JP3150477B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3150477B2
JP3150477B2 JP04042593A JP4042593A JP3150477B2 JP 3150477 B2 JP3150477 B2 JP 3150477B2 JP 04042593 A JP04042593 A JP 04042593A JP 4042593 A JP4042593 A JP 4042593A JP 3150477 B2 JP3150477 B2 JP 3150477B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図10) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用 実施例 (a)第1の実施例の説明(図2乃至図7) (b)第2の実施例の説明(図8乃至図9) (c)他の実施例の説明 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体現像剤により潜像
担持体上の静電潜像を現像する現像器を有し、設置方向
に応じた粉体搬送を行う画像形成装置に関する。複写
機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置で
は、普通紙記録の要請から電子写真装置等の潜像形成型
装置が利用されている。
【0003】このような画像形成装置では、感光ドラム
等に静電潜像を形成し、粉体現像剤で現像し、可視像化
し、この粉体現像像をシートに転写した後、シートを分
離し、粉体現像像を定着するものである。近年のオフィ
スオートメーション環境において、オフィス空間を有効
に利用するため、この画像形成装置に対し、縦横どちら
の向きにでも設置して、ユーザーのニーズに応じて設置
面積を小さくしたり、装置の高さを低く抑えたりするこ
との選択を可能とすることが要求される。
【0004】
【従来の技術】図10は従来技術の説明図である。例え
ば、電子写真プリンタ装置においては、図10(A)に
示すように、有機感光体、Se感光体、aーSi感光体
等の感光ドラム10上の静電潜像を現像するため、現像
器13が配置される。
【0005】この現像器13は、内部の粉体現像剤(例
えば、一成分磁性トナー、二成分現像剤)14をアジテ
ータ13−2の回転により、現像ローラ13−1に搬送
して、現像ローラ13−1により、感光ドラム10に粉
体現像剤14を搬送して、感光ドラム10の静電潜像を
現像する。この粉体現像剤14は重力方向への流動性が
あり、粉体現像剤の搬送は、重力に支配される所が大き
く、搬送される方向は重力方向により限定されている。
【0006】例えば、図10(A)に示すように、粉体
現像剤14は、重力により現像器13の底部への流動性
を有し、これを現像ローラ13−1に搬送するには、ア
ジテータ13−2を時計方向Aに回転することにより、
粉体現像剤14を現像ローラ13−1に搬送できる。
【0007】即ち、粉体の搬送では、重力方向を考慮し
て、搬送方向を一義的に決定する必要があり、それ以外
の搬送方向では、粉体の搬送が不可能となる。又、現像
器13の現像ローラ13−1の搬送方向、感光ドラム1
0をクリーニングするクリーナーでの回収現像剤の搬送
方向等も、重力方向を考慮して決定されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術では、次の問題があった。従来の画像形成装置では、
装置を横型設置するのみであり、図10(A)に示すよ
うに、横型設置した場合の粉体現像剤の搬送方向として
おけば良かった。
【0009】しかし、近年の使用の多様化により、図1
0(B)に示すように、装置を縦に設置する要求があ
り、縦に設置すると、現像器13に対する重力方向が変
化し、内部の粉体現像剤の流動方向が変化して、現像器
13の側面に流動する傾向があり、横設置時の搬送方向
Aでは、粉体現像剤14を搬送できず、図の場合では、
かえって現像剤を現像ローラ13−1と反対方向に搬送
してしまう。
【0010】従って、本発明は、装置の設置方向にかか
わらず、現像剤の搬送を安定に行うことができる画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。本発明の請求項1は、回転するエンドレス状の潜
像担持体20に潜像形成部21、22で潜像形成し、現
像部23で粉体現像剤により現像して、転写部24でシ
−トに現像像を転写する画像形成装置において、該粉体
現像剤を回転動作により搬送する粉体現像剤搬送機構2
