JP3150614B2 - クロム合金鋼の成形加工品の表面処理法 - Google Patents

クロム合金鋼の成形加工品の表面処理法

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JP3150614B2 JP13674296A JP13674296A JP3150614B2 JP 3150614 B2 JP3150614 B2 JP 3150614B2 JP 13674296 A JP13674296 A JP 13674296A JP 13674296 A JP13674296 A JP 13674296A JP 3150614 B2 JP3150614 B2 JP 3150614B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば海塩粒子の
飛来が多い海浜構造物に用いるボルトナット等に適し
た、耐錆性が極めて優れたクロム合金鋼の成型加工品に
関する。また本発明の成型加工品とは、切削、プレス加
工、圧造、転造等の各種の成型加工が施された成型加工
品を云う。
【0002】
【従来の技術】クロムを11重量%以上含有するステン
レス鋼、例えばSUS304鋼は、耐錆性の優れた不動
態皮膜を形成するために、炭素鋼に比べて耐錆性が優れ
ている。しかし、その成型加工品を、例えば強い太陽の
光の下で海塩粒子の飛来が多い海浜構造物に用いると短
期間で発錆する。
【0003】特開昭61−139681号は着色ステン
レス鋼を記載している。即ち硫酸とクロム酸の混合液に
ステンレス鋼を浸漬して着色皮膜を形成する着色工程
と、その後更に硫酸とクロム酸の電解液で陰極電解し着
色皮膜の性能を向上させる硬膜工程とを有するINCO
法が記載されている。また硫酸とクロム酸を含む混合溶
液中でステンレス鋼を交番電流電解して着色ステンレス
鋼を製造する方法も記載されている。
【0004】これらの着色ステンレス鋼では表面に極め
て薄い皮膜を形成し、皮膜の表面での反射光とステンレ
ス鋼表面での反射光を干渉させて、ステンレス鋼を青
色、金色、赤色、緑色等に発色させる。しかし着色ステ
ンレス鋼は皮膜が薄く防錆性能も不十分であるために、
海塩粒子の飛来の多い海浜構造物に用いると短期間で発
錆する。
【0005】ステンレス鋼の成形加工品に適用される表
面処理法の1つとして、金属亜鉛フレーク、無水クロム
酸、グリコール等を含有する分散水溶液に被処理物を浸
漬した後、焼き付け炉で約300℃に加熱するダクロタ
イズド処理が知られている。しかし本発明者等の知見で
は、ダクロタイズド処理を施したステンレス鋼の成型加
工品も、海塩粒子の飛来が多い海浜構造物に用いると比
較的短期間で発錆する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】海塩粒子の飛来が多い
海浜構造物に用いる鋼としては、長期間、例えば30年
間使用しても発錆しない事が望ましい。このためにステ
ンレス鋼の場合は塩水噴霧試験で2000時間以上の耐
錆性を有する成型加工品がまたステンレス鋼以外のクロ
ム合金鋼の場合は塩水噴霧試験で1000時間以上の耐
錆性を有する成型加工品が要望されている。
【0007】しかしながら、従来の公知の表面処理を施
した成型加工品は、何れもこの要望を満たすには至って
いない。本発明はこの問題点を解決するもので、ステン
レス鋼では塩水噴霧試験で2000時間以上の耐錆性を
有し、ステンレス鋼以外のクロム合金鋼の場合は塩水噴
霧で1000時間以上の耐錆性を有する、極めて耐錆性
に優れた表面処理法の提供を課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステンレス鋼
またはクロム含有量が5重量%以上のステンレス鋼以外
クロム合金鋼の成型加工品に、下記第1工程〜第3工
程の処理を順次施すことを特徴としている。尚、成型加
工品は通常は表面処理に先立ち、成型加工時に付着した
切削油等を例えばアルカリ脱脂剤等を用いて洗浄除去す
るが、本発明においても第1工程に先立ち、必要に応じ
て切削油等の付着物を公知の方法で洗浄除去する。
【0009】本発明の第1工程では、成型加工品を陽極
にし、硫酸、りん酸、硝酸および/またはそれ等の塩
ら選ばれる1または2以上を含有する水溶液を電解液と
し、周波数が20KHz〜100KHzの超音波を付与
しながら該成型加工品を電解エッチングする。
【0010】硫酸、りん酸、硝酸および/またはそれ等
の塩としては、硫酸、りん酸、硝酸、およびこれ等の酸
のナトリウム塩またはカリウム塩を用いることができ
る。硫酸とりん酸は50g〜150g/l、硝酸は50
〜500g/lが好ましく、これ等の酸のナトリウム塩
またはカリウム塩は60〜800g/lが好ましい。ま
た電解は、電解電圧が2〜50Vで、電解電流が0.1
