JP3148789B2 - 硬貨選別装置 - Google Patents
硬貨選別装置Info
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Description
【産業上の利用分野】この発明は、自動販売機、両替
機、サービス機器等の機器に使用される硬貨選別装置に
関する。
機、サービス機器等の機器に使用される硬貨選別装置に
関する。
【従来の技術】一般に、自動販売機、両替機、サービス
機器等の機器には投入硬貨の正偽と正貨の金種とをそれ
ぞれ判別し、偽貨を所定の硬貨通路へ、また正貨を金種
毎に格別の硬貨通路へそれぞれ振分けて選別する硬貨選
別装置が配設されている。この硬貨選別装置は、硬貨投
入口から投入された硬貨の正偽と正貨の金種とを判別す
るいわゆるコイルセンサーと称される電子式の硬貨判別
手段と、この硬貨判別手段の硬貨判別信号に基づき硬貨
を所定の硬貨通路へそれぞれ振り分ける硬貨振分手段と
から構成されている。図12は上述した硬貨振分手段の
従来例を示す概念斜視図である。この硬貨振分手段1は
左下がりの傾斜をもつ傾斜硬貨通路Aの途中に配設さ
れ、この硬貨通路A内を転送する硬貨を当該硬貨通路A
の進行方向とその下方に形成された硬貨通路Bとのいず
れか一方に振り分ける正面略L字形の硬貨振分レバー2
から構成されている。この正面略L字形の硬貨振分レバ
ー2は、硬貨通路A内を転送する硬貨が前記硬貨判別手
段により硬貨通路Bへ振り分ける硬貨であると判定され
ると、当該硬貨振分レバー2は硬貨通路A内を転送する
硬貨の進行を停止し、さらに硬貨振分レバー2が配置さ
れた位置の硬貨通路A底面(すなわち硬貨通路Bの入
口)を解放して、その硬貨を硬貨振分レバー2下方に形
成された硬貨通路Bへ振り分けるものである。またこの
硬貨振分レバー2は、硬貨通路A内を転送する硬貨が前
記硬貨判別手段により硬貨通路Bへ振り分ける硬貨では
ないと判定されると、当該硬貨振分レバー2は硬貨通路
A内を転送される硬貨の進行を許容し、その硬貨をさら
に硬貨通路Aの下流へ転送する。一方、この硬貨振分レ
バー2の具体的構成は、図12で示すように硬貨選別装
置の中央部分を構成するメインプレート3内から出没自
在に配設され、突出した際に傾斜硬貨通路Aの底面の一
部を構成する傾斜面4と、この傾斜面4の下流端側方か
ら略垂直上方に立設されたゲート5とから構成されてい
る。このような硬貨振分レバー2によると、図12のC
C概念断面で示す図13のように、硬貨振分レバー2の
背面に配設されたソレノイドプランジャ6により、硬貨
振分レバー2をメインプレート3から矢印の如く図面の
左方向へ所定距離突出させると、硬貨振分レバー2のゲ
ート5が図面左側へ移動するので傾斜硬貨通路Aの硬貨
進行方向が解放され、かつ傾斜面4がメインプレート3
から突出して硬貨通路Bの入口を閉塞する。また、図1
2と同一部分を同一符号で示す図14、及び図14のD
D概念断面で示す図15のように、ソレノイドプランジ
ャ6により硬貨振分レバー2をメインプレート3側へ吸
引すると、硬貨振分レバー2のゲート5が図面右側へ移
動するので傾斜硬貨通路Aの硬貨進行方向が閉塞され、
かつ傾斜面4がメインプレート3の内部に吸引されるの
で、硬貨振分レバー2が配置された位置の傾斜硬貨通路
A底面、すなわち硬貨通路Bの入口が解放されることと
なる。従って、上述した硬貨振分レバー2によると、図
12と同一部分を同一符号で示す図16のように、傾斜
硬貨通路Aを転送する硬貨Eが硬貨通路Bへ振り分ける
硬貨ではないと判定されると、その判定信号に基づき図
13で示すようにソレノイドプランジャ6は硬貨振分レ
バー2をメインプレート3から図面の左側へ突出させ、
その傾斜面4によって硬貨通路Bの入口を閉塞し、かつ
ゲート5により傾斜硬貨通路Aの進行方向を解放するの
で、図16で示すように傾斜硬貨通路Aを転送する硬貨
Eは硬貨振分レバー2を通過し、さらに傾斜硬貨通路A
の下流へ転送され、振り分けられることとなる。一方、
図16と同一部分を同一符号で示す図17のように、傾
斜硬貨通路Aを転送する硬貨Fが前記硬貨判別手段によ
り硬貨通路Bへ振り分ける硬貨であると判定されると、
その判定信号に基づき、図15で示すようにソレノイド
プランジャ6は硬貨振分レバー2をメインプレート3側
へ吸引し、これにより硬貨振分レバー2のゲート5が傾
斜硬貨通路Aの進行方向を閉塞し、かつ傾斜面4をメイ
ンプレート3の内部に吸引して硬貨通路Bの入口を解放
するので、図17で示すように傾斜硬貨通路Aを転送す
る硬貨Fはこの硬貨振分レバー2のゲート5によりその
進行が阻止され、かつ硬貨通路Bの入口が解放されるの
で硬貨Fは硬貨通路Bへ振り分け案内されることとな
る。
機器等の機器には投入硬貨の正偽と正貨の金種とをそれ
ぞれ判別し、偽貨を所定の硬貨通路へ、また正貨を金種
毎に格別の硬貨通路へそれぞれ振分けて選別する硬貨選
別装置が配設されている。この硬貨選別装置は、硬貨投
入口から投入された硬貨の正偽と正貨の金種とを判別す
るいわゆるコイルセンサーと称される電子式の硬貨判別
手段と、この硬貨判別手段の硬貨判別信号に基づき硬貨
を所定の硬貨通路へそれぞれ振り分ける硬貨振分手段と
から構成されている。図12は上述した硬貨振分手段の
従来例を示す概念斜視図である。この硬貨振分手段1は
左下がりの傾斜をもつ傾斜硬貨通路Aの途中に配設さ
れ、この硬貨通路A内を転送する硬貨を当該硬貨通路A
の進行方向とその下方に形成された硬貨通路Bとのいず
れか一方に振り分ける正面略L字形の硬貨振分レバー2
から構成されている。この正面略L字形の硬貨振分レバ
ー2は、硬貨通路A内を転送する硬貨が前記硬貨判別手
段により硬貨通路Bへ振り分ける硬貨であると判定され
ると、当該硬貨振分レバー2は硬貨通路A内を転送する
硬貨の進行を停止し、さらに硬貨振分レバー2が配置さ
れた位置の硬貨通路A底面(すなわち硬貨通路Bの入
口)を解放して、その硬貨を硬貨振分レバー2下方に形
成された硬貨通路Bへ振り分けるものである。またこの
硬貨振分レバー2は、硬貨通路A内を転送する硬貨が前
記硬貨判別手段により硬貨通路Bへ振り分ける硬貨では
ないと判定されると、当該硬貨振分レバー2は硬貨通路
A内を転送される硬貨の進行を許容し、その硬貨をさら
に硬貨通路Aの下流へ転送する。一方、この硬貨振分レ
バー2の具体的構成は、図12で示すように硬貨選別装
置の中央部分を構成するメインプレート3内から出没自
在に配設され、突出した際に傾斜硬貨通路Aの底面の一
部を構成する傾斜面4と、この傾斜面4の下流端側方か
ら略垂直上方に立設されたゲート5とから構成されてい
る。このような硬貨振分レバー2によると、図12のC
C概念断面で示す図13のように、硬貨振分レバー2の
背面に配設されたソレノイドプランジャ6により、硬貨
振分レバー2をメインプレート3から矢印の如く図面の
左方向へ所定距離突出させると、硬貨振分レバー2のゲ
