JP3148332U - インナー型帽子 - Google Patents

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芳正 亀井
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Abstract

【課題】従来の作業用ヘルメットを始め、ニット製、布製または合成樹脂製等の帽子にそのまま使用することができ、経済的に優れ、洗濯にも耐えて繰り返し使用でき、かつ、消臭効果を有するインナー型帽子を提供する。【解決手段】インナー型帽子1を微粉末の竹炭がスプレーコーティングされた不織布11のコーティング部13を内側にして形成し、インナー型帽子1の縁部は頭部側に折り返された折り返し部17を有し、該折り返し部17の全周または一部には伸縮性のある紐帯が添着された伸縮部19を有する構成とした。【選択図】図1

Description

本考案は、ニット製、布製または合成樹脂製等の帽子の下に着用されるインナー型の帽子に関する。
建設作業等で使用される作業用ヘルメットは、半球状の合成樹脂製の帽体と、帽体の内部に装着されるインナー部材とから構成されていて、このインナー部材は、帽体と作業者の頭部との間に適切な間隙を保つためのヘッドバンド部材と、このヘッドバンド部材からハンモック状に吊り下げられるハンモック部材とから構成され、着用に際しては、ヘッドバンド部材やハンモック部材が直接頭部に当接する構造となっている。
上記のような構造の作業用ヘルメットは通気性に欠け、作業中に吹き出た汗がそのまま顔を流れ落ちるために、作業中、作業員はこの流れ落ちる汗をタオル等で拭きとっている。このため、作業能率が落ちるとともに、汗によりインナー部材に悪臭が発生する場合がある。
また、作業用ヘルメットの着用に際しては、ヘッドバンド部材等が直接頭部に当接することを防止するために、紙製等のインナー型の帽子を直接頭部に装着して、その上から作業用ヘルメットを着用することが行われる場合がある。
このような背景のもとに、作業中に吹き出た汗をタオルなどで拭き取る無駄を省き、蒸れのない清潔な状態の保持する作業用ヘルメットの考案が特許文献1に開示されている。また、作業用ヘルメットの下に着用することによって、作業用ヘルメットの着座性およびヘルメットの着用感を改善するとともに頭部からの発汗を吸収するインナー型の帽子の考案が特許文献2に開示されている。
特開2007−217845号公報 特開2003−342823号公報
特許文献1に開示のインナー部材は、作業者の頭頂部に当接するハンモック部材の頂部とヘッドバンドの前頭部に当接する前頭接触部の面には、汗の流れ落ち防止性と通気性を確保して配設された吸汗性を有する複数の凸部を備え、ハンモック部材の頂部の凸部は木炭の微粉末を非定着状態で保持した不織布から構成されている。このため、従来の作業用ヘルメットに対してこのインナー部材を使用する場合には、インナー部材を交換しなければならず、かつ、当該インナー部材は従来型のものよりもコスト高となる。
また、特許文献2に開示のインナー型帽子は、吸汗性と伸縮性とを有する柔軟な布地材料から、作業者の頭部周囲を取り巻く吸汗帯部と頭髪を押え込む半球形のキャップ部とを形成し、これを一体化して無鍔の帽体形のインナー型帽子とし、このインナー型帽子は、吸汗帯部が略作業者の額の位置となるように頭部に着用し、この上に作業用ヘルメットを着用することとしている。このため、当該インナー型帽子は、頭部からの発汗を吸収するという機能しか有せず、作業用ヘルメットから発する悪臭を防いだり、消したりすることはできない。
そこで、本考案は、従来の作業用ヘルメットを始め、ニット製、布製または合成樹脂製等の帽子にそのまま使用することができ、経済性に優れ、洗濯にも耐えて繰り返し使用でき、かつ、消臭効果を有するインナー型帽子を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1に係るインナー型帽子は、帽子の下に着用される半球形状のインナー型の帽子であって、不織布で形成されるとともに該不織布の頭部側は微粉末の炭がスプレーコーティングされている、ことを特徴としている。なお、不織布の頭部側とは頭部に接する側をいう。
また、本願請求項2に係るインナー型帽子は、請求項1に記載のインナー型帽子であって、前記炭は竹炭である、ことを特徴としている。
そして、本願請求項3に係るインナー型帽子は、請求項1または請求項2に記載のインナー型帽子であって、前記インナー型の帽子は雌雄一対の面ファスナーを介して前記帽子に固着される、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項4に係るインナー型帽子は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインナー型帽子であって、前記インナー型の帽子の縁部は頭部側に折り返された折り返し部が形成されている、ことを特徴としている。なお、帽子の縁部とは、帽子の開放部を下に向けたときの下端に位置する縁部をいう。
