JP3149834U - 装着容易な靴 - Google Patents

装着容易な靴 Download PDF

Info

Publication number
JP3149834U
JP3149834U JP2009000451U JP2009000451U JP3149834U JP 3149834 U JP3149834 U JP 3149834U JP 2009000451 U JP2009000451 U JP 2009000451U JP 2009000451 U JP2009000451 U JP 2009000451U JP 3149834 U JP3149834 U JP 3149834U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shoe
heel
easy
respect
wear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009000451U
Other languages
English (en)
Inventor
ナシム タヒル
ナシム タヒル
Original Assignee
ナシム タヒル
ナシム タヒル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナシム タヒル, ナシム タヒル filed Critical ナシム タヒル
Priority to JP2009000451U priority Critical patent/JP3149834U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3149834U publication Critical patent/JP3149834U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】靴べらを使用することなく踵部を踏み潰すことなく、立ったままで容易に装着可能な靴を提供する。【解決手段】少なくとも靴の踵部11の外部材に沿って該外部材と一体に取り付けられ、踵部の外側となる部分は靴底に対して垂直に立設され、踵部の内側となる部分は下部に対し上部が靴前方に傾斜するよう形成され、踵部の上端面となる部分は踵部の外側縁部よりも内側縁部が低くなるよう形成され、踵部の両側面となる部分は靴の前方に行くほど低くなるよう形成された剛性部と、該剛性部に対し靴内側において剛性部に一体に取り付けられたほぼ均一な厚さの柔軟部材と、から成る改良部12を有して構成される。【選択図】図1