3−4と、該装置の設置方向を検出する方向検出部5
と、該方向検出部5の検出方向に応じて、該粉体現像剤
搬送機構23−4の回転方向を制御する制御部60とを
設けたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項2は、回転するエンドレス
状の潜像担持体20に潜像形成部21、22で潜像形成
し、現像部23で粉体現像剤により現像して、転写部2
4でシ−トに現像像を転写する画像形成装置において、
該粉体現像剤を搬送する粉体現像剤搬送機構23−4
と、該装置の設置方向を検出する方向検出部5と、該方
向検出部5の検出方向に応じて、該粉体現像剤搬送機構
23−4を選択動作させる制御部60とを設けたことを
特徴とする。
【0013】本発明の請求項3は、請求項1又は2にお
いて、前記粉体現像剤搬送機構23−4が、前記現像部
23に設けられていることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項4は、請求項1又は2又は
3において、前記粉体現像剤搬送機構23−4が、前記
潜像担持体20の残留現像剤を回収する回収部に設けら
れていることを特徴する。
【0015】本発明の請求項5は、請求項1又は2又は
3又は4において、前記方向検出部5は、振り子51と
振り子51を検出する検出手段52とで構成されたこと
を特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の請求項1では、装置の設置方向に応じ
て、重力方向により粉体現像剤の流動方向が変化するた
め、装置の設置方向を検出する方向検出部5を設け、装
置の設置方向に応じて、制御部60が現像剤搬送機構2
3−4の回転方向を制御して、装置の設置方向が変化
し、粉体現像剤の流動方向が変化しても、重力方向に応
じた搬送方向に変更するものである。
【0017】本発明の請求項2では、装置の設置方向に
応じて、粉体現像剤にかかる重力方向が変化するため、
装置の設置方向を検出する方向検出部5を設け、装置の
設置方向に応じて、制御部60が現像剤搬送機構23−
4を選択動作制御して、装置の設置方向が変化し、粉体
現像剤の流動方向が変化しても、重力方向に応じた搬送
方向に変更するものである。
【0018】本発明の請求項3では、現像部23の現像
剤搬送機構23−4の搬送方向を、設置方向に応じて変
化させるため、装置の設置方向が変化して、粉体現像剤
の流動方向が変化しても、安定に粉体現像剤を搬送し
て、現像できる。
【0019】本発明の請求項4では、回収部の現像剤搬
送機構の搬送方向を、設置方向に応じて変化させるた
め、装置の設置方向が変化して、粉体現像剤の流動方向
が変化しても、安定に粉体現像剤を搬送して、回収でき
る。
【0020】本発明の請求項5では、方向検出部5を、
振り子51と、振り子51の検出部52とで構成したの
で、簡易な構成で確実に、装置の設置方向を検出でき
る。
【0021】
【実施例】
(a)第1の実施例の説明 図2は本発明の第1の実施例全体構成図、図3は本発明
の第1の実施例要部構成図、図4は本発明の第1の実施
例設置例説明図であり、クリーナーレスの電子写真プリ
ンタを示している。
【0022】図中、図1、図10で示したものと同一の
記号で示してあり、20は感光ドラムであり、アルミド
ラム上に機能分離型有機感光体を厚さ約26ミクロンに
塗布したものであり、外径が24mmで、矢印反時計方
向に周速度24mm/sで回転されるもの、21は前帯
電器であり、感光ドラム20の表面を一様帯電するスコ
ロトロンで構成され、高圧電源Vcによって、コロナワ
イヤ21−1に−4〜−8kVの電圧を印加し、且つス
コロトロン開口部に取り付けたメッシュ21−2とドラ
ムアース間にバリスタRを挿入し、感光ドラム20表面
の電位が均一となるように制御している。
【0023】尚、バリスタRを用いずに、所定の感光体
表面電位に相当する電圧を発生する電源をメッシュ21
−2に接続しても良い。この実施例では、感光ドラム2
0表面が、−650Vになるように設定した。
【0024】22は光学ユニットであり、一様帯電され
た感光ドラム20を画像露光して、静電潜像を形成する
ものであり、LEDアレイとセルフォックアレイとを組
み合わせたLED光学系を用いており、感光ドラム20
を画像パターンに応じて、画像露光することによって、
−50〜−100Vの静電潜像が形成される。
【0025】23は現像器であり、感光ドラム20上の
静電潜像に帯電トナーを付着させ、可視化するものであ
り、金属製のスリーブ28−2と、その内部に設けた複
数の磁極のマグネットローラ28−1から構成される現
像ローラ28を有し、スリーブ28−2内部のマグネッ