ート5が図面左側へ移動するので傾斜硬貨通路Aの硬貨
進行方向が解放され、かつ傾斜面4がメインプレート3
から突出して硬貨通路Bの入口を閉塞する。また、図1
2と同一部分を同一符号で示す図14、及び図14のD
D概念断面で示す図15のように、ソレノイドプランジ
ャ6により硬貨振分レバー2をメインプレート3側へ吸
引すると、硬貨振分レバー2のゲート5が図面右側へ移
動するので傾斜硬貨通路Aの硬貨進行方向が閉塞され、
かつ傾斜面4がメインプレート3の内部に吸引されるの
で、硬貨振分レバー2が配置された位置の傾斜硬貨通路
A底面、すなわち硬貨通路Bの入口が解放されることと
なる。従って、上述した硬貨振分レバー2によると、図
12と同一部分を同一符号で示す図16のように、傾斜
硬貨通路Aを転送する硬貨Eが硬貨通路Bへ振り分ける
硬貨ではないと判定されると、その判定信号に基づき図
13で示すようにソレノイドプランジャ6は硬貨振分レ
バー2をメインプレート3から図面の左側へ突出させ、
その傾斜面4によって硬貨通路Bの入口を閉塞し、かつ
ゲート5により傾斜硬貨通路Aの進行方向を解放するの
で、図16で示すように傾斜硬貨通路Aを転送する硬貨
Eは硬貨振分レバー2を通過し、さらに傾斜硬貨通路A
の下流へ転送され、振り分けられることとなる。一方、
図16と同一部分を同一符号で示す図17のように、傾
斜硬貨通路Aを転送する硬貨Fが前記硬貨判別手段によ
り硬貨通路Bへ振り分ける硬貨であると判定されると、
その判定信号に基づき、図15で示すようにソレノイド
プランジャ6は硬貨振分レバー2をメインプレート3側
へ吸引し、これにより硬貨振分レバー2のゲート5が傾
斜硬貨通路Aの進行方向を閉塞し、かつ傾斜面4をメイ
ンプレート3の内部に吸引して硬貨通路Bの入口を解放
するので、図17で示すように傾斜硬貨通路Aを転送す
る硬貨Fはこの硬貨振分レバー2のゲート5によりその
進行が阻止され、かつ硬貨通路Bの入口が解放されるの
で硬貨Fは硬貨通路Bへ振り分け案内されることとな
る。
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、歩道
等の道路上にはみだして自動販売機等の機器が設置され
ることのないよう、このような機器に対してその奥行き
方向の薄型化が求められており、またこのような機器内
に設置される硬貨選別装置に対してもその奥行き方向に
対する一層の薄型化が求められている。一方、上述した
従来の硬貨選別装置のように、硬貨の正偽と正貨の金種
とを判別する硬貨判別手段の硬貨判別信号に基づき駆動
するソレノイドプランジャ6を、その駆動軸が傾斜硬貨
通路Aの高さ方向に対し垂直方向に沿って配置されるよ
うに配設するとともに、該駆動軸を正面略L字形状の硬
貨振分レバー2に直接連結し、正面略L字形状の硬貨振
分レバー2を、傾斜硬貨通路Aの高さ方向に対し垂直方
向に向け動作するソレノイドプランジャ6の駆動軸によ
りメインプレート3に対し出没させて、傾斜硬貨通路A
の進行方向の解放および閉塞、および該傾斜硬貨通路A
の下方に形成された硬貨通路Bの解放および閉塞を行う
硬貨選別装置は、特開平4−111091号公報に開示
されている。また従来から、実開平5−75875号の
CD−ROMに開示されている硬貨振分け装置のよう
に、硬貨振分レバーを硬貨通路の進行方向と平行な軸を
中心に回動自在に支承させる一方、硬貨の正偽と正貨の
金種とを判別する硬貨判別手段の硬貨判別信号に基づき
駆動するソレノイドプランジャを、その駆動軸が硬貨通
路の高さ方向に対し垂直方向に沿って配置されるように
配設し、かつ該駆動軸を硬貨振分レバーに直接連結する
硬貨振分け装置が提案されており、この硬貨振分け装置
では、硬貨振分レバーを、硬貨通路の高さ方向に対し垂
直方向に向け動作するソレノイドプランジャの駆動軸に
より前記軸を中心に回動させて、硬貨通路の解放および
閉塞、および該硬貨通路の下方に形成された硬貨通路の
解放及び閉塞を行っている。この実開平5−75875
号のCD−ROMに開示された硬貨振分装置の技術を、
前記特開平4−111091号公報に開示されている硬
貨選別装置に適用すると、正面略L字形状の硬貨振分レ
バーを駆動するソレノイドプランジャは、その駆動軸が
傾斜硬貨通路の高さ方向に対し垂直方向に沿って配置さ
れるように配設され、また該駆動軸は、該硬貨振分レバ
ーに直接連結されることとなり、正面略L字形状の硬貨
振分レバーは、傾斜硬貨通路の高さ方向に対し垂直方向
に向け動作するソレノイドプランジャの駆動軸により軸
を中心に回動してメインプレートに対し出没し、これに
より傾斜硬貨通路の解放および閉塞、および該傾斜硬貨
通路の下方に形成される硬貨通路の解放および閉塞が行
われることとなる。しかしながら、この硬貨選別装置で
は、正面略L字形状の硬貨振分レバーを動作させるため
には、ソレノイドプランジャの駆動軸を硬貨通路の高さ
方向に対し垂直方向に向け動作させる必要があるから、
メインプレートの背面に、該硬貨振分レバーの作動スト
ロークを大きく確保する必要があり、そのため硬貨選別
装置の奥行き方向の距離を可及的に短く設定することが
できずに、硬貨選別装置を可及的に薄型にすることが困
難であるという問題があった。この発明は、上述した事
情に鑑み、薄型化を可及的に図った硬貨選別装置を提供
することを目的とする。
等の道路上にはみだして自動販売機等の機器が設置され
ることのないよう、このような機器に対してその奥行き
方向の薄型化が求められており、またこのような機器内
に設置される硬貨選別装置に対してもその奥行き方向に
対する一層の薄型化が求められている。一方、上述した
従来の硬貨選別装置のように、硬貨の正偽と正貨の金種
とを判別する硬貨判別手段の硬貨判別信号に基づき駆動
するソレノイドプランジャ6を、その駆動軸が傾斜硬貨
通路Aの高さ方向に対し垂直方向に沿って配置されるよ
うに配設するとともに、該駆動軸を正面略L字形状の硬
貨振分レバー2に直接連結し、正面略L字形状の硬貨振
分レバー2を、傾斜硬貨通路Aの高さ方向に対し垂直方
向に向け動作するソレノイドプランジャ6の駆動軸によ
りメインプレート3に対し出没させて、傾斜硬貨通路A
の進行方向の解放および閉塞、および該傾斜硬貨通路A
の下方に形成された硬貨通路Bの解放および閉塞を行う
硬貨選別装置は、特開平4−111091号公報に開示
されている。また従来から、実開平5−75875号の
CD−ROMに開示されている硬貨振分け装置のよう
に、硬貨振分レバーを硬貨通路の進行方向と平行な軸を
中心に回動自在に支承させる一方、硬貨の正偽と正貨の
金種とを判別する硬貨判別手段の硬貨判別信号に基づき
駆動するソレノイドプランジャを、その駆動軸が硬貨通
路の高さ方向に対し垂直方向に沿って配置されるように
配設し、かつ該駆動軸を硬貨振分レバーに直接連結する
硬貨振分け装置が提案されており、この硬貨振分け装置
では、硬貨振分レバーを、硬貨通路の高さ方向に対し垂