A/dm2から50A/dm2で、電解時間は10秒〜1
20秒とすることができる。
【0011】成型加工品の表面には、成型加工により形
成された誘起マルテンサイト組織や活性転移の多い塑性
変形組織を有する欠陥層が形成されているが、この欠陥
層は、後の表面処理工程による耐錆性の効果を低減す
る。本発明の第1工程ではこの欠陥層を電解エッチング
により除去する。その結果、後で述べる第2工程および
第3工程で、極めて耐錆性が優れた皮膜を形成する事が
できる。本発明では20KHz〜100KHzの超音波
振動を付与しながら電解エッチングを行うが、この超音
波振動によって短時間で欠陥層を除去する事ができる。
【0012】上記の如く、本発明の第1工程ではクロム
酸を含有しない電解液を用いて、ステンレス鋼または
ロム合金鋼を陽極にして電解し欠陥層を除去する。一方
前記の着色ステンレス鋼の製造法ではクロム酸を必須に
含有する電解液を用いてステンレス鋼を陽極にして電解
し、クロム酸化物の皮膜をステンレス鋼の表面に形成す
る。従って本発明の第1工程の陽極電解の構成や作用効
果は、ステンレス鋼の着色法の陽極電解の構成や作用効
果とは顕著に異なる。
【0013】本発明の第2工程では、第1工程で処理し
た成型加工品を、クロム酸15〜300g/lと硫酸3
0〜850g/lまたは硝酸40〜500g/lとを含
有した室温〜120℃の処理液に浸漬し成型加工品に皮
膜を形成する。この処理液に10〜120分間浸漬する
と成型加工品の表面には十分な厚さの不働態皮膜が形成
される。
【0014】ステンレス鋼の着色法では、極めて薄い透
明な皮膜をステンレス鋼の表面に形成し、ステンレス鋼
表面での反射光を干渉させて、青色、金色、赤色、緑色
等の色彩を有するステンレス鋼を製造する。しかしこの
際の皮膜は薄い。本発明の皮膜は十分に厚い皮膜であ
る。従って本発明の第2工程の構成や作用効果はステン
レス鋼の着色法のそれ等とは異なる。
【0015】本発明の第3工程では、第2工程で処理し
た成型加工品を陰極にし、クロム酸を50〜150g/
lとりん酸0.1から100ml/lおよび/又は硝酸
を0.1〜100ml/lとマグネシウム、カリウム、
バリウムの炭酸塩または硫酸塩から選ばれる1または2
以上の過飽和量と界面活性剤とを含む水溶液を電解液と
して電解する。この電解は、例えば電解電圧を0.1〜
20V、電解電流を0.5〜2A/dm2とし、電解時
間を10分〜300分とすることによって達成される。
【0016】本発明の第2工程で形成した皮膜は、十分
な厚い不働態皮膜であるためにステンレス鋼の着色法の
場合よりも耐錆性を有するが、その耐錆性能は顕著では
ない。本発明の第3工程は、第2工程で形成した皮膜に
画期的な耐錆性能を付与するために行う。即ち本願の第
3工程ではCa2+、Mg2+、Ba2+イオンを含有する電
解液を用いる。この結果、陰極では水素雰囲気が形成さ
れ、画期的に耐錆性を具備するに至る。
【0017】ステンレス鋼の着色法の硬膜工程において
は、薄いクロメート皮膜を形成したステンレス鋼を陰極
とし、クロム酸を含有する電解溶液を用いて電解する。
しかし硬膜工程ではマグネシウム、カルシウム、バリウ
ム等の炭酸塩や硫酸塩を電解液に含有させることがな
い。このため硬膜工程では、陰極に水素雰囲気が形成さ
れることはない。従って本発明の第3工程の陰極電解の
構成や作用効果は、ステンレス鋼の着色法の硬膜工程に
おける陰極電解の構成や作用効果とは顕著に相違する。
【0018】
【実施例1】本発明者等は、直径6.0mmのSUS3
04ステンレス鋼を用い、冷間ヘッディング加工と冷間
転造加工により、ステンレス鋼の六角ボルトを作成し供
試材とした。各供試材に表1の表面処理を施し、その
後、塩水噴霧試験を行った。塩水噴霧試験の結果を表1
に示した。
【0019】表1で陽極処理欄の「有」は、アルカリ洗
浄した供試材を陽極とし、100g/lの硫酸溶液を電
解液とし、ステンレス鋼製の陰極を用いて10V、10
A/dm2で20秒間電解を行ったものである。尚、同
の「ナシ」はアルカリ洗浄のみを行い、本発明の第1
工程の陽極電解処理を行わなかった比較例である。
【0020】表1で超音波欄の「有」は、電解中は継続
して50KHzの超音波を供試材に付与して本発明の第
1工程を行ったものであり、同欄の「ナシ」は超音波を
付与しなかった比較例である。本発明の第2工程とし
て、表1の試料は何れもクロム酸100g/lと硫酸1
50g/lを含有した約60℃の処理液に20分間浸漬
した。この際何れの供試材にも表面には黒色の不働態皮
膜が形成された
【0021】表1で第3工程欄の「本発明」は、供試材
を陰極にし、クロム酸を100g/lと硫酸を50ml
/lと炭酸カルシウムの過剰量と少量の界面活性剤を含
有する電解液を用いて、円筒状の陽極を用いて10V、
1A/dm2で20分間電解したものである。尚、第3