トローラ28−1を固定し、スリーブ28−2の回転に
よって、後述する磁性現像剤を搬送する。
【0026】このスリーブ28−2には、電源Vbと電
源VrとがスイッチSWを介して印加され、通常は現像
バイアス電圧Vbが、起動時には、感光ドラム20の残
留トナーを強制回収するため、逆バイアス電圧Vrが供
給される。現像ローラ28の周囲は、現像室23−1が
形成されており、現像室23−1内には、磁性キャリア
と磁性トナーの混合物である二成分現像剤40が充満し
ている。
【0027】この現像室23−1は、一定の容積であ
り、現像室23−1の磁性キャリアの量は一定であるか
ら、磁性トナーを供給して、この現像室23−1の現像
剤量を一定に保つことにより、トナー濃度の制御を不要
にできる。即ち、トナー濃度の制御ポイントに相当する
キャリア量を、現像室23−1に充填することにより、
自動的にトナー濃度は所定の範囲に制御される。
【0028】又、この現像室23−1は、常に現像剤
が、現像ローラ28の周囲に満たされているため、後述
する装置を縦型としても、現像室23−1内の現像剤4
0が片寄り、現像ローラ28に十分な現像剤を供給でき
なくなる事態を防止できる。現像剤40は、磁性キャリ
アに、平均粒径70ミクロンのマグネタイトキャリア
を、磁性トナーに、平均粒径7ミクロンの重合法を用い
て製造した磁性トナーを用いている。
【0029】この重合トナーは、粒径が揃い、粒度分布
がシャープであるため、後述する転写工程において、感
光ドラム20のトナー像と用紙との密着性が均一とな
り、転写部での電界が均一となるため、従来の粉砕法に
よるトナーより、転写効率を向上させることができ、粉
砕トナーでは、60〜90%であった転写効率が、重合
トナーでは、90%以上に改善される。このトナーで
は、トナー濃度は、5〜60wt%が適当であるが、本
実施例では、15±5wt%に設定した。
【0030】23−2はドクターブレードであり、現像
ローラ28が感光ドラム20に供給する現像剤量が、感
光ドラム20上の静電潜像に供給過剰にならないよう
に、反対に供給不足にならないように調整するものであ
り、調整は、ドクターブレード23−2のエッジと現像
ローラ28表面とのギャップで行い、通常ギャップは、
0.1〜1.0mm程度に調整される。
【0031】23−3はトナー収容部であり、磁性トナ
ーのみが充填されており、内部にアジテータ23−4が
備えられており、アジテータ23−4の回転により、ト
ナーを現像室23−1に供給するものである。
【0032】この現像室23−1内に供給されたトナー
は、スリーブ28−2の現像剤搬送力、現像ローラ28
の磁力及びドクターブレード23−2の現像剤規制機能
によって、現像室23−1内で攪拌され、キャリアと摩
擦することにより、所定極性及び帯電量に帯電する。本
実施例では、マイナスに帯電するように、キャリアとト
ナーの帯電系列を調整している。
【0033】29はトナーカートリッジであり、トナー
41が充填されており、交換可能に現像器23に取り付
けられ、トナーエンプティ時に交換して、トナー41を
トナー収容部23−3に供給するものである。
【0034】このトナーカートリッジ29とトナー収容
部23−3の両壁面の角度は、重力方向に対し、およそ
45度に設定されてして、トナーの流動方向を45度と
しており、これにより、図4にて後述するように、装置
を縦に設置しても、トナー41の供給が円滑に行われる
ようにしている。
【0035】24は転写器であり、コロナ放電器で構成
され、感光ドラム20上のトナー像を静電的に用紙Pに
転写するものであり、コロナワイヤに電源Vtで+5〜
+10kVの電圧を印加して、コロナ放電で電荷を発生
させ、用紙P裏面を帯電させ、感光ドラム20上のトナ
ー像を用紙Pに転写するものであり、電源Vtは、一定
電荷量を用紙に供給することにより、環境による転写効
率の低下を低減できる定電流電源が望ましい。
【0036】25は散らし(均一化)ブラシであり、導
電性ブラシで構成され、感光ドラム20に接触して、感
光ドラム20上の残留したトナーの集中を分散して、現
像器23での回収を容易とするためのものである。
【0037】27は定着器であり、用紙P上のトナー像
を熱定着するものであり、熱源であるハロゲンランプ2
7−2を内部に備えたヒートローラ27−1と加圧ロー
ラ(バックアップローラ)27−3とから構成され、用
紙Pを加熱することにより、トナー像を用紙Pに定着す
るものである。
【0038】30は用紙カセットであり、用紙を収容
し、装置に着脱自在なもの、31はピックローラであ
り、用紙カセット30の用紙をピックするもの、32は