Description

本考案は、使用者が装着することが容易な靴に関する。
従来の装着の容易な靴としては、甲の上部を覆った甲部被覆材部分に、足首前部から爪先箇所あるいはそれに近い箇所にわたって、甲の上部を覆う履き状態と甲の上部を開放した脱ぎ履き状態とに開閉可能に甲部ジッパーを設け、かつ、踵の周囲を覆った踵部被覆材部分に、上端部から中底上面に近い箇所にわたって、踵の周囲を覆う履き状態と踵の周囲を開放した脱ぎ履き状態とに開閉可能に踵部ジッパーを設ける靴が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特願2000−357188公報
特許文献1で示されているような従来の装着が容易な靴は、甲部や踵部にジッパーが設けられているため、使用者は、靴の甲部や踵部のジッパーを充分に開けてから靴に足を入れて最後に甲部や踵部のジッパーを閉めることによって、靴を装着していた。
従って、使用者にとっては、ジッパーの開け閉めの動作が必要となり、使用者が子供、老人や病人等の場合には、靴を適切に装着することが困難である場合が多かった。
また、例えば、屋内外の工事を行う工事作業者等のように、屋内外を頻繁に出入りする使用者の場合には、出入りの度に、靴のジッパーの開け閉めを行う時間が惜しまれ、作業者は履いた靴のジッパーを閉めることなく、そのまま屋外に出て作業を行うことが多かった。
このため、靴が脱げて事故を起こしたり、あるいは、靴の踵部を潰して履くことによって靴の型崩れを起こしたりするという不具合が生じるという課題があった。
本考案は、以上のような課題を解決するために考案されたものであり、本考案の装着容易な靴は、少なくとも、靴の踵部及び該踵部の周囲近傍において、靴外側を靴の外側部材に覆われ、靴内側を靴の内側部材に覆われ、外側部材に沿い該外側部材と一体に取り付けられ、踵部に対し外側方向となる部分は靴底に対して垂直に立設され、踵部に対し内側方向となる部分は下部に対し上部が靴前方に傾斜するよう形成され、踵部の上端面に対応する部分は踵部の外側縁部よりも内側縁部が低くなるよう形成され、踵部の両側面に対応する部分は靴の前方に行くほど低くなるよう形成された剛性部を有することを特徴とする。
この装着容易な靴において、例えば、上記剛性部の靴内側方向の面に一体に取り付けられたほぼ均一な厚さの柔軟部を更に有するように構成してもよい。また、例えば、上記靴の外側部材又は内側部材は、軟質合成樹脂、織布、又は皮革で形成されていてよい。また、例えば、靴の前方の上部構造の足に直接当たる部分に形成されたV字型の切れ込みを、更に有するように構成してもよい。
本考案によれば、どのような使用者であっても、靴べらを使用することなく、踵部を踏み潰すこともなく、立ったままで容易に足に装着可能な容易な靴を提供することができる。
本考案の改良部を有する靴の構成の一例を示す斜面図である。 本考案の改良部のみを靴から取り出して示す側面図である。 本考案の改良部の構成の一例として中心部の側断面を踵部の側断面と共に示す図である。 本考案の改良部の構成の他の例として中心部の側断面を踵部の側断面と共に示す図である。 本考案の改良部の中心部の側断面の基本形を示す図である。 本考案の改良部の厚さや高さに関係する靴の形状上の寸法を説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本考案の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本考案の靴の構成の一例を示す斜面図である。同図に示す靴5の材質は、例えば軟質合成樹脂、帆布やズック等の織布、又は、なめし、艶消し、床皮等の皮革であってもよい。
この靴5は、踵部11を含む周囲部の外部を形成する外側部材としての外皮(皮革とは限らないが、ここでは「外皮」ということにする)10と、この周囲部を靴の内側から内張りした内側部材としての内皮(皮革とは限らないが、ここでは「内皮」ということにする)13と、足の甲を覆う甲部14と靴底部15と、踵部11と内皮13との間に形成されている改良部12から成っている。
尚、図1では分かりやすく改良部12を実線で示しているが、実際には改良部12は踵部11と内皮13との間に挟まって外部からは隠れている。つまり、改良部12は、踵部11の外部材に沿って、この外部材と一体に形成されている。また、この改良部12は、詳しくは後述するが、剛性部と柔軟部とから成る。
また、靴5の甲部14は、中央から左右に2つに分かれており、分かれ目は編み紐16で閉じられている。そして、この編み紐16の内側に足が直接触れないように、甲部14の内側には当て皮(皮革とは限らないが、ここでは「当て皮」ということにする)17が配設されている。この当て皮17の履き口は、V字形に切り込まれている。
この靴5において、踵部11を形成している外部材(軟質合成樹脂、帆布やズック等の織布、又は、なめし、艶消し、床皮等の皮革)の形状は、靴底部15に対してほぼ直角に立設されるように形成されている。
図2は、上記の改良部12のみを取り出して示す側面図である。尚、同図には、踵部11の外皮10を仮想的に破線で示している。同図に示すように、改良部12(以下、図1も参照)は、踵部11の上端面となる部分は、踵部11の外側縁部よりも内側縁部が低くなるように形成されている。また、改良部12の踵部11の両側面に対応する部分18は、靴5の前方に行くほど低くなるように形成されている。
図3は、上記の改良部12の構成の一例として中心部の側断面を踵部11の側断面と共に示す図である。同図に示すように、踵部11の外皮10と内皮13との間に挟まって外部からは隠れている改良部12は、図3に示す例では、剛体部19と柔軟部21とを一体に張り合わせた状態で構成されている。
剛体部19は、例えば、金属、硬質合成樹脂、又は流し込み後に硬化する素材などで形成されている。この剛体部19は、踵部11の外側となる部分(外皮10に密着する部分)は靴底に対して垂直に立設され、踵部11の内側となる部分(柔軟部21との張り合わせ部分)は下部に対し上部が靴前方に傾斜するよう形成されている。
また、柔軟部21は、例えば、発泡樹脂等から成り、均等な適宜の厚さに形成され、靴を履く人の踵への緩衝材として、剛体部19と一体に張り合わせられている。
上記の改良部12は、図2でも説明したが、図3に示すように、踵部11の上端面に対応する部分は踵部11の外側縁部よりも内側縁部が低くよう形成されている。
尚、この改良部12は、靴5とは別の工程で製造した後に靴5に強力な接着剤等で固着しても良い。また、改良部12の厚さは、2〜5mm程度であっても良い。
このように、改良部12には、踵部11の外側となる部分が靴底に対して垂直に立設する剛体部19を備えているので、人が上から踏み付けても靴5の踵が潰れることがない。
一方、踵部11の上端面となる部分は、踵部11の外側縁部よりも内側縁部が低くなるように形成されているので、靴5を履く人は、靴5の踵部分から足を容易に靴5内に滑り込ませることができる。
他方、踵部11の内側となる部分は下部に対し上部が靴前方に傾斜するよう形成されているので、靴5を履いた後は、靴5の踵部内側の形状が足の踵の外側の形状に良く馴染んで、靴5が足から容易に脱げることがない。
図4は、本考案の改良部12の構成の他の例として中心部の側断面を踵部の側断面と共に示す図である。同図に示す改良部12は、剛体部19のみで構成され、図3に示した柔軟部21は除去されている。他の部分の構成は図3の場合と同様である。
改良部12をこのように構成しても、踵部11の内側には、内皮13が内張りされていて、剛体部19が足に直接触れることがないので、人によっては、この構成でも履き易い靴として十分実用になる。
尚、剛体部19に当たる部分だけ内皮13の厚さを他の部分よりも厚くして、内皮13に柔軟部21を兼ねさせるようにしてもよい。
図5は、上述した改良部12の中心部の側断面の基本形を示す図である。上述したように、改良部12は、踵部11の内側となる部分は下部に対し上部が靴前方に傾斜するよう形成されているが、この傾斜の角度θは、5度<θ<20度の範囲であれば、十分な作用・効果を発揮することができる。
図6は、改良部12の厚さや高さや傾斜の角度に関係する靴の形状上の寸法を説明する図である。靴5には、靴の踵部12の前側に沿って、下方は位置aから位置bまで、上方は位置cから位置dまで、足の踵周辺が当たるような改良部12が設けられている。位置a、b、c、dの位置は、使用者が靴べらを使って通常の靴を履くときの範囲によって決めても良い。
また、改良部12の高さh、履き口前方の高さh、履き口前後方向の長さwとすると、改良部12の高さhが低いと靴5が履き易く、履き口前方の高さhが高いと靴5が履き易く、また、履き口前後方向の長さwが長いと靴5が履き易くなるという関係がある。これらのことを考慮して改良部12の形状を適宜に設定するとよい。
本考案は、使用者にとって装着が容易な靴に利用することができる。
5 靴
10 外皮
11 踵部
12 改良部
13 内皮
14 甲部
15 靴底部
16 編み紐
17 当て皮
18 踵部の両側面に対応する部分
19 改良部の剛体部
21 改良部の柔軟部