直方向に向け動作するソレノイドプランジャの駆動軸に
より前記軸を中心に回動させて、硬貨通路の解放および
閉塞、および該硬貨通路の下方に形成された硬貨通路の
解放及び閉塞を行っている。この実開平5−75875
号のCD−ROMに開示された硬貨振分装置の技術を、
前記特開平4−111091号公報に開示されている硬
貨選別装置に適用すると、正面略L字形状の硬貨振分レ
バーを駆動するソレノイドプランジャは、その駆動軸が
傾斜硬貨通路の高さ方向に対し垂直方向に沿って配置さ
れるように配設され、また該駆動軸は、該硬貨振分レバ
ーに直接連結されることとなり、正面略L字形状の硬貨
振分レバーは、傾斜硬貨通路の高さ方向に対し垂直方向
に向け動作するソレノイドプランジャの駆動軸により軸
を中心に回動してメインプレートに対し出没し、これに
より傾斜硬貨通路の解放および閉塞、および該傾斜硬貨
通路の下方に形成される硬貨通路の解放および閉塞が行
われることとなる。しかしながら、この硬貨選別装置で
は、正面略L字形状の硬貨振分レバーを動作させるため
には、ソレノイドプランジャの駆動軸を硬貨通路の高さ
方向に対し垂直方向に向け動作させる必要があるから、
メインプレートの背面に、該硬貨振分レバーの作動スト
ロークを大きく確保する必要があり、そのため硬貨選別
装置の奥行き方向の距離を可及的に短く設定することが
できずに、硬貨選別装置を可及的に薄型にすることが困
難であるという問題があった。この発明は、上述した事
情に鑑み、薄型化を可及的に図った硬貨選別装置を提供
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、この発明では、傾斜硬貨通路の途中に配設され、
該傾斜硬貨通路を通貨する硬貨を進行方向下流と、該傾
斜硬貨通路の下方に形成された硬貨通路とのいずれか一
方に振り分ける正面略L字形状の硬貨振分レバーを有す
る硬貨選別装置であって、前記正面略L字形状の硬貨振
分レバーを前記傾斜硬貨通路の進行方向と平行な軸を中
心に回動自在に支承させ、該軸を中心に前記硬貨振分レ
バーを一方向へ回転させることにより前記傾斜硬貨通路
の進行方向を解放し、かつ該傾斜硬貨通路の下方に形成
された前記硬貨通路の入口を閉塞させるとともに、前記
軸を中心に前記硬貨振分レバーを他方向へ回転させるこ
とにより前記傾斜硬貨通路の進行方向を閉塞し、かつ該
傾斜硬貨通路の下方に形成された前記硬貨通路の入口を
解放させるようにした硬貨選別装置において、硬貨の正
偽と正貨の金種とを判別する硬貨判別手段の硬貨判別信
号に基づき駆動するソレノイドプランジャを、その駆動
軸が前記傾斜硬貨通路の高さ方向に沿って配置されるよ
うに配設するとともに、該駆動軸を、前記傾斜硬貨通路
の高さ方向に向け動作するリンクからなるリンク機構を
介して前記正面略L字形状の硬貨振分レバーに連結し、
該正面略L字形状の硬貨振分レバーを、前記傾斜硬貨通
路の高さ方向に向け動作する前記ソレノイドプランジャ
の前記駆動軸と前記リンクとにより前記軸を中心に回動
させて、前記傾斜硬貨通路の進行方向の解放および閉
塞、および該傾斜硬貨通路の下方に形成された前記硬貨
通路の解放および閉塞を行うようにしている。
ため、この発明では、傾斜硬貨通路の途中に配設され、
該傾斜硬貨通路を通貨する硬貨を進行方向下流と、該傾
斜硬貨通路の下方に形成された硬貨通路とのいずれか一
方に振り分ける正面略L字形状の硬貨振分レバーを有す
る硬貨選別装置であって、前記正面略L字形状の硬貨振
分レバーを前記傾斜硬貨通路の進行方向と平行な軸を中
心に回動自在に支承させ、該軸を中心に前記硬貨振分レ
バーを一方向へ回転させることにより前記傾斜硬貨通路
の進行方向を解放し、かつ該傾斜硬貨通路の下方に形成
された前記硬貨通路の入口を閉塞させるとともに、前記
軸を中心に前記硬貨振分レバーを他方向へ回転させるこ
とにより前記傾斜硬貨通路の進行方向を閉塞し、かつ該
傾斜硬貨通路の下方に形成された前記硬貨通路の入口を
解放させるようにした硬貨選別装置において、硬貨の正
偽と正貨の金種とを判別する硬貨判別手段の硬貨判別信
号に基づき駆動するソレノイドプランジャを、その駆動
軸が前記傾斜硬貨通路の高さ方向に沿って配置されるよ
うに配設するとともに、該駆動軸を、前記傾斜硬貨通路
の高さ方向に向け動作するリンクからなるリンク機構を
介して前記正面略L字形状の硬貨振分レバーに連結し、
該正面略L字形状の硬貨振分レバーを、前記傾斜硬貨通
路の高さ方向に向け動作する前記ソレノイドプランジャ
の前記駆動軸と前記リンクとにより前記軸を中心に回動
させて、前記傾斜硬貨通路の進行方向の解放および閉
塞、および該傾斜硬貨通路の下方に形成された前記硬貨
通路の解放および閉塞を行うようにしている。
【作用】上述した硬貨選別装置によると、従来の如くソ
レノイドプランジャをその駆動軸が傾斜硬貨通路の高さ
方向に対し垂直方向に沿って配置されるように配設し該
駆動軸を硬貨振分レバーに直接連結するのではなく、ソ
レノイドプランジャをその駆動軸が傾斜硬貨通路の高さ
方向に沿って配置されるように配設するとともに、該駆
動軸を傾斜硬貨通路の高さ方向に向け動作するリンクか
らなるリンク機構を介し、硬貨振分レバーに連結するか
ら、ソレノイドプランジャの駆動軸とリンクを傾斜硬貨
通路の高さ方向に向け動作させると、硬貨振分レバーが
軸を中心に回動してメインプレートに対し出没し、これ
により傾斜硬貨通路の進行方向の解放および閉塞、およ
び該傾斜硬貨通路の下方に形成された硬貨通路の解放お
よび閉塞がされる。したがって、メインプレートの背面
に確保すべき硬貨振分レバーの作動ストロークは、ソレ
ノイドプランジャの駆動軸とリンクとを傾斜硬貨通路の
高さ方向と垂直方向に動作させない分、可及的に短くな
るので、硬貨選別装置の奥行き方向の距離を可及的に短
くすることができ、これにより硬貨選別装置を可及的に
薄型にすることができる。
レノイドプランジャをその駆動軸が傾斜硬貨通路の高さ
方向に対し垂直方向に沿って配置されるように配設し該
駆動軸を硬貨振分レバーに直接連結するのではなく、ソ
レノイドプランジャをその駆動軸が傾斜硬貨通路の高さ
方向に沿って配置されるように配設するとともに、該駆
動軸を傾斜硬貨通路の高さ方向に向け動作するリンクか
らなるリンク機構を介し、硬貨振分レバーに連結するか
ら、ソレノイドプランジャの駆動軸とリンクを傾斜硬貨
通路の高さ方向に向け動作させると、硬貨振分レバーが
軸を中心に回動してメインプレートに対し出没し、これ
により傾斜硬貨通路の進行方向の解放および閉塞、およ
び該傾斜硬貨通路の下方に形成された硬貨通路の解放お
よび閉塞がされる。したがって、メインプレートの背面
に確保すべき硬貨振分レバーの作動ストロークは、ソレ
ノイドプランジャの駆動軸とリンクとを傾斜硬貨通路の
高さ方向と垂直方向に動作させない分、可及的に短くな
るので、硬貨選別装置の奥行き方向の距離を可及的に短
くすることができ、これにより硬貨選別装置を可及的に