レジストローラであり、ピックされた用紙が突き当てら
れて、用紙の先端を揃え、転写器24に搬送するもの、
33は排紙ローラであり、定着後の用紙をスタッカ34
に排出するもの、34はスタッカであり、装置の上面に
設けられ、排出された用紙をスタックするものである。
【0039】5は設置方向検出器であり、図4にて後述
するように、装置の設置方向を検出するため、装置に設
けられるものである。
【0040】この実施例の動作を説明すると、スコロト
ロン帯電器21により、感光ドラム20の表面を、−6
50Vに一様帯電し、その後LED光学系22により画
像露光することにより、感光ドラム20上には、背景部
が−650Vの、印字部が−50〜−100Vの静電潜
像が形成される。
【0041】現像器23の現像ローラ28のスリーブ2
8−2には、スイッチSWにより、電源Vbにより現像
バイアス電圧(−300V)が印加されているため、こ
の静電潜像は、現像器23により、予めキャリアとの攪
拌によりマイナス帯電された重合トナーによって現像さ
れ、トナー像となる。
【0042】一方、用紙カセット30からピックローラ
31により用紙がピックされ、レジストローラ32で先
端が揃えられ、転写器24方向に搬送される。そして、
トナ−像は、転写器24によって、静電力により用紙P
に転写され、用紙Pのトナー像は、定着器27により用
紙P上に定着され、U字形状の搬送パスを通って、排紙
ローラ33によりスタッカ34に排出される。
【0043】転写後に感光ドラム20上に残ったトナー
は、スコロトロン帯電器21とLED光学系22を通
り、現像器23に到達し、次の現像プロセスと同時に現
像ローラ28に回収され、回収されたトナーは、現像器
23において、再使用される。
【0044】このようなクリーナーレスプロセスでは、
トナ−を廃棄する機構が必要なく、装置の小型化が可
能となる、廃棄トナ−を貯蔵するスペースが必要でな
い、印刷に寄与しないトナ−がなくなるため、経済的
である、トナ−を廃棄しないので、環境保護にそくし
ている、クリーナーで感光ドラム20のトナーを除去
するには、クリーナーで感光ドラム10を削ってしまう
が、クリーナーを用いないため、感光ドラム20の寿命
が長くなる等の利点がある。
【0045】この記録プロセスでは、感光体20上の転
写残りトナ−を、散らし(均一化)ブラシ25によって
分散し、この後、感光ドラム20上にトナ−が付着した
状態で、コロナ帯電器21で一様帯電し、LED光学系
12で画像露光を行い、現像器13で転写残りトナ−の
回収と同時に現像を行う。
【0046】この均一化ブラシ25によるトナ−分散
は、一部に集中しているトナ−を分散することによっ
て、単位面積当たりのトナ−量を小さくして、現像器2
3による回収を容易にし、更にコロナ帯電器21におけ
るイオンシャワ−及び画像露光工程におけるフィルタ−
効果を抑制する効果がある。
【0047】この記録プロセスのポイントは、現像工程
と同時に、感光ドラム20上のトナ−を回収することで
あり、感光体20をマイナス帯電させ、トナ−もマイナ
ス帯電させたもので説明する。
【0048】感光体20の表面電位は、帯電器21によ
り、−500〜−1000Vに設定され、画像露光で電
位が低下した露光部は、0〜−数10Vに電位が低下
し、静電潜像を形成し、現像時には、表面電位と潜像電
位のほぼ中間の現像バイアス電圧(例えば、−300
V)を現像器23の現像ロ−ラに印加する。
【0049】現像工程では、現像ロ−ラ上に付着してい
るマイナス帯電トナ−が、現像バイアスと潜像電位とで
形成する電界によって、感光体20上の静電潜像に付着
してトナ−像を形成する。
【0050】クリ−ナ−レスプロセスでは、この現像工
程と同時に、均一化プロセスで感光ドラム20上に分散
された転写残りトナ−が、表面電位と現像バイアスとで
形成する電界によって、感光体20上より現像ロ−ラに
回収される。
【0051】この装置は、クリーナーを有しない等の理
由により、極めて小型にでき、図2に示すように、装置
の長さが、用紙カセット30を含まずに、305mmで
あり、用紙カセット30をセットしても、445mmで
あり、高さは100mmであり、パーソナルユースのプ
リンタとして、机上の設置が容易である。
【0052】又、図2の用紙カセット30を設置面と水
平とする横設置の他に、図4に示すように、図2の上面
を設置面に設け、用紙カセット30を設置面と垂直とす
る縦型設置で画像形成が可能であり、これにより設置面
積をより小さくできる。
【0053】更に、クリーナーレスプロセスをとって
も、前帯電器21と転写器24とを、非接触型の放電器
で構成したため、感光ドラム20上のトナーが、これら