また、本願請求項5に係るインナー型帽子は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインナー型帽子であって、前記インナー型帽子の縁部の全周または一部には伸縮性のある紐帯が添着された伸縮部が形成されている、ことを特徴としている。
そして、本願請求項6に係るインナー型帽子は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインナー型帽子であって、前記半球形状は複数の小片の不織布を相互に縫合することにより成形され、該縫合は該小片の不織布の辺の縁部同士を重ね合わせて縫合し、さらに縫合した該縁部を該小片の不織布に重ね合わせて縫合した、ことを特徴としている。
本考案は、上記構成により以下の効果を奏する。
(1)本考案に係るインナー型帽子は、微粉末の炭がスプレーコーティングされている不織布で形成されていて、該微粉末の炭が使用者の頭部に接するようになっている。このため、
(ア)使用者の頭部の汗を吸収するとともに、頭部の臭いも消すことができる消臭効果を奏する他、炭に由来する抗菌・防カビ効果、血行促進効果を奏する。
(イ)微粉末の炭をスプレーコーティングした不織布を使用しているため洗濯が可能であるとともに、通気性も良く、また、洗濯により微粉末の炭の各効果が回復する。
(2)微粉末の炭を竹炭とすることにより、以下の効果を奏する。すなわち、
(ア)竹炭は小さな孔が無数に存在するハニカム構造となっていて、ガス吸着力や抗菌力に優れているので、消臭効果や抗菌効果がより高くなる。
(イ)さらに、竹炭は天日干しなどの外部エネルギーが加わると吸着していたものを放出する還元性をもっているため、天日干しすることにより、消臭機能等の回復を図ることができる。
(3)本考案に係るインナー型帽子と帽子とを雌雄一対の面ファスナーを介して固着することにより、ニット製、布製または合成樹脂製等の帽子の如何に拘らず帽子との着座性が向上する。
(4)本考案に係るインナー型帽子の縁部に形成された折り返し部により、縁部の剛性が高くなってインナー型帽子の形状がしっかりと保持される。
(5)折り返し部の全周または一部には伸縮性のある紐帯が添着されているため、いわばフリーサイズとなって、使用者個々の頭部の大きさの違いに関係なく使用することができる。なお、着用者が快適に使用するためには、伸縮性のある紐帯は帯状のものが好ましく、後頭部側に位置させるようにすると良い。
(6)複数の小片の不織布を相互に縫合してインナー型帽子を成形する場合に、各小片の不織布の辺の縁部同士を重ね合わせて縫合し、さらにこの縁部を小片の不織布に重ね合わせて縫合することにより縫合部分の強度が高くなり、インナー型帽子の形状が崩れることなく複数の洗濯に耐えることができる。
本考案を実施するための最良の形態に係る実施例について、図1ないし図3に基づいて説明する。ここで、図1は、実施例に係るインナー型帽子の側面から見た斜視図であり、図2は、実施例に係るインナー型帽子の見上げ図であり、図3は、実施例に係るインナー型帽子の縫合説明図である。
図1ないし図3において、符号1は実施例に係るインナー型帽子、符号11は小片の不織布、符号13は竹炭コーティング部、符号15はインナー型帽子縁部、符号17は折り返し部、符号19は伸縮部、符号21は縫合線、である。なお、図3における山括弧付きの番号は、小片の不織布11を区別するために付した仮番号である。
インナー型帽子1は、微粉末の竹炭をスプレーコーティングした小片の不織布11、11、・・・を縫合することにより形成される。
実施例では、小片の不織布11の形状は、左右の辺が外側に膨らんだ二等辺三角形を呈していて、この6枚の二等辺三角形の左右の辺同士を、縫合線21に沿って縫合することにより半球状に形成されている。なお、インナー型帽子1を形成する小片の不織布11は、6枚に限定されないことは勿論であり、また、小片の不織布11は、必ずしも外側に膨らんだ二等辺三角形でなくとも良く、パッチワークのように様々な形状とすることもできる。
ここで、実施例における縫合方法について図3を基に説明する。
(1)小片の不織布11〈1〉ないし11〈3〉の3枚の二等辺三角形の左右の辺同士を縫合して平面から見た形状を半円形にする。