薄型にすることができる。
【実施例】以下、この発明に係わる硬貨選別装置の一実
施例を詳述する。図1はこの発明に係わる硬貨選別装置
10の概念正面図である。なおこの硬貨選別装置10は
投入硬貨の正偽と、5種類の正貨の金種の選別とを行う
ものである。この硬貨選別装置10は、中央部に配設さ
れたメインプレート11から構成され、このメインプレ
ート11の左上方には硬貨投入口12が形成されてい
る。この硬貨投入口12は図面の右方向に傾斜した第1
の硬貨通路13に連通しており、この第1の硬貨通路1
3の途中には、所定間隔を設け相対向し配設された発振
及び受信コイルとからなる硬貨判別手段14が配設され
ている。なおこの硬貨判別手段14により第1の硬貨通
路13を通過する硬貨の正偽と、正貨とみなされた硬貨
の金種とが判別される。一方、前記第1の硬貨通路13
の終端13a直後には、第1の硬貨通路13から転送さ
れた硬貨を正偽貨に振分ける正偽貨振分レバー15が配
設され、この正偽貨振分レバー15により、前記第1の
硬貨通路13の終端13aに転送された硬貨を、偽貨を
案内するメインプレート11の背面に形成された第2の
硬貨通路16と、正貨のみを案内する第3の硬貨通路1
7とに振分ける。なお、前記正偽貨振分レバー15は、
前記硬貨判別手段14の硬貨判定信号に基づき動作する
図示せぬソレノイドプランジャの駆動力によって、常時
は上端15aが拡開する初期位置に停止し、第1の硬貨
通路13から案内された硬貨を前記第2の硬貨通路16
へ案内するように設定されており、また前記硬貨判別手
段14の硬貨判定信号に基づき正貨と判断されると、図
示せぬソレノイドプランジャの駆動力によって、正偽貨
振分レバー15の上端15aがメインプレート11側へ
移動して第2の硬貨通路16を閉塞し、第1の硬貨通路
13を転送する硬貨を第3の硬貨通路17へ振分ける。
一方、図1で示すように前記第3の硬貨通路17の終端
には当該硬貨通路17内に転送された正貨をそれぞれ格
別の硬貨通路へ振り分ける硬貨振分手段20を有する左
下がりに傾斜した第4の硬貨通路18が形成されてい
る。この傾斜した第4の硬貨通路18に配設された硬貨
振分手段20は、常時はこの第4の硬貨通路18の進行
方向を解放し、前記硬貨判別手段14により正貨と判断
された硬貨が転送された際に、この硬貨の進行を金種毎
に第4の硬貨通路18の所定位置で停止させ、同時にこ
の第4の硬貨通路18の底面を金種毎に異なった位置で
解放して硬貨を金種毎に異なった位置の前記硬貨通路1
8の底面から下方へ振り分けるようにしている。この硬
貨振分手段20は、図1からメインプレート11を取り
除いた概念拡大図で示す図2のように、第4の硬貨通路
18の上流から下流に沿って順次配設された3個の略同
一構成の硬貨振分レバー21、22、23と、この各硬
貨振分レバー21、22、23のうち硬貨振分レバー2
3と連動して作動する硬貨振分レバー24とから構成さ
れている。この硬貨振分手段20を構成する各硬貨振分
レバー21、22、23、24は図示のように、従来と
同様に正面形状が略L字形状に形成されている。なお、
各硬貨振分レバー21、22、23、24のうち硬貨振
分レバー21、22、23は略同一構造なので代表する
硬貨振分レバー21についてその詳細構造及び作用を説
明し、他の硬貨振分レバー22、23の詳細構造及びそ
の作用についてはこれを省略する。この硬貨振分レバー
21はメインプレート11の背面側で回動自在となるよ
うに支承されており、またこの硬貨振分レバー21は一
方向に回転した際に第4の硬貨通路18の底面の一部を
構成する傾斜面30と、この傾斜面30の下流端側方か
ら略垂直上方に立設されたゲート31とから構成されて
いる。この硬貨振分レバー21の構成要素のうち傾斜面
30は、図2及び図2のMM概念断面図で示す図3のよ
うにその後端部32が二股となって後方に延設され、さ
らにメインプレート11の背面下方へ向けてL字形状に
折れ曲がり、その先端33はメインプレート11の背面
に固着された軸受部34に軸35を介し回動自在に支承
されている。すなわち上述した正面略L字形状の硬貨振
分レバー21は第4の硬貨通路18の進行方向と平行な
軸35を中心に回動自在に支承されている。なお、図3
で符号36はシュートプレート、37はメインプレート
11の背面に配設されたサブプレートである。一方、上
述した硬貨振分レバー21を第4の硬貨通路18の進行
方向と平行な軸35を中心に回動させる回動手段40
は、図2の要部破断面図で示す図4のように、メインプ
レート11の背面側に固定されたソレノイドプランジャ
41と、このソレノイドプランジャ41の駆動力を硬貨
振分レバー21に伝達するリンク機構42とから構成さ
れている。このうち、ソレノイドプランジャ41は、そ
の駆動軸43を第4の硬貨通路18の高さ方向に沿って
配置する姿勢で、メインプレート11の背面に支承され
ており、また駆動軸43の先端はリンク機構42を介し
硬貨振分レバー21の二股となって延設された後端部3
2と連結している。なお、このソレノイドプランジャ4
1の駆動軸43は、第4の硬貨通路18の高さ方向に向
け(図4の上下方向に)動作する。また、リンク機構4
2は、一端が駆動軸43の先端に固着された断面コの字
形状リンク44からなり、このリンク44の他端44a
は硬貨振分レバー21の一対の後端部32間に差し渡さ
れて支承された軸45と係合している。なお、リンク4
4は、ソレノイドプランジャ41の駆動軸43ととも
に、第4の硬貨通路18の高さ方向に向け動作する。上
述した回動手段40によると、図4で示すようにソレノ
イドプランジャ41の駆動軸43が第4の硬貨通路18
の高さ方向に向けて下方へ移動すると、リンク44は該
駆動軸43とともに第4の硬貨通路18の高さ方向に向
けて下方へ移動し、これにより硬貨振分レバー21は、
該リンク44からなるリンク機構42を介して軸35を
中心に反時計方向へ回転するので、硬貨振分レバー21
のゲート31が図面左側へ移動して第4の硬貨通路18
の硬貨進行方向を解放し、かつ傾斜面30がメインプレ
ート11から突出して硬貨振分レバー21直下に形成さ
れた第5の硬貨通路50の入口を閉塞する。また、図4
と同一部分を同一符号で示す図5のように、ソレノイド
プランジャ41の駆動軸43が第4の硬貨通路18の高
さ方向に向けて上動すると、リンク44は該駆動軸43
とともに第4の硬貨通路18の高さ方向に向けて上動
し、これにより硬貨振分レバー21は、該リンク44か
らなるリンク機構42を介して軸35を中心に時計方向
へ回転するので、硬貨振分レバー21のゲート31がメ
インプレート11側へ移動し、当該ゲート31により第
4の硬貨通路18の硬貨進行方向が閉塞され、かつ硬貨
振分レバー21の傾斜面30がメインプレート11内に
吸引されて第4の硬貨通路18の底面、すなわち第5の
硬貨通路50の入口が解放される。従って、上述した硬