工程欄の「通常法」は炭酸カルシウムを含有しない点が
本発明とは異なる電解液を用いて、本発明と同様に陰極
処理を行った例である。尚、表1で塩水噴霧欄の数字
は、発錆が目視できるまでの塩水噴霧試験時間である。
【0022】
【表1】
【0023】表1にみられる如く、本発明の第1工程、
第2工程、第3工程を施した番号1は2000時間の塩
水噴霧を行っても発錆はみられず、耐錆性が極めて優れ
ていた。表1の番号2は第1工程における欠陥層の除去
が不十分なため500時間で発錆し、耐錆性が不十分で
ある。
【0024】表1の番号3は第3工程で、Ca,Mg,
Ba等のイオンを含有しない処理液を用いた例である
が、第3工程における水素雰囲気の形成が不十分なた
め、時間で発錆し耐錆性は不十分である。表1の番号
4および5は第1工程を行わなかった例であるが、第1
工程における欠陥層の除去を行わなかったため数時間で
発錆し、耐錆性は不十分である。
【0025】本発明者等は、表1と同様の試験をSUS 30
4以外の各種のニッケ−ルクロム系ステンレス鋼やCr
含有量が5重量%以上の各種のクロム合金鋼についても
実施した。またボルトとは異なる成形品についても試験
した。これ等の何れの場合においても、本発明の第1工
程、第2工程、第3工程の全ての処理を施した際には、
顕著に優れた耐錆性が得られた。一方、本発明の何れか
の工程を省略した場合の耐錆性は不十分であった。
【0026】
【実施例2】本発明者等は、実施例1と同様にして SUS
304とSUS 316のステンレス鋼の六角ボルトを作成し供
試材とした。各供試材に表2の表面処理を施し、その
後、塩化ナトリウム、酢酸及び塩化第二銅の混合液の噴
霧中に試料を暴露させて、キャス試験(JIS D 0201)を
行った。その試験結果を表2に示した。
【0027】表2の部位のネジ部とは、六角ボルトのネ
ジの部分のことであり、頭部とはボルトの六角形をした
あたまの部分を意味する。また、処理欄は、ボルト
に成形加工したままで表面処理を行っていないものであ
る。INCO着色処理欄は、クロム酸−硫酸混合液中
に浸漬して発色させ、次いでクロム酸−りん酸混合溶液
中で、着色したボルトを陰極として、硬膜処理したもの
である。本発明法欄は、実施例1と同様の処理を行っ
て不働態皮膜を生成させたものである。
【0028】
【表2】
【0029】表2にみられるように、キャス試験では、
処理欄の六角ボルトは24時間経つとネジ部に発錆が
みられた。試験を継続するに従い、錆は全面に生じ次第
に厚くなった。成形加工を受けない、SUS 316は、SUS 3
04よりも耐蝕性が良いはずである。しかし、表2にみら
れる如く、成形加工品では発錆までの時間には差がなか
った。これは、ステンレスボルト表面に、同じくらいの
耐蝕性の悪い層が出来ていることを意味している。
【0030】INCO着色処理欄のボルトは、表面に
処理の場合よりも、やや厚い不働態皮膜が生成している
ために、24時間では発錆がなく96時間後にはネジ部
に発錆がみられた。これに対して、本発明の処理法を行
ったボルトは、本発明法欄の如く240時間経っても全
く発錆はみられなかった。この実験では、ステンレスボ
ルトにダクロタイズド処理したものも一緒に試験した
が、数時間後には発錆したことを確認した。
【0031】
【実施例3】本発明者等は、上記で製造した六角ボルト
を用い、隙間腐蝕に対する耐蝕性の実験を行った。すな
わち、厚さ5mmの塩化ビニール板に孔をあけ、六角ボ
ルトを通して裏側からワッシャーとナットで止めた試験
片を作成した。これを塩水噴霧試験装置にセットし、JI
S Z 2371 に従って塩水噴霧試験をおこなった。その結
果を表3に示す。この表で「ナシ」とは、錆の発生が全
くみられなかったことを意味する。
【0032】
【表3】
【0033】なお同様の試験を SUS 316 処理材につ
いても行ったが、SUS 304 と同じ時間で発錆がみられ、
その後の状態も同様であった。これらのデータから判る
ように、本発明の処理を行った試料の表面には、隙間腐
蝕を生じない優れた皮膜が形成されている。
【0034】
【実施例4】本発明者等は、JIS G4107のSNB5(C:0.15
%,Cr:5.2%,Mo:0.48%)を用いて実施例1と同じ寸法の
六角ボルトを作成し、熱処理後、その一部に本発明の方
で防錆皮膜を形成した。本発明の防錆皮膜を施したも
のと処理の比較材にJIS Z 2371に従って塩水噴霧試験
を行った。本発明の防錆皮膜を形成したものは1000
時間の塩水噴霧試験を行っても全く錆の発生はみられな
かった。一方防錆皮膜を形成しなかった比較材は、24
0時間の塩水噴霧試験で何れも全面に顕著な赤錆が発生
していた。
【0035】
【実施例5】高強度で耐磨耗性に優れているが、炭素含
有量が高いために耐蝕性が悪いSUS420J2(Cr:15%,C:0.