(2)縫合は、隣接する小片の不織布11の辺の縁部同士を重ね合わせて縫合するが、この縫合は2本針オーバーロック式としている(図のA、B部分)。これにより小片の不織布11の小口部分が縫い糸により保護されるとともに、二重縫合となって、2枚の小片の不織布11は、より強固に縫着されるようになる。さらにこの縁部を小片の不織布11側に折り曲げて重ね合わせて本縫いにより縫合していて(図のC部分)、いわば、三重縫合になっている。
(3)さらに、小片の不織布11〈4〉ないし11〈5〉の3枚の二等辺三角形の左右の辺同士を縫合して平面から見た形状を半円形にし、先に縫合して半円形した直線部分同士を(2)の縫合方法で縫合する。
以上により、6枚の小片の不織布11は半球状に形成される。
小片の不織布11、11、・・・を縫合して形成された半球状の開放部の周縁を、微粉末の竹炭がスプレーコーティングされた竹炭コーティング部13側に折り返すことにより折り返し部17が形成されるとともに、インナー型帽子縁部15が形成される。
さらに、インナー型帽子縁部15に沿って形成された折り返し部17の一部には、平ゴムが挿着されていて伸縮部19が形成されている。
なお、竹炭コーティング部13を内側としたときのインナー型帽子縁部15の外側に沿って、雄型の面ファスナー(図示外)の小片を固着するとともに、ニット製、布製または合成樹脂製等の帽子の縁部の内側の前記雄型の面ファスナーに対応する位置に雌型の面ファスナーの小片を固着するようにしても良い。また、面ファスナーを介してインナー型帽子1を、帽子に固着するようにした場合には、折り返し部17は無くても良く、折り返し部17が無い方が帽子にインナー型帽子1が良く馴染むことになる。
つぎに、インナー型帽子1の使用方法例およびその作用について説明する。
インナー型帽子1は、竹炭コーティング部13を内側にして使用する。使用者は伸縮部19を後頭部側に位置するようにして被り、その上から、たとえば、作業用ヘルメットを着用してあご紐を締める。あご紐付きの帽子ではあご紐を締めることにより、帽子がインナー型帽子1を介して使用者の頭部にしっかりと固定される。
あご紐のないニット製、布製等の帽子では、インナー型帽子縁部15の外側に沿って固着された雄型の面ファスナーと帽子の縁部の内側に固着された雌型の面ファスナーを係着して一体化させた後に着用すると、インナー型帽子1は帽子にしっかりと固定されて、帽子との着座性が向上する。
インナー型帽子1を帽子の下に着用することにより、使用者の頭部の汗は不織布に吸収され、吸収された汗に基づく悪臭や菌の増殖は、微粉末の竹炭のガス吸着力や抗菌力により防ぐことができる。また、インナー型帽子1は、複数の小片の不織布11を縫合することにより形成されるため、経済性に優れ、既製のすべての帽子の構造や構成を変えることなく使用することができる。
図1は、実施例に係るインナー型帽子の側面から見た斜視図である。 図2は、実施例に係るインナー型帽子の見上げ図である。 図3は、実施例に係るインナー型帽子の縫合説明図である。
符号の説明
1 インナー型帽子
11 小片の不織布
13 竹炭コーティング部
15 インナー型帽子縁部
17 折り返し部
19 伸縮部
21 縫合線

Claims (6)

  1. 帽子の下に着用される半球形状のインナー型の帽子であって、不織布で形成されるとともに該不織布の頭部側は微粉末の炭がスプレーコーティングされている、ことを特徴とするインナー型帽子。
  2. 前記炭は竹炭である、ことを特徴とする請求項1に記載のインナー型帽子。
  3. 前記インナー型の帽子は雌雄一対の面ファスナーを介して前記帽子に固着される、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインナー型帽子。
  4. 前記インナー型の帽子の縁部は頭部側に折り返された折り返し部が形成されている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインナー型帽子。
  5. 前記インナー型帽子の縁部の全周または一部には伸縮性のある紐帯が添着された伸縮部が形成されている、ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインナー型帽子。
  6. 前記半球形状は複数の小片の不織布を相互に縫合することにより成形され、該縫合は該小片の不織布の辺の縁部同士を重ね合わせて縫合し、さらに縫合した該縁部を該小片の不織布に重ね合わせて縫合した、ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインナー型帽子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3182158U (ja) * 2012-08-24 2013-03-14 千津留 信田 帽子インナー

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