貨振分レバー21によると、図1で示す硬貨判別手段1
4の硬貨判定信号に基づき第4の硬貨通路18を転送す
る硬貨が第5の硬貨通路50へ振り分ける硬貨ではない
と判定した場合は、図4で示すように、その判定信号に
基づきソレノイドプランジャ41の駆動軸43が第4の
硬貨通路18の高さ方向に向けて下動して、硬貨振分レ
バー21を図示の位置に位置決めするので、第4の硬貨
通路18を転送する硬貨は硬貨振分レバー21を通過
し、さらに第4の硬貨通路18の下流へ振分けられるこ
ととなる。また、第4の硬貨通路18を転送する硬貨が
図1で示す硬貨判別手段14により第5の硬貨通路50
へ振り分ける硬貨であると判定した場合は、その判定信
号に基づき図5で示すようにソレノイドプランジャ41
が第4の硬貨通路18の高さ方向に向けて上動し、硬貨
振分レバー21を図示の位置に位置決めするので、第4
の硬貨通路18を転送する硬貨はこの硬貨振分レバー2
1のゲート31によりその進行が阻止され、かつ第5の
硬貨通路50の入口が解放されるので、その硬貨は第5
の硬貨通路50へ振り分け案内されることとなる。従っ
て、上述した構成の硬貨振分レバー21、22、23に
よると、硬貨振分レバーを従来の如くメインプレート1
1に対し垂直方向へ出没動作させるのではなく、第4の
硬貨通路18の進行方向に平行な軸35を中心として回
転動作させるので、その作動ストロークが短く、従って
メインプレート11の背面には硬貨振分レバー21、2
2、23を回転させるためのスペースを確保すればよい
ので、その分硬貨選別装置10の奥行き方向に対する薄
型化が可能となる。さらに、この硬貨振分レバー21、
22、23では、該硬貨振分レバー21、22、23を
駆動する各ソレノイド41を、その駆動軸43が第4の
硬貨通路18の高さ方向に沿って配置されるように配設
するとともに、該駆動軸43を、第4の硬貨通路18の
高さ方向に向け動作するリンク44からなるリンク機構
42を介して、各硬貨振分レバー21、22、23に連
結しており、これにより硬貨振分レバー21、22、2
3を、第4の硬貨通路18の高さ方向に向け動作する駆
動軸43とリンク44とによって、軸35を中心に回動
させてメインプレート3に対し出没させ、第4の硬貨通
路18の進行方向の解放および閉塞、および各硬貨通路
50、51、52の解放および閉塞を行うようにしてい
るから、各硬貨振分レバー21、22、23を動作させ
るために、ソレノイドプランジャ41の駆動軸43とリ
ンク43とを第4の硬貨通路18の高さ方向と垂直方向
に向け動作させない分、メインプレート11の背面に確
保すべき各硬貨振分レバー21、22、23の作動スト
ロークを可及的に短くすることができ、これにより硬貨
選別装置の奥行き方向の距離を十分に短くすることがで
きるので、硬貨選別装置を一層可及的に薄型にすること
ができる。なお、図1で示すように硬貨振分レバー21
の配置位置よりも下流の第4の硬貨通路18に配設され
た硬貨振分レバー22は、硬貨振分レバー21と同様に
硬貨判別手段14の硬貨判定信号に基づき、第4の硬貨
通路18を転送する硬貨を硬貨振分レバー22直下に形
成された第6の硬貨通路51と、第4の硬貨通路18の
下流へのいずれか一方へ振分ける。また、図1で示すよ
うに硬貨振分レバー22の配置位置よりもさらに下流の
第4の硬貨通路18に配設された硬貨振分レバー23
は、硬貨振分レバー21と同様に硬貨判別手段14の硬
貨判定信号に基づき第4の硬貨通路18を転送する硬貨
を、硬貨振分レバー23の直下に形成された第7の硬貨
通路52と、第4の硬貨通路18の下流に連設された第
8の硬貨通路53のいずれか一方へ振分けるものであ
る。一方、図1で示すように第6の硬貨通路51に振り
分けられた硬貨を、さらに第9と第10の硬貨通路5
4、55へ振り分ける硬貨振分レバー24は図6で示す
ように連動手段60を介し硬貨振分レバー23と連動し
て駆動される。この連動手段60は図6及び図6の要部
概念断面図で示す図8のように、メインプレート11に
固着された軸61を中心に回動自在に支承された正面略
への字形状のアーム62から構成されており、このへの
字形状のアーム62の一端62aは、図6の要部概念断
面図で示す図7のようにリンク機構42を構成するリン
ク44の延設された下端44bに突設された軸44cに
回動自在に支承されている。またこのへの字形状のアー
ム62の他端62bには図6で示すように長溝62cが
形成され、その長溝62cは図8で示すように硬貨振分
レバー24を第6の硬貨通路51の進行方向と平行に配
設された軸70を中心に回動自在に支承する当該軸70
に対し直角方向に延設されたピン71と係合している。
上述した連動手段60によると、図7で示すように硬貨
振分レバー23の駆動手段40であるソレノイドプラン
ジャ41が駆動されて駆動軸43が上動し、硬貨振分レ
バー23を軸35を中心に時計方向に回転させて、図示
の位置に位置決めさせると、図6で示す連動手段60の
への字形状のアーム62が軸61を中心に時計方向へ回
転し、このためへの字形状のアーム62の他端62bに
より図8で示すように硬貨振分レバー24はピン71を
介し軸70を中心に時計方向へ回転し、図示の位置に位
置決めされる。すなわち、この図8で示す硬貨振分レバ
ー24の位置では、第6の硬貨通路51の進行方向が閉
塞され、第10の硬貨通路55の入口が解放される。ま
た上述した連動手段60によると、図9で示すようにソ
レノイドプランジャ41が駆動されて駆動軸43が下動
し、図9の要部概念断面図で示す図10の位置へ硬貨振
分レバー23が位置決めされると、図9で示すように連
動手段60のへの字形状のアーム62は軸61を中心に
反時計方向に回転し、このためへの字形状のアーム62
の他端62bにより硬貨振分レバー24は、図9の要部
概念断面図で示す図11のようにピン71を介し軸70
を中心に反時計方向へ回転し、図示の位置に位置決めさ
れる。すなわち、この図11で示す硬貨振分レバー24
の位置では、第6の硬貨通路51の進行方向が解放さ
れ、第10の硬貨通路55の入口が閉塞される。上述し
た硬貨振分レバー23、24及び連動手段60によると
一つの硬貨振分レバー23を駆動する駆動手段40(図
7)により、二つの硬貨振分レバー23、24をそれぞ
れ独立に駆動することができる。つまり、図1で示すよ
うに第6の硬貨通路51に振り分けられた硬貨を硬貨振
分レバー24で再び第9と第10の硬貨通路54、55
へ振り分ける場合、硬貨振分レバー23の動きはその硬
貨振分に関しては全く無関係であるので、この硬貨振分
レバー23を駆動する駆動手段40の駆動力を連動手段
60を介して硬貨振分レバー24に伝達すれば、硬貨振
分レバー24を駆動するための独立した駆動手段が不要
となり、これにより部品点数等の大幅な削減達成が可能
となる。
施例を詳述する。図1はこの発明に係わる硬貨選別装置
10の概念正面図である。なおこの硬貨選別装置10は
