JP3149952U - 漆水晶宝飾体 - Google Patents

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【課題】多様な形態で、かつ、付加価値が得られる漆宝飾品やアクセサリーを製作できる宝飾体を提供する。【解決手段】水晶原石から所定の形と大きさの球体加工をして成る水晶玉4を作り、その水晶玉4に、中心部を通る穴あけ加工による通し穴6を設けた水晶玉4を形成するとともに、その水晶体に表面処理加工して後、漆塗装8と乾燥工程を数回繰り返すことで、水晶玉4の表面に所望する厚さの漆塗膜10を形成して成る漆水晶宝飾体1とする。【選択図】図1

Description

本考案は、水晶を所定の形と大きさに加工した表面に漆塗装を施すことで、多様な形態で、かつ、付加価値が得られる漆宝飾品やアクセサリーを製作できる宝飾体に関する。
従来より、身体に付ける宝飾品としては、ブレスレットやネックレスなど様々な宝飾品やアクセサリーがあり、その中で漆塗装したものは木材を主とし、ガラスや金属、樹脂素材などに塗布したアクセサリーがある。
さらに、木材加工による母珠と子珠に貫通孔を設けた表面に漆塗装し、それを複数個を糸で環状に連結した数珠などの技術も開示されている。(例えば、特許文献1参照)
特開2004−20923
考案が解決しようとする課題
前記するような、漆塗装した宝飾品やアクセサリーを製作する場合は、素材によっては熟練者でなくては難しいことも多く、特に素材が木材の場合は木の硬さや種類の選択も大事な要素であり、乾燥も長期間必要とするなど手間も掛るため安定して供給できないなどの不便や欠点もある。
また、特開2004−20923に開示される技術は、比較的安価な木材を素材としているが、連結する貫通孔を空ける際に欠けたり、また木目の入り方によっては穴が真っすぐに空けられなかった。さらに、塗装する際の下地処理に手間を必要とすることはもとより、漆の塗膜を厚くしたり乾燥にも時間を掛けないと剥がれやすい上、軽い木材などで製品化した場合、安っぽくなるなどの欠点や不便があった。
課題を解決するための手段
本考案は、前記するような従来のもつ不便や欠点を解消するために、請求項1においては、水晶の表面に漆塗装を施して成る宝飾体であって、前記する水晶から所定の形状と大きさの水晶玉を作り、該水晶玉に、中心部を通る通し穴を設けた前記水晶玉の表面に、漆塗装による漆塗膜を形成することで、その漆水晶宝飾体の大小、形、色などの異なるものの組み合わせで、所望するブレスレットやネックレス、イヤリング、指輪、数珠などの漆宝飾品を容易に製作できるものとする。
請求項2においては、前記する漆塗膜を形成した任意部を、水晶玉の一部が見えるまで研ぎ出すことで、漆塗膜面に研ぎ出した水晶玉が現われる美しいデザインを創出できる漆宝飾品とする。
考案の効果
本考案による漆水晶宝飾体は、適度な硬さと重量のある水晶玉であるとともに、その水晶玉に中心部を通る通し穴を設け、かつ、表面には漆塗装による漆塗膜を施した宝飾体を形成するので、従来にはみられないユニークで貴重性ある宝飾素材となる。
よって、漆水晶宝飾体の大小、形、色など異なる中から、好みや目的に応じて漆水晶宝飾体を組み合わせるだけで、所望するブレスレットやネックレス、イヤリング、指輪、数珠などを容易に製作できるので、製作コストの低減、素材供給の安定化を図れるとともに、例えば、塗装が黒漆などの場合は、あたかも黒サンゴや黒蝶貝による宝玉のような風合いを得る宝飾体となる。
さらに第2実施形態によるタイプは、漆塗膜で被覆された一部又は複数箇所を研ぎ出すことで、水晶玉の一部又は複数箇所が見えるデザイン宝飾体となるので、その美しさと趣は、他の宝飾体では得られない多様なニーズにも応えられるものとなる。
加えて、水晶に漆を塗膜すると言う極めてユニークな発想による宝飾素材を形成するので、従来では考えられなかった漆の高級感あふれる宝飾品やアクセサリーとして安価にして安定的に供給できる漆宝飾体を広く提供できる。
本考案による漆水晶宝飾体の第1実施形態を、図1に示す塗膜の一部を剥離した斜視図と図2に示す拡大断面図、図3の漆水晶宝飾体を用いたブレスレットの参考図及び図4に示す漆水晶宝飾体の加工工程を示す基本ブロック図で説明する。