25%)の鋼板の未処理のままのものと、本発明の方法
理したものを用いてナイフでクロスカットを入れ、塩
水噴霧試験を行った。その結果、未処理のままのもは、
数時間でクロスカット部数ヶ所から赤錆が発生し、時間
とともに錆の量が増大した。これに対して本発明の方法
で処理した板は、840時間後も全く錆が生じなかっ
。表面のクロスカットした線の付近にも錆の発生はみ
られず、きず部の腐蝕を抑制する効果のあることが判っ
た。
【0036】
【実施例6】本発明者等は、本発明法により処理した皮
膜の電気絶縁性を調べるため、SUS304の金具に、本発明
法に従って不働態皮膜を生成させたものと未処理のもの
とを、それぞれ別々のアルミニウム板(3005)にステンレ
のナットで固定し、塩水噴霧試験を行った。
【0037】その結果、処理のものは試験後数時間で
アルミニウム板が著しく腐蝕された。しかし、本発明法
で不働態皮膜を形成したものと接触しているアルミニウ
ム板は96時間経っても僅かしか腐蝕されなかった。こ
の結果から、本発明法の処理によって生成した皮膜は、
絶縁性の高いことが判った。
【0038】
【発明の効果】本発明を実施する事により、海塩粒子の
飛来が多い海浜構造物に用いた際にも耐錆性が極めて優
れているクロム合金鋼の成型加工品が得られる。またSU
S 304ステンレス鋼に本発明の表面処理方法を施すと、
塩水噴霧試験で試験時間を2000時間以上とした場合
にも発錆する事がない成型加工品が得られる。
【0039】従来のダクロタイズ処理では、焼付け皮膜
の厚さが不均一なために成型加工品の寸法精度が損なわ
れるが、本発明による皮膜は厚さが均一であり、従って
処理前と同じ寸法精度の成型加工品が得られる。尚本発
明の方法で処理した成型加工品は350℃に加熱しても
変色することがなく、また皮膜に疵をつけてもその部分
から錆びることはない。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C25F 3/06 C25F 3/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステンレス鋼またはクロム含有量が5重量
    %以上のステンレス鋼以外のクロム合金鋼の成型加工品
    の表面処理法において、該成型加工品を陽極にし、硫
    酸、りん酸、硝酸および/またはそれらの塩から選ばれ
    る1または2以上を含有する水溶液を電解液とし、周波
    数が20〜100KHzの超音波を付与して該成型加工
    品を電解エッチングする第1工程と、第1工程で処理し
    た成型加工品を、クロム酸15〜300g/lと硫酸3
    0〜850g/lまたは硝酸40〜500g/lとを含
    有した室温〜120℃の処理液に浸漬し成型加工品に皮
    膜を形成する第2工程と、第2工程で処理した成型加工
    品を陰極とし、クロム酸を50〜150g/lとりん酸
    および/または硫酸を0.1〜100ml/lとマグネ
    シウム、カルシウム、バリウムの炭酸塩または硫酸塩か
    ら選ばれる1または2以上の過飽和量と界面活性剤とを
    含む水溶液を電解液として電解する第3工程を有するこ
    とを特徴とする、クロム合金鋼の成型加工品の表面処理
    法。
JP13674296A 1996-05-30 1996-05-30 クロム合金鋼の成形加工品の表面処理法 Expired - Lifetime JP3150614B2 (ja)

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