投入硬貨の正偽と、5種類の正貨の金種の選別とを行う
ものである。この硬貨選別装置10は、中央部に配設さ
れたメインプレート11から構成され、このメインプレ
ート11の左上方には硬貨投入口12が形成されてい
る。この硬貨投入口12は図面の右方向に傾斜した第1
の硬貨通路13に連通しており、この第1の硬貨通路1
3の途中には、所定間隔を設け相対向し配設された発振
及び受信コイルとからなる硬貨判別手段14が配設され
ている。なおこの硬貨判別手段14により第1の硬貨通
路13を通過する硬貨の正偽と、正貨とみなされた硬貨
の金種とが判別される。一方、前記第1の硬貨通路13
の終端13a直後には、第1の硬貨通路13から転送さ
れた硬貨を正偽貨に振分ける正偽貨振分レバー15が配
設され、この正偽貨振分レバー15により、前記第1の
硬貨通路13の終端13aに転送された硬貨を、偽貨を
案内するメインプレート11の背面に形成された第2の
硬貨通路16と、正貨のみを案内する第3の硬貨通路1
7とに振分ける。なお、前記正偽貨振分レバー15は、
前記硬貨判別手段14の硬貨判定信号に基づき動作する
図示せぬソレノイドプランジャの駆動力によって、常時
は上端15aが拡開する初期位置に停止し、第1の硬貨
通路13から案内された硬貨を前記第2の硬貨通路16
へ案内するように設定されており、また前記硬貨判別手
段14の硬貨判定信号に基づき正貨と判断されると、図
示せぬソレノイドプランジャの駆動力によって、正偽貨
振分レバー15の上端15aがメインプレート11側へ
移動して第2の硬貨通路16を閉塞し、第1の硬貨通路
13を転送する硬貨を第3の硬貨通路17へ振分ける。
一方、図1で示すように前記第3の硬貨通路17の終端
には当該硬貨通路17内に転送された正貨をそれぞれ格
別の硬貨通路へ振り分ける硬貨振分手段20を有する左
下がりに傾斜した第4の硬貨通路18が形成されてい
る。この傾斜した第4の硬貨通路18に配設された硬貨
振分手段20は、常時はこの第4の硬貨通路18の進行
方向を解放し、前記硬貨判別手段14により正貨と判断
された硬貨が転送された際に、この硬貨の進行を金種毎
に第4の硬貨通路18の所定位置で停止させ、同時にこ
の第4の硬貨通路18の底面を金種毎に異なった位置で
解放して硬貨を金種毎に異なった位置の前記硬貨通路1
8の底面から下方へ振り分けるようにしている。この硬
貨振分手段20は、図1からメインプレート11を取り
除いた概念拡大図で示す図2のように、第4の硬貨通路
18の上流から下流に沿って順次配設された3個の略同
一構成の硬貨振分レバー21、22、23と、この各硬
貨振分レバー21、22、23のうち硬貨振分レバー2
3と連動して作動する硬貨振分レバー24とから構成さ
れている。この硬貨振分手段20を構成する各硬貨振分
レバー21、22、23、24は図示のように、従来と
同様に正面形状が略L字形状に形成されている。なお、
各硬貨振分レバー21、22、23、24のうち硬貨振
分レバー21、22、23は略同一構造なので代表する
硬貨振分レバー21についてその詳細構造及び作用を説
明し、他の硬貨振分レバー22、23の詳細構造及びそ
の作用についてはこれを省略する。この硬貨振分レバー
21はメインプレート11の背面側で回動自在となるよ
うに支承されており、またこの硬貨振分レバー21は一
方向に回転した際に第4の硬貨通路18の底面の一部を
構成する傾斜面30と、この傾斜面30の下流端側方か
ら略垂直上方に立設されたゲート31とから構成されて
いる。この硬貨振分レバー21の構成要素のうち傾斜面
30は、図2及び図2のMM概念断面図で示す図3のよ
うにその後端部32が二股となって後方に延設され、さ
らにメインプレート11の背面下方へ向けてL字形状に
折れ曲がり、その先端33はメインプレート11の背面
に固着された軸受部34に軸35を介し回動自在に支承
されている。すなわち上述した正面略L字形状の硬貨振
分レバー21は第4の硬貨通路18の進行方向と平行な
軸35を中心に回動自在に支承されている。なお、図3
で符号36はシュートプレート、37はメインプレート
11の背面に配設されたサブプレートである。一方、上
述した硬貨振分レバー21を第4の硬貨通路18の進行
方向と平行な軸35を中心に回動させる回動手段40
は、図2の要部破断面図で示す図4のように、メインプ
レート11の背面側に固定されたソレノイドプランジャ
41と、このソレノイドプランジャ41の駆動力を硬貨
振分レバー21に伝達するリンク機構42とから構成さ
れている。このうち、ソレノイドプランジャ41は、そ
の駆動軸43を第4の硬貨通路18の高さ方向に沿って
配置する姿勢で、メインプレート11の背面に支承され
ており、また駆動軸43の先端はリンク機構42を介し
硬貨振分レバー21の二股となって延設された後端部3
2と連結している。なお、このソレノイドプランジャ4
1の駆動軸43は、第4の硬貨通路18の高さ方向に向
け(図4の上下方向に)動作する。また、リンク機構4
2は、一端が駆動軸43の先端に固着された断面コの字
形状リンク44からなり、このリンク44の他端44a
は硬貨振分レバー21の一対の後端部32間に差し渡さ
れて支承された軸45と係合している。なお、リンク4
4は、ソレノイドプランジャ41の駆動軸43ととも
に、第4の硬貨通路18の高さ方向に向け動作する。上
述した回動手段40によると、図4で示すようにソレノ
イドプランジャ41の駆動軸43が第4の硬貨通路18
の高さ方向に向けて下方へ移動すると、リンク44は該
駆動軸43とともに第4の硬貨通路18の高さ方向に向
けて下方へ移動し、これにより硬貨振分レバー21は、
該リンク44からなるリンク機構42を介して軸35を
中心に反時計方向へ回転するので、硬貨振分レバー21
のゲート31が図面左側へ移動して第4の硬貨通路18
の硬貨進行方向を解放し、かつ傾斜面30がメインプレ
ート11から突出して硬貨振分レバー21直下に形成さ
れた第5の硬貨通路50の入口を閉塞する。また、図4
と同一部分を同一符号で示す図5のように、ソレノイド
プランジャ41の駆動軸43が第4の硬貨通路18の高
さ方向に向けて上動すると、リンク44は該駆動軸43
とともに第4の硬貨通路18の高さ方向に向けて上動
し、これにより硬貨振分レバー21は、該リンク44か
らなるリンク機構42を介して軸35を中心に時計方向
へ回転するので、硬貨振分レバー21のゲート31がメ
インプレート11側へ移動し、当該ゲート31により第
4の硬貨通路18の硬貨進行方向が閉塞され、かつ硬貨
振分レバー21の傾斜面30がメインプレート11内に
吸引されて第4の硬貨通路18の底面、すなわち第5の
硬貨通路50の入口が解放される。従って、上述した硬
貨振分レバー21によると、図1で示す硬貨判別手段1
4の硬貨判定信号に基づき第4の硬貨通路18を転送す
る硬貨が第5の硬貨通路50へ振り分ける硬貨ではない
