JP3149039U - アキュムレータ用ガスプラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なく、取付け作業も容易で、ガス室内に液体を介在させるタイプのアキュムレータにも適用できるアキュームレータ用ガスプラグを提供する。【解決手段】アキュムレータのシェルをブラダによって区画することにより形成されたガス室に対してガスを収容した後、ガス供給孔を塞ぐためのアキュムレータ用ガスプラグにおいて、前記ガスプラグに、前記ガスプラグと前記シェルとを一体化するための環状の溶接用突起を設けると共に、前記溶接用突起の先端に複数個の間隙保持用突起を設けた構成としている。【選択図】図1

Description

本考案は、アキュムレータ用ガスプラグに関する。
また、本考案は、本考案は、アキュムレータシェル中にガス供給口を介してガスを充填したのちガス供給口に対して、シェルの外表面との間を溶接してガス供給口を閉鎖するためのアキュムレータ用ガスプラグに関する。
従来、図4に示すアキュムレータ用ガスプラグが知られている(特許文献1)。
すなわち、アキュムレータのシェル100内を、ブラダ200によって区画することにより形成されたガス室300に対して、ガスを収容した後、アキュムレータ用ガスプラグ400により、ガス供給孔110を塞ぐ構成としている。
そして、このアキュムレータ用ガスプラグ400は、その先端部を、ガス供給孔110の内壁に設けたねじ溝に螺合させると共に、ガスプラグ400とシェル100との間に介在させたOリング500により密封性を維持している。
しかし、この種アキュムレータ用ガスプラグ400は、部品点数が多く、取付け作業に時間を要する問題を惹起した。
そこで、アキュムレータ用ガスプラグに溶接用突起を設け、アキュムレータ用ガスプラグを直接シェルに溶接して、ガス供給孔を塞ぐ方法が提案された(特許文献2)。
しかし、この種アキュムレータ用ガスプラグは、ガスをガス室内に供給する際、自身の自重により、ガス供給孔を塞ぐ可能性があるため、ガス供給孔を下側にして溶接固定せざるを得なかった。
このため、ガス室内に液体を介在させるタイプのアキュムレータには適用が困難であった。
実開平03−017304号公報 特許第2620101号公報
本考案は、このような課題に鑑みてなされたものであり、部品点数が少なく、取付け作業も容易で、ガス室内に液体を介在させるタイプのアキュムレータにも適用できることを目的とする。
本考案のアキュムレータ用ガスプラグは、アキュムレータのシェルをブラダによって区画することにより形成されたガス室に対してガスを収容した後、ガス供給孔を塞ぐためのアキュムレータ用ガスプラグにおいて、前記ガスプラグに、前記ガスプラグと前記シェルとを一体化するための環状の溶接用突起を設けると共に、前記溶接用突起の先端に複数個の間隙保持用突起を設けた構成としている。
本考案は、以下に記載されるような効果を奏する。
請求項1記載の考案のアキュムレータ用ガスプラグによれば、部品点数が少なく、取付け作業も容易で、ガス室内に液体を介在させるタイプのアキュムレータにも適用できる。
また、請求項2記載の考案のアキュムレータ用ガスプラグによれば、ガスをガス室内に供給する際、アキュムレータ用ガスプラグとシェルとの間に、ガスの流通路を確実に確保出来る。
更に、請求項3記載の考案のアキュムレータ用ガスプラグによれば、アキュムレータ用ガスプラグとシェルとの隙間に異物が侵入することが無い。
更に又、請求項4記載の考案のアキュムレータ用ガスプラグによれば、アキュムレータ用ガスプラグとシェルとの位置決めが容易である。
更に、請求項5記載の考案のアキュムレータ用ガスプラグによれば、ガス室内に液体を介在させるタイプのアキュムレータにも適用できる。
以下、本考案を実施するための最良の形態について、図1乃至図3に基づき説明する。
図1は、本考案に係るアキュムレータ用ガスプラグがシェルに溶接される前の状態を示す断面図である。
図2は、図1に示したガスプラグの平面図である。
図3は、図1に示したガスバルブをシェルに溶接した後の状態を示す図である。
本考案に係るアキュムレータ用ガスプラグは、アキュムレータのシェル1をブラダ2によって区画することにより形成されたガス室3に対してガスを収容した後、ガス供給孔11を塞ぐためのものである。
そして、アキュムレータ用ガスプラグ4には、ガスプラグ4とシェル1とを一体化するための環状の溶接用突起41が設けると共に、この溶接用突起41の先端には、複数個の間隙保持用突起42が形成されている。
そして、この間隙保持用突起42は、溶接用突起41の先端部に、円周方向等配に3個設けられている。
このことにより、ガスをガス室3内に供給する際、アキュムレータ用ガスプラグ4とシェル1との間に、ガスの流通路を確実に確保出来る。
しかし、この間隙保持用突起42の数は、3個に限らず、ガスの流通路を確保出来れば幾つでも良い。
また、溶接用突起41の外周側には、溶接用突起41と略同じ高さの環状のシール用突起43が設けられている。
このため、図3に示す様に、溶接後において、シール用突起43がシェル1外周面に当接するため、アキュムレータ用ガスプラグとシェルとの隙間に異物が侵入することを効果的に阻止出来る。
また、シェル1のガス供給孔11近傍の外周面側であって、ガスプラグ4が溶接される箇所には、位置決め用の窪み12が形成されている。
このため、アキュムレータ用ガスプラグ4とシェル1との位置決めが容易となる。
更に、間隙保持用突起42が設けられているため、ガスをガス室3内に供給する際、アキュムレータ用ガスプラグ4とシェル1との間に、ガスの流通路を確実に確保出来る。
このため、シェル1のガス供給孔11が上向きの状態で、ガスプラグ4がシェル1に溶接可能である。
従って、ガス室内に液体を介在させるタイプのアキュムレータにも適用できる。
また、本考案は上述の考案を実施するための最良の形態に限らず本考案の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本考案に係るアキュムレータ用ガスプラグがシェルに溶接される前の状態を示す断面図である。 図1に示したガスプラグの平面図である。 図1に示したガスバルブをシェルに溶接した後の状態を示す図である。 従来技術に係るアキュムレータ用ガスプラグを示す断面図である。
符号の説明
1 シェル
3 ガス室
4 ガスプラグ
11 ガス供給孔
12 窪み
41 溶接用突起
42 間隙保持用突起
43 シール用突起

Claims (5)

  1. アキュムレータのシェル(1)をブラダによって区画することにより形成されたガス室(3)に対してガスを収容した後、ガス供給孔(11)を塞ぐためのアキュムレータ用ガスプラグ(4)において、前記ガスプラグ(4)に、前記ガスプラグ(4)と前記シェル(1)とを一体化するための環状の溶接用突起(41)を設けると共に、前記溶接用突起(41)の先端に複数個の間隙保持用突起(42)を設けたことを特徴とするアキュムレータ。
  2. 前記間隙保持用突起(42)が、円周方向等配に3個以上設けられていることを特徴とする請求項1記載のアキュムレータ用ガスプラグ。
  3. 前記溶接用突起(41)の外周側に、前記溶接用突起(41)と略同じ高さの環状のシール用突起(43)が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のアキュムレータ用ガスプラグ。
  4. 前記シェル(1)の前記ガスプラグ(4)が溶接される箇所に、位置決め用の窪み(12)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のアキュムレータ用ガスプラグ。
  5. 前記シェル(1)の前記ガス供給孔(11)が上向きの状態で、前記ガスプラグ(4)が前記シェル(1)に溶接されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のアキュムレータ用ガスプラグ。
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