本考案による漆水晶宝飾体1は、まず、水晶原石2から直径約6〜12ミリメートル程度の大きさの球体もしくは扁平球体、略立方球体(以下、玉と称す)を球体加工3による水晶玉4を作る。
次に、所定の大きさに加工した水晶玉4に、中心部を通る穴あけ加工5による通し穴6を設けた水晶玉4を加工した上で、その表面を滑らかに磨くか又はつや消し等の表面処理加工7を施す。
以上のような表面処理加工7を施した外表面に漆の下地塗りをしてから乾燥させるとともに、本漆もしくはカシュウ漆による漆塗装8と乾燥9工程を数回繰り返して、水晶玉4の表面に所望する約0,2〜0,5ミリメートル前後の厚さの漆塗膜10を形成して成る漆水晶宝飾体1を構成する。
尚、前記する漆塗装8の色は、黒色はもとより、他のいずれの色を採用してもよいものである。
本実施形態による漆水晶宝飾体1は、通し穴6加工を施した水晶玉4に表面処理加工7を施し、その表面に本漆もしくはカシュウ漆で成る漆塗装8による漆塗膜10を施した漆水晶宝飾体1を形成するので、後は、漆水晶宝飾体1の数や大小の組み合わせによって、図3に示すように紐11で連結するだけでブレスレット12やネックレス、指輪、イヤリング、数珠などの宝飾品を容易に形成できるものとなる。
本考案による漆水晶宝飾体の第2実施形態を、図5に示す側面図と図6に示すA−A部の要部拡大図で説明する。
第2実施形態による漆水晶宝飾体1は、漆塗膜10を形成した一部を研いで水晶体4が見えるタイプである。まず、前記第1実施形態に示すように通し穴6加工を施した水晶玉4の表面に漆塗装8による漆塗膜10を形成し、その漆塗膜10面の任意部を、例えば、図5に示すように、垂直な通し穴6から一番遠い外周部を、平らな研ぎ部材Bを直角に当てて、内部の水晶玉4の一部が見えるまで研いで成る漆水晶宝飾体1を形成する。
以上のように漆塗膜10の一部を研ぐと、図6の拡大図に示すように僅かな研ぎ出し漆塗膜10aとともに研ぎ出し水晶玉4a部が現われる漆水晶宝飾体1を構成する。尚、漆塗膜10を研ぐ箇所や向き、数、深さは任意でよいものである。
第2実施形態は以上のような漆水晶宝飾体1であるので、全体が漆塗膜10で成る任意部に水晶玉4の一部が現われるので、前記第1実施形態とは異なるユニークな形態を成し、また、その研ぎ出す箇所や数、向きなどにより様々な形態のデザインを創出できる。
本考案による水晶玉4の形状は球体を図示説明しているが、扁平球状はもとより略円筒球状や角型球状いずれであってもよい。さらに宝飾品によっては、大小の漆水晶宝飾体1を組み合わせてもよく、それらを連結する紐11の素材も丈夫なものであれば素材を選ばない。さらに加工工程における漆塗膜10の厚さや通し穴6の大きさも任意でよい。加えて、第2実施形態における研ぎ部材Bは平板を用いているが、研ぎ部材の形状及び研ぎ方は特定されるものではなく、いずれも特に限定されるものではない。
本考案の漆水晶宝飾体の第1実施形態を示す一部を剥離した斜視図である。 本考案の漆水晶宝飾体の第1実施形態を示す拡大断面図である。 本考案による第1実施形想の漆水晶宝飾体を用いたブレスレットの参考斜視図である。 本考案の第1実施形態による漆水晶宝飾体の加工工程を示す基本ブロック図である。 本考案の漆水晶宝飾体の第2実施形態を示す側面図である。 本考案の漆水晶宝飾体の第2実施形態を示すA−A部の要部拡大図である。
1 漆水晶宝飾体
2 水晶原石
3 球体加工
4 水晶玉
4a 研ぎ出し水晶玉
5 穴あけ加工
6 通し穴
7 表面処理加工
8 漆塗装
9 乾燥
10 漆塗膜
10a 研ぎ出し漆塗膜
11 紐
12 ブレスレット
B 研ぎ部材

Claims (2)

  1. 水晶の表面に漆塗装をして成る宝飾体であって、前記する水晶から所定の形状と大きさの水晶玉を作り、該水晶玉に、中心部を通る通し穴を設けて成る前記水晶玉の表面に、漆塗装による漆塗膜を形成して成る構成を特徴とする漆水晶宝飾体。
  2. 前記する漆塗膜を形成した任意部を、水晶玉の一部が見えるまで研ぎ出して成る請求項1に記載する漆水晶宝飾体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112208258A (zh) * 2020-10-10 2021-01-12 湖北省博物馆 一种半固态方式脱水加固饱水漆木器的方法

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