と判定した場合は、図4で示すように、その判定信号に
基づきソレノイドプランジャ41の駆動軸43が第4の
硬貨通路18の高さ方向に向けて下動して、硬貨振分レ
バー21を図示の位置に位置決めするので、第4の硬貨
通路18を転送する硬貨は硬貨振分レバー21を通過
し、さらに第4の硬貨通路18の下流へ振分けられるこ
ととなる。また、第4の硬貨通路18を転送する硬貨が
図1で示す硬貨判別手段14により第5の硬貨通路50
へ振り分ける硬貨であると判定した場合は、その判定信
号に基づき図5で示すようにソレノイドプランジャ41
が第4の硬貨通路18の高さ方向に向けて上動し、硬貨
振分レバー21を図示の位置に位置決めするので、第4
の硬貨通路18を転送する硬貨はこの硬貨振分レバー2
1のゲート31によりその進行が阻止され、かつ第5の
硬貨通路50の入口が解放されるので、その硬貨は第5
の硬貨通路50へ振り分け案内されることとなる。従っ
て、上述した構成の硬貨振分レバー21、22、23に
よると、硬貨振分レバーを従来の如くメインプレート1
1に対し垂直方向へ出没動作させるのではなく、第4の
硬貨通路18の進行方向に平行な軸35を中心として回
転動作させるので、その作動ストロークが短く、従って
メインプレート11の背面には硬貨振分レバー21、2
2、23を回転させるためのスペースを確保すればよい
ので、その分硬貨選別装置10の奥行き方向に対する薄
型化が可能となる。さらに、この硬貨振分レバー21、
22、23では、該硬貨振分レバー21、22、23を
駆動する各ソレノイド41を、その駆動軸43が第4の
硬貨通路18の高さ方向に沿って配置されるように配設
するとともに、該駆動軸43を、第4の硬貨通路18の
高さ方向に向け動作するリンク44からなるリンク機構
42を介して、各硬貨振分レバー21、22、23に連
結しており、これにより硬貨振分レバー21、22、2
3を、第4の硬貨通路18の高さ方向に向け動作する駆
動軸43とリンク44とによって、軸35を中心に回動
させてメインプレート3に対し出没させ、第4の硬貨通
路18の進行方向の解放および閉塞、および各硬貨通路
50、51、52の解放および閉塞を行うようにしてい
るから、各硬貨振分レバー21、22、23を動作させ
るために、ソレノイドプランジャ41の駆動軸43とリ
ンク43とを第4の硬貨通路18の高さ方向と垂直方向
に向け動作させない分、メインプレート11の背面に確
保すべき各硬貨振分レバー21、22、23の作動スト
ロークを可及的に短くすることができ、これにより硬貨
選別装置の奥行き方向の距離を十分に短くすることがで
きるので、硬貨選別装置を一層可及的に薄型にすること
ができる。なお、図1で示すように硬貨振分レバー21
の配置位置よりも下流の第4の硬貨通路18に配設され
た硬貨振分レバー22は、硬貨振分レバー21と同様に
硬貨判別手段14の硬貨判定信号に基づき、第4の硬貨
通路18を転送する硬貨を硬貨振分レバー22直下に形
成された第6の硬貨通路51と、第4の硬貨通路18の
下流へのいずれか一方へ振分ける。また、図1で示すよ
うに硬貨振分レバー22の配置位置よりもさらに下流の
第4の硬貨通路18に配設された硬貨振分レバー23
は、硬貨振分レバー21と同様に硬貨判別手段14の硬
貨判定信号に基づき第4の硬貨通路18を転送する硬貨
を、硬貨振分レバー23の直下に形成された第7の硬貨
通路52と、第4の硬貨通路18の下流に連設された第
8の硬貨通路53のいずれか一方へ振分けるものであ
る。一方、図1で示すように第6の硬貨通路51に振り
分けられた硬貨を、さらに第9と第10の硬貨通路5
4、55へ振り分ける硬貨振分レバー24は図6で示す
ように連動手段60を介し硬貨振分レバー23と連動し
て駆動される。この連動手段60は図6及び図6の要部
概念断面図で示す図8のように、メインプレート11に
固着された軸61を中心に回動自在に支承された正面略
への字形状のアーム62から構成されており、このへの
字形状のアーム62の一端62aは、図6の要部概念断
面図で示す図7のようにリンク機構42を構成するリン
ク44の延設された下端44bに突設された軸44cに
回動自在に支承されている。またこのへの字形状のアー
ム62の他端62bには図6で示すように長溝62cが
形成され、その長溝62cは図8で示すように硬貨振分
レバー24を第6の硬貨通路51の進行方向と平行に配
設された軸70を中心に回動自在に支承する当該軸70
に対し直角方向に延設されたピン71と係合している。
上述した連動手段60によると、図7で示すように硬貨
振分レバー23の駆動手段40であるソレノイドプラン
ジャ41が駆動されて駆動軸43が上動し、硬貨振分レ
バー23を軸35を中心に時計方向に回転させて、図示
の位置に位置決めさせると、図6で示す連動手段60の
への字形状のアーム62が軸61を中心に時計方向へ回
転し、このためへの字形状のアーム62の他端62bに
より図8で示すように硬貨振分レバー24はピン71を
介し軸70を中心に時計方向へ回転し、図示の位置に位
置決めされる。すなわち、この図8で示す硬貨振分レバ
ー24の位置では、第6の硬貨通路51の進行方向が閉
塞され、第10の硬貨通路55の入口が解放される。ま
た上述した連動手段60によると、図9で示すようにソ
レノイドプランジャ41が駆動されて駆動軸43が下動
し、図9の要部概念断面図で示す図10の位置へ硬貨振
分レバー23が位置決めされると、図9で示すように連
動手段60のへの字形状のアーム62は軸61を中心に
反時計方向に回転し、このためへの字形状のアーム62
の他端62bにより硬貨振分レバー24は、図9の要部
概念断面図で示す図11のようにピン71を介し軸70
を中心に反時計方向へ回転し、図示の位置に位置決めさ
れる。すなわち、この図11で示す硬貨振分レバー24
の位置では、第6の硬貨通路51の進行方向が解放さ
れ、第10の硬貨通路55の入口が閉塞される。上述し
た硬貨振分レバー23、24及び連動手段60によると
一つの硬貨振分レバー23を駆動する駆動手段40(図
7)により、二つの硬貨振分レバー23、24をそれぞ
れ独立に駆動することができる。つまり、図1で示すよ
うに第6の硬貨通路51に振り分けられた硬貨を硬貨振
分レバー24で再び第9と第10の硬貨通路54、55
へ振り分ける場合、硬貨振分レバー23の動きはその硬
貨振分に関しては全く無関係であるので、この硬貨振分
レバー23を駆動する駆動手段40の駆動力を連動手段
60を介して硬貨振分レバー24に伝達すれば、硬貨振
分レバー24を駆動するための独立した駆動手段が不要
となり、これにより部品点数等の大幅な削減達成が可能
となる。
【発明の効果】以上説明したように、この発明の硬貨選
別装置では、硬貨振分レバーを駆動するソレノイドを、
その駆動軸が傾斜硬貨通路の高さ方向に沿って配置され
るように配設するとともに、該駆動軸を、傾斜硬貨通路
の高さ方向に向け動作するリンクからなるリンク機構を