ユニットに付着することがなく、安定に一様帯電と転写
を実行できる。
【0054】図5は本発明の第1の実施例設置方向検出
機構の説明図、図6は本発明の第1の実施例ブロック
図、図7は本発明の第1の実施例説明図である。図5に
おいて、装置方向検出機構5は、回転軸51を中心に回
動する振り子50と、装置に固定され、振り子50に光
路を遮られ、振り子50を検出するフォトカプラ52と
を有している。
【0055】この実施例では、図5(A)に示すよう
に、装置が一の方向(例えば、横方向)に設置されてい
ると、振り子50が重力方向に従い、フォトカプラ52
を遮るから、フォトカプラ52の出力により、装置が一
の方向に設置されていると検出できる。
【0056】又、図5(B)に示すように、装置が他の
方向(例えば、縦方向)に設置されていると、振り子5
0は重力方向に従い、フォトカプラ52を遮らないか
ら、フォトカプラ52の出力により、装置が他の方向に
設置されていると検出できる。
【0057】図6のブロック図において、60は制御部
であり、マイクロプロセッサ(MPU)で構成され、装
置全体の動作を制御するものであり、61はモータであ
り、制御部60の制御により駆動され、現像器23のア
ジテータ23−4等を回転駆動するもの、5は前述の設
置方向検出器であり、制御部60により検出出力を読み
取られるものである。
【0058】図7を用いて、動作を説明すると、図2、
図7(A)に示すように、装置を横設置した時には、現
像器23は、感光ドラム20の右横に位置し、図3で示
したように、トナーカートリッジ29とトナー収容部2
3−3の壁面の角度を、重力方向に対し、凡そ45度で
あるから、トナー41がアジテータ23−4に円滑に供
給される。
【0059】この時、設置方向検出器5は、図5(A)
に示すように、フォトセンサ52が、振り子50の重力
方向にあり、フォトセンサ52は、振り子50に遮られ
るため、フォトセンサ52の出力はハイレベルとなり、
制御部60は、横設置と認識する。
【0060】この横設置においては、図7(A)に示す
ように、重力により、トナー41は、トナー収容部23
−3において、底方向の流動性を有するため、アジテー
タ23−4は、トナー収容部23−3の底側のトナー
を、掻き上げて、現像室23−1に供給する必要があ
る。このため、制御部60は、横設置と認識すると、ア
ジテータ23−4を反時計方向に回転するように、モー
タ61を駆動して、アジテータ23−4によりトナー収
容部23−3の底部のトナー41を掻き上げて、現像室
23−1に供給する。
【0061】一方、図4、図7(B)に示すように、装
置を縦設置した時には、現像器23は、感光ドラム20
の上に位置するが、トナーカートリッジ29とトナー収
容部23−3の壁面の角度を、重力方向に対し、凡そ4
5度としているため、縦型に設置しても、トナーカート
リッジ29とトナー収容部23−3の壁面の角度が、重
力方向に対し、凡そ45度となり、トナーをアジテータ
23−4に円滑に供給できる。
【0062】このトナーカートリッジ29とトナー収容
部23−3の壁面の角度は、トナーの搬送を良好に行う
ためには、重力方向に対し、45度±5度程度が良好な
結果が得られる。
【0063】この時、設置方向検出器5は、図5(B)
に示すように、フォトセンサ52が、振り子50の重力
方向になく、フォトセンサ52は、振り子50に遮られ
ないため、フォトセンサ52の出力はローレベルとな
り、制御部60は、縦設置と認識する。この縦設置にお
いては、図7(B)に示すように、重力により、トナー
41は、トナー収容部23−3において、現像室方向へ
の流動性を有するため、アジテータ23−4は、トナー
収容部23−3の現像室側のトナーを搬送して、現像室
23−1に供給する必要がある。
【0064】このため、制御部60は、縦設置と認識す
ると、アジテータ23−4を時計方向に回転するよう
に、モータ61を駆動して、アジテータ23−4により
トナー収容部23−3の現像室側のトナー41を現像室
23−1に供給する。
【0065】又、縦設置とすると、現像器23からの現
像剤の落下が生じるおそれがあるが、現像剤に磁性二成
分現像剤を使用しているため、現像ローラ28に現像剤
が、磁力により保持されるため、縦型に設置しても、現
像剤の落下は殆ど生じない。特に、磁性キャリアと磁性
トナーを使用すると、キャリアとトナーとの両方が、現
像ローラ28のマグネットローラ28−1に保持される
ため、一層現像剤の落下を防止でき、かかる縦型設置し
ても、安定な現像が可能となる。
【0066】このようにして、装置の設置方向を可変と
して、動作できるようにした場合に、装置の設置方向を