Claims (5)

  1. 少なくとも、靴の踵部及び該踵部の周囲近傍において、靴外側を前記靴の外側部材に覆われ、靴内側を前記靴の内側部材に覆われ、前記外側部材に沿い該外側部材と一体に取り付けられ、前記踵部に対し外側方向となる部分は靴底に対して垂直に立設され、前記踵部に対し内側方向となる部分は下部に対し上部が靴前方に傾斜するよう形成され、前記踵部の上端面に対応する部分は前記踵部の外側縁部よりも内側縁部が低くなるよう形成され、前記踵部の両側面に対応する部分は前記靴の前方に行くほど低くなるよう形成された剛体部を有する、ことを特徴とする装着容易な靴。
  2. 前記剛体部は、金属、硬質合成樹脂、又は流し込み後に硬化する素材から成る、ことを特徴とする請求項1記載の装着容易な靴。
  3. 前記剛体部の靴内側方向の面に一体に取り付けられたほぼ均一な厚さの柔軟部を更に有する、ことを特徴とする請求項1記載の装着容易な靴。
  4. 前記靴の前記外側部材又は前記内側部材は、軟質合成樹脂、織布、又は皮革で形成されている、ことを特徴とする請求項1又は2記載の装着容易な靴。
  5. 前記靴の前方の上部構造の足に直接当たる部分に形成されたV字型の切れ込みを、更に有する、ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の装着容易な靴。
JP2009000451U 2009-02-02 2009-02-02 装着容易な靴 Expired - Fee Related JP3149834U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000451U JP3149834U (ja) 2009-02-02 2009-02-02 装着容易な靴

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000451U JP3149834U (ja) 2009-02-02 2009-02-02 装着容易な靴

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3149834U true JP3149834U (ja) 2009-04-16

Family

ID=54854380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000451U Expired - Fee Related JP3149834U (ja) 2009-02-02 2009-02-02 装着容易な靴

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3149834U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022530486A (ja) * 2019-04-24 2022-06-29 シン、スンレ 着用が簡便な機能性靴

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022530486A (ja) * 2019-04-24 2022-06-29 シン、スンレ 着用が簡便な機能性靴

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6473201B1 (ja) シューズ
US10609981B1 (en) Insole sandal and shoe system
TWM455386U (zh) 鞋體改良結構
JP3195071U (ja) 靴べら機能付き靴
JP2006212429A (ja) 舌革が設けられている靴のための伸縮性有するバンドつき覆い部
JP3149834U (ja) 装着容易な靴
JP3235968U (ja)
JP2007143938A (ja) スリッパ
WO2011055510A1 (ja) 靴、この靴用のアッパー、及びこの靴用の靴底
JP3153220U (ja)
US1376635A (en) Football-shoe
TWI839217B (zh) 具有獨立鞋舌的透濕防水鞋
JP5172226B2 (ja) 指股付きトレーニングシューズ
JP3181417U (ja) 動揺歩行ができる靴および中敷
JPH10108705A (ja) 履き物底
JP5563389B2 (ja) 作業靴
JP2012065827A (ja) 高齢者等用室内履き
US2693649A (en) Built-in arch support for california processed shoes
JPH0755922Y2 (ja) 安全靴
CN209660563U (zh) 一种真皮按摩大底
JP2013034625A (ja)
JP2005040571A (ja) 簡易・低コストな足になじむクッションがついた安全靴
CN205321376U (zh) 婴幼儿鞋
JP3199896U (ja) スリッパ
JP3113533U (ja) 履物底と同履物底を備えた履物

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120325

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees