JP3113533U - 履物底と同履物底を備えた履物 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本考案は、靴やサンダルなど様々な形態の履物に対応し、優れた通気性により足裏を快適に保つことができる履き心地の良い履物底と同履物底を備えた履物の提供を目的とする。
【解決手段】 ナースシューズ(履物)1のサンダル底(履物底)3は、足を載せる上面側に、弾力性のある中底(表面層)4を設け、中底4の上面にメッシュ状の生地7を被覆し、このメッシュ状の生地7をサンダル底3の外周部上端に周縁部だけを結合した状態で取り付ける。
【選択図面】 図1
【解決手段】 ナースシューズ(履物)1のサンダル底(履物底)3は、足を載せる上面側に、弾力性のある中底(表面層)4を設け、中底4の上面にメッシュ状の生地7を被覆し、このメッシュ状の生地7をサンダル底3の外周部上端に周縁部だけを結合した状態で取り付ける。
【選択図面】 図1
Description
本考案は、履き心地の良い履物底と同履物底を備えた履物に関する。
従来、靴を履いた際の足裏の蒸れを防止する方法として、靴の中に中敷を敷き、足裏と足裏が当接する中底表面との間に隙間を設けて通気性を確保し、足の下の空気を循環しやすくして蒸れを防止するものがある(例えば、特許文献1および2参照)。
一方、サンダルのような履物の場合、アッパーが紐やバンドで構成されているため、ある程度通気性を有しているものの、長時間足裏とサンダル底の表面とが密着した状態だと足裏が蒸れるため、特に、立った姿勢で長時間勤務することが多い仕事の従事者にとっては、足に不快感を感じつつ仕事をしなければならず、より一層足に疲労を感じる原因にもなっている。
実用新案登録第3027492号公報(第6頁、第7図)
特開2001−149109号公報(第4〜5頁、第1、5〜7図)
靴のようにアッパーが中底の周囲を囲むように形成されている履物の場合には、中敷を設けることで足裏の蒸れを防止することができるが、サンダルのようにサンダル底の周囲に開放されている部分があるような履物だと、中敷がずれて外れてしまうため使用することができない。
そこで本考案は、靴やサンダルなど様々な形態の履物に対応し、優れた通気性により足裏を快適に保つことができる履き心地の良い履物底と同履物底を備えた履物の提供を目的としている。
上記の課題を解決するため請求項1に記載の履物底は、靴やサンダル等の履物に用いる履物底であって、足を載せる上面側に、弾力性のある表面層を設け、この表面層の上面にメッシュ状の生地を被覆し、このメッシュ状の生地を前記履物底の外周部上端に周縁部だけを結合した状態で取り付けることを特徴としている。
請求項1記載の履物底によれば、足裏から加えられた荷重によって変形した前記履物底の前記表面層が復元する際に、前記メッシュ状の生地が前記表面層の上面から浮いた状態になりやすく、前記メッシュ状の生地と前記表面層との間に空気が流入しやすくなる。そして、前記生地がメッシュ状であるため、足裏と前記表面層との間で空気が循環しやすく足裏の蒸れを抑えることができる。
また、前記メッシュ状の生地を、前記周縁部と前記履物底の外周部上端とだけを結合した状態で取り付けることで、前記メッシュ状の生地が、前記履物底の上面にネット状に取り張られた状態になるためクッション性が増し、履き心地を良くすることができる。
そして、前記履物底自体が上記のような作用を備えているため、靴やサンダルなど履物の種類に関係なく足裏の蒸れを抑え、履き心地を良くすることができる。
なお、前記メッシュ状の生地の網目の大きさについては、小石等のゴミが前記メッシュ
状の生地と前記表面層との間に侵入しにくく、且つ、極力使用者の足裏が前記表面層に直接接しないような大きさが好ましい。
状の生地と前記表面層との間に侵入しにくく、且つ、極力使用者の足裏が前記表面層に直接接しないような大きさが好ましい。
請求項2に記載の履物底は、前記表面層に活性炭などの消臭剤を充填することを特徴としている。こうすることで、良好な通気性との相乗効果によって不快な臭いの発生が抑えられ、履物をより快適な状態で使用できるようになる。
請求項3に記載の履物底は、発泡体からなる衝撃緩衝層を設けることを特徴としている。こうすると、前記履物底の前記表面層および前記メッシュ状の生地のクッション作用との相乗効果により、着地による足の衝撃をより効果的に緩和することができるため履き心地が向上し、しかも疲れにくくなる。
請求項4に記載の履物は、請求項1〜5のいずれかに記載の履物底を備えていることを特徴としている。このように、履物に前記履物底を用いることで足裏が蒸れにくくなり、且つ、足裏の感触も良い快適な履き心地の履物になる。
本考案の履物底を履物に用いると、足裏が蒸れにくくて清涼感があり、水虫などの皮膚病にもなりにくく、しかも、足裏の感触が良いだけでなく着地の際の衝撃も少なく履き心地が快適であることから疲れにくい履物の提供が可能になる。そして、履物底の表面層に消臭剤を含ませておけば通気性の良さと相俟って、汗の臭いなど悪臭の発生を抑え、より快適な履き心地の履物とすることができる。
また、本考案の履物を使用すれば、足裏が蒸れず爽やかな状態を保つことができ、且つ、メッシュ状の生地と表面層とが作り出すクッション性により履き心地が快適で、長時間履き続けた場合でも疲れにくい。さらに、表面層に消臭剤を含ませた履物底を備えている場合だと、優れた通気性との相乗効果により汗の臭いなどの悪臭が発生しにくく快適な状態で履き続けることができる。
以下に、本考案にかかる履物底および同履物底を備えた看護婦用履物(ナースシューズ)の実施形態について、図1〜3を参照しつつ説明する。
図1はナースシューズを示す斜視図であり、図2は履物底のかかと部分の縦断面図、図3はメッシュ状の生地の取り付け状態を示すナースシューズのかかと部分の部分拡大図である。
ナースシューズ1はサンダルタイプのもので、ポリ塩化ビニル(PVC)製の合成皮革で形成されているアッパー2と、動きやすさを考慮しヒールの高さを低くしたサンダル底(履物底)3とからなっている。
このアッパー2は、足の甲を二本のベルト2a・2aでバックル2b・2bによって締めるとともに、かかとを一本のベルト2cでバックル2dによって締めることで足を固定できるようになっている。
一方、サンダル底3は、足裏が当接する上面側から順番に中底(表面層)4・ミッドソール(衝撃緩衝層)5・本底6とからなっており、中底4の上面にはナイロン製のメッシュ状の生地7が被覆されている。
サンダル底3の中底4は、活性炭が練り込まれている連続気泡のラバーフォームで形成
されており、ある程度の通気性と弾力性とを備えた消臭層になっている。
されており、ある程度の通気性と弾力性とを備えた消臭層になっている。
ミッドソール5はラバーフォームで形成されていて、かかと部分の厚みがつま先部分よりも厚く、土踏まず部分はつま先部分からかかと部分に向かって、つま先部分と同じ厚みからかかと部分と同じ厚みに徐々に変化するように形成されており、着地の際の衝撃を吸収し緩和することができる。
本底6は、エチレン酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)を用いてほぼ一定の厚みに形成されており、底面には滑り止め効果を有する不規則な形状の凹凸が設けられている。また、底面のかかと部分には、半円形状に形成されている厚みの薄いゴムが接着され滑り止め8が設けられている。
そして、中底4とミッドシール5との外周面は、PVCで形成された合成皮革の外皮9で被覆されている。この外皮9は上端部を内側に折り返した状態で、中底4とミッドソール5の外周面に接着されており、下端部は中底4の底面に吊り込まれた状態になっている。
また、サンダル底3の両側に位置する外皮9の折り返し部分に、サンダル底3の外周に沿って切れ目9aが形成されており、この切れ目9aにアッパー2の下端部が挿入され、外皮9の下端部とともに中底4の下面に吊り込まれた状態になっている。
そして、中底4の上面に被覆されているメッシュ状の生地7は、全周にわたって端部が本底4と外皮9との間に折り込まれた状態になっており、中底4の上面を被覆している部分の周縁部を外皮9の折り返し部分に縫着することによって、サンダル底4に取り付けられている。
このように形成されたナースシューズ1は、周縁部のみが縫着されネット状に取り付けられているメッシュ状の生地7と中底4との弾力性により、履いた際の足裏の感触を良くしている。
また、ナースシューズ1を履いて歩くと、使用者の体重によって変形した中底4が復元する際に、メッシュ状の生地7が中底4の上面から浮いた状態になりやすいため、メッシュ状の生地7と中底4との間に空気が流入しやく、且つ、生地7がメッシュ状であるため、足裏と中底4との間で空気が循環し蒸れにくい。
そして、中底4には消臭剤が充填されているため、メッシュ状の生地7と中底4の弾力性による良好な通気性との相乗効果によって雑菌の繁殖が抑えられ、足裏を清潔に保ち不快な臭いも抑えることができる。また、中底4はある程度通気性を有しているので、中底4と生地7との間に侵入した空気が中底4の内部にも循環し、サンダル底3の通気性を向上させている。
またさらに、ミッドソール5の衝撃吸収性と、メッシュ状の生地7と中底4との弾力性との相乗効果で着地の際の衝撃も少なく、且つ、本底5はEVAで形成されて軽量化が図られているため長時間履いていても疲れにくい
本実施形態は本考案をサンダルタイプのナースシューズに適用したものであるが、足全体的に覆うようなアッパーを備えたタイプのナースシューズや、ナースシューズに限らず紳士靴、婦人靴、スポーツシューズ、カジュアルシューズ、サンダルなどに適用することもできる。
本実施形態は本考案をサンダルタイプのナースシューズに適用したものであるが、足全体的に覆うようなアッパーを備えたタイプのナースシューズや、ナースシューズに限らず紳士靴、婦人靴、スポーツシューズ、カジュアルシューズ、サンダルなどに適用することもできる。
1 ナースシューズ(履物)
2 アッパー
3 サンダル底(履物底)
4 中底
5 ミッドソール(衝撃緩衝層)
6 本底
7 メッシュ状の生地
8 滑り止め
9 外皮
2 アッパー
3 サンダル底(履物底)
4 中底
5 ミッドソール(衝撃緩衝層)
6 本底
7 メッシュ状の生地
8 滑り止め
9 外皮
Claims (4)
- 靴やサンダルなどの履物に用いる履物底であって、
足を載せる上面側に弾力性のある表面層が設けられ、この表面層の上面にはメッシュ状の生地が被覆されており、このメッシュ状の生地が前記履物底の外周部上端に周縁部だけを結合した状態で取り付けられていることを特徴とする履物底。 - 前記表面層に活性炭などの消臭剤が充填されていることを特徴とする請求項1記載の履物底。
- 発泡体からなる衝撃緩衝層が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の履物底。
- 前記請求項1〜3のいずれかに記載の履物底を備えていることを特徴とする履物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005004320U JP3113533U (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 履物底と同履物底を備えた履物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005004320U JP3113533U (ja) | 2005-06-10 | 2005-06-10 | 履物底と同履物底を備えた履物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3113533U true JP3113533U (ja) | 2005-09-08 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP (1) | JP3113533U (ja) |
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2005
- 2005-06-10 JP JP2005004320U patent/JP3113533U/ja not_active Expired - Fee Related
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