検出して、現像剤の搬送方向を変化させ、現像剤の重力
方向への移動性に応じた安定な現像剤の搬送が可能とな
る。
【0067】又、この設置方向検出器5は、振り子と振
り子の検出器とで構成するため、簡単な構成で、確実に
設置方向を検出できる。
【0068】(b)第2の実施例の説明 図8は本発明の第2の実施例構成図、図9は本発明の第
2の実施例説明図である。図8において、図2乃至図7
で示したものと同一のものは、同一の記号で示してあ
り、時計方向に回転する感光ドラム20の周囲に、コロ
ナ帯電器21、LED光学系22、現像器23a、転写
器24、クリーナー15、除電ランプ16を配置してあ
り、用紙カセット30の用紙は、ピックローラ31でピ
ックされ、転写器24に搬送され、感光ドラム20のト
ナー像が転写され、定着器27で定着され、排紙ローラ
33により、スタッカ34に排出される。
【0069】この現像器23aは、トナー収容室23−
3と現像室23−1とを有し、トナー収容室23−3に
トナー42を搬送するアジテータ23−4が設けられ、
現像室23−1には、現像ローラ(磁気ローラ)28が
設けられている。
【0070】このトナー42としては、一成分磁性トナ
ーや、二成分現像剤が、縦設置時の現像剤脱落防止の観
点から好ましい。この装置にも、第1の実施例と同様
に、設置方向検出器5が設けられている。
【0071】図8の装置の横設置時においては、現像器
23a内でトナー42は、重力に従い、現像器23aの
底部への流動性があるため、設置方向検出器5の横設置
検出出力により、制御部60は、アジテータ23−4を
時計方向に回転するように、モータ61を駆動する。こ
れにより、現像器23aの底部のトナー42をアジテー
タ23−4で掻き上げて、現像室23−1に搬送する。
【0072】一方、図9の装置の縦設置時においては、
現像器23a内でトナー42は、重力に従い、トナー収
容室23−3の側面側への流動性があるため、設置方向
検出器5の縦設置検出出力により、制御部60は、アジ
テータ23−4を反時計方向に回転するように、モータ
61を駆動する。これにより、現像器23aの側面側の
トナー42をアジテータ23−4で現像室23−1に搬
送する。
【0073】この実施例でも、現像剤に磁性現像剤を使
用しているため、現像ローラ28に現像剤が、磁力によ
り保持されるため、縦型に設置しても、現像剤の落下は
殆ど生じない。
【0074】特に、磁性トナーと殆ど同一の大きさの磁
性キャリアと磁性トナーを使用して、トナーとキャリア
の両方を消費する現像方式をとると、キャリアとトナー
との両方が、現像ローラ28のマグネットローラ28−
1に保持されるため、一層現像剤の落下を防止でき、か
かる縦型設置しても、安定な現像が可能となる。
【0075】又、この実施例でも、トナー収容室23−
3と現像室23−1との角度関係を重力方向に対し、4
5度±5度とすること、即ち現像剤の流動方向を、45
度±5度とすることにより、横に設置しても、縦に設置
しても、トナー42の現像ローラ28への搬送性を保つ
ことができる。尚、縦設置の場合に、図9に示すよう
に、排紙ローラ33の後段に、スタッカ板35を設ける
ことにより、縦設置しても、スタッカで印刷用紙を保持
できる。
【0076】(c)他の実施例の説明 上述の実施例の他に、本発明は、次のような変形が可能
である。
【0077】設置方向検出器5として、振り子とフォ
トカプラとの組み合わたものを用いているが、傾きによ
り開閉する水銀リレーや、極板間の流体の有無の変化に
よる静電容量の変化を検出するもの等、他の方式の傾斜
センサを利用できる。
【0078】現像剤を搬送するアジテータの回転方向
を切り変えているが、設置方向によって、現像ローラ、
現像剤搬送スクリュー、或いはクリーナー内の廃トナー
を現像器に搬送して、回収する搬送機構等の回転方向を
切り変えても良い。
【0079】かかる現像剤の搬送機構を、縦設置、横
設置に応じて、稼働、非稼働の制御を行うようにしても
良く、更にかかる現像剤搬送機構を反対方向に搬送する
複数の搬送機構で構成し、例えば、図3のトナー収容部
23−3において、互いに反対方向に回転するアジテー
タ23−4を2つ設けて、これらを選択的に動作させて
も良い。
【0080】画像露光部として、LED光学系を用い
たが、レーザ−光学系、液晶シャッタ光学系、EL(エ
レクトロ・ルミネッセンス)光学系等を用いても良い。
【0081】上述の実施例では、潜像形成機構を電子
写真機構で説明したが、トナ−像を転写する潜像形成機
構(例えば,静電記録機構等)にも使用でき、シ−トP
は用紙に限らず、他の媒体を用いることができる。
【0082】画像形成装置をプリンタで説明したが、
複写機、ファクシミリ等他の画像形成装置であっても良
い。
【0083】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明の主旨の範囲内で種々の変形が可能であり、これ
らを本発明の範囲から排除するものではない。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次の効果を奏する。
【0085】設置方向検出器を設け、設置方向に応じ
て、現像剤搬送機構を搬送方向を制御するため、縦横ど
ちらの向きに設置しても、現像剤の流動方向に応じた安
定な搬送が可能となる。
【0086】従って、装置の設置方向にかかわらず、
安定な画像形成が可能となり、ユーザーのニーズに従っ
て、装置の設置方向に自由度を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の第1の実施例全体構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例要部構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例設置例説明図である。
【図5】本発明の第1の実施例装置方向検出機構の説明
図である。
【図6】本発明の第1の実施例ブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施例説明図である。
【図8】本発明の第2の実施例構成図である。
【図9】本発明の第2の実施例説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10、20 感光ドラム(潜像担持体) 11、21 前帯電器 12、22 LED光学系(潜像形成部) 13、23 現像器 14、24 転写器 23−4 アジテータ 28 現像ローラ 30 用紙カセット 34 スタッカ 5 設置方向検出器 60 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三上 知久 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−143670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/08 - 13/095 G03G 15/08 - 15/095

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するエンドレス状の潜像担持体(2
    0)に潜像形成部(21、22)で潜像形成し、現像部
    (23)で粉体現像剤により現像して、転写部(24)
    でシ−トに現像像を転写する画像形成装置において、 該粉体現像剤を回転動作により搬送する粉体現像剤搬送
    機構(23−4)と、 該装置の設置方向を検出する方向検出部(5)と、 該方向検出部(5)の検出方向に応じて、該粉体現像剤
    搬送機構(23−4)の回転方向を制御する制御部(6
    0)とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 回転するエンドレス状の潜像担持体(2
    0)に潜像形成部(21、22)で潜像形成し、現像部
    (23)で粉体現像剤により現像して、転写部(24)
    でシ−トに現像像を転写する画像形成装置において、 該粉体現像剤を搬送する粉体現像剤搬送機構(23−
    4)と、 該装置の設置方向を検出する方向検出部(5)と、 該方向検出部(5)の検出方向に応じて、該粉体現像剤
    搬送機構(23−4)を選択動作させる制御部(60)
    とを設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記粉体現像剤搬送機構(23−4)
    が、前記現像部(23)に設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記粉体現像剤搬送機構(23−4)
    が、前記潜像担持体(20)の残留現像剤を回収する回
    収部に設けられていることを特徴する請求項1又は2又
    は3の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記方向検出部(5)は、振り子(5
    1)と振り子(51)を検出する検出手段(52)とで
    構成されたことを特徴とする請求項1又は2又は3又は
    4の画像形成装置。
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