介して、硬貨振分レバーに連結し、硬貨振分レバーを、
傾斜硬貨通路の高さ方向に向け動作する駆動軸とリンク
とによって、軸を中心に回動させて、傾斜硬貨通路の進
行方向の解放および閉塞、および該傾斜硬貨通路の下方
に形成された硬貨通路の解放および閉塞を行うようにし
ているから、メインプレートの背面に確保すべき硬貨振
分レバーの作動ストロークが、ソレノイドプランジャの
駆動軸とリンクとを傾斜硬貨通路の高さ方向と垂直方向
に向け動作させない分、可及的に短くなり、これにより
硬貨選別装置の奥行き方向の距離を十分に短くすること
ができるので、硬貨選別装置を可及的に薄型にすること
ができる。
別装置では、硬貨振分レバーを駆動するソレノイドを、
その駆動軸が傾斜硬貨通路の高さ方向に沿って配置され
るように配設するとともに、該駆動軸を、傾斜硬貨通路
の高さ方向に向け動作するリンクからなるリンク機構を
介して、硬貨振分レバーに連結し、硬貨振分レバーを、
傾斜硬貨通路の高さ方向に向け動作する駆動軸とリンク
とによって、軸を中心に回動させて、傾斜硬貨通路の進
行方向の解放および閉塞、および該傾斜硬貨通路の下方
に形成された硬貨通路の解放および閉塞を行うようにし
ているから、メインプレートの背面に確保すべき硬貨振
分レバーの作動ストロークが、ソレノイドプランジャの
駆動軸とリンクとを傾斜硬貨通路の高さ方向と垂直方向
に向け動作させない分、可及的に短くなり、これにより
硬貨選別装置の奥行き方向の距離を十分に短くすること
ができるので、硬貨選別装置を可及的に薄型にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係わる硬貨選別装置の概念正
面図。
面図。
【図2】図2はこの発明に係わる硬貨振分レバーの概念
正面図。
正面図。
【図3】図3は図2のMM断面図。
【図4】図4は図2の要部概念断面図。
【図5】図5は図2の要部概念断面図。
【図6】図6は連動手段の概念正面図。
【図7】図7は図6の要部概念断面図
【図8】図8は図6の要部概念断面図。
【図9】図9は連動手段の概念正面図。
【図10】図10は図9の要部概念断面図。
【図11】図11は図9の要部概念断面図。
【図12】図12は従来の硬貨選別装置の要部概念斜視
図。
図。
【図13】図13は図12の要部概念断面図。
【図14】図14は従来の硬貨選別装置の要部概念斜視
図。
図。
【図15】図15は図14の要部断面図。
【図16】図16は従来の硬貨選別装置の作用を示す概
念斜視図。
念斜視図。
【図17】図17は従来の硬貨選別装置の作用を示す概
念斜視図。
念斜視図。
10…硬貨選別装置 18…硬貨通路(傾斜硬貨通路) 21、22、23、24…硬貨振分レバー 30…傾斜面 31…ゲート 41…ソレノイドプランジャ 42…リンク機構
Claims (2)
- 【請求項1】傾斜硬貨通路の途中に配設され、該傾斜硬
貨通路を通過する硬貨を進行方向下流と、該傾斜硬貨通
路の下方に形成された硬貨通路とのいずれか一方に振り
分ける正面略L字形状の硬貨振分レバーを有する硬貨選
別装置であって、前記正面略L字形状の硬貨振分レバー
を前記傾斜硬貨通路の進行方向と平行な軸を中心に回動
自在に支承させ、該軸を中心に前記硬貨振分レバーを一
方向へ回転させることにより前記傾斜硬貨通路の進行方
向を解放し、かつ該傾斜硬貨通路の下方に形成された前
記硬貨通路の入口を閉塞させるとともに、前記軸を中心
に前記硬貨振分レバーを他方向へ回転させることにより
前記傾斜硬貨通路の進行方向を閉塞し、かつ該傾斜硬貨
通路の下方に形成された前記硬貨通路の入口を解放させ
るようにした硬貨選別装置において、 硬貨の正偽と正貨の金種とを判別する硬貨判別手段の硬
貨判別信号に基づき駆動するソレノイドプランジャを、
その駆動軸が前記傾斜硬貨通路の高さ方向に沿って配置
されるように配設するとともに、該駆動軸を、前記傾斜
硬貨通路の高さ方向に向け動作するリンクからなるリン
ク機構を介して前記正面略L字形状の硬貨振分レバーに
連結し、該正面略L字形状の硬貨振分レバーを、前記傾
斜硬貨通路の高さ方向に向け動作する前記ソレノイドプ
ランジャの前記駆動軸と前記リンクとにより前記軸を中
心に回動させて、前記傾斜硬貨通路の進行方向の解放お
よび閉塞、および該傾斜硬貨通路の下方に形成された前
記硬貨通路の解放および閉塞を行うようにしたことを特
徴とする硬貨選別装置。 - 【請求項2】前記正面略L字形状の硬貨振分レバーは前
記傾斜硬貨通路の底面を構成する傾斜面と、この傾斜面
の下流端側方から略垂直上方に立設されたゲートとから
なることを特徴とする請求項(1)記載の硬貨選別装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03995094A JP3148789B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 硬貨選別装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03995094A JP3148789B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 硬貨選別装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07249140A JPH07249140A (ja) | 1995-09-26 |
JP3148789B2 true JP3148789B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=12567250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03995094A Expired - Fee Related JP3148789B2 (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 硬貨選別装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148789B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018198010A (ja) * | 2017-05-24 | 2018-12-13 | グローリー株式会社 | 硬貨分岐装置および硬貨処理装置 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP03995094A patent/JP3148789B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07249140A (ja) | 1995-09-26 |
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