飾用ゴムバンド、ものを束ねたり、締め付けたりするのにゴム芯入り組紐が利用されている。ゴム芯入り組紐は、弾性力のあるゴム芯とこのゴム芯を中心にして伸縮する組紐カバーを被覆する構成となっている。ゴム芯入り組紐の両端を突き合わせて接着剤で接着してリングを形成したり、あるいは両端を結んでリング状に形成したりして使用されている（特許文献１〜３参照）。

図１に示すように、ゴム芯入り組紐１は、ゴム芯２とこのゴム芯２を被覆する組紐カバー３で構成されている。前記特許文献では、ゴム芯入り組紐の両端部を突き合わせ、接着してリング状に形成して使用している。組紐カバーは、装飾のために各種の色彩が施されている。

特開２００３−３０４９２２号公報 特開２００２−２４０１５４号公報 特開平１０−３０９７５９号公報

ゴム芯入り組紐の両端を結んでリングにして使用する場合、ゴム芯入り組紐の端部の切断面には、組紐カバーだけでなくその中心にゴム芯が現れる。組紐カバーは見栄えをよくするために色が施されているが、ゴム芯の色と組紐カバーの色とが異なってバランスがとれていないと、組紐カバーの色とゴム芯の色との違いが目に付いて、装飾上好ましくない場合がある。同様に、使用中に組紐カバーがほぐれてゴム芯がむき出しになった場合にも、特に組紐カバーの色とゴム芯の色との違いによりゴム芯が目立って装飾性を損ねることがある。

そこで、本考案は、ゴム芯入り組紐の組紐カバーとその中心のゴム芯を同色又は同系色にして組紐カバーの色とゴム芯の色との違いが目立たないようにして装飾性を損なわないようにしたゴム芯入り組紐を提供するものである。

本考案は、弾性力のあるゴム芯の周りにゴム芯と同色又は同系色の伸縮のある組紐カバーが被覆されていることを特徴とするゴム芯入り組紐である。

本考案によれば、端部のゴム芯と組紐カバーが同色又は同系色であるため、ゴム芯と組紐カバーが一体に見えるので、色の違いによる違和感がなく、見栄えもよく、装飾性を損なうこともない。

使用中に組紐カバーがほぐれてゴム芯がむき出しになってもゴム芯と組紐カバーが同色又は同系色であるため、ゴム芯が目立つことがないので装飾性を損なうことはない。

（ａ）はゴム芯入り組紐の全体図、（ｂ）は端部の縦断面図である。

本考案を実施例により説明する。

図１において、ゴム芯入り組紐１は、弾力性を有するゴム芯２とその周りを被覆した、伸縮性のある組紐カバー３で構成される。

ゴム芯２には、組紐カバー３と同色又は同系色に色付けされたゴムを使用する。色付けされたゴム芯２は、色付ゴム組成物、例えば、天然ゴム又は合成ゴムのゴム成分に顔料、加硫剤及び加硫促進剤を配合した色付ゴム組成物からなるゴムを使用することができる。ゴム芯２の縦断面は、図１（ｂ）に示すように丸形、あるいは、図１（ｂ）に示すように四角形でもよい。

組紐カバー３は、ゴム芯２と同色のポリプロピレン、ナイロン、テトロン、ポリエステル、ビニロンあるいは木綿などの繊維を組紐状に編成して形成される。

ゴム芯２を中心に組紐カバー３を被覆したゴム芯入り組紐１は、連続した長尺のゴム芯を長手方向に所定の張力で引っ張った状態で製紐機の中心に配置した状態で複数本の組紐材を交差するように筒状に縒って製紐することにより、ゴム芯２を中心にして外周部に組紐カバー３を被覆する。被覆が終わり、ゴム芯２を緩めると、伸縮性のある組紐カバー３が形成される。

ゴム芯入り組紐１の端面は、ゴム芯２とカバー組紐３とが同色又は同系色、例えば、赤色のゴム芯２に対して同色の赤色のカバー組紐３からなるため、ゴム芯２とカバー組紐３が一体に見えるため、色違いによる違和感がなく、また、組紐カバー３がほつれてもゴム芯２が目立つこともなく、装飾性を損なうこともない。

１：ゴム芯入り組紐
２：ゴム芯
３：組紐カバー

Claims (1)

1. 弾性力のあるゴム芯の周りにゴム芯と同色又は同系色の伸縮のある組紐カバーが被覆されていることを特徴とするゴム芯入